JP2923556B1 - Alcパネル製品の注文書作成装置及び方法 - Google Patents

Alcパネル製品の注文書作成装置及び方法

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JP2923556B1 JP15388698A JP15388698A JP2923556B1 JP 2923556 B1 JP2923556 B1 JP 2923556B1 JP 15388698 A JP15388698 A JP 15388698A JP 15388698 A JP15388698 A JP 15388698A JP 2923556 B1 JP2923556 B1 JP 2923556B1
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晋 平林
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Abstract

【要約】 【課題】 装飾を付加したALCパネル製品の仕様の制
限を効率よくチェックすることができる低コストな注文
書作成装置及び方法を提供できるようにする。 【解決手段】 本発明のALCパネル製品の注文書作成
装置は、装飾の無いALCパネル製品の仕様を制限する
製品制限データが該各ALCパネル製品ごとに格納され
た製品制限テーブル21と、装飾を付加したときのAL
Cパネル製品の仕様を制限する装飾制限データが各装飾
ごとに格納された装飾制限テーブル22と、装飾を付加
したALCパネル製品の注文データを製品制限テーブル
21及び装飾制限テーブル22によってチェックする注
文データチェック手段(ステップS44,S45)とを
備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたALC
(軽量気泡コンクリート)パネル製品の注文データが製
品の仕様の規格に適合しているかどうかをチェックする
注文書作成装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に図18及び図19に示すALCパ
ネル製品Pを指定するには、少なくとも、製品の材質や
製法に応じて付けられた製品名や製品コード、パネルサ
イズ(パネル厚さT、パネル幅W、パネル長さL)、A
LCパネル製品Pの表面に付加される装飾Fの名称(以
下、「装飾名」という。)、その装飾情報(装飾Fのパ
ネル端部からの開始位置等)、目地J(パネルの長辺小
口形状)、許容荷重、ALCパネル製品Pを建物の躯体
等に固定するためのアンカーAの位置(以下、「アンカ
ー位置」という。)等を指定する必要がある。ここで、
ALCパネル製品Pは、その材質や製法等によって製造
可能なパネルサイズが異なっているため、ALCパネル
製品Pに対応してパネルサイズの制限が設けられてい
る。そして、ALCパネル製品Pに装飾Fが付加される
場合は、その装飾Fによってもパネルサイズの制限が異
なってくる。
【0003】図20に示すように、従来のALCパネル
製品Pの注文書作成装置90は、製品名、パネルサイズ
の制限、付加可能な装飾名、該装飾の装飾情報、形成可
能な目地名、荷重、アンカー位置等よりなる製品制限レ
コードが各ALCパネル製品に対応して記憶された製品
制限テーブル91を備えている。そして、製品名等の注
文データが入力されると、まず、その製品名に対応した
製品制限レコードが製品制限テーブル91から読み出さ
れ、これに基づいて注文データがチェックされる。注文
データが製品制限テーブル91の内容に適合していない
とエラーが検出され、その旨表示される。入力された注
文データにエラーが検出されなければ、該注文データを
所定の注文書形式でプリンタ92からプリント出力でき
るようになっている。
【0004】この注文書作成装置90を使用したALC
パネル製品Pの注文方法について説明すると、注文書作
成装置90は例えば営業部門に設置され、該部門の担当
者によって注文書作成装置90に注文データが入力され
る。入力された注文データは、注文書作成装置90によ
り所定の注文書形式でプリンタ92からプリント出力さ
れる。プリント出力された注文書は通信回線94を介し
て受注部門へファクシミリ93で送信される。受注部門
ではファクシミリ95で注文書を受信すると、該部門の
担当者によってその内容が受注用のホストコンピュータ
96にキーボード等の入力装置で入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にパネルサイズの制限はALCパネル製品Pに装飾Fを
付加する場合に異なってくるが、この場合を網羅する制
限データを設けようとすると、データ量が膨大になる。
具体的には、装飾の無いALCパネル製品Pのパネルの
長さは、ALCパネル製品P、その用途、パネル厚さ
T、及び、許容荷重の組合せによって異なり、例えば、
製品が50種、用途が10種、パネル厚さTが10種、
許容荷重が50種あるとすると、前記製品制限レコード
の数は、50(製品の種類数)×10(用途の種類数)
×10(パネル厚さの種類数)×50(許容荷重の種類
数)=250,000個になる。そして、装飾Fが20
0種あるとすれば、製品制限レコードの数は、装飾Fの
種類数(200)倍の50,000,000個にもなる
のである。このため、注文書作成装置90に多大な記憶
容量と処理能力を備えさせなければならず、コストが掛
かるという問題がある。また、このようにデータ量が膨
大になると、製品仕様が変更された場合のメンテナンス
に多大な手間が掛かるという問題も発生する。
【0006】このため、従来は、パネルサイズの制限に
ついては、装飾Fの無いALCパネル製品Pについての
もののみを格納することでデータ量を減らし、もって、
注文書作成装置90の記憶容量及び処理能力を低く抑
え、そのコストを低減していた。従って、注文書作成装
置90ではALCパネル製品Pに装飾Fを付加した場合
の制限についてはチェックすることができず、装飾Fを
付加する場合は、カタログ、製品仕様書等の規格資料を
参照等することによってその場合の制限を考慮して営業
部門の担当者が注文データを入力しなければならず、面
倒であった。
【0007】さらに、装飾Fを付加した場合は規格外の
