JP2920508B2 - 乾海苔製造装置 - Google Patents

乾海苔製造装置

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JP2920508B2
JP2920508B2 JP8301009A JP30100996A JP2920508B2 JP 2920508 B2 JP2920508 B2 JP 2920508B2 JP 8301009 A JP8301009 A JP 8301009A JP 30100996 A JP30100996 A JP 30100996A JP 2920508 B2 JP2920508 B2 JP 2920508B2
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利光 大橋
茂 藪田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海苔簀を保持する
ホルダーを順路を搬送しながら、シート状の乾海苔を製
造する乾海苔製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状の乾海苔を製造する乾海苔製造
装置は、海苔簀を保持するホルダーをコンベヤで搬送し
ながら、このコンベヤ沿いに設けられたすき機で海苔簀
に生海苔をシート状にすき上げ、次いで脱水機により海
苔簀上にすき上げられた生海苔を脱水した後、ホルダー
を乾燥室内に送り込み、乾燥室内をゆっくり搬送しなが
ら、海苔簀に展着した生海苔を乾燥させ、乾燥が終了し
たならば、はぎ機により海苔簀から乾海苔をはぎ取って
回収するようになっている。
【0003】次に従来の海苔乾燥装置について説明す
る。図6は従来の海苔乾燥装置の横断面図、図7は同空
気加熱室の断面図である。図6において、海苔乾燥装置
は、乾燥室1Aと、乾燥室1Aの側部に設けられた空気
加熱室2Aから成っている。3は鋼棒を枠型に組立てた
ホルダーであり、海苔簀4が複数枚(本例では図6に示
すように横一列に4枚)保持されている。海苔簀4の表
面には、前工程のすき機により生海苔5がシート状に展
着されている。6は乾燥室1Aの内部に配設された無端
チェンなどから成るコンベヤであり、ホルダー3はこの
コンベヤ6により垂直な姿勢で乾燥室1A内を搬送され
る。
【0004】図6および図7において、空気加熱室2A
の上部にはファン7が横方向に複数個(本例では図7に
示すように横一列に5個)並べて設けられている。なお
本発明で、横方向とは、乾燥室の長手方向(乾燥室1A
内におけるコンベヤ6によるホルダー3の搬送方向)で
ある。また空気加熱室2Aの両側部には加熱器としての
バーナ8が設けられている。空気加熱室2Aと乾燥室1
Aの下部は、開口部9で連通している(図6参照)。
【0005】従来の海苔乾燥装置は、上記のように構成
されており、次に動作を説明する。図6において、ホル
ダー3はコンベヤ6により乾燥室1A内をゆっくり搬送
されている。空気加熱室2Aのバーナ8は燃焼してお
り、ファン7が回転することにより外部の空気は空気加
熱室2A内に導入され(矢印a)、バーナ8の炎で加熱
されながら、開口部9から乾燥室1Aの下部へ送り込ま
れる(矢印b)。そして乾燥室1A内を上部へ吹き上げ
(矢印c)、海苔簀4に展着する生海苔5を乾燥させ
る。乾燥が終了したならば、ホルダー3ははぎ機へ送ら
れ、乾海苔は海苔簀4からはぎ取られて回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、空気加熱室2Aで加熱された熱風は、開口
部9から乾燥室1Aに均一に送り込まれず、乾燥室1A
の長手方向において風量がばらつきやすく、その結果、
乾海苔の乾燥の仕上りが悪いという問題点があった。
【0007】したがって本発明は、空気加熱室から乾燥
室へ乾燥室の長手方向において風量のばらつきなく温風
を送り込んで、乾燥の仕上りのよい乾海苔を製造できる
乾海苔製造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥室の側部
に設けられる空気加熱室を、空気吸入用のファンと、こ
のファンに重ねられた整流ユニットとから構成し、かつ
この整流ユニットが長板を平面視してX字形に組み立て
られ、かつその交差点をファンの軸心と同一鉛直線上と
したものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ファンの回転により空気加
熱室に導入される空気は整流ユニットで整流され、乾燥
室にその長手方向において均一に送り込まれる。したが
って乾燥室内を搬送される海苔簀に付着する生海苔は、
仕上りよく乾燥される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は乾海苔製造装置の側面
図、図2は海苔乾燥装置の横断面図、図3は同空気加熱
室の斜視図、図4は同空気加熱室の部分平面図、図5は
風量特性図である。
【0011】まず図1および図2を参照して、乾海苔製
造装置の全体構成を説明する。図1において、乾海苔製
造装置は、乾燥室1の前方に前処理部10を設け、また
その側部に空気加熱室2を設置して構成されている。
【0012】図1において、前処理部10は次のように
構成されている。11はスプロケットに調帯された無端
チェンから成るコンベヤであり、ホルダー19はコンベ
ヤ11より矢印方向へ搬送される。コンベヤ11の上側
走行路にはすき機13と脱水機14が設けられており、
下側走行路にははぎ機15と洗浄機16が設けられてい
