JP2915194B2 - 消極ドビーの改良 - Google Patents
消極ドビーの改良Info
- Publication number
- JP2915194B2 JP2915194B2 JP34684191A JP34684191A JP2915194B2 JP 2915194 B2 JP2915194 B2 JP 2915194B2 JP 34684191 A JP34684191 A JP 34684191A JP 34684191 A JP34684191 A JP 34684191A JP 2915194 B2 JP2915194 B2 JP 2915194B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook element
- spring
- mobile
- dobby
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機における開口形成
のための消極ドビー及び他の織機構、特にこの型の機械
における開口形成の目的で機動されるヘルドフレームの
復帰運動を保証するばねシステムに関する。
のための消極ドビー及び他の織機構、特にこの型の機械
における開口形成の目的で機動されるヘルドフレームの
復帰運動を保証するばねシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】消極型の機構は、往復運動の一方向にの
み効果的にヘルドフレームの積極制御を作用することが
知られており、その結果弾性装置はストロークの他端に
該ヘルドフレームを戻すために設けられている。これら
の弾性装置は大抵2つのフック要素の間に掛け渡された
平行なばねによって形成される2つのばねシステムによ
って構成されており、フック要素の一方は織機の構成部
分と共にブラケットまたはラック上に固定して取付けら
れ、フック要素の他方は各ヘルドフレームの機動のため
に設けられているケーブルの1つの端に掛け止めされ
る。
み効果的にヘルドフレームの積極制御を作用することが
知られており、その結果弾性装置はストロークの他端に
該ヘルドフレームを戻すために設けられている。これら
の弾性装置は大抵2つのフック要素の間に掛け渡された
平行なばねによって形成される2つのばねシステムによ
って構成されており、フック要素の一方は織機の構成部
分と共にブラケットまたはラック上に固定して取付けら
れ、フック要素の他方は各ヘルドフレームの機動のため
に設けられているケーブルの1つの端に掛け止めされ
る。
【0003】各ばねシステムのばねは大抵、その制御が
その下降行程に依存して行われるドビー又は他の機構に
よりフレームの積極制御の間緊張され、そして対応する
ケーブルの弾性的牽引により最初の位置(高い位置)に
該ヘルドフレームを戻す。
その下降行程に依存して行われるドビー又は他の機構に
よりフレームの積極制御の間緊張され、そして対応する
ケーブルの弾性的牽引により最初の位置(高い位置)に
該ヘルドフレームを戻す。
【0004】ばねシステムによる付勢力は、少なくとも
それらがケーブルをばねの力の下に捩ろうとする効果を
伴いつつたて糸の非常に剛固な層を機動するためのかな
りの幅のヘルドフレームと関連している場合に非常に大
きくなる。ケーブルの捩じれ効果は、一方ではヘルドフ
レームのアセンブリの同一側に並んで取付けられたばね
システム群の機動フック要素の接触及び相互摩擦を生じ
させ、他方では特にばねシステム自体の摩擦を惹起す
る。不意の摩擦はばね破損の原因となる。
それらがケーブルをばねの力の下に捩ろうとする効果を
伴いつつたて糸の非常に剛固な層を機動するためのかな
りの幅のヘルドフレームと関連している場合に非常に大
きくなる。ケーブルの捩じれ効果は、一方ではヘルドフ
レームのアセンブリの同一側に並んで取付けられたばね
システム群の機動フック要素の接触及び相互摩擦を生じ
させ、他方では特にばねシステム自体の摩擦を惹起す
る。不意の摩擦はばね破損の原因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ケー
ブルの捩れやばねシステムのばね相互の摩擦を阻止する
消極ドビー及び他の織機構のためのばねシステムを提供
することである。
ブルの捩れやばねシステムのばね相互の摩擦を阻止する
消極ドビー及び他の織機構のためのばねシステムを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、固定フ
ック要素とヘルドフレームの機動のためのケーブルの端
に取付けられた機動フック要素との間に一列のばねが延
びており、機動フック要素の端は、ばねに対して平行に
延びるプレートを備え、該プレートの厚さは、プレート
相互に摩擦しかつ2つの隣接したフック要素の隣接した
プレートが相互に協働するばねの間の接触を阻止するこ
とができるために、該ばねの直径よりも僅かに大きいこ
とを特徴とする消極ドビーによって解決される。
ック要素とヘルドフレームの機動のためのケーブルの端
に取付けられた機動フック要素との間に一列のばねが延
びており、機動フック要素の端は、ばねに対して平行に
延びるプレートを備え、該プレートの厚さは、プレート
相互に摩擦しかつ2つの隣接したフック要素の隣接した
プレートが相互に協働するばねの間の接触を阻止するこ
とができるために、該ばねの直径よりも僅かに大きいこ
とを特徴とする消極ドビーによって解決される。
【0007】
【実施例】図1における符号1は2つのフック要素3と
4との間に垂直に掛けられた一列または一層のばね2全