パネルサイズであってもエラーが検出されずに入力が許
容されるため、受注用のホストコンピュータ96に入力
するとき等の後の段階で誤りが見つかる場合がある。そ
して、この場合は営業部門で注文書を修正し、再度ファ
クシミリ93で送信しなければならず、誤りの修正に手
間と時間が掛かるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、上記課題を解決し、装飾
を付加したALCパネル製品の仕様の制限を効率よくチ
ェックすることができる低コストな注文書作成装置及び
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のALCパネル製品の注文書作成装置は、装
飾の無いALCパネル製品の仕様を制限する製品制限デ
ータが該各ALCパネル製品に対応して格納された製品
制限テーブルと、装飾を付加したときのALCパネル製
品の仕様を制限する装飾制限データが各装飾に対応して
格納された装飾制限テーブルと、装飾を付加したALC
パネル製品の注文データを前記製品制限テーブル及び前
記装飾制限テーブルによってチェックする注文データチ
ェック手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】ここで、「ALCパネル製品」としては、
特に限定されないが、平板状のALCパネル製品や、断
面L字状のコーナーパネル製品を例示できる。また、
「装飾」とは、ALCパネル製品の表面に形成する凹凸
形状をいう。この装飾は、特に限定されないが、ALC
パネル製品の表面が切削加工されることによって形成さ
れることが多い。
【0011】前記製品制限データとしては、装飾の無い
ALCパネル製品の仕様を制限するデータであれば特に
限定されない。また、前記装飾制限データとしては、装
飾を付加したときのALCパネル製品の仕様を制限する
データであれば特に限定されない。
【0012】前記注文データチェック手段は、前記製品
制限テーブルに格納された製品制限データと、前記装飾
制限テーブルに格納された装飾制限データとから、両制
限データを共に満たすチェック用制限データを抽出し、
装飾を付加したALCパネル製品の注文データを前記チ
ェック用制限データによってチェックすることが好まし
い。
【0013】前記チェック用制限データとしては、特に
限定されないが、次の態様を例示できる。 (1)前記製品制限データで制限される範囲と、前記装
飾制限データで制限される範囲との重複範囲に制限をす
るものである態様。 (2)前記製品制限データで制限される選択肢と、前記
装飾制限データで制限される選択肢との重複選択肢に制
限をするものである態様。
【0014】前記チェック用制限データを記憶するチェ
ック用制限データ記憶手段を備えることが好ましい。ま
た、前記チェック用制限データ記憶手段に記憶された内
容を変更するチェック用制限データ変更手段を備えるこ
とが好ましい。
【0015】前記注文書作成装置は、ALCパネル製品
の受注用ホストコンピュータに通信回線を介して接続さ
れ、作成した注文データを該ホストコンピュータに送信
するようにすることができる。
【0016】前記通信回線としては、特に限定されない
が、公衆電話回線、専用回線等の広域ネットワークや、
ローカルエリアネットワーク等を例示でき、これらの回
線の信号伝送方式としてはデジタル方式やアナログ方式
等を例示できる。
【0017】前記注文書作成装置は、該装置を識別する
ための識別データを注文データに含めるようにすること
ができる。前記識別データは暗号化されることが好まし
い。
【0018】また、本発明のALCパネル製品の注文書
作成方法は、装飾の無いALCパネル製品の仕様の制限
データである製品制限データが該各ALCパネル製品に
対応して格納された製品制限テーブルと、装飾を付加し
たときのALCパネル製品の仕様を制限するデータであ
る装飾制限データが各装飾に対応して格納された装飾制
限テーブルとを使用し、装飾を付加したALCパネル製
品の注文データをチェックするステップを含んでいる。
【0019】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な媒体は、装飾の無いALCパネル製品の仕様の制限デ
ータである製品制限データが該各ALCパネル製品に対
応して格納された製品制限テーブルと、装飾を付加した
ときのALCパネル製品の仕様を制限するデータである
装飾制限データが各装飾に対応して格納された装飾制限
テーブルとを使用し、装飾を付加したALCパネル製品
の注文データをチェックするステップを含むALCパネ
ル製品の注文書作成方法をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録している。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図17は本発明を具体化し
た実施形態のALCパネル製品Pの注文書作成装置1及
び方法を示し、図18及び図19はALCパネル製品P
を示している。この注文書作成装置1はCPU(中央処
理装置)2を備え、該CPUにはコンピュータ読み取り
可能な媒体としてのROM(読み出し専用メモリ)3、
RAM(ランダム読み書き可能メモリ)4及びハードデ
ィスク装置5が内部バス(図示略)を介して接続されて
いる。また、CPU2には、入出力インターフェース6
を介して、入力装置としてのマウス7及びキーボード
8、入出力可能なリムーバルディスクドライブとしての
FD(フロッピーディスク)ドライブ9、表示装置10
等が接続されている。この注文書作成装置1は営業部門
に設置され、通信回線11を介して受注部門のホストコ
ンピュータ12に接続されている。なお、ROM3、R
AM4、ハードディスク装置5の内容は、FDドライブ
9を介してコンピュータ読み取り可能な媒体としてのフ
ロッピーディスク13にバックアップすることができる
ようになっている。
【0021】注文書作成装置1のハードディスク装置5
には、OS(オペレーティングシステム)等の制御プロ
グラム、注文書作成処理(後述、ステップS40)のプ
ログラムが格納されており、これらは注文書作成装置1
の電源が投入されるとRAM4に読み込まれて実行され
るようになっている。また、ハードディスク装置5に
