JP2921015B2 - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
- Publication number
- JP2921015B2 JP2921015B2 JP9953890A JP9953890A JP2921015B2 JP 2921015 B2 JP2921015 B2 JP 2921015B2 JP 9953890 A JP9953890 A JP 9953890A JP 9953890 A JP9953890 A JP 9953890A JP 2921015 B2 JP2921015 B2 JP 2921015B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- nozzle
- ink
- diameter
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液滴の吐出によって記録を行なうインクジェ
ット記録装置に適したインクジェットヘッドの構造に関
する。
ット記録装置に適したインクジェットヘッドの構造に関
する。
圧力発生部にインク滴吐出のためのノズルを連通させ
たヘッドに関し、インクの流路とノズルとの接続部の詳
細は例えば第７図の様であった。同図で20は圧力発生部
または圧力発生部に連通した流路、21はノズル板、23は
ノズル板21に形成されたノズルである。
たヘッドに関し、インクの流路とノズルとの接続部の詳
細は例えば第７図の様であった。同図で20は圧力発生部
または圧力発生部に連通した流路、21はノズル板、23は
ノズル板21に形成されたノズルである。
しかし、この様な従来構造にあっては第７図の様に気
泡22が流路20に残り易く、しかもその気泡22を排出させ
ようとしても気泡22は壁に押し付けられるため、なかな
か容易には排出できないという問題があった。
泡22が流路20に残り易く、しかもその気泡22を排出させ
ようとしても気泡22は壁に押し付けられるため、なかな
か容易には排出できないという問題があった。
又、圧力発生部や流路20が射出成形やプレス加工、ド
リル加工等で作られるとき、流路20の出口にはバリが生
じてしまい、ノズル板21を接合する際には、予めバリの
除去を行なわなければならず、この作業が非常に難しく
量産製造上の大きな問題であった。
リル加工等で作られるとき、流路20の出口にはバリが生
じてしまい、ノズル板21を接合する際には、予めバリの
除去を行なわなければならず、この作業が非常に難しく
量産製造上の大きな問題であった。
そこで本発明は上記課題を解決するために、ノズル板
に形成するノズルのインク吐出口側の穴径を流路経より
小さく形成し、流路との連通の穴径を流路経より大きく
形成した。
に形成するノズルのインク吐出口側の穴径を流路経より
小さく形成し、流路との連通の穴径を流路経より大きく
形成した。
以下に本発明の実施例に沿って詳細に説明する。第１
図は本発明によるインクジェットヘッドの実施例の平面
図で、第２図は第１図Ａ−Ａに関する断面図を示したも
のである。尚第１図では第２図に示した振動板８を省い
て図示している。
図は本発明によるインクジェットヘッドの実施例の平面
図で、第２図は第１図Ａ−Ａに関する断面図を示したも
のである。尚第１図では第２図に示した振動板８を省い
て図示している。
１はプラスチック材料からなる基板で、その片面に圧
力室２、流路３、インク室５、といった一連のインク供
給路が射出成形で作られている。圧力室２の一端は、イ
ンク室５に絞り部６を間にして連通している。又、圧力
室２の他端は、基板１に垂直な方向の流路３を介して、
ノズル板４に形成されたノズル７に通じている。８は薄
い振動板であり、基板１の片面に接続されている。
力室２、流路３、インク室５、といった一連のインク供
給路が射出成形で作られている。圧力室２の一端は、イ
ンク室５に絞り部６を間にして連通している。又、圧力
室２の他端は、基板１に垂直な方向の流路３を介して、
ノズル板４に形成されたノズル７に通じている。８は薄
い振動板であり、基板１の片面に接続されている。
インクは第１図の手前側より基板１に対し、垂直方向
から図示されない供給パイプを通じてインク室５の12の
部分に入る。入ったインクは、インク室５内に広がり、
次に各々の圧力室２及び流路３、ノズル７に充てんされ
る。インクの充てんにはポンプ等の充てん手段を用い
る。
から図示されない供給パイプを通じてインク室５の12の
部分に入る。入ったインクは、インク室５内に広がり、
次に各々の圧力室２及び流路３、ノズル７に充てんされ
る。インクの充てんにはポンプ等の充てん手段を用い
る。
第３図はノズル板４に形成されたノズル７と基板１に
形成された流路３との連通部を示した図である。尚９は
接着剤層である。
形成された流路３との連通部を示した図である。尚９は
接着剤層である。
ノズル７は、そのインク吐出口7a側の穴径が小さく流
路３との連通側7bの穴径が大きくなるよう形成されてい
る。そして流路３との連通部においては流路３の径3aよ
りノズル７の連通側7bの径の方が大きくなるよう構成し
ている。たとえば流路３の径3aをφ0.2mm、ノズル７の
連通側7bの径をφ0.3mm、インク吐出口7aの径をφ0.05m
mとする。
路３との連通側7bの穴径が大きくなるよう形成されてい
る。そして流路３との連通部においては流路３の径3aよ
りノズル７の連通側7bの径の方が大きくなるよう構成し
ている。たとえば流路３の径3aをφ0.2mm、ノズル７の
連通側7bの径をφ0.3mm、インク吐出口7aの径をφ0.05m
mとする。
この様な放物線状のノズル形状は、ニッケル電鋳によ
り容易に作ることができる。
り容易に作ることができる。
第４図にノズル形状の他の例を示す。この様なノズル
形状はプレス加工や射出成形により可能である。
形状はプレス加工や射出成形により可能である。
上述の構造によれば、気泡残りがなくなり、又気泡排
出が容易となる。第５図はノズル板４に吸引キャップ10
を押し当て、吸引ポンプによって吸引して圧力室２や流
路３内の気泡を排出させるときの模様を示したもので、
第７図の従来例と異なり、気泡の流れを止めるような、
障害壁と言える段差がないため、気泡は容易に排出可能
となる。
出が容易となる。第５図はノズル板４に吸引キャップ10
を押し当て、吸引ポンプによって吸引して圧力室２や流
路３内の気泡を排出させるときの模様を示したもので、
第７図の従来例と異なり、気泡の流れを止めるような、
障害壁と言える段差がないため、気泡は容易に排出可能
となる。
第６図はプラスチックの射出成形で作られた基板１
と、これに接続されたノズル７を示している。流路３の
出口に生じるバリ11に対し、本実施例の様な構造をとる
ことでバリ11を逃げることができ、ノズル板４の接合が
可能となっている。ほとんど不可能と言えるバリの除去
を行なうことなく組立てが可能であり、量産製造上の効
果は大きい。
と、これに接続されたノズル７を示している。流路３の
出口に生じるバリ11に対し、本実施例の様な構造をとる
ことでバリ11を逃げることができ、ノズル板４の接合が
可能となっている。ほとんど不可能と言えるバリの除去
を行なうことなく組立てが可能であり、量産製造上の効
果は大きい。
