JP2915268B2 - 導電性ケーブルバンド - Google Patents

導電性ケーブルバンド

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JP2915268B2
JP2915268B2 JP32471893A JP32471893A JP2915268B2 JP 2915268 B2 JP2915268 B2 JP 2915268B2 JP 32471893 A JP32471893 A JP 32471893A JP 32471893 A JP32471893 A JP 32471893A JP 2915268 B2 JP2915268 B2 JP 2915268B2
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの導電物を導通さ
せるための導電性ケーブルバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、同軸ケーブルの絶縁
外被を除去して露出させた編組導線を、金属板等の他の
導電物に導通させる方法としては、特公昭42−139
04号公報に開示されている如く、複数の歯が形成され
た一対の金属板を用意し、その金属板で同軸ケーブルの
編組導線を挟んだ後、金属板同士をネジで締め付けるよ
うにしたものや、実公昭55−20062号公報に開示
されている如く、金属板に一対の締付け部を形成してお
き、その締付け部で同軸ケーブルの編組導線をかしめる
ようにしたもの、等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、ネジによる締付けや、かしめといった作
業を行わなければならず、作業性が悪いという問題があ
った。また、編組導線をかしめることによって金属板に
導通させる場合には、同軸ケーブルを金属板から取り外
す作業が非常に面倒となってしまう。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、2つの導電物を簡単に導通させることができる導
電性ケーブルバンドを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた請求項1に記載の本発明は、2つの導
電物を導通させるための導電性ケーブルバンドであっ
て、合成樹脂により帯状に形成された帯部,該帯部の表
面において該帯部の長手方向に直交する方向に並列に形
成された複数の係止溝,前記帯部の一端に設けられ該帯
部を挿通可能な環部,及び該環部内に設けられ前記係止
溝と係合可能な係止片からなり、前記環部に前記帯部の
他端を挿通して前記係止溝のうち何れかの係止溝を前記
係止片に係合させることにより、所望寸法の環を形成す
るケーブルバンドと、導電部材により柔軟性のある筒状
に形成され、前記ケーブルバンドの帯部が挿通される導
電性被覆材と、を備えたことを特徴とする導電性ケーブ
ルバンドを要旨としている。
【0006】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載の導電性ケーブルバンドにおいて、前記導電性
被覆材の所定位置に前記ケーブルバンドの帯部を挿通可
能な挿通孔を形成すると共に、前記導電性被覆材の一端
に任意の導電物に接続可能な接続端子を取り付け、前記
導電性被覆材の前記接続端子とは反対側の端部と前記挿
通孔との間に前記ケーブルバンドの帯部を挿通してなる
こと、を特徴とする導電性ケーブルバンドを要旨として
いる。
【0007】また更に、請求項3に記載の本発明は、請
求項1又は請求項2に記載の導電性ケーブルバンドにお
いて、前記導電性被覆材が、その長手方向に、前記ケー
ブルバンドの帯部を挿通可能な挿通孔を所定間隔で複数
個備え、前記導電性被覆材の端部と前記挿通孔のうち何
れか一つの挿通孔との間、或いは、前記挿通孔のうち何
れか二つの挿通孔の間に前記ケーブルバンドの帯部を挿
通してなること、を特徴とする導電性ケーブルバンドを
要旨としている。
【0008】そして、請求項4に記載の本発明は、請求
項2又は請求項3に記載の導電性ケーブルバンドにおい
て、前記ケーブルバンドにより環を形成した際に、前記
帯部の挿通された挿通孔が前記環の外側に位置するよう
に、前記帯部を前記導電性被覆材に挿通してなること、
を特徴とする導電性ケーブルバンドを要旨としている。
【0009】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載の導電性ケーブルバンドは、合成樹脂により帯
状に形成された帯部,その帯部の表面において帯部の長
手方向に直交する方向に並列に形成された複数の係止
溝,帯部の一端に設けられ帯部を挿通可能な環部,及び
その環部内に設けられ帯部の係止溝と係合可能な係止片
からなるケーブルバンドと、導電部材により柔軟性のあ
る筒状に形成された導電性被覆材とを備えており、筒状
の導電性被覆材にはケーブルバンドの帯部が挿通され
る。即ち、ケーブルバンドを構成する帯部の所定範囲に
は導電性被覆材が周設されることとなる。
【0010】そして、請求項1に記載の導電性ケーブル
バンドは、次のように使用することができる。まず、所
定の導電物に導通対象となる他の導電物を沿わせ、その
両導電物に当該導電性ケーブルバンドを掛ける。次にそ
の状態で、ケーブルバンドの環部に帯部の他端を挿通し
て環を形成した後、帯部の端部を引っ張る。すると、形
成された環が小さくなって、帯部に形成された係止溝の
うち、環部からみて所定の導電物及び他の導電物の外周
寸法に応じた位置にある係止溝が、環部内の係止片に係
合する。
【0011】従って、所定の導電物と他の導電物とは互
いに接触した状態でしっかりと保持される。しかも、ケ
ーブルバンドの帯部に周設された導電性被覆材が、所定
の導電物と他の導電性部との両方に接触するため、両導
電物の導通性を確実に確保することができる。
【0012】このように、請求項1に記載の導電性ケー
ブルバンドによれば、ケーブルバンドの環部に帯部を挿
通して引っ張るだけで、所定の導電物と他の導電物とを
確実に導通させることができ、その作業性が非常に良好
となる。また、所定の導電物から他の導電物を取り外す
場合には、ケーブルバンドの帯部に形成された係止溝と
環部内に設けられた係止片との係合を解除させるか、或
いは、帯部を切断すればよい。
【0013】つまり、請求項1に記載の導電性ケーブル
バンドによれば、所定の導電物と他の導電物とを簡単に
導通させることができ、その取り外しも容易になる。こ
こで、請求項1に記載の導電性ケーブルバンドは、所定
の導電物に他の導電物を沿わせるようにしたものである
ため、導通対象となる他の導電物の形状によっては、両
導電物を導通させることができない場合がある。
【0014】そこで次に、請求項2に記載の導電性ケー
ブルバンドにおいては、導電性被覆材の所定位置にケー
ブルバンドの帯部を挿通可能な挿通孔を形成すると共
に、導電性被覆材の一端に、任意の導電物に接続可能な
接続端子を取り付け、導電性被覆材の接続端子とは反対
側の端部と挿通孔との間にケーブルバンドの帯部を挿通
するようにしている。
【0015】このように構成された請求項2に記載の導
電性ケーブルバンドにおいて、導電性被覆材の挿通孔が
形成された箇所から接続端子が取り付けられた端部まで
の部分には、ケーブルバンドの帯部が挿通されないこと
となる。よって、上述のようにケーブルバンドの環部に
帯部の端部を挿通して環を形成すると、その環からは、
導電性被覆材の挿通孔が形成された箇所から接続端子が
取り付けられた端部までの部分が分岐して取り出される
こととなる。
【0016】従って、請求項2に記載の導電性ケーブル
バンドは、次のように使用することができる。まず、所
定の導電物に当該導電性ケーブルバンドを掛ける。次に
その状態で、ケーブルバンドの環部に帯部の他端を挿通
して環を形成した後、帯部の端部を引っ張る。すると、
形成された環が小さくなって、帯部に形成された係止溝
のうち、環部からみて所定の導電物の外周寸法に応じた
位置にある係止溝が、環部内の係止片に係合する。よっ
て、導電性被覆材の接続端子とは反対側の端部から挿通
孔が形成された箇所までの部分、即ち、導電性被覆材に
おいてケーブルバンドの帯部が挿通された部分が、所定
の導電物にしっかりと接触する。またこのとき、導電性
被覆材の挿通孔が形成された箇所から接続端子が取り付
けられた端部までの部分が環から分岐して取り出される
ため、接続端子を他の導電物に接続すれば、所定の導電
物と他の導電物とを確実に導通させることができる。
【0017】このように、請求項2に記載の導電性ケー
ブルバンドによれば、導通対象となる他の導電物の形状
に関わらず使用することができるようになる。ここで、
請求項1又は請求項2に記載の導電性ケーブルバンドに
おいて、ケーブルバンドの環部に帯部の他端を挿通して
形成される環の最小寸法は、導電性被覆材においてケー
ブルバンドの帯部が挿通された部分の長さによって決ま
る。これは、導電性被覆材はケーブルバンドの環部に挿
通させることができないためであり、また、導電性被覆
材を環部に挿通することができたとしても、ケーブルバ
ンドの帯部において導電性被覆材が周設された箇所の係
止溝は、環部の係止片に係合することができないためで
ある。
【0018】よって、請求項1に記載の導電性ケーブル
バンドにおいては、導電性被覆材の長さを所定の導電物
及び他の導電物の外周寸法に応じて変更する必要があ
り、また、請求項2に記載の導電性ケーブルバンドにお
いては、導電性被覆材の接続端子とは反対側の端部から
挿通孔が形成された箇所までの部分の長さを所定の導電
物の外周寸法に応じて変更する必要がある。
【0019】そこで、請求項3に記載の導電性ケーブル
バンドにおいては、請求項1又は請求項2に記載の導電
性ケーブルバンドにおいて、導電性被覆材の長手方向
に、ケーブルバンドの帯部を挿通可能な挿通孔を所定間
隔で複数個形成しておき、導電性被覆材の端部と挿通孔
のうち何れか一つの挿通孔との間、或いは、挿通孔のう
ち何れか二つの挿通孔の間に、ケーブルバンドの帯部を
挿通するようにしている。
【0020】従って、請求項3に記載の導電性ケーブル
バンドによれば、導電性被覆材においてケーブルバンド
の帯部が挿通される部分の長さを、帯部を挿通するため
の挿通孔を適宜選択することにより自由に調節すること
ができる。従って、請求項3に記載の導電性ケーブルバ
ンドによれば、導電性被覆材自身の長さを変更すること
なく、様々な寸法の導電物に巻装することができるよう
になる。
【0021】そして特に、請求項3に記載の本発明を請
求項2に記載の導電性ケーブルバンドに適用した場合に
は、帯部を挿通するための挿通孔を適宜選択することに
より、導電性被覆材において接続端子が取り付けられて
環から分岐する部分の長さを自由に調節することができ
るようになる。従って、この場合には、所定の導電物と
他の導電物との離間間隔に関わらず、両導電物を導通さ
せることができるようになる。
【0022】一方、請求項4に記載の導電性ケーブルバ
ンドにおいては、請求項2又は請求項3に記載の導電性
ケーブルバンドにおいて、ケーブルバンドにより環を形
成した際に、ケーブルバンドの帯部の挿通された挿通孔
が、その環の外側に位置するように、帯部を導電性被覆
材に挿通するようにしている。
【0023】従って、請求項4に記載の導電性ケーブル
バンドによれば、当該導電性ケーブルバンドを所定の導
電物(及び他の導電物)に巻き付けた際に、導電性被覆
材においてケーブルバンドの帯部が挿通された挿通孔か
ら実際の端部までの部分が、当該導電性ケーブルによっ
て形成された環の内側、即ち、所定の導電物に接する側
に位置することとなる。よって、所定の導電物と導電性
被覆材との接触性をより向上させることができると共
に、導電性被覆材の挿通孔から伸びた当該部分の根元を
外部摩擦等から保護することができるようになる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図1(A)は、第1実施例の導電性ケーブル
バンド2を表す平面図であり、図1(B)は、その側面
図である。
【0025】図1に示すように、本実施例の導電性ケー
ブルバンド2は、合成樹脂により帯状に形成されたケー
ブルバンド4と、筒状に形成された導電性被覆材6とか
ら構成されている。ここで、ケーブルバンド4は、図1
及び図2に示すように、帯状に形成された帯部8と、帯
部8の一方側の表面において帯部8の長手方向に直交す
る方向に並列に形成された複数の係止溝10と、帯部8
の一端に設けられ帯部8を挿通可能な環部12aを有す
る固定部12と、その環部12内に設けられ帯部8の係
止溝10に係合可能な係止片14と、から構成されてい
る。尚、図2(A)は、ケーブルバンド4の平面図であ
り、図2(B)は、その側面図である。また、図2
(C)は、図2(A)におけるX−X方向の断面を拡大
して使用状態を表す説明図である。
【0026】そして、図2(C)に示すように、帯部8
の係止溝10は鋸状に形成されている。また、環部12
内に設けられた係止片14の上面には、各係止溝10に
係合する鋸状の凸部14aが形成されている。このよう
なケーブルバンド4においては、図2(C)に示すよう
に、帯部8を係止溝10の形成された面を内側にして湾
曲させ、帯部8の固定部12とは反対側の端部8aを固
定部12の環部12aに挿通して、その端部8aを図2
(C)における矢印方向に引っ張ると、係止片14に形
成された凸部14aが各係止溝10に順次係合すること
となる。よって、帯部8によって所望寸法の環を形成す
ることができる。
【0027】一方、導電性被覆材6は、図3に示すよう
に、筒状に作製したワイヤメッシュ16を平坦なテープ
状に成形し、更にこのテープ状に成形されたワイヤメッ
シュ16の両端部を重ね合わせて筒状に成形したもので
ある。そして、ワイヤメッシュ16の両端部が重ね合わ
されている合わせ部18は、螺旋状に形成されている。
尚、ワイヤメッシュ16は、ステンレス製の細い線材を
一本ないしは複数本まとめて一束にした編線20を、編
目状に編んだものである(例えばめりやす編み)。
【0028】また、図3(B)に示すように、ワイヤメ
ッシュ16の編目(編線20の相互間)、及び、2枚に
重ねられたワイヤメッシュ16の相互間には、伸縮自在
なエラストマ22が充填されており、編線20を相互に
連結して保持している。ここで本実施例においては、エ
ラストマ22として硬化性シリコーンゴムを使用してい
る。このエラストマ22は、外力に応じて伸縮自在に変
形するが、外力を解放すると元の形状に戻る。つまり、
外力により導電性被覆材6を変形すると、これに応じて
ワイヤメッシュ16の編目形状も変形するが、ワイヤメ
ッシュ16の編目に充填されたエラストマ22が、変形
した編目を元の形状に戻そうとするため、導電性被覆材
6全体としても、元の形状を保持するような弾性力が働
くことになる。また、2枚に重ねられたワイヤメッシュ
16の相互間に充填されたエラストマ22により、導電
性被覆材6に大きな変形や外部からの衝撃が加わっても
十分な強度が得られる。
【0029】尚、図3(B)に示すように、導電性被覆
材6の表面においては、ワイヤメッシュ16を形成する
導電性の編線20がエラストマ22から露出している。
そして、図1に示すように、本実施例の導電性ケーブル
バンド2は、上述の如く形成された導電性被覆材6に、
ケーブルバンド4の帯部8をその端部8aから挿入する
ことにより形成されている。
【0030】次に、このような導電性ケーブルバンド2
の使用方法について、図4を用いて説明する。尚、図4
は、本実施例の導電性ケーブルバンド2を使用して、同
軸ケーブル24の絶縁外被26を除去して露出させた編
組導線28を、所定のアース線30に導通させる場合を
例示している。
【0031】図4に示すように、まず、アース線30に
同軸ケーブル24の編組導線28を沿わせた状態で、編
組導線28に導電性ケーブルバンド2を掛ける。そし
て、この状態で、ケーブルバンド4の環部12aに帯部
8の端部8aを挿通して環を形成し、その端部8aを引
っ張る。
【0032】すると、導電性ケーブルバンド2によって
形成される環が小さくなって、帯部8に形成された係止
溝10のうち、環部12aからみて編組導線28及びア
ース線30の外周寸法に応じた位置にある係止溝10
が、環部12a内に設けられた係止片14の凸部14a
に係合する。
【0033】従って、編組導線28とアース線30とは
互いに接触した状態でしっかりと保持される。しかも、
ケーブルバンド4の帯部8に周設された導電性被覆材6
が、編組導線28とアース線30との両方に接触するた
め、両者の導通性を確実に確保することができる。
【0034】このように、本実施例の導電性ケーブルバ
ンド2によれば、ケーブルバンド4の環部12aに帯部
8を挿通して引っ張るだけで、同軸ケーブル24の編組
導線28と所定のアース線30とを確実に導通させるこ
とができ、その作業性が非常に良好となる。また、編組
導線28からアース線30を取り外す場合には、ケーブ
ルバンド4の帯部8に形成された係止溝10と環部12
a内に設けられた係止片14との係合を解除させるか、
或いは、帯部8自体を切断すればよい。つまり、本実施
例の導電性ケーブルバンド2によれば、編組導線28と
アース線30とを簡単に導通させることができ、その取
り外しも容易になる。
【0035】また、上記実施例においては、テープ状に
形成されたワイヤメッシュ16の両端を螺旋状に重ね合
わせることにより、筒状の導電性被覆材6を形成するよ
うにしている。このため、導電性ケーブルバンド2が変
形したときに、ワイヤメッシュ16の合わせ部18に働
く応力の方向が分散されるので、合わせ部18を接続し
ているエラストマ22を破損するようなことがない。つ
まり、導電性ケーブルバンド2を変形させると、合わせ
部18で重ね合わされたワイヤメッシュ16には、互い
に反対方向へずれたり互いに離れようとする応力が働く
ことがあるが、合わせ部18を螺旋状に形成した上記実
施例の導電性ケーブルバンド2によれば、合わせ部18
に働く応力の方向が分散されるため、合わせ部18を接
続しているエラストマ22が破損することがなく、筒状
に成形された導電性被覆材6がワイヤメッシュ16の合
わせ部18からほどけてしまうことがない。
【0036】尚、上記実施例の導電性ケーブルバンド2
においては、図1に示すように、ケーブルバンド4の固
定部12が導電性被覆材6の端部に当接する位置まで、
ケーブルバンド4の帯部8を導電性被覆材6に挿通する
ようにしたが、導電性被覆材6のケーブルバンド4に対
する位置や、その長さは、使用の対象となる導電物の外
周寸法等により適宜選択することができる。
【0037】また、上記実施例では、同軸ケーブル24
の編組導線28をアース線30に導通させる場合につい
て説明したが、本実施例の導電性ケーブルバンド2は、
例えば、内部に挿通された電線を放射電界からシールド
するための金属製電線管をアース線30に導通させる場
合等、様々な導電物に使用することができる。
【0038】次に、第2実施例の導電性ケーブルバンド
32について、図5を用いて説明する。尚、図5(A)
