JP2914660B1 - 粉体コンテナの自動脱着装置 - Google Patents

粉体コンテナの自動脱着装置

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JP2914660B1
JP2914660B1 JP13363898A JP13363898A JP2914660B1 JP 2914660 B1 JP2914660 B1 JP 2914660B1 JP 13363898 A JP13363898 A JP 13363898A JP 13363898 A JP13363898 A JP 13363898A JP 2914660 B1 JP2914660 B1 JP 2914660B1
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裕明 田辺
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Abstract

【要約】 【課題】 コンテナの接続/分離及びバルブの開閉を機
械によって安全にして確実に行うことが出来る装置を提
供することにある。 【解決手段】 容体の軸心線上の上部に流入口1を、
下部に流出口2を有し、且つその流入口1と流出口2に
夫々開閉可能なバルブ3,3’を備えたコンテナCを、
粉体製造装置A又は粉体を使用する成型装置Bに対して
位置決めし、且つコンテナCを上下昇降させる基台8,
21と、上昇又は下降されたコンテナの流入口又は流出口
を排出口又は投入口に接合連結する自動クランプ手段1
6,24と、更にコンテナに備えられたバルブを開閉操作
する開閉手段を水平移動可能に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体コンテナの自動
脱着装置に係り、詳しくは粉体製造装置で製造された金
属製又は合成樹脂製の粉体を、移動可能なコンテナに充
填したり、粉体を使用する成型装置に該粉体を投入する
ためにコンテナを接続、分離し、且つコンテナに形成さ
れた流入口、流出口に設けられたバルブを自動的に開閉
する自動脱着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に粉体製造装置、例えばジェットミ
ルで製造される粉体を、流入口及び流出口に夫々バルブ
を備えたコンテナに充填する場合、そのジェットミルの
排出口にコンテナの流入口を接続する作業及び流入口の
バルブの開閉操作は全て作業者の手作業によって行われ
ている。
【0003】又、粉体を使用する成型装置に該粉体を投
入するために粉体が収容されたコンテナを成型装置に接
続・分離する作業及び該コンテナの流出口のバルブを開
閉する作業も作業者の手作業によって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、粉体はその
濃度が一定以上になると、その粉体の材質に関係なく静
電気などによって着火燃焼するといった危険性があり、
その取り扱いには十分注意する必要がある。特に、粉体
が微粉である場合には前記した燃焼の危険は大であるの
で不活性ガスを封入する等の対策も必要となっている。
【0005】従って、上述したように粉体製造装置に対
するコンテナの接続/分離、或いは成型装置に対するコ
ンテナの接続/分離の各作業を作業者が手作業で行うこ
とは非常に大変なことである。本発明は上述した従来の
技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、コンテナの接続/分離及びバルブの開
閉を機械によって安全にして確実に行うことが出来る装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた技術的手段は、容体の軸心線上の上部
に流入口を、下部に流出口を有し、且つその流入口と流
出口に夫々開閉可能なバルブを備えると共にそのバルブ
を開閉するためのハンドルを外部に設けたコンテナに粉
体製造装置で製造された粉体を充填するための粉体製造
装置に対するコンテナの自動脱着装置であって、粉体製
造装置における排出口の軸心線上の下方位置に、基台を
配置固定し、その基台に、コンテナを載承保持するテー
ブルを上下可能に支持すると共に昇降機構によって昇降
自在とし、且つそのテーブルとコンテナに垂下取付けた
支持脚底面との間に位置決め手段を設け、更に基台の上
方に位置する粉体製造装置の排出口周囲に、上昇された
コンテナの流入口を排出口に接合連結する自動クランプ
手段を配置し、更に又粉体製造装置の側方にはコンテナ
の流入口に備えられたバルブを開閉操作する開閉手段を
水平移動可能に配置したことを特徴とする。
【0007】上記テーブルを上下させる昇降手段として
は、エアーアシリンダ、或いはモータとスクリュージャ
ッキとを組み合わせた機構などが挙げられ、テーブルは
基台のフレームにLMガイド等の案内手段を介して支持
されている。又、コンテナの流入口を粉体製造装置の排
出口に接合連結する自動クランプ手段としては、例えば
エアーシリンダで作動するトグルクランプ(バリアブル
クランプ)が挙げられる。
【0008】又、容体の軸心線上の上部に流入口を、下
部に流出口を有し、且つその流入口と流出口に夫々開閉
可能なバルブを備えたコンテナに充填した粉体を成型装
置に投入するための成型装置に対するコンテナの自動脱
着装置であって、成型装置における投入口の周囲に、基
台を配置固定し、その基台に、コンテナを載承保持する
テーブルを上下可能に支持すると共に昇降機構によって
昇降自在とし、且つそのテーブルとコンテナに垂下取付
けた支持脚底面との間に位置決め手段を設け、更に前記
テーブルには該テーブルに載置されるコンテナを挾着固
定する自動クランプ手段を設け、更にまた前記基台の側
方には前記テーブルの下降によって成型装置の投入口に
連結されたシュートに接続されるコンテナの流出口に備
えられたバルブを開閉操作する開閉手段を水平移動可能
に配置したことを特徴とする。
【0009】上記コンテナの流入口及び流出口に装備さ
れたバルブを開閉する開閉手段は、コンテナに装備され
たバルブを開閉操作するためのハンドルに対して係合
し、該ハンドルを正・逆方向に回動する回動機構と、そ
の回動機構をハンドルに対して係脱させる水平案内機構
とで構成し、その水平案内機構の駆動源としてはエアー
シリンダ、或いはボールネジ等が挙げられる。尚、粉体
製造装置と成型装置とが並設されているような設備にお
いては、両装置間のコンテナの移動はスタッカークレー
ンで行うと便利である。
【0010】上記の手段によれば、コンテナを基台のテ
ーブルに載せると位置決め手段によって芯出しされ、コ
ンテナの上部に形成された流入口の軸心は粉体製造装置
の排出口の軸心と合致される。そして、コンテナを載せ
たテーブルは昇降機構によって上昇され、コンテナの流
入口(フランジ)が粉体製造装置の排出口(フランジ)
に接合されると、該排出口の周囲に配置された自動クラ
ンプ手段が作動してコンテナの流入口(フランジ)を接
合挟持し、粉体製造装置と接続する。接続されたコンテ
ナの流入口に設けられたバルブは、回動機構が水平案内
機構によってコンテナ側に移動され、その回動機構がハ
ンドルと係合されると該回動機構が作動してハンドルを
回してバルブを開き、粉体を受け入れる状態となる。
【0011】同様に、粉体が収容されたコンテナを成型
装置上方の基台に設けられたテーブルに載せると位置決
め手段によって芯出しされ、コンテナの流出口の軸心は
成型装置の投入口の軸心と合致し、その状態で自動クラ
ンプ手段が作動してテーブルとコンテナは一体化され、
昇降手段が作動してコンテナが下降され成型装置の投入
口に接続されたシュートに接続される。そして、コンテ
ナの接続が完了した後流出口に設けられたバルブが開閉
手段によって自動的に開けられ、コンテナに収容された
粉体は成型装置に投入される状態となる。この一連の動
作は全て自動的に行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1は粉体製造装置と成型
装置との間でコンテナを移動してそれぞれの装置に接続
/分離する脱着システムを示し、図中、Aは粉体製造装
置で製造された粉体の捕集機で、その捕集機Aの排出口
の下方位置にコンテナCの脱着装置Dが配置され、成型
装置Bの投入口の上方位置にコンテナCの脱着装置D’
が配置され、脱着装置D及び脱着装置D’へのコンテナ
Cの移載はスタッカークレーン(図示省略)によって行
われるように構成されている。
【0013】粉体を収容するコンテナCは、ステンレス
材で形成した容体の軸心線上の上部に流入口1の筒部
1’が、下部に流出口2の筒部2’が夫々突出形成さ
れ、その筒部1’と筒部2’の外周には接続用フランジ
101、201が固着形成されている。そして、流入口1と流
出口2の内部には夫々バタフライバルブ3、3’が設け
られ、そのバタフライバルブ3、3’を開閉操作するハ
ンドル4、4’が外部に取付けられている。
【0014】又、上記コンテナCの流出口2の左右両側
には該コンテナの直径に相当する長さの金属製角パイプ
からなる支持脚5、5’が水平にして平行に垂下取付け
られ、その支持脚5、5’の長さ方向の両側部下面には
位置決め手段6を構成する受け座601が固着されてお
り、且つその受け座601の上方における支持脚5、5’の
上面にはクランプ用切欠7が切欠き形成されており、こ
のクランプ用切欠7を介して支持脚5、5’が成型装置
Bの上方に配置される基台のテーブルに自動クランプ手
段によってクランプ固定されるように構成されている。
支持脚5、5’の下面に固着される受け座601は金属板
に円錐状の切欠きを施したもので、捕集機Aの下方に設
置される基台、又は成型装置Bの上方に設置される基台
に支持されるテーブルに設けられた位置決め手段6を構
成するボール602と係合することでコンテナCの載置位
置決めが完了される。
【0015】粉体製造装置の捕集機Aの排出口aの下方
に設置される基台8は、金属製角パイプを用いて正面門
形に形成した左右一対のフレーム9,9’と、そのフレ
ーム9,9’の内側に上下摺動可能に支持されるテーブ
ル10と、そのテーブル10を昇降させる昇降機構11,11’
とで構成されている。フレーム9,9’の内側に支持さ
れるテーブル10は、平面形状が略矩形状をした金属平板
の裏側に金属製型材(角パイプ)を溶接固定した補強構
造のテーブルで、その上面の所定位置4ヶ所に、前記し
たコンテナCに垂下取付けた支持脚5,5’の受け座60
1が載置される所定高さの受け台10aが起立固定され、
その受け台10aの上部に位置決め手段6を構成するボー
ル602が取付けられている。このテーブル10におけるコ
ンテナCを載承する受け台10aの高さは、該コンテナC
の移載動作をスタッカークレーンのフォークEに載せて
行うため、フォークEの抜き差しを行うことが出来る空
間を確保する高さとする。
【0016】上記テーブル10をフレーム9,9’に対し
て上下摺動自在に支持する構造は、該テーブル10の左右
両側縁の前後部の合計4ヶ所を前記フレーム9,9’の
内側面に沿って鉛直に取付けた直線案内手段(LMガイ
ド)12を介して行い、そのテーブル10を上下する昇降機
構11,11’にはエアーシリンダが用いられ、そのエアー
シリンダの本体がフレーム9,9’に固定され、該エア
ーシリンダのロッド先端が前記テーブル10の左右両側の
略中央部に固着された連結板13,13’に連結されてい
る。従って、コンテナCを載承するテーブル10は左右に
配置された昇降機構11,11’の作動によって直線案内手
段12に沿い水平状態で上下される。
【0017】又、上記テーブル10の上面の左右両側には
該テーブル10上に載承されるコンテナCの周壁を叩いて
該コンテナの内面に付着する粉体を落とすエアーノッカ
ー14がブラケット14’を介して取付けられている。更
に、テーブル10の上面には該テーブル10を上下昇降させ
る昇降機構11,11’の作動を制御するスイッチ15が設け
られ、このスイッチ15は基台8のテーブル10上にコンテ
ナCが載置されることで該コンテナ10の支持脚5,5’
がスイッチ15を作動(ON/OFF)し得るように構成され
ている。
【0018】上記基台8に載置することで粉体製造装置
Aの排出口aに対して位置決めし、芯出しされたコンテ
ナCは該基台8のテーブル10の上昇によって排出口側に
移動されるが、そのコンテナCの流入口1を排出口に接
続/分離する自動クランプ手段16、及び接続したコンテ
ナCの流入口1に装備したバルブ3を開閉する開閉手段
17が排出口aの周囲側方に配置されている。
【0019】自動クランプ手段16はエアーシリンダ16a
で作動するエアートグルクランプを用い、そのエアート
グルクランプが、排出口aの下端外周に径方向外側に向
けて水平に固着突設した取付プレート18の下面外周部に
周方向に等間隔をおいて複数個(図面では6個)取付け
られ、排出口aの下面に接合されるコンテナCの流入口
1のフランジ101を挾着し得るように構成されている。
自動クランプ手段16に使用するエアートグルクランプ
は、クランプ後エアーの供給が停止してもクランプ状態
を維持するもので、その為前記した昇降機構11,11’が
停電などによりテーブル10が下降するとしても、コンテ
ナCは自動クランプ手段16のエアートグルクランプで排
出口aの取付用プレート18に挟持された状態が保持され
るためコンテナCは下降することはない。
【0020】開閉手段17は、コンテナCの流入口1の筒
部1’に装備されたバルブ3を開閉操作するためのハン
ドル4に対して係合し、該ハンドル4を正・逆方向に回
動する回動機構19と、その回動機構19をハンドル4に対
して係脱させる水平案内機構20とで構成され、その水平
案内機構20は躯体に固定したフレームから垂下支持され
ている。
【0021】回動機構19は、ハンドル4を挟む2本の係
合杆19bを先端に固着した回転軸19aと、その回転軸19
aを回転可能に支持する軸受19cと、回転軸19aを駆動
回転させるモータ19d及びトルクリミッタ19eとで構成
され、軸受19cとモータ19dは水平案内機構20のスライ
ドプレートの下面に垂下取付けられている。ハンドル4
を挟む2本の係合杆19bは先端が円錐状に形成されてハ
ンドルを挟む動作がスムーズに行われるようになつてい
る。
【0022】上記回動機構19をコンテナCに対して接近
/離反させる水平案内機構20は、フレームから垂下固着
した水平プレート20aと、その水平プレート20aの下面
に平行に配置した2本の案内摺動部材(LMガイド)20
bと、その案内摺動部材(LMガイド)20bの可動部材
に固定したスライドプレート20cと、スライドプレート
20cを駆動するエアーシリンダ20dとで構成され、エア
ーシリンダ20dは水平プレート20aの上面に載置固定さ
れており、そのエアーシリンダ20dのロッド先端は該水
平プレート20aに切欠き形成した案内溝20eに嵌合され
たスライドプレート20cの突片20c’に連結されてい
る。これにより、エアーシリンダ20dが作動してロッド
が伸長すると回動機構19を取付けたスライドプレート20
cは案内摺動部材(LMガイド)20bに沿ってコンテナ
Cに接近する方向に移動され、回動機構19の先端に取付
けられた係合杆19bがハンドル軸に対して直角に取付け
られたT字形のハンドル4を挟み、回動機構19のモー
タ19dの正回転/逆回転によってハンドル4が回動さ
れ、バルブ3の開閉が自動的に行われる。
【0023】図12乃至図17は粉体を使用する成型装置に
対するコンテナCの接続/分離を行う脱着装置を示し、
成型装置の定量フィード装置へ粉体を投入するために該
フィード装置における投入口bの周囲に、基台21を配置
固定し、その基台21に、コンテナCを載承保持するテー
ブル22を上下可能に支持すると共に昇降機構23によって
昇降自在とし、且つそのテーブル22とコンテナCに垂下
取付けた支持脚5,5’底面との間に位置決め手段6’を
設け、更に前記テーブルには該テーブルに載置されるコ
ンテナを挾着固定する自動クランプ手段24を設け、更に
また前記基台21の側方には前記テーブル22の下降によっ
て成型装置の投入口に連結されたシュートに接続される
コンテナCの流出口2に備えられたバルブ3’を開閉操
作する開閉手段25が水平移動可能に配置されて構成され
ている。
【0024】基台21は、金属製角パイプを用いて正面門
形に形成した左右一対のフレーム26,26’と、そのフレ
ーム26,26’の内側に上下摺動可能に支持されるテーブ
ル22と、そのテーブル22を昇降させる昇降機構23とで構
成されており、前記フレーム26,26’はフィード装置の
投入口を挟む形でフロアー上に対峙して起立固定されて
いる。
【0025】フレーム26,26’の内側に支持されるテー
ブル22は、金属製型材(角パイプ)を溶接して平面略長
方形状に構成され、そのテーブル22の上面の所定位置4
ヶ所に、コンテナCに垂下取付けた支持脚5,5’の受
け座601が載置される所定高さの受け台22aが起立固定
され、その受け台22aの上部に位置決め手段6’を構成
するボール602が取付けられている。このテーブル22に
おけるコンテナCを載承する受け台22aの高さは、該コ
ンテナCの移載動作をスタッカークレーンのフォークE
に載せて行うため、フォークEの抜き差しを行うことが
出来る空間を確保する高さとする。
【0026】上記テーブル22をフレーム26,26’に対し
て上下摺動自在に支持する構造は、該テーブル22の左右
両側縁の前後部の合計4ヶ所にブラケット27を固着し、
そのブラケット27を前記フレーム26,26’の内側面に沿
って鉛直に取付けた直線案内手段(LMガイド)28の可
動体に連結固定し、そのテーブル22は昇降機構23で上下
されるように構成されている。その昇降機構23は、投入
口の左右両側に配置した2台のスクリュージャッキ29,2
9’とそのスクリュージャッキ29,29’を作動させるギ
ヤモータ30、及びそのギヤモータ30の回転を前記スクリ
ュージャッキ29,29’へ回転力を伝達するシャフト,ギ
ヤボックス等で構成した回転伝達手段31で構成され、ス
クリュージャッキ29,29’における可動部材29a,29
a’がテーブル22の下面に固着されている。従って、コ
ンテナCを載承するテーブル22は左右に配置されたスク
リュージャッキ29,29’の作動によって直線案内手段28
に沿い水平状態で上下される。そして、この昇降機構23
がスクリュージャッキで構成されていることで、駆動源
のギヤモータ30が停電などで停止しても、その停止した
時の位置は維持される。
【0027】又、上記テーブル22の上面の左右両側には
該テーブル22上に載承されるコンテナCの周壁を叩いて
該コンテナの内面に付着する粉体を落とすエアーノッカ
ー32がブラケット32’を介して取付けられている。更
に、テーブル22上面にはコンテナCの移載完了を検出す
る検出スイッチ33が設けられ、その検出スイッチ33はコ
ンテナCの支持脚5,5’の受け座が受け台にセットさ
れることで作動するようになっている。
【0028】又、上記テーブル22の上面左右両側の前後
部にはブラケット34を介して自動クランプ手段24のエア
ートグルクランプが取付けられ、これによって支持脚
5,5’が受け台22aに圧接固定される。尚、自動クラ
ンプ手段24におけるクランプ部は支持脚5,5’の上面
に切欠き形成されたクランプ用切欠7を介してクランプ
/解放が行われる。
【0029】基台21のテーブル22上にセット完了したコ
ンテナCの流出口2の筒部2’に設けられたバルブ3’
を開閉する開閉手段25は、該バルブ3’を開閉操作する
ためのハンドル4’に対して係合し、該ハンドル4’を
正・逆方向に回動する回動機構35と、その回動機構35を
ハンドル4’に対して係脱させる水平案内機構36とで構
成され、その水平案内機構36は基台21に水平に固定した
水平プレートに支持されている。
【0030】回動機構35は、ハンドル4’を挟む2本の
係合杆35bを先端に固着した回転軸35aと、その回転軸
35aを回転可能に支持する軸受35cと、回転軸35aを駆
動回転させるモータ35d及びトルクリミッタ35eとで構
成され、軸受35cとモータ35dは水平案内機構36のスラ
イドプレートの上面に載置取付けられている。ハンドル
4’を挟む2本の係合杆35bは先端が円錐状に形成されて
ハンドルを挟む動作がスムーズに行われるようになつて
いる。
【0031】上記回動機構35をコンテナCに対して接近
/離反させる水平案内機構36は、基台21に張出し固定し
た水平プレート36aと、その水平プレート36aの上面に
平行に配置した2本の案内摺動部材(LMガイド)36b
と、その案内摺動部材(LMガイド)36bの可動部材に
固定したスライドプレート36cと、スライドプレート36
cを駆動するエアーシリンダ36dとで構成され、エアー
シリンダ36dは水平プレート36aの下面に取付けられて
おり、そのエアーシリンダ36dのロッド先端は該水平プ
レート36aに切欠き形成した案内溝36eに嵌合されたス
ライドプレート36cの突片36c’に連結されている。こ
れにより、エアーシリンダ36dが作動してロッドが伸長
すると回動機構35を取付けたスライドプレート36cは案
内摺動部材(LMガイド)36bに沿ってコンテナCに接
近する方向に移動され、回動機構35の先端に取付けられ
た係合杆35bがハンドル軸に対して直角に取付けられた
T字形のハンドル4’を挟み、回動機構35のモータ35d
の正回転/逆回転によってハンドル4’が回動され、バ
ルブ3’の開閉が自動的に行われる。尚、バルブ3,
3’の開閉の確認は近接スイッチ或いはリミットスイッ
チで検出する。
【0032】上記コンテナCの流出口2が接続される投
入口のシュートは、接続フランジ37がコイルスプリング
38で上方に付勢され、テーブル22の下降によって接合さ
れるコンテナCの流出口の接続用フランジ201に対して
該スプリングの反力で緊密な接続状態が維持されるよう
になっている。
【0033】次に上記した脱着装置の動作について説明
すると、粉体製造装置の捕集機Aに対するコンテナCの
脱着は、粉体製造装置の捕集機Aの下方に設置された基
台8のテーブル10上にコンテナCをスタッカークレーン
により載せると、位置決め手段6によってコンテナの芯
出し位置決めが行われ、その移載完了がスイッチ15で検
出される。そして、位置決め移載を完了したコンテナC
はテーブル10が昇降機構11,11’の作動で上昇され、流
入口1の接続用フランジ101が捕集機Aの排出口に設け
られた取付用フランジ18の下面に接合されると共に該接
続用フランジ101は自動クランプ手段16でクランプさ
れ、粉体製造装置の捕集機AとコンテナCが接続され
る。そして接続完了したコンテナCの流入口1に装備さ
れたバルブ3は、開閉手段17の水平案内機構20の動作で
コンテナ側に移動された回動機構19によってハンドル4
が自動的に回転され、バルブ3が開けられて粉体の受け
入れが可能な状態となる。尚、このバルブ3の開動操作
は、コンテナCの接続用フランジ101と粉体製造装置の
捕集機Aの取付用フランジ18との接続が緊密に行われて
いるかを確認して行い、その確認作業としては接続部内
にエアーや不活性ガス等を封入し、その封入圧を接点付
き圧力計等で検知し、封入圧が所定の時間内に下がらな
いことを確認して完了する。又、上記接続状態を確認
し、場合によってはコンテナC内の酸素濃度確認動作を
完了した後、粉体の充填を行い、充填が終了した後は上
記開閉手段17の作動でバルブ3が閉じられ、次にコンテ
ナCの離脱動作、即ち自動クランプ手段16の解放、テー
ブル10の下降が行われる。そして、上記した一連の動作
は、全て自動的に行われる。
【0034】又、粉体を収容したコンテナCを成型装置
Bの投入口に接続する場合は、コンテナCを基台21のテ
ーブル22上に載せ、位置決め手段6’の作用で芯出し位
置決めを行い、且つ自動クランプ手段24でクランプし、
しかる後昇降機構29,29’の動作でテーブル22が下降さ
れて投入口に接続されたシュートに接合接続される。接
続後、エアーや不活性ガスを用いて接続状態を確認後、
コンテナCの流出口2のバルブ3’は開閉手段25によっ
て開かれ粉体は投入口へ投入される。尚、これらの一連
の動作は、全て自動的に行われる。
【0035】
【発明の効果】本発明の粉体コンテナの自動脱着装置は
請求項1、請求項2、及び請求項3に記載の構成によ
り、粉体製造装置及び粉体を使用した成型装置に対して
心出し位置決めして接続し、且つコンテナ側のバルブの
開閉をすべて自動的に行うことが出来る。因って、従来
の作業者による手締めの作業を機械によって安全にして
確実に行うことが出来ると共に、作業の能率向上に貢献
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動脱着装置の実施の一例を示
す概略図である。
【図2】 コンテナを示す一部切欠正面図である。
【図3】 同平面図である。
【図4】 図3の(4)−(4)線に沿える断面図である。
【図5】 粉体製造装置の下方に設置される基台にコン
テナを載せた状態の一部切欠正面図である。
【図6】 同一部切欠平面図である。
【図7】 図5の(7)−(7)線に沿える断面図である。
【図8】 基台の上方に配置される脱着装置を示す一部
切欠正面図である。
【図9】 図8の(9)−(9)線に沿える底面図である。
【図10】 (a)はコンテナの流入口に装備されたバルブ
を開閉するハンドルと開閉手段との関係を示す斜視図で
ある。(b)は(a)のA矢視図である。
【図11】 (a)はテーブルを上昇して粉体製造装置の
排出口にコンテナの流入口を接合接続し、バルブを開動
する状態を示す一部説欠正面図、(b)は(a)図中の円
で囲んだ部分を示す拡大断面図である。
【図12】 成型装置の投入口に配置した基台にコンテナ
を載せた状態を示す一部説欠正面図である。
【図13】 同側面図である。
【図14】 同一部切欠平面図である。
【図15】 図13の(15)−(15)線に沿える横断面図であ
る。
【図16】 (a)はテーブルを降下して投入口のシュー
トにコンテナの流出口を接合接続した状態を示す一部説
欠正面図、(b)は(a)図中の円で囲んだ部分の拡大図
である。
【図17】 コンテナの流出口に装備されたバルブを開閉
手段で開動する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A…粉体製造装置 B…成型装置 C…コンテナ D,D’…脱着装置 1…流入口 2…流出口 3、3’…バルブ 4,4’…ハンドル 5、5’…支持脚 6,6’…位置決め手段 8、21…基台 10、22…テーブル 11、11’,23…昇降機構 12、28…直線案内
手段 16、24…自動クランプ手段 17、25…開閉手段 19、35…回動機構 20、36…水平案内機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容体の軸心線上の上部に流入口を、下部
    に流出口を有し、且つその流入口と流出口に夫々開閉可
    能なバルブを備えたコンテナに粉体を充填するための粉
    体製造装置に対するコンテナの自動脱着装置であって、
    粉体製造装置における排出口の軸心線上下方位置に、基
    台を配置固定し、その基台に、コンテナを載承保持する
    テーブルを上下可能に支持すると共に昇降機構によって
    昇降自在とし、且つそのテーブルとコンテナに垂下取付
    けた支持脚底面との間に位置決め手段を設け、更に基台
    の上方に位置する粉体製造装置の排出口周囲に、上昇さ
    れたコンテナの流入口を排出口に接合連結する自動クラ
    ンプ手段を配置し、更に又粉体製造装置の側方にはコン
    テナの流入口に備えられたバルブを開閉操作する開閉手
    段を水平移動可能に配置したことを特徴とする粉体コン
    テナの自動脱着装置。
  2. 【請求項2】 容体の軸心線上の上部に流入口を、下部
    に流出口を有し、且つその流入口と流出口に夫々開閉可
    能なバルブを備えたコンテナに充填した粉体を成型装置
    に投入するための成型装置に対するコンテナの自動脱着
    装置であって、成型装置における投入口の周囲に、基台
    を配置固定し、その基台に、コンテナを載承保持するテ
    ーブルを上下可能に支持すると共に昇降機構によって昇
    降自在とし、且つそのテーブルとコンテナに垂下取付け
    た支持脚底面との間に位置決め手段を設け、更に前記テ
    ーブルには該テーブルに載置されるコンテナを挾着固定
    する自動クランプ手段を設け、更にまた前記基台の側方
    には前記テーブルの下降によって成型装置の投入口に連
    結されたシュートに接続されるコンテナの流出口に備え
    られたバルブを開閉操作する開閉手段を水平移動可能に
    配置したことを特徴とする粉体コンテナの自動脱着装
    置。
  3. 【請求項3】 上記開閉手段が、コンテナに装備された
    バルブを開閉操作するハンドルに対して係合し、該ハン
    ドルを正・逆方向に回動する回動機構と、その回動機構
    をハンドルに対して係脱させる水平案内機構とで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    粉体コンテナの自動脱着装置。
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