JP2920354B2 - 車椅子用駐車表示具 - Google Patents
車椅子用駐車表示具Info
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- JP2920354B2 JP2920354B2 JP13024895A JP13024895A JP2920354B2 JP 2920354 B2 JP2920354 B2 JP 2920354B2 JP 13024895 A JP13024895 A JP 13024895A JP 13024895 A JP13024895 A JP 13024895A JP 2920354 B2 JP2920354 B2 JP 2920354B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両を駐車
場等に駐車した状態で、車椅子の使用者が上記車両内に
携帯した車椅子で車両外へ外出する際等に、当該車両と
隣接する車両との間に車椅子が通過可能なスペースを開
ける必要がある旨を表示するのに用いる車椅子用駐車表
示具に関するものである。
場等に駐車した状態で、車椅子の使用者が上記車両内に
携帯した車椅子で車両外へ外出する際等に、当該車両と
隣接する車両との間に車椅子が通過可能なスペースを開
ける必要がある旨を表示するのに用いる車椅子用駐車表
示具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車椅子を使用する身体障害者が遠
出をする際に、車椅子を自動車等の車両に積載した上で
自ら車両を運転して外出することが多くなっている。こ
の場合、目的地に到着すると、車両を駐車場等に駐車
し、車椅子を使用して外出することになる。
出をする際に、車椅子を自動車等の車両に積載した上で
自ら車両を運転して外出することが多くなっている。こ
の場合、目的地に到着すると、車両を駐車場等に駐車
し、車椅子を使用して外出することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車椅子の使
用者が車両外へ外出した後、他の車両が前記車両の側方
に密接して駐車すると、車椅子の使用者が自己の車両に
戻った際に、隣接する車両との間に車椅子の通過可能な
スペースが存在しないため、独力で自己の車両に搭乗で
きない場合がある。この場合、車椅子の使用者に付添い
の者がいれば、大きな問題は生じにくいが、付添いの者
がいない場合、隣接する車両の所有者が戻るまで待機し
なければならない等の不具合が生じる。
用者が車両外へ外出した後、他の車両が前記車両の側方
に密接して駐車すると、車椅子の使用者が自己の車両に
戻った際に、隣接する車両との間に車椅子の通過可能な
スペースが存在しないため、独力で自己の車両に搭乗で
きない場合がある。この場合、車椅子の使用者に付添い
の者がいれば、大きな問題は生じにくいが、付添いの者
がいない場合、隣接する車両の所有者が戻るまで待機し
なければならない等の不具合が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、車椅子の使用者が搭乗する車両である旨
を簡単且つ効果的に表示できる、携帯可能な車椅子用駐
車表示具を提供することを目的とする。そのため、請求
項1に係る車椅子用駐車表示具は、車両の外表面に着脱
自在に取り付ける取付部と、該取付部から車両外方へ向
けて突出し且つその突出表面において当該車両と隣接す
る車両との間に車椅子の通過可能なスペースを明ける必
要がある旨を表示する突出表示部とを備え、前記取付部
は略平板状に形成されると共に、前記突出表示部は複数
枚の平板が屈曲状に連結されてなり、且つ該突出表示部
の両端に位置する2枚の平板の端部が前記取付部の両端
部に各々連結されることにより、前記取付部及び突出表
示部が全体として断面略多角形状に構成されており、前
記略平板状の取付部と、前記突出表示部を成す複数枚の
平板とは、隣接するいずれか2枚の間で分離可能とされ
ると共に、分離状態で前記突出表示部の複数枚の平板が
折り畳み可能とされていることを特徴とするものであ
る。
解決するため、車椅子の使用者が搭乗する車両である旨
を簡単且つ効果的に表示できる、携帯可能な車椅子用駐
車表示具を提供することを目的とする。そのため、請求
項1に係る車椅子用駐車表示具は、車両の外表面に着脱
自在に取り付ける取付部と、該取付部から車両外方へ向
けて突出し且つその突出表面において当該車両と隣接す
る車両との間に車椅子の通過可能なスペースを明ける必
要がある旨を表示する突出表示部とを備え、前記取付部
は略平板状に形成されると共に、前記突出表示部は複数
枚の平板が屈曲状に連結されてなり、且つ該突出表示部
の両端に位置する2枚の平板の端部が前記取付部の両端
部に各々連結されることにより、前記取付部及び突出表
示部が全体として断面略多角形状に構成されており、前
記略平板状の取付部と、前記突出表示部を成す複数枚の
平板とは、隣接するいずれか2枚の間で分離可能とされ
ると共に、分離状態で前記突出表示部の複数枚の平板が
折り畳み可能とされていることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】請求項2に係る車椅子用駐車表示具は、請
求項1の構成において、前記車両の開口部に挟着可能な
可撓性の挟着片が設けられたことを特徴とするものであ
る。
求項1の構成において、前記車両の開口部に挟着可能な
可撓性の挟着片が設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、車椅子の使用者は、
自動車等の車両内に本発明の車椅子用駐車表示具(以
下、表示具という)を携帯しておき、駐車場等で駐車し
て車椅子で車両外へ外出する場合、表示具の取付部を車
両の外表面に着脱自在に取り付けることにより、当該車
両と隣接する車両との間に車椅子の通過可能なスペース
を設定する必要がある旨を表示する。上記の表示は、車
両の外表面から外方へ突出した突出表示部上で行ってい
るので、車椅子の使用者が外出した後に、当該車両に隣
接させて駐車しようとする車両のドライバーの注意を充
分に喚起することができ、隣接する車両のドライバーが
本表示具による表示を見落とすような不具合は生じにく
い。
自動車等の車両内に本発明の車椅子用駐車表示具(以
下、表示具という)を携帯しておき、駐車場等で駐車し
て車椅子で車両外へ外出する場合、表示具の取付部を車
両の外表面に着脱自在に取り付けることにより、当該車
両と隣接する車両との間に車椅子の通過可能なスペース
を設定する必要がある旨を表示する。上記の表示は、車
両の外表面から外方へ突出した突出表示部上で行ってい
るので、車椅子の使用者が外出した後に、当該車両に隣
接させて駐車しようとする車両のドライバーの注意を充
分に喚起することができ、隣接する車両のドライバーが
本表示具による表示を見落とすような不具合は生じにく
い。
【0011】また、前記取付部及び突出表示部を、全体
として断面略多角形状を成すように中空体として構成し
たので、表示具を軽量且つ安価なものとすることができ
る。
として断面略多角形状を成すように中空体として構成し
たので、表示具を軽量且つ安価なものとすることができ
る。
【0012】上記表示具の不使用時には、前記略平板状
の取付部及び前記突出表示部を成す複数枚の平板を、隣
接するいずれか2枚の間で分離し、この分離状態で折り
畳んで車両内に収納しておく。前記表示具の使用時に
は、取付部及び突出表示部を断面略多角形状に組み立て
た状態で、前記略平板状の取付部を車両の外表面に取り
付ける。
の取付部及び前記突出表示部を成す複数枚の平板を、隣
接するいずれか2枚の間で分離し、この分離状態で折り
畳んで車両内に収納しておく。前記表示具の使用時に
は、取付部及び突出表示部を断面略多角形状に組み立て
た状態で、前記略平板状の取付部を車両の外表面に取り
付ける。
【0013】
【0014】請求項2の構成によれば、表示具を車両の
外表面に取り付けた状態で前記挟着片を車両の開口部、
例えば、ドア開口部に挟着し、この状態でドアを閉じて
ロックすることにより、挟着片を、例えば、ドアとドア
開口部との間に挟着する。これにより、表示具が車両か
ら分離不能となるので、表示具の盗難を未然に防止でき
る。
外表面に取り付けた状態で前記挟着片を車両の開口部、
例えば、ドア開口部に挟着し、この状態でドアを閉じて
ロックすることにより、挟着片を、例えば、ドアとドア
開口部との間に挟着する。これにより、表示具が車両か
ら分離不能となるので、表示具の盗難を未然に防止でき
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1乃至図3において、車椅子用駐車表示具1(以
下、表示具1という)は、車両10の外表面に着脱自在
に取り付けられる略平板状の取付部2と、一端部が取付
部2の両端部に各々連結され且つ他端部が互いに分離自
在に連結された、2枚の硬質樹脂製等の平板3、4から
なる突出表示部5とを備えている。図1から明らかなよ
うに、平板3、4の前記他端部を相互に連結した状態
で、取付部2及び突出表示部5は全体として断面略3角
形状を成している。
る。図1乃至図3において、車椅子用駐車表示具1(以
下、表示具1という)は、車両10の外表面に着脱自在
に取り付けられる略平板状の取付部2と、一端部が取付
部2の両端部に各々連結され且つ他端部が互いに分離自
在に連結された、2枚の硬質樹脂製等の平板3、4から
なる突出表示部5とを備えている。図1から明らかなよ
うに、平板3、4の前記他端部を相互に連結した状態
で、取付部2及び突出表示部5は全体として断面略3角
形状を成している。
【0016】取付状態で、突出表示部5は車両10の外
方へ突出し、且つ平板3の外表面には、前記車両10
と、図示しない隣接する車両との間に車椅子の通過可能
な、例えば、1m程度のスペースを明ける必要がある旨
を述べるメッセージ6が表示されると共に、平板4の外
表面には、例えば、車椅子を示すマーク7が表示されて
いる。メッセージ6及びマーク7は、図示のものに限ら
れず、適宜変更可能であり、マーク7を省略してメッセ
ージ6のみを表示しても良い。メッセージ6及びマーク
7を、例えば、蛍光塗料で表示しておけば、夜間にも表
示内容が鮮明に視認できる。
方へ突出し、且つ平板3の外表面には、前記車両10
と、図示しない隣接する車両との間に車椅子の通過可能
な、例えば、1m程度のスペースを明ける必要がある旨
を述べるメッセージ6が表示されると共に、平板4の外
表面には、例えば、車椅子を示すマーク7が表示されて
いる。メッセージ6及びマーク7は、図示のものに限ら
れず、適宜変更可能であり、マーク7を省略してメッセ
ージ6のみを表示しても良い。メッセージ6及びマーク
7を、例えば、蛍光塗料で表示しておけば、夜間にも表
示内容が鮮明に視認できる。
【0017】取付部2は、具体的には、例えば、磁気吸
着力を付与されたゴムシート8からなり、車両10にお
ける、ドア11の外表面等に着脱自在に吸着させて取り
付けるようになっている。ゴムシート8は、好適には、
磁性粉を含有したゴム材料から形成されるが、それ以外
に、例えば、ゴムシート8に孔又は凹部を設けて、図示
しない磁石片を埋め込むようにしても良い。
着力を付与されたゴムシート8からなり、車両10にお
ける、ドア11の外表面等に着脱自在に吸着させて取り
付けるようになっている。ゴムシート8は、好適には、
磁性粉を含有したゴム材料から形成されるが、それ以外
に、例えば、ゴムシート8に孔又は凹部を設けて、図示
しない磁石片を埋め込むようにしても良い。
【0018】図2に示すように、突出表示部5を成す一
方の平板3の前記他端部には、例えば、2つの突起3a
が上下方向に所定間隔をおいて設けられると共に、突出
表示部5を成す他方の平板4の他端部には、各突起3a
が着脱自在に係合する2つの溝4aが形成されている。
又、ゴムシート8の片側の端部には、布等の薄肉の可撓
性材料からなり、ドア11と、車両10のドア開口部1
2(開口部)との間に挟着可能な挟着片13が取り付け
られている。
方の平板3の前記他端部には、例えば、2つの突起3a
が上下方向に所定間隔をおいて設けられると共に、突出
表示部5を成す他方の平板4の他端部には、各突起3a
が着脱自在に係合する2つの溝4aが形成されている。
又、ゴムシート8の片側の端部には、布等の薄肉の可撓
性材料からなり、ドア11と、車両10のドア開口部1
2(開口部)との間に挟着可能な挟着片13が取り付け
られている。
【0019】上記の構成において、車椅子を利用する身
体障害者が車両10で外出する場合、車両10内に車椅
子を積載すると共に、表示具1を携帯しておく。携帯時
には、図4に示すように、平板3、4の前記他端部を相
互に分離し、ゴムシート8の両端部近傍を湾曲させるこ
とにより、平板3、4を折り畳んだ状態で収納しておけ
ば良い。駐車場等で車両10を駐車して、車椅子で外出
する場合、平板3、4の他端部を相互に連結し、表示具
1を断面略3角形状を成すように組み立てた状態で、例
えば、ドア開口部12の近傍のドア11の外表面にゴム
シート8を吸着させる。そして、挟着片13をドア11
とドア開口部12との間に挟着させた上で、ドア11を
閉じてロックする。
体障害者が車両10で外出する場合、車両10内に車椅
子を積載すると共に、表示具1を携帯しておく。携帯時
には、図4に示すように、平板3、4の前記他端部を相
互に分離し、ゴムシート8の両端部近傍を湾曲させるこ
とにより、平板3、4を折り畳んだ状態で収納しておけ
ば良い。駐車場等で車両10を駐車して、車椅子で外出
する場合、平板3、4の他端部を相互に連結し、表示具
1を断面略3角形状を成すように組み立てた状態で、例
えば、ドア開口部12の近傍のドア11の外表面にゴム
シート8を吸着させる。そして、挟着片13をドア11
とドア開口部12との間に挟着させた上で、ドア11を
閉じてロックする。
【0020】取付部2をドア11の外表面に取り付けた
状態での、ドア11の外表面からの突出表示部5の側方
への最大突出寸法A(図1参照)は、通常、数cm乃至
20数cm程度とすれば、充分に他のドライバーの注意
を喚起する効果が得られるが、例えば、前記寸法Aを、
隣接する車両との間の必要スペースと等しい1m程度と
して、強制的に必要スペースの確保を図るようにしても
差し支えない。
状態での、ドア11の外表面からの突出表示部5の側方
への最大突出寸法A(図1参照)は、通常、数cm乃至
20数cm程度とすれば、充分に他のドライバーの注意
を喚起する効果が得られるが、例えば、前記寸法Aを、
隣接する車両との間の必要スペースと等しい1m程度と
して、強制的に必要スペースの確保を図るようにしても
差し支えない。
【0021】車椅子の使用者が車両10外に外出してい
る間に、他の車両が車両10の側方に隣接して駐車しよ
うとした場合、上記他の車両のドライバーが表示具1に
よる表示を見て、車両10との間に所定のスペースを明
けて駐車するようになる。メッセージ6及びマーク7
は、ドア11の外側方へ突出した突出表示部5上に表示
されているので、単に、ドア11等の車両10の外表面
に平坦な表示板を貼り付けた場合と異なり、充分な注意
喚起効果が得られる。又、挟着片13がドア11とドア
開口部12との間に挟着されているので、表示具1の盗
難が未然に防止される。車椅子の使用者が車両10に戻
った後、表示具1をドア11の外表面から取り外し、折
り畳んだ後、車両10内に収納すれば良い。なお、挟着
片13を設けて、ドア11とドア開口部12間で挟着す
ることは、必須ではない。
る間に、他の車両が車両10の側方に隣接して駐車しよ
うとした場合、上記他の車両のドライバーが表示具1に
よる表示を見て、車両10との間に所定のスペースを明
けて駐車するようになる。メッセージ6及びマーク7
は、ドア11の外側方へ突出した突出表示部5上に表示
されているので、単に、ドア11等の車両10の外表面
に平坦な表示板を貼り付けた場合と異なり、充分な注意
喚起効果が得られる。又、挟着片13がドア11とドア
開口部12との間に挟着されているので、表示具1の盗
難が未然に防止される。車椅子の使用者が車両10に戻
った後、表示具1をドア11の外表面から取り外し、折
り畳んだ後、車両10内に収納すれば良い。なお、挟着
片13を設けて、ドア11とドア開口部12間で挟着す
ることは、必須ではない。
【0022】図5は第2実施例であって、取付部2がゴ
ムシート8ではなく硬質樹脂製等の平板状の板体14で
構成され、この板体14の裏面側に、可撓性の樹脂等か
らなる複数個の周知の吸盤15が取り付けられて、吸盤
15がドア11又はドア11上部の窓ガラス16(図3
参照)の外表面等に吸着されるようになっている。平板
3、4の一端部は各々ヒンジ部17、18により、板体
14の両端部に回動自在に連結され、平板3、4の他端
部は第1実施例と同様、互いに分離自在に連結されてい
る。
ムシート8ではなく硬質樹脂製等の平板状の板体14で
構成され、この板体14の裏面側に、可撓性の樹脂等か
らなる複数個の周知の吸盤15が取り付けられて、吸盤
15がドア11又はドア11上部の窓ガラス16(図3
参照)の外表面等に吸着されるようになっている。平板
3、4の一端部は各々ヒンジ部17、18により、板体
14の両端部に回動自在に連結され、平板3、4の他端
部は第1実施例と同様、互いに分離自在に連結されてい
る。
【0023】図5中仮想線は折り畳み状態を示すもので
あり、折り畳み時に板体14及び平板3、4が互いに略
平行姿勢となるように、板体14の両端部のヒンジ部1
7、18は、各々外方へ所定寸法だけ片寄らせて設けら
れている。なお、第1実施例と共通の部材には、図面上
