JP2916961B2 - 土工事の急速施工法 - Google Patents
土工事の急速施工法Info
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- JP2916961B2 JP2916961B2 JP28088691A JP28088691A JP2916961B2 JP 2916961 B2 JP2916961 B2 JP 2916961B2 JP 28088691 A JP28088691 A JP 28088691A JP 28088691 A JP28088691 A JP 28088691A JP 2916961 B2 JP2916961 B2 JP 2916961B2
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は土工事の急速施工法に関
し、特に、可動式上屋の使用により全天候式に作業を継
続することができるものであって、原料を成形加工して
ブロック構造物用成形品にし、それを工事現場のブロッ
ク構造物に構築できるので土工事の施工期間を短縮で
き、作業効率を高め得る土工事の急速施工法に関する。
し、特に、可動式上屋の使用により全天候式に作業を継
続することができるものであって、原料を成形加工して
ブロック構造物用成形品にし、それを工事現場のブロッ
ク構造物に構築できるので土工事の施工期間を短縮で
き、作業効率を高め得る土工事の急速施工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の盛土施工法、例えば道路盛土、河
川堤防などの土工事を行う場合、まず撒き出し工程で撒
き出し作業を行い、次に敷き均し工程で敷き均し作業を
行い、次に転圧工程で転圧作業を行い、撒き出し、敷き
均し、転圧の三段階の作業工程を経ることにより施工が
行われてきた。このような盛土施工法では、産出する他
山の土の性質により撒き出し厚さや転圧回数などに係る
基準をその都度決定をしなければならないことになり、
その結果は、関係者の作業内容が煩雑になるとともに、
施工時には熟練した人による施工管理を徹底化させる必
要があって、熟練者不足の今日、関係者はその対応に苦
慮してきた。その上、従来の施工法による場合、予期し
ない降雨などに影響されて施工日数も予定日数より長く
なっていくのが実情である。
川堤防などの土工事を行う場合、まず撒き出し工程で撒
き出し作業を行い、次に敷き均し工程で敷き均し作業を
行い、次に転圧工程で転圧作業を行い、撒き出し、敷き
均し、転圧の三段階の作業工程を経ることにより施工が
行われてきた。このような盛土施工法では、産出する他
山の土の性質により撒き出し厚さや転圧回数などに係る
基準をその都度決定をしなければならないことになり、
その結果は、関係者の作業内容が煩雑になるとともに、
施工時には熟練した人による施工管理を徹底化させる必
要があって、熟練者不足の今日、関係者はその対応に苦
慮してきた。その上、従来の施工法による場合、予期し
ない降雨などに影響されて施工日数も予定日数より長く
なっていくのが実情である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のような種々の問
題を解決することを本発明の課題とする。具体的には、
原料置場と成形品プラントと養生場を設置してそれらの
原料置場と成形品プラントと養生場に可動式上屋を使用
して、降雨にも影響されることなく全天候式に作業を継
続させることによって施工期間を短縮し、ひいては施工
効率を向上させることを本発明の課題とする。
題を解決することを本発明の課題とする。具体的には、
原料置場と成形品プラントと養生場を設置してそれらの
原料置場と成形品プラントと養生場に可動式上屋を使用
して、降雨にも影響されることなく全天候式に作業を継
続させることによって施工期間を短縮し、ひいては施工
効率を向上させることを本発明の課題とする。
【０００４】
【発明を解決するための手段】本発明は、原料置場と成
形品プラントと養生場に、前後方向に伸縮自在な蛇腹状
構造の可動式上屋１を使用し、その可動式上屋１内の原
料置場に搬入した原料をグラブクレーン或いはバックホ
ーなどの機械５でそのバケットの上下動及び旋回により
成形品プラント４のホッパー６の上部へ投入し、そのホ
ッパー６から取出される原料に混和機７から供給される
土質改良用混和材を投入してその混合物を調合し、混練
し、成形加工し、そこで成形加工されたブロック構造物
用成形品８を運搬機で養生場へ運び、そこに積み重ね
て、その養生場の可動式上屋１内でブロック構造物用成
形品８を養生処理し、そこで養生処理した製品９をその
近くの工事現場に運んで、そこで製品９を据付け、重
ね、目地詰め、敷均しして土工事を行うことにより土工
事の施工時間の短縮を可能にした土工事の急速施工法で
ある。
形品プラントと養生場に、前後方向に伸縮自在な蛇腹状
構造の可動式上屋１を使用し、その可動式上屋１内の原
料置場に搬入した原料をグラブクレーン或いはバックホ
ーなどの機械５でそのバケットの上下動及び旋回により
成形品プラント４のホッパー６の上部へ投入し、そのホ
ッパー６から取出される原料に混和機７から供給される
土質改良用混和材を投入してその混合物を調合し、混練
し、成形加工し、そこで成形加工されたブロック構造物
用成形品８を運搬機で養生場へ運び、そこに積み重ね
て、その養生場の可動式上屋１内でブロック構造物用成
形品８を養生処理し、そこで養生処理した製品９をその
近くの工事現場に運んで、そこで製品９を据付け、重
ね、目地詰め、敷均しして土工事を行うことにより土工
事の施工時間の短縮を可能にした土工事の急速施工法で
ある。
【０００５】
【作用】可動式上屋内１の原料置場に搬入した原料、あ
るいはその回りにある原料をグラブクレーン或いはバッ
クホーなどの機械５で掴み、その磯械のバケットの上下
動及び旋回により成形品プラント４のホッパー６の上部
へ原料を投入する。ホッパー６から取出される原料に混
和機７から供給される消石灰などの土質改良用混和材を
投入してその混合物を調合し、混練し、型枠に流して成
形加工する。そこで成形加工されたブロック構造物用成
形品８を運搬機で養生場へ運び、そこに積み重ねて、そ
の養生場の可動式上屋１内でブロック構造物用成形品８
を養生処理する。そこで養生処理した製品９を工事現場
に運んで、そこで製品９を据付け、重ね、目地詰め、敷
均しして土工事を行うことにより土工事の施工時間を短
縮することができる。原料が建設現場で生じる建設残土
の場合、その成分及び性質がそのまま使用することに適
しないときには、セメントや石灰などの結合剤或いは強
化剤或いは固化剤その他の適切な材料を添加することに
より、建設残土をブロック構造物用成形品８の原料に改
良する。可動式上屋１を利用することにより、可動式上
屋１は前後方向に伸縮自在であるから、降雨の時にで
も、広範囲の空間利用を可能とする。特に、養生は降雨
を嫌うが、可動式上屋１の利用によりそのような降雨を
遮断して養生作業に支障が生じることがないようにす
る。従来、降雨時には養生作業をあきらめていたが、本
発明により、可動式上屋１の構造が伸縮自在であること
を利用して、降雨の時にでも、広範囲の空間利用を可能
とし、そこで大型の土木機械を導入し、連日土木作業を
継続し得るので作業効率を向上させ得る。可動式上屋１
は前後方向に伸縮自在な蛇腹状構造を有しているので、
必要に応じて開閉可能である。
るいはその回りにある原料をグラブクレーン或いはバッ
クホーなどの機械５で掴み、その磯械のバケットの上下
動及び旋回により成形品プラント４のホッパー６の上部
へ原料を投入する。ホッパー６から取出される原料に混
和機７から供給される消石灰などの土質改良用混和材を
投入してその混合物を調合し、混練し、型枠に流して成
形加工する。そこで成形加工されたブロック構造物用成
形品８を運搬機で養生場へ運び、そこに積み重ねて、そ
の養生場の可動式上屋１内でブロック構造物用成形品８
を養生処理する。そこで養生処理した製品９を工事現場
に運んで、そこで製品９を据付け、重ね、目地詰め、敷
均しして土工事を行うことにより土工事の施工時間を短
縮することができる。原料が建設現場で生じる建設残土
の場合、その成分及び性質がそのまま使用することに適
しないときには、セメントや石灰などの結合剤或いは強
化剤或いは固化剤その他の適切な材料を添加することに
より、建設残土をブロック構造物用成形品８の原料に改
良する。可動式上屋１を利用することにより、可動式上
屋１は前後方向に伸縮自在であるから、降雨の時にで
も、広範囲の空間利用を可能とする。特に、養生は降雨
を嫌うが、可動式上屋１の利用によりそのような降雨を
遮断して養生作業に支障が生じることがないようにす
る。従来、降雨時には養生作業をあきらめていたが、本
発明により、可動式上屋１の構造が伸縮自在であること
を利用して、降雨の時にでも、広範囲の空間利用を可能
とし、そこで大型の土木機械を導入し、連日土木作業を
継続し得るので作業効率を向上させ得る。可動式上屋１
は前後方向に伸縮自在な蛇腹状構造を有しているので、
必要に応じて開閉可能である。
【０００６】
【実施例１】図１に本発明の土工事の急速施工法の概念
図で示すように、原料置場あるいはそれに相当する原料
供給場所を可動式上屋１で包囲し、そこにある数千立方
米、あるいはそれ以上の原料をブルドーザー２によって
一日千立方米以上を処理することができ、原料の滞留時
間を四日間前後にして原料の集積場としての機能を果た
すようにする。次に、原料を成形加工するプラント４へ
送り込むことになるが、まず、原料置場３の所望位置に
ブルドーザー２によって原料を集積し、その原料をグラ
ブクレーン或いはバックホーなどの機械５でそのバケッ
トの上下動及び旋回動により成形品プラント４のホッパ
ー６の中へ投入し、そのホッパー６から取出された原料
と混和磯７から供給されるセメントや消石灰などの土質
改良用混和材とを調合して混練し、最終的に型枠に流し
て成形加工してブロック構造物用成形品８とし、その成
形加工されたブロック構造物用成形品８を運搬機で養生
場へ運び、そこに積み重ねて、その養生場の可動式上屋
１内でブロック構造物用成形品８を二日間養生処理して
製品９にし、そこで養生処理した製品９をトラックなど
で工事現場に運び、そこで製品９を据付け、重ね、目地
詰め、敷均しをし、短時間のうちに盛土土工の施工を行
うことのできる土工事の急速施工法でる。可動式上屋１
は前後方向に伸縮自在な蛇腹状構造を有しているので、
必要に応じて開閉可能であり、原料置場と成形品プラン
トと養生場の作業を天候に左右されることなく継続する
ことができる。図２は作業の流れを示したフローシート
であって、成形に使用した型枠は養生後、あるいは工事
現場で型枠を外した後、その型枠を成形品プラント４へ
戻して再使用することができる。
図で示すように、原料置場あるいはそれに相当する原料
供給場所を可動式上屋１で包囲し、そこにある数千立方
米、あるいはそれ以上の原料をブルドーザー２によって
一日千立方米以上を処理することができ、原料の滞留時
間を四日間前後にして原料の集積場としての機能を果た
すようにする。次に、原料を成形加工するプラント４へ
送り込むことになるが、まず、原料置場３の所望位置に
ブルドーザー２によって原料を集積し、その原料をグラ
ブクレーン或いはバックホーなどの機械５でそのバケッ
トの上下動及び旋回動により成形品プラント４のホッパ
ー６の中へ投入し、そのホッパー６から取出された原料
と混和磯７から供給されるセメントや消石灰などの土質
改良用混和材とを調合して混練し、最終的に型枠に流し
て成形加工してブロック構造物用成形品８とし、その成
形加工されたブロック構造物用成形品８を運搬機で養生
場へ運び、そこに積み重ねて、その養生場の可動式上屋
１内でブロック構造物用成形品８を二日間養生処理して
製品９にし、そこで養生処理した製品９をトラックなど
で工事現場に運び、そこで製品９を据付け、重ね、目地
詰め、敷均しをし、短時間のうちに盛土土工の施工を行
うことのできる土工事の急速施工法でる。可動式上屋１
は前後方向に伸縮自在な蛇腹状構造を有しているので、
必要に応じて開閉可能であり、原料置場と成形品プラン
トと養生場の作業を天候に左右されることなく継続する
ことができる。図２は作業の流れを示したフローシート
であって、成形に使用した型枠は養生後、あるいは工事
現場で型枠を外した後、その型枠を成形品プラント４へ
戻して再使用することができる。
【０００７】
【効果】本発明は、原料置場および成形品プラントおよ
び養生処理場および工事現場の間を効率よく移送機械或
いは移送装置を適切に使用することにより従来の多人数
による施工作業をきわめて少ない作業者によって作業の
遂行を可能にしうる効果がある。次に、本発明は原料置
場および成形品プラントおよび養生処理場をすべて可動
上屋によって包み、その可動上屋内に広い空間を形成す
ることにより従来の土木施工におけるように雨天或いは
その他の事情で工事が延期されるようなことを排除して
機械或いはその他の産業機器或いは科学プラントなどの
生産ラインのようにきわめて合理的に、かつ能率的に原
料から製品化への生産プロセスをすすめることを可能に
した効果がある。次に、他の場所から搬入する原料或い
はその他のものばかりでなく、その場所にある土或いは
その他のものを移送機械などで成形品プラントに送り込
み、その原料が質のよくないものであっても、その性質
を理解して適切な改良剤を添加或いは混合し、撹拌した
りして成形化し、運搬したり、積んだり、並べたりする
ことに適したブロック状建造物の単位体にさせうる効果
がある。次に、型枠などを使用して成形することによ
り、その型枠を外して再使用を可能としうる効果があ
る。
び養生処理場および工事現場の間を効率よく移送機械或
いは移送装置を適切に使用することにより従来の多人数
による施工作業をきわめて少ない作業者によって作業の
遂行を可能にしうる効果がある。次に、本発明は原料置
場および成形品プラントおよび養生処理場をすべて可動
上屋によって包み、その可動上屋内に広い空間を形成す
ることにより従来の土木施工におけるように雨天或いは
その他の事情で工事が延期されるようなことを排除して
機械或いはその他の産業機器或いは科学プラントなどの
生産ラインのようにきわめて合理的に、かつ能率的に原
料から製品化への生産プロセスをすすめることを可能に
した効果がある。次に、他の場所から搬入する原料或い
はその他のものばかりでなく、その場所にある土或いは
その他のものを移送機械などで成形品プラントに送り込
み、その原料が質のよくないものであっても、その性質
を理解して適切な改良剤を添加或いは混合し、撹拌した
りして成形化し、運搬したり、積んだり、並べたりする
ことに適したブロック状建造物の単位体にさせうる効果
がある。次に、型枠などを使用して成形することによ
り、その型枠を外して再使用を可能としうる効果があ
る。
【図１】本発明の土工事の急速施工法の施工状態を示し
た概念図である。
た概念図である。
【図２】本発明の土工事の急速施工法の作業の流れを示
したフローシートである。
したフローシートである。
１ 可動式上屋 ２ ブルドーザ
ー ３ 原料の集積場 ４ 成形品プラ
ント ５ 機械 ６ ホッパー ７ 混和磯 ８ ブロック構
造物用成形品 ９ 製品
ー ３ 原料の集積場 ４ 成形品プラ
ント ５ 機械 ６ ホッパー ７ 混和磯 ８ ブロック構
造物用成形品 ９ 製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−137358（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−146060（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−37154（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭57−55842（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E02D 17/18 E02D 15/00 E04G 21/28
Claims (1)
- 【請求項１】原料置場と成形品プラントと養生場に、前
後方向に伸縮自在な蛇腹状構造の可動式上屋１を使用
し、その可動式上屋１内の原料置場に搬入した原料をグ
ラブクレーン或いはバックホーなどの機械５でそのバケ
ットの上下動及び旋回により成形品プラント４のホッパ
ー６の上部へ投入し、そのホッパー６から取出される原
料に混和機７から供給される土質改良用混和材を投入し
てその混合物を調合し、混練し、成形加工し、そこで成
形加工されたブロック構造物用成形品８を運搬機で養生
場へ運び、そこに積み重ねて、その養生場の可動式上屋
１内でブロック構造物用成形品８を養生処理し、そこで
養生処理した製品９をその近くの工事現場に運んで、そ
こで製品９を据付け、重ね、目地詰め、敷均しして土工
事を行うことにより土工事の施工時間の短縮を可能にし
た土工事の急速施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28088691A JP2916961B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 土工事の急速施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28088691A JP2916961B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 土工事の急速施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533347A JPH0533347A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2916961B2 true JP2916961B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17631317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28088691A Expired - Fee Related JP2916961B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 土工事の急速施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2916961B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104278683B (zh) * | 2014-09-29 | 2016-06-29 | 浙江普天园林建筑发展有限公司 | 一种地库顶板绿化堆坡的方法 |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP28088691A patent/JP2916961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0533347A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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