JP2923315B2 - スウェージングツール - Google Patents

スウェージングツール

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JP2923315B2
JP2923315B2 JP1317414A JP31741489A JP2923315B2 JP 2923315 B2 JP2923315 B2 JP 2923315B2 JP 1317414 A JP1317414 A JP 1317414A JP 31741489 A JP31741489 A JP 31741489A JP 2923315 B2 JP2923315 B2 JP 2923315B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D39/00Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders
    • B21D39/04Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders of tubes with tubes; of tubes with rods
    • B21D39/046Connecting tubes to tube-like fittings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、流体管継手等のスウェージング(すスウェ
ージ加工)に使用するスウェージングツールに関する。
流体システムにおけるチューブの連結に使用されるス
ウェージ加工された流体管継手は、特に航空機産業にお
いて長年に亘って使用されている。結合すべき両チュー
ブは、先ず管継手(通常、円筒状のスリーブで構成され
ている)に挿入され、次にスウェージングツールにより
管継手をスウェージ加工して、両チューブの間に流体密
封連結を形成する。スウェージ加工中、管継手はスウェ
ージングツールにより半径方向内方に圧縮される。これ
により、管継手の外面にある環状の隆起部は、平坦化さ
れて管継手の内面に転移される。この結果、チューブに
は環状の凹みが形成され、チューブが管継手に固定され
る。
或る形式のスウェージ加工においては、スウェージ加
工すべき管継手へのアクセスが著しく制限されることが
ある。そのため、スウェージングツールに対しては、ス
ウェージ加工が行えるというだけでなく、管継手にアク
セスできる程に充分コンパクトなものにしたいという要
望が存在する。従来技術による比較的コンパクトなスウ
ェージングツールとして、米国特許第3,848,451号に開
示されたものがあり、このスウェージングツールは、ヨ
ーク内に保持された上ダイ(アッパーダイ)と、ダイホ
ルダによりスウェージングツールに連結された下ダイ
(ロワーダイ)とを有している。ナールドナット(ギザ
付きナット)を緩めることによってヨークを取り外すこ
とができ、これにより、ヨークをスウェージングツール
の残部から分離して、スウェージ加工すべき管継手への
最初の連結を行うことができるようになっている。比較
的コンパクトで使い勝手の良い使用ができるという観点
からすれば、この従来技術によるスウェージングツール
は進歩したものであるが、このツールの能力では管継手
のスウェージ加工が非常に困難であり、特には不可能で
さえあるという状況が依然として存在している。
ツールをよりコンパクトにしたいという要望に加え、
従来のスウェージングツールに関しては多くの問題が存
在している。これらの問題のうちの1つは、スウェージ
加工すべき管継手にスウェージングツールを連結すると
きに、一方のダイが他方のダイに関して正しくない逆向
きに配置されてしまう可能性があることである。このた
め、不完全な、従って信頼性に欠けるスウェージ加工が
行われることがある。同様な問題は、工場においてツー
ル自体に最初に組み付ける場合及び現場で使用する場合
においても発生し、一方のダイが他方のダイに対して逆
向きに配置されることがある。不完全又は欠陥のあるス
ウェージ加工がなされた管継手は、廃棄するか新しい管
継手と交換しなくてはならず、時にはチューブも新しい
ものに換える必要が生じる。かようなことは、材料及び
労働の観点におけるコスト増を招くだけでなく、非能率
的でありかつ関連する故障を増大させることにもなる。
また、既存の多くのスウェージングツールでは、スウ
ェージ加工中に下ダイが回転又はぐらつく傾向があるこ
とが知られている。ダイの回転又はぐらつきが生じる
と、スウェージングツールを破損させることになるだけ
でなく、管継手のスウェージ加工に欠陥をもたらすこと
にもなる。ところが、この問題を有効に防止できる充分
な手段は、今日まで開発されていない。また、スウェー
ジングツールを何回も繰り返して使用することによるツ
ールの摩耗を考慮すると、作業者は、ツールの摩耗によ
り生じるスウェージ加工上の問題を防止するため、時々
ツールを修理又は交換しなければならないが、ツールの
摩耗を知らせる信頼性のある手段は未だ知られていな
い。従来のスウェージングツールに関しては、他にも多
くの問題が存在している。
従って、作業者が直面しているスウェージ加工上の種
々の状況に対応でき、使い勝手が良く、かつサイズがコ
ンパクトなスウェージングツールが要望されている。更
に、両ダイが互いに逆向きに配置されること及びダイが
回転又はぐらつくことを防止でき、かつ、長期間の使用
によるツールの摩耗を知らせることができるスウェージ
ングツールが要望されている。本発明は、これらの要望
及び他の要望を満たすことができ、かつ関連する利点を
もたらすことができるものである。
本発明によれば、2本のチューブを一体に結合すべく
流体管継手等をスウェージ加工するのに使用されるスウ
ェージングツールが提供される。本発明のスウェージン
グツールは2ピース構造に設計されており、これが以下
に述べる他の特徴と相俟って、非常にコンパクトかつ軽
量であり従って窮屈でアクセスし難い場所での管継手の
スウェージ作業を有効に行うことを可能にしている。ま
た、本発明のスウェージングツールは、操作が簡単で、
信頼性のある使用ができ、低コストが製造できることを
意図したものである。
本発明のスウェージングツールは、上ダイに向かって
移動できる下ダイを有しており、両ダイの間でワークピ
ース(被加工部材)をスウェージ加工できるようになっ
ている。ツールのヘッドは、スウェージ加工中に、移動
可能な第2ダイに対して第1ダイを静止状態に保持し、
第2ダイは、ツールシリンダにベースが取り付けられて
いるダイホルダにより支持されるようになっている。ヘ
ッドは、シリンダ(ツールシリンダ)に設けられた1対
の溝と滑り係合(スライド係合)をなして移動できるヘ
ッドの1対の舌部に直接連結されている。舌部及び溝
は、シリンダの長手方向軸線に対して実質的に横方向に
延在していて、シリンダに対してヘッドを迅速に組み付
けかつ分解できるようになっている。
本発明のスウェージングツールは、更に、両ダイを互
いに整合させる手段が設けられている。これらのダイ整
合手段のうちの1つの手段は、前記溝のうちの1つの溝
の長手方向に沿って延在するリブと、対応する舌部の長
手方向に沿って延在するトラフとからなる形態のもので
ある。シリンダにヘッドを組み付けるとき、リブはトラ
フと滑り係合をなして移動できるようになっている。整
合手段のこの特徴により、シリンダに対してヘッドが逆
向きに組み付けられてしまうことが防止され、従って、
下ダイに対して上ダイを正しい方向に組み付けることが
保証される。本発明のダイ整合手段の別の特徴は、シリ
ンダに連結されておりかつシリンダの上面の所定位置に
おいて該上面から突出しているピンを有しており、該ピ
ンが、ダイホルダの下面に設けられた孔内に受け入れら
れるようになっていることである。従って、シリンダに