る。乾燥室1の内部には、スプロケット17に調帯され
た無端チェンから成るコンベヤ6が設けられている。コ
ンベヤ6には支骨18がピッチをおいて多数突設されて
おり、ホルダー19は支骨18の間にあって、ほぼ垂直
な姿勢でコンベヤ6により矢印方向へ搬送される。
【0013】なお本例では、乾燥室1内のコンベヤ6は
一段であるが、例えば実公昭61−35034号公報に
示されるように、コンベヤ6は上下に多段に配設しても
よい。
【0014】図1において、ホルダー19は、コンベヤ
11により水平な姿勢で搬送されながら、すき機13に
よりホルダー19に保持された海苔簀4の表面に生海苔
5がすき上げられる。次にホルダー19は脱水機14へ
送られ、海苔簀4の表面に展着した生海苔5はプレス脱
水される。次にホルダー19は乾燥室1内をピッチ走行
するコンベヤ6の支骨18の間に送り込まれる。図2に
おいて、空気はファン7が回転することにより空気加熱
室2に導入され(矢印a)、加熱器としてのバーナ8に
より加熱される。加熱された空気は開口部9から乾燥室
1の下部へ送り込まれ(矢印b)、乾燥室1内を上方へ
吹き上げる(矢印c)。したがってコンベヤ6が矢印方
向(図1)へピッチ走行することにより、生海苔5は徐
々に乾燥される。
【0015】乾燥が終了したならば、ホルダー19はコ
ンベヤ11へ受け渡される。そしてホルダー19はコン
ベヤ11の下側走行部を搬送されながら、はぎ機15に
より乾海苔は海苔簀4からはぎ取られて回収される。乾
海苔がはぎ取られた海苔簀4は洗浄機16へ送られて水
洗浄された後、すき機13へ送られ、上述した動作が繰
り返される。
【0016】次に、空気加熱室2の説明を行う。図2お
よび図3において、空気加熱室2の内部にはファン7が
設けられている。またファン7の真上にファン7に重ね
るように整流ユニット30が設けられている。空気加熱
室2の下部は、開口部9で乾燥室1に連通しており、空
気加熱室2で暖められた空気は、乾燥室1へ送り込まれ
る(矢印b)。図4において、整流ユニット30は4本
の長板31を平面視してX字形(十字形)に組み合わ
せ、かつ各長板31の後端部に短板32を長板31と交
差する方向に配置して組み立てられている。4枚の長板
31の交差点はファン7の軸心7aと同一鉛直線上にあ
る。
【0017】次に、図5を参照して、この整流ユニット
30の作用を説明する。図5において、横軸の数字1〜
10は空気加熱室2の下部の開口部9における測定点で
あって、図3に「1」、「2」、「3」・・・「10」
としてその位置を示している。この測定点「1」、
「2」、「3」・・・「10」は、乾燥室1の長手方向
に沿うものである。また縦軸は風速(m/s)である。
なお風速は風量と等価である。図5において、イは整流
ユニット30を備えた本実施の形態の場合の特性を示し
ている。またロは短板32を取りはずしてX字形の長板
31のみで整流ユニットを構成した場合の特性を示して
いる。またハは整流ユニットを設けない場合(すなわち
図6、図7に示す従来例の場合)の特性を示している。
【0018】図5から明らかなように、特性イでは、各
測定点の風速(風量)のばらつきは小さく、乾燥室1に
その長手方向においてほぼ均一に温風が送り込まれる。
また特性ロでは、特性イに比較して均一性はかなり悪化
する。また特性ハでは、均一性は著しく悪化し、乾燥室
1へ送り込まれる温風の風量は乾燥室1の長手方向にお
いて格段にばらつく。したがって図5から明らかなよう
に、図4に示す整流ユニット30を設ければ、乾燥室1
の長手方向における風量のばらつきを少なくし、仕上り
のよい乾燥を行うことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ファンの回転により空
気加熱室に導入される空気は整流ユニットで整流され、
乾燥室にその長手方向において均一に送り込まれる。し
たがって乾燥室内を搬送される海苔簀に付着する生海苔
は、仕上りよく乾燥され、品質のよい乾海苔を製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾海苔製造装置の側面図
【図2】乾海苔製造装置の海苔乾燥装置の横断面図
【図3】乾海苔製造装置の空気加熱室の斜視図
【図4】乾海苔製造装置の空気加熱室の部分平面図
【図5】風量特性図
【図6】従来の海苔乾燥装置の横断面図
【図7】従来の海苔乾燥装置の空気加熱室の断面図
【符号の説明】
1 乾燥室 2 空気加熱室 4 海苔簀 5 生海苔 6 コンベヤ 7 ファン 8 バーナ 30 整流ユニット 31 長板 32 短板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーに保持された海苔簀をコンベヤ
    で搬送しながら、海苔簀上に生海苔をシート状にすき上
    げるすき機と、海苔簀上にすき上げられた生海苔を脱水
    する脱水機と、海苔簀上に展着した生海苔を乾燥させる
    乾燥室と、この乾燥室の側部に設けられて加熱器で加熱
    した空気を乾燥室へ送り込む空気加熱室とを備えた乾海
    苔製造装置であって、前記空気加熱室が、空気吸入用の
    ファンと、このファンに重ねられた整流ユニットとを備
    え、かつこの整流ユニットが長板を平面視してX字形に
    組み立てられ、かつその交差点をファンの軸心と同一鉛
    直線上としたことを特徴とする乾海苔製造装置。
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