JP2915858B2 - ウエブ巻取りロールの巻端処理装置。 - Google Patents

ウエブ巻取りロールの巻端処理装置。

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙工機械におい
て、ウエブ巻取りロールの端末を、貼着テープの貼り付
けによって固定するウエブ巻取りロールの巻端処理装置
及び巻端処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール体から引き出された帯状体を、一
対のトリミング刃および複数のスリッタ刃で所要の幅寸
法に切断して複数のウエブを形成し、このウエブを一対
の巻取りドラム上に載置されたコアで巻き取るようにし
たワインダにおいては、上記コアで巻取られたウエブロ
ールの巻径が設定された巻径に達すると、当該ウエブ巻
取りロールを、ウエブの移送方向下流側に排出させるよ
うにしている。上記ワインダを構成するウエブ巻取りロ
ールは、巻き取られたウエブの端末が巻取り状態のまま
であると、ウエブ巻取りロールの移送時にウエブが巻き
戻されるため、上記端末を、貼着テープの貼り付けによ
り固定することが行われている。
【0003】図7及び図8には、上記ウエブ巻取りロー
ルのウエブ端末における粘着テープの貼り付け方法の1
例が示されている。図7の方法はウエブ巻取りロール4
7のウエブ巻取り端末を、ロールの軸方向に粘着テープ
251により貼り付け固定している。また図8の方法
は、ウエブ巻取り端末を一定間隔で短い粘着テープ25
2にて貼り付け固定している。
【0004】かかるウエブ巻取り端末の粘着テープによ
る貼り付けは、従来人手によって行われていたが、近
年、これを機械的に行う技術が特公平4−2505号、
実開平6−63351号等により提供されている。
【0005】特公平4−2505号のものは、図7の貼
り付け固定に適用される方法で、巻取りロールの紙切断
端面をロール幅方向に自動的にテープ貼りすることを目
的とし、一対の同方向に回転する回転ロール上に端面が
切断された巻取りロールを載置し、上方より紙押えを下
降させて同ロールの軸心方向全幅を同紙押えで押えた
後、前記回転ロールを回転させることにより前記巻取り
ロールを回転させ、紙切断端面が真上に来て前記紙押え
が同切断端面の近傍に位置した時同巻取ロールの回転を
止め、次いで粘着テープを押えるテープ押えを下降させ
て、同粘着テープを上記切断端面に接触させると共に、
同テープ押えを巻取ロールの軸心方向に移動させること
により、同切断端面を軸心方向のロール幅方向に粘着テ
ープでテープ貼りし、次いで同粘着テープの終端を切断
した後、前記テープ押えと粘着テープを上昇させると共
に、前記紙押えを上昇させる巻取ロールの紙端テープ貼
り方法である。
【0006】また、実開平6−63351号の手段は、
図7及び図8に示される貼り付け固定の双方に適用可能
な手段であり、ウエブロールを支持し、そのウエブロー
ルをウエブの巻取り方向に接触回転させる一対の回転ロ
ールと、その回転ロールに支持されたウエブロールの外
周に対して接離自在に設けられ、ウエブロールの軸方向
に長く延びる窓を有するテープ押え部材と、そのテープ
押え部材の表面に粘着テープ片の一部が重なる状態で窓
に臨むウエブの端末にのみ上記粘着テープ片を貼付ける
テープ貼付ユニットと、このテープ貼付ユニットをウエ
ブロールの軸方向に移動させる移動手段とから成り、前
記テープ押え部材の粘着テープ片の一部が重なる表面に
離型処理を施して構成されている。
【0007】そして、実開平6−63351号のものは
上記構成によって、次の作用をなすようになっている。
即ち、一対の回転ロール間にセットされたウエブロール
を回転ロールとの接触により回転し、ウエブの端末がウ
エブロールに接触されたテープ押え部材の窓と対向する
位置でウエブロールを停止させたのち、テープ貼付ユニ
ットの作動によって窓に臨むウエブの端末に粘着テープ
片を貼付ける。一つのウエブロールに対して複数の粘着
テープ片を貼付ける場合、あるいは回転ロール間に所要
数のウエブロールが支持され、各ウエブロールの端末に
複数の粘着テープ片を貼付ける場合は、一枚の粘着テー
プ片を貼付ける毎にテープ貼付ユニットをウエブロール
の軸方向に所定距離移動させて粘着テープ片の貼付け動
作を繰り返し、その粘着テープ片の貼付け後、ウエブロ
ールをウエブの巻取り方向に回転し、テープ押え部材の
押えによって粘着テープ片の非接着部分をウエブロール
の外周に接着させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法及び手段にあっては、機械的に粘着テープの貼り
付けが可能となるものの、粘着テープ貼り付けに比較的
多くの作業時間を要するとともに、ウエブ端末の張力が
不均一となり易いため、この端末がほぐれてしわが生じ
易いという問題点を抱えている。
【0009】本発明の目的は、ウエブ巻取りロールの巻
端を粘着テープで貼着固定するに際し、巻端処理に要す
る作業時間を短縮するとともに、巻端に弛みやほぐれの
発生が無く、確実に貼着固定をなし得るウエブの巻端処
理装置及び処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする手段は、ウエブが巻回さ
れたウエブ巻取りロールのウエブ巻端部をテープにて貼
着することにより巻端処理を施こすようにした紙工機械
において、上記ウエブ巻取りロールを載置してこれを回
転せしめる一対の回転ドラムと、上記ウエブ巻取りロー
ルの上方に配設され、ウエブの幅方向及び上下方向に移
動可能にされるとともに、移動位置を調整可能にされた
複数個の移動フレームと、同移動フレームの夫々に上記
ウエブ巻取りロールの前後方向に移動可能に設けられた
テープ貼り装置とを備えるとともに、上記テープが巻回
されるテープ取付軸に圧接されて、同取付軸の回転を制
動するブレーキブロックと、同ブレーキブロックにブレ
ーキ力を付与するばねとを備え、上記テープ取付軸に上
記ばねの張力により変化するブレーキ力を付与すること
により、テープに所定の張力を保持せしめるように構成
したことを特徴とするウエブ巻取りロールの巻端処理装
にある
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】上記手段によれば、ウエブが巻回されたウ
エブ巻取りロールを一対の回転ドラム上に載置して回転
可能な状態におき、帯状のフレキシブルなシート押さえ
を上記ロール上に垂下させてロールのウエブ巻端部をシ
ート押さえで押さえ滑り落ちを阻止しながら上記回転ド
ラムを回転させる。
【0015】この回転によりウエブの巻端部が所定の位
置に来たら巻端検知装置により、これを検知して上記回
転ドラムを停止し、移動フレームを所定の位置に移動せ
しめてテープ貼り装置を巻端部上方の所定テープ貼り位
置に位置決めし、上記巻端部にテープを貼着し、ウエブ
巻取りロールに固定する。
【0016】この際において、上記テープが巻回された
テープ取付軸にブレーキブロックによってブレーキ力を
付与することにより、同ブレーキブロックに付設された
ばねによりテープに一定の張力を保持せしめ、テープの
使い始めから使い切りまでテープの張力を調整すること
なく同一条件で作業可能とする。
【0017】従って、上記手段によれば、ウエブ巻取り
ロールの巻端のテープ貼り処理を複数箇所同時に、かつ
人手をかけず自動的に短時間で行うことができ、また、
上記のようにテープの繰り出し時にブレーキブロックに
よってブレーキをかけ、このブレーキブロックに付設さ
れたばねによってテープの張力を自動的に所定の張力に
保持することにより、テープの弛みの発生が防止されテ
ープ貼り動作を安定して行なうことができる
【0018】
【発明の実施の形態】以下図1〜図6を参照して本発明
の実施形態につき詳細に説明する。図1には本発明の実
施形態に係るウエブ巻取りロールの巻端処理装置の全体
正面図、図2には全体側面図,図3にはテープ貼り装置
の正面図,図4には図3のZ矢視図,図5には図4のA
−A矢視拡大図,図6には図5のY矢視図が夫々示され
ている。
【0019】図1〜図2において、1は門型のフレーム
であり地上に設置されている。同フレーム1には昇降装
置4により駆動される昇降フレーム2がガイド3に案内
されて上下方向に移動可能に設けられている。上記昇降
フレーム2には、レール5に案内されて左右方向に移動
可能にされた移動ブロック6が取付けられている。同移
動ブロック6は図示しない駆動装置により駆動されてい
る。移動ブロック6にはレール7が固着され、このレー
ル7に、個々のテープ貼り装置9(詳細は後述)に対応
する数だけ、移動フレーム10が係合しており、同移動
フレーム10はそれぞれ単独に横方向位置調整可能に支
持されている。尚、上記移動フレーム10のうちの左端
の一個10′は、移動ブロック6に固定されている。
【0020】60は抄紙機で製造されたウエブ紙61を