は、同処理で使用される基本テーブル群15(メイン製
品テーブル16、使用用途テーブル17、パネル厚さテ
ーブル18、装飾テーブル19、許容荷重テーブル2
0)、製品制限テーブル21、装飾制限テーブル22、
基本目地テーブル23、及び、禁止目地テーブル24が
格納されており、さらに、ホストコンピュータ12から
受信する受付可能状況テーブル25が格納されるように
なっている。
【0022】マイクロコンピュータのRAM4には、注
文書作成処理(ステップS40)の実行中に入力される
物件データ及び部位データをそれぞれ格納するための物
件データエリア29及び部位データエリア30、同実行
中に生成されるチェック用制限データを格納するための
チェック用制限データ記憶手段としてのチェック用制限
データエリア31、同実行中に入力されるパネルデータ
を格納するパネルデータエリア32、その他の作業エリ
アが設けられている。なお、物件データエリア29、部
位データエリア30及びパネルデータエリア32にそれ
ぞれ格納される物件データ、部位データ及びパネルデー
タが注文データとしてホストコンピュータ12に送信さ
れる。
【0023】メイン製品テーブル16は、図2に示すよ
うに、製品名欄16a、製品コード欄16b、使用用途
フラグ欄16c、パネル厚さフラグ欄16d、基本目地
フラグ欄16e、装飾フラグ欄16f、及び、許容荷重
フラグ欄16gを備えたレコード16Rの集合となって
おり、該レコードは各製品Pに対応して設けられてい
る。製品名欄16aには、例えば「一般パネル」、「D
DDパネル」などの製品Pの名称が格納される。製品コ
ード欄16bには、前記製品Pに対して割り当てられた
製品コードが格納される。使用用途フラグ欄16cに
は、後述する使用用途テーブル17のいずれかの使用用
途フラグが格納されている。パネル厚さフラグ欄16d
には、後述するパネル厚さテーブル18のいずれかのパ
ネル厚さフラグが格納されている。基本目地フラグ欄1
6eには、後述する基本目地テーブル23中のいずれか
の基本目地フラグが格納されている。装飾フラグ欄16
fには、後述する装飾テーブルのいずれかの装飾フラ
グ、又は、装飾Fを付加できないことを意味する「0」
が格納されている。許容荷重フラグ欄16gには、後述
する許容荷重テーブル20のいずれかの許容荷重フラグ
が格納されている。
【0024】使用用途テーブル17は、図3に示すよう
に、フラグ欄17a及びリスト欄17bを備えたレコー
ド17Rの集合となっており、該レコードは各使用用途
フラグごとに設けられている。フラグ欄17aには使用
用途フラグが格納され、リスト欄17bには該使用用途
フラグに対応する使用用途のリストが格納される。例え
ば、使用用途フラグが「1」であれば「屋根」用、
「2」であれば「縦壁」用、「3」であれば「縦壁」又
は「横壁」用という使用用途が格納されている。以下同
様に、パネル厚さテーブル18は、図4に示すように、
パネル厚さフラグが格納されるフラグ欄18aと、該パ
ネル厚さフラグに対応するパネル厚さT(単位はmm)
のリストが格納されるリスト欄18bとを備えたレコー
ド18Rの集合となっている。装飾テーブル19は、図
5に示すように、装飾フラグが格納されるフラグ欄19
aと、該装飾フラグに対応する装飾タイプのリストが格
納されるリスト欄19bとを備えたレコード19Rの集
合となっている。許容荷重テーブル20は、図6に示す
ように、許容荷重フラグが格納されるフラグ欄20a
と、該許容荷重フラグに対応する許容荷重(単位はkg
/F)のリストが格納されるリスト欄20bとを備えた
レコード20Rの集合となっている。
【0025】製品制限テーブル21は、装飾Fの無いA
LCパネル製品Pの仕様を制限する製品制限データが該
各ALCパネル製品Pに対応して格納されたものであ
る。具体的には、図7に示すように、製品コード欄21
a、使用用途欄21b、許容荷重欄21d、パネル長さ
制限欄21e、パネル幅制限欄21f、及び、アンカー
位置制限欄21gを備えたレコード21Rの集合となっ
ている。このレコード21Rは、条件としての製品P、
その製品Pの使用用途、その製品Pのパネル厚さT、及
び、その製品Pの許容荷重ごとに設けられており、該各
レコード21Rには、その条件を備えた装飾Fの無いA
LCパネル製品Pの仕様を制限する製品制限データとし
てパネル長さ制限、パネル幅制限、及び、アンカー位置
制限が格納されている。なお、上記条件は例示であって
特に限定されない。同じく上記製品制限データは例示で
あって、装飾Fの無いALCパネル製品Pの仕様を制限
するデータであれば特に限定されない。
【0026】製品コード欄21aには、メイン製品テー
ブル16のいずれかのレコード16Rの製品コード欄1
6bに格納されたコードが格納される。使用用途欄21
bには、該レコード16Rの使用用途フラグ欄16cに
格納された使用用途フラグに対応するいずれかの使用用
途(使用用途テーブル17から得る。)が格納される。
パネル厚さ欄21cには、同レコード16Rのパネル厚
さフラグ欄16dに格納されたパネル厚さフラグに対応
するいずれかのパネル厚さ(パネル厚さテーブル18か
ら得る。)が格納される。許容荷重欄21dには、同レ
コード16Rの許容荷重フラグ欄16gに格納された許
容荷重フラグに対応するいずれかの許容荷重(許容荷重
テーブル20から得る。)が格納される。パネル長さ制
限欄21eには、そのレコード21Rの製品コード欄2
1a、使用用途欄21b、及び、許容荷重欄21dにそ
れぞれ格納された製品コード、使用用途、許容荷重を備
えた製品Pのパネル長さLの最小値、最大値及びこれら
の間のピッチが格納される(いずれも単位はmm)。具
体的には、600,4100,10と格納されている場
合は、600mm〜4100mmの範囲において10m
mピッチで指定できることを示している。パネル幅制限
欄21fには、パネル幅Wの最小値、最大値及びこれら
の間のピッチがパネル長さ制限欄21eと同様に格納さ
れる。アンカー位置制限欄21gには、パネル長さL方
向の端部からの距離で表わしたアンカーAの位置の最小
値、最大値及びこれらの間のピッチがパネル長さ制限欄
21eと同様の形式で格納されている。
【0027】装飾制限テーブル22は、装飾Fを付加し
たときのALCパネル製品Pの仕様を制限する装飾制限
データが各装飾Fに対応して格納されたものである。具
体的には、図8に示すように、装飾名欄22a、パネル
厚さ欄22b、禁止目地フラグ欄22c、パネル長さ制
限欄22d、パネル幅制限欄21e、及び、装飾制限欄
22fを備えたレコード22Rの集合となっている。こ
のレコード22Rは、条件としての装飾Fを示す装飾
名、及び、その装飾Fを付加する製品Pのパネル厚さT
ごとに設けられており、該各レコード22Rには、その
条件を備えた装飾Fを付加したときのALCパネル製品
Pの仕様を制限する装飾制限データとして禁止目地フラ
グ、パネル長さ制限、パネル幅制限、及び、装飾制限が
格納されている。なお、上記条件は例示であって特に限
定されない。同じく上記装飾制限データは例示であっ
て、装飾Fを付加したときのALCパネル製品Pの仕様
を制限するデータであれば特に限定されない。
【0028】装飾名欄22aには装飾テーブル19のい
ずれかのレコード19Rに格納された装飾タイプに属す
る装飾名が格納される。パネル厚さ欄22bには、その
レコード22Rの装飾名欄22aに格納された装飾名の
装飾Fを付加して製造し得るパネル厚さTが格納され
る。禁止目地フラグ欄22cには、そのレコード22R
の装飾名欄22a及びパネル厚さ欄22bにそれぞれ格
納された装飾名の装飾F及びパネル厚さを備えた製品P
に形成不可能な目地Jを示す禁止目地フラグ(後述する
禁止目地テーブル24より得る。)が格納される。パネ
ル長さ制限欄22d及びパネル幅制限欄22eには、製
品制限テーブル21のパネル長さ制限欄21e及びパネ
ル幅制限欄21fと同様の形式で同製品Pのパネル長さ
制限及びパネル幅制限が格納される。装飾制限欄22f
には、同製品について、パネルの長さL方向の端部から
の距離で表わした装飾開始位置の最少値、最大値及びこ
れらの間のピッチがパネル長さ制限欄21eと同様の形
式で格納されている。
【0029】基本目地テーブル23は、図9に示すよう
に、基本目地フラグが格納されるフラグ欄23aと、該
基本目地フラグに対応する製品Pに形成可能な目地Jの
リストが格納されるリスト欄23bとを備えたレコード
23Rの集合となっている。同様に、禁止目地テーブル
24は、図10に示すように、禁止目地フラグが格納さ
れる禁止目地フラグ欄24aと、該禁止目地フラグに対
応する製品Pに形成不可能な目地Jのリストが格納され
るリスト欄24bとを備えたレコード24Rの集合とな
っている。
【0030】以上のように構成されたALCパネル製品
Pの注文書作成装置1の注文書作成処理(ステップS4
0)について、図13に示すフローチャートに沿って説
明する。なお、以下において、単に「表示」というとき
は表示装置10に表示することを示している。また、単
に「指定」、「入力」、又は「ボタンを押下」というと
きは、マウス7又はキーボード8で「指定」、「入
力」、又は、「ボタンを押下」することを表わしてい
る。
【0031】注文書作成装置1は、まず、受注部門のホ
ストコンピュータ12から通信回線11を介して図12
に示す受付可能状況テーブル25を受信し、ハードディ
スク装置5に格納する(ステップS41)。この受付可
能状況テーブル25は、ホストコンピュータ12によっ
て毎日更新されているもので、納入日が格納される納入
日欄25aと、該納入日欄25aに格納された納入日に
おける各製品の納入可否を示す納入可否欄25bとを備
えたレコード25Rの集合である。例えば、製品コード
0001の製品Pは当日(図12では平成10年3月2
5日)に発注すると、平成10年4月4日以降であっ
て、同年4月10日から4月14日までの間を除いた日
に納入できることが示されている。
【0032】次いで、物件に関するデータを入力する画
面(図示略)を表示し、物件名、納入場所、連絡先電話
番号、取り扱い代理店等の物件に関するデータである物
件データを入力させ、物件データエリア29に格納する
(ステップS42)。
【0033】次いで、部位データを入力させる(ステッ
プS43)。このステップでは、まず、図14に示す部
位データの一覧画面50を表示する。この画面50に
は、各部位ごとに、その一覧表の行番号を表示する行番
号表示欄51aと、該部位に使用される製品名が表示さ
れる製品名表示欄51bと、該部位が発注されたかどう
かを表示する発注表示欄51cと、該部位の納入日を示
す納入日表示欄51dとを含む部位データの一覧表51
が表示されている。また、一覧表51の下側には、本画
面を閉じるためのクローズボタン52が設けられてい
る。
【0034】部位データの一覧表51のいずれかの空行
が指定されると、図15に示す新規部位データの入力画
面60を表示する。この画面には、納入日の入力欄61
a、製品名の入力欄61b、製品コードの入力欄61
c、使用用途の入力欄61d、パネル厚さの入力欄61
e、装飾名の入力欄61f、及び、許容荷重の入力欄6
1gが設けられるとともに、すべての入力欄61へのデ
ータを確定するためのOKボタン62と、同データを取
り消すためのキャンセルボタン63とが設けられてい
る。
【0035】各入力欄61にデータが入力され、OKボ
タン62が押下されると、入力された部位データのチェ
ックを開始する。まず、入力欄61b,61cに入力さ
れた製品名及び製品コードについては、メイン製品テー
ブル16にこれらを含むレコード(該当レコード)16
Rxを検索し、検索できればよく、検索できなければエ
ラーとして入力欄61b、61c内の文字を例えば赤色
で点滅させて他欄と区別表示する(以下、「エラー表
示」というときは、このように該当入力欄内の文字を区
別表示させることをいう。)。そして、入力欄61dに
入力された使用用途については、該当レコード16Rx
の使用用途フラグを含む使用用途テーブル17のレコー
ド17(該当レコード)Rxを検索し、同レコード17
Rxの使用用途リストに入力された使用用途が含まれて
いればよく、含まれていなければエラー表示をする。こ
れと同様に、入力欄61e,61f,61gのパネル厚
さ、装飾及び許容荷重についても、各入力データを含む
該当レコード18Rx,19Rx,20Rxをそれぞれ
パネル厚さテーブル18、装飾テーブル19、許容荷重
テーブル20から検索し、同レコードのリストに入力デ
ータが含まれていればよく、含まれていなければエラー
表示をする。また、入力欄61aに入力された納入日に
ついては、受付可能状況テーブル25の納入日欄25a
を検索し、該納入日を含む該当レコード25Rxに製品
コード入力欄61cに格納された製品コードの納入可否
欄25bに納入可能である旨のデータが格納されていれ
ばよく、納入不可能である旨のデータが格納されていれ
ばエラーを表示する。なお、ALCパネル製品Pに装飾
Fを付加しないときは、装飾名入力欄61fに装飾名を
入力しなくてもよい。
【0036】例えば、製品名及び製品コードとして、そ
れぞれ「DDDパネル」及び「0013」が入力された
とすると、注文書作成装置1はメイン製品テーブル16
を検索して該当レコード16Rxを見つける。そして、
該レコード16Rxに格納された使用用途フラグが3で
あるため、使用用途テーブル17の該当レコード17R
xより、使用用途入力欄61dへの入力データを「縦
壁」か「横壁」に制限する。同じくパネル厚さフラグが
2であるため、パネル厚さテーブル18の該当レコード
18Rxより、パネル厚さ入力欄61eへの入力データ
を100か120に制限する。同じく装飾フラグが4で
あるため、装飾テーブル19の該当レコード19Rxよ
り、装飾名入力欄61fへの入力を「MA」、「Y
A」、「YMA」、又は、「YTC」のいずれかの装飾
タイプに属する装飾名に制限する。同じく許容荷重フラ
グ16gが4であるため、許容荷重テーブル20の該当
レコード20Rxより、許容荷重入力欄61gへの入力
を、120、140、160、180、又は、200の
いずれかに制限する。また、製品コードが0013であ
るため、受付可能状況テーブル25より、納入日入力欄
61aへの入力を平成10年4月の8日、9日、15日
又は21日以降に制限する。
【0037】なお、以上におけるすべてのエラー表示が
なくなるまでは、OKボタン62が押されても次のステ
ップS44には進まないようになっている。また、以上
においては、各入力欄61にデータが入力された直後
に、そのデータをチェックするようにしてもよい。ま
た、各入力欄61にデータを入力しようとすると、入力
可能なデータのリストを表示して、選択させるようにし
てもよい。また、OKボタン62とは別にチェック用の
ボタンを設け、該ボタンが押されると、入力されたデー
タをチェックするようにしてもよい。
【0038】エラーが検出されない部位データが部位デ
ータの入力画面60で入力され、OKボタン62が押さ
れると、該部位データを部位データエリア30に格納す
る。例えば、エラーが検出されない部位データとして、
製品名が「DDDパネル」、製品コードが「001
3」、使用用途が「縦壁」、パネル厚さが「120」、
装飾名が「YMA−N012」、許容荷重が「12
0」、納入日が「4月15日」になるように入力たもの
として、以下の説明を続ける。
【0039】次いで、チェック用制限データを生成し、
該制限データを図11に示すチェック用制限データエリ
ア31に格納する(ステップS44)。このチェック用
制限データエリア31は、基本目地フラグ欄31a、禁
止目地フラグ欄31b、パネル長さ制限欄31c、パネ
ル幅制限欄31d、装飾制限欄31e、及び、アンカー
位置制限欄31fを備えている。
【0040】基本目地フラグ欄31aには、メイン製品
テーブル16の前記該当レコード16Rxの基本目地フ
ラグの内容を格納する。禁止目地フラグ欄31bには、
装飾テーブル19の前記該当レコード19Rxの禁止目
地フラグの内容を格納する。
【0041】パネル長さ制限欄31cには、製品制限テ
ーブル21に格納された製品制限データと、装飾制限テ
ーブル22に格納された装飾制限データとから、両制限
データを共に満たすチェック用パネル長さ制限データを
次のように抽出して格納する。まず、部位データエリア
30の製品コード、使用用途、パネル厚さ、及び許容荷
重が含まれた製品制限テーブル21のレコード(該当レ
コード)21Rxを検索し、見つけた該当レコード21
Rxのパネル長さ制限欄21eからパネル長さ制限を得
る。これとともに、部位データエリア30の装飾名及び
パネル厚さが含まれた装飾制限テーブル22のレコード
22(該当レコード)Rxを検索し、見つけた該当レコ
ード22Rxのパネル長さ制限欄22dからパネル長さ
制限を得る。
【0042】そして、チェック用パネル長さ制限の最小
値及び最大値としては、製品制限テーブル21で得たパ
ネル長さ制限の最小値及び最大値から制限される範囲
と、装飾制限テーブル22で得たパネル長さ制限の最小
値及び最大値から制限される範囲との重複範囲に制限を
するものを採用する。具体的には、チェック用パネル長
さの最小値については、製品制限テーブル21で得たパ
ネル長さの最小値と、装飾制限テーブル22で得たパネ
ル長さの最小値とのいずれか大きい方を採用し、チェッ
ク用パネル長さの最大値については、製品制限テーブル
21で得たパネル長さの最大値と、装飾制限テーブル2
2で得たパネル長さの最大値とのいずれか小さい方を採
用する。
【0043】また、チェック用パネル長さ制限のピッチ
としては、製品制限データ21で得たパネル長さ範囲の
ピッチによる制限のもとで入力可能なパネル長さの選択
肢と、装飾制限テーブル22で得たパネル長さ範囲のピ
ッチによる制限のもとで入力可能なパネル長さの選択肢
との重複選択肢に制限をするものを採用する。具体的に
は、製品制限テーブル21で得たパネル長さ制限のピッ
チと、装飾制限テーブル22で得たパネル長さ制限のピ
ッチとの最小公倍数をチェック用パネル長さのピッチに
採用する。
【0044】なお、部位データエリア30の装飾名欄が
空欄になっているときは、製品制限テーブル21の該当
レコード21Rxのパネル長さ制限欄21eから得たパ
ネル長さ制限をチェック用パネル長さ制限に採用する。
【0045】このチェック用パネル長さ制限と同様に、
パネル幅制限欄31dに格納するチェック用パネル幅制
限も、前記該当レコード21Rxに格納されたパネル幅
制限と、前記該当レコード22Rxに格納されたパネル
幅制限とから生成する。また、装飾制限欄31eには、
装飾制限テーブル22の前記該当レコード22Rxの装
飾制限の内容を格納し、アンカー位置制限欄31fに
は、製品制限テーブル21の前記該当レコード21Rx
のアンカー位置制限の内容を格納する。
【0046】前述の例のように製品コード、使用用途、
パネル厚さ、装飾名、及び、許容荷重として、それぞれ
「0013」、「縦壁」、「120」、「YMA−N0
12」、及び、「120」が入力された場合について具
体的に説明すると、チェック用制限データの基本目地フ
ラグについては、メイン製品テーブル16の該当レコー
ド16RxよりT1となる。その他のチェック用制限デ
ータについては、まず、製品制限テーブル21及び装飾
制限テーブル22を検索してそれぞれ該当レコード21
Rx及び22Rxを見つける。そして、チェック用制限
データの禁止目地フラグについては、前記該当レコード
22RxよりN2となる。チェック用制限データのパネ
ル長さ制限の最小値については、前記該当レコード21
Rxではパネル長さ制限の最小値が600で、前記該当
レコード22Rxではパネル長さ制限の最小値が700
であるので、大きい方の値である700を採用する。チ
ェック用制限データのパネル長さ制限の最大値について
は、前記該当レコード21Rxではパネル長さ制限の最
大値が4920で、前記該当レコード22Rxではパネ
ル長さ制限の最大値が3500であるので、小さい方の
値である3500を採用する。チェック用制限データの
パネル長さ制限のピッチについては、前記該当レコード
21Rxのピッチと、前記該当レコード22Rxのピッ
チとが共に10であるので、それらの最小公倍数である
10を採用する。これと同様にして、チェック用制限デ
ータのパネル幅制限については、その最小値、最大値、
及び、ピッチとしてそれぞれ300、600、300を
採用する。装飾制限については、前記該当レコード22
Rxに格納されたものを採用し、アンカー位置制限につ
いては前記該当レコード21Rxに格納されたものを採
用する。これらの結果、チェック用制限データエリア3
1に格納されたデータを図11に示す。
【0047】このチェック用制限データエリア31は前
述のようにRAM4内に設けられており、注文書作成装
置1はその内容を変更することにより、製品制限テーブ
ル21及び装飾制限テーブル22の内容を直接変更する
ことなく、特別仕様品の注文データを入力するための一
時的な制限を設定することを可能ならしめるチェック用
制限データ変更手段を備えている。なお、特別仕様品の
注文データを許可された者にのみ入力可能にするため
に、パスワードを入力しなければ制限データを変更でき
ないようにしている。
【0048】このように制限データを生成すると、パネ
ルデータを入力させる(ステップS45)。このステッ
プでは、まず、図16に示すパネルデータの入力画面7
0を表示する。この画面70には、パネルデータの一覧
表72が表示されており、該表72は、その表の行番号
を表示する行番号表示欄72aと、パネル長さLを入力
するパネル長さ入力欄72bと、パネル幅Wを入力する
パネル幅入力欄72cと、目地Jを入力する目地入力欄
72dと、パネルの枚数を入力するパネル枚数入力欄7
2eと、装飾Fの開始位置を入力する装飾データ入力欄
72fと、アンカーAの位置を入力するアンカー位置入
力欄72gとを含んでおり、各行ごとに、一種類のパネ
ルデータを入力することができるようになっている。ま
た、この画面70には、入力するパネルが属する部位の
情報(製品名、製品コード、使用用途、パネル厚さ、装
飾名、許容荷重)を表示する部位データ表示欄71と、
この画面を閉じるためのクローズボタン73とが設けら
れている。
【0049】このパネルデータの入力画面70におい
て、いずれかの欄72が指定されると、その欄72にパ
ネルデータを直接入力することができるようにする。パ
ネル幅W、パネル長さL、装飾データ、又は、アンカー
位置が入力されると、すぐに、その値がそれぞれチェッ
ク用制限データエリア31に格納されたパネル幅制限、
パネル長さ制限、装飾データ、アンカー位置に適合して
いるかどうかをチェックし、適合していないときは、エ
ラー表示をする。また、目地Jが入力されると、すぐ
に、チェック用制限データエリア31に格納された基本
目地フラグを含むレコード23(該当レコード)Rxを
基本目地テーブル23から検索する。これとともにチェ
ック用制限データエリア31に格納された禁止目地フラ
グを含むレコード(該当レコード)24Rxを禁止目地
テーブル24から検索する。そして、入力された目地J
が、基本目地テーブル23の見つけたレ該当コード23
Rxのリストに含まれていなかったり、禁止目地テーブ
ル24の見つけた該当レコード24Rxに含まれていた
りすると、エラーを表示する。
【0050】例えば、図11に示すチェック用制限デー
タの場合を説明すると、パネル長さとしては700〜3
500mmの範囲内において10mmピッチで入力で
き、パネル幅としては300〜600mmの範囲内にお
いて300mmピッチで入力できる。また、目地として
は、「FG」、「JJ」、「EJ」、「JE」、「E
E」を入力することができる。これは、基本目地フラグ
及び禁止目地フラグがそれぞれT1及びN2であるた
め、基本目地テーブル23の該当レコード23Rxに含
まれる目地から、禁止目地テーブル24の該当レコード
24Rxに含まれる目地を除くと得られる。また、装飾
データとしては、25〜300mmの範囲内において2
5mmピッチで入力でき、アンカー位置としては80〜
720mmの範囲内において10mmピッチで入力でき
る。
【0051】なお、以上においては、クローズボタン7
3が押されたときや、別にチェック用のボタンを設け該
ボタンが押されたときに、各欄72に入力されたデータ
をチェックするようにしてもよい。また、各欄72にデ
ータを入力しようとすると、入力可能なデータのリスト
を表示して、選択させるようにしてもよい。
【0052】以上のステップS44及びS45が装飾F
を付加したALCパネル製品Pの注文データを製品制限
テーブル21及び装飾制限テーブル22によってチェッ
クする注文データチェック手段である。
【0053】以上の部位データ及びパネルデータの入力
(ステップS43〜S45)がエラーなく終了すると、
図17に示すように部位データの一覧画面50に入力さ
れた部位データの一覧を表示する。この画面50で、発
注する部位(一覧表51の部位データが表示されている
