JP2918426B2 - 廃液回収器及びこれを用いた廃液処理方法 - Google Patents

廃液回収器及びこれを用いた廃液処理方法

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JP2918426B2
JP2918426B2 JP5211828A JP21182893A JP2918426B2 JP 2918426 B2 JP2918426 B2 JP 2918426B2 JP 5211828 A JP5211828 A JP 5211828A JP 21182893 A JP21182893 A JP 21182893A JP 2918426 B2 JP2918426 B2 JP 2918426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者等から採取された
各種体液をはじめ、体液等を含んだ洗浄水や薬液、排尿
その他、一般の下水へは捨てることのできない液状乃至
ゲル状物質(以下、「廃液」と言う)を、各種検査又は
廃棄のため回収する場合に用いる廃液回収器及びこの廃
液回収器を用いた廃液の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は既に、廃液の廃棄処理が簡単
且つ迅速に行え、しかも廃液を介した感染等の危険性を
略完璧に排除し得るようにした廃液回収器を開発し、出
願している(実開平4−37585号公報等参照)。こ
の先願に係る廃液回収器は、透明な廃液溜め器と、凝固
剤の貯蔵部を備えて上記廃液溜め器上に載設される蓋体
と、この蓋体の下面で開口するようになる上記貯蔵部の
散布口を閉塞する中栓と、外部からの操作で上記中栓を
散布口から外すことが可能な操作部とから構成されてい
【0003】上記蓋体には、廃液溜め器内に連通する廃
液注入管と吸気管とが設けられており、廃液注入管には
例えば患部等へノズル端が当てがわれる廃液用のチュー
ブが接続され、吸気管には真空発生装置等と繋がるバキ
ュームホースが接続される。前記凝固剤としては、粉末
状又は顆粒状をした高分子吸収体等が用いられており、
この凝固剤が廃液溜め器内に回収された廃液に散布され
ると、廃液が直ちに凝固するようになっている。
【0004】この廃液回収器は、廃液溜め器、蓋体、中
栓、操作部がいずれも可燃性樹脂材により形成されてい
るので、廃液の凝固が完了したもの複数個を一まとめに
して、まるごと焼却処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】廃液の回収後にあっ
て、蓋体の下面や廃液注入管内等には廃液が付着した状
態にあるから、この蓋体も廃棄溜め器と一緒に焼却処理
しなければならないことは言うまでもない。ところが蓋
体には、凝固剤を散布した後の空洞体となった貯蔵部
や、使用によって無用の長物と化した中栓の操作部等が
残存している。
【0006】従って、このような蓋体をも廃液溜め器と
一緒に焼却することには、エネルギー的、時間的に無駄
な面が含まれていると言わざるを得ない。また運搬、取
扱い、焼却等の各種作業に関しても、蓋体の存在が無駄
スペースや余計な重量を負担させることになっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、各
種の無駄を省くことにより、コストの低廉化をはじめ作
業効率の向上等が図れ、廃液回収器として更に価値ある
ものとすることができる廃液回収器及びこれを用いた廃
液処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る廃液回収器において、蓋体は、廃液溜め器の上
方開口部を施蓋することができかつ上面中央部に中央口
が貫通形成されたキャップ体と、このキャップ体の中央
口に嵌合保持可能な散布口部を下端部に有しかつその散
布口部が中央口に連通するようにキャップ体の上面側に
連結された凝固剤タンクとに分解可能になされているこ
とを特徴としている。
【0008】中栓としては、凝固剤タンクの散布口部中
心に対応する部位を頂部として末広がりとなる放散テー
パ面を有しており、前記中栓の外周面の相反する位置
に、この位置から上方へ所定長さ突出した後に互いに外
方へ折曲されることにより、前記操作部を構成する押込
操作片が設けられたものとすることができる。この場
合、各押込操作片は、中栓が散布口部から外されたとき
にキャップ体の中央口周部に係合して、中栓を宙づり保
持できるようになっている。
【0009】前記凝固剤タンクの外周部に、前記押込操
作片との位置干渉を避ける収納凹部を形成すると共に、
前記押込操作片には、肉厚を局部的に薄くした折曲予定
部を設けておき、押込操作片がその未使用状態のときは
上記収納凹部内に収まる姿勢とし、使用時には収納凹部
の外方へ突出した姿勢に変形できるようにしておくこと
ができる。
【0010】なお、キャップ体の下面に、使い捨て袋を
取り付けることが可能である。一方、本発明に係る上記
廃液回収器を用いた廃液処理方法では、廃液溜め器内に
廃液を回収した後、操作部を操作して中栓を散布口部か
ら外すことによって凝固剤タンク内の凝固剤を廃液溜め
器内へ散布し、空になった凝固剤タンクをキャップ体か
ら外し、次いで中栓を廃液溜め器内へ落とし込んだ後キ
ャップ体の中央口に密閉蓋を嵌めて廃液溜め器ごと焼却
処理工程へ送ることを特徴としている。
【0011】廃液溜め器内に使い捨て袋を収容させる場
合には、廃液溜め器内の使い捨て袋に廃液を回収した
後、操作部を操作して中栓を散布口部から外すことによ
って凝固剤タンク内の凝固剤を使い捨て袋内へ散布し、
空になった凝固剤タンクをキャップ体から外し、次いで
中栓を廃液溜め器内へ落とし込んだ後キャップ体の中央
口に密閉蓋を嵌め、このキャップ体を使い捨て袋と一体
のまま廃液溜め器から外し、焼却処理工程へ送るように
する。
【0012】
【作用】本発明によれば、蓋体が廃液溜め器の上方開口
部を施蓋するキャップ体と凝固剤を貯蔵しておく凝固剤
タンクとに分解可能であるから、凝固剤を散布後に凝固
剤タンクを外して、全体の嵩を小さくすることができ
る。中栓の上部外周面に放散テーパ面を形成しておき、
これを散布口部から外したときには、当該中栓が散布口
部の真下で宙づり状態となるように操作部を構成させる
ことにより、凝固剤を廃液溜め器内の内周面に沿って放
射状に散布させることができる。
【0013】操作部を構成する押込操作片において、凝
固剤タンクの外周面に形成させた収納凹部内に収めたり
出したりできるよう、変形可能な構造にしておけば、未
使用状態で粗雑な取扱いをしても、押込操作片を誤って
操作してしまうようなことがなくなる。キャップ体に使
い捨て袋を取り付けておけば、この使い捨て袋内で廃液
を凝固させた後、キャップ体を廃液溜め器から外して、
これらキャップ体及び使い捨て袋だけを焼却すればよい
ものとなり、更に嵩を小さくできる。
【0014】このようにして成る廃液回収器では、廃液
の回収や検査等が済んだ時点で操作部を操作して中栓を
外し、凝固剤の散布後に凝固剤タンクを廃液溜め器から
外すようにするが、これによって開放状態になるキャッ
プ体の中央口に密閉蓋を嵌めることで、取扱い時の感染
を防止する。なお、キャップ体に使い捨て袋を取り付け
た場合も、同様に密閉蓋が必要である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1乃至図3は本発明に係る廃液回収器1の第1実
施例を示すものであり、図4乃至図7はこの廃液回収器
1を用いて廃液を処理する手順を示すものである。これ
らの図において2は上方が開口された廃液溜め器、3は
廃液溜め器2の上方開口部を施蓋する蓋体、6は中栓で
ある。
【0016】図1に示すようにこの廃液回収器1では、
蓋体3がキャップ体4と凝固剤タンク5とに分解可能な
構成になっている。キャップ体4は、廃液溜め器2の
方開口部を覆うことができる大きさの円盤形状をしてお
り、その上面中央部には中央口10が貫通形成されてい
る。この中央口10の周部には上方へ向けて包囲壁11
が突設されている。なお、12は吸気管、13は廃液注
入管である(図3参照)。
【0017】また図2に示すように凝固剤タンク5は、
恰も漏斗の上面に蓋を被せたような外形状をしたもので
あって、キャップ体4の中央口10と連通するよう下方
に開口した散布口部20を下端部に備えている。この散
布口部20の外周部には、上記キャップ体4の包囲壁1
1内に無理嵌め状に嵌まるようになされたフランジ部2
1が張出形成されている。凝固剤タンク5内が凝固剤の
貯蔵部とされ、廃液溜め器2の容量に応じた凝固剤を貯
蔵し得るだけの容積を有していることは言うまでもな
い。
【0018】なお、これら包囲壁11及びフランジ部2
1は、後述する押込操作片7との位置干渉を避けるため
に、相反する外周位置に分離部が設けられている。ま
た、凝固剤タンク5の外周面にも、これらの分離部に対
応して収納凹部22が凹設されている。上記中栓6は、
凝固剤タンク5の散布口部20に密着状に嵌まる径小な
円筒状部分と、キャップ体4の中央口10にヒレ状パッ
キン部等を当接させた状態で嵌まる径大な円筒状部分と
を有しており、径小な円筒状部分の上部は、散布口部2
0の開口中心に対応する部位を頂部として末広がりとな
る放散テーパ面25とされている。この中栓6には、外
周部の相反する位置に、操作部を構成する押込操作片7
が取り付けられている。
【0019】これら押込操作片7は、直立した立上げ部
分7aと外方へ傾斜した折曲部分7bとその先端寄りで
更に折曲された爪掛け部7cとを有しており、側面視形
状が「く」字状を形成するようになっている。立上げ部
分7aと折曲部分7bとの間の外面には、肉厚を局部的
に薄くした折曲予定部8が設けられている。凝固剤タン
ク5とキャップ体4とが結合され、中栓6が散布口部2
0及び中央口10を閉塞するように嵌められた状態にお
いて、押込操作片7はその全てが凝固剤タンク5の収納
凹部22内に収められ、しかも爪掛け部7cと収納凹部
22の上面との間に指先がやっと入り込む程度の、小さ
な隙間が保持されるようになっている(図4参照)。
【0020】この隙間に指先を当てがって爪掛け部7c
を下向きにひねると、立上げ部分7aに対して折曲部分
7bを略水平に折り曲げることができる。また、このよ
うに水平となった折曲部分7bと収納凹部22の上面と
の間には指先を差し入れることができるようになるの
で、この状態にして両押込操作片7の折曲部分7bを同
時に下方へ押し下げることで、中栓6を散布口部20か
ら外すことができる。
【0021】中栓6が散布口部20から外れても、押込
操作片7の折曲部分7bがキャップ体4における中央口
10の開口周部に引っ掛かるようになるので、中栓6は
宙づり状態を保持されるようになる(図5参照)。廃液
溜め器2には透明な樹脂材が用いられており、その外周
部には相反する位置から側方へ突出した把手部16が設
けられている。この把手部16には、上下方向に貫通し
た係合孔17が形成されている。
【0022】一方、上記キャップ体4の外周部には、そ
の相反する位置から下向きに突出した係合片14が設け
られている。従って、廃液溜め器2に対してキャップ体
4を被蓋させれば、両者は、係合孔17と係合片14と
による係合によって結合される。なお、キャップ体4と
廃液溜め器2との間には、環状パッキン18を介設させ
るようにする。
【0023】次に、この廃液回収器1を用いた廃液の処
理方法を説明する。いま、例えば廃液注入管13に廃液
吸引用のチューブ(図示略)を接続し、吸気管12に真
空発生装置等と繋がるバキュームホース(図示略)を接
続する等して廃液の回収作業を行い、廃液溜め器2内が
所定量の廃液によって一杯になっているとする。
【0024】まず、図4に示すように押込操作片7の折
曲部分7bを水平に折り曲げ、これを図5に示すように
下方へ押し下げる。これによって散布口部20から中栓
6が外れて宙づり状態となる。そのため、凝固剤タンク
5内の凝固剤が中栓6の放散テーパ面25に沿って放射
状に散布され、廃液溜め器2内の廃液をその外周部から
凝固させてゆく。
【0025】凝固剤タンク5内が空になり、好ましくは
廃液の凝固が完了した後、図6に示すように凝固剤タン
ク5をキャップ体4から引き抜き、両方の押込操作片7
を立て起こして中栓6ごと廃液溜め器2内へ落とし込
む。引き抜いた凝固剤タンク5は、そのまま一般ゴミと
して捨てるか又は再利用のため回収する。最後に、図7
のように凝固剤タンク5を外した後に開放状態となって
いるキャップ体4の中央口10に密閉蓋30を嵌める。
あとは、この廃液溜め器2をキャップ体4と共に焼却処
理工程へと送り渡すようにする。
【0026】図8は本発明の第2実施例を示す側断面図
であって、第1実施例と異なるところは、キャップ体4
の下面に使い捨て袋40が取り付けられている点にあ
る。この使い捨て袋40を固定するため、キャップ体4
の下面には外周に沿った段部15が形成されており、こ
の段部15の外向き面と、この段部15に無理嵌めされ
る取付リング41の内周面との間で使い捨て袋40が挟
み込まれるようになっている。
【0027】なお、本実施例では、廃液溜め器2の外周
面に、バキュームホース(図示略)と接続可能な吸気管
19を設けてあり、廃液溜め器2と使い捨て袋40との
周隙間を負圧にして使い捨て袋40が廃液溜め器2内に
沿って広がる状態が得られるようにした。このような吸
気管19は、キャップ体4側に設けることも可能であ
る。
【0028】この第2実施例の廃液回収器1を用いて回
収した廃液を処理する方法は、第1実施例の場合と略同
様である。ただ、焼却処理工程へ送る場合には、廃液溜
め器2からキャップ体4及び使い捨て袋40を外して、
これらだけ送るようにすればよい。なお、この発明にお
いて、廃液溜め器2とキャップ体4との結合構造をネジ
止めや接着に置換することをはじめとし、凝固剤タンク
5を複数部品の組立品とする等、各部品形状や構造を適
宜変更することが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、蓋体がキャップ体と凝固剤タンクとに分解可能
であるから、焼却処理工程へは凝固剤タンクを外した状
態で送ることができ、エネルギー的、時間的な無駄が解
消される。また運搬、取扱い、焼却等の各種作業に関し
ても、スペース的、重量的な問題が解消されるものとな
るので、全体としてコストの低廉化及び作業効率の向上
等が図れる。また、蓋体が全体として一体化されていた
先願のものと比較すると、キャップ体と凝固剤タンクと
に分解されることで各々の部品構造が簡易となり、また
小型化されるため、生産性が向上するという利点もあ
る。
【0030】中栓の上部外周面に放散テーパ面を形成
し、中栓を散布口部の真下で宙づりに保持できるように
しておくことで、凝固剤を廃液溜め器内の全ての廃液に
対して万べんなく散布でき、確実な凝固が得られる。従
って感染の確実な防止が図れる。操作部を構成する押込
操作片を変形可能にしておけば、未使用時における誤操
作やいたずらを防止できる。また、使用後に中栓を廃液
溜め器内へ落とし込むのが容易に行える。
【0031】キャップ体に使い捨て袋を取り付けておけ
ば、焼却処理工程へは、凝固剤タンクのみならず、廃液
溜め器をも外した状態で送ることができ、エネルギー
的、時間的、スペース的、重量的に更なる無駄が解消さ
れる。凝固剤タンクを外した後、開放状態になるキャッ
プ体の中央口に密閉蓋を嵌めるようにすることで、感染
の危険を完璧に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の組立状態をA−A線で切断して示す要部
拡大断面図である。
【図3】図1の組立状態をB−B線で切断して示す要部
拡大断面図である。
【図4】処理手順1を示す要部拡大断面図である。
【図5】処理手順2を示す要部拡大断面図である。
【図6】処理手順3を示す要部拡大断面図である。
【図7】処理手順4を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を図3と同様な切断位置で
示す断面図である。
【符号の説明】
1 廃液回収器 2 廃液溜め器 3 蓋体 4 キャップ体 5 凝固剤タンク 6 中栓 7 押込操作片 10 中央口 20 散布口部 22 収納凹部 25 放散テーパ面 30 密閉蓋 40 使い捨て袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 知康 大阪府堺市浜寺船尾町東4−36 大研医 器株式会社 総合研究所内 (72)発明者 小松 康生 大阪府堺市浜寺船尾町東4−36 大研医 器株式会社 総合研究所内 (72)発明者 中澤 創 大阪府堺市浜寺船尾町東4−36 大研医 器株式会社 総合研究所内 (56)参考文献 特開 平7−303875(JP,A) 実開 平4−37585(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/00 A61G 12/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口された廃液溜め器と、凝固剤
    の貯蔵部を備えて上記廃液溜め器上に載設される蓋体
    と、この蓋体の下面で開口するようになる上記貯蔵部の
    散布口を閉塞する中栓と、外部からの操作で上記中栓を
    散布口から外すことが可能な操作部とから成る廃液回収
    器において、前記蓋体は、廃液溜め器の上方開口部を施
    蓋することができかつ上面中央部に中央口が貫通形成さ
    れたキャップ体と、このキャップ体の中央口に嵌合保持
    可能な散布口部を下端部に有しかつその散布口部が中央
    口に連通するようにキャップ体の上面側に連結された凝
    固剤タンクとに分解可能になされていることを特徴とす
    る廃液回収器。
  2. 【請求項2】 前記中栓は、凝固剤タンクの散布口部中
    心に対応する部位を頂部として末広がりとなる放散テー
    パ面を有しており、前記中栓の外周面の相反する位置
    に、この位置から上方へ所定長さ突出した後に互いに外
    方へ折曲されることにより前記操作部を構成する押込操
    作片が設けられており、中栓が散布口部から外されたと
    きには各押込操作片がキャップ体の中央口周部に係合し
    て中栓を宙づり保持できるようになっていることを特徴
    とする請求項1記載の廃液回収器。
  3. 【請求項3】 前記凝固剤タンクの外周部には、前記押
    込操作片との位置干渉を避ける収納凹部が形成されてお
    り、前記押込操作片は、未使用状態においては上記収納
    凹部内に収まる姿勢にあり、使用時には収納凹部の外方
    へ突出した姿勢に変形できるように、肉厚を局部的に薄
    くした折曲予定部を備えていることを特徴とする請求項
    2記載の廃液回収器。
  4. 【請求項4】 前記キャップ体の下面に、使い捨て袋が
    口を上に向けた状態で取り付けられていることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一つに記載の廃液回収
    器。
  5. 【請求項5】 上方が開口された廃液溜め器と、この廃
    液溜め器の上方開口部を施蓋することができかつ上面中
    央部に中央口が貫通形成されたキャップ体と、このキャ
    ップ体の中央口に嵌合保持可能な散布口部を下端部に
    かつその散 布口部が中央口に連通するようにキャップ
    体の上面側に連結された凝固剤タンクと、この凝固剤タ
    ンクの散布口部に廃液溜め器内から嵌められる中栓と、
    外部からの操作で上記中栓を散布口部から外すことが可
    能な操作部とから成る廃液回収器を用いて廃液を処理す
    る方法であって、廃液溜め器内に廃液を回収した後、操
    作部を操作して中栓を散布口部から外すことによって凝
    固剤タンク内の凝固剤を廃液溜め器内へ散布し、空にな
    った凝固剤タンクをキャップ体から外し、次いで中栓を
    廃液溜め器内へ落とし込んだ後キャップ体の中央口に密
    閉蓋を嵌めて廃液溜め器ごと焼却処理工程へ送ることを
    特徴とする廃液回収器を用いた廃液処理方法。
  6. 【請求項6】 上方が開口された廃液溜め器と、この廃
    液溜め器の内部に使い捨て袋を収容させる状態で同廃液
    溜め器の上方開口部を施蓋することができかつ上面中央
    部に中央口が貫通形成されたキャップ体と、このキャッ
    プ体の中央口に嵌合保持可能な散布口部を下端部に有し
    かつその散布口部が中央口に連通するようにキャップ体
    の上面側に連結された凝固剤タンクと、この凝固剤タン
    クの散布口部に廃液溜め器内から嵌められる中栓と、外
    部からの操作で上記中栓を散布口部から外すことが可能
    な操作部とから成る廃液回収器を用いて廃液を処理する
    方法であって、廃液溜め器内の使い捨て袋に廃液を回収
    した後、操作部を操作して中栓を散布口部から外すこと
    によって凝固剤タンク内の凝固剤を使い捨て袋内へ散布
    し、空になった凝固剤タンクをキャップ体から外し、次
    いで中栓を廃液溜め器内へ落とし込んだ後キャップ体の
    中央口に密閉蓋を嵌め、このキャップ体を使い捨て袋と
    一体のまま廃液溜め器から外し、焼却処理工程へ送るこ
    とを特徴とする廃液回収器を用いた廃液処理方法。
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