に同一参照番号を付して、重複した説明を省略する。こ
の実施例において、例えば、板体14と平板3間を分離
可能とすると共に、平板3、4をヒンジ部を介して連結
しても良い。なお、第2実施例において、取付部2及び
突出表示部5を成す複数枚の平板は、必ずしも折り畳み
自在に構成されている必要はなく、隣接する平板の端部
同士が固定されていても良い。又、第1及び第2実施例
において、表示具1の断面形状は、略3角形状以外に、
略4角形状等、任意の略多角形状に変更できる。
あり、折り畳み時に板体14及び平板3、4が互いに略
平行姿勢となるように、板体14の両端部のヒンジ部1
7、18は、各々外方へ所定寸法だけ片寄らせて設けら
れている。なお、第1実施例と共通の部材には、図面上
に同一参照番号を付して、重複した説明を省略する。こ
の実施例において、例えば、板体14と平板3間を分離
可能とすると共に、平板3、4をヒンジ部を介して連結
しても良い。なお、第2実施例において、取付部2及び
突出表示部5を成す複数枚の平板は、必ずしも折り畳み
自在に構成されている必要はなく、隣接する平板の端部
同士が固定されていても良い。又、第1及び第2実施例
において、表示具1の断面形状は、略3角形状以外に、
略4角形状等、任意の略多角形状に変更できる。
【0024】図6は第3実施例であって、取付部2は第
1実施例と同様、磁気吸着力を有するゴムシート8で形
成されると共に、突出表示部5は、硬質樹脂製等の、湾
曲した1枚の円弧板20からなり、円弧板20の外表面
に、第1実施例のメッセージ6及びマーク7と同様の表
示内容21が表示されている。
1実施例と同様、磁気吸着力を有するゴムシート8で形
成されると共に、突出表示部5は、硬質樹脂製等の、湾
曲した1枚の円弧板20からなり、円弧板20の外表面
に、第1実施例のメッセージ6及びマーク7と同様の表
示内容21が表示されている。
【0025】図7及び図8は第4実施例であって、表示
具1が中空状に構成される代わりに、ゴムシート8から
なる取付部2の外表面側に、例えば、スポンジ等の軽量
の充填材22が配置され、この充填材22の上方、下方
及び側方の各外表面が、布、軟質樹脂シート等からなる
表皮材23で被覆されると共に、表皮材23の側方の外
表面に、第1実施例と同様のメッセージ6及びマーク7
が表示されたものである。この場合も、突出表示部5の
断面形状は任意に変更可能である。この実施例では、人
が誤って表示具1に衝突した際に、人及び表示具1の双
方に損傷が生じにくい利点がある。
具1が中空状に構成される代わりに、ゴムシート8から
なる取付部2の外表面側に、例えば、スポンジ等の軽量
の充填材22が配置され、この充填材22の上方、下方
及び側方の各外表面が、布、軟質樹脂シート等からなる
表皮材23で被覆されると共に、表皮材23の側方の外
表面に、第1実施例と同様のメッセージ6及びマーク7
が表示されたものである。この場合も、突出表示部5の
断面形状は任意に変更可能である。この実施例では、人
が誤って表示具1に衝突した際に、人及び表示具1の双
方に損傷が生じにくい利点がある。
【0026】以上の各実施例で、取付部2は磁気吸着力
を有するゴムシート8又は吸盤15を有する板体14で
構成したが、例えば、吸盤15を有しない板体14の裏
面側にゴムシート8を貼り合わせて取付部2を構成する
こともできる。更に、ゴムシート8と吸盤15を併用す
れば、車両10の外表面に対する表示具1の取付を一層
確実に行える。
を有するゴムシート8又は吸盤15を有する板体14で
構成したが、例えば、吸盤15を有しない板体14の裏
面側にゴムシート8を貼り合わせて取付部2を構成する
こともできる。更に、ゴムシート8と吸盤15を併用す
れば、車両10の外表面に対する表示具1の取付を一層
確実に行える。
【0027】又、図9に示すように、取付部2を硬質樹
脂板等からなる板体14で構成すると共に、この板体1
4の裏面に断面略U字形の薄厚のクリップ24を固定
し、外板11aと内板11b間に窓ガラス16を上下動
自在に支持してなるドア11の、外板11aと窓ガラス
16間の僅かな隙間にクリップ24を掛止することによ
って、取付部2をドア11に取り付けるようにしても良
い。
脂板等からなる板体14で構成すると共に、この板体1
4の裏面に断面略U字形の薄厚のクリップ24を固定
し、外板11aと内板11b間に窓ガラス16を上下動
自在に支持してなるドア11の、外板11aと窓ガラス
16間の僅かな隙間にクリップ24を掛止することによ
って、取付部2をドア11に取り付けるようにしても良
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の車椅子用駐車表
示具(以下、表示具という)は、車両の外表面に着脱自
在に取り付けられる取付部と、該取付部から車両外方へ
向けて突出し且つその突出表面において当該車両と隣接
する車両との間に車椅子の通過可能なスペースを明ける
必要がある旨を表示する突出表示部とを備え、前記取付
部は略平板状に形成されると共に、前記突出表示部は複
数枚の平板が屈曲状に連結されてなり、且つ該突出表示
部の両端に位置する2枚の平板の端部が前記取付部の両
端部に各々連結されることにより、前記取付部及び突出
表示部が全体として断面略多角形状に構成されており、
前記略平板状の取付部と、前記突出表示部を成す複数枚
の平板とは、隣接するいずれか2枚の間で分離可能とさ
れると共に、分離状態で前記突出表示部の複数枚の平板
が折り畳み可能とされているので、この表示具を、通常
は自動車等の車両内に収納しておき、身体障害者が車椅
子で車両外へ外出する場合、本表示具の取付部を車両の
外表面に取り付け、当該車両と隣接する車両との間に車
椅子の通過可能なスペースを設定する必要がある旨を表
示することができる。
示具(以下、表示具という)は、車両の外表面に着脱自
在に取り付けられる取付部と、該取付部から車両外方へ
向けて突出し且つその突出表面において当該車両と隣接
する車両との間に車椅子の通過可能なスペースを明ける
必要がある旨を表示する突出表示部とを備え、前記取付
部は略平板状に形成されると共に、前記突出表示部は複
数枚の平板が屈曲状に連結されてなり、且つ該突出表示
部の両端に位置する2枚の平板の端部が前記取付部の両
端部に各々連結されることにより、前記取付部及び突出
表示部が全体として断面略多角形状に構成されており、
前記略平板状の取付部と、前記突出表示部を成す複数枚
の平板とは、隣接するいずれか2枚の間で分離可能とさ
れると共に、分離状態で前記突出表示部の複数枚の平板
が折り畳み可能とされているので、この表示具を、通常
は自動車等の車両内に収納しておき、身体障害者が車椅
子で車両外へ外出する場合、本表示具の取付部を車両の
外表面に取り付け、当該車両と隣接する車両との間に車
椅子の通過可能なスペースを設定する必要がある旨を表
示することができる。
【0029】これにより、前記車椅子の使用者が車両外
へ外出した後、他の車両が当該車両に隣接して駐車しよ
うとした場合、前記突出表示部上の表示により、他の車
両のドライバーの注意を充分に喚起することができ、隣
接する車両は当該車両との間に車椅子の通過可能なスペ
ースを明けて駐車するようになるので、外出を終えて自
己の車両に戻った車椅子の使用者が、自己の車両に搭乗
できないような不具合は生じにくくなる。
へ外出した後、他の車両が当該車両に隣接して駐車しよ
うとした場合、前記突出表示部上の表示により、他の車
両のドライバーの注意を充分に喚起することができ、隣
接する車両は当該車両との間に車椅子の通過可能なスペ
ースを明けて駐車するようになるので、外出を終えて自
己の車両に戻った車椅子の使用者が、自己の車両に搭乗
できないような不具合は生じにくくなる。
【0030】また、前記取付部及び突出表示部を全体と
して断面略多角形状を成す中空体として構成したので、
表示具を軽量且つ安価なものとすることができる。
して断面略多角形状を成す中空体として構成したので、
表示具を軽量且つ安価なものとすることができる。
【0031】さらに、前記平板状の取付部及び前記突出
表示部を成す複数枚の平板を、隣接するいずれか2枚の
間で分離自在とすると共に、分離状態で各平板を折り畳
み自在に構成したので、表示具の不使用時には、表示具
をコンパクトに折り畳んで車両内に収納できると共に、
使用時には、表示具を断面略多角形状に組み立てた状態
で、車両の外表面に取り付けることができるので、使用
勝手が良好である。
表示部を成す複数枚の平板を、隣接するいずれか2枚の
間で分離自在とすると共に、分離状態で各平板を折り畳
み自在に構成したので、表示具の不使用時には、表示具
をコンパクトに折り畳んで車両内に収納できると共に、
使用時には、表示具を断面略多角形状に組み立てた状態
で、車両の外表面に取り付けることができるので、使用
勝手が良好である。
【0032】