巻取るワインダー部であり、ウエブ61は一対の巻取り
ドラム62,63上で、押さえロール64により押圧さ
れながらウエブロール66として巻取られていくように
なっている。そして、上記ウエブロール66が所定の径
に達し、巻取りの完了したウエブロールとしてのウエブ
巻取りロール47を形成すると、巻取りドラム62,6
3の回転を止め、プッシャ65を図2の矢印の方向に作
動させて、ウエブ巻取りロール47をテーブル67上に
押し出す。ウエブ巻取りロール47はテーブル67上を
転がって、巻端処理装置の一対の上記回転ドラム45,
46の上に載置される。
【0021】上記テープ貼り装置9の下方には、図示し
ない駆動装置によって駆動される一対の上記回転ドラム
45,46が配設されており、回転ドラム45,46に
当接して上記ウエブ巻取りロール47が回転可能に設け
られている。上記フレーム1の適宜の箇所からは、上記
昇降フレーム2に取付けられたガイドロール49,50
にガイドされた複数本の帯状のフレキシブルなシート押
さえ48が垂下されており、このシート押さえ48は、
上記ウエブ巻取りロール47のおよそ上半分の外周に接
している。また、上記テープ貼り装置9の近傍には、上
記移動フレーム10に支持されたウエブ巻取りロール4
7の巻端検知装置52が配設されている。この巻端検知
装置52は上記ウエブ巻取りロール47の紙端を検知す
るものである。51は巻取り端末処理が終了したウエブ
巻取りロール47を送り出すためのテープである。
【0022】次に上記テープ貼り装置9の詳細を図3〜
図6を参照して説明する。上記移動フレーム10にはガ
イドレール11が固着され、同ガイドレール11にL字
型の取付けフレーム20が摺動可能に取付けられてい
る。同取付けフレーム20は、ねじ軸12により水平に
かつ前後方向に移動可能に上記移動フレーム10に取付
けられている。上記取付けフレーム20には、支軸21
が突設されており、同支軸21にテープ取付軸22が回
転自在に支承されている。また同テープ取付軸22の一
端はブレーキ摩擦面22aとなっている。
【0023】上記ブレーキ摩擦面22aの外周側には、
これに摺接するようにブレーキブロック23が支点24
を中心に摺動可能に取付けられている。上記ブレーキブ
ロック23のほぼ反対に装置された粘着テープ25の外
周に接するよう、外径検知アーム26が支点27を中心
に揺動可能に取付けられている。29は上記外径検知ア
ーム26に取付けられ、粘着テープ25の外周面に接し
て転がるローラである。ブレーキブロック23と外径検
知アーム26の間には、それぞれの中間部分を結ぶよう
に引張りばね28が取付けられている。
【0024】上記取付けフレーム20には、ピン30、
リンク31、ピン32を介してテープ貼りブロック33
が上下方向に移動可能に取付けられている。このテープ
貼りブロック33はエアシリンダ34により駆動され
る。上記テープ貼りブロック33には、押さえローラ3
5が回転自在に取付けられており、同押さえローラ35
の支軸には、これを中心に揺動するリンク36が取付け
られている。同リンク36の他端には第2の押さえロー
ラ37が配設されている。上記リンク36の一端は、上
記テープ貼りブロック33に取付けられたエアシリンダ
38に連結されている。
【0025】上記押さえローラ35と第2押さえローラ
37の間にはテープガイド40が設けられており、同テ
ープガイド40を貫通してカッタナイフ41が、テープ
貼りブロック33に取付けられたエアシリンダ42によ
り出没可能となっている。53はテープ押さえであり、
図5〜図6に示すように、上記取付けフレーム20に突
設されたピン55に揺動可能に取り付けられたテープ押
さえレバー54から直角方向に延設されている。
【0026】また、上記テープ押さえ53の表面には貼
着テープ25が付着し難いよう、テフロンコーティング
等の加工が施されている。56は、上記テープ押さえレ
バー54を引張るバネであり、その一端はテープ押さえ
レバー54、他端はテープ貼りブロック33に取付けら
れている。
【0027】上記のように構成されたウエブ巻取りロー
ルの巻端処理装置の作用につき説明する。
【0028】上記ワインダー部60で巻取られたウエブ
巻取りロール47はテーブル67上を転動してテープ貼
り装置9の回転ドラム45,46上に載置される。尚、
これの一定時間前に、ウエブ巻取りロール47はシート
押さえ48にその外周面が当接されている。シート押さ
え48はフレキシブルであり、自重で垂下されているか
ら、その後上記ロール47が転動する間、ロール47の
外周面に接したまま、同外周面に沿って変形する。これ
により、ウエブ巻取りロール47が回転ドラム45,4
6上に乗った時には、図2のような状態となる。
【0029】上記ウエブ巻取りロール47の巻端47a
は、巻径が異なると、転動してきた時、これがどの位置
にあるか不定であることから、もしも図9のように巻端
47aが上方にあると、自重によってこの巻端47aが
滑り落ち、図示のごとく折れ曲がったりすることが起こ
る。かかる不具合の発生を防止するために上記シート押
さえ48が用いられ、同シート押さえ48によって、巻
端47aが滑り落ちないように押さえる。
【0030】上記ウエブ巻取りロール47が回転ドラム
45,46の上に載ると、次に巻端47aをテープ貼り
装置9の作用範囲に持って来るべく、回転ドラム45,
46を回転させる。この時、上記巻端検知装置51を作
動させ、巻端47aが所定の位置にきたことを検知し
て、回転ドラム45,46の回転を停止する。上記回転
ドラム45,46の回転中、巻端47aが前記のように
巻きほぐれる位置を通過したとしても、シート押さえ4
8が巻端47aの近くを押さえているので、かかる巻き
ほぐれは発生しない。またテープ貼り位置では、巻端4
7aがウエブ巻取りロール47のほぼ真上に来て、滑り
落ち易い状態になるが、この時もシート押さえ48によ
り、滑り落ちるのを阻止している。次に昇降フレーム2
が下降し、テープ貼り装置9がウエブ巻取りロール47
の外周近くの所定の高さまで移動する。
【0031】次いで、上記移動ブロック6をウエブ巻取
りロール47の幅方向ほぼ中央にくるように移動せしめ
各テープ貼り装置9が各々予め決められたテープ25を
貼る所定の位置に置く。なお、上記の場合は、先ず昇降
フレーム2が降りてから移動ブロック6および各テープ
貼り装置9が移動するようにしているが、処理時間短縮
のため、昇降フレーム2を下降させている間に、幅方向
の位置決めをしてもよい。この時、上記テープ貼りブロ
ック33は図5の二点鎖線の位置にくる。また、上記テ
ープ貼りブロック33の第2押さえローラ37は、エア
シリンダ38を作用させて上昇の姿勢にしておく。この
時、上記貼着テープ25の先端はテープ押さえ53に挟
まれて、テープガイド40の上に保持されている。
【0032】次に、エアシリンダ34を作動させて、テ
ープ貼りブロック33をウエブ巻取りロール47の外周
に押し当てる(図3または図5の実線の位置)。この時
も、粘着テープ25の先端はテープ押さえ53により、
テープガイド40の上に保持されている。次に、エアシ
リンダ38を作動させ、図5の鎖線のように第2押さえ
ローラ37を下降位置に置く。この時、上記テープ押さ
え53は図5の1点鎖線のように逃げるので、第2押さ
えローラ37の下降を妨げない。
【0033】上記第2押さえローラが下降すると、同第
2押さえローラ37がウエブ巻取りロール47の外周面
を押すので、その下方にあるテープの先端がウエブ巻取
りロール47に貼付く。この状態で上記テープ貼り装置
9を進行方向に移動させると、粘着テープ25が繰り出
され、これが押さえローラ35および第2押さえローラ
37に押し付けられて、ウエブ巻取りロール47の巻端
47aにテープ25が貼られる。
【0034】複数個の上記テープ貼り装置9はそれぞれ
単独でも、同時にでも移動させることができるが、一部
分のテープを先に貼ると、貼った部位と貼らない部位で
ウエブの張力差が発生し、それにより歪が生じてウエブ
端が均一にならず、先端がずれたり、しわが入ったりす
るので、複数箇所を同時に貼るのが望ましい。
【0035】上記のようにして貼られた粘着テープ25
が所要長さに達する直前で、テープ貼り装置9は進行さ
せたままエアシリンダ38を作用させて、第2押さえロ
ーラ37を図5の実線の姿勢にすると、いったん弛んだ
粘着テープはテープ貼り装置9の進行に伴なって再びテ
ープガイド40に沿って張られる。そして、粘着テープ
25の繰り出し長さが所定値に達したとき、エアシリン
ダ42によりカッタナイフ41を作動させて粘着テープ
25を切断する。そして、第2押さえローラ37が実線
位置まで上昇する時、テープ押さえ53が、これと上記
第2押さえローラ37との間にテープ25を挟むように
ばね56により戻される。
【0036】上記テープ貼り装置9を更に前進させて、
切断した粘着テープ25を末端まで押さえローラ35で