は、導電性ケーブルバンド32の平面図であり、図5
(B)は、その側面図であり、図5(C)は、その背面
図である。また、図5(D)は、導電性ケーブルバンド
32の使用状態を表す説明図である。
【0039】図5に示すように、第2実施例の導電性ケ
ーブルバンド32は、第1実施例の導電性ケーブルバン
ド2に対して、導電性被覆材の形態が異なるだけであ
る。即ち、第2実施例の導電性ケーブルバンド32に用
いた導電性被覆材34では、その端部に長手方向の切込
み34aを形成するようにしている。
【0040】そして、ケーブルバンド4の係止溝10と
その切込み34aとが相反する向きとなるように、ケー
ブルバンド4の帯部8を導電性被覆材34に挿通するよ
うにしており、ケーブルバンド4は、その固定部12が
切込み34aの根元部分に位置するところまで挿通され
ている。
【0041】このように構成された第2実施例の導電性
ケーブルバンド32によれば、図5(D)に示すよう
に、ケーブルバンド4によって環を形成すると、その環
の外側に切込み34aが位置することとなり、その環の
内側においては、切込み34aによって開けられた導電
性被覆材34の端部が、ケーブルバンド4の固定部12
を覆うこととなる。
【0042】従って、第2実施例の導電性ケーブルバン
ド32によれば、図4に例示した如く、所定の導電物
(例えば、同軸ケーブルの編組導線等)に当該導電性ケ
ーブルバンド32を巻装した際に、その導電物の全周に
導電性被覆材34を接触させることができる。よって、
所定の導電物と導電性被覆材34との接触性をより向上
させることができるようになる。
【0043】尚、上記第2実施例の導電性ケーブルバン
ド32においては、導電性被覆材34を形成するワイヤ
メッシュ16の編目に充填されたエラストマ22が、ワ
イヤメッシュ16の編線20間を相互に連結して保持す
るため、上述のように導電性被覆材34に切込み34a
を設けるようにしても、編線20にほつれが生じること
がない。
【0044】ここで、上述した第1及び第2実施例の導
電性ケーブルバンド2,32は、所定の導電物に他の導
電物を沿わせるようにしたものであるため、導通対象と
なる他の導電物の形状によっては、両導電物を導通させ
ることができない場合がある。
【0045】そこで、次に第3実施例として、導通対象
となる他の導電物の形状に関わらず使用することができ
る導電性ケーブルバンドについて説明する。まず、図6
(A)は、第3実施例の導電性ケーブルバンド36を表
す側面図であり、図6(B)は、その使用状態を表す説
明図である。
【0046】図6に示すように、第3実施例の導電性ケ
ーブルバンド36は、第1及び第2実施例の導電性ケー
ブルバンド2,32に対して、導電性被覆材の形態が異
なるだけであり、この導電性被覆材は図7に示す如く形
成されている。即ち、第3実施例の導電性被覆材38に
おいては、その端部にネジ止め用の接続端子40が取り
付けられており、更に、導電性被覆材38の長手方向に
は、ケーブルバンド4の帯部8を挿通可能な挿通孔42
が所定の等間隔で複数個形成されている。尚、接続端子
40は、先端部にネジが挿通される孔40aを備えてお
り、2つの締付け部40b,40cをかしめることによ
り、導電性被覆材38の端部に取り付けられている。
【0047】そして、図6(A)に示すように、第3実
施例の導電性ケーブルバンド36においては、導電性被
覆材38の接続端子40とは反対側の端部と、挿通孔4
2のうち何れか一つの挿通孔42との間に、ケーブルバ
ンド4の帯部8を挿通するようにしている。従って、図
6(B)に示すように、当該導電性ケーブルバンド36
を環状にすると、その環からは、導電性被覆材38にお
いてケーブルバンド4の帯部8が挿通された挿通孔42
から接続端子40の取り付けられた端部までの部分区間
38aが、分岐して取り出されることとなる。
【0048】よって、このように構成された第3実施例
の導電性ケーブルバンド36は、次のように使用するこ
とができる。まず、所定の導電物(例えば、図4に示し
た同軸ケーブル24の編組導線28)に当該導電性ケー
ブルバンド36を掛ける。次にその状態で、ケーブルバ
ンド4の固定部12に形成された環部12aに帯部8の
端部8aを挿通して環を形成し、その端部8aを引っ張
る。
【0049】すると、形成された環が小さくなって、帯
部8の係止溝10のうち、環部12aからみて所定の導
電物の外周寸法に応じた位置にある係止溝10が、環部
12a内に設けられた係止片14の凸部14aに係合す
る。よって、導電性被覆材38においてケーブルバンド
4の帯部8が挿通された挿通孔42から接続端子40と
は反対側の端部までの部分区間38bが、所定の導電物
にしっかりと接触する。
【0050】そしてこのとき、導電性被覆材38におい
てケーブルバンド4の帯部8が挿通された挿通孔42か
ら接続端子40の取り付けられた端部までの部分区間3
8aが環から分岐して取り出されるため、接続端子40
を導通対象となる他の導電物(例えば、機器の金属製筐
体等)にネジ止めすれば、所定の導電物と他の導電物と
を確実に導通させることができる。
【0051】このように、第3実施例の導電性ケーブル
バンド36によれば、所定の導電物に導通させたい他の
導電物の形状に関わらず使用することができるようにな
る。また、第3実施例の導電性ケーブルバンド36にお
いては、導電性被覆材38に複数の挿通孔42を形成し
ておき、導電性被覆材38の接続端子40とは反対側の
端部と、挿通孔42のうち何れか一つの挿通孔42との
間に、ケーブルバンド4の帯部8を挿通するようにして
いる。
【0052】従って、第3実施例の導電性ケーブルバン
ド36によれば、導電性被覆材38自身の長さを変更す
ることなく、様々な寸法の導電物に巻装することができ
る。つまり、上述した第1及び第2実施例の導電性ケー
ブルバンド2,32においては、ケーブルバンド4の環
部12aに帯部8の端部8aを挿通して形成される環の
最小寸法が、導電性被覆材6,34においてケーブルバ
ンド4の帯部8が挿通された部分の長さによって決まっ
てしまう。これは、導電性被覆材6,34をケーブルバ
ンド4の環部12aに挿通させることができないためで
あり、また、導電性被覆材6,34を環部12aに挿通
することができたとしても、ケーブルバンド4の帯部8
において導電性被覆材6,34が周設された箇所の係止
溝10は、環部12aの係止片14に係合することがで
きないためである。
【0053】よって、第1及び第2実施例の導電性ケー
ブルバンド2,32においては、巻装する導電物の外周
寸法に応じて、導電性被覆材6,34自身の長さを変更
してやる必要がある。これに対して、第3実施例の導電
性ケーブルバンド36によれば、ケーブルバンド4の帯
部8を挿通する挿通孔42を適宜選択することにより、
導電性被覆材38において、ケーブルバンド4の帯部8
が挿通される部分の長さ、即ち、ケーブルバンド4の帯
部8が挿通される挿通孔42から接続端子40とは反対
側の端部までの部分区間38bの長さを自由に調節する
ことができるため、導電性被覆材38自身の長さを変更
することなく、様々な寸法の導電物に巻装してその導電
物を他の導電物に導通させることができるのである。
【0054】また、第3実施例の導電性ケーブルバンド
36によれば、ケーブルバンド4の帯部8を挿通する挿
通孔42を適宜選択することにより、導電性被覆材38
において、環から分岐して取り出される部分の長さ、即
ち、ケーブルバンド4の帯部8が挿通される挿通孔42
から接続端子40の取り付けられた端部までの部分区間
38aの長さも自由に調節することができるため、所定
の導電物と他の導電物との離間間隔に関わらず、両導電
物を導通させることができるようになる。
【0055】尚、上記第3実施例においては、導電性被
覆材38の接続端子40とは反対側の端部と、挿通孔4
2のうち何れか一つの挿通孔42との間に、ケーブルバ
ンド4の帯部8を挿通するようにしたが、挿通孔42の
うち何れか二つの挿通孔42の間に、ケーブルバンド4
の帯部8を挿通するようにしてもよい。そして、この場
合には、導電性被覆材38において、ケーブルバンド4
の帯部8が挿通される部分(部分区間38b)の長さ
と、環から分岐して取り出される部分の長さ(部分区間
38a)の長さとを、別個に調節することができるよう
になる。
【0056】また、当然、上述のような各部分区間38
a,38bの調節を行う必要がない場合には、導電性被
覆材38の所定位置に1個だけ挿通孔42を形成してお
き、その挿通孔42と導電性被覆材38の接続端子40
とは反対側の端部との間に、ケーブルバンド4の帯部8
を挿通するようにしてもよい。
【0057】また更に、上記第3実施例の導電性ケーブ
ルバンド36においても、導電性被覆材38を形成する
ワイヤメッシュ16の編目に充填されたエラストマ22
が、ワイヤメッシュ16の編線20間を相互に連結して
保持するため、上述のように導電性被覆材38に挿通孔
42を形成しても、編線20にほつれが生じることがな
い。
【0058】次に、第4実施例の導電性ケーブルバンド
44について、図8及び図9を用いて説明する。尚、図
8は、導電性ケーブルバンド44の側面図であり、図9
は、導電性ケーブルバンド44の使用状態を表す説明図
である。図8に示すように、第4実施例の導電性ケーブ
ルバンド44は、第3実施例の導電性ケーブルバンド3
6に対して、導電性被覆材38に対するケーブルバンド
4の挿通状態が異なるだけである。
【0059】即ち、第3実施例の導電性ケーブルバンド
36では、図6に示すように、ケーブルバンド4の帯部