尚上述の説明から明らかな様に、流路３の断面形状及
びノズル７の穴形状は円形のみでなく矩形等他の形状で
あっても上述した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
びノズル７の穴形状は円形のみでなく矩形等他の形状で
あっても上述した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
以上説明した様に本発明によるインクジェットヘッド
によれば、基板とノズル板とを接合した構造であっても
容易に気泡を排出することができる。
によれば、基板とノズル板とを接合した構造であっても
容易に気泡を排出することができる。
又、基板の射出成形等で生じるバリに対し、バリ取り
作業等を行なうことなく、ノズル板を接合でき、量産組
立上非常に効果がでる。
作業等を行なうことなく、ノズル板を接合でき、量産組
立上非常に効果がでる。
さらには、基板とノズル板との接合精度に関し、相互
に位置ズレが生じても、ノズル側の穴径を大きくしてい
ることによって位置ズレを吸収でき、インク滴の吐出に
影響ないよう、流路とノズルとを連通させることが可能
となった。
に位置ズレが生じても、ノズル側の穴径を大きくしてい
ることによって位置ズレを吸収でき、インク滴の吐出に
影響ないよう、流路とノズルとを連通させることが可能
となった。
第１図、第２図は本発明によるインクジェットヘッドの
実施例を示した図で、第１図は平面図、第２図は第１図
Ａ−Ａに関する断面図である。第３図、第４図、第５
図、第６図はそれぞれ本発明によるインクジェットヘッ
ドの実施例を示した断面図、第７図は従来のインクジェ
ットヘッドの例を示した断面図である。 １……基板 ２……圧力室 ３……流路 ４……ノズル板 ５……インク室 ７……ノズル ９……接着層 10……吸引キャップ 11……バリ 13……圧電素子
実施例を示した図で、第１図は平面図、第２図は第１図
Ａ−Ａに関する断面図である。第３図、第４図、第５
図、第６図はそれぞれ本発明によるインクジェットヘッ
ドの実施例を示した断面図、第７図は従来のインクジェ
ットヘッドの例を示した断面図である。 １……基板 ２……圧力室 ３……流路 ４……ノズル板 ５……インク室 ７……ノズル ９……接着層 10……吸引キャップ 11……バリ 13……圧電素子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41J 2/045 B41J 2/055
Claims (1)
- 【請求項１】インクの流路が形成された基板と、前記流
路に連通するノズルを有するノズル板とを接合したイン
クジェットヘッドにおいて、前記ノズルのインク吐出口
側の穴径が前記流路の径より小さく形成され、前記流路
との連通側の穴径が前記流路の径より大きく形成されて
いることを特徴とするインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9953890A JP2921015B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9953890A JP2921015B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | インクジェットヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03297651A JPH03297651A (ja) | 1991-12-27 |
| JP2921015B2 true JP2921015B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=14249976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9953890A Expired - Lifetime JP2921015B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921015B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06246919A (ja) * | 1993-02-26 | 1994-09-06 | Brother Ind Ltd | インク噴射装置 |
| JP3132291B2 (ja) * | 1993-06-03 | 2001-02-05 | ブラザー工業株式会社 | インクジェットヘッドの製造方法 |
| JPH07156411A (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-20 | Nec Corp | インクジェットプリントヘッド |
| US5969733A (en) * | 1996-10-21 | 1999-10-19 | Jemtex Ink Jet Printing Ltd. | Apparatus and method for multi-jet generation of high viscosity fluid and channel construction particularly useful therein |
| JP3925469B2 (ja) | 2003-06-30 | 2007-06-06 | ブラザー工業株式会社 | インクジェットヘッド |
| JP4876554B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2012-02-15 | リコープリンティングシステムズ株式会社 | インクジェットヘッドの製造方法 |
| JP2009292061A (ja) | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Sii Printek Inc | ヘッドチップ、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
| JP5336774B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2013-11-06 | エスアイアイ・プリンテック株式会社 | ヘッドチップ、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
| JP5069186B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2012-11-07 | ソニー株式会社 | 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP9953890A patent/JP2921015B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03297651A (ja) | 1991-12-27 |
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Legal Events
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