押し付けてテープの貼り付けを完了し、エアシリンダ3
4によりテープ貼りブロック33を上昇する。上記テー
プ貼りブロック33が上昇したときには、テープ取付け
軸22側の粘着テープ25の先端はテープガイド40と
テープ押さえ53の間に保持される。
【0037】上記粘着テープ25が繰り出されるときテ
ープ取付軸22の一端のブレーキ摩擦面22aにブレー
キブロック23でブレーキをかけ、粘着テープ25に適
度の張力を与えるようになっている。上記ブレーキブロ
ック23のブレーキ力は引張りばね28の張力によって
決まる。テープ巻径が大きいときは外径検知アーム26
が実線の位置にあり、引張りばね28が伸長されて強い
ブレーキを掛ける。テープ巻径が小さくなると外径検知
アーム26が図3の鎖線の位置になり、引張りばね28
が縮んでばね力が弱まり、従ってブレーキ力が弱まる。
粘着テープ25の張力を一定に保持するためには、外径
に比例して大きいブレーキ力を付与しなければならない
が、この実施形態に係る装置は、上記のようなブレーキ
力の調整手段により、常に一定の張力を粘着テープ25
に付与することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によれば、ウエブ巻取りロールの巻端部のテープ
貼着を巻端を検知しつつテープ貼着装置を位置決めして
複数箇所同時に行うことができることとなり、テープ貼
着による巻端処理を短時間でかつ確実に行うことができ
る。
【0039】また、シート押さえにより、巻端の巻きほ
ぐれや弛みを阻止しているので、巻端をかかる不具合の
ない正常な状態に常時維持できる。
【0040】また、テープにはブレーキブロックにより
常に一定の張力を付与できるので、テープの使い始めか
ら使い切りまで、テープ張力を自動的に所定の張力に保
持できることにより、同一条件で作業ができテープ張力
調整が不要となる。さらに、一つのウエブ巻取りロー
ルのテープ貼りを複数箇所同時に行うように構成すれ
ば、テープ止め時に最表層のウエブを全幅均一に引張る
ことができ、表層紙のしわ入りや弛みがなく滑らかな仕
上がりとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るウエブ巻取りロールの
巻端処理装置の全体正面図。
【図2】上記装置の全体側面図。
【図3】上記装置におけるテープ貼り装置の正面図。
【図4】図3のZ−Z矢視図。
【図5】図4のA−A矢視拡大図。
【図6】図5のY矢視図。
【図7】ウエブ巻取りロールの外観図(その1)。
【図8】ウエブ巻取りロールの外観図(その2)。
【図9】ウエブ巻取りロールの巻端部の部分外観図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 昇降フレーム 4 昇降装置 6 移動ブロック 9 テープ貼り装置 10 移動フレーム 20 取付けフレーム 22 テープ取付軸 23 ブレーキブロック 28 引張ばね 33 テープ貼りブロック 34,38,42 エアシリンダ 35 押さえローラ 37 第2押さえローラ 45,46 回転ドラム 47 ウエブ巻取りロール 48 シート押さえ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブが巻回されたウエブ巻取りロール
    のウエブ巻端部をテープにて貼着することにより巻端処
    理を施こすようにした紙工機械において、上記ウエブ巻
    取りロールを載置してこれを回転せしめる一対の回転ド
    ラムと、上記ウエブ巻取りロールの上方に配設され、ウ
    エブの幅方向及び上下方向に移動可能にされるととも
    に、移動位置を調整可能にされた複数個の移動フレーム
    と、同移動フレームの夫々に上記ウエブ巻取りロールの
    前後方向に移動可能に設けられたテープ貼り装置とを備
    えるとともに、上記テープが巻回されるテープ取付軸に
    圧接されて、同取付軸の回転を制動するブレーキブロッ
    クと、同ブレーキブロックにブレーキ力を付与するばね
    とを備え、上記テープ取付軸に上記ばねの張力により変
    化するブレーキ力を付与することにより、テープに所定
    の張力を保持せしめるように構成したことを特徴とする
    ウエブ巻取りロールの巻端処理装置。
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