8が挿通される挿通孔42が、ケーブルバンド4の帯部
8において係止溝10側となるように、帯部8を導電性
被覆材38に挿通した。これに対して、第4実施例の導
電性ケーブルバンド44においては、図8に示すよう
に、ケーブルバンド4の帯部8が挿通される挿通孔42
が、ケーブルバンド4の帯部8において係止溝10の形
成された面と反対側となるように、帯部8を導電性被覆
材38に挿通するようにしている。
【0060】つまり、第4実施例の導電性ケーブルバン
ド44においては、ケーブルバンド4の環部12aに帯
部8の端部8aを挿通して環を形成すると、帯部8の挿
通された挿通孔42が、その環の外側に位置することと
なる。従って、例えば図9に示すように、当該導電性ケ
ーブルバンド44を同軸ケーブル24の編組導線28に
巻装した場合には、導電性被覆材38においてケーブル
バンド4の帯部8が挿通された挿通孔42から接続端子
40の取り付けられた端部までの部分区間38aが、当
該導電性ケーブル44によって形成された環の内側、即
ち、編組導線28に接する側に位置することとなる。
【0061】よって、第4実施例の導電性ケーブルバン
ド44によれば、同軸ケーブル24の編組導線28と導
電性被覆材38との接触性をより向上させることができ
ると共に、形成された環から分岐する部分区間38aの
根元を外部摩擦等から保護することができるようにな
る。
【0062】ここで、上述した第1実施例或いは第2実
施例の導電性ケーブルバンド2,32において、導電性
被覆材6,34に第3及び第4実施例の導電性被覆材3
8と同様の挿通孔42を複数個形成しておき、導電性被
覆材6,34の端部と挿通孔42のうち何れか一つの挿
通孔42との間、或いは、挿通孔42のうち何れか二つ
の挿通孔42の間に、ケーブルバンド4の帯部8を挿通
するようにしてもよい。
【0063】そして、この場合には、第3及び第4実施
例の導電性ケーブルバンド36,44と同様に、導電性
被覆材6,34においてケーブルバンド4の帯部8が挿
通される部分の長さを自由に調節することができるよう
になるため、導電性被覆材6,34自身の長さを変更す
ることなく、様々な寸法の導電物に当該導電性ケーブル
バンドを巻装することができるようになる。
【0064】またこの際、第4実施例の導電性ケーブル
バンド44と同様に、挿通孔42が、ケーブルバンド4
により形成される環の外側に位置するように、ケーブル
バンド4の帯部8を導電性被覆材6,34に挿通すれ
ば、当該導電性ケーブルバンドを所定の導電物及び他の
導電物に巻装した際に、導電性被覆材6,34において
ケーブルバンド4の帯部8が挿通された挿通孔42から
実際の端部までの部分が、導電性ケーブルバンドにより
形成される環の内側、即ち、所定の導電物に接する側に
位置することとなって、所定の導電物と導電性被覆材
6,34との接触性をより向上させることができると共
に、上記部分の根元を外部摩擦等から保護することがで
きるようになる。
【0065】尚、上述した各実施例においては、導電性
被覆材6,34,38を形成するワイヤメッシュ16の
編線20としてステンレス線を使用したが、この他に
も、良好な導電性と十分な弾性を備え、加工が容易な材
質であれば編線として使用できる。例えば、スズメッキ
銅線、カッパーウェルド線(スズメッキ、銅、スチー
ル)、モネル線(銅、ニッケルの合金)、アルミニウム
線等を使用してもよい。
【0066】また、上述した各実施例においては、ワイ
ヤメッシュ16の編目に充填するエラストマ22として
絶縁体である硬化性シリコーンゴムを使用したが、この
シリコーンゴムに導電性粒子を充填した導電性エラスト
マを使用してもよい。そして、導電性粒子としては、例
えば、カーボンブラック,カーボンファイバ,グラファ
イトといったカーボン系の材料の他、銀,銅,アルミ,
クロム,チタン,タングステン,コバルト,亜鉛,ニク
ロム,これらの合金,金属をコーティングしたガラスと
いった材料を、微粉末状,箔状,繊維状にしたもの等を
使用することができる。そして、このような導電性エラ
ストマを使用した場合には、導電性被覆材6,34,3
8の表面から編線20が露出していない場合でも、導電
性被覆材6,34,38の導電性を確保することができ
る。
【0067】一方、上記各実施例においては、導電性被
覆材6,34,38として、ワイヤメッシュ16の編目
にエラストマ22を充填したものを用いたが、ワイヤメ
ッシュ16だけで筒状の導電性被覆材を形成するように
してもよい。また、導電性被覆材としては、十分な導電
性と柔軟性とを備えていればよいため、例えば、ステン
レス線、スズメッキ銅線、カッパーウェルド線、モネル
線、アルミニウム線等によって布状に織られた導電布を
筒状にして導電性被覆材を形成するようにしてもよい。
また、金属箔を螺旋状に巻き付けた糸を用いて編組した
編物や、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなるフィルム
材に金属箔を積層したシート材により導電性被覆材を形
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の導電性ケーブルバンドの構成を
表す説明図である。
【図2】 第1実施例の導電性ケーブルバンドに使用す
るケーブルバンドを説明する説明図である。
【図3】 第1実施例の導電性ケーブルバンドに使用す
る導電性被覆材を説明する説明図である。
【図4】 第1実施例の導電性ケーブルバンドの使用状
態を表す説明図である。
【図5】 第2実施例の導電性ケーブルバンドを説明す
る説明図である。
【図6】 第3実施例の導電性ケーブルバンドを説明す
る説明図である。
【図7】 第3実施例の導電性ケーブルバンドに使用す
る導電性被覆材を説明する説明図である。
【図8】 第4実施例の導電性ケーブルバンドの構成を
表す説明図である。
【図9】 第4実施例の導電性ケーブルバンドの使用状
態を表す説明図である。
【符号の説明】
2,32,36,44…導電性ケーブルバンド
4…ケーブルバンド 6,34,38…導電性被覆材 8…帯部 1
0…係止溝 12…固定部 12a…環部 14…係止片 1
4a…凸部 16…ワイヤメッシュ 24…同軸ケーブル 2
8…編組導線 30…アース線 40…接続端子 4
2…挿通孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−161394(JP,A) 特開 平7−142105(JP,A) 特開 平7−94255(JP,A) 特開 平4−139797(JP,A) 特開 平3−246995(JP,A) 実開 平2−10253(JP,U) 実開 昭62−64121(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 63/10 - 63/12 F16B 2/08 F16L 3/00 F16L 3/08 F16L 3/12 - 3/137 H01R 4/00 H01R 4/64 H01R 9/05 H01R 43/00 H02G 3/00 301 H02G 3/26 H05K 7/00 H05K 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの導電物を導通させるための導電性
    ケーブルバンドであって、 合成樹脂により帯状に形成された帯部,該帯部の表面に
    おいて該帯部の長手方向に直交する方向に並列に形成さ
    れた複数の係止溝,前記帯部の一端に設けられ該帯部を
    挿通可能な環部,及び該環部内に設けられ前記係止溝と
    係合可能な係止片からなり、前記環部に前記帯部の他端
    を挿通して前記係止溝のうち何れかの係止溝を前記係止
    片に係合させることにより、所望寸法の環を形成するケ
    ーブルバンドと、 導電部材により柔軟性のある筒状に形成され、前記ケー
    ブルバンドの帯部が挿通される導電性被覆材と、 を備えたことを特徴とする導電性ケーブルバンド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の導電性ケーブルバンド
    において、 前記導電性被覆材の所定位置に前記ケーブルバンドの帯
    部を挿通可能な挿通孔を形成すると共に、 前記導電性被覆材の一端に任意の導電物に接続可能な接
    続端子を取り付け、 前記導電性被覆材の前記接続端子とは反対側の端部と前
    記挿通孔との間に前記ケーブルバンドの帯部を挿通して
    なること、 を特徴とする導電性ケーブルバンド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の導電性ケ
    ーブルバンドにおいて、 前記導電性被覆材が、その長手方向に、前記ケーブルバ
    ンドの帯部を挿通可能な挿通孔を所定間隔で複数個備
    え、 前記導電性被覆材の端部と前記挿通孔のうち何れか一つ
    の挿通孔との間、或いは、前記挿通孔のうち何れか二つ
    の挿通孔の間に前記ケーブルバンドの帯部を挿通してな
    ること、 を特徴とする導電性ケーブルバンド。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の導電性ケ
    ーブルバンドにおいて、 前記ケーブルバンドにより環を形成した際に、前記帯部
    の挿通された挿通孔が前記環の外側に位置するように、
    前記帯部を前記導電性被覆材に挿通してなること、 を特徴とする導電性ケーブルバンド。
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