JP2913476B1 - 遠心多段ポンプ及び、同ポンプの最終段用案内羽根 - Google Patents
遠心多段ポンプ及び、同ポンプの最終段用案内羽根Info
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Abstract
シール12の摺動面12aの潤滑を促進する。 【解決手段】 最終段の羽根車3から放出された液を案
内するための案内羽根8、案内羽根8の外側方を取り囲
む吐出液室11、吐出液室11の中心部に設けた軸封装
置12、羽根車3から放出された液をその遠心方向へ案
内するための案内路8a、吐出液室11の室壁11aと
係合して位置保持を行うものとした脚部8d、及び吐出
液室11内の液の周方向の回転を規制して同室中心部を
通過する液流れを生じさせるための抵抗羽根を備え、案
内路8aで案内された液の大部分は、吐出液室11の中
心部に向かうことなく、吐出液室11の外周部に設けら
れた吐出口5aから吐出される。
Description
び、同ポンプの最終段用案内羽根に関する。
造を図4に示すようになされたものが存在している。
はモータ1で回転される駆動軸である。駆動軸2には複
数の羽根車3が直列に固定してある。4は吸込口4aを
有する吸込ケーシングであり、5は外周部に吐出口5a
を有する吐出ケーシングでモータ1に固定されている。
間には外筒6が配置されると共に、この外筒6内に円筒
形スペーサ7及び案内羽根8が段重ね状に配置されてお
り、これら全体は通しボルト9により一体状となされて
いる。これにより円筒形スペーサ7及び案内羽根8の内
部には吸込口4aから吸引した液を各羽根車3へ順次に
案内するための通路10が形成される。
った態様の吐出液室であり、この室11の中心部には駆
動軸2の貫通部をシールするものとした軸封装置(メカ
ニカルシール)12が設けてある。この軸封装置12は
吐出ケーシング5の中心部に装着されたシールカバー1
3を介して支持されている。14は最左位置の案内羽根
8のモータ1側に接して設けた環状板である。
に、一面の外周縁部に前記羽根車3から出た液を遠心方
向へ案内するための外向き案内路8aを形成され、他面
に外向き案内路8aから出た液を中心部へ案内するため
の内向き案内路8bを形成されたものとなされている。
根車3から出た液は最終段の案内羽根8の外向き案内路
8aを経た後、内向き案内路8bを経て案内羽根中心部
へ向って流れ、続いて環状板14の中心孔14aを経
て、吐出液室11内に達した後に、この室11内を遠心
方向へ向かって流れ、つまり前記中心孔14a個所で1
80度の方向転換をして、吐出口5aから送出される。
に於いて、最終段の案内羽根8の内向き通路8bから吐
出口5aまでの液流れを抵抗の少ないものとするには、
吐出液室11の軸方向長さを十分に長くして流れの方向
転換を小さな曲率で緩やかに行わせることが必要となる
のであり、これがポンプを長大化させる要因をなしてい
る。本発明は、主に、上記実情を解消させることを目的
としている。
め、本発明の遠心多段ポンプは、次のように構成する。
即ち、最終段の羽根車から放出された液を案内するため
の案内羽根と、この案内羽根の外方を取り囲む吐出液室
とを備え、この吐出液室の中心部に軸封装置を設けたも
のとなす。
された液をその遠心方向へ案内するための外向き案内路
と、吐出液室の室壁面と係合して位置保持を行うものと
した脚部と、吐出液室内の液の周方向の回転を規制して
同室中心部を通過する液流れを生じさせるための抵抗羽
根とを備えたものとなす。また吐出液室の外周部に設け
られた吐出口は最終段の羽根車近傍に設ける。このさ
い、案内路から出た液の大部分は吐出液室の中心部に向
かうことなく吐出口から吐出される。
大きく方向転換されることなく吐出液室を経て吐出口か
ら送り出されるようになる。従って、吐出液室内の液流
れの方向転換による抵抗は考慮する必要がなくなり、吐
出液室の軸方向長さを短くすることができる。
止して無駄な動力の消費を阻止すると共に軸封装置に清
浄な液を絶えず供給してその摺動面の潤滑を促進するも
のとなる。
す。即ち、脚部を板状となして案内羽根周縁部の複数個
所の周方向に設けると共に、抵抗羽根を特定の脚部と同
体に形成する。
的に支持すると共に、外向き案内路から出た液の流れを
阻害することのないものとなり、また抵抗羽根が脚部に
より強固に支持されるものとなる。
心多段ポンプを示す側面視断面図、図2は前記ポンプの
正面図、図3は前記ポンプに使用される最終段の案内羽
根を示す図である。これらの図中、従来のものと実質的
同一部位には同一符号が付してある。
に、駆動軸2に3つの羽根車3が固定してあり、各羽根
車3に対応させて、円筒形スペーサ7及び案内羽根8が
3段重ね状に嵌合され、通しボルト9により固定されて
いる。
どして形成したものである。従来の吐出ケーシング5
(図4参照)に相当するものは、シールカバー13の外
周部と外筒6の後部とで形成してある。このさい、シー
ルカバー13は金属板を屈曲するなどして形成したもの
である。
面11aと最終段の案内羽根8との間にメカニカルシー
ル22が収まる程度の軸方向長さとなしてある。このさ
い、吐出口5aは最終段の羽根車8の外周近傍に位置さ
せる。
なものとなしてある。即ち、図3に示すように、羽根車
3と対向する前面には羽根車3を包囲するための円形凹
み8cが形成してあり、これの外方となる外周縁部に多
数の円弧状の突状羽根aを設けることにより複数の外向
き案内路8aが形成されている。
対向する背面には3個の脚部8d及び、吐出液室11内
の液流れと関連した所要の向きへ傾斜された抵抗羽根8
eが後方への張出状に設けてある。
根8周縁部の複数個所の周方向に沿わせるように設け、
また抵抗羽根11eは特定の一つの脚部8dと同体に形
成する。
通させるため吸込ケーシング4に固着した保持金具、1
7は軸スリーブ、18は羽根車3を締結するためのナッ
ト、19は吸込フランジ、20は吐出フランジ、21は
ドレン口、22は取付板である。
通しボルト9が締結されると、吸込ケーシング4が円筒
形スペーサ7及び案内羽根8をシールリング13の前面
へ向け押圧するものとなる。
dの先端面はシールリング13に強く圧接され、この圧
接に伴う反力により案内羽根8、円筒形スペーサ7及び
吸込ケーシング4は相互に強く圧接されてモータ1のフ
レームに一体状に固定される。このさい、脚部8dが板
状で案内羽根8の周方向に沿わせてあることは案内羽根
8、円筒形スペーサ7及び吸込ケーシング4の固定を安
定的且つ強固となす。
から液が吸引され、この液は円筒形スペーサ7及び案内
羽根8により形成された通路10及び、第1段及び第2
段の羽根車3を経て、最終段の羽根車3に達する。
羽根8の外向き案内路内8aを遠心方向へ流れて吐出液
室11内に達する。ここに達した液の大部分は脚部8d
よりも遠心方向側となる吐出液室11内をその周方向へ
流れて吐出口5aから送り出される。このさい、脚部8
dは案内羽根8の周方向に沿うため大勢的な液流れに対
し障害となるものでなく、むしろ液の流れを整えるよう
に作用する。
も中心部側の液は液の粘性などのため最終段の案内羽根
8の外向き案内路8aから出た液の流れなどにより羽根
車3の回転方向へ回転されるようになる。このような液
の回転流れが生じると、この液の流れは抵抗羽根8eに
衝突して抑制される。これにより、脚部8dの内方側で
の液回転による動力損失は防止される。
根8eの傾斜により吐出液室11の中心部に向かい、メ
カニカルシール12の周囲を経て吐出液室11内を遠心
方向へ流れ去るようになり、この流れがモータの回転
中、新しい液を常にメカニカルシール12に供給するも
のとなる液流れを生じさせ、その摺動面12aの潤滑を
円滑となす。このさい、脚部8dが板状で案内羽根8の
円周方向へ向いていること(図3参照)は、脚部8dを
半径方向へ向けた場合に較べて、このような液流れの生
成にも効果的に寄与するものである。
2方向長さはメカニカルシール12を配置するのに足り
るものであれが済むものとなり、従って図4に於いてメ
カニカルシール12の前端から環状板14の後面までの
間に存在していた空間の長さιだけ従来のものより短い
ものとなる。
ば、最終段の羽根車から吐出口までの液流れが方向転換
角度の小さいものとなって吐出液室の駆動軸方向長さを
短くでき、ポンプのコンパクト化が図れるものとなる。
われると共に抵抗羽根により液回転による無駄な動力消
費を防止することができるほか、メカニカルシールに常
に新しい液を供給してその摺動面の潤滑を円滑となし得
るものである。
介して案内羽根を安定的に支持できると共に、最終段の
案内羽根の外向き案内路から出た液の流れを整えるもの
となり、また抵抗羽根が脚部で強固に支持されるものと
なる。
側面視断面図である。
し、Aは前側から見た図で、Bは後側から見た図であ
る。
る。
の案内羽根を示し、Aは前側から見た図で、Bは後側か
ら見た図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 最終段の羽根車から放出された液を案内
するための案内羽根と、この案内羽根の外側方を取り囲
む吐出液室とを備え、この吐出液室の中心部に軸封装置
を設けたものであって、前記案内羽根が羽根車から放出
された液をその遠心方向へ案内するための案内路と、吐
出液室の室壁面と係合して位置保持を行うものとした脚
部と、吐出液室内の液の周方向の回転を規制して同室中
心部を通過する液流れを生じさせるための抵抗羽根とを
備えてなり、また吐出液室の外周部に設けられた吐出口
は最終段の羽根車近傍に設けてあり、案内路から出た液
の大部分は吐出液室の中心部に向かうことなく吐出口か
ら吐出されることを特徴とする遠心多段ポンプ。 - 【請求項2】 最終段の羽根車から放出された液をその
遠心方向へ案内するための案内路を形成すると共に、周
囲を包囲した吐出液室の室壁面と係合して位置保持を行
うものとした脚部と、吐出液室内の液が周方向へ回転す
るのを規制して同室の中心部を通過する液流れを生じさ
せるための抵抗羽根とを設けたことを特徴とする遠心多
段ポンプの最終段用案内羽根。 - 【請求項3】 脚部が板状で案内羽根周縁部の複数個所
の周方向に形成してあり、また抵抗羽根が特定の脚部と
同体に形成してあることを特徴とする請求項2記載の遠
心多段ポンプの最終段用案内羽根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14218198A JP2913476B1 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 遠心多段ポンプ及び、同ポンプの最終段用案内羽根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14218198A JP2913476B1 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 遠心多段ポンプ及び、同ポンプの最終段用案内羽根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2913476B1 true JP2913476B1 (ja) | 1999-06-28 |
JPH11324988A JPH11324988A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15309269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14218198A Expired - Fee Related JP2913476B1 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 遠心多段ポンプ及び、同ポンプの最終段用案内羽根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913476B1 (ja) |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP14218198A patent/JP2913476B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11324988A (ja) | 1999-11-26 |
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