体を示す。各ばねシステムの下方のフック要素3は、織
機の垂直構造6を備えたラック5と固着されており、一
方機動されるべき上方のフック要素4は、ケーブル7に
固定されている。ケーブルは8aで垂直構造6によって
支持されたシャフト9上を往復回動するように取付けら
れたガイドカム8に接続されており、そしてケーブルは
消極ドビー又は他の機構の相応する機動部材に掛け止め
される前にヘルドフレーム10と共に横に配置される。
4との間に垂直に掛けられた一列または一層のばね2全
体を示す。各ばねシステムの下方のフック要素3は、織
機の垂直構造6を備えたラック5と固着されており、一
方機動されるべき上方のフック要素4は、ケーブル7に
固定されている。ケーブルは8aで垂直構造6によって
支持されたシャフト9上を往復回動するように取付けら
れたガイドカム8に接続されており、そしてケーブルは
消極ドビー又は他の機構の相応する機動部材に掛け止め
される前にヘルドフレーム10と共に横に配置される。
【0008】本発明によれば図2及び図3に示されてい
るように、上方のフック要素4はその端の各々に、ばね
2の曲げられた端2aを引っ掛けるための一列の開口4
aを越えた領域に、2つの孔4cをあけられた垂直の曲
折部4bを有する。各曲折部4bはプレート11の上方
のフオーク端11aに垂直に係入しており、プレート1
1は上記の孔4cとプレート11のフオーク端11aに
形成された相応する孔11bに導入される2つのリベッ
ト12によってそこに固定される。
るように、上方のフック要素4はその端の各々に、ばね
2の曲げられた端2aを引っ掛けるための一列の開口4
aを越えた領域に、2つの孔4cをあけられた垂直の曲
折部4bを有する。各曲折部4bはプレート11の上方
のフオーク端11aに垂直に係入しており、プレート1
1は上記の孔4cとプレート11のフオーク端11aに
形成された相応する孔11bに導入される2つのリベッ
ト12によってそこに固定される。
【0009】プレート11は滑りを助長する合成樹脂材
料から成り、かつばね2の直径よりも僅かに大きい厚さ
を有し、その結果図3に示すようにそれらの横面は、隣
接のばねシステムのプレートの横面と接触するに至る。
料から成り、かつばね2の直径よりも僅かに大きい厚さ
を有し、その結果図3に示すようにそれらの横面は、隣
接のばねシステムのプレートの横面と接触するに至る。
【0010】この条件下でばねシステム1のアセンブリ
のプレート11は織機のフレームの往復垂直変位の間機
動フック要素4の案内を保証しその結果ケーブルの捩じ
れに対抗して隣接した2つのばねシステムのばね2相互
の不意の摩擦を阻止する。
のプレート11は織機のフレームの往復垂直変位の間機
動フック要素4の案内を保証しその結果ケーブルの捩じ
れに対抗して隣接した2つのばねシステムのばね2相互
の不意の摩擦を阻止する。
【0011】試験結果は、プレート11の採用によって
織機の相異なるシステム1のばね2の突然の破損の頻度
が非常に減少したことを示す。
織機の相異なるシステム1のばね2の突然の破損の頻度
が非常に減少したことを示す。
【0012】各プレート11の長さはばねシステムのス
トロークの大きさの関数として大きく変えられる。さら
に機動フック要素の端上に固定されたプレート11の他
の変形が想定されることは言うまでもないこととして、
特に図4に示されたものではフック要素4′の屈曲部
4′bが各プレート11′の上端に設けられている相応
する開口11′aの内側に弾性的に係合するように選択
された。
トロークの大きさの関数として大きく変えられる。さら
に機動フック要素の端上に固定されたプレート11の他
の変形が想定されることは言うまでもないこととして、
特に図4に示されたものではフック要素4′の屈曲部
4′bが各プレート11′の上端に設けられている相応
する開口11′aの内側に弾性的に係合するように選択
された。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば消極ドビ一及び他の織機
構のための従来技術の欠点を克服し、即ちケーブルの復
帰ばねシステムのばね相互の摩擦の防止が達成される。
構のための従来技術の欠点を克服し、即ちケーブルの復
帰ばねシステムのばね相互の摩擦の防止が達成される。
【図1】本発明によるばねシステムの配列を示す側面図
である。
である。
【図2】図1のばねシステムの1つの横プレートのアセ
ンブリの斜視図である。
ンブリの斜視図である。
【図3】図3は4つの同一のばねシステムのプレートに
よって保証される案内部を一部分破断して示す図であ
る。
よって保証される案内部を一部分破断して示す図であ
る。
【図4】図4はフック要素上のプレートの固定部の変形
を示す図である。
を示す図である。
1 ばねシステム 2 ばね 3 フック要素 4 フック要素 5 ラック 6 織機の垂直構造 7 ケーブル 8 ガイドカム 9 シャフト 10 ヘルドフレーム 11 プレート 12 リベット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03C 13/00
Claims (3)
- 【請求項1】 固定フック要素とヘルドフレームの機動
のためのケーブルの端に取付けられた機動フック要素と
の間に一列のばねが延びており、機動フック要素の端に
は、ばねに対して平行に延びるプレートが設けられてお
り、該プレートの厚さは、プレート相互に摩擦しかつ2
つの隣接したフック要素の隣接したプレートが相互に協
働するばねの間の接触を阻止することができるために、
該ばねの直径よりも僅かに大きいことを特徴とする前記
消極ドビー。 - 【請求項2】 その各端で機動フック要素は、対応する
プレートの対応するフオーク状端に係合しかつ固定され
るようにされる屈曲部を有する請求項1記載のばねシス
テム。 - 【請求項3】 機動フック要素の端の各々は、プレート
の対応する端に設けられた対応する開口の内面に弾性的
に係止されるように形成されている、請求項1記載のば
ねシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR91000174 | 1991-01-04 | ||
FR9100017 | 1991-01-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04316628A JPH04316628A (ja) | 1992-11-09 |
JP2915194B2 true JP2915194B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=9408416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34684191A Expired - Fee Related JP2915194B2 (ja) | 1991-01-04 | 1991-12-27 | 消極ドビーの改良 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915194B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34684191A patent/JP2915194B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04316628A (ja) | 1992-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5839481A (en) | Procedure and a selector device of the movable hooks of a shed-forming mechanism and a jacquard type loom force balancing of hooks in a jacquard loom | |
JP3538473B2 (ja) | 織機のスプリングの端を他の部材に組付け又は接続するための装置 | |
US4572247A (en) | Single heddle control device for a weaving machine having a shedding apparatus | |
US3960182A (en) | Heddles for weaving machines having heddle frame bars for several heddles, which bars are moved by a shed-forming device | |
US7320343B2 (en) | Loom | |
US20050011577A1 (en) | Heddle frame and weaving loom provided with at least one such frame | |
JP2915194B2 (ja) | 消極ドビーの改良 | |
US6955191B2 (en) | Device for forming a leno selvedge | |
JP3538451B2 (ja) | 織機の減衰を作用する機構 | |
US3255783A (en) | Gauze weave mechanism for looms | |
KR100830701B1 (ko) | 커넥터클립 | |
JP2003227048A (ja) | 織機のヘルド及びそのヘルドの製造方法 | |
US7281548B2 (en) | Weaving heddle | |
US6014989A (en) | Device for connecting a heddle to a harness cord | |
CN1724732B (zh) | 梭口形成机构、三位织造系统及配备该系统的织机 | |
SU579910A3 (ru) | Ремизна рамка к ткацкому станку | |
US5176182A (en) | Spring systems for weaving loom dobbies of negative type | |
KR20060038993A (ko) | 종광 프레임 및 적어도 하나의 종광 프레임을 구비한제직기계 | |
US5002096A (en) | Heddle frame actuating apparatus with flexure spring | |
KR100275005B1 (ko) | 도비용 드로잉장치 | |
US6386241B1 (en) | Leno weaving | |
JPH04228647A (ja) | 消極ドビー機のジヤックレバーでの牽引ロープ固定装置 | |
JPH0480123B2 (ja) | ||
JPS59135335A (ja) | 布張力感知器 | |
US4404994A (en) | Squeeze rod hook |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990309 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |