JP2918884B1 - 屋根材 - Google Patents
屋根材Info
- Publication number
- JP2918884B1 JP2918884B1 JP10204426A JP20442698A JP2918884B1 JP 2918884 B1 JP2918884 B1 JP 2918884B1 JP 10204426 A JP10204426 A JP 10204426A JP 20442698 A JP20442698 A JP 20442698A JP 2918884 B1 JP2918884 B1 JP 2918884B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- titanium oxide
- slate
- tile
- surface layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00586—Roofing materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
成分とする瓦やスレート等の屋根材を使用することによ
り、屋根に勾配があることで表面に汚れや塵埃、砂等を
溜まり難くし、仮に汚れ等が付着しても雨で流れ易く
し、かつ光を当たり易くして酸化チタンの光触媒機能を
十分に発揮させ、しかも製造が容易で、コストの削減を
可能にする。 【解決手段】 セメントを主成分とし任意形状に成形
してなる瓦やスレート等の屋根材において、その少なく
とも表面層に酸化チタンの粉末を含有させる。
Description
を備えたセメント瓦、スレート等のセメントを主成分と
する屋根材に関するものである。
注目されるようになり、この酸化チタンの光触媒機能を
利用して大気中の汚れや雑菌等の有機物およびNOx を
分解し、大気を浄化することが種々の分野で試みられて
いる。例えば、セメントを主成分とする鋪道ブロックで
は、鋪道ブロックを構成するセメントモルタル中に酸化
チタンを配合することが行われている。しかしながら、
鋪道ブロックでは、その表面に塵埃や砂が付着し易く、
また人や建物で太陽光が遮られるため、鋪道ブロック内
の酸化チタンがその光触媒機能を十分に発揮できないと
いう問題があった。また、建物の外壁を構成するセメン
ト系壁材の表面に酸化チタンを含む塗料を塗布すること
が知られているが、この場合は、工程が複雑になり、コ
ストが嵩むという問題があった。
ンの担体としてセメントを主成分とする瓦やスレート等
の屋根材を使用することにより、屋根に勾配があること
で表面に汚れや塵埃、砂等を溜まり難くし、仮に汚れ等
が付着しても雨で流れ易くし、かつ光を当たり易くして
酸化チタンの光触媒機能を十分に発揮させ、しかも製造
が容易で、コストの削減を可能にするものである。
記載のごとく、セメントを主成分とし任意形状に成形し
てなる瓦やスレート等の屋根材において、その少なくと
も厚み0.5mmの表面層が酸化チタンの粉末を含有する
ことを特徴とする屋根材である。
セメント瓦やスレートが一般的であるが、この発明の屋
根材はそのいずれでもよい。そして、酸化チタンの粉末
は、上記屋根材を構成するセメント主体の混練物の全体
に均一に含有させてもよく、また表面層を構成する混練
物のみに含有させてもよい。全体に含有させる場合は、
製造工程が簡略化され、表面層のみに含有させる場合
は、酸化チタンの使用量が節約される。
くとも0.5mmあれば十分であり、これよりも薄くする
と、表面層の均一成形が困難になり、かつ酸化チタンの
量が不足して光触媒機能が果たせなくなる。また、酸化
チタンの配合量は、酸化チタンを表面層のみに含有させ
る場合および屋根材の全体に含有させる場合のいずれに
おいても、上記の表面層に相当する部分において、セメ
ント100重量部当たり5〜50重量部が好ましく、5
重量部未満では目的達成が困難であり、50重量部を超
えると不経済である。
2の重量比で混ぜた混練物(モルタル)を型枠に充填
し、プレスおよび蒸気養生をして作られるが、この発明
では、上記型枠に充填される混練物全体に上記の酸化チ
タンを配合してもよく、表面層用の混練物を別に用意
し、これのみに酸化チタンを配合してもよい。また、表
面層用の混練物を用意する代わりに、セメントと酸化チ
タンの混合粉末を用意し、これを撒布し、ローラーで加
圧して、下層の混練物から水を吸わせるか、水を別に補
給してもよい。なお、セメント瓦の表面に顔料や陶器質
分を基材と共に成形する場合は、この顔料や陶器質分に
酸化チタンを添加配合することもできる。
に付き、石綿、パルプ等の繊維を5〜15重量部加えて
混練し、次いでシート化し、これを複数枚重ねて所定の
厚みとし、平板または波板に成形し、加圧、裁断、養生
を行って作られるが、この発明では、混練物の全体に酸
化チタンを含有させてもよく、また表面層用の混練物の
みに酸化チタンを添加配合してもよい。
の屋根材を用い、常法にしたがって家屋や工場の勾配付
き屋根を葺くと、太陽光が上記屋根材の表面に当たった
際、屋根材の表面層に含まれる酸化チタンが大気中の酸
素を活性化し、この酸素が大気中の塵埃や汚れ、細菌等
の有機物およびNOx を分解し、清浄化する。そして、
屋根は鋪道に比べて塵埃が溜まり難く、仮に溜まって
も、勾配がついているため、雨で流失し易く、また人や
車が通らず、他の建物で太陽光が遮られることが少な
く、そのため酸化チタンの光触媒機能が効率的に働いて
大気を浄化する。
0〜250重量部、酸化チタン粉末を5〜50重量部お
よび水を40〜50重量部加えて混練する。得られたセ
メント混練物をセメント瓦用の型枠に充填し、プレスお
よび蒸気養生を施し、表面から裏面に至る全体に酸化チ
タン粉末がほぼ均一に分散するセメント瓦を得る。この
セメント瓦は、通常のセメント瓦と同様に使用すること
により、大気を清浄化することができる。
は実施形態1と同様のセメント混練物を実施形態1の型
枠に表面側の一部(深さ0.5〜3.0mmの部分)が残
るように充填し、しかるのち上記型枠の表面側空所に上
記実施形態1の混練物を充填し、以下実施形態1と同様
にして表面層のみに酸化チタンを含有するセメント瓦を
製造する。また、このセメント瓦は、通常のセメント瓦
と同様に使用することにより、実施形態1と同様に大気
を清浄化することができる。なお、セメント瓦の表面に
凹凸が存在する場合は、表面層の厚みを均一にする必要
はなく、酸化チタンを含まない混練物を上面が平坦にな
るように充填し、その上に酸化チタンを含む混練物を充
填して凹凸を形成することができ、この場合は凹部の厚
みが0.5mm以上に形成される。
型枠に充填し、その表面側空所にセメントと酸化チタン
の混合粉末を充填してロールでプレスし、必要に応じて
水を補給し、以下実施形態1と同様にして表面層のみに
酸化チタンを含有するセメント瓦を製造する。このセメ
ント瓦も、通常のセメント瓦と同様に使用することによ
り、実施形態1と同様に大気を清浄化することができ
る。
0重量部、パルプを3〜5重量部、酸化チタン粉末を5
〜50重量部および水を15〜20重量部加えて混練す
る。得られたセメント混練物を厚み1〜1.5mmの紙状
シートとし、これを複数枚重ねて所望の厚みとし、さら
に平板または波板に成形し、加圧、裁断、養生を施して
厚み4〜6mmのセメントスレートを製造する。このセメ
ントスレートは、従来のセメントスレートと同様にして
屋根を葺くのに使用することができ、実施形態1〜3の
セメント瓦と同様に大気の浄化に有効である。
を含有しないことを除き、他は実施形態4と同様のセメ
ント混練物を用意し、これを用いて実施形態4と同様の
紙状シートを複数枚製造し、これを重ねる。そして、そ
の上に実施形態4のセメント混練物を用いて成形された
1枚の表面層用の紙状シートを重ね、以下実施形態4と
同様に成形、加圧、裁断、養生を行ってセメントスレー
トを製造する。このセメントスレートは、従来のセメン
トスレートと同様にして屋根を葺くのに使用することが
でき、実施形態4のセメントスレートと同様に大気の浄
化に有効である。
明は、従来のセメント瓦やセメントスレートと同様にし
て屋根を葺くのに使用することができ、その際、太陽光
を受けて大気を清浄化する。そして、屋根は鋪道に比べ
て塵埃が溜まり難く、仮に溜まっても、勾配がついてい
るため、雨で流失し易く、また人や車が通らず、他の建
物で太陽光が遮られることが少なく、そのため酸化チタ
ンの光触媒機能が効率的になる。しかも、セメント混練
物に酸化チタンを加えて混練するだけでよく、従来の製
造工程をほとんど変更する必要がないので、経済的であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 セメントを主成分とし任意形状に成形し
てなる瓦やスレート等の屋根材において、その少なくと
も厚み0.5mmの表面層が酸化チタンの粉末を含有する
ことを特徴とする屋根材。 - 【請求項2】 表面層における酸化チタンの含有量がセ
メント100重量部当たり5〜50重量部である請求項
1記載の屋根材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204426A JP2918884B1 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 屋根材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204426A JP2918884B1 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 屋根材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2918884B1 true JP2918884B1 (ja) | 1999-07-12 |
JP2000017784A JP2000017784A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16490351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204426A Expired - Fee Related JP2918884B1 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 屋根材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2918884B1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2845375B1 (fr) * | 2002-10-03 | 2004-11-26 | Francais Ciments | Melange granulaire photocatalytique pour mortier et beton et son utilisation |
US20050142329A1 (en) * | 2003-12-24 | 2005-06-30 | Anderson Mark T. | Energy efficient construction surfaces |
JP2005193118A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Daiken Kagaku Kogyo Kk | 光触媒性粒子、光触媒性溶液、噴霧器、空気清浄器及び光触媒性基体 |
GB0507663D0 (en) * | 2005-04-15 | 2005-05-25 | Marley Building Materials Ltd | Concrete roof tiles and wall cladding elements |
DK2275391T3 (da) | 2009-07-16 | 2012-05-29 | Redco Sa | Fiberforstærket luftrensende cementbyggemateriale |
-
1998
- 1998-07-03 JP JP10204426A patent/JP2918884B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000017784A (ja) | 2000-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7998547B2 (en) | Magnesium oxide-based construction board | |
CN101298378B (zh) | 柔性仿陶瓷面砖及其生产工艺 | |
US20130266370A1 (en) | Multi-layered cement compositions containing photocatalyst particles and method for creating multi-layered cement compositions containing photocatalyst particles | |
US20090011279A1 (en) | Manufactured construction board with texture | |
US20090025850A1 (en) | Construction board for carbon capture and recycle | |
CN1867721A (zh) | 内墙板及其制造方法 | |
US6406535B1 (en) | Material for constructional finished wallboard | |
US20090011670A1 (en) | Manufactured construction board with reinforcing mesh | |
CN100430332C (zh) | 一种保温隔热材料及其制备方法和使用方法 | |
JP2007528335A (ja) | 耐久性建材及びその製造方法 | |
CN102471157B (zh) | 可净化空气的纤维增强的胶结建筑材料 | |
CN108468413A (zh) | 一种加气混凝土砌块免抹灰防空鼓施工方法 | |
WO2008148261A1 (fr) | Procédé de production de revêtement en magnésium et en verre avec des grains de bois | |
JP2918884B1 (ja) | 屋根材 | |
CN102444253A (zh) | 建筑装饰用装饰板 | |
JP4465802B2 (ja) | サイディングパネル及びこれを用いた外壁パネル | |
WO2008148262A1 (fr) | Procédé de production de revêtement en magnésium et en verre | |
US6171655B1 (en) | Method of preparing constructional finished wallboard | |
KR102070809B1 (ko) | 폐섬유 스크랩을 이용한 단열 및 불연 복합패널 | |
JP2002321965A (ja) | 廃材活用煉瓦及び廃材活用煉瓦の製造方法 | |
CN108385912A (zh) | 基于纳米二氧化钛的新型建筑材料及其制作工艺 | |
KR20000052123A (ko) | 황토를 이용한 건축내부 미장마감재료 및 시공방법. | |
US4960616A (en) | Corrugated roofing sheets of synthetic fiber-reinforced cement, with a rough surface due to the presence of granular material | |
JPH09227203A (ja) | Nox 浄化用混練物を適用する方法 | |
JP2001140454A (ja) | 建物の床構造及びその床下地材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |