JP2914751B2 - アニオン系界面活性剤含有水性組成物の安定化 - Google Patents

アニオン系界面活性剤含有水性組成物の安定化

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JP2914751B2 JP2500588A JP50058890A JP2914751B2 JP 2914751 B2 JP2914751 B2 JP 2914751B2 JP 2500588 A JP2500588 A JP 2500588A JP 50058890 A JP50058890 A JP 50058890A JP 2914751 B2 JP2914751 B2 JP 2914751B2
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純之 下広
雅三 小川
誠司 青木
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はアニオン系界面活性剤含有組成物の安定化に
関し、さらに詳しくはカチオン化キサンタンガムを用い
るアニオン系界面活性剤含有組成物の安定化方法,カチ
オン化キサンタンガムを成分の一種とするアニオン系界
面活性剤含有組成物用の安定化剤及びカチオン化キサン
タンガムを含有する安定化されたアニオン系界面活性剤
含有組成物に関する。
背景技術 アニオン系界面活性剤は各種工業分野において、種々
の目的で使用されている。例えば、繊維工業における洗
浄・浸透・染色助剤,色材工業における染料・顔料・イ
ンク分散剤,農薬工業における水和剤・フロアブル製剤
用分散剤や展開剤ベース,肥料工業における固結防止
剤,建築土木工業における減水・流動化剤,紙パルプ工
業における紙加工用分散剤,ゴム・プラスチック工業に
おける乳化重合用乳化剤,医薬化粧品工業におけるヘア
ケア製品原料や歯磨き用発泡剤などに使用されている。
従来、アニオン系界面活性剤含有組成物の増粘・懸濁安
定化を目的として、コロイダルシリカ,ベントナイト等
が使用されてきたが、十分な効果は得られていなかっ
た。
キサンタンガムは、純粋培養された微生物キサントモ
ナス・キャンペストリス(Xanthomonas Campestris)が
醗酵過程で菌体外に蓄積する陰イオン性の高分子多糖類
である。その構成単糖及び構成比は、グルコース:マン
ノース:グルクロン酸=2:2:1である。キサンタンガム
は、極めてシュードプラスチックな高粘度を示し、増粘
性,高い懸濁安定性及び特別な流動学的性質を有するた
め、各種の分野で用いられている。
ところがキサンタンガムは、アニオン系界面活性剤の
存在下では本来の粘度を発現せず、特に15重量%以上の
アニオン系界面活性剤を含有する組成物中では塩析する
かまたは不溶であり、系中にキサンタンガム粒子として
存在し、アニオン系界面活性剤含有組成物への増粘・懸
濁安定性能を発揮することができないので、アニオン系
界面活性剤含有組成物の安定化剤としては用いることが
できなかった。
また、種々の変性キサンタンガムが知られており、米
国特許第3,244,695号公報,特公昭47−2846号公報及び
特開昭62−243601号公報等にはカチオン化されたキサン
タンガムが開示されている。これらの公報においてカチ
オン化キサンタンガムは、懸濁性,凝集性,細菌類によ
る分解に対する抵抗性を有するとされているが、一般的
にはキサンタンガムと同様の挙動を示すという内容の記
載がなされている。従って、カチオン化キサンタンガム
は、アニオン系界面活性剤含有組成物の増粘・懸濁安定
化を目的としては用いられていなかった。
発明の開示 本発明者等は、カチオン化キサンタンガムが、その粘
性等の性質に関してはキサンタンガムと差異が認められ
ないにもかかわらず、従来キサンタンガムが用いられ得
なかったアニオン系界面活性剤含有組成物の増粘・懸濁
安定化剤としての目的で用いられる場合には、意外にも
優れた効果を発揮することを見出し、本発明を完成する
に至った。
本発明は、カチオン化キサンタンガムをアニオン系界
面活性剤含有組成物に配合することからなるアニオン系
界面活性剤含有組成物の安定化方法を提供する。
本発明の他の観点によれば、カチオン化キサンタンガ
ムを成分の一種とするアニオン系界面活性剤含有組成物
用の安定化剤が提供される。
さらに他の観点によれば、カチオン化キサンタンガム
およびアニオン系界面活性剤からなる安定化された組成
物が提供される。
本発明で用いられるカチオン化キサンタンガムは、米
国特許第3,244,695号及び特公昭47−2846号などに記載
されているような方法で製造することができる。即ち、
水溶液,水性スラリー及び有機溶媒液,有機溶媒スラリ
ーまたは有機溶媒懸濁状態でキサンタンガムとカチオン
化剤とを均一に混合することにより、容易に生成する。
反応温度は室温でもよいが、加熱により反応速度を速め
ることができるので、約10℃〜約90℃の範囲で任意に選
択することができる。また、アルカリ金属水酸化物やア
ルカリ土類金属水酸化物などのアルカリ性触媒を反応促
進のために使用することもできる。
カチオン化剤としては、以下のような化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではなく公知のカチオ
ン化剤が使用できる。例えば、塩化ヘキサメトニウム,
塩化デカメトニウム,フェニルトリメチルアンモニウム
クロライド,ベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド,テトラノルマルブチルアンモニウムクロライド,テ
トラメチルアンモニウムクロライド,2,3−エポキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライドまたは3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライドなどである。特に有用な化合物は、2,3−エポ
キシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド及び3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライドである。
カチオン化キサンタンガムは、アニオン系界面活性剤
を含有する種々の組成物に適用することができ、これら
の組成物に配合する事によって組成物の増粘あるいは組
成物、特に乳化,分散,懸濁組成物の安定化が可能であ
る。組成物におけるカチオン化キサンタンガムの含有量
は、0.01〜2.0重量%、好ましくは0.05〜1.5重量%が好
適である。
アニオン系界面活性剤としては、以下のようなものが
挙げられるが、本発明におけるアニオン系界面活性剤含
有組成物に含有されるものは必ずしもこれらに限定され
るものではない。例えば、脂肪酸塩のようなカルボン酸
塩型界面活性剤,ナフタレンスルホン酸ソーダホルマリ
ン縮合物のようなスルホン酸塩型界面活性剤,アルキル
硫酸塩のような硫酸エステル塩型界面活性剤またはアル
キルリン酸塩のようなリン酸エステル塩型界面活性剤な
どである。
本発明におけるアニオン系界面活性剤含有組成物用の
安定化剤はカチオン化キサンタンガムを成分の一種とし
て含有し、カチオン化キサンタンガムを単独で安定化剤
として使用できるが、さらに、カチオン化キサンタンガ
ムの増粘・懸濁安定性を阻害しないものであれば他の成
分を0.01〜90重量%含有してもよい。他の成分として
は、たとえば、乳化や分散用に通常用いられるノニオン
系界面活性剤や公知の増粘・分散安定化剤を単独または
併用して用いることができる。ノニオン系界面活性剤の
代表例としては、たとえば、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルなどがあげられる。公知の増粘・分散安定化剤の代
表例としては、たとえば、澱粉およびその誘導体,ヒド
ロキシプロピルセルロース,カチオン化セルロース等の
セルロース誘導体,アラビアガム,グアガム等の植物性
天然ガム質,カラギーナン等の海草抽出物,ポリビニル
アルコール,ポリビニルピロリドン等の合成水溶性高分
子,ペントナイト等の無機系増粘剤などがあげられる。
本発明によれば、カチオン化キサンタンガムを用いる
ことにより、あらゆるアニオン系界面活性剤含有組成物
に増粘・懸濁安定性を付与することが可能となり、特に
15重量%以上のアニオン系界面活性剤を含有する組成物
中で顕著な効果を得ることができる。従って、例えば色
材工業における染料・顔料・インク,医薬化粧品工業に
おけるヘアケア製品などの15〜50重量%の多量のアニオ
ン系界面活性剤を含有する水性組成物に、増粘あるいは
安定化を目的として、カチオン化キサンタンガムを好適
に適用することができる。
さらに、本発明で用いられるカチオン化キサンタンガ
ムのN含量が0.8重量%以上の場合に特に優れた効果が
得られる。
発明を実施するための最良の形態 以下に製造例,比較例及び実施例を挙げて本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるべ
きものではない。なお、%は断りのない限りすべて重量
%を示す。N含量測定は2400CHN元素分析計(パーキン
エルマー社製)を用いて行った。また、粘度測定はBL型
ブルックフィールド粘度計(東京計器製作所製)を用い
て25℃,60rpmで行った。原料として用いたキサンタンガ
ムの1.0%水溶液の粘度は970cpsであった。
製造例.1 カチオン化キサンタンガムの製造 テトラノルマルブチルアンモニウムクロライド2gを蒸
留水100gに溶解した。一方、キサンタンガム(ケルザン
,ケルコ社製)2gを蒸留水100gに溶解した。この溶液
に、前述のアンモニウム溶液を攪拌下添加した。室温で
1時間の混合処理後、イソプロパノール400mlを加えて
沈殿を生成させ、沈澱物を乾燥粉砕してカチオン化キサ
ンタンガム粉末2.3gを得た。N含量は0.65%であった。
1.0%水溶液の粘度は970cpsで、未反応キサンタンガム
と粘性的に差異は認められなかった。
製造例2 カチオン化キサンタンガムの製造 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド50%溶液(カチオマスター C,四日
市合成株式会社製)4gを蒸留水100gに添加した。一方、
キサンタンガム(ケルザン ,ケルコ社製)2gを蒸留水
100gに溶解した。この溶液に、前述のアンモニウム溶液
を攪拌下添加した。室温で1時間の混合処理後、イソプ
ロパノール400mlを加えて沈澱を生成させ、沈澱物を乾
燥粉砕してカチオン化キサンタンガム粉末2.2gを得た。
N含量は0.45%であった。1.0%水溶液の粘度は1000cps
で、未反応キサンタンガムと粘性的に差異は認められな
かった。
製造例3 カチオン化キサンタンガムの製造 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド50%溶液(カチオマスター C,四日
市合成株式会社製)4gを蒸留水100gに添加した。一方、
キサンタンガム(ケルザン ,ケルコ社製)2gを、NaOH
2gを添加した蒸留水100gに溶解した。この溶液に、前述
のアンモニウム溶液を攪拌下添加した。室温で1時間の
混合処理後硫酸で中和し、イソプロパノール400mlを加
えて沈澱を生成させ、沈澱物を乾燥粉砕してカチオン化
キサンタンガム粉末2.3gを得た。N含量は0.80%であっ
た。1.0%水溶液の粘度は1100cpsで、未反応キサンタン
ガムと粘性的に差異は認められなかった。
製造例4 カチオン化キサンタンガムの製造 温度計,攪拌機及び還流冷却器を備えた三ッ口フラス
コに下記の成分を入れた。
攪拌下、50〜55℃で約4時間反応を行なった。室温ま
で冷却し硫酸で中和し、吸引濾過後、イソプロパノール
で洗浄し乾燥粉砕してカチオン化キサンタンガム粉末14
7gを得た。N含量は1.10%であった。1.0%水溶液の粘
度は1030cpsで、未反応キサンタンガムと粘性的に差異
は認められなかった。
製造例5 カチオン化キサンタンガムの製造 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド50%溶液(カチオマスター C,四日
市合成株式会社製)の代わりに、2,3−エポキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド77%溶液(カチオ
マスター G,四日市合成株式会社製)24.5gを使用する
以外は製造例4と同様にして、カチオン化キサンタンガ
ム粉末142gを得た。N含量は1.04%であった。1.0%水
溶液の粘度は1050cpsで、未反応キサンタンガムと粘性
的に差異は認められなかった。
製造例6 カチオン化キサンタンガムの製造 NaOHを25g,3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド50%溶液(カチオマスタ
C,四日市合成株式会社製)を62.5g使用する以外は
製造例4と同様にしてカチオン化キサンタンガム粉末16
0gを得た。N含量は1.21%であった。1.0%水溶液の粘
度は1030cpsで、未反応キサンタンガムと粘性的に差異
は認められなかった。
製造例7 カチオン化キサンタンガムの製造 NaOHを12g,3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド50%溶液(カチオマスタ
C,四日市合成株式会社製)を25.0g使用する以外は
製造例4と同様にして、カチオン化キサンタンガム粉末
136gを得た。N含量は0.87%であった。1.0%水溶液の
粘度は1140cpsで、未反応キサンタンガムと粘性的に差
異は認められなかった。
製造例8 カチオン化キサンタンガムの製造 NaOHを10g,3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド50%溶液(カチオマスタ
C,四日市合成株式会社製)を20.0g使用する以外は
製造例4と同様にして、カチオン化キサンタンガム粉末
131gを得た。N含量は0.75%であった。1.0%水溶液の
粘度は1150cpsで、未反応キサンタンガムと粘性的に差
異は認められなかった。
比較例1 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトルメチルアン
モニウムクロライド50%溶液(カチオマスター C,四日
市合成株式会社製)を使用しない以外は製造例4と同様
にして、キサンタンガム粉末129gを得た。N含量は0.33
%であった。1.0%水溶液の粘度は1100cpsであった。
実施例1 アニオン系界面活性剤への溶解試験 製造例1〜8で得たカチオン化キサンタンガム及び対
照として比較例1で得たキサンタンガムと未反応のキサ
ンタンガム(ケルザン ,ケルコ社製)とを用いて、下
記の方法にてアニオン系界面活性剤の水溶液への溶解試
験を行なった。
所定濃度に調整したアニオン系界面活性剤含有の蒸留
水溶液100g中に、攪拌下製造例1〜8で得たカチオン化
キサンタンガム,比較例1で得たキサンタンガムまたは
未反応のキサンタンガムを1g(1%濃度に相当)添加
し、1時間攪拌後、一夜放置し、得られた溶液に粘度を
各々測定して溶解性を調べた。
また、キサンタンガム粉末を1g添加したのちテトラノ
ルマルブチルアンモニウムクロライド(以下TNBAとい
う)1gを追加して同様に溶解性を調べた。
結果を第1表に示す。アニオン系界面活性剤含有溶液
中では、キサンタンガムは溶解せず、本来の粘度が得ら
れなかった。しかしカチオン化キサンタンガムの場合は
キサンタンガム本来の粘度が得られ、アニオン系界面活
性剤を含有する系においても、増粘効果を得ることがで
きた。
実施例2 繊維染色用液状染料 製造例4で得たカチオン化キサンタンガムを用いて、
以下の組成によって液状染料を調製した。
こうして調製した繊維染色用液状染料について、熱安
定性試験を行った。
(試験方法) 上記組成物を調製し、一夜放置後粘度を測定した。さ
らに、50℃の恒温器にて1カ月密閉保存した後、再度粘
度を測定して粘度変化を調べた。
その結果、一カ月保存後においてもその粘性は調製時
と差異がなかった。また、繊維染色後の色相にもほとん
ど影響は見られなかった。一方、上記の組成でキサンタ
ンガムを用いた繊維染色用液状染料は、分散染料中にア
ニオン系界面活性剤が半量程度混入しているため、キサ
ンタンガムが溶解せず、調製することができなかった。
また、カチオン化キサンタンガム,キサンタンガムのい
ずれをも用いない場合、分散染料が沈降し均一な繊維染
色用染料が得られなかった。
実施例3 シャンプー 製造例4で得たカチオン化キサンタンガムを用いて、
以下の組成によってシャンプーを調製した。
こうして調製したシャンプーについて実施例2と同様
にして熱安定性試験を行った。その結果、一カ月保存後
においてもその粘性は調製時と差異がなかった。一方、
上記の組成でキサンタンガムを用いたシャンプーは、ア
ニオン系界面活性剤が15%以上混入しているため、キサ
ンタンガムが溶解せず、調製することができなかった。
また、カチオン化キサンタンガム,キサンタンガムのい
ずれをも用いない場合は、香料が安定化しない上に、粘
性がないため実際の使用には供し難いシャンプーしか得
られなかった。
実施例4 粉末状安定化剤 ベントナイト30重量部と製造例4で得たカチオン化キ
サンタンガム70重量部とを混合して、粉末状安定化剤を
得た。
実施例5 液状安定化剤 10%ポリオキシエチレン20モル付加ソルビタンモノオ
レエート水溶液10重量部と1%カチオン化セルロース水
溶液30重量部と実施例4で得たカチオン化キサンタンガ
ムの1%水溶液60重量部とを混合して、液状安定化剤を
得た。
産業上の利用可能性 カチオン化キサンタンガムを用いることにより、あら
ゆるアニオン系界面活性剤含有組成物が安定化される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−46968(JP,A) 特開 昭63−268702(JP,A) 特開 昭62−243601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01F 17/00 - 17/56 B01J 13/00 C09K 3/00 C08B 37/00 C08L 5/00 A61K 7/00 A61K 9/00 A23L 1/19

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニオン系界面活性剤を15重量%以上含有
    する水性組成物に、水溶性カチオン化キサンタンガムを
    配合することを特徴とするアニオン系界面活性剤含有水
    性組成物の安定化方法。
  2. 【請求項2】アニオン系界面活性剤含有水性組成物が、
    アニオン系界面活性剤を15〜50重量%含有している請求
    項1記載の安定化方法。
  3. 【請求項3】アニオン系界面活性剤が、カルボン酸塩型
    界面活性剤、スルホン酸塩型界面活性剤、硫酸エステル
    塩型界面活性剤およびリン酸エステル塩型界面活性剤よ
    りなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1ま
    たは2記載の安定化方法。
  4. 【請求項4】水溶性カチオン化キサンタンガムの窒素含
    有量が0.8重量%以上である請求項1、2または3記載
    の安定化方法。
  5. 【請求項5】水および15重量%以上のアニオン系界面活
    性剤を含有する水性組成物において、水溶性カチオン化
    キサンタンガムが配合されていることを特徴とする安定
    化されたアニオン系界面活性剤含有水性組成物。
  6. 【請求項6】アニオン系界面活性剤含有水性組成物が、
    アニオン系界面活性剤を15〜50重量%含有している請求
    項5記載の安定化された水性組成物。
  7. 【請求項7】水性組成物中の水溶性カチオン化キサンタ
    ンガムの含有量が0.01〜2.0重量%である請求項5また
    は6記載の水性組成物。
  8. 【請求項8】アニオン系界面活性剤が、カルボン酸塩型
    界面活性剤、スルホン酸塩型界面活性剤、硫酸エステル
    塩型界面活性剤およびリン酸エステル塩型界面活性剤よ
    りなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項5、
    6または7記載の水性組成物。
  9. 【請求項9】水溶性カチオン化キサンタンガムの窒素含
    有量が0.8重量%以上である請求項5、6、7または8
    記載の水性組成物。
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