JP2922626B2 - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JP2922626B2 JP30658790A JP30658790A JP2922626B2 JP 2922626 B2 JP2922626 B2 JP 2922626B2 JP 30658790 A JP30658790 A JP 30658790A JP 30658790 A JP30658790 A JP 30658790A JP 2922626 B2 JP2922626 B2 JP 2922626B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高速大容量光通信システム等に適用する光ア
イソレータに関わり、この光アイソレータの高信頼性化
に関するものである。
近年、光通信の高速、大容量化に伴いその光源として
高性能な半導体レーザが用いられている。この半導体レ
ーザは、光ファイバ等からの反射戻り光により敏感に影
響を受け、レーザの発振特性が不安定となる現象があ
る。この反射戻り光が半導体レーザに到達しないように
するために高い逆方向損失を有する光アイソレータが必
須のものとなっている。
この半導体レーザに光ファイバを取り付けた構造の光
アイソレータ付レーザモジュールが用いられている。こ
れら光アイソレータ等の光学部品には高信頼性が要求さ
れるため、従来の接着剤等による樹脂固定ではガスが発
生することなどにより、信頼性の点で劣る。このため光
学部品の固定には樹脂以外の固定方法が要求される。こ
の固定方法は半田による固定方法が用いられる。
[従来の技術] 第4図は、光アイソレータの構造を説明するための図
で、図中1はファラデー回転子、2a、2bは偏光子、3は
中空の永久磁石、4a′、4b′は前記偏光子2a、2bを固定
するための回転ホルダー、6は光アイソレータ全体の強
度の補強するための外ケースである。
第5図に示すような従来技術で光アイソレータを組み
立てる場合、ファラデー回転子1と2個の偏光子2a、2b
を回転ホルダー4a′、4b′の軸方向の穴10a、10bから挿
入し、接着剤を流し込むための穴5a、5b、5cより接着剤
を入れ固定する。
第4図及び第5図に示す9はファラデー回転子1と偏
光子2bが直接接触することを防ぐリング状のスペーサで
ある。
上記従来技術では光アイソレータの組立に接着剤等の
樹脂による固定方法が行われていた。樹脂系の接着剤等
では硬化後にガスが発生することが以前から問題となっ
ている。このため樹脂接着を用いた光学部品は高信頼性
に劣っている。このため高性能で高信頼性のある光アイ
ソレータを実現できないという問題点があった。
そこで半田付けによって結合一体化する発明がなされ
た(特開平1−200223号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] 前記の半田付けによる接合では従来の接着剤による接
合と同様、穴5a、5b、5cより半田を挿入してレーザービ
ームを照射して半田付していた。この場合は半田の溶け
廻りが不均一であり信頼性に欠ける問題点があった。
前記問題点を解決するために、ファラデー回転子と、
これに内包する中空の永久磁石と,前記ファラデー回転
子の両側に偏光子から構成される光アイソレータにおい
て、板状の半田による接合を採用することが考えられ
る。
しかし、半田の溶融量において光アイソレータが確実
に接合されているか判別できない問題点があった。
そこで、本発明は信頼性の高い接合方法とそれによっ
て初めて可能となった高信頼性の高い光アイソレータを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の光アイソレータは、ファラデー回転子と、こ
れを内包する中空の永久磁石と、前記ファラデー回転子
の両側の偏光子、及び前記偏光子を固定するホルダーを
有し、前記ファラデー回転子と両側の偏光子及びホルダ
ーのそれぞれの端面を半田付けにより接合するようにな
した光アイソレータにおいて、前記ホルダーおよび永久
磁石の半田付け端面にメタライズ処理を施すと共に、前
記ホルダーの外径部及び/又は前記永久磁石の外周部の
一部に前記端面のメタライズ処理部と連続するメタライ
ズ処理した半田流出部を設け、前記半田付けによる半田
が前記端面から前記半田流出部に流出し得るようにした
光アイソレータである。
例えば、ファラデー回転子1と偏光子2bはスペーサ9
を介してそれぞれの端面が半田付けされるようになし
て、これらを永久磁石3内に挿入し、前記偏光子2bの一
端をホルダー4bの端面に半田付けする。他方、永久磁石
3の端面もホルダー4bの端面に半田付けするようにな
す。このとき半田付けする端面に半田接合用のメタライ
