JP2920081B2 - セイロ搬送装置および自動蒸し機 - Google Patents

セイロ搬送装置および自動蒸し機

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JP2920081B2
JP2920081B2 JP33417694A JP33417694A JP2920081B2 JP 2920081 B2 JP2920081 B2 JP 2920081B2 JP 33417694 A JP33417694 A JP 33417694A JP 33417694 A JP33417694 A JP 33417694A JP 2920081 B2 JP2920081 B2 JP 2920081B2
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steaming
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督透 石岡
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WATANABE KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、業務用のセイロ搬送
装置およびセイロを用いた赤飯などの自動蒸し機に関
し、特に糯米や赤飯、饅頭等の蒸菓子を入れたセイロを
順次搬送して自動的に蒸す装置およびそのような蒸し機
に好適なセイロの搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】糯米や赤飯、饅頭等の蒸菓子を蒸すとき
に用いる容器としてセイロが古くから用いられている。
セイロは、蒸し台の上に高く積み上げて蒸されるが、従
来は蒸し台からのセイロの搬出、蒸し台上へのセイロの
積み上げが人手により行われており、重労働であると共
に一定の蒸し時間毎にセイロの搬出および積み上げを行
わねばならないので、作業者が蒸し台の近くに常に待機
していなければならず、セイロの搬入、搬出の時間間
隔、すなわち各セイロ毎の蒸し時間にもばらつきが生ず
るという問題があった。
【0003】このような蒸し作業を自動化する装置とし
て、セイロを用いないで、コンベアで米を連続的に移送
しながら移送中に加熱蒸気を吹き出して蒸す装置(特公
平2−28964号公報)や、米をステンレス籠に入れ
て搬送しながら連続的に蒸す装置(特公平3−4113
6号公報)などが提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
されたような装置は、装置が大掛かりとなり、中小の菓
子製造業者では設備費が過大となって実用できない。多
くの菓子製造業者は、長年セイロを用いて蒸し作業を行
っており、蒸し時間の設定などを経験に基づいて行うこ
とにより、業者毎に微妙な味や歯触りの餅や赤飯を造っ
ているのが実情であり、上記公報記載のような装置では
各業者毎に蓄積された経験が発揮できず、味や歯触りの
微妙な特徴を出すことができない。
【0005】また赤飯を蒸す場合には、蒸し操作の途中
に水打ちを行うが、この水打ちの前と後の蒸し時間も業
者毎に異なり、上記公報記載のような装置では微妙な調
整が非常に難しい。
【0006】そこでこの発明は、蒸し台上でセイロを搬
送し積み降ろしする合理的な構造の搬送装置を得、さら
にこの搬送装置を用いてセイロ蒸し作業を自動化する装
置を得ることを課題としており、中小の菓子製造業者で
も過大な経済的負担をかけることなく設置が可能であ
り、従来の経験を生かして従来通りの味や歯触りの製品
を得ることが容易に可能で、赤飯を蒸すための装置も容
易に構成できる自動蒸し機を得ることを課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のセイロ搬送装
置は、昇降部材6、58を昇降自在に案内する基体2、
57と、この昇降部材6、58と共に昇降しかつ相対横
移動して走行する移動部材10、59と、昇降部材6、
58に設けられた退避可能な上支持具19、61と、移
動部材10、59に設けられた下支持具22、62と、
昇降部材6、58の昇降駆動装置7と、移動部材10、
59の移動駆動装置13とを備え、上支持具19、61
および下支持具22、62はセイロ51の鍔を支持し、
下支持具22、62は上支持具19、61の下方に1個
のセイロの高さHより大きい間隔を隔てて設けられてい
るものである。
【0008】またこの発明の自動蒸し機は、蒸し台上へ
のセイロの積み降ろしと受け渡し位置への搬送とを上記
のセイロ搬送装置を用いて行う構造であり、上記のセイ
ロ搬送装置を蒸し台14の上方ないし側方に備え、上支
持具19、61はこの蒸し台の上方ないし側方に位置し
ており、移動部材10、59は蒸し台14の上方からセ
イロの受け渡し位置x、yの間を移動可能であり、昇降
部材6、59は蒸し台14上に積重されたセイロ群の高
さより高い位置まで上昇可能なものである。
【0009】第1の受け渡し位置xと第2の受け渡し位
置yとを蒸し台14を挟む両側に配置したときは、移動
部材10を両受け渡し位置xとyとの間を移動可能に設
ける。
【0010】赤飯などを蒸すときは蒸し途中で水打ちが
必要である。この発明の構成で赤飯の自動蒸し機を構成
するときは、第1と第2の2台の蒸し台14と16とを
配置し、第1蒸し台14の反第2蒸し台側に第1受け渡
し位置xを配置し、第2蒸し台16の反第1蒸し台側に
第2受け渡し位置yを配置し、第1蒸し台と第2蒸し台
との間に水打ち装置39を配置する。そして上記のセイ
ロ搬送装置を蒸し台14、16の上方に配置し、上支持
具19を各蒸し台14、16のそれぞれの上方位置に設
け、移動部材10を第1の受け渡し位置から第2の受け
渡し位置yの間で移動可能に設ける。
【0011】受け渡し位置x、yを一箇所とした自動蒸
し機で赤飯の蒸し機を構成するときは、自動蒸し機を2
組設け、第1の自動蒸し機の受け渡し位置xと第2の自
動蒸し機の受け渡し位置yとの間でセイロを搬送する第
2の搬送装置53を設け、この第2の搬送装置に水打ち
装置39を設ける。
【0012】蒸し台上のセイロに蓋37をするときは、
蓋37を蒸し台14の上方で基体2、57に昇降自在に
装着し、自重によりセイロ上に覆着されるようにする。
この蓋は昇降部材6、58が蒸し台14に積重されたセ
イロの高さを越えて上昇したときに当該昇降部材に係止
して持ち上げられる。
【0013】
【作用】この発明の請求項1のセイロ搬送装置によれ
ば、一定の位置に積重されたセイロの最上段への積み上
げ積み降ろしおよび最下段への(必要であれば中間の段
への)セイロの挿入および取り出しが可能である。新た
なセイロの最上段への積み上げは、移動部材10、59
を受け渡し位置xに移動させて昇降部材6、58を下降
させ、下支持具22、62で受け渡し位置にあるセイロ
を支持し、昇降部材6、58をセイロの積み上げ高さよ
り高く上昇させた後、移動部材10、59を移動して下
支持具22、62を上支持具19、61の直下に移動さ
せ、昇降部材を下降させるという動作で行われる。最上
段のセイロを積み降ろす動作はこの逆の動作で行われ
る。昇降部材が下降するときの下支持具22、62とセ
イロの鍔との干渉は、移動部材を受け渡し位置の直上か
ら若干偏倚させて下降させることにより回避できる。昇
降部材が所望の下降位置に達したときに、移動部材1
0、59を正規の位置に移動させることにより、下支持
具22、62が搬送しようとするセイロの鍔の下に差し
込まれる。
【0014】新たなセイロの最下段への挿入は、移動部
材10、59を受け渡し位置x側に移動し、上支持具1
9、61を退避させた状態で昇降部材6、58を下降さ
せる。そして上支持具19、61が最下段のセイロ51
の鍔の下に下降した位置で昇降部材6、58の下降を停
止し、上支持具19、61を進出させる。また受け渡し
位置に対して若干偏倚させた位置で下降した移動部材を
受け渡し位置xで正確に位置決めすることにより、下支
持具22、62を挿入しようとするセイロの鍔の下に差
し込む。次に昇降部材6、58を上昇させると、積み上
げられたセイロ群が上支持具19、69で支持されて持
ち上げられ、次いで下支持具22、62で挿入しようと
するセイロが持ち上げられる。この状態で移動部材1
0、59を走行して下支持具22、62を上支持具19
の直下の位置に移動し、昇降部材6、58を下降させる
と上支持具19、61で支持されていたセイロ群が新た
に挿入されたセイロの上に載置されるから、上支持具を
退避させ、移動部材10、59を若干移動させて下支持
具22、62とセイロの鍔との干渉を避けた状態で昇降
部材6、58を上昇させる。積み上げたセイロ群の最下
段のセイロの取り出しは、上記の逆の動作で行われる。
【0015】受け渡し位置x、yではセイロを受ける動
作と渡す動作とが行われるが、これを同一位置で行って
もよく、また上下に異なる二箇所の位置で行ってもよ
く、積重されたセイロ群を挟む両側の位置で受け動作と
渡し動作とを個別に行ってもよい。
【0016】上述したようにこの発明のセイロ搬送装置
は、定位置に積み上げられたセイロの上に新たなセイロ
を積み上げ、最下段からセイロを取り出す動作および最
下段に新たなセイロを挿入して、最上段のセイロを降ろ
す操作とがいずれも可能であるから、上記セイロ搬送装
置の上支持具19、61を蒸し台の上方ないし側方に位
置させて設置することにより、蒸し台14上へのセイロ
の積み上げと取り出しとを自動的に行う蒸し機を構成す
ることができる。この場合赤飯や糯米を蒸すときは、初
めは弱く後で強く蒸されるので、セイロを上に積み上げ
て下から取り出す操作となり、饅頭などを蒸すときは初
めは強く後は弱く蒸されるので、セイロを下から挿入し
て上から降ろす操作となる。
【0017】なお上記セイロ搬送装置の下支持具22、
62は、上支持具と同様に退避可能に設けることもでき
る。その場合は移動部材10、59を正規の受け渡し位
置やセイロの積み上げ位置に移動した状態で下降させ、
所望の位置で下支持具を進出させるという動作になる。
【0018】なお受け渡し位置をセイロの積み上げ位置
を挟んで両側に設けたときは、移動部材10、62(正
確には下支持具22、62)が両受け渡しx、yの間で
移動できるようにしなければならない。受け渡し位置が
一箇所または上下方向に異なる二箇所(平面視で同一箇
所)であるときは、キャリアは当該受け渡し位置とセイ
ロの積み上げ位置との間で往復できればよい。
【0019】この発明の蒸し機においては、セイロの積
み上げまたは挿入動作と、抜き取りまたは積み降ろし動
作とを設定された時間間隔毎に繰り返す。各セイロの蒸
し時間はこの時間間隔と蒸し台上に積み上げられるセイ
ロの段数の積によって決定される。蓋37を上記構成で
設けたときは、セイロを積み上げまたは積み降ろすため
に昇降部材6、58がセイロの高さより高く上昇したと
きに、当該昇降部材が蓋37を持ち上げるから、移動部
材10、59の移動を行った後、再び昇降部材を下げた
とき持ち上げられた蓋は新たに最上段となったセイロの
上に覆着される。このような蓋37は特に蒸し台上に積
重されるセイロの段数が少ないときに上記の無駄を避け
るのに有効である。
【0020】赤飯を蒸す場合には蒸し操作の途中で水打
ちが必要である。これを実現するためには蒸し台を2台
設け、第1蒸し台14と第2蒸し台16との間のセイロ
の搬送途中に水打ち装置39を設ける。すなわち第1蒸
し台14上のセイロ群の最下段から抜き取ったセイロに
水打ちをし、これを第2蒸し台16に積み上げられたセ
イロ群の最上段に載せる。第1蒸し台14からのセイロ
の取り出しと第2蒸し台16へのセイロの積み上げは同
一の時間間隔で行う必要があり、従って第1蒸し台上へ
の新たなセイロの積み上げと、第2蒸し台上からの蒸し
上がり済みのセイロの取り出し動作の時間間隔もすべて
同一の時間間隔となる。従って第1蒸し台上での蒸し時
間と第2蒸し台上での蒸し時間の比は、両蒸し台上に積
重される段数の比によって決定される。
【0021】このように蒸し台を2個設けた場合のセイ
ロ搬送装置の構成は、種々のバリエーションが可能であ
る。最も単純には各蒸し台上にそれぞれ独立したセイロ
搬送装置を設け、両者を同期動作させる構造である。こ
の構成は、請求項2、3の自動蒸し機を2台直列に設け
た構成となり、水打ち装置は2台の自動蒸し機の間に配
置される。必要があれば2台の自動蒸し機の間に第2の
搬送装置53を配置し、この第2の搬送装置の部分に水
打ち装置を設ける。
【0022】蒸し台を2台設けたときのセイロ搬送装置
の他の構成は、両蒸し台14、16上で昇降する1個の
昇降部材6を設ける構造である。この場合の昇降部材6
には第1蒸し台14と第2蒸し台16のそれぞれの上方
に上支持具19、19を設けられなければならない。下
支持具22は一組とする構成と二組とする構成の両者が
可能である。移動部材10は1個とするのが合理的であ
り、1個の移動部材に二組の下支持具を設ける構成が最
も合理的である。
【0023】1個の移動部材に二組の下支持具を設けた
ときの動作を説明すると、下支持具22、22を蒸し台
14、16から若干偏倚させ、かつ上支持具19、19
を退避させた状態で昇降枠6を下降し、下から2段目の
セイロ51aの下で上支持具19を進出させ、同じ位置
で下支持具22を蒸し台14、16上に位置させること
により、下支持具22を最下段のセイロ51の下に差し
込む。この状態で昇降部材6を上動させると、まず2段
目以上のセイロ群が上支持具19に持ち上げられ、若干
間隔をおいて最下段のセイロが下支持具22により持ち
上げられる。そこで移動部材10を退出側に移動し昇降
部材6を下降させる。
【0024】次に上支持具19を退避し、下支持具22
をセイロ搬入側に移動する。同時に第1蒸し台14から
搬出されたセイロに水打ちが行われる。次に昇降部材6
を上昇させることにより、装置に新たに搬入されたセイ
ロと水打ちされたセイロとが同時に持ち上げられる。昇
降部材6を最上段まで上昇させると、最上段のセイロに
覆着されていた蓋37が持ち上げられ、次に移動部材1
0を移動させることにより、持ち上げられた蓋37と最
上段のセイロとの間に新たなセイロおよび水打ちされた
セイロが挿入される。この状態で昇降部材6を下降すれ
ば、新たなセイロおよび水打ちされたセイロがそれぞれ
第1蒸し台14および第2蒸し台16上のセイロ群の上
に積み上げられ、その上に蓋37が覆着される。第1蒸
し台上のセイロの段数と第2蒸し台上のセイロの段数と
が異なるときは、高く積まれる方の蒸し台側の下支持具
22を進退自在に設け、セイロが積まれたら直ちに当該
下支持具を退避させて、下方のセイロとの干渉を防止す
る。
【0025】
【実施例】図1ないし図5は本発明の自動蒸し機の第1
実施例を示したものである。基台1には基枠2が立設さ
れ、基枠2の下部中央に蒸し台14が配置されている。
基枠2の側面中央上下にスプロケット4、4が軸着され
ており、このスプロケットに巻架されたチェーン5の両
端が基枠2の柱に沿って設けたガイド杆3に案内されて
昇降する昇降枠6に連結されている。この昇降枠6は基
台1上に装着された昇降モータ7で下方のスプロケット
を回転駆動することにより昇降する。
【0026】昇降枠6の側面板の内側には断面コ字形の
水平方向のレール8、8がその溝を対向させて上下に設
けられており、昇降枠6からセイロの受け渡し位置xの
両側に延びる腕9を有するキャリア10がこのレール8
に沿って走行自在に装着されている。昇降枠6の側面板
には水平方向のチェン11が前後のスプロケット12、
12間に巻架して装着されており、このチェン11がキ
ャリア10に連結され、搬送モータ13でスプロケット
12を回転駆動することにより、キャリア10が往復走
行し、その腕9が受け渡し位置x側に向けて進退する。
【0027】キャリアの腕9内には片側各2個計4個の
下爪22が各別に水平方向摺動自在に設けられており、
進退モータ23で駆動される腕9と平行なネジ杆24が
それぞれの爪22と螺合している。ネジ杆24は先端側
と基端側とで逆方向のネジが設けられており、ネジ杆2
4を回転させることにより、腕9に沿う2つの爪22の
間隔が広狭する。図の例では、爪22の間隔が開いたと
きに爪22がセイロ51の鍔53と係合する位置にな
り、爪22の間隔を狭めたときに爪22が鍔52の内側
に逃げてセイロ51と爪22とが干渉しない位置とな
る。
【0028】昇降枠6の側面板の前記レール8の上方部
分には、引き込まれたときの腕9の直上となる位置に設
けたガイドブラケット18に片側2個、計4個の上爪1
9が水平方向に摺動自在に装着されている。この上爪1
9も前記下爪22と同様な構造で、上爪側の進退モータ
20で駆動されるネジ杆21に螺合して、セイロ51の
鍔52と係合する位置とその内側にずれた位置とに移動
できるようになっている。
【0029】上爪19および下爪22は、特許請求の範
囲等で言う上支持具および下支持具であり、セイロの鍔
52と係合する位置が進出位置、内側にずれた位置が退
避位置である。上爪19と下爪22との上下方向の間隔
は、セイロの高さHより若干大きく、両方の爪19、2
2でセイロ51を支持したときに上下のセイロの間に若
干隙間ができる。
【0030】爪19、22は上下方向に揺動して進退す
る構造とすることもできる。すなわち下方に揺動したと
き、ガイドブラケット18や腕9から内側に水平に延び
てセイロの鍔52を支持し、上動したときに爪の先端が
セイロの鍔と干渉しない位置まで退避する構造である
(後述する第2実施例参照)。さらにこの種の支持具の
他の構造としては、図6および図7に示すものがある。
図6の支持具は昇降枠6及びキャリア10の垂直方向の
軸回りに回転する2つの円板25、26にセイロの鍔に
相当する大きさの切欠27、28を設けたものであり、
鍔の位置に切欠27、28を合わせて昇降枠6を上昇さ
せてセイロを支持する。
【0031】図7の支持爪は昇降枠6及びキャリア10
に垂直方向の軸回りに回転する2つの短冊状の爪片2
9、30を設けたものであり、爪片を閉じて昇降枠を上
昇させてセイロを支持するものである。
【0032】図1の実施例の装置で糯米を蒸すときに
は、昇降枠6がセイロ受け渡し位置xの高さにある状態
(ホームポジション)で上爪19と下爪22を退避さ
せ、キャリア10を走行して腕9をセイロ受け渡し位置
xの側方に進出させ、下爪22を進出して受け渡し位置
xにあるセイロを支持し、昇降モータ7を駆動して昇降
枠6を蒸し台14の最上段のセイロより高い位置まで上
昇させる。次にキャリア10を逆走行して腕9を蒸し台
14側に移動したあと、昇降モータ7を逆転駆動して昇
降枠6を下動し、新たなセイロを蒸し台上の最上段のセ
イロの上に載せる。そのあと下爪22を退避させて昇降
枠6をホームポジションに戻す。
【0033】所定の蒸し時間が経過したら、腕9を昇降
枠内に退避させた状態で上下の爪19、22を進出さ
せ、上爪19を蒸し台上の2段目のセイロ51aの鍔の
下に、下爪22を最下段のセイロ51の鍔の下方に位置
させる。この状態で昇降枠6を上昇させると、まず2段
目のセイロ51aが持ち上げられ、若干の間隙を隔てて
最下段のセイロ51が持ち上げられる。そこでキャリア
10を走行して腕9をセイロ受け渡し位置xに進出さ
せ、昇降枠6を下降して2段目のセイロ11aを蒸し台
14に載せる。受け渡し位置xに搬出されたセイロがこ
の位置に設けた載置台に載せられるか又は腕9上から取
り去られ、2段目のセイロが蒸し台に載ったのを確認し
たあと、上下の爪19、22を退避させてキャリア10
及び昇降枠6をホームポジションに戻して一サイクルの
動作を完了する。
【0034】上記は蒸し台に積重したセイロの最上段に
新たなセイロを積み上げ、最下段のものを搬出する蒸し
方(蒸し工程の終りで強く蒸す)であるが、饅頭などは
蒸し工程の初めで強く蒸すのが普通である。本実施例の
装置で饅頭を蒸すときには、上下の爪19、22を退避
させた状態で昇降枠6を下降し、キャリア10を走行し
て腕9をセイロ受け渡し位置側に進出させる。上下の爪
19、22を進出したあと、昇降枠6を上昇させる。こ
の動作で上爪19が蒸し台14上のセイロ群を支持し、
下爪22が受け渡し位置xのセイロを支持する。そこで
キャリア10を走行して腕9を蒸し台14側に移動して
昇降枠6を下降させる。するとまず下爪22で支持され
た新たなセイロが蒸し台14に載り、次に上爪19で支
持されたセイロ群がその上に積み重ねられる。
【0035】所定の蒸し時間が経過したら、上爪19が
最上段のセイロより高くなるまで昇降枠6を上昇し、下
爪22を最上段のセイロの鍔の下に進出させ、昇降枠6
を若干上昇させたあとキャリア10を走行して腕9をセ
イロ受け渡し側に進出させ、昇降モータ7を逆転駆動し
て昇降枠6を下動してセイロを受け渡し位置xに降ろ
す。セイロが受け渡し位置に設けた載置台に載るか又は
腕9から取り去られた後、下爪22を退避させて腕9を
蒸し台側に退避させ、昇降枠6をホームポジションに戻
して一サイクルの動作を完了する。
【0036】図8ないし図12は本発明の自動蒸し機の
第2実施例を示したものである。この実施例は赤飯用の
自動蒸し機であり、基台1の長手方向に沿ってセイロの
搬入台31、第1の蒸し台14、水切り台15、第2の
蒸し台16、およびセイロの搬出台32が配置されてい
る。搬入台31の位置が第1蒸し台14の第1の受け渡
し位置x、搬出台32の位置が第2蒸し台16の第2の
受け渡し位置z、水切り台15の位置が第1蒸し台の第
2の受け渡し位置yでかつ第2蒸し台16の第1の受け
渡し位置である。
【0037】搬入台31から搬出台32までセイロを搬
送する搬送装置は、搬入台31から搬出台32に至る長
さの1個の昇降枠6を備えており、この昇降枠には第1
蒸し台14と第2蒸し台16との位置にそれぞれ上爪を
備えている。また昇降枠の長手方向に沿って走行するキ
ャリア10は、第1蒸し台14から第2蒸し台16に至
る長さを備え、蒸し台14、16の間隔と等しい間隔で
配置した二組の下爪を備えている。
【0038】基枠2の4本の柱33は、第1の蒸し台1
4の側方及び第2の蒸し台16の側方に立設されてお
り、各柱の対向面に丸棒状のガイド杆3が添設されてい
る。基枠2の内側には搬入台、第1蒸し台、水切り台、
第2蒸し台、搬出台の相互の間に位置する4本の繋ぎ材
34を有する梯子状の昇降枠6が収納されている。昇降
枠6は、ガイド杆3に摺動自在に装着されたスライダ3
5に固定されており、ガイド杆に案内されて昇降自在で
ある。昇降枠のスライダ35の近傍にナット部材36が
固着されており、ナット部材は基枠2にガイド杆3と平
行に設けられたネジ杆38と螺合している。4本のネジ
杆38は昇降モータ7により同期駆動される。
【0039】昇降枠6の繋ぎ材34は、中央が凸な横コ
字形をしており、繋ぎ材の上辺は搬入台31、蒸し台1
4、16、水切り台15及び搬出台32の上辺と略同一
高さである。中央の2つの繋ぎ材34の上辺には、逆ロ
ート形のカバー37が装着されており、カバー37は水
切り台15上にあるセイロを覆う大きさである。このカ
バーの上面には噴水ノズル39が装着されており、水切
り台15の上面中央には水抜き孔が設けられている。
【0040】昇降枠6の略中央外側にはギアボックス4
1が設けられており、このギアボックスにピニオン42
が回転自在かつ軸方向移動を規制して設けられている。
ピニオン42は基台1に装着した搬送モータ13で正逆
転する鉛直方向の駆動軸43に軸方向摺動自在かつ相対
回転不能に軸着されている。昇降枠6は搬入台31の両
側上方から搬出台32の両側上方に延びる断面コ字形の
レール8を備えており(図12参照)、このレール8に
ベアリング44を介して走行自在にキャリア10が装着
されている。キャリア10は、搬入台側に移動したと
き、搬入台31から水切り台15に至る長さを備えてい
る。キャリア10はレール8に沿って延びるラック45
を備えており、このラックと前記ピニオン42とが噛合
している。搬送モータ13で駆動軸43を正逆転する
と、キャリア10がレール8に沿って走行する。
【0041】昇降枠6の上面の蒸し台14、16の上方
に位置する部分には、ブラケット46を介して上爪19
が揺動進退自在に設けられており、キャリア10にはブ
ラケット47を介して二組(片側2個計4個で一組)の
上爪の間隔と同一の間隔で、二組の下爪22が揺動進退
自在に設けられている。従って、キャリアの一方の下爪
22が第1蒸し台14の側方にきたとき、他方の下爪2
2は第2蒸し台16の側方に位置することとなる。
【0042】上下の爪19、22は図示しないシリンダ
で進退可能であり、その進出位置はストッパ48、48
で規制されている。上爪19と下爪22とは、第1実施
例のものと同様に、一個のセイロの高さHより若干大き
い上下方向の間隔で設けられている。
【0043】蒸し台14、16上の上爪19は、それぞ
れ対応する蒸し台上に積まれたセイロの最下段のもの5
1を搬出するときに2段目以上のセイロ51aを持ち上
げるのに用いられる。キャリア10に装着された第1蒸
し台側の下爪22は、搬入台から第1蒸し台へおよび第
1蒸し台から水切り台へのセイロの搬送に用いられ、第
2蒸し台側の下爪22は水切り台から第2蒸し台へおよ
び第2蒸し台から搬出台へのセイロの搬送に用いられ
る。
【0044】次に図8に基づき第2実施例装置の動作を
説明する。セイロを搬入台31に載せ、搬送モータ13
を駆動してキャリア10を搬入台31側に走行させる。
下爪22を進出させたあと昇降枠6を上昇し、キャリア
10を第1蒸し台14側に走行し、昇降枠6を下降して
セイロを第1蒸し台14上に載せる。このような手順を
繰り返して第1蒸し台14上にセイロを所定段積み上げ
たら、上下の爪19、22を退避させてホームポジショ
ンで待機する。
【0045】次に第1蒸し台14での蒸し時間が経過し
たら昇降枠6を上昇して上爪19を2段目のセイロ51
aの鍔の下方に位置決めし、上下の爪19、22を進出
して1段目と2段目のセイロ51、51aを持ち上げ
る。3段目以上のセイロは、2段目のセイロと共に持ち
上げられる(図12参照)。
【0046】次に搬送モータ13を駆動してキャリア1
0を水切り台15側に移動し、昇降枠6を下降して1段
目のセイロ51を水切り台15に載せるとともに第2段
目のセイロ51aを第1蒸し台14に載せる。水切り台
15上のセイロに噴水ノズル39で水を噴霧し、その間
にキャリア10が搬入台31側に移動して、下爪22を
進出させたあと昇降枠6を上昇させ、新たに搬入台31
に載置されたセイロ51を第1蒸し台14に積まれた9
段目のセイロの上に積み上げ、第1蒸し台14の側方に
キャリア10を停止して所定時間(必要な蒸し時間をセ
イロの積み上げ段数で除した時間)待つ。このような動
作を繰り返して第1蒸しと水打ちが行われる。
【0047】水打ちが終了したら、搬送モータ13を駆
動してキャリア10を第2蒸し台側に移動し、下爪22
を水打ち台15上のセイロ51の鍔の下方に進出させ、
昇降モータ7を駆動して昇降枠6を上昇する。セイロ5
1が第2蒸し台16上の最上段のセイロより高くなった
ら、キャリア10を第2蒸し台側に移動する。次いで、
昇降枠6を下降してセイロ51を第2蒸し台に積重され
たセイロの上に載せ、下爪22を退避させて上下の支持
爪が第2蒸し台の側方に位置するようにして所定の蒸し
時間待つ。蒸し時間が経過したら、上下の支持爪19、
22をそれぞれ2段目のセイロ51aの鍔と1段目のセ
イロ51の鍔の下に進出させ、昇降枠6を上動して2段
目と最下段のセイロを若干の間隔をあけて持ち上げる。
3段目以上のセイロは2段目のセイロと共に支持され
る。この状態でキャリア10を搬出台32側に移動して
昇降枠6を下降する。まず1段目のセイロ51が搬出台
32に載置され、第2段目以上のセイロ51aが第2蒸
し台16上に載置される。このようにして搬入台31に
搬入されたセイロ51が搬出台32に移動する過程にお
いて、第1蒸し、水打ち、第2蒸しが行われ、自動的に
赤飯を製造できる。水打ち前後の第1蒸しと第2蒸しの
蒸し時間の比は第1蒸し台に積重されるセイロの段数
と、第2蒸し台に積重されるセイロの段数の比によって
設定される。
【0048】この第2実施例の装置で蒸し台上のセイロ
に蓋37を設けるときは、この蓋37を昇降枠をガイド
しているガイド杆3に自由昇降自在に設ける。このよう
に設けられた蓋37は、昇降枠6が積み上げたセイロの
高さより高く上昇したときに当該昇降枠によって持ち上
げられ、キャリア10が最上段に新たなセイロを挿入し
たあと昇降枠6が下降したときに、当該蓋は最上段に積
み上げた新たなセイロの上に覆着される。
【0049】実施例1の装置で赤飯の蒸し機を実現する
ときは、同一の蒸し機を2台配置し、両者の受け渡し位
置x、y相互の間に第2の搬送装置53を設け、この第
2の搬送装置上で水打ちを行うようにすればよい。図1
3はそのように構成した装置の模式的な正面図である。
図の装置では、各自動蒸し機54、55のセイロ受け渡
し位置が上下に位置しており、第1の蒸し機54の下側
の受け渡し位置(搬出位置)yと第2の蒸し機55の上
側の受け渡し位置(搬入位置)xとを接続する斜めのコ
ンベア53が設けられ、このコンベアの途中に水打ち装
置39が配置されている。
【0050】セイロは、第1の蒸し機54の上側の受け
渡し位置xから装置に搬入され、第1の蒸し機で蒸され
て下側の受け渡し位置yに搬出され、コンベア56で第
2の蒸し機55の上側の受け渡し位置xに運ばれ、その
途中で水打ちされ、第2の蒸し機で水打ち後の蒸しが行
われ、第2の蒸し機の下側の受け渡し位置zに搬出され
る。
【0051】以上の実施例は直線移動によってセイロを
搬送する構造であるが、円弧移動によってセイロを搬送
する構造とすることもできる。図14はそのような構造
の第3実施例を示したものである。この実施例では扇形
の基台1にポール57を立設し、このポール57に沿っ
て同時昇降する昇降台58と旋回台59とを設け、昇降
台58には上フォーク61を、旋回台59には下フォー
ク62をそれぞれ進退自在に設けている。上フォーク6
1は蒸し台14側に向いており、下フォーク62は搬入
台31に向く方向と蒸し台14に向く方向との間でポー
ル57回りに旋回自在である。フォーク61、62は進
出したときに蒸し台14(下フォークにおいては蒸し台
と搬入台)の上方両側に進出し、その上に搭載されてい
るセイロ51の鍔52の下に差し込まれる。この第3実
施例のものの動作は、下フォーク62の動きが円弧移動
である以外は第1実施例のものと同様である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したこの発明の装置によれば、
従来と同様に糯米や赤飯をセイロに入れた状態で蒸し操
作を自動化でき、セイロの搬送や積み上げ作業が不要と
なり、作業負担を大幅に軽減できる。蒸し操作は、従来
と同様な構造の蒸し台上で従来と同様な作用により行わ
れるので、装置の操作や調整に新たな技能を必要とせ
ず、従来の人手による蒸し作業の経験をそのまま活かし
て個々の菓子製造業者毎に有する微妙な味や歯触りを継
承できる。
【0053】また装置構造が簡単で安価に提供できるの
で、中小の業者が設置するのに経済的な負担が過大とな
ることもなく、また蒸し途中に水打ちの必要な赤飯用の
蒸し装置も容易かつ簡単な構成で得ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す正面図
【図2】第1実施例の側面図
【図3】下爪の装着構造および進退機構を示す平面図
【図4】下爪の装着構造および進退機構を示す側面図
【図5】上爪の進退機構を示す平面図
【図6】爪の他の構造を示す斜視図
【図7】爪の更に他の構造を示す斜視図
【図8】第2実施例を示す正面図
【図9】図8のC部断面図
【図10】図8のD部断面図
【図11】図8のE部断面図
【図12】図10のA部拡大図
【図13】第3実施例を示す正面図
【図14】第4実施例を示す斜視図
【符号の説明】
2 基枠 6 昇降枠 7 昇降モータ 10 キャリア 13 搬送モータ 14 蒸し台(第1) 16 蒸し台(第2) 19 上爪 22 下爪 37 蓋 39 噴水ノズル 51 セイロ 53 第2の搬送装置 57 ポール 58 昇降台 59 旋回台 61 上フォーク 62 下フォーク

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降部材(6,58)を昇降自在に案内する基
    体(57)と、昇降部材(6,58)と共に上昇しかつ相対横移動
    する移動部材(10,59) と、昇降部材(6,58)に設けられた
    退避可能な上支持具(19,61) と、移動部材(10,59) に設
    けられた下支持具(22,62) と、昇降部材(6,58)の昇降駆
    動装置(7) と、移動部材(10,59) の移動駆動装置(13)と
    を備え、上支持具(19,61) および下支持具(22,62) はセ
    イロ(51)の鍔を支持し、下支持具(22,62) は上支持具(1
    9,61) の下方に1個のセイロの高さ(H) より大きい間隔
    を隔てて設けられている、セイロ搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセイロ搬送装置を蒸し台
    (14)の上方ないし側方に備え、上支持具(19,61) はこの
    蒸し台の上方ないし側方に位置しており、キャリア(10,
    59) は蒸し台(14)からセイロの受け渡し位置(x,y) の間
    を移動可能であり、昇降部材(6,58)は蒸し台(14)上に積
    重されたセイロ群の高さより高い位置まで上昇可能であ
    る、自動蒸し機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のセイロ搬送装置を蒸し台
    (14)の上方に備え、上支持具(19)はこの蒸し台の上方に
    位置しており、第1の受け渡し位置(x) と第2の受け渡
    し位置(y) とが蒸し台(14)を挟む両側に配置されてお
    り、移動部材(10)は両受け渡し位置(x) と(y) との間を
    移動可能であり、昇降部材(6) は蒸し台(14)上に積重さ
    れたセイロ群の高さより高い位置まで上昇可能である、
    自動蒸し機。
  4. 【請求項4】 第1蒸し台(14)と、第2蒸し台(16)と、
    第1蒸し台(14)の反第2蒸し台側に位置する第1受け渡
    し位置(x) と、第2蒸し台(16)の反第1蒸し台側に位置
    する第2受け渡し位置(y) と、第1蒸し台と第2蒸し台
    との間に配置された水打ち装置(39)とを含み、請求項1
    記載のセイロ搬送装置を蒸し台(14,16) の上方に備え、
    上支持具(19)は各蒸し台(14,16) のそれぞれの上方位置
    に設けられており、移動部材(10)は第1の受け渡し位置
    から第2の受け渡し位置(y) の間を移動可能であり、昇
    降部材(6) は蒸し台(14,16) 上に積重されたセイロ群の
    高さより高い位置まで上昇可能である、自動蒸し機。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の自動蒸し機を2組備え、
    第1の自動蒸し機の受け渡し位置(x) と第2の自動蒸し
    機の受け渡し位置(y) との間でセイロを搬送する第2の
    搬送装置(53)を備え、この第2の搬送装置に水打ち装置
    (39)を設けた、自動蒸し機。
  6. 【請求項6】 蒸し台(14)の上方で基体(2,57)に昇降自
    在に装着されて自重によりセイロ上に覆着される蓋(37)
    を備え、この蓋は昇降部材(6,58)が蒸し台(14)に積重さ
    れたセイロの高さを越えて上昇したときに当該昇降枠に
    係止して持ち上げられる、請求項1、2、3、4、5記
    載の自動蒸し機。
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