JP2912413B2 - 粒度分布作成方法 - Google Patents

粒度分布作成方法

Info

Publication number
JP2912413B2
JP2912413B2 JP2081749A JP8174990A JP2912413B2 JP 2912413 B2 JP2912413 B2 JP 2912413B2 JP 2081749 A JP2081749 A JP 2081749A JP 8174990 A JP8174990 A JP 8174990A JP 2912413 B2 JP2912413 B2 JP 2912413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle size
size distribution
particles
target particles
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2081749A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03279842A (ja
Inventor
達也 古佐小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHISUMETSUKUSU KK
Original Assignee
SHISUMETSUKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHISUMETSUKUSU KK filed Critical SHISUMETSUKUSU KK
Priority to JP2081749A priority Critical patent/JP2912413B2/ja
Publication of JPH03279842A publication Critical patent/JPH03279842A/ja
Priority to US08/283,634 priority patent/US5527714A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2912413B2 publication Critical patent/JP2912413B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54313Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals the carrier being characterised by its particulate form
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/805Optical property

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、抗原抗体反応を利用した免疫測定法等に
おいて好適に用いられる粒度分布作成方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来から癌等の病気の診断や経過観察のために抗原と
抗体とが結合する抗原抗体反応を利用して腫瘍の指標と
なるマーカを測定するRIA法(ラジオイムノアッセイ
法)やEIA法(エンザイムイムノアッセイ法)の免疫測
定法が行われている。これらの免疫測定法は、測定時間
が長時間必要である。また、測定を行った後の検体の廃
棄処理方法が難しい等の問題があった。
そこで、同様に抗原抗体反応を利用して血清等の検体
に含まれる微量蛋白質等の抗原(または抗体)の濃度を
高感度かつ迅速に測定するCIA法(Counting Immunoass
ay法)が提案されている。
この抗体抗原反応を利用したCIA法の一例を説明す
る。
測定すべき抗原を含む検体とこの抗原と特異的に反応
する抗体を感作した不溶性担体(例えば、ミクロン単位
のラテックス粒子)とを混合することにより、抗原抗体
反応で不溶性担体同士が凝集した凝集粒子を生成する。
この不溶性担体の粒子数および凝集度を粒子計数手段に
より測定して抗原の濃度を調べるものである。
凝集度を解析して抗原濃度を表示する濃度解析手段の
ブロック図を第6図に示す。
混合液中の未凝集粒子および凝集粒子は、検出器11で
その個々の粒子の大きさに対応した電気信号に変換され
る。そして、その電気信号は増幅器12で増幅され、A/D
変換器13でA/D変換された後、粒度分布変換装置14で凝
集粒子の粒度分布を得、粒子の凝集度が求められる。こ
の凝集粒子が、濃度変換装置15で抗原の濃度に変換され
て出力装置16に表示される。
第7図は、抗体抗原反応により抗原を含む検体と不溶
性担体との混合液中で凝集した不溶性担体の粒度分布の
一例を示す粒度分布図である。
横軸は不溶性担体の粒子径(相対粒子径)、縦軸は不
溶性担体の粒子数(相対粒子個数)を示し、領域F1は未
凝集の不溶性担体の粒子、領域F2は不溶性担体が2個凝
集した凝集粒子、領域F3は不溶性担体が3個凝集した凝
集粒子の分布領域である。
また、不溶性担体の凝集度Aは、特開昭60−111963号
公報,特開平1−259257号公報に提案されているように A=P/(M+P)=P/T と定義する。ただし、Mは未凝集の不溶性担体の数,Pは
凝集粒子の数,Tは総粒子の数である。また、P,Mの各値
は、粒度分布を分画することにより得られる。
しかし、このCIA法は、測定しようとする検体中に乳
び粒子や不要な細胞等の対象外粒子が存在すると、対象
粒子として測定される不溶性担体の粒度分布図に対象外
粒子の分布が表れる。対象外粒子が粒度分布の領域全般
に広く分布していれば、未凝集の不溶性担体の粒子径よ
り小さい領域I1、未凝集の不溶性担体の領域F1と不溶性
担体が2個凝集した粒子径に対応する領域F2との間の領
域I2、不溶性担体が2個凝集した粒子径に対応する領域
F2と不溶性担体が3個凝集した粒子径に対応する領域F3
との間の領域I3、不溶性担体が3個凝集した粒子径に対
応する領域F3より大きい粒子径の領域I4の本来対象粒子
が存在しない領域に粒度が表れる。このように対象外粒
子が存在すると混合液中の対象粒子のみの粒度分布が得
られず、未凝集粒子と凝集粒子との算出に誤差がでる。
その結果、正確な凝集度および抗原濃度が求められな
い。そこで、この対象外粒子の乳び粒子や不要な細胞等
を除去するために検体の前処理が行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この対象外粒子となる乳び粒子や不要
な細胞等を除去するためには、遠心分離,ろ過または化
学的処理等の前処理を行って除去しなければならず、測
定に要する手間と時間が多く必要になるという問題を有
していた。
この発明の目的は、測定誤差の原因となる対象外粒子
が測定しようとする検体中に混在していても前処理を行
うことなく、対象とする粒子の正確な粒度分布を得るこ
とのできる粒度分布測定方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の粒度分布作成方法は、特定の領域にのみ対
象粒子が分布し全領域または一部の領域に対象外粒子が
分布している粒度分布から対象粒子の粒度分布を作成す
る粒度分布作成方法において、 前記特定の領域以外の領域の対象外粒子のデータから
全領域の対象外粒子の粒度分布を推定し、この推定した
対象外粒子の粒度分布を全体の粒度分布から差し引くこ
とにより、対象粒子の粒度分布を作成することを特徴と
するものである。
実際の検体中の抗原な測定においては、第7図に示す
ように対象となる未凝集の不溶性担体および不溶性担体
同士が凝集した粒子の粒度分布(領域F1,F2,F3)と、乳
び粒子や不要な細胞等の対象外粒子の粒度分布とが混在
する全粒子の粒度分布が得られるので、領域I1,I2,I3,I
4に顕薯に表れている対象外粒子の粒度分布からさらに
広い領域に亘って存在する対象外粒子の粒度分布をスプ
ライン関数で補間して推定し、全粒子の粒度分布から対
象外粒子の粒度分布を差し引くことにより、対象粒子の
みの粒度分布を得ることができる。なお、対象外粒子の
粒度分布を補間する関数として、得られる関数曲線が良
好な近似を行うことのできるスプライン関数としたが、
特に限定するものではなく他の関数を用いて対象外粒子
の粒度分布を補間してもよい。
第1図は抗原(または抗体)を含む検体と抗体(また
は抗原)を感作させた不溶性担体とを混合し、対象粒子
と対象外粒子とが混雑する粒度分布から対象粒子のみの
粒度分布を得るために行う粒度分布変換処理を示すフロ
ーチャートである。
手順1:対象粒子と対象外粒子とが混在する粒度分布の
データを蓄積したメモリ(255チャンネル)から各粒子
の大きさに対応する測定値を順次読み取る。
手順2:読み取られた各測定値をスムージング処理して
平滑化を行い統計的変動による誤差を無くしてデータと
する。
手順3:スムージング処理して平滑化したデータから領
域F1に対応する未凝集の不溶性担体の分布のピーク位置
を検出する。この領域F1のピーク位置を元に対象外粒子
の各分布領域I1,I2,I3,I4を決定する。
手順4:領域I1,I2,I3,I4の対象外粒子の粒度分布を
得、標本データとする。
手順5:標本データに基づいて、全領域の対象外粒子の
粒度分布を3次のスプライン関数で補間して推定する。
手順6:対象外粒子の粒度分布を含む粒度分布から手順
5で推定した対象外粒子の粒度分布を差し引き対象粒子
の粒度分布のみを近似した補正データを得る。
手順7:補正データの粒度分布から凝集粒子数Pと総粒
子数Tとを求め、凝集度Aを前述の計算式(A=P/T)
で算出する。
つぎに、標本データの求め方について説明する。
領域I1(チャンネル数の一例として5) 未凝集の不溶性担体の粒子よりも小さい粒子径の粒子
の領域であり、読み取られるデータの数は5チャンネル
程度が良好である。なお、読み取られた総粒子数が所定
値に満たない場合は、領域I1の標本データの値を0と
し、所定値以上の場合はその数値をそのまま標本データ
とした。このことは、読み取られる粒子の数が所定値よ
り少ないときに、その値を領域I1の標本データとすると
関数による近似を行う際にばらつきが大きくなり、良好
な近似ができなくなるからである。また、領域I1の標本
データを0としても凝集度Aの算出への影響はほとんど
ない。
領域I2(チャンネル数の一例として10) 未凝集の不溶性担体の粒子よりも大きい粒子径の粒子
と、不溶性担体が2個凝集した粒子径よりも小さい粒子
との間の領域であり、チャンネル数は10程度が良好であ
る。なお、標本データは各チャンネルの粒子数からそれ
ぞれ所定値を引いた値とした。このことは、正常な粒度
分布でも微量であるが対象粒子成分が含まれる場合があ
り近似する補正データの引き過ぎや補正データの無用な
振動(分布曲線のがたつき)を無くすためである。
領域I13(チャンネル数の一例として20) 不溶性担体が2個凝集した粒子径よりも大きい粒子
と、不溶性担体が3個凝集した粒子径よりも小さい粒子
との間の領域であり、チャンネル数は20程度が良好であ
る。この領域I3においても、微量の対象粒子成分が含ま
れる場合があるので、標本データの粒子数が所定数に満
たない場合は標本データの値を0とする。
流域I4(チャンネル数の一例として20) 不溶性担体が3個凝集した粒子径よりも大きい粒子
と、不溶性担体が4個凝集した粒子径よりも小さい粒子
との間の領域であり、チャンネル数は20程度が良好であ
る。この領域I4においても粒子数が所定数に満たない場
合は、標本データの値を0とする。
以上の対象外粒子の各標本データを用いて3次のスプ
ライン関数で全領域の対象外粒子の粒度分布曲線を推定
する。そして、領域I1の中で最も小さい粒子径に対応す
るチャンネルをK1、領域I2と領域I2の中間のチャンネル
をK2、領域I2の中で最も大きい粒子径に対応するチャン
ネルをK3、領域I3の中で最も大きい粒子径に対応するチ
ャンネルをK4、領域I4の中で最も大きい粒子径に対応す
るチャンネルK6より1チャンネル下のチャンネルをK5と
した。
なお、チャンネルK6は、領域I4の粒子よりも大きな粒
子径の乳び粒子,比較的長い時間経過した後に生成する
不溶性担体が4個以上凝集した対象粒子が全て蓄積され
るチャンネルである。このチャンネルK6の粒子数は前述
の関数により推定するのが困難であるので、チャンネル
K6の粒子数を推定するためには検体と不溶性担体とを混
合し、抗原抗体反応が進み不溶性担体が4個以上凝集し
て粒子径の大きい凝集粒子が生成されるまでの比較的早
い時刻に、乳び粒子や不要な細胞等の粒子数を測定し、
その測定値をチャンネルK6の対象外粒子の数とする。
このように、対象外粒子の領域I1,I2,I3,I4および節
点とするチャンネルK1〜K5を決定し、スプライン関数で
対象外粒子の粒度分布を補間して推定した後、全領域の
粒度分布から対象外粒子の粒度分布を差し引くことによ
り、対象粒子のみを近似した粒度分布の補正データを得
ることができる。
〔実施例〕
実施例1 この実施例は、粒度分布の全領域に亘り対象外粒子の
分布が大きく影響した例である。
従来と同様に、検査対象の抗原を含む検体となる血清
の10μlに抗体を感作して得られた不溶性担体の溶液10
μlと反応緩衝液80μlとを混合して15分間撹拌しなが
ら凝集粒子を生成させる。そして、その凝集粒子の粒子
数を粒子計数手段で粒子径ごとに測定し、その測定値か
ら前述した手順1〜4を行い第2図(a)の分布曲線G1
に示すような粒度分布を得た。この分布曲線G1は、対象
粒子と対象外粒子とが混合する分布を示す曲線であり、
対象粒子のみの分布を正確に表すものではない。そこ
で、対象外粒子が存在する粒子径の領域I1〜I4(第7
図)に対応する粒度分布の値から前述の手順5で対象外
粒子の粒度分布をスプライン関数により推定して一点鎖
線で示す分布曲線G2とした。そして、手順6として対象
粒子と対象外粒子とが混在する粒度分布の標本データの
分布曲線G1から、手順5で推定した対象外粒子の分布曲
線G2を差し引き第2図(b)に示す補正データつまり対
象粒子のみを近似した分布曲線G3を得、この分布曲線G3
の値で、凝集粒子数P,総粒子数Tおよび凝集度Aを算出
した。
その結果、対象粒子と対象外粒子が混在する標本デー
タの分布曲線G1においては、凝集度Aが4.79%,検体
(血清)単位容積当たりのα−フェトプロティン濃度
(以下、AFP濃度と略す)が19.23ng/mlであったもの
が、対象粒子のみを近似した補正データ分布曲線G3で
は、凝集度Aが1.08%,検体(血清)単位容積当たりの
AFP濃度が2.70ng/mlの計算値を得た。
実施例2 この実施例は粒度分布の全領域で対象外粒子の影響が
ほとんどない例である。
前述の実施例1と同様に、検査対象の抗原を含む検体
となる血清10μに抗体を感作して得られた不溶性担体
の溶液10μと反応緩衝液80μとを混合して15分間撹
拌しながら凝集粒子を生成させる。そして、実施例1と
同様にしてその凝集粒子の粒子数を粒子計数手段で粒子
径ごとに測定し、その測定値から第3図(a)に示す対
象粒子と対象外粒子とが混在する凝集粒子の分布曲線G4
を得た。つぎに、対象外粒子が存在する粒子径の領域I1
〜I4に対応する粒度分布の値から対象外粒子の粒度分布
をスプライン関数で推定した(図示せず)。そして、対
象粒子と対象外粒子とが混在する粒度分布の標本データ
の分布曲線G4から、推定した対象外粒子の分布曲線を差
し引き第3図(b)に示す補正データつまり対象粒子の
みを近似した分布曲線G5を得、この分布曲線G5の値で凝
集粒子数P,総粒子数Tおよび凝集度Aを算出した。
その結果、対象粒子と対象外粒子が混在する標本デー
タの分布曲線G4においては、凝集度Aが1.08%,検体
(血清)単位容積当たりのAFP濃度が2.70ng/mlであった
ものが、対象粒子ののみを近似した補正データの分布曲
線G5では、凝集度Aが1.07%,検体(血清)単位容積当
たりのAFP濃度が2.68ng/mlの計算値を得た。
このように、粒度分布の全領域に亘って対象外粒子の
分布が存在し、対象粒子の分布状態に影響が有る場合は
もちろんのこと、粒度分布の全領域で対象外粒子の影響
がほとんどない場合でも、対象粒子と対象外粒子とが混
在する粒度分布から対象外粒子の粒度分布を補間して推
定し、全体の粒度分布からその粒度分布を差し引くこと
により、対象粒子のみの粒度分布を近似し、凝集度およ
び検体中のAFP濃度を正確に測定することができる。
つぎに、複数の異なる検体(検体数n=33)で従来の
ように対象粒子と対象外粒子とが存在する粒度分布から
測定・算出したAFP濃度と、実施例1,2と同様に全体の粒
度分布から対象外粒子の粒度分布を差し引いた対象粒子
のみの粒度分布から測定・算出したAFP濃度とをそれぞ
れ真のAFP濃度と比較した相関関係を第4図(a),
(b)に示す。また、検体のガン胎児性抗原濃度(以
下、CEAの濃度と略す)についても同様に、従来のよう
に対象粒子と対象外粒子とが存在する粒度分布から測定
・算出したCEA濃度と、全体の粒度分布から対象外粒子
の粒度分布を差し引いた対象粒子のみの粒度分布から測
定・算出したCEA濃度とをそれぞれ真のCEA濃度と比較し
た相関関係を第5図(a),(b)に示す。なお、各検
体における真のAFP濃度および真のCEA濃度は、同じ検体
(検体数=33)を前処理として遠心分離し、フィルタで
ろ過して対象外粒子を除去した後、対象粒子の粒度分布
を得、測定・算出した値とした。
第4図(a),(b)の各横軸は、真のAFP濃度であ
り、第4図(a)の縦軸は従来の方法により測定・算出
したAFP濃度、第4図(b)の縦軸は前述の実施例と同
じ方法すなわち全体の粒度分布から対象外粒子の粒度分
布を差し引いた対象粒子のみの粒度分布から測定・算出
したAFP濃度である。
このように、従来の方法つまり対象粒子と対象外粒子
とか混在する粒度分布からAFP濃度を測定・算出した各
検体の相関関係は悪く、特に算出結果22,24は第4図
(a)に示すように乳び粒子の影響で相関直線から大き
く外れるとともに、その相関係数は0.408となる。これ
に対し、全体の粒度分布から対象外粒子な粒度分布を差
し引いた対象粒子のみの粒度分布からAFP濃度を測定・
算出した各検体の相関関係は相関直線付近に集まり、相
関係数0.964と大幅に向上し、真のAFP濃度とほぼ同等の
相関関係である。
第5図(a),(b)の各横軸は、真のCEA濃度であ
り、第5図(a)の縦軸は従来の方法により測定・算出
したCEA濃度、第5図(b)の縦軸は前述の実施例と同
じ方法すなわち全体の粒度分布から対象外粒子の粒度分
布を差し引いた対象粒子のみの粒度分布から測定・算出
したCEA濃度である。
このように、CEA濃度の場合においても、従来の方法
つまり対象粒子と対象外粒子とが存在する粒度分布から
CEA濃度を測定・算出した各検体の相関関係の相関係数
は0.824となるのに対し、全体の粒度分布から対象外粒
子の粒度分布を差し引いた対象粒子の粒度分布からCEA
濃度を測定・算出した各検体の相関関係は相関直線付近
に集まり、相関係数は0.992と向上し、真のCEA濃度とほ
ぼ同等の相関関係である。
〔発明の効果〕
この発明の粒度分布作成方法は、特定の領域以外の領
域の対象外粒子のデータから全領域の対象外粒子の粒度
分布を推定し、この推定した対象外粒子粒度分布を全体
の粒度分布から差し引いて対象粒子のみの粒度分布を測
定することができるので、対象粒子と対象外粒子とが混
在していても特別な前処理を行うことなく対象粒子の正
確な粒度分布を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の粒度分布作成方法の実施例の粒度分
布変換処理のフローチャート、第2図(a)は実施例1
の全領域の凝集粒子と対象外粒子との分布図、第2図
(b)はその対象粒子のみの分布図、第3図(a)は実
施例2の全領域の凝集粒子と対象外粒子との分布図、第
3図(b)はその対象粒子のみの分布図、第4図(a)
は従来の方法により算出したAFP濃度と真のAFP濃度との
相関図、第4図(b)は実施例の方法により算出したAF
P濃度と真のAFP濃度との相関図、第5図(a)は従来の
方法により算出したCEA濃度と真のCEA濃度との相関図、
第5図(b)は実施例の方法により算出したCEA濃度と
真のCEA濃度との相関図、第6図はその濃度解析手段の
ブロック図、第7図はその一例の粒度分布図である。 F1〜F3……(対象粒子の)領域、I1〜I4……(対象外粒
子の標本)領域、G1,G4……(対象粒子と対象外粒子と
が混在する)分布曲線、G2……(推定対象外粒子の)分
布曲線、G3,G5……(対象粒子の)分布曲線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の領域にのみ対象粒子が分布し全領域
    または一部領域に対象外粒子が分布している粒度分布か
    ら対象粒子の粒度分布を作成する粒度分布作成方法に
    て、 前記特定の領域以外の領域の対象外粒子のデータから全
    領域の対象外粒子の粒度分布を推定し、この推定した対
    象外粒子の粒度分布を全体の粒度分布から差し引くこと
    により、対象粒子の粒度分布を作成することを特徴とす
    る粒度分布作成方法。
JP2081749A 1990-03-28 1990-03-28 粒度分布作成方法 Expired - Lifetime JP2912413B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2081749A JP2912413B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 粒度分布作成方法
US08/283,634 US5527714A (en) 1990-03-28 1994-08-01 Process for determining concentration of an analyte in a sample by antigen/antibody mediated particle agglutination in the presence of insoluble contaminats

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2081749A JP2912413B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 粒度分布作成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03279842A JPH03279842A (ja) 1991-12-11
JP2912413B2 true JP2912413B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=13755088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2081749A Expired - Lifetime JP2912413B2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 粒度分布作成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5527714A (ja)
JP (1) JP2912413B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7390677B2 (en) * 2000-06-12 2008-06-24 Sysmex Corporation Immunoassay and immunoassay apparatus
EP1176424B1 (en) * 2000-07-27 2006-01-18 Sysmex Corporation Whole blood immunoassay
US20030013083A1 (en) * 2001-07-16 2003-01-16 Tsai Tenlin S. Particle analysis as a detection system for particle-enhanced assays
EP2360475B1 (en) * 2003-03-27 2019-10-02 Children's Hospital Medical Center A method and kit for detecting the early onset of renal tubular cell injury
JP4435581B2 (ja) * 2004-01-07 2010-03-17 シスメックス株式会社 免疫測定装置および方法
US20050272101A1 (en) * 2004-06-07 2005-12-08 Prasad Devarajan Method for the early detection of renal injury
CN101163971B (zh) * 2004-12-20 2013-03-20 免疫体公司 测定作为肾病诊断标记物的嗜中性粒细胞明胶酶相关性脂笼蛋白
US20070037232A1 (en) * 2005-03-31 2007-02-15 Barasch Jonathan M Detection of NGAL in chronic renal disease
US20080090304A1 (en) * 2006-10-13 2008-04-17 Barasch Jonathan Matthew Diagnosis and monitoring of chronic renal disease using ngal
PL2035835T3 (pl) 2006-05-30 2012-05-31 Antibodyshop As Sposoby szybkiej oceny ciężkości urazu
JP2010500535A (ja) * 2006-08-07 2010-01-07 アンチボディショップ・アクティーゼルスカブ 重大な腎損傷を除外するための診断検査
CN101680903A (zh) * 2007-03-21 2010-03-24 比奥波托诊断股份公司 肾损伤的诊断试验
ES2475990T5 (es) * 2007-11-15 2017-07-06 Bioporto Diagnostics A/S Uso diagnóstico de formas moleculares individuales de un biomarcador
WO2014041620A1 (ja) * 2012-09-12 2014-03-20 株式会社島津製作所 粒度分布データ処理装置及びこれを備えた粒度分布測定装置、並びに、粒度分布データ処理方法及び粒度分布データ処理プログラム
JP6054758B2 (ja) 2013-01-31 2016-12-27 シスメックス株式会社 免疫測定方法および免疫測定装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4521521A (en) * 1983-03-11 1985-06-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Particle reagent size distribution measurements for immunoassay
US4851329A (en) * 1986-06-06 1989-07-25 Massachusetts Institute Of Technology Immunoassay employing optical pulse particle size analysis
FR2617971B1 (fr) * 1987-07-10 1989-11-10 Onera (Off Nat Aerospatiale) Procede et dispositifs de granulometrie optique pour de larges gammes de mesure

Also Published As

Publication number Publication date
US5527714A (en) 1996-06-18
JPH03279842A (ja) 1991-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2912413B2 (ja) 粒度分布作成方法
Teppo Immunoturbidimetry of albumin and immunoglobulin G in urine.
Eda et al. Development of a new microparticle‐enhanced turbidimetric assay for C‐reactive protein with superior features in analytical sensitivity and dynamic range
Keren Procedures for the evaluation of monoclonal immunoglobulins
Johansson et al. Comparison of IgE values as determined by different solid phase radioimmunoassay methods
US3861877A (en) Optical analysis of fluids
CA1146852A (en) Reagent for latex agglutination
US4012494A (en) Direct radioimmunoassay for antigens and their antibodies
Buffone et al. Use of a laser-equipped centrifugal analyzer for kinetic measurement of serum IgG
JPH06174724A (ja) 免疫学的測定装置
JPS6327658B2 (ja)
Blanchard et al. Two immunofluorescent methods compared with a radial immunodiffusion method for measurement of serum immunoglobulins.
Killingsworth et al. Optimizing nephelometric measurement of specific serum proteins: Evaluation of three diluents
Finley et al. Immunochemical determination of human immunoglobulins with a centrifugal analyzer.
Chiang A linear method for determining specific activity of tracers in radioimmunoassays.
US5019999A (en) Immunoanalysis method for discriminating between antigen excess and antibody excess conditions
JPS6139621B2 (ja)
JPH01301165A (ja) 免疫測定法
JPS61280568A (ja) 体液成分の測定方法
Warren Immunoglobulin quantification and viscosity measurement
US4618485A (en) Kinetic radioimmunoassay test method and device
Dito Rapid immunonephelometric quantitation of eleven serum proteins by centrifugal fast analyzer
CA1059901A (en) Direct radioimmunoassay for antigens and their antibodies
JPH0650313B2 (ja) 抗原の測定方法
Van Blerk et al. Four radioisotopic immunoassays of free thyroxine compared

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term