JP2919307B2 - 桁の支承構造及び桁の支承 - Google Patents

桁の支承構造及び桁の支承

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JP2919307B2
JP2919307B2 JP16794595A JP16794595A JP2919307B2 JP 2919307 B2 JP2919307 B2 JP 2919307B2 JP 16794595 A JP16794595 A JP 16794595A JP 16794595 A JP16794595 A JP 16794595A JP 2919307 B2 JP2919307 B2 JP 2919307B2
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効 川喜田
清志 秋山
惣一郎 清水
史郎 松本
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ORIENTARU KENSETSU KK
TOKYO FUABURITSUKU KOGYO KK
TOONICHI KONSARUTANTO KK
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ORIENTARU KENSETSU KK
TOKYO FUABURITSUKU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、跨座型のモノレ
ールが走行する桁の支承構造及び桁の支承に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、所謂跨座型のモノレール(羽田
空港ー浜松町間を走行するモノレール等)の軌道は、長
さ20m程の桁が一列に列設されて構成されている。各
桁は、橋脚又は橋台(基礎構造物)間に架設されてい
る。斯かる桁の両端を支持するものが、桁の端部下面と
橋脚P等の上端の間に介在する支承である。支承には固
定支承と可動支承とがあり、桁の一端を固定支承によ
り、他端を可動支承により支承している。
【0003】従来より、固定支承としてはピン式のもの
が、可動支承としてはローラー式のものが提供されてい
る。
【0004】固定支承は上沓と下沓とからなり、両者
は、2本のピンによって枢着され、桁が鉛直面内で回動
可能になっている。可動支承も上沓と下沓とからなり、
2つのローラーが設けられ、桁が鉛直面内で回動可能で
あると共に、軸方向に移動可能になっている。
【0005】斯かる構造により、桁の、転倒モーメン
ト、鉛直荷重、水平方向荷重に対応可能な構造となって
いる。
【0006】そして、桁は4点(2つのピン及び2つの
ローラー)で支持された状態になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記支承に
おいては、可動可能なように、ピン又はローラーと支承
構造本体との間にそれらが可動可能なようにギャップが
設けられている。そのため、例えば、前記ギャップの一
つが経年磨耗により鉛直方向に拡大されると、軌道桁が
3点支持の状態になり、桁がローリングするという問題
点があった。
【0008】また、ピン又はローラーを構成要素とする
ために、構造が複雑となり、価格が非常に高価であっ
た。
【0009】本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされた
もので、その課題とするところは桁が3点支持の状態と
なるのを防止できると共に、低廉化することができる支
承を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、中央部
に挿入口が開口され、桁の方向両端部にボルト孔が開
孔された基台部と、基台部との間に鉛直方向に間隔をあ
けて上方に位置し、桁の下面に接する桁受部と、桁受部
と基台部とに連続する側壁部とが形成され、桁受部の上
面に形成された凸部が桁の下端部に嵌合されると共に、
端部が固定されたアンカー鉄筋が桁に埋設されることに
より桁に固定された上沓が、中央に中央孔を有する積層
ゴムである2つのゴム沓の上面に形成された球面座に、
基台部の、桁の幅方向に位置する両端部の下面がそれぞ
れ当接して載置され、基台部に開口された挿入口の、桁
の軸方向の長さよりも、短い幅を有する、基礎構造物に
固定された移動規制部材の上端部が、基台部に開口され
た挿入口に、この挿入口の縁部に少なくとも桁の軸方向
に間隔をあけて貫通し、桁受部と、基台部との間に形成
される空間に存し、少なくとも鉛直面内において回動可
能に基礎構造物に下端部が固定されたアンカーボルト
が、基台部に開孔されたボルト孔と、ゴム沓に開孔され
中央孔とに挿通されて、上沓は、ゴム沓を介して基礎
構造物に取り付けられている、桁の支承構造に存する。
【0011】また、基台部の桁の幅方向の長さを、桁受
部の桁幅方向の長さよりも長くすることもできる。
【0012】また アンカーボルトを、基礎構造物に埋
設された、桁の軸方向の長さが伸長された鞘管に挿通す
ることもできる。 また、鞘管の下端には空隙が形成さ
れ、空隙には、アンカーボルトによって挿通されたアン
カーボルト用座板を、アンカーボルトが締結された状態
において空隙の上面に当接させることもできる。
【0013】また、アンカーボルト用座板は上方に膨ら
んだ外輪郭蒲鉾状のものとすることもできる。
【0014】また、移動規制部材の、桁の幅方向の位置
する部分に当接する固定プレートを、基台部の上面に固
定することもできる。
【0015】
【作用】ピン又はローラーを構成要素にしない為、ギャ
ップが構成要素となることはない。したがって、ギャッ
プが鉛直方向に拡大されて、桁が3点支持状態になるこ
とはない。
【0016】また、ピン又はローラーを構成要素にしな
いので構成の簡略化が可能となる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例に係る支承について図面を用
いて詳細に説明する。
【0018】図1に示すように、本実施例に係る支承1
は、跨座型のモノレールM用の桁Bを支承するもので、
基礎構造物である橋脚P又は橋台(図示略)に固設され
て各桁Bの両端を支承するものである。
【0019】図2に示すように、支承1は、桁Bに固定
された上沓10と、この上沓10を2点において支承す
る2つのゴム沓20と、これらを橋脚Pに固定する固定
具30とから概略構成される。
【0020】上沓10は、図2に示すように、設置状態
において中央部が桁Bの軸方向に開口された、正面視に
おいて外輪郭略矩形をなし、一体成形の鋼製部材(SC
450)である。図2は支承1と共に桁Bを示す一部破
断の正面図であり、紙面垂直方向が桁Bの軸方向であ
る。
【0021】上沓10には、桁受部11、側壁部12及
び基台部13が形成され、これらが上沓10の基体をな
している。
【0022】図2乃至図4に示すように桁受部11は、
上沓10に位置し、平面視矩形の板状に形成されたもの
であり、上面が桁Bの端部下面に接している。上面に
は、図3に示すように平面視十字状の凸部11aが形成
され、桁Bの端部下面に嵌合している。また、桁Bに埋
設されたアンカー鉄筋11bの端部が溶接されている。
【0023】これらアンカー鉄筋11b及び上記凸部1
1aにより上沓10は桁Bに固定された状態になってい
る。換言すれば、架設状態の桁Bの端部は上沓10を介
して橋脚Pに可動状態で固定されることになる。
【0024】側壁部12は、桁受部11と基台部13と
の間に、それらを鉛直方向に橋絡するように形成され、
図4に示すごとく側面視において下底が上底に比し短い
略台形に形成されている。その位置は、桁受部11の下
面の、桁Bの幅方向の両端部近傍から鉛直に延びてい
る。
【0025】側壁部12の外側面と基台部13の上面と
の間には、正面視略直角三角形のリブ14が、次に述べ
るボルト孔13bを挟んで両側に設けられている(本実
施例においては計4つ)。
【0026】基台部13は、両端部(桁Bの幅方向端
部)に比べて中央部が僅かに肉厚な板状に形成されてい
る。桁Bの幅方向の長さは、桁受部11に比べて長く形
成されている。平面視における中央部には平面視矩形の
挿入口13aが開設されている。基台部13の両端部に
おける桁Bの軸方向中央には、ボルト孔13bが開孔さ
れている。基台部13の両端部の下面はゴム沓20に当
接されている。基台部13の下面の四隅には突起13c
が各別に設けられている。これら突起13cを除いて、
基台部13の両端部の下面は上方にくぼむ球面(凹面)
に形成されている。該球面の曲率半径は、後述するゴム
沓20の球面座21のそれよりも僅かに(例えば1%程
度)大きなものになっている。なお、基台部13の両端
部の下面を平滑に形成することも可能である。
【0027】桁受部11、基台部13及び2つの側壁部
12に囲繞されて、桁Bの軸方向に貫通する空間16が
形成されている。桁受部11、基台部13及び2つの側
壁部12の内周面には、リブ15が形成されている。
【0028】ゴム沓20は、図2、図4及び図5に示す
ように外輪郭が短尺の略角柱をなすものである。上部は
上方に膨らむ球面座21をなし、鋼製部材(例えば、S
CW480等)により形成されている。したがって、ゴ
ム沓20の上面と基台部13の下面とは面接触すること
となる(厳密には線接触である)。下略半分は積層ゴム
22である。球面座21と積層ゴム22とは一体成形さ
れている。図5に示すようにゴム沓20の平面視中央に
は高さ方向に貫通する断面円形の中央孔23が開孔され
ている。なお、ゴム沓20はライナー24を介して、橋
脚Pの上面に、上面を露出した状態で埋設された鋼製プ
レート(例えば、SS400等)60の上面に設置され
ている。
【0029】上記の如く構成された上沓10は、各ゴム
沓20を介して固定具30により橋脚Pに取り付けられ
ている。
【0030】固定具30は、図2に示すように、両端部
にネジが切られているアンカーボルト31と、それを収
納する鞘管32と、アンカーボルト31の両端に各別に
位置するアンカーボルト用座板33、37と、アンカー
ボルト用座板33を収納する座板収納穴35と、アンカ
ーボルト31の両端に各別に螺合する円錐付ナット3
4、38とを備えている。
【0031】鞘管32は、軸方向を鉛直にして、上端を
鋼製プレート60の上面と面一になるように橋脚Pに埋
設されている。その断面は図6に示すように断面長円の
管状体である。埋設された状態において、長径方向が桁
Bの軸方向に平行をなしている。
【0032】鞘管32の下端は、ボルトを埋設可能な空
間(座板収納穴35)に連続している。座板収納穴35
は、橋脚Pに埋設されたケーシング36により形成され
ている。ケーシング36は、高さ方向略中央から上端に
わたって縮径されて首部36aをなし、上端に鍔36b
が形成された横断面矩形の壺状体である。首部36aに
鞘管32の下端部が嵌入されている。
【0033】アンカーボルト用座板33は、図7乃至図
10に示すように、一面に曲面が形成されている蒲鉾状
のものである。平面視中央には、平面から曲面に向かっ
て径が漸減するようにテーパが付けられたテーパー孔3
3a(図7において図示略)が形成されている。締結状
態においては、座板収納穴35の上面(首部36aの下
端)に、桁Bの幅方向に線接触した状態になっている。
【0034】円錐付ナット34は、図11及び図12に
示すように、アンカーボルト用座板33のテーパー孔3
3aに嵌入可能なテーパが付けられた、円錐台部34a
(図11において図示略)が下端に形成されている。
【0035】なお、鞘管32は、ケーシング36と共に
橋脚Pの作成時に埋設される。アンカーボルト用座板3
3は、桁Bの架設時に座板収納穴35に収納される。斯
かる収納は、まず、アンカーボルト用座板33及び円錐
付ナット34を下端に取り付けた状態のアンカーボルト
31を、鞘管32の水平断面における長手方向にアンカ
ーボルト用座板33の長手を合わせて、埋設された鞘管
32に挿入する。アンカーボルト用座板33及び円錐付
ナット34が座板収納穴35に到達したら、アンカーボ
ルト31をその軸方向回りに90゜回転させる。斯かる
回転は、アンカーボルト31の上端に設けられたスパナ
掛31aにスパナを掛けて行う。アンカーボルト31を
引き抜こうとすると、アンカーボルト用座板33がケー
シング36の上面に当接する。上記工程により、アンカ
ーボルト31は抜出不可能な状態になる。
【0036】アンカーボルト31の上端は、アンカーボ
ルト用座板37を介して円錐付ナット38により締結さ
れている。円錐付ナット38は、前記円錐付ナット34
と同様のもので、アンカーボルト用座板37に一部を嵌
入可能なものである。アンカーボルト用座板37は、前
記アンカーボルト用座板33に相似をなし、僅かに小さ
なものである。締結状態においては、曲面を下方に向
け、基台部13の両端部上面に線接触した状態になって
いる。
【0037】さらに、図2に示すように、H鋼(移動規
制部材)40が基台部13の挿入口13aを貫き、端部
が空間16内に存し、且つフランジ40aの面を桁Bの
軸方向と平行をなす状態で、鉛直に橋脚Pに埋設されて
いる。上沓10が設置された状態において、挿入口13
aの縁部とH鋼40には、図13に示すように、間隙c
が設けられている。
【0038】H鋼40のフランジ40aの外側には、固
定プレート70の縁部が当接されている。固定プレート
70は、図13に示すように鋼製の平面視矩形の板状体
で、その縁部を、基台部13の上面に溶接されている。
【0039】上記の如く構成される支承1を橋脚Pに取
り付けるには以下に示す如く行う。まず、上記の方法で
アンカーボルト31の下端を橋脚Pに係止し、上端から
ライナー24、ゴム沓20を順次挿通する。
【0040】次いで、ボルト孔13bがアンカーボルト
31に挿通されると共に、挿入口13aが橋脚Pに埋設
されたH鋼40の上端部に遊挿されるように上沓10を
ゴム沓20に載置する。なお、H鋼40は、橋脚Pの作
成時に埋設される。
【0041】次いで、上沓10の位置決め後、円錐付ナ
ット38で締結する。
【0042】次いで、上沓10が摺動可能なようにフラ
ンジ40aの外側面に固定プレート70の縁部を当接
し、他の縁部を基台部13の上面に溶接する。
【0043】以上の工程により桁Bを橋脚Pに架設する
ことができる。
【0044】次に、上記の如く構成された支承1の作用
について説明する。
【0045】桁Bの鉛直面内の回転は、積層ゴム22の
変形(主として圧縮偏変形)により可能となる。
【0046】水平方向(桁Bの軸方向)の移動は、
(1)積層ゴム22の剪断変形、(2)アンカーボルト
31と鞘管32とのクリアランス、並びに、(3)挿入
口13aとH鋼40との間隙cにより可能となる。な
お、桁Bの幅方向の移動は固定プレート70により規制
される。
【0047】斯かる作用により、本実施例に係る支承1
は可動支承(水平移動可能、回転可能)としての作用を
有することとなる。したがって、桁Bの伸縮等による軸
方向への水平変位は、桁Bの両端に固定された、2つの
支承1の水平移動により吸収されることとなる。
【0048】さらに、桁Bが伸縮等によりその軸方向に
支承1が移動して、挿入口13aの縁部が、橋脚Pに固
設されたH鋼40のフランジ40aの上縁部に当接する
と、桁Bはそれ以上の移動は不可能となる(実際には桁
Bの両端に設けられた支承1において斯かる当接が生じ
ることを要する)。したがって、固定支承1としての作
用も有する。それ故、地震時等に落桁することはない。
【0049】上揚力についてはアンカーボルト31の緊
張力が抵抗する。
【0050】また、ゴム沓20の下に敷設されたライナ
ー24により位置決めが可能となる。
【0051】本実施例に係る支承1は以上のごとく構成
されているので、以下に掲げる効果を奏する。
【0052】ピン又はローラーを構成要素としないの
で、桁Bが3点支持の状態となるのを防止することがで
きる。その結果、桁Bのローリングを防ぎ、モノレール
Mの安全性を向上させることができる。
【0053】また、上記の如く構造が単純化されてい
る。すなわち、従来技術の支承における下沓に相当する
ものがない。したがって、大幅に低廉化することができ
る。
【0054】また、従来においては一端を固定支承1、
他端を可動支承1としていたが、本実施例によれば、一
種類の支承1で足りる。その結果、生産コストを下げる
ことができる。
【0055】また、基台部13の桁Bの幅方向の長さは
桁受部11のそれに比べて長いので、基台部13のそれ
が桁受部11のそれに比べて短い場合に比べて、桁Bの
転倒モーメントに少ないアンカーボルト31の緊張力で
対抗することができる。
【0056】なお、本実施例に係る支承1は跨座型のモ
ノレールMが走行する桁Bを支承するものであったが、
本発明はそれに限定されることなく、例えば他の交通手
段が走行する桁等、本発明を実施する上で好適なものに
適用することができる。
【0057】また、本実施例においては支承1は橋脚P
に取り付けられているが、本発明においては例えば橋台
等、本発明を実施する上で好適な基礎構造物に取り付け
ることができる。
【0058】また、支承1は桁Bの端部に固定されてい
るが、本発明においては例えば中央部等、本発明を実施
する上で好適な位置に固定することができる。
【0059】また、上沓10の桁Bの軸方向への移動を
規制する移動規制部材として、橋脚Pに埋設されたH鋼
40を用いているが、本発明においては、例えばI形
鋼、溝形鋼、鋼管等、本発明を実施する上で好適なもの
を用いることができる。
【0060】また、支承1の桁Bへの固定方法、桁Bの
架設方法等について、本実施例に限定されることなく、
本発明を実施する上で好適な方法により行うことができ
る。
【0061】また、上沓10、ゴム沓20の形状、材質
等は本実施例に限定されることなく、特に特定的な記載
がない限り本発明を実施する上で好適な形状、材質等に
することができる。
【0062】また、凸部11a、挿入孔13a、リブ1
4、15、鞘管32、ケーシング36の形状及び位置、
アンカー鉄筋11bの数及び配置等は上記実施例に限定
されず、特に特定的な記載がない限りは本発明に好適な
形状、位置及び数にすることができる。
【0063】なお、上図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0064】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。ピン又はローラーを構
成要素としないので、桁が3点支持の状態となるのを防
止することができる。その結果、桁のローリングを防
ぎ、モノレールの安全性を向上させることができる。
【0065】また、構造が簡便であるので、低廉化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る支承の使用状態を示す側
面図である。
【図2】本発明の実施例に係る支承の一部破断の正面図
である。
【図3】本発明の実施例に係る支承の平面図である。
【図4】本発明の実施例に係る支承の側面図である。
【図5】ゴム沓の平面図である。
【図6】鞘管の断面図である。
【図7】図2のB−B断面図である。
【図8】アンカーボルト用座板の平面図である。
【図9】アンカーボルト用座板の正面図である。
【図10】アンカーボルト用座板の側面図である。
【図11】円錐付ナットの平面図である。
【図12】円錐付ナットの側面図である。
【図13】図2のA矢視図である。
【符号の説明】
B…桁 M…モノレール P…橋脚 c…間隙 1…支承 10…上沓 11…桁受部 11a…凸部 11b…アンカー鉄筋 12…側壁部 13…基台部 13a…挿入口 13b…ボルト孔 13c…突起 14、15…リブ 16…空間 20…ゴム沓 21…球面座 22…積層ゴム 23…中央孔 24…ライナー 30…固定具 31…アンカーボルト 31a…スパナ掛 32…鞘管 33、37…アンカーボルト用座板 33a…貫通孔 34、38…円錐付ナット 34a…円錐台部 35…座板収納穴 36…ケーシング 36a…首部 36b…鍔 40…H鋼 40a…フランジ 60…鋼製プレート 70…固定プレート
フロントページの続き (72)発明者 清水 惣一郎 東京都港区東新橋2丁目7番5号 (72)発明者 松本 史郎 神奈川県厚木市戸室700ー70 (56)参考文献 特開 昭58−195603(JP,A) 特開 昭58−181906(JP,A) 実開 昭62−35004(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 25/10 E01D 19/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋脚、橋台その他の基礎構造物に架設さ
    れた桁の支承構造であって、 中央部に挿入口が開口され、桁の方向両端部にボルト
    孔が開孔された基台部と、該基台部との間に鉛直方向に
    間隔をあけて上方に位置し、桁の下面に接する桁受部
    と、該桁受部と前記基台部とに連続する側壁部とが形成
    され、前記桁受部の上面に形成された凸部が桁の下端部
    に嵌合されると共に、端部が固定されたアンカー鉄筋が
    桁に埋設されることにより桁に固定された上沓が、 中央に中央孔を有する積層ゴムである2つのゴム沓の上
    面に形成された球面座に、前記基台部の、桁の幅方向に
    位置する両端部の下面がそれぞれ当接して載置され、 前記基台部に開口された挿入口の、桁の軸方向の長さよ
    りも、短い幅を有する、基礎構造物に固定された移動規
    制部材の上端部が、前記基台部に開口された前記挿入口
    に、この挿入口の縁部に少なくとも桁の軸方向に間隔を
    あけて貫通し、前記桁受部と、前記基台部との間に形成
    される空間に存し、 少なくとも鉛直面内において回動可能に基礎構造物に下
    端部が固定されたアンカーボルトが、前記基台部に開孔
    された前記ボルト孔と、前記ゴム沓に開孔された前記
    孔とに挿通されて、前記上沓は、前記ゴム沓を介して
    基礎構造物に取り付けられている、桁の支承構造。
  2. 【請求項2】 前記基台部の桁の幅方向の長さは、桁受
    部の桁幅方向の長さよりも長い請求項1記載の支承構
    造。
  3. 【請求項3】 前記アンカーボルトは、基礎構造物に埋
    設された、桁の軸方向の長さが伸長された鞘管に挿通さ
    れている請求項1又は2に記載の支承構造。
  4. 【請求項4】 前記鞘管の下端には空隙が形成され、該
    空隙には、前記アンカーボルトによって挿通されたアン
    カーボルト用座板が、前記空隙の上面に当接している請
    求項3記載の支承構造。
  5. 【請求項5】 前記アンカーボルト用座板は上方に膨ら
    んだ外輪郭蒲鉾状のものである請求項4記載の支承構
    造。
  6. 【請求項6】 前記移動規制部材の、桁の幅方向の位置
    する部分に当接する固定プレートが、前記基台部の上面
    に固定されている請求項1乃至5のいずれかに記載の支
    承構造。
  7. 【請求項7】 橋脚、橋台その他の基礎構造物に取り付
    けられる桁の支承であって、 中央部に挿入口が開口され、桁の方向両端部にボルト
    孔が開孔された基台部と、該基台部との間に鉛直方向に
    間隔をあけて上方に位置し、桁の下面に接することとな
    る桁受部と、該桁受部と前記基台部とに連続する側壁部
    とが形成された上沓を備えた支承。
  8. 【請求項8】 前記基台部の桁の幅方向の長さは、前記
    桁受部の桁幅方向の長さよりも長い請求項7記載の支
    承。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の上沓の下面に当接する球
    面座が上部に形成されると共に、中央に中央孔が開孔さ
    れた積層ゴムからなるゴム沓。
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