ダイホルダを組み付けるときに、常に1つの方向のみに
組み付けられるようになる。このため、両ダイを互いに
正しい方向に配向することが保証され、また、スウェー
ジ作業中に下ダイがダイホルダ内で回転することが防止
される。上記のようなピンと孔との組み合わせの別の実
施例では、シリンダが上向きに突出するテーパ状の肩部
を有しており、該肩部がダイホルダの一端に当接するこ
とによってダイホルダがシリンダ上で整合されるように
設計されており、これにより好ましくない回転を防止で
きるようになっている。
シリンダ内では、1対のピストンが下ダイを上ダイに
向けて移動させ、管継手のスウェージ加工を行うように
なっている。シリンダは、隔壁により上方のチャンバと
下方のチャンバとに分割されている。より詳しくは、上
方のチャンバ内で往復運動自在に保持されているヘッド
を備えた上方のピストンが、下方のダイホルダに連結す
べくシリンダのボアを通って摺動自在に延在しているロ
ッドを備えている。下方のチャンバ内で往復運動自在に
保持されたヘッドを備えた下方のピストンは、上方のピ
ストンのヘッドに当接するように隔壁のボアを通って摺
動自在に延在しているロッドを備えている。上下のピス
トンは戻しばね(該戻しばねは、複数の皿ばねを重ね合
わせて構成するのが好ましい)により後退位置に向けて
押圧されている。また第2ピストンは、両ピストンを駆
動すべくシリンダに流体が供給されるときに上下のチャ
ンバを流体連通させるための軸線方向のボアを備えてお
り、これにより下ダイを上ダイに向かって移動させ、ワ
ークピースのスウェージ加工を行うようになっている。
シリンダの下方のチャンバは、該下方のチャンバを閉
鎖すべく隔壁に対向して配置された円筒状の端キャップ
を更に備えている。端キャップは、下方のチャンバの雌
ねじと螺合する雄ねじを備えている。本発明の1つの特
徴によれば、前記円筒状の端キャップに設けられた雄ね
じが外方にテーパしていて、前記端キャップの外径が、
該端キャップの開口端から離れる方向に向かって増大す
るように形成されている。これらのテーパ状のねじは、
普通の定ピッチ法に従って作られたねじに比べ、荷重の
分散を改善することができる。本発明では、下方のチャ
ンバの雌ねじの谷の丸み(root radius)も大きくなっ
ており、また、端キャップのねじの山の頂(crest)は
機械加工により切除されている。このように谷の丸みを
大きくしかつ山の頂を切除したことにより、ねじの故障
によりスウェージングツールが破損することを防止する
ことができる。
両ダイは、各ダイの両端部において、ダイ保持プレー
トによりスウェージングツールに連結されている。ダイ
保持プレートをスウェージングツールに固定する緊締具
(ファスナ)には、該緊締具とダイ保持プレートとの間
に配置された弾性手段が設けられていて、スウェージ加
工中に、緊締具を破損したりダイ保持プレートに損傷を
与えることなくして、管継手が膨張すること及びダイ保
持プレートが移動することを可能にしている。1つの実
施例においては、前記弾性手段は、緊締具の頭部とその
対応するダイ保持プレートの外面との間で直列に配置さ
れた3つの皿ワッシャで構成されている。
スウェージングツールを反復使用することにより、ツ
ールには摩耗が生じる。特に、この摩耗は、ヘッドをシ
リンダに連結すべくヘッドの舌部がシリンダの溝内に嵌
入されている箇所において顕著に生じる。舌部と溝との
組み合わされる面同士の間には僅かな間隙が存在してい
て、両者の組み付け時に相対的なスライド運動が行える
ようになっているため、これらの面はスウェージングツ
ールの使用により徐々に粗面化される。この場合の粗面
化の量は、スウェージングツールの摩耗の程度を決定し
かつ評価するための目視ゲージとして便利に使用するこ
とができる。
本発明のスウェージングツールの別の特徴は、スウェ
ージングツールの組み立て時に該ツールのコンポーネン
ツが損傷を受けることを防止するためのツール挿入ガイ
ドにある。これらのツール挿入ガイドは、例えばシリン
ダに嵌入される面取りされた開口部を備えたスリーブと
して構成されており、ツールのシリンダによって上方の
ピストンが傷付けられることがないようにして容易に挿
入可能にする。また、本発明のスウェージングツールに
は2軸自在継手を設けることができ、これにより、シリ
ンダの軸線に一致する平面内でスウェージングツールが
回転できるようにしかつ自在継手の軸線の回りで円筒状
の経路に従ってツールが動き得るようにすることができ
る。自在継手を設けることにより、スウェージングツー
ルを事実上全ての方向に向けることが可能になり、従っ
て、スペースの制限された場所での管継手のスウェージ
加工を行う能力を向上させることができる。
本発明の他の特徴及び利点は、本発明の原理を例示す
る添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明により明
らかになるであろう。
添付図面に示すように、本発明は、全体を番号10で示
すスウェージングツールに具現化されており、本発明の
スウェージングツール10は、管継手12(第2図)をスウ
ェージ加工して、2本のチューブ14、16を結合するのに
使用することができる。本発明のスウェージングツール
10は下ダイ18を有しており、該下ダイ18は、上ダイ20に
向かって移動して、管継手12のスウェージ加工を行うこ
とができるようになっている。第2図に示すように、管
継手12は、2本のチューブ14、16の端部を受け入れるこ
とができるスリーブであり、ツール10によりスウェージ
加工されたときには両チューブ14、16を接合できるよう
になっている。管継手12がスウェージ加工される前に
は、管継手12は、第2図の右側部分に示すように、滑ら
かな円筒状の内壁22と、凹凸のある形状をもつ外壁24と
を備えている。外壁24は、管継手12の各端部に隣接して
配置されている直径の小さな環状の溝26を備えている。
この溝26から外方に向かって、平らな環状の隆起部28及
び半径方向内方にテーパしているノーズ30が延在してお
り、ノーズ30は管継手12の端部まで延在している。隆起
部28の平らな表面は、スウェージ加工の完了後にチュー
ブ16と管継手12とが相対回転することを防止できるよう
に設計されたものである。
スウェージ作業中に、管継手12はスウェージングツー
ル10の両ダイ18、20により半径方向内方に圧縮される。
これにより、管継手12の内壁22に沿って凹凸の形状が付
与されるため、チューブをきつくグリップすることがで
きる。第2図の左側には、スウェージング作業の完了後
の管継手12が示されており、図示のように、環状の隆起
部28が半径方向内方に押圧されて、管継手12の内壁22に
は環状の凹みが形成されている。チューブ14も、この管
継手12の内壁22に一致する形状に対応してスウェージ加
工されており、これにより、2本のチューブ14、16の永
久的な漏洩防止カップリングが形成される。
第1図及び第2図に示すように、本発明のスウェージ
ングツール10は、1対の同じダイ18、20を有しており、
これらの各ダイは、両端部から内方に延在しているスロ
ットを備えていて、ダイを半径方向に圧縮できるように
なっている。図示の関係から特に下ダイを参照すれば、
各ダイ18、20は、管継手12の一部を受け入れるための湾
曲面34を有しており、該湾曲面34は、ダイの左端から右
端に隣接する位置まで湾曲面34を通って延在している3
つの平行な長手方向のスロット36を備えている。ダイの
湾曲面34を通って長手方向に平行に延在している同様な
別のスロット38も設けられており、これらのスロット38
は、右端から左端に隣接する位置まで内方に延在してい
る。ダイの反対側の端部から内方に延在しているこれら
の2組のスロット36、38は、ダイを半径方向に圧縮でき
る長い曲がり得るエレメントを形成している。所望なら
ば、各ダイ18、20に、3つ以上のスロット36、38を設け
ることができる。また、各ダイの外端部には、対応する
端部に向かって半径方向外方に拡がっている傾斜状すな
わちベベル状部分42が設けられている。これらの及び他
の好ましい特徴を備えたダイは、米国特許第3,848,451
号に開示されている。本発明のスウェージングツール10
はこれらのダイを使用しており、本発明を理解する上で
これ以上の説明は必要ないであろう。
次いで、第1図、第3図及び第4図について説明する
と、ダイホルダ44内には下ダイ18が取り付けられてい
る。ダイホルダ44は、湾曲ダイ(下ダイ)18を受け入れ
るための実質的に円筒状のセグメント48としての輪郭を
有する中央部分を備えた上面46と、この中央の円筒状セ
グメント48の両側のテーパ状の外側部分49とを有してい
る(第4図)。ダイホルダ44はまた、4つの平らな側面
50と、ツールシリンダ53に連結するための平らなベース
52とを有している。下ダイ18は、ダイホルダ44の平らな
両短壁と係合している1対の平らなダイ保持プレート54
を介して、ダイホルダ44に固定されている。ダイ保持プ
レート54は、該プレート54の各端部に設けられた1対の
ねじ56によって下ダイ18に螺着されている。ダイ保持プ
レート54の中央の上縁部には、内方に延在しているフラ
ンジ58が設けられており、該フランジ58は、下ダイ18の
両端部において、ベベル状部分42の上にオーバラップし
て該ベベル状部分42に取り付けられていて、下ダイ18が
ダイホルダ44によって固定保持されるようになってい
る。
上ダイ20は、実質的にU字形をなすヘッド60内に受け
入れられている。ヘッド60は、ダイホルダ44の中央の円
筒状セグメント48と同様に実質的に円筒状をなしている
中央部分62を有しており、湾曲した上ダイ20を受け入れ
ることができるようになっている。ヘッド60の円筒状の
中央部分62の両側には1対のテーパ状の外側肩部63が設
けられており、該肩部63は、スウェージ作業中に、ダイ
ホルダ44のテーパ状の外側部分49と組み合わされて係合
するようになっている。ツールの横軸線に対するこれら
のテーパ状の面49、63の角度は、約30゜である(第4
図)。従来のツールにおいては、これらの面は水平にな
っており、このため、スウェージ加工中に両方の面同士
が接触するときに、好ましくない大きな応力集中が引き
起こされていた。従って従来のツールでは、早期破損を
防止すべくこの領域を補強していたが、この結果、ツー
ルは大型で重いものになっていた。本発明の好ましい実
施例による改良されたテーパ状のツール面49、63によれ
ば、実質的に均一な応力分布を得ることができ、従って
ツールの破損の可能性を低減させることができる。更
に、本発明によればツール10のこの領域を補強する必要
がないので、ツールを小型で軽量化することができる。
1対のダイ保持プレート64がねじ66によってヘッド60
の両端部に連結されていて、ヘッド60内に上ダイ20を固
定している。各上ダイ保持プレート64は内方に延在して
いるフランジ68を有している。該フランジ68は、上ダイ
20の両端部においてベベル状部分42にオーバーラップし
ておりかつ該ベベル状部分42に嵌合されている。第9図
に示しかつ以下に詳細に説明するように、ねじ66の頭部
と上ダイ20の保持プレート64の外表面との間には特別な
ワッシャが介在されており、このため、スウェージ作業
中の管継手12の膨張により、保持プレート64がねじ66に
より破損すなわち損傷を受けることを防止できるように
なっている。
ヘッド60は、テーパ状の外側肩部63及び中央の円筒状
部分62から延在している2つの平行な脚70を有してい
る。これらの脚70は、平らで互いに平行な外面72及び内
面74を備えており、これらの両面72、74の自由端は、内
方に延在している舌部76に終端している。該舌部76は、
湾曲した先端部78と、湾曲した内面80と、実質的に平ら
で平行な外面82とを備えており、両外面82同士の間隔
は、脚70の平らで平行な両外面72同士の間隔よりも小さ
くなっている。舌部76は、ツールシリンダ53に設けられ
た溝84であって舌部76の形状に一致する形状を有してい
る溝84内に受け入れられるようになっている。これらの
溝84は、ツールシリンダ53の長手方向軸線を横切る方向
に延在している。ヘッド60を直接ツールシリンダ53に取
り付けるには、ヘッド60内の上ダイ20が下ダイ18の直ぐ
上に整合するまで、各舌部76の端部を対応する溝84内に
滑入すればよい。
ヘッド60及びツールシリンダ53の上記舌部76と溝84と
による取付け手段は、ヘッド60をツールシリンダ53に直
接連結するのに優れたものであり、従って、両者を連結
するのに、中間ポスト、ナットその他のコンポーネンツ
は必要とされない。このため、本発明によるこの直接的
な滑入形(スライド形)の連結構造によって、従来の公
知のスウェージングツール用いられていた幾つかの特別
な部品を省略することが可能になる。また、この結果、
ツールの軸線方向の長さ及び全体の直径の両方をコンパ
クトにでき、かつ軽量化することができる。更に、これ
らの2つのコンポーネンツ(ヘッド60及びツールシリン
ダ53)の間の連結が確実になると共に、迅速な連結を達
成することができる。本発明によるヘッド60のツールシ
リンダ53への滑入連結構造のその他の利点について、以
下に説明する。
本発明によれば、ツールシリンダ53に対してヘッド60
を整合させるためのヘッド整合手段が設けられていて、
ヘッド60をツールシリンダ53に連結する度毎に、ヘッド
60を適正に配向させてツールシリンダ53に連結できるよ
うになっている。シリンダ53に対してヘッド60を適正に
配向することは、管継手12の適正なスウェージ加工を行
う上で、これらのヘッド60及びシリンダ53により支持さ
れる上下のダイ20、18が、その都度正しく配向されてい
なければならないことから重要なことである。例えば、
もしも上ダイ20が下ダイ18に関して逆向きに配置される
ようなことがあれば、管継手12のスウェージ加工が不完
全すなわち不適正に行われることになるであろう。
本発明のヘッド整合手段は、リブ86及びトラフ88で構
成されており、リブ86は溝84のベースに沿って設けるの
が好ましく、またトラフ88は対応する舌部76の先端部78
に沿って設けるのが好ましい。ヘッド60をシリンダ53に
連結するに際し、舌部76が溝84と滑り係合して移動する
ときに、リブ86がトラフ88内に受け入れられるようにな
っている。このリブ86とトラフ88との組み合わせが、舌
部76及び該舌部76に対応する溝84の一方のみに配置され
ているため、管継手12のスウェージ加工に際しヘッド60
をシリンダ53に組み付けるとき、ヘッド60を逆向きに配
向すること(従って、上下のダイ20、18を逆向きに配向
すること)は不可能になる。もし、ヘッド60をシリンダ
53に対して間違った方向に連結しようと試みても、溝84
に設けられたリブ86によって、トラフ88の設けられてい
ない舌部76の滑入が阻止される。従って、ヘッド60をシ
リンダ53に組み付ける度毎に、両ダイ18、20を正しく配
向させることができる。
ダイホルダ44の平らで平行な側面50は、ヘッド60の脚
70の内面74同士の間を実質的に補完するように嵌入され
る。ダイホルダ44は、第4図に示すように、ダイホルダ
44の開口部92内に嵌入されたボール90(該ボール90は、
脚70の内面74に設けた溝96内に向かってばね94により外
方に押圧されている)により、両脚70の間に保持され
る。溝96は、スウェージ加工中に、ヘッド60及び上ダイ
20を静止状態に保持したまま、下ダイ18及びダイホルダ
44が上ダイ20に向かって移動できるのに充分な距離だけ
軸線方向に延在している。ダイホルダ44のベース52はシ
リンダ53の上面98に当接しており、かつベース52に一致
する形状を有している。
本発明のスウェージングツール10の別の特徴は、ツー
ルシリンダ53に関して下ダイ18及びダイホルダ44を適正
な方向に整合させる手段が設けられていることである。
ヘッド整合手段に関連して説明した上記理由から、スウ
ェージ作業時において、下ダイ18及びダイホルダ44をシ
リンダ53に取り付けるとき、下ダイ18が上ダイ20に関し
て適正な方向に配向されるようにすることは重要なこと
である。この下ダイ整合手段はピン100を有しており、
該ピン100は、所定の位置において、シリンダ53の平ら
な上面98に連結されておりかつ該上面98から突出してい
る。このピン100の配置位置は、シリンダ53の上面98の
中心のコースを除き、シリンダ53の上面98上のどこでも
よいが、ダイホルダ44をシリンダ53に対して容易に位置
決めできるようにするには、上面98の中心から充分に離
れた位置に配置するのが好ましく、上面98の1つの縁部
に隣接した任意の位置が適している。ダイホルダ44のベ
ース52には、ダイホルダ44をシリンダ53に組み付けると
きにピン100を受け入れるための孔102が設けられてい
る。ピン100の長さ及び孔102の深さは、スウェージ加工
中にダイホルダ44がシリンダ53から離れる方向に移動さ
れるときに、ピン100が依然として孔102の中に完全に留
まていることができる充分な大きさに定める。孔102
は、ピン100が孔102内に受け入れられかつダイホルダ52
の縁部がシリンダ53の上面98の縁部に整合するとき、下
ダイ18をシリンダ53上で適正に配向できるように、ダイ
ホルダ44のベース52に配置される。このため、ダイを適
正に整合させるという点に関して、工場の組立て工やス
ウェージングツールの作業者が、当て推量で組み付ける
ということを無くすことができる。
また、上記のピン100と孔102との組み合わせにより、
シリンダ53に対するダイホルダ44の好ましからざる回転
(この回転は、スウェージ作業中に生じることがある)
を防止することができる。第10図に示す本発明の別の実
施例においては、シリンダ53の平らな上面98から突出し
ているテーパ状の肩部103がダイホルダ44の一端に当接
するように設計されていて、シリンダ53に対してダイホ
ルダ44が回転することを防止できるようになっている。
このように回転防止を図ることによって、スウェージン
グツールの寿命及びスウェージ作業の信頼性を向上させ
ることができる。
管継手12のスウェージ加工を行うには、ツールシリン
ダ53内のピストン手段により、下ダイ18を上ダイ20に向
かって移動させる。このピストン手段は、第4図に最も
良く示すように、シリンダ53内に配置された隔壁104を
有しており、該隔壁104は、第1の(すなわち上方の)
シリンダチャンバ106及び第2の(すなわち下方の)シ
リンダチャンバ108を形成している。隔壁104は、中央の
軸線方向の孔110を備えた円筒状のディスクである。隔
壁104の外周縁部には外方に延在している環状肩部112が
設けられており、該環状肩部112は、シリンダ53の内面
に設けられていて上方のチャンバ106への入口を形成し
ていて内方に延在している環状肩部114に嵌合されてい
る。隔壁104は、シリンダ53の外端部を閉鎖する円筒状
の端キャップ118の開口端116により、2つのチャンバ10
6と108との間でシリンダ53の肩部114に固定されてい
る。端キャップ118の開口端116には雄ねじ面120が設け
られており、該雄ねじ面120は、下方のチャンバ108の領
域においてシリンダ53の外端部に設けられた雌ねじ面12
2に螺合できるようになっている。これにより、端キャ
ップ118がシリンダ53内に完全に螺入されたときには、
隔壁104は、端キャップ118の開口端116とシリンダ53の
内面に設けられた内方に延在する肩部114との間に挟ま
れて固定される。端キャップ118の中央には、流体をシ
リンダ53内に導入できるねじ孔124が設けられていて、
スウェージングツール10を、希望に応じて空気圧又は油
圧により作動できるようになっている。端キャップ118
の円筒状の内面は滑らかになっていて、下方のチャンバ
108の側壁を形成していることに注目すべきである。
シリンダ53内には、上方のチャンバ106内の第1ピス
トン(すなわち上方のピストン)126と、下方のチャン
バ108内の第2ピストン(すなわち下方のピストン)128
とからなるダブルピストン構造が設けられている。より
詳しくは、上方のピストン126は、上方のチャンバ106内
で往復運動できるように保持されたヘッド130と、シリ
ンダ53に形成された軸線方向の孔134を通って上方に延
在しておりかつ下ダイ18を支持しているダイホルダ44に
連結されたロッド132とを有している。ロッド132の上端
部は、ダイホルダ44のベース52に形成された凹部136内
に受け入れられていて、複数のスナップリングばね138
によりダイホルダ44に連結されている。上方のチャンバ
106内には、該チャンバ106の上端部と上方のピストンヘ
ッド130との間でロッド132の周囲において戻しバネ140
が配置されている。この戻しばね140は、シリンダ53内
に流体圧力が存在しないときに、隔壁104に対して上方
のピストン126を押し付ける働きをなしている。このた
め、各スウェージ作業の完了時(この完了時において
は、上方のピストン126が上方に移動していて、下ダイ1
8が上ダイ20に向けて移動されている状態にある)に、
下ダイ18が戻しばね140によって隔壁104に対して後退さ
れるようになっている。下方のピストン128は、下方の
チャンバ108内で往復運動できるように保持された円筒
状のヘッド142と、隔壁104の中央に設けられた軸線方向
の孔110を通って上方に延在しているロッド144とを有し
ている。下方のピストン128のロッド144は、上方のピス
トン126のヘッド130に当接している。下方のピストン12
8には軸線方向の通路146が貫通して形成されていて、下
方のチャンバ108と上方のチャンバ106とが流体連通でき
るようになっている。
本発明のスウェージングツール10は上記のダブルピス
トン構造を用いていて、力を増強できるようになってい
る。流体は、端キャップ118の孔124を通って下方のチャ
ンバ108内に流入し、更に通路146を通って上方のピスト
ン126の後ろの領域に流入する。通路148は面取りされた
入口すなわちベベル状の入口148を備えていて、流体が
最初に導入されるときに、下方のピストン128が容易に
上方に移動できるようにしている。端キャップ118に
は、下方のピストン128のヘッド142の下において、環状
の凹部領域150が設けられており、これにより、ヘッド1
42の後ろで流体が一層迅速に蓄積することが可能にな
り、従って、ピストン128の上昇運動を更に容易行わせ
ることができる。流体が通路146を通って上方のピスト
ン126に到達すると、流体は最初に、ヘッド130の後ろの
小さな領域内に蓄積される。この流体は、下方のピスト
ン128が上方に移動するとき(これにより、上方のピス
トン126が隔壁104から持ち上げられる)、ヘッド130の
後ろで該ヘッド130の全体に亘って迅速に分散される。
上記ダブルピストン構造によって、各ピストンのヘッド
の全表面積を有効に利用することができる。重要なこと
は、これにより、流体の圧力を何ら増大させることなく
して、ピストンの力を最大にできることである。この結
果、より小さなサイズのピストン構造を用いることがで
き、これにより、スウェージングツールの直径に関し
て、よりコンパクトで軽量なツールにすることが可能に
なる。
スウェージングツールを最もコンパクトで軽量にする
ためには、戻しばね140として使用するのに、慣用的な
螺旋ばねが必ずしも最も適したものではなく、少数個の
皿ばねを重ね合わせたものが、非常に大きな螺旋ばねに
比べてかなり小さなスペース内で、同じ大きさの荷重を
支持できることが見出された。本発明における戻しばね
すなわち皿ばねのスタック(重ね合わせ体)140は、従
来の螺旋ばねに比べて直径が小さくかつ軽量であるけれ
ども、大きな荷重を支持することができかつ上方のピス
トン126をより迅速に戻すことができる。再度指摘して
おくけれども、この構成は、本発明のスウェージングツ
ール10のサイズ及び重量の減少に貢献するものである。
本発明のスウェージングツール10の使い勝手の良さ
は、2軸自在継手152により更に向上することができ
る。この2軸自在継手152は、第4図に最も良く示すよ
うに、端キャップ118の雌ねじ孔124においてツールシリ
ンダ53のベースに螺着されている。この2軸自在継手15
2は第1自在継手154を備えており、該第1自在継手154
は、シリンダ53の軸線に一致する平面内でスウェージン
グツール10が回転できるようにしている。また、第2自
在継手156は、ツール10が、2軸自在継手152の長手方向
軸線の回りで円筒状の経路に従って運動できるようにし
ている。この2軸自在継手152により、ツール10は実際
に任意の方向に向くことができるようになっている。こ
の特徴は、例えば、狭い場所でスウェージ作業を行う場
合、又は管継手12に対して軸線方向にアクセスすること
が不可能な場合に特に便利である。
スウェージングツール10を反復使用し、比較的大きな
圧力を加えて両ダイ18、20を圧縮することにより、ツー
ル10には徐々に摩耗が生じる。かような摩耗の一例は、
ヘッド60の両脚70(特に、シリンダ53にヘッド60を連結
すべく舌部76が溝84内に嵌着されている箇所)に作用す
る軸線方向の応力による摩耗である。舌部76と溝84との
係合面の間には、両者の組み付けのために互いに滑り運
動(スライド運動)できるようにする僅かな間隙がある
ため、スウェージ作業の度毎に舌部76が溝84に対して摩
擦され、このためにツール10が摩耗が生じるものであ
る。ツール10の摩耗した部品は、重大な問題が生じる前
に取り替えるか修理する必要があり、ツールの摩耗は重
要なことである。また、ツールに著しい摩耗が生じる
と、管継手のスウェージ加工が不完全又は欠陥を有する
ものになる。従って、本発明によれば、溝84と係合する
領域における舌部76の外面が、ツール10の使用中に摩耗
しかつ粗面化されて、ツールの摩耗を知らせることがで
きるようになっている。参考のため、この粗面化された
領域を番号158で示してある(第3図)。この領域158
は、スウェージ作業中に舌部76と溝84との間に生じる一
定量のフリクションすなわち摩耗により摩耗されかつ粗
面化されるようになっていて、この領域158が充分に摩
耗されかつ粗面化された場合には、ツール10の或るコン
ポーネンツ(又は多分ツール10自体)を取り替えるか修
理しなければならないことを示すシグナルになる。
本発明のツール10の別の利点は、ツール10の組み立て
時に、ツールのコンポーネンツが損傷を受けることを防
止するためのツール挿入ガイドが設けられていることで
ある。これらのツール挿入ガイドが第5図及び第6図に
示されており、該ツール挿入ガイドは、第5図〜第8図
に示す方法でツールのシリンダコンポーネンツを容易に
組み立てできるようにする。第5図には第1のシリンダ
組み立て工程が示されており、この第1組み立て工程
は、皿ばね140のスタックを上方のピストン126のロッド
132に挿入する工程と、次に、上方のピストン126をシリ
ンダ53の開口端内に挿入する工程とを有している。第5
図に示されたツール挿入ガイド160は、上方のピストン1
26を挿入するときに、該ピストン126のヘッド130がシリ
ンダ53により傷付けられることを防止できるようになっ
ている。このツール挿入ガイド160は実質的に円筒状を
なすスリーブとして構成されており、下方のチャンバ10
8内に挿入されかつその雌ねじ122に対して嵌入される薄
壁内端部162を備えている。下方のチャンバ108からはツ
ール挿入ガイド160の厚壁外端部164が突出して、シリン
ダ53の開口端上に配置されるようになっている。スリー
ブ(ツール挿入ガイド)160の外端部における該スリー
ブ160への入口には面取り部166が設けられていて、シリ
ンダ53への上方のピストン126の挿入を更に容易に行え
るようになっている。また、ツール挿入ガイド160の薄
壁内端部162の内径が上方のチャンバ106の内径と実質的
に同じ寸法になっており、このため、シリンダ53の下方
のチャンバ108を形成する領域と上方のチャンバ106との
間で、ピストン126のヘッド130を円滑に移動できるよう
になっていることに注目すべきである。このツール挿入
ガイド160は、上方のピストン126に損傷を与えることが
ない快削鋼又は他の適当な材料で構成することができ
る。ピストン126が挿入された後は、ツール挿入ガイド1
60を取り外し、その後の組み立て作業に使用すべく保管
しておくことができる。
ツール10の円筒状コンポーネンツを組み立てる次の工
程が第6図に示されており、この工程は、端キャップ11
8の開口端116内に下方のピストン128を挿入する工程を
有している。この挿入工程には、別のツール挿入ガイド
168が用いられ、下方のピストン128の挿入が容易に行え
るようになっている。より詳しくは、この第2のツール
挿入ガイド168は実質的に円筒状のスリーブで構成され
ていて、雄ねじが設けられた端キャップ118の開口端116
上に配置されるようになている。スリーブ(ツール挿入
ガイド)168の内径は、端キャップ118の滑らかな内壁面
の内径に実質的に等しくなっている。ツール挿入ガイド
168への入口にも面取り部170が設けられていて、円筒状
の端キャップ118内への下方のピストン128の挿入がより
容易に行えるようになっている。端キャップ118内に下
方のピストン128を挿入してツール挿入ガイド168を取り
外した後、第7図に示すように、下方のピストン128の
ロッド144に隔壁104が組み付けられる。取り外したツー
ル挿入ガイド168は、その後の使用のために保管してお
くことができる。
最終の組み立て工程が第8図に示されており、この工
程では、下方のピストン128及び隔壁104を支持している
端キャップ118の開口端116が、上方のチャンバ106の入
口を形成しておりかつシリンダ53の内方に延在している
肩部114に対して隔壁104を挟み付けるまで、端キャップ
118をシリンダ53内に螺入していく。この最終の組み立
て工程が完了すれば、2軸自在継手152を端キャップ118
に連結し、更に適当な油圧手段又は空気圧手段(図示せ
ず)を連結してツール10に流体圧力を付与できるように
なる。
本発明の更に別の特徴は、端キャップ118の雄ねじ120
にテーパ状のねじを用いたことである。普通の定ピッチ
ねじに比べ、雄ねじ又は雌ねじコンポーネンツのいずれ
か一方に適当な方法でテーパを付しておくことにより、
ねじの荷重分散を実質的に改善できることは良く知られ
たことである。このようにテーパを付したねじは、ねじ
連結部の強度を大幅に改善でき、特に、脆い塑性流れの
ためにスウェージングツール10の動的荷重により引き起
こされる傾向のある脆性破壊の防止に資することでき
る。従って、本発明の好ましい実施例における円筒状の
端キャップ118に設けられた雄ねじ120は外方にテーパし
ていて、端キャップ118の外径が、該端キャップ118の開
口端116から離れる方向に増大するようになっており、
一方、シリンダ53に設けられた雌ねじ122は、普通の定
ピッチねじとして形成されている。
第11図には、端キャップ118の雄ねじ120及びシリンダ
53の雌ねじ122に関する他の改善が示されている。この
改善は、シリンダ53の雌ねじ122に、UNJ規格よりも大き
な谷の丸み(root radius)171を設けたことである。好
ましい実施例においては、シリンダ53の雌ねじ122の谷
の丸み171は約0.0175〜0.020インチ(約0.445〜0.508m
m)の間にあり、この雌ねじ122の領域における内径は約
2.375インチ(約60.33mm)である。かようなねじについ
てのUNJ規格による谷の丸みは、通常、約0.0125〜0.015
0インチ(約0.318〜0.381mm)の範囲にある。従って、
本発明の好ましい実施例による谷の丸み171は、通常の
谷の丸みよりも約40%大きいものである。本発明による
更に別の改善は、端キャップ118の外方にテーパした雄
ねじ120の山の頂(crest)173を機械加工により切除し
たことである。好ましい実施例においては、山の頂の約
0.029〜0.031インチ(約0.737〜0.787mm)が切除されて
いる。別の方法としては、端キャップ118の外方にテー
パしたねじ120をUNJ規格に準じて形成することもでき
る。山の頂のサイズを小さくすること(及び端キャップ
118の雄ねじ120にテーパを付すこと)と組み合わせて、
谷の丸み171をより大きくすることにより、ねじの荷重
分散を大幅に改善することができ、このため、ねじ連結
部の強度を増大させかつツールの破損の可能性を低減さ
せることができる。
本発明のスウェージングツール10を構成するコンポー
ネンツの大部分は、例えばステンレス鋼又はマルエージ
鋼のような引っ張り強度の大きな材料で形成されてい
る。これらのコンポーネンツとしては、下ダイ18、上ダ
イ20、ダイホルダ44、ツールシリンダ53、ヘッド60、ピ
ン100、隔壁104、端キャップ118、上方のピストン126及
び下方のピストン128がある。例えばツールシリンダ53
及びヘッド60のようなこれらの多くのコンポーネンツ
は、放電加工機(EDM)により製造するのが好ましい。
ダイ保持プレート54、64は冷間圧延鋼で作ることがで
き、ツール挿入ガイド160、168は快削鋼で作ることがで
きる。戻しばね140は、ばね鋼で作ることができる。
本発明のスウェージングツール10は、次のようにして
作動する。先ず、下ダイ18を後退位置に引っ込めてお
き、スウェージ加工すべき管継手12を上ダイ20と下ダイ
18との間に配置する。この作業は、ヘッド60を滑り動か
してツールシリンダ53からヘッド60を取り外し、管継手
12を下ダイ18の領域に置き、ヘッド60を再び取り付ける
ことにより行うことができる。ダイ保持プレート54、64
のフランジ58、68は、スウェージ加工の前に管継手12を
最終位置に位置決めするときに、ダイ開口部内に延入し
て管継手12の端部と係合する角部を有している。従っ
て、ダイ保持プレート54、64は、管継手12を、上下のダ
イ18、20に対して軸線方向の適正位置に位置決めするス
トッパとして機能する。管継手12が適正位置に配置され
たならば、端キャップ118の軸線方向の孔124を通して、
加圧流体をツールシリンダ53内に導入する。前に説明し
たように、シリンダ53内への加圧流体の導入により、両
ピストン126、128が上方に移動され、これにより、下ダ
イ18が上ダイ20に向かって移動される。この両ダイ18、
20による圧縮は、テーパ状の面49、63が互いに接触する
まで続けられ、その後スウェージ加工が終了する。流体
圧力が解除され、戻しばね140によりピストン126、128
がそれらの後退位置に戻されると、管継手12をスウェー
ジングツール10から取り出すことができ、これによりス
ウェージ作業が完了したことになる。
スウェージ加工中に、管継手12は、チューブ14、16に
対して軸線方向に膨張する。このため、ダイ保持プレー
ト54、64に対して力が作用し、この力は或る場合には非
常に大きくなって、ダイ保持プレート54、64を変形又は
破損したり、これらのダイ保持プレート54、64をツール
に固定しているねじ56、66を摩耗又は破損したりする。
このようなことが起こらないようにするため、本発明の
スウェージングツール10においては、ダイ保持プレート
54、64とねじ56、66との間に弾性手段が配置されてお
り、これにより、ねじ56、66を破損したりダイ保持プレ
ート54、64を損壊することなくして、スウェージ加工中
に管継手12が膨張できるようにしている。この弾性手段
は、ねじ66の頭部174と、その対応するダイ保持プレー
ト64の外面との間に配置される少なくとも1つのワッシ
ャ172で構成するのが好ましい。好ましい実施例におい
ては、このワッシャ172は、第9図に示すように、直列
に配置された3つの皿ワッシャで構成されている。これ
により、スウェージ加工中に管継手12が膨張し、ダイ保
持プレートに対して力が作用するときに、皿ワッシャ17
2がバッファとして機能し、ツール10に対してダイ保持
プレートが或る程度動き得るようにし、従って、ツール
が損傷を受ける可能性が大幅に低減される。
スウェージ加工すべきチューブ14又は16の一方が、組
み立てられたツール10を直接挿入できる自由端を有して
いる場合には、組み立てられたツール10を管継手12に直
接挿入してもよい。しかしながら、他の場合には、ツー
ル10からヘッド60を取り外して、ヘッド60の2つの脚70
の自由端の間に管継手12を置き、その周囲にヘッド60を
位置決めする必要がある。この後者の場合に、本発明で
は、ヘッド60とシリンダ53とが、簡単に直接スライド連
結可能な2ピース構造になっているため、ツール10の迅
速な組み立てが可能になり、従って、アクセスが困難な
位置にある管継手のスウェージ加工を行うのに特に有効
である。スウェージ加工が完了したときには、ヘッド60
をツール10から迅速に取り外して、次の管継手のスウェ
ージ加工を行うことができる。
以上から、本発明によるスウェージングツール10は、
特に、狭くてアクセスが困難な領域に配置された2本の
チューブ14、16を連結する管継手12をスウェージ加工す
るのに適していることが理解されよう。また、本発明に
よれば、下ダイ18に対する上ダイ20の適正な連結、整合
及び配向を確実に行うことができることに加え、スウェ
ージングツール10の使用及び組み立てが容易であり、従
って、これ迄に開発されているスウェージングツールよ
りも非常に軽量で小型のスウェージングツールを提供で
きるという重要な特徴を有している。
以上、本発明の特定の形態について説明したが、本発
明の精神及び範囲を逸脱することなくして種々の改良を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の特徴を具現化したスウェージングツ
ールを示す斜視図である。 第2図は、本発明のスウェージングツールによりスウェ
ージ加工を行う管継手及び関連するチューブの一部を断
面した縦断面図である。 第3図は、スウェージングツールのヘッドを取り外し
て、管継手を受け入れることができる状態にしたところ
を示す第1図と同様な斜視図である。 第4図は、本発明のスウェージングツールの主要コンポ
ーネンツ(ただし、図面の明瞭化のためにダイは除去し
てある)の断面を拡大して示す側面図である。 第5図は、スウェージングツールの組み立てに際し、ツ
ールシリンダ内への戻しばね及び上方のピストンの挿入
を容易にするツール挿入ガイドを示す分解縦断面図であ
る。 第6図は、ツールシリンダの下端部を形成する端キャッ
プ内への下方のピストンの挿入を容易にする別のツール
挿入ガイドを示す分解縦断面図である。 第7図は、隔壁を、下方のピストンのロッド及び第6図
の端キャップ組立体に組み付けるところを示す分解縦断
面図である。 第8図は、ツールシリンダに連結される2軸自在継手を
含むツールのシリンダコンポーネンツの最終組み立てを
行うところを示す分解縦断面図である。 第9図は、ダイをスウェージングツールに固定するため
のダイ保持プレートを断面して示す側面図である。 第10図は、本発明によるツールシリンダの別の実施例を
示す斜視図である。 第11図は、第4図において双頭矢印11で示す部分を拡大
して示す断面図である。 10……スウェージングツール(ツール)、 12……管継手、14、16……チューブ、 18……下ダイ、20……上ダイ、 53……ツールシリンダ(シリンダ)、 54、64……ダイ保持プレート、 60……ヘッド、104……隔壁、 106……第1シリンダチャンバ(上方のシリンダチャン
バ)、 108……第2シリンダチャンバ(下方のシリンダチャン
バ)、 118……端キャップ、 126……第1ピストン(上方のピストン)、 128……第2ピストン(下方のピストン)、 140……戻しばね(皿ばねのスタック)、 152……2軸自在継手、154……第1自在継手、 156……第2自在継手、 158……粗面化された領域、 160、168……ツール挿入ガイド、 172……皿ワッシャ。

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ダイと、 該第1ダイに向かって移動できる第2ダイであって、両
    ダイの間でワークピースをスウェージ加工することがで
    きる第2ダイと、 スウェージ加工中に、前記第2ダイに対して前記第1ダ
    イを保持しておくヘッドと、 前記第2ダイを支持するシリンダであって、前記第1ダ
    イに向かって前記第2ダイを移動させる手段を備えてい
    るシリンダと、 前記ヘッドを前記シリンダに連結する連結手段とを有し
    ており、該連結手段が、前記ヘッドに設けられた1対の
    舌部を備えており、該舌部が、前記シリンダに設けられ
    た1対の溝と滑り係合をなして移動できるようになって
    おり、前記舌部及び溝が、前記シリンダの長手方向軸線
    に対して実質的に横方向に延在し、さらに前記第1ダイ
    が前記第2ダイに対して逆向きとなるのを防止するため
    の、前記舌部のうちの1つ及びそれに対応する溝と関連
    したヘッド整合手段を有し、それによって前記ヘッドが
    前記シリンダに連結される毎にダイを同じ向きに適正に
    整列させて、前記ヘッドを前記シリンダのいずれの側か
    らも連結することができることを特徴とするスウェージ
    ングツール。
  2. 【請求項2】前記ヘッド整合手段がリブ及びトラフで構
    成されていて、前記リブが前記溝のうちの一方の溝の長
    手方向に沿って延在しており、前記トラフが、対応する
    舌部の長手方向に沿って延在しており、前記ヘッドを前
    記シリンダに組み付けるときに、前記リブが前記トラフ
    と滑り係合をなして移動できるようになっていることを
    特徴とする請求項1に記載のスウェージングツール。
  3. 【請求項3】スウェージングツールの使用中に、前記舌
    部の各々は、該舌部が前記溝と係合する領域において摩
    耗又は粗面化されて、スウェージングツールの摩耗を知
    らせるようになっていることを特徴とする請求項1に記
    載のスウェージングツール。
  4. 【請求項4】前記シリンダに対して前記第2ダイを適正
    な方向に整合させる手段を更に有していることを特徴と
    する請求項1に記載のスウェージングツール。
  5. 【請求項5】前記シリンダに対して前記第2ダイを整合
    させる前記手段が、 前記第2ダイを保持すべく前記シリンダの上面に設けら
    れたダイホルダと、 前記シリンダに連結されていて所定の位置において前記
    シリンダの上面から突出しているピンとを備えており、
    該ピンが前記ダイホルダに設けられた孔内に受け入れら
    れるようになっていて、前記ダイ及びダイホルダが、い
    つでも同じ方向をなして前記シリンダに組み付けられる
    ように構成されていることを特徴とする請求項4に記載
    のスウェージングツール。
  6. 【請求項6】前記シリンダに対して前記第2ダイが回転
    することを防止する手段を更に有しており、該回転防止
    手段が、 前記第2ダイを保持すべく前記シリンダの上面に設けら
    れたダイホルダと、 前記シリンダの上面から延びている肩部とを備えてお
    り、該肩部が前記ダイホルダと衝合して、該ダイホルダ
    が前記シリンダに対して回転することを防止できるよう
    になっていることを特徴とする請求項1に記載のスウェ
    ージングツール。
  7. 【請求項7】前記第2ダイを前記第1ダイに向かって移
    動させる前記手段がピストン手段を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載のスウェージングツール。
  8. 【請求項8】前記ピストン手段が、 前記シリンダ内に配置される隔壁であって、前記第2ダ
    イに隣接する前記シリンダの一端に第1チャンバを形成
    しかつ他端に第2チャンバを形成する隔壁と、 前記第1チャンバ内で往復運動できるように保持された
    ヘッド及び前記第2ダイに連結すべく前記シリンダのボ
    アを通って摺動自在に延在しているロッドを備えた第1
    ピストンと、 前記第1チャンバ内において、前記シリンダの一端と前
    記第1ピストンのヘッドとの間に配置された戻しばね
    と、 前記第2チャンバ内で往復運動できるように保持された
    ヘッド及び前記第1ピストンのヘッドに当接できるよう
    に前記隔壁のボアを通って摺動自在に延在しているロッ
    ドを備えた第2ピストンとを有しており、該第2ピスト
    ンが更に、該第2ピストンを貫通している軸線方向のボ
    アを備えていて、前記第1チャンバと第2チャンバとの
    間を流体連通させており、 前記第2チャンバ内に流体を供給する手段を更に有して
    いて、前記両ピストンを前記シリンダの一端に向かって
    移動させ、これにより前記第2ダイを前記第1ダイに向
    かって移動させてワークピースをスウェージ加工するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のスウェージングツー
    ル。
  9. 【請求項9】前記戻しばねが、複数個重ね合わされた皿
    ばねで構成されていることを特徴とする請求項8に記載
    のスウェージングツール。
  10. 【請求項10】前記シリンダの前記第2チャンバが、該
    第2チャンバを閉鎖すべく前記隔壁に対向して配置され
    た円筒状の端キャップを更に備えており、該端キャップ
    が、前記第2チャンバの雌ねじと螺合する雄ねじを備え
    ていることを特徴とする請求項8に記載のスウェージン
    グツール。
  11. 【請求項11】スウェージングツールの組み立て中に、
    スウェージングツールのコンポーネンツが損傷を受ける
    ことを防止するツール挿入ガイドを更に備えていること
    を特徴とする請求項10に記載のスウェージングツール。
  12. 【請求項12】前記ツール挿入ガイドのうちの1つが、
    前記第2チャンバの雌ねじ内に挿入されかつ該雌ねじに
    嵌合される薄壁内端部と前記第2チャンバから延出する
    厚壁外端部とを備えた円筒状のスリーブで構成されてお
    り、該スリーブの外端部における該スリーブへの入口が
    面取りされていて、前記シリンダの前記第1チャンバ内
    に前記第1ピストンを容易に挿入できるようになってい
    ることを特徴とする請求項11に記載のスウェージングツ
    ール。
  13. 【請求項13】前記ツール挿入ガイドのうちの他のツー
    ル挿入ガイドが、雄ねじが設けられた端キャップの開口
    端に取り付けることができる円筒状のスリーブで構成さ
    れており、該スリーブの内径は前記端キャップの内径に
    実質的に等しく、前記スリーブへの入口は面取りされて
    いて、前記第2ピストンを前記円筒状の端キャップ内に
    容易に挿入できるようになっていることを特徴とする請
    求項11に記載のスウェージングツール。
  14. 【請求項14】前記シリンダの前記第2チャンバに設け
    れれた雌ねじが、UNJ規格による谷の丸みよりも大きな
    谷の丸みを有していることを特徴とする請求項10に記載
    のスウェージングツール。
  15. 【請求項15】前記シリンダの前記第2チャンバに設け
    られた雌ねじが、UNJ規格による谷の丸みよりも約25〜5
    0%大きな谷の丸みを有していることを特徴とする請求
    項10に記載のスウェージングツール。
  16. 【請求項16】前記シリンダの前記第2チャンバに設け
    られた雌ねじが、UNJ規格による谷の丸みよりも約40%
    大きな谷の丸みを有していることを特徴とする請求項10
    に記載のスウェージングツール。
  17. 【請求項17】前記円筒状の端キャップに設けられた雄
    ねじが外方にテーパしていて、前記端キャップの外径
    が、該端キャップの開口端から離れる方向に向かって増
    大していることを特徴とする請求項10に記載のスウェー
    ジングツール。
  18. 【請求項18】前記円筒状の端キャップに設けられた雄
    ねじの山の頂が切除されていることを特徴とする請求項
    10に記載のスウェージングツール。
  19. 【請求項19】前記両ダイをスウェージングツール内に
    保持すべく前記各ダイの両端部に設けられた1対のダイ
    保持プレートと、 該ダイ保持プレートを前記スウェージングツールに固定
    する緊締具と、 該緊締具と前記ダイ保持プレートとの間に配置された弾
    性手段であって、ワークピースのスウェージ加工中に、
    前記緊締具が破損し又は前記ダイ保持プレートが損傷を
    受けることがなくして前記ワークピースが膨張すること
    を可能にする弾性手段とを更に有していることを特徴と
    する請求項1に記載のスウェージングツール。
  20. 【請求項20】前記弾性手段が、前記緊締具の少なくと
    も1つの頭部とその対応するダイ保持プレートの外面と
    の間に配置された皿ワッシャで構成されていることを特
    徴とする請求項19に記載のスウェージングツール。
  21. 【請求項21】前記弾性手段が、前記緊締具の少なくと
    も1つの頭部とその対応するダイ保持プレートの外面と
    の間において直列に配置された3つの皿ワッシャで構成
    されていることを特徴とする請求項19に記載のスウェー
    ジングツール。
  22. 【請求項22】スウェージングツールが、前記シリンダ
    の軸線に一致する平面内で回転することを可能にする自
    在継手手段を更に有していることを特徴とする請求項1
    に記載のスウェージングツール。
  23. 【請求項23】スウェージングツールが、前記自在継手
    手段の軸線の回りの円筒状経路に従って運動することを
    可能にする自在継手手段を更に有していることを特徴と
    する請求項1に記載のスウェージングツール。
  24. 【請求項24】スウェージングツールが、前記シリンダ
    の軸線に一致する平面内で回転することを可能にし、か
    つスウェージングツールが、前記自在継手手段の軸線の
    回りの円筒状経路に従って運動することを可能にする自
    在継手手段を更に有していることを特徴とする請求項1
    に記載のスウェージングツール。
  25. 【請求項25】前記シリンダに設けられたダイホルダで
    あって、前記第2ダイを受け入れる中央部分と前記第2
    ダイの両側に設けられた1対のテーパ状の外面とを備え
    たダイホルダを更に有しており、該ダイホルダは、スウ
    ェージ作業の終時において、前記ヘッド内の上ダイの両
    側に設けられた補完対をなすテーパ状の外肩部と係合す
    るようになっていることを特徴とする請求項1に記載の
    スウェージングツール。
  26. 【請求項26】前記ダイホルダのテーパ状の面の角度及
    び前記ヘッドのテーパ状の肩部の角度が、スウェージン
    グツールの横軸線に対して約15〜45゜の範囲内にあるこ
    とを特徴とする請求項25に記載のスウェージングツー
    ル。
  27. 【請求項27】前記ダイホルダのテーパ状の面の角度及
    び前記ヘッドのテーパ状の肩部の角度が、スウェージン
    グツールの横軸線に対して約30゜であることを特徴とす
    る請求項25に記載のスウェージングツール。
  28. 【請求項28】第1ダイと、 該第1ダイに向かって移動できる第2ダイであって、両
    ダイの間でワークピースをスウェージ加工することがで
    きる第2ダイと、 スウェージ加工中に、前記第2ダイに対して前記第1ダ
    イを保持しておくヘッドと、 前記第2ダイを支持するシリンダであって、前記第1ダ
    イに向かって前記第2ダイを移動させる手段を備えてい
    るシリンダと、 前記ヘッドを前記シリンダに連結する連結手段とを有し
    ており、該連結手段が、前記ヘッドに設けられた1対の
    舌部を備えており、該舌部が、前記シリンダに設けられ
    た1対の溝と滑り係合をなして移動できるようになって
    おり、前記舌部及び溝が、前記シリンダの長手方向軸線
    に対して実質的に横方向に延在するスウェージングツー
    ルにおいて、前記第2ダイを受け入れるための中央部分
    と、スウェージ加工の終了時、前記ヘッド内の前記ダイ
    の両側の1対の相補的なテーパ状の外側肩部に係合する
    ようにした、前記第2ダイの両側の1対のテーパ状外面
    とを有する、前記シリンダ上のダイホルダを備えること
    を特徴とするスウェージングツール。
  29. 【請求項29】前記ダイホルダのテーパ状の面の角度及
    び前記ヘッドのテーパ状の肩部の角度が、スウェージン
    グツールの横軸線に対して約15〜45゜の範囲内にあるこ
    とを特徴とする請求項28に記載のスウェージングツー
    ル。
  30. 【請求項30】前記ダイホルダのテーパ状の面の角度及
    び前記ヘッドのテーパ状の肩部の角度が、スウェージン
    グツールの横軸線に対して約30゜であることを特徴とす
    る請求項29に記載のスウェージングツール。
  31. 【請求項31】前記連結手段が、前記シリンダに対して
    前記ヘッドを適正な方向に整合させるヘッド整合手段を
    更に備えていることを特徴とする請求項29に記載のスウ
    ェージングツール。
  32. 【請求項32】前記ヘッド整合手段がリブ及びトラフで
    構成されていて、前記リブが前記溝のうちの一方の溝の
    長手方向に沿って延在しており、前記トラフが、対応す
    る舌部の長手方向に沿って延在しており、前記ヘッドを
    前記シリンダに組み付けるときに、前記リブが前記トラ
    フと滑り係合をなして移動できるようになっていること
    を特徴とする請求項31に記載のスウェージングツール。
  33. 【請求項33】スウェージングツールの使用中に、前記
    舌部の各々は、該舌部が前記溝と係合する領域において
    摩耗又は粗面化されて、スウェージングツールの摩耗を
    知らせるようになっていることを特徴とする請求項31に
    記載のスウェージングツール。
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