ズ(NI−Au合金)処理を施すのであるが、ここで本発明
ではホルダー4bの外径部13の一部にも前記端面に連接し
てメタライズ処理を施し半田流出路14を設ける。また、
永久磁石3の外周部の一部にもメタライズ処理を施し半
田流出路14を設ける。これによってホルダー4bの外径部
と永久磁石3の外周部のメタライズの無い部分には半田
は流出せず、逆にメタライズが有る部分では半田が流出
するので、前記半田流出路まで半田が流出していれば半
田が十分広がっていることを確認できるのである。
[実施例] 以下、本発明の実施例について詳しく説明する。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための構成図
である。この図において、偏光子2bとスペーサ9及びフ
ァラデー回転子1は回転ホルダー4b上に順番に積み上
げ、各部品間に板状の半田箔7bをはさみ、この半田を溶
かすことにより固定される。また、このとき回転ホルダ
ー4bと永久磁石3の間にも板状の半田箔7cを合わせてお
き磁石上部よりそれぞれを挿入し固定することも可能で
ある。ここで、ファラデー回転子1が装架し易い様に永
久磁石3は着磁されていない。
回転ホルダー4a、4bと永久磁石3及びスペーサ9は半
田接合用のメタライズ(Ni−Au合金)処理をその内径部
及び外径部を除く端面に施している。そして、回転ホル
ダー4bについては、上記の通りその内径部12及び外径部
13を除きメタライズ処理を施すのであるが、さらに外径
部13の一部分にその端面と連接してメタライズ処理を行
った半田流出路14を設けている。一方、永久磁石3の外
周部にも一部分だけその端面と連接して厚さ方向に延び
るメタライズ処理を行った半田流出部14を設けている。
したがって、メタライズの無い部分によって半田のよけ
いなはみ出しを防ぐことができ、そして、外周部のメタ
ライズの有る部分が半田の流出路となり、半田が十分に
広がり確実に接合されているかの確認の目安となる。各
部品が固定された後、永久磁石3を着磁することでファ
ラデー回転子1に印加する磁界を得ることができる。
このような構造にすれば、第5図の従来技術の装架方
法に比べると組立方法が格段に簡単になり、接合の確実
性を確認できることは理解できるであろう。
第2図は、本発明の実施例を説明するためのもう一つ
の構成図である。この場合、偏光子2aが回転ホルダー4a
の中心に板状の半田箔7bで固定される。回転ホルダー4a
に半田接合用のメタライズ(Ni−Au合金)を内径部12お
よび外径部13を除き全表面にメタライズを施すが外径部
13の一部分だけメタライズを残した部分14を設けてい
る。
第3図は、本発明の実施例を説明する光アイソレータ
の透視図である。ここで、回転ホルダー4aもリング状の
半田箔7aで固定されている。回転ホルダー4aを接合する
為に、この半田箔7aは7bと7cよりも低融点のものを使用
する。半田箔7aが溶融することで半田が磁石外周部の14
部分に流れ出していれば確実に接合されていることが確
認できる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の構造を用い
れば、組立効率の一層の改善を図りつつ、信頼性の高い
光アイソレータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を説明するための
構造図、第4図、第5図は従来技術を説明するための構
造図である。 1;ファラデー回転子、2a、2b;偏光子、 3;永久磁石、 4a、4b、4a′、4b′;回転ホルダー 5a、5b、5c;貫通孔、6;外ケース 7a、7b、7c;板状半田箔 9;スペーサ、10a、10b;挿入口、 12;内径部、13;外径部、14;半田流出路、 15;磁石端部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファラデー回転子と、これを内包する中空
    の永久磁石と、前記ファラデー回転子の両側の偏光子、
    及び前記偏光子を固定するホルダーを有し、前記ファラ
    デー回転子と両側の偏光子及びホルダーのそれぞれの端
    面を半田付けにより接合するようになした光アイソレー
    タにおいて、前記ホルダーおよび永久磁石の半田付け端
    面にメタライズ処理を施すと共に、前記ホルダーの外径
    部及び/又は前記永久磁石の外周部の一部に前記端面の
    メタライズ処理部と連続するメタライズ処理した半田流
    出部を設け、前記半田付けによる半田が前記端面から前
    記半田流出部に流出し得るようにしたことを特徴とする
    光アイソレータ。
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