JP2912197B2 - 瓶洗浄装置の流体圧シリンダ - Google Patents

瓶洗浄装置の流体圧シリンダ

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JP2912197B2
JP2912197B2 JP16487195A JP16487195A JP2912197B2 JP 2912197 B2 JP2912197 B2 JP 2912197B2 JP 16487195 A JP16487195 A JP 16487195A JP 16487195 A JP16487195 A JP 16487195A JP 2912197 B2 JP2912197 B2 JP 2912197B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓶洗浄装置の流体圧シ
リンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の清涼飲料水用の瓶などの滅菌装置
としては、特公平3−123685号公報に示されるよ
うなものがある。これは、水平面上に略「Ω」字状に形
成した搬送経路に沿って、瓶を搬送していく間に、これ
を正立状態で把持装置(グリッパ装置ともいう)によっ
て把持してから倒立状態に位置させ、洗浄ノズルによっ
て瓶を洗浄し、瓶から洗浄液を排出した後、再び瓶を正
立状態に戻してから、外部に搬出するようにしたもので
ある。通常、洗浄ノズルは、瓶の内部を洗浄する、いわ
ゆる内洗ノズルと、瓶の外側を洗浄する、いわゆる外洗
ノズルと、を組として成っており、搬送経路に沿って、
複数組設けられているのが、一般的である。洗浄終了後
の瓶の清浄度が、食品衛生法の規定値以内に維持される
ためには、洗浄ノズル自体を定期的に洗浄する必要があ
る。従来は、この洗浄ノズル自体の洗浄は、人手によ
り、行っていたのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な瓶洗浄装置では、洗浄ノズル自体の洗浄に時間がかか
り、瓶洗浄装置の稼動率を向上させるのが困難であると
いう難点があり、最近では、洗浄回路を瓶を洗浄する場
合と、洗浄ノズル自体を洗浄する場合とに切り換えるよ
うに構成した洗浄切換機構を備えた瓶洗浄装置が登場し
てきている。これにより、洗浄ノズル自体の洗浄を能率
よく行うことができ、瓶洗浄装置の稼動率を向上させる
ことが可能になる。しかしながら、このような洗浄ノズ
ル自体を洗浄可能とした瓶洗浄装置においては、当然の
ことながら、瓶洗浄のための瓶洗浄回路と、洗浄ノズル
自体を洗浄するためのノズル洗浄回路とを必要とするの
で、回路配管の数が多くなり、しかも洗浄ノズル自体を
洗浄するためのノズル洗浄機構は、作業位置(洗浄ノズ
ル自体の洗浄が可能で、かつ瓶洗浄が不可能な位置)と
退避位置(洗浄ノズル自体の洗浄が不可能で、かつ瓶洗
浄が可能な位置)との間を移動するための移動スペース
を必要とするので、装置が大形のものになりやすく、小
形化したいという要請がある。また、洗浄すべき瓶とし
ては、1.5リットル瓶、2リットル瓶などの種類があ
り、これらは、瓶の高さ寸法などが異なるので、洗浄す
る瓶の容量に応じて、上述のグリッパ装置を上下方向に
位置調整するための、上下機構が設けられているが、グ
リッパ装置の上下動とは独立に洗浄切換機構を切り換え
動作させるための駆動装置を設ける必要もあるので、装
置の小形化が困難であり、また、既設の装置にノズル洗
浄回路や洗浄切換機構を設けるのが困難であるという問
題点がある。本発明は、上記のような課題を解決するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、瓶洗浄装置の
主軸と連結可能な中空の固定側ピストンと、これにはめ
あわせた可動側の外筒組立とによって流体圧シリンダを
構成するとともに、外筒組立に配管マニホルドを設ける
ことにより上記課題を解決する。すなわち、本発明の請
求項1記載の瓶洗浄装置の流体圧シリンダは、複数の洗
浄ノズル(48、49)と、洗浄すべき瓶(80)を把
持可能なグリッパ装置(46)と、円盤状に形成されて
おり、外周側においてグリッパ装置(46)を支持する
グリッパテーブル(30)と、グリッパテーブル(3
0)の中心部に一体的に設けられており、これを、洗浄
すべき瓶(80)の高さ寸法に応じて、上下に移動させ
ことが可能な主軸(36)と、洗浄ノズル(48、4
9)に洗浄液を供給することが可能な洗浄回路と、 グリ
ッパテーブル(30)上にグリッパ装置(46)よりも
内周側に回動可能に設けられると共に回動動作の一端側
において洗浄ノズル(48、49)の外周側を開放し、
これによる瓶(80)の洗浄を邪魔しない退避位置に位
置することが可能である一方、回動動作の他端側におい
て洗浄ノズル(48、49)を覆う密閉位置に位置する
ことが可能なノズル用キャップ(64、65)を有し、
ノズル用キャップ(64、65)が退避位置にあって
浄ノズル(48、49)によって瓶(80)を洗浄する
状態及びノズル用キャップ(64、65)が密閉位置に
あって洗浄ノズル(48、49)自体を洗浄する状態の
いずれか一方の状態になるように洗浄回路を切り換える
洗浄切換機構(58)と、を有する瓶洗浄装置に設けら
れ、洗浄切換機構(58)を駆動するための瓶洗浄装置
の流体圧シリンダを対象としており、上記主軸(36)
と一体に連結された固定側内筒(12、14)と、固定
側内筒(12、14)の軸方向中間部の外周側に固定さ
れた固定側ピストン(16)と、固定側内筒(12、1
4)の外周側に摺動可能にはめ合わされるとともに、固
定側ピストン(16)の外周側に摺動可能にはめ合わさ
れた外筒組立(60)と、を有しており、固定側内筒
(12)の外周面、外筒組立(60)の内周面、及び固
定側ピストン(16)の一方の側面によって一方の流体
圧室(A)が形成されるとともに、固定側内筒(14)
の外周面、外筒組立(60)の内周面、及び固定側ピス
トン(16)の他方の側面によって他方の流体圧室
(B)が形成されており、外筒組立(60)には、一方
の流体圧室(A)に連通する一方の流路(18a)が形
成されているとともに、他方の流体圧室(B)に連通す
る他方の流路(20a)が形成されており、上記洗浄切
換機構(58)は、外筒組立(60)に取り付けられ
リング部材(59)と、このリング部材(59)に一端
側が連結されたレバー機構(82)と、上記グリッパテ
ーブル(30)上に形成したレバー回動支点(84)
と、を有しており、レバー機構の他端側には上記ノズル
用キャップ(64、65)が取り付けられており、上記
軸(36)、外筒組立(60)及びリング部材(59)
一体に上下移動することにより、ノズル用キャップ
(64、65)を上記瓶洗浄及びノズル洗浄の2つの状
態のいずれか一方の状態に切り換えるように構成されて
おり、固定側内筒(14)には、これの上記主軸(3
6)連結側とは反対側の端部に、上記洗浄回路を介して
洗浄ノズル(48、49)に洗浄液を供給可能な配管マ
ニホルド(50)が設けられていること、を特徴として
いる。また、請求項2記載のものは、上記固定側内筒
(12、14)は、上記主軸(36)側に配置された下
内筒(12)と、上記固定側ピストン(16)を挟んで
下内筒(12)に接続された上内筒(14)と、から構
成されており、上記固定側ピストン(16)を介して下
内筒(12)に対する上内筒(14)の軸方向の位置を
規制する位置決め部材(28)が設けられていること、
を特徴としている。さらに、請求項3記載のものは、上
記外筒組立(60)は、内周部が上記固定側ピストン
(16)と摺動可能にはめ合わされた可動側外筒(2
2)と、可動側外筒(22)の一端側に固定されてお
り、内周部が上記固定側内筒(12)と摺動可能にはめ
合わされた下カバー(18)と、可動側外筒(22)の
他端側に固定されており、内周部が上記固定側内筒(1
4)と摺動可能にはめ合わされた上カバー(20)と、
から構成されていること、を特徴としている。なお、か
っこ内の符号は実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】通常の瓶洗浄を行う場合には、瓶(80)の高
さ寸法に応じて主軸(36)を上下させることにより、
グリッパ装置(46)の位置設定を行う。これにより、
グリッパ装置(46)、流体圧シリンダ(10)、配管
マニホルド(50)などの上下位置が、洗浄する瓶(8
0)の高さ寸法に対応したものとされる。次いで洗浄切
換機構(58)を所定の瓶洗浄位置に位置させる。すな
わち、流体圧シリンダ(10)の外筒組立(60)の一
方の流路(18a)を通って一方の流体圧室(A)に流
体を供給して、外筒組立(60)を所定の瓶洗浄位置に
位置させることにより、洗浄ノズル(48及び49)を
開回路とする。次いで、主軸(36)を介してグリッパ
装置(46)を回転させるとともに、洗浄液を配管マニ
ホルド(50)を介して洗浄ノズル(48及び49)に
供給する。これにより洗浄液が、瓶(80)に噴射され
て洗浄が行われる。次に、洗浄ノズル(48及び49)
自体を洗浄する場合には、洗浄切換機構(58)を所定
のノズル洗浄位置に位置させる。すなわち、流体圧シリ
ンダ(10)の外筒組立(60)の他方の流路(20
a)を通って他方の流体圧室(B)に流体を供給して、
外筒組立(60)を所定のノズル洗浄位置に位置させる
ことにより、洗浄切換機構(58)が洗浄ノズル(48
及び49)を覆い、回路を閉回路とする。これにより、
洗浄液が、配管マニホルド(50)から洗浄ノズル(4
8及び49)に供給され、これの内周部、口元側外周部
などを洗浄した後、再び配管マニホルド(50)に戻さ
れることになる。固定側ピストン(16)のピストンロ
ッドに相当する内筒(12及び14)を中空状のものと
したので、瓶洗浄装置の主軸(36)の一端側を内筒
(12及び14)内に、はまり込むように配置すること
が可能になり、装置の軸方向の長さ寸法を短くすること
ができるので、装置をあまり大形化しないようにするこ
とができる。また、内筒(12及び14)内に配管類を
設けることができる。請求項2記載のように、内筒(1
2及び14)を下内筒(12)と上内筒(14)の2つ
に分割して構成した場合には、これらに固定側ピストン
(16)を組み付けることが容易になる。請求項3記載
のように、外筒組立(60)を分割構造に構成した場合
には、これを固定側ピストン(16)に組み付けること
が容易になる。
【0006】
【実施例】図1及び2に本発明の実施例を示す。瓶洗浄
装置は、図1中下部から上部に向かって上下移動装置の
主軸36、これに筒部材34を介してそれぞれ取り付け
られたグリッパテーブル30及びカム機構40、グリッ
パテーブル30にそれぞれ設けられたグリッパ装置46
(図2参照)、内洗ノズル(洗浄ノズル)48及び外洗
ノズル(洗浄ノズル)49(図2参照)、洗浄切換機構
58、これの上部に取り付けられた中空状の流体圧シリ
ンダ10、これの上部に固定された配管マニホルド5
0、及びこれと内洗ノズル48及び外洗ノズル49をそ
れぞれ接続する供給側配管54、及び洗浄切換機構58
の後述する内洗ノズル用キャップ64(図2参照)及び
外洗ノズル用キャップ65(図2参照)と一端側がそれ
ぞれ接続された戻り側配管56を有している。なお、図
2は、左半部が内洗ノズル48を示し、右半部が外洗ノ
ズル49を示すような断面とされている。内洗ノズル用
キャップ64及び外洗ノズル用キャップ65は、これら
を特に区別しない場合には、単にノズル用キャップと呼
ぶことにする。洗浄切換機構58は、下内筒12と一体
化されたリング部材59、これの外周側に設けられた互
いに回動可能に連結された2つのレバーからなるレバー
機構82、この回動中心をグリッパテーブル30上に固
定するレバー回動支点84、ノズル用キャップ64及び
65を有している。主軸36には、テーパ部36a及び
ねじ部36bが形成されており、このテーパ部36aに
筒部材34のテーパ穴部34aがはめ合わされ、座金4
2及びねじ部36bにねじ込まれたナット38をもっ
て、主軸36とグリッパテーブル30とが一体化されて
いる。主軸36は、図示してない回転機構によって駆動
されることにより、グリッパテーブル30を回転可能で
ある。図2に示すように、グリッパテーブル30に設け
られたグリッパ装置46は、主軸36の回転に応じて瓶
80を把持するとともに、これを正立状態から倒立状態
に姿勢を変えることが可能である。また、主軸36は、
これの図示を省略した下端側が図示してない上下移動機
構と連結されており、これによって駆動されることによ
り、洗浄する瓶80のサイズに応じて、上下方向の作業
位置が変えられるようになっている。図中グリッパテー
ブル30よりも下方に配置されたカム機構40は、詳細
な説明は省略するが、主軸36に対して、軸方向には一
体に移動するが、相対回転可能なものとされており、瓶
洗浄装置の弁62を開閉可能である。これにより、内洗
ノズル48及び外洗ノズル49に洗浄液を供給したり、
供給を停止したりすることが可能である。図1に部分拡
大図として示すように、グリッパテーブル30上に垂直
向きに配置された流体圧シリンダ10は、下内筒(固定
側内筒の一方)12、上内筒(固定側内筒の他方)1
4、筒状の固定側ピストン16、下カバー18、上カバ
ー20、外筒(可動側外筒)22、下フランジ24、上
フランジ26、及び位置決めボルト(位置決め部材)2
8を有している。下フランジ24は、ねじ部材32をも
ってスペーサ44を介してグリッパテーブル30に固着
されており、下フランジ24の図中上端面に下内筒12
の下端部が一体に接続されている。下内筒12は、これ
の内部に、主軸36の上端側、上述のナット38、及び
座金42が、はまり込んだ関係位置とされている。下内
筒12には、下カバー18が、これの小径側内周部をも
って摺動可能にはめ合わされている。下カバー18に
は、洗浄切換機構58のリング部材59が一体に取り付
けられている。洗浄切換機構58は、上述のように、戻
り側管路56の図2中下端側とそれぞれ接続する内洗ノ
ズル用キャップ64及び外洗ノズル用キャップ65を有
しており、両ノズル48及び49自体を洗浄する場合
に、これらに内洗ノズル用キャップ64及び外洗ノズル
用キャップ65をかぶせることにより、ノズル洗浄回路
を閉回路とすることが可能である。下内筒12の上端部
には、固定側ピストン16が配置されている。固定側ピ
ストン16の上端部には、上内筒14が配置されてい
る。すなわち、固定側ピストン16は、下内筒12と上
内筒14とによって挟み込み支持されている。上内筒1
4の上端部には上フランジ26が接続されている。上フ
ランジ26の上端面には、配管マニホルド50が取り付
けられている。固定側ピストン16は、これと上フラン
ジ26とを貫通して配管マニホルド50にねじ込まれた
位置決めボルト28により、配管マニホルド50との軸
方向位置が規制されている。外筒22は、下カバー1
8、及び上カバー20と一体化されており、これらが外
筒組立60を構成している。外筒組立60は、固定側ピ
ストン16に対して軸方向に相対移動可能とされてい
る。下内筒12の外周面、外筒22の内周面、下カバー
18の上面、及び固定側ピストン16の下面によって、
下部流体圧室(一方の流体圧室)Aが形成されており、
下カバー18には、下部流体圧室Aと連通する下部流路
18aが形成されている。同様にして、上内筒14の外
周面、外筒22の内周面、上カバー20の下面、及び固
定側ピストン16の上面によって、上部流体圧室(他方
の流体圧室)Bが形成されており、上カバー20には、
上部流体圧室Bと連通する上部流路20aが形成されて
いる。流体圧シリンダ10は、グリッパテーブル30
と、一体の状態で、図示してない上下移動機構によって
図中上下方向に移動させられるとともに、洗浄切換機構
58をグリッパテーブル30に対して相対的に図中上下
に移動させることが可能である。上部の配管マニホルド
50には、供給側流路51及び戻り側流路52が形成さ
れているとともに、上述のように、内洗ノズル48及び
外洗ノズル49に洗浄液を供給する供給側配管54と、
内洗ノズル48及び外洗ノズル49自体を洗浄する場合
に使用される戻り側配管56とが設けられている。図示
の状態で、図示してない流体圧源から下カバー18の下
部流路18aを通って下部流体圧室Aに作動流体を供給
することにより、外筒組立60及び洗浄切換機構58が
図中下方向に移動し、これに伴って上部流体圧室Bから
上カバー20の上部流路20aを通って作動流体が排出
されるようになっている。すなわち、流体圧シリンダ1
0は、中空の内筒側(下内筒12、上内筒14及び固定
側ピストン16)に対して、外筒側(外筒22、下フラ
ンジ24及び上フランジ26)が移動する構造のものと
されている。このように構成することにより、洗浄する
瓶80の高さ寸法に対応してグリッパテーブル30が上
下させられるのと同時に、供給側配管54及び戻り側配
管56を上下させることが可能である一方、これとは独
立して外筒組立60を洗浄切換機構58とともに図中上
下に移動させることにより、洗浄切換機構58の内洗ノ
ズル用キャップ64及び外洗ノズル用キャップ65が、
図2中仮想線で示すように、内洗ノズル48及び外洗ノ
ズル49を閉鎖しないで瓶80の洗浄を許す状態と、
2中実線で示すように、これらを包み込んで両ノズル4
8及び49自体を洗浄する状態とに切り換えることがで
きるようになっている。なお、図1は、外筒組立60及
び洗浄切換機構58が上方に位置した状態、すなわち、
洗浄切換機構58が両ノズル48及び49自体を洗浄す
位置に位置した状態が示されている。
【0007】次に、この実施例の作用を説明する。ま
ず、通常の瓶洗浄を行う場合には、瓶80の高さ寸法に
応じたグリッパテーブル30の位置設定を行う。すなわ
ち、図示してない上下移動機構を駆動して主軸36の上
下位置を設定する。これにより、カム機構40、グリッ
パテーブル30、流体圧シリンダ10、配管マニホルド
50などの上下位置が、洗浄する瓶80の高さ寸法に対
応したものとされる。次いで洗浄切換機構58を図示位
置よりも下方に位置させる。すなわち、図示してない流
体圧源から流体圧シリンダ10の下カバー18の下部流
路18aを通って下部流体圧室Aに流体を供給して(上
部流体圧室Bから上カバー20の上部流路20aを通っ
て流体を外部に排出して)、外筒組立60を図示位置よ
りも下方の下降位置に位置させることにより、洗浄切換
機構58がノズル開放動作を行う。すなわち、洗浄切換
機構58のリング部材59は外筒組立60と一体の状態
で下降位置に移動し、レバー機構82はレバー回動支点
84を中心として回動させられるので、レバー機構82
の外端部(キャップ取付端部)は図中上方に持ち上げら
れ、内洗ノズル用キャップ64及び外洗ノズル用キャッ
プ65を、内洗ノズル48及び外洗ノズル49から離れ
た、図2中仮想線で示す上方の待機位置(ノズル開放位
置)に位置させる(回路を開回路とする)。次いで、主
軸36を介してグリッパテーブル30を回転させるとと
もに、洗浄液ポンプ66を駆動する。これにより、洗浄
液ポンプ66から、配管68、配管マニホルド50の供
給側流路51、及び供給側配管54を経て内洗ノズル4
8及び外洗ノズル49に供給された洗浄液が、瓶80に
噴射されて洗浄が行われる。使用済みの洗浄液は、グリ
ッパテーブル30よりも下方の図示してない洗浄液受け
に集められ、洗浄液タンク76に戻されることになる。
次に、両ノズル48及び49自体を洗浄する場合には、
洗浄切換機構58を図示の位置に位置させる。すなわ
ち、流体圧シリンダ10の上カバー20の上部流路20
aを通って上部流体圧室Bに流体を供給して(下部流体
圧室Aから下カバー18の下部流路18aを通って流体
を外部に排出して)、外筒組立60を図示の上昇位置に
位置させることにより、図2中実線で示すように、洗浄
切換機構58の内洗ノズル用キャップ64が内洗ノズル
48を覆い、また、外洗ノズル用キャップ65が外洗ノ
ズル49を覆う(回路を閉回路とする)ことになる。こ
れにより、洗浄液ポンプ66から供給された洗浄液が、
内洗ノズル48の口元側外周部及び外洗ノズル49の外
周部を洗浄し、使用済みの洗浄液は、戻り側配管56、
配管マニホルド50の戻り側流路52、配管70及びフ
ィルタ72を経て洗浄液タンク76に戻されることにな
る。流体圧シリンダ10を、このような構成のものとす
ることにより、従来の瓶洗浄装置に洗浄切換機構58を
容易に追加して設けることができる。この場合であって
も、瓶洗浄装置の主軸36を中空の下内筒12内に入り
込ませた状態で組み付けることができるので、中実のピ
ストンロッドを有する流体圧シリンダを用いた場合と比
較して装置の軸方向の長さ寸法があまり長くならず、装
置をあまり大形化しないで済む。
【0008】なお、上記実施例の説明においては、固定
側ピストン16、下内筒12、及び上内筒14をそれぞ
れ別体のものとしたが、これらは、2つの部材から構成
したり、全部一体のものとしたりすることができる。ま
た、上記実施例の説明においては、下カバー18の下部
流路18a及び上カバー20の上部流路20aを外部配
管とそれぞれ接続するものとしたが、両カバー18及び
20には各流路18a及び20aを設けないで、たとえ
ば、上内筒14内に配管マニホルド50とそれぞれ連通
する2つの配管を設け、これらを、固定側ピストン16
に設けた2つの流路を介して下部流体圧室A及び上部流
体室Bと、それぞれ連通するようにすることもできる。
この場合には、両カバー18及び20を、さらに小形化
することができ、しかも、供給側配管54や戻り側配管
56と干渉するおそれがなくなるので、供給側配管54
や戻り側配管56回りを小形化することができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の瓶洗浄装置に洗浄切換機構を容易に追加して設け
ることができる。この場合でも、ピストンロッドが中実
の流体圧シリンダを用いた場合と比較して装置をあまり
大形化しないで済む。請求項2記載のように、内筒を下
内筒と上内筒の2つに分割して構成した場合には、これ
らに固定側ピストンを組み付けることが容易になる。請
求項3記載のように、外筒組立を分割構造に構成した場
合には、これを固定側ピストンに組み付けることが容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体圧シリンダを瓶洗浄装置の一部と
ともに拡大して示す図である。
【図2】流体圧シリンダを用いた瓶洗浄装置を、左半部
に内洗ノズルが表れ、右半部に外洗ノズルが表れるよう
な断面で示す図である。
【符号の説明】
10 流体圧シリンダ 12 下内筒(固定側内筒) 14 上内筒(固定側内筒) 16 固定側ピストン 18 下カバー 18a 下部流路(一方の流路) 20 上カバー 20a 上部流路(他方の流路) 22 外筒(可動側外筒) 24 下フランジ 26 上フランジ 28 位置決めボルト(位置決め部材) 36 主軸 46 グリッパ装置 48 内洗ノズル(洗浄ノズル) 49 外洗ノズル(洗浄ノズル) 50 配管マニホルド 58 洗浄切換機構 60 外筒組立 64 内洗ノズル用キャップ 65 外洗ノズル用キャップ 80 瓶82 レバー機構 84 レバー回動支点 A 下部流体圧室(一方の流体圧室) B 上部流体圧室(他方の流体圧室)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B67C 7/00 B67C 7/00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 9/08 - 9/46 B65B 55/24 B67C 3/00 B67C 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の洗浄ノズル(48、49)と、 洗浄すべき瓶(80)を把持可能なグリッパ装置(4
    6)と、円盤状に形成されており、外周側においてグリッパ装置
    (46)を支持するグリッパテーブル(30)と、 グリッパテーブル(30)の中心部に一体的に設けられ
    ており、これを、洗浄すべき瓶(80)の高さ寸法に応
    じて、上下に移動させることが可能な主軸(36)と、洗浄ノズル(48、49)に洗浄液を供給することが可
    能な洗浄回路と、 グリッパテーブル(30)上にグリッパ装置(46)よ
    りも内周側に回動可能に設けられると共に回動動作の一
    端側において洗浄ノズル(48、49)の外周側を開放
    し、これによる瓶(80)の洗浄を邪魔しない退避位置
    に位置することが可能である一方、回動動作の他端側に
    おいて洗浄ノズル(48、49)を覆う密閉位置に位置
    することが可能なノズル用キャップ(64、65)を有
    し、ノズル用キャップ(64、65)が退避位置にあっ
    洗浄ノズル(48、49)によって瓶(80)を洗浄
    する状態及びノズル用キャップ(64、65)が密閉位
    置にあって洗浄ノズル(48、49)自体を洗浄する状
    態のいずれか一方の状態になるように洗浄回路を切り換
    える洗浄切換機構(58)と、 を有する瓶洗浄装置に設けられ、 洗浄切換機構(58)を駆動するための瓶洗浄装置の流
    体圧シリンダにおいて、 上記主軸(36)と一体に連結された固定側内筒(1
    2、14)と、 固定側内筒(12、14)の軸方向中間部の外周側に固
    定された固定側ピストン(16)と、 固定側内筒(12、14)の外周側に摺動可能にはめ合
    わされるとともに、固定側ピストン(16)の外周側に
    摺動可能にはめ合わされた外筒組立(60)と、 を有しており、 固定側内筒(12)の外周面、外筒組立(60)の内周
    面、及び固定側ピストン(16)の一方の側面によって
    一方の流体圧室(A)が形成されるとともに、固定側内
    筒(14)の外周面、外筒組立(60)の内周面、及び
    固定側ピストン(16)の他方の側面によって他方の流
    体圧室(B)が形成されており、 外筒組立(60)には、一方の流体圧室(A)に連通す
    る一方の流路(18a)が形成されているとともに、他
    方の流体圧室(B)に連通する他方の流路(20a)が
    形成されており、 上記洗浄切換機構(58)は、外筒組立(60)に取り
    付けられたリング部材(59)と、このリング部材(5
    9)に一端側が連結されたレバー機構(82)と、上記
    グリッパテーブル(30)上に形成したレバー回動支点
    (84)と、を有しており、レバー機構の他端側には上
    記ノズル用キャップ(64、65)が取り付けられてお
    り、上記軸(36)、外筒組立(60)及びリング部材
    (59)が一体に上下移動することにより、ノズル用キ
    ャップ(64、65)を上記瓶洗浄及びノズル洗浄の
    つの状態のいずれか一方の状態に切り換えるように構成
    されており、 固定側内筒(14)には、これの上記主軸(36)連結
    側とは反対側の端部に、上記洗浄回路を介して洗浄ノズ
    ル(48、49)に洗浄液を供給可能な配管マニホルド
    (50)が設けられていること、 を特徴とする瓶洗浄装置の流体圧シリンダ。
  2. 【請求項2】 上記固定側内筒(12、14)は、 上記主軸(36)側に配置された下内筒(12)と、 上記固定側ピストン(16)を挟んで下内筒(12)に
    接続された上内筒(14)と、 から構成されており、 上記固定側ピストン(16)を介して下内筒(12)に
    対する上内筒(14)の軸方向の位置を規制する位置決
    め部材(28)が設けられていること、 を特徴とする請求項1記載の瓶洗浄装置の流体圧シリン
    ダ。
  3. 【請求項3】 上記外筒組立(60)は、 内周部が上記固定側ピストン(16)と摺動可能にはめ
    合わされた可動側外筒(22)と、 可動側外筒(22)の一端側に固定されており、内周部
    が上記固定側内筒(12)と摺動可能にはめ合わされた
    下カバー(18)と、 可動側外筒(22)の他端側に固定されており、内周部
    が上記固定側内筒(14)と摺動可能にはめ合わされた
    上カバー(20)と、から構成されていること、 を特徴とする請求項1又は2記載の瓶洗浄装置の流体圧
    シリンダ。
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