行であって、その発注表示欄51cが空欄となっている
行)を選択してホストコンピュータ12への送信を指示
が入力されると、注文書作成装置1の識別記号及び注文
書作成処理(ステップS40)のプログラムのバージョ
ンを暗号化した識別データを作成する(ステップS4
6)。そして、物件データエリア29、部位データエリ
ア30、及び、パネルデータエリア32にそれぞれ格納
された物件データ、部位データ、及び、パネルデータと
ともにこの識別データをホストコンピュータ12に送信
する(ステップS47)。送信が完了すると、部位デー
タ一覧表51の発注した部位の発注表示欄51cに
「済」と表示する。このように注文データは通信回線1
1を介して送信され、ホストコンピュータ12に直接受
信されるので、従来と異なり、営業所で注文書データを
プリントしファクシミリ送信する手間と、受注部門でフ
ァクシミリ受信した注文書をホストコンピュータに入力
する手間を省くことができる。
【0054】この注文データを受信したホストコンピュ
ータ12は、暗号化された識別データによって、注文デ
ータを作成した装置1及びその注文書作成処理(ステッ
プS40)のプログラムのバージョンを特定する。そし
て、受信したデータの内容にエラーが見つからなけれ
ば、ホストコンピュータ12は、受信した注文データの
内容に基づいて、ALCパネル製品Pの製造を指示す
る。なお、識別データは暗号化されているので、暗号が
解読されない限り注文書作成装置1以外の装置によって
識別データが作成されることはなく、注文書作成装置1
以外の装置からホストコンピュータ12に不正な注文デ
ータが送信されるのを防止することができる。
【0055】このように構成されたALCパネル製品P
の注文書作成装置1及び方法によれば、装飾Fの無いA
LCパネル製品Pの仕様を制限する製品制限データが該
各ALCパネル製品Pに対応して格納された製品制限テ
ーブル21と、装飾Fを付加したときのALCパネル製
品Pの仕様を制限する装飾制限データが各装飾Fに対応
して格納された装飾制限テーブル22とを使用し、装飾
を付加したALCパネル製品Pの注文データをチェック
するようになっている。このため、従来と異なり、各A
LCパネル製品Pと各装飾Fとのすべての組み合わせに
ついて制限データを備える必要がなく、制限データを格
納するのに必要な記憶容量を大幅に低減することができ
る。
【0056】例えば、製品が50種、用途が10種、パ
ネル厚さTが10種、許容荷重が50種、装飾Fが20
0種あるとすると([発明が解決しようとする課題]で
説明した例と同一条件)、製品制限テーブル21のレコ
ード数は50(製品の種類数)×10(用途の種類数)
×10(パネル厚さの種類数)×50(許容荷重の種類
数)=250,000個となり、装飾制限テーブル22
のレコード数は200(装飾Fの種類数)×10(パネ
ル厚さの種類数)=2,000個となる。従って、両テ
ーブル21,22のレコード数を合計しても252,0
00個で済み、従来の製品制限テーブル91と比較し
て、約「装飾Fの種類数」分の1、即ち約200分の1
のレコード数で済むのである。
【0057】また、レコードを構成する欄数で比較する
と、上記実施形態の場合であれば、本願発明では、製品
制限テーブル21のレコード21Rを構成する欄は、2
2a〜22fの7個、装飾制限テーブル22のレコード
22Rを構成する欄は、22a〜22fの6個であるた
め、総欄数は、250,000(製品制限テーブル21
のレコード数)×7(レコード21Rの欄数)+2,0
00(装飾制限テーブル22のレコード数)×6(レコ
ード22Rの欄数)=1,762,000個となる。こ
れに対し、従来の製品制限テーブルで同等の制限を格納
するには、製品コード欄、使用用途欄、パネル厚さ欄、
許容荷重欄、パネル長さ制限欄、パネル幅制限欄、アン
カー位置欄、装飾名欄、禁止目地フラグ欄、及び、装飾
制限欄の10個の欄を設ける必要があるため、欄数は、
50,000,000(レコード数)×10(1レコー
ドの欄数)=500,000,000個にもなってしま
う。
【0058】従って、本発明に係るALCパネル製品P
の注文書作成装置では、データ量が少ないため、装飾F
を付加したALCパネル製品の制限データの生成の処理
負荷が少なく、CPU2等の処理能力が高くなくても実
用的な注文書作成装置1を実現することができる。すな
わち、注文書作成装置1のコストを低減することができ
る。
【0059】また、ALCパネル製品Pの仕様が変更さ
れたときは、装飾Fの無い各製品に関するものであれば
製品制限テーブル21のみを修正すればよく、各装飾F
に関するものであれば装飾制限テーブル22のみ修正す
ればよいため、メンテナンスをし易い。
【0060】また、部位データが入力されると、該部位
データに基づいて、製品制限テーブル21と装飾制限テ
ーブル22とから制限データを生成するため、パネルデ
ータを入力するとき(目地の入力を除く。)は、入力ご
とに製品制限テーブル21と装飾制限テーブル22とを
検索する必要がなく、制限データのみに基づいて入力を
チェックすることができるため、処理負荷を低減するこ
とができる。
【0061】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)本発明の注文書作成装置以外の装置(以下、「他
装置」という。)で作成された注文データ(以下、「他
注文データ」という。)を読み込んで注文書データを作
成するようにすること。具体的には、第一実施形態の注
文書作成処理においてデータをキーボード8又はマウス
7で入力するところで、それに代えて他注文データの該
当部分を読み込んで同様の処理をするようにすること。
【0062】(2)装飾Fを付加したコーナーパネル製
品にも適用すること。すなわち、装飾Fの無いALCコ
ーナーパネル製品の仕様を制限する製品制限データが該
各ALCコーナーパネル製品に対応して格納された製品
制限テーブルと、装飾Fを付加したときのALCコーナ
ーパネル製品の仕様を制限する装飾制限データが各装飾
Fに対応して格納された装飾制限テーブルとを設け、上
記実施形態と同様に注文書作成装置及び方法に具体化す
ること。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るAL
Cパネル製品の注文書作成装置及び方法によれば、装飾
を付加したALCパネル製品の仕様の制限を効率よくチ
ェックすることができる低コストな注文書作成装置及び
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態のALCパネル製
品の注文書作成装置を示すブロック図である。
【図2】同装置のメイン製品テーブルを示す図である。
【図3】同装置の使用用途テーブルを示す図である。
【図4】同装置のパネル厚さテーブルを示す図である。
【図5】同装置の装飾テーブルを示す図である。
【図6】同装置の許容荷重テーブルを示す図である。
【図7】同装置の製品制限テーブルを示す図である。
【図8】同装置の装飾制限テーブルを示す図である。
【図9】同装置の基本目地テーブルを示す図である。
【図10】同装置の禁止目地テーブルを示す図である。
【図11】同装置の制限データエリアを示す図である。
【図12】同装置の受付可能状況テーブルを示す図であ
る。
【図13】同装置の注文書作成処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図14】同装置の部位データの一覧画面を示す図であ
る。
【図15】同装置の部位データの入力画面を示す図であ
る。
【図16】同装置のパネルデータの入力画面を示す図で
ある。
【図17】同装置の部位データの一覧画面の別の状態を
示す図である。
【図18】ALCパネル製品の表側を示す斜視図であ
る。
【図19】同製品の裏側を示す斜視図である。
【図20】従来のALCパネル製品の注文書作成装置を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ALCパネル製品の注文書作成装置 11 通信回線 12 ホストコンピュータ 21 製品制限テーブル 22 装飾制限テーブル 31 チェック用制限データエリア S40 注文書作成処理

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾の無いALCパネル製品の仕様を制
    限する製品制限データが該各ALCパネル製品に対応し
    て格納された製品制限テーブルと、 装飾を付加したときのALCパネル製品の仕様を制限す
    る装飾制限データが各装飾に対応して格納された装飾制
    限テーブルと、 装飾を付加したALCパネル製品の注文データを前記製
    品制限テーブル及び前記装飾制限テーブルによってチェ
    ックする注文データチェック手段とを備えたことを特徴
    とするALCパネル製品の注文書作成装置。
  2. 【請求項2】 前記注文データチェック手段は、前記製
    品制限テーブルに格納された製品制限データと、前記装
    飾制限テーブルに格納された装飾制限データとから、両
    制限データを共に満たすチェック用制限データを抽出
    し、装飾を付加したALCパネル製品の注文データを前
    記チェック用制限データによってチェックする請求項1
    記載のALCパネル製品の注文書作成装置。
  3. 【請求項3】 前記チェック用制限データは、前記製品
    制限データで制限される範囲と、前記装飾制限データで
    制限される範囲との重複範囲に制限をするものである請
    求項2記載のALCパネル製品の注文書作成装置。
  4. 【請求項4】 前記チェック用制限データは、前記製品
    制限データで制限される選択肢と、前記装飾制限データ
    で制限される選択肢との重複選択肢に制限をするもので
    ある請求項2記載のALCパネル製品の注文書作成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記チェック用制限データを記憶するチ
    ェック用制限データ記憶手段を備えた請求項2〜4のい
    ずれか一項に記載のALCパネル製品の注文書作成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記チェック用制限データ記憶手段に記
    憶された内容を変更するチェック用制限データ変更手段
    を備えた請求項5記載のALCパネル製品の注文書作成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記注文書作成装置は、ALCパネル製
    品の受注用ホストコンピュータに通信回線を介して接続
    され、作成した注文データを該ホストコンピュータに送
    信する請求項1〜6のいずれか一項に記載のALCパネ
    ル製品の注文書作成装置。
  8. 【請求項8】 前記注文書作成装置は、該装置を識別す
    るための識別データを注文データに含めた請求項7記載
    のALCパネル製品の注文書作成装置。
  9. 【請求項9】 前記識別データは暗号化された請求項8
    記載のALCパネル製品の注文書作成装置。
  10. 【請求項10】 装飾の無いALCパネル製品の仕様の
    制限データである製品制限データが該各ALCパネル製
    品に対応して格納された製品制限テーブルと、 装飾を付加したときのALCパネル製品の仕様を制限す
    るデータである装飾制限データが各装飾に対応して格納
    された装飾制限テーブルとを使用し、 装飾を付加したALCパネル製品の注文データをチェッ
    クするステップを含むALCパネル製品の注文書作成方
    法。
  11. 【請求項11】 装飾の無いALCパネル製品の仕様の
    制限データである製品制限データが該各ALCパネル製
    品に対応して格納された製品制限テーブルと、 装飾を付加したときのALCパネル製品の仕様を制限す
    るデータである装飾制限データが各装飾に対応して格納
    された装飾制限テーブルとを使用し、 装飾を付加したALCパネル製品の注文データをチェッ
    クするステップを含むALCパネル製品の注文書作成方
    法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な媒体。
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