【0033】前記車両の開口部に挟着可能な可撓性の挟
着片を表示具に設ければ、表示具を車両の外表面に取り
付けた状態で、挟着片を車両の開口部に挟着することに
より、表示具が車両から分離不可能となるので、表示具
の盗難を防止できる。
着片を表示具に設ければ、表示具を車両の外表面に取り
付けた状態で、挟着片を車両の開口部に挟着することに
より、表示具が車両から分離不可能となるので、表示具
の盗難を防止できる。
【図1】本発明の第1実施例の車椅子用駐車表示具の図
3中B−B線に沿う概略水平断面図。
3中B−B線に沿う概略水平断面図。
【図2】前記車椅子用駐車表示具の概略斜視図。
【図3】前記車椅子用駐車表示具を取り付けた車両の縮
小概略側面図。
小概略側面図。
【図4】前記車椅子用駐車表示具を折り畳んだ状態を示
す概略水平断面図。
す概略水平断面図。
【図5】第2実施例の車椅子用駐車表示具の概略水平断
面図。
面図。
【図6】第3実施例の車椅子用駐車表示具を示す概略水
平断面図。
平断面図。
【図7】第4実施例の車椅子用駐車表示具を示す概略斜
視図。
視図。
【図8】図7の車椅子用駐車表示具の概略水平断面図。
【図9】第5実施例の車椅子用駐車表示具を示す概略垂
直断面図。
直断面図。
2 取付部 3、4 平板 5 突出表示部 8 ゴムシート 10 車両 11 ドア 12 ドア開口部(開口部) 13 挟着片
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の外表面に着脱自在に取り付けられ
る取付部と、該取付部から車両外方へ向けて突出し且つ
その突出表面において当該車両と隣接する車両との間に
車椅子の通過可能なスペースを明ける必要がある旨を表
示する突出表示部とを備え、 前記取付部は略平板状に形成されると共に、前記突出表
示部は複数枚の平板が屈曲状に連結されてなり、且つ該
突出表示部の両端に位置する2枚の平板の端部が前記取
付部の両端部に各々連結されることにより、前記取付部
及び突出表示部が全体として断面略多角形状に構成され
ており、 前記略平板状の取付部と、前記突出表示部を成す複数枚
の平板とは、隣接するいずれか2枚の間で分離可能とさ
れると共に、分離状態で前記突出表示部の複数枚の平板
が折り畳み可能とされている ことを特徴とする車椅子用
駐車表示具。 - 【請求項2】 前記車両の開口部に挟着可能な可撓性の
挟着片が設けられたことを特徴とする請求項1記載の車
椅子用駐車表示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13024895A JP2920354B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 車椅子用駐車表示具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13024895A JP2920354B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 車椅子用駐車表示具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318822A JPH08318822A (ja) | 1996-12-03 |
JP2920354B2 true JP2920354B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=15029701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13024895A Expired - Fee Related JP2920354B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 車椅子用駐車表示具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920354B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP13024895A patent/JP2920354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08318822A (ja) | 1996-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |