JP2916389B2 - 処方箋調剤の投薬システム - Google Patents

処方箋調剤の投薬システム

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JP2916389B2
JP2916389B2 JP4893895A JP4893895A JP2916389B2 JP 2916389 B2 JP2916389 B2 JP 2916389B2 JP 4893895 A JP4893895 A JP 4893895A JP 4893895 A JP4893895 A JP 4893895A JP 2916389 B2 JP2916389 B2 JP 2916389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は処方箋調剤の投薬シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院薬局では、各診療科の医師
から発行された多数の処方箋を受け付け、それらの内容
にしたがって、必要な調剤作業その他各種の作業を行っ
ている。
【0003】また、近年では、医療の高度化、専門細分
化や、薬剤の多様化にともなって、病院薬局で処理しな
ければならない調剤作業の絶対量はますます増える傾向
にある一方、患者の待ち時間を短縮することが望まれて
いるため、必要な調剤作業を能率よく行う手段として、
錠剤を1回服用分ずつ分包するようになった錠剤分包機
や、散薬を1回服用分ずつ分包するようになった散薬分
包機、その他種々の調剤装置が開発され、実用化されて
いる。
【0004】ところで、これらの調剤装置を作動させる
には、処方箋の内容をそのまま調剤装置に適用してもだ
めで、各調剤装置が取り扱える薬剤の種類に応じて、ま
た、同じ調剤装置を使用する場合でも、薬剤の特性や種
々の条件に応じて、それぞれ異なった作動情報を適用し
なければならない。
【0005】すなわち、処方箋に、たとえば、錠剤Aを
1日量8錠、分4で、錠剤Bを1日量3錠、分3で、錠
剤Cを1日量2錠、昼1回に、散薬Dを1日量mmg、
分3で、および、散薬Eを1日量nmg、分3で、それ
ぞれ患者に服用させるように処方されていた場合を、一
例として考えてみる。
【0006】ただし、錠剤A、Bは、互いに1包中に分
包可能なものであり、また、錠剤Cは、錠剤A、Bとは
別包に分包しなければならないものであり、さらに、散
薬D、Eは、互いに1包中に分包可能であるが、分包に
先立って分割マスに投入する際、両者を混合して振動フ
ィーダにかけると、互いに分離してしまって均等に分割
されないものであるという条件を有するものとする。
【0007】この場合、錠剤A、B、Cについては、適
宜の錠剤分包機によって分包作業を実行することができ
るが、それには、1日4回分のうち1、2、3回目はそ
れぞれ錠剤A2錠と錠剤B1錠とをまとめて1包中に分
包し、4回目は錠剤A2錠のみを分包したうえ、これら
の各包に、1回目から順に「朝」、「昼」、「夕」、
「寝」等の文字を印字する一方、これとは別に、錠剤C
を1包2錠ずつ分包して、その各包に「昼」等の文字を
印字すべきとする作動情報を、錠剤分包機に指示しなけ
ればならない。
【0008】また、散薬D、Eについては、適宜の散薬
分包機によって分包作業を実行することができるが、そ
れには、まず、散薬Dを1日量mmg×日数分と、散薬
Eを1日量nmg×日数分用意し、これを分包に先立っ
て分割マスに投入する際、両者を別々に振動フィーダに
かけて1回分ごとに分割したうえ、両者を1回分ずつま
とめて1包中に分包し、これらの各包に、「朝」、
「昼」、「夕」等の文字を順番に印字すべきとする作動
情報を、散薬分包機に指示しなければならない。
【0009】そのため、従来は、病院薬局の作業者が、
医師から受け付けた処方箋を見て、その中からたとえば
錠剤分包機で実行可能な処方、または、散薬分包機で実
行可能な処方を選び出し、それらの処方内容に、錠剤分
包機で実行するにあたって必要な加工を施して錠剤分包
機用の作動情報を作り、または、散薬分包機で実行する
にあたって必要な加工を施して散薬分包機用の作動情報
を作ったうえ、これらの作動情報を、錠剤分包機または
散薬分包機に適用して、必要な分包作業を実行させるよ
うにしていた。
【0010】すなわち、従来は、処方単位(RP単位)
で書かれた処方箋の内容から、錠剤分包機または散薬分
包機等の調剤装置を作動させるのに必要な調剤単位のデ
ータを得るため、作業者が、処方データ(処方単位のデ
ータ)に必要な加工を施して調剤データ(調剤単位のデ
ータ)を作り、この調剤データを調剤装置に指示して、
必要な調剤作業を実行させるようにしていた。
【0011】また、一方、調剤装置によって調剤された
薬剤は、患者ごとに処方箋に示されたすべての薬剤がま
とめられたうえで投薬されるものであり、そのため、投
薬作業は、必要なすべての薬剤の調剤が終了した患者か
ら順に行われている。
【0012】すなわち、ある患者に錠剤A、B、Cおよ
び散薬D、Eを処方する場合、錠剤A、B、Cについて
は錠剤分包機によって調剤する一方、散薬D、Eについ
ては散薬分包機によって調剤し、両者の調剤がいずれも
終了したのち、錠剤A、B、Cおよび散薬D、Eが、ま
とめてその患者に投薬されるものである。
【0013】
【発明が解決しようとすろ課題】しかしながら、処方箋
に示される処方には、調剤装置として、たとえば錠剤分
包機だけを使用する処方もあれば、散薬分包機だけを使
用する処方もあり、また、調剤装置はその種類によっ
て、調剤作業を比較的短時間で処理できるものもある
し、比較的長時間かかるものもあり、そのため、処方箋
を受け付けた順に調剤作業を行っていくと、たとえば、
錠剤および散薬を処方する患者に対して、錠剤の調剤が
終了してもなお、散薬の調剤がなかなか終了しないた
め、その患者の待ち時間が、他の患者の待ち時間に比べ
て、著しく長くなっしまうような場合がある。
【0014】しかも、調剤装置によって調剤された薬剤
は、処方箋に示された処方単位にしたがって調剤される
のではなく、調剤装置の種類や薬剤の特性、さらには調
剤データを作る作業者個々のやりかた等の種々の条件に
よって幾通りも考えられる調剤単位の中から、適宜選択
された任意の調剤単位にしたがって調剤されるものであ
るから、調剤済みの薬剤を患者に投薬する際、投薬窓口
の作業者は、その薬剤が、処方箋に示されたすべての薬
剤に対応してるか否か、すなわち、処方箋に示されたす
べての薬剤が調剤されたか否かを確認しなければならな
い。
【0015】ところが、従来は、投薬窓口の作業者は、
かりに処方箋が手元にあって、投薬作業の進行状況から
みて、処理の遅れている処方箋があることに気付いたと
しても、その処方箋の処方単位が、いかなる調剤単位に
したがって調剤される手筈になっているか不明であるか
ら、遅れている原因がわからず、したがって、たとえ
ば、調剤装置に必要な割り込み作業を指示してその原因
を解消し、全体として、患者の待ち時間を少しでも短く
するというような工夫を実現することができない等の問
題点があった。
【0016】この発明は上記従来のもののもつ問題点を
解決して、調剤装置による調剤作業の進行にともなう投
薬準備状況を患者に知らせ、それにより、患者を無用の
不安から開放することのできる処方箋調剤の投薬システ
ムを提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、調剤装置と、処方箋に基づいて調剤データ
を生成してそれを前記調剤装置に指示する作動手段と、
前記調剤データの実行にともなう投薬準備状況を患者に
知らせる手段と、前記投薬準備状況の確認表示に加えて
前記調剤装置に対する割込指示も行う手段とを具えたも
のである。
【0018】
【作用】この発明は上記手段を採用したことにより、調
剤装置による調剤作業の進行にともなう投薬準備状況を
患者に知らせることとなり、そのため、患者を無用の不
安から解放できることとなる。また、患者の見ている投
薬準備状況の表示と同等の確認表示を見て作業者が調剤
装置に必要な割り込み作業を指示することにより、遅れ
の原因が解消されることにもなる。
【0019】
【実施例】図1はこの発明による処方箋調剤の投薬シス
テムの一実施例を示し、1、1、…は医師が発行する処
方箋、2は各処方箋1の内容から処方データを生成する
入力手段、3は調剤装置、4は調剤装置3で実行可能な
処方データを調剤装置3の調剤データに変換して指示す
る作動手段、5は調剤装置3による調剤データの実行状
況をあらわす表示手段である。
【0020】入力手段2は、作業者が、各処方箋1を見
ながらその内容を入力するのに適したキーボードその他
の入力装置6と、CRTまたはLCDその他の表示装置
7と、CPUその他の制御装置8と、ROMおよびRA
Mその他の記憶装置9とを具えている。
【0021】そして、入力手段2は,多数の処方箋1、
1、…について、処方単位(RP単位)で書かれたそれ
らの内容が入力装置6によってそのまま入力されると、
これに基づいて、制御装置8が、それらの内容を実質的
に変更しない処方データ(処方単位のデータ)を生成し
て、それらの処方データを記憶装置9に蓄える一方、記
憶装置9に蓄えられた処方データは、適宜の通信手段を
介して、作動手段4、表示手段5その他必要な機器類の
利用に供されるようになっている。
【0022】調剤装置3は、錠剤を1回服用分ずつ分包
するようになった錠剤分包機、または、散薬を1回服用
分ずつ分包するようになった散薬分包機、その他適宜の
調剤用機械装置類である。
【0023】作動手段4は、調剤装置3と組み合わせて
設けられるものであって、必要に応じて作業者が操作可
能な修正キー等の所要のキーを有するキーボードその他
の入力装置10と、CRTまたはLCDその他の表示装
置11と、CPUその他の制御装置12と、ROMおよ
びRAMその他の記憶装置13とを具えている。
【0024】そして、作動手段4は、入力手段2の記憶
装置9に蓄えられている処方データの中に、組み合わせ
られた調剤装置3で実行可能な処方データがあるとき、
その実行可能な処方データを記憶装置9から呼び出して
取り込み、制御装置12が、その処方データを、調剤装
置3に固有の、そして取り扱う薬剤の条件に応じて、あ
らかじめ決められた調剤データに変換したうえ、記憶装
置13に蓄える一方、この調剤データを作動情報として
調剤装置3に指示して、調剤装置3をその調剤データに
したがって作動させるようになっている。
【0025】すなわち、処方箋1の内容に基づいて入力
手段2で生成され、記憶装置9に蓄えられた処方データ
が、たとえば、「錠剤Aを1日量8錠、分4で、錠剤B
を1日量3錠、分3で、錠剤Cを1日量2錠、昼1回
に、散薬Dを1日量mmg、分3で、および、散薬Eを
1日量nmg、分3で、それぞれ患者に服用させる。」
ことを表していた場合、調剤装置3(たとえば錠剤分包
機3a)と組み合わせられた作動手段4(4a)は、そ
の処方データの中から錠剤A、B、Cについての処方デ
ータを取り込み、一方、調剤装置3(たとえば散薬分包
機3b)と組み合わせられた作動手段4(4b)は、そ
の処方データの中から散薬D、Eについての処方データ
を取り込む。
【0026】そして、作動手段4aは、錠剤A、B、C
についての処方データを、記憶装置13にあらかじめ登
録されている薬剤条件(たとえば、「錠剤A、Bは、互
いに1包中に分包可能なものである。」という条件、お
よび、「錠剤Cは、錠剤A、Bとは別包に分包しなけれ
ばならないものである。」という条件、その他)と照合
し、これらの条件を満たすように、「1日4回分のうち
1、2、3回目はそれぞれ錠剤A2錠と錠剤B1錠とを
まとめて1包中に分包し、4回目は錠剤A2錠のみを分
包したうえ、これらの各包に、1回目から順に「朝」、
「昼」、「夕」、「寝」等の文字を印字する一方、これ
とは別に、錠剤Cを1包2錠ずつ分包して、その各包に
「昼」等の文字を印字する。」という内容の調剤データ
に変換して、記憶装置13に蓄えるようになっている。
【0027】また、作動手段4bは、散薬D、Eについ
ての処方データを、記憶装置13にあらかじめ登録され
ている薬剤条件(たとえば、「散薬D、Eは、互いに1
包中に分包可能であるが、分包に先立って分割マスに投
入する際、両者を混合して振動フィーダにかけると、互
いに分離してしまって均等に分割されないものであ
る。」という条件、その他)と照合し、この条件を満た
すように、「散薬Dを1日量mmg×日数分と、散薬E
を1日量nmg×日数分用意し、これを分包に先立って
分割マスに投入する際、両者を別々に振動フィーダにか
けて1回分ごとに分割したうえ、両者を1回分ずつまと
めて1包中に分包し、これらの各包に、「朝」、
「昼」、「夕」等の文字を順番に印字する。」という内
容の調剤データに変換して、記憶装置13に蓄えるよう
になっている。
【0028】そして、作動手段4aの記憶装置13に蓄
えられた調剤データ、および、作動手段4bの記憶装置
13に蓄えられた調剤データは、適宜の通信手段を介し
て、それぞれ、表示手段5その他必要な機器類の利用に
供されるようになっている。
【0029】表示手段5は、必要に応じて作業者が操作
可能な割り込みキー等の所要のキーを有するキーボード
その他の入力装置14と、CRTまたはLCDその他の
表示装置15と、CPUその他の制御装置16と、RO
MおよびRAMその他の記憶装置17とを具えている。
【0030】そして、表示手段5は、作動手段4(4
a、4b)の記憶装置13に蓄えられている調剤データ
の実行状況を呼び出して取り込み、制御装置16が、そ
の調剤データの実行状況を、たとえば、調剤作業の「実
行終了」、「実行中」、「未実行」の3種類に分類する
か、または、さらに詳細に分類したうえ、作業者にわか
りやすいようあらかじめ決められた表現(調剤単位)に
変換して、表示装置15に表示するようになっている。
【0031】また、表示手段5は、作動手段4a、4b
からの調剤データの実行状況を表示するだけでなく、入
力手段2の記憶装置9に蓄えられているある患者の処方
データの中に、調剤装置3(錠剤分包機3a、散薬分包
機3b)で実行可能な処方データとともに、実行不適当
な処方データがあるとき、その実行不適当な処方データ
を記憶装置9から呼び出して取り込み、制御装置16
が、その実行不適当な処方データを、作業者にわかりや
すいようあらかじめ決められた表現(調剤単位)に変換
したうえ、その患者の実行可能な処方データに基づく調
剤データの実行状況とともに、表示装置15に表示する
ようになっている。
【0032】さらに、表示手段5は、表示装置15に表
示されている調剤データの実行状況に基づき、必要に応
じて、たとえば入力装置14の割り込みキーの操作によ
り、作動手段4(4a、4b)の記憶装置13に蓄えら
れている調剤データの中から、優先的に実行すべき調剤
データを選択して、その調剤データを、調剤装置3(錠
剤分包機3a、散薬分包機3b)に割り込み指示して、
その調剤作業を実行させることができるようになってい
る。
【0033】そして、表示手段5には、患者ごとの投薬
番号を表示することにより、投薬準備が完了したことを
各患者に知らせるようになった投薬表示装置18が付属
して設けられ、この投薬表示装置18の表示内容は、表
示装置15でも確認できるようになっている。
【0034】つぎに、上記のように構成された処方箋調
剤の投薬システムの作用について説明する。
【0035】まず、処方箋1に、錠剤Aを1日量8錠、
分4で、錠剤Bを1日量3錠、分3で、錠剤Cを1日量
2錠、昼1回に、散薬Dを1日量mmg、分3で、およ
び、散薬Eを1日量nmg、分3で、それぞれ患者に服
用させるように処方されていた場合、処方単位(RP単
位)で書かれたその内容が、入力装置6によってそのま
ま入力手段2に入力されると、これに基づいて、制御装
置8が、その内容を実質的に変更しない処方データ(処
方単位のデータ)を生成して、その処方データを記憶装
置9に蓄える。
【0036】すると、錠剤分包機3aと組み合わせられ
た作動手段4aは、その処方データの中から錠剤A、
B、Cについての処方データを取り込み、この処方デー
タを、記憶装置13にあらかじめ登録されている薬剤条
件(たとえば、「錠剤A、Bは、互いに1包中に分包可
能なものである。」という条件、および、「錠剤Cは、
錠剤A、Bとは別包に分包しなければならないものであ
る。」という条件、その他)と照合し、これらの条件を
満たすように、「1日4回分のうち1、2、3回目はそ
れぞれ錠剤A2錠と錠剤B1錠とをまとめて1包中に分
包し、4回目は錠剤A2錠のみを分包したうえ、これら
の各包に、1回目から順に「朝」、「昼」、「タ」、
「寝」等の文字を印字する一方、これとは別に、錠剤C
を1包2錠ずつ分包して、その各包に「昼」等の文字を
印字する。」という内容の調剤データに変換して、記憶
装置13に蓄える一方、この調剤データを作動情報とし
て錠剤分包機3aに指示して、錠剤分包機3aをその調
剤データにしたがって作動させる。
【0037】そのため、錠剤分包機3aは、1日4回分
のうち1、2、3回目はそれぞれ錠剤A2錠と錠剤B1
錠とをまとめて1包中に分包し、4回目は錠剤A2錠の
みを分包したうえ、これらの各包に、1回目から順に
「朝」、「昼」、「夕」、「寝」等の文字を印字する一
方、これとは別に、錠剤Cを1包2錠ずつ分包して、そ
の各包に「昼」等の文字を印字することとなる。
【0038】一方、散薬分包機3bと組み合わせられた
作動手段4bは、記憶装置9に蓄えられた処方データの
中から散薬D、Eについての処方データを取り込み、こ
の処方データを、記憶装置13にあらかじめ登録されて
いる薬剤条件(たとえば、「散薬D、Eは、互いに1包
中に分包可能であるが、分包に先立って分割マスに投入
する際、両者を混合して振動フィーダにかけると、互い
に分離してしまって均等に分割されないものである。」
という条件、その他)と照合し、この条件を満たすよう
に、「散薬Dを1日量mmg×日数分と、散薬Eを1日
量nmg×日数分用意し、これを分包に先立って分割マ
スに投入する際、両者を別々に振動フィーダにかけて1
回分ごとに分割したうえ、両者を1回分ずつまとめて1
包中に分包し、これらの各包に、「朝」、「昼」、
「夕」等の文字を順番に印字する。」という内容の調剤
データに変換して、記憶装置13に蓄える一方、この調
剤データを作動情報として散薬分包機3bに指示して、
散薬分包機3bをその調剤データにしたがって作動させ
る。
【0039】そのため、散薬分包機3bは、散薬Dを1
日量mmg×日数分と、散薬Eを1日量nmg×日数分
用意し、これを分包に先立って分割マスに投入する際、
両者を別々に振動フィーダにかけて1回分ごとに分割し
たうえ、両者を1回分ずつまとめて1包中に分包し、こ
れらの各包に、「朝」、「昼」、「夕」等の文字を順番
に印字することとなる。
【0040】そして、作動手段4aの記憶装置13に蓄
えられている調剤データの実行状況、および、作動手段
4bの記憶装置13に蓄えられている調剤データの実行
状況は、いずれも、表示手段5の表示装置15に表示さ
れるため、投薬窓口の作業者は、調剤データの実行状況
をつねに把握することができ、そのため、投薬作業の進
行状況からみて、処理の遅れている患者がある場合、そ
の患者についての調剤作業の遅れている原因を解明する
ことができ、したがって、たとえば、調剤装置3に必要
な割り込み作業を指示してその原因を解消し、全体とし
て、患者の待ち時間を少しでも短くするというような工
夫を実現することができることとなる。
【0041】なお、上記実施例では、入力手段2とし
て、入力装置6、表示装置7、制御装置8および記憶装
置9を具えたものを例示したが、これに限定するもので
なく、また、入力装置6は、作業者が、各処方箋1を見
ながらその内容を入力するのに適したキーボードに代え
て、OCR等の適宜の光学式文字読み取り用のスキャナ
を使用してもよく、さらに、たとえば、医師が処方箋1
を作成する代わりに、医師またはその補助者が、入力手
段2を使って、処方内容を直接データ入力するようにし
てもよく、その場合は、必要に応じて、適宜の処方箋プ
リンタ等を使用することにより、処方データに基づく処
方箋をプリントアウトすることができる。
【0042】また、上記実施例では、調剤装置3とし
て、錠剤分包機3aおよび散薬分包機3bを例示した
が、これに限定するものでなく、たとえば、適宜の水剤
分包機、あるいは、錠剤分包機と散薬分包機とを組み合
わせた錠剤散薬分包機、その他適宜の調剤用機械装置類
を使用することができる。
【0043】また、上記実施例では、作動手段4とし
て、入力装置10、表示装置11、制御装置12および
記憶装置13を具えたものを例示したが、これに限定す
るものでなく、また、上記実施例では、作動手段4aの
記憶装置13に蓄えられた調剤データの実行状況、およ
び、作動手段4bの記憶装置13に蓄えられた調剤デー
タの実行状況が、適宜の通信手段を介して、それぞれ、
表示手段5その他必要な機器類の利用に供されるように
したが、これに限定するものでなく、たとえば、調剤す
べきデータまたは調剤されたデータを、適宜の機器類の
利用に供するようにしてもよい。
【0044】さらに、上記実施例では、表示手段5とし
て、入力装置14、表示装置15、制御装置16および
記憶装置17を具えたものを例示したが、これに限定す
るものでなく、また、上記実施例では、表示手段5に付
属して、投薬表示装置18を設けたが、これに限定する
ものでなく、その他この発明は上記実施例の種々の変
更、修正が可能であることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したので、
調剤装置による調剤作業の進行にともなう投薬準備状況
を患者に知らせることができ、しかも、それを確認しな
がら遅れの原因を解消することもでき、そのため、患者
を無用の不安から解放することができるばかりか、患者
の待ち時間を短くすることもできる等のすぐれた効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示すブロック図
【符号の説明】
1…処方箋 2…入力手段 3…調剤装置 3a…錠剤分包機 3b…散薬分包機 4、4a、4b…作動手段 5…表示手段 6…入力装置 7…表示装置 8…制御装置 9…記憶装置 10…入力装置 11…表示装置 12…制御装置 13…記憶装置 14…入力装置 15…表示装置 16…制御装置 17…記憶装置 18…投薬表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−77568(JP,A) 片桐,外6名「ドットマトリックス方 式LEDディスプレイを使用した投薬番 号表示システムの開発」病院薬学,Vo l.15,No.4,1989,p310−313 (平1−8−20) 堀口,塚原,石塚,石倉,「患者呼び 出しカードシステム−無線カードによる 調剤終了の通知−」月刊薬事,Vol. 31,No.4,1989,p.721−726(平 1−4) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 19/00 A61J 3/00 310 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調剤装置と、処方箋に基づいて調剤データ
    を生成してそれを前記調剤装置に指示する作動手段と、
    前記調剤データの実行にともなう投薬準備状況を患者に
    知らせる手段と、前記投薬準備状況の確認表示に加えて
    前記調剤装置に対する割込指示も行う手段とを具えてい
    ることを特徴とする処方箋調剤の投薬システム。
JP4893895A 1995-01-30 1995-01-30 処方箋調剤の投薬システム Expired - Lifetime JP2916389B2 (ja)

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JP4893895A JP2916389B2 (ja) 1995-01-30 1995-01-30 処方箋調剤の投薬システム

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JP4893895A JP2916389B2 (ja) 1995-01-30 1995-01-30 処方箋調剤の投薬システム

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JP6373690A Division JPH069600B2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14 処方箋調剤の投薬システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
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