JP2911648B2 - 網状シート製造装置 - Google Patents

網状シート製造装置

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JP2911648B2
JP2911648B2 JP3168054A JP16805491A JP2911648B2 JP 2911648 B2 JP2911648 B2 JP 2911648B2 JP 3168054 A JP3168054 A JP 3168054A JP 16805491 A JP16805491 A JP 16805491A JP 2911648 B2 JP2911648 B2 JP 2911648B2
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roller
warp
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sheet manufacturing
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JP3168054A
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孝 福島
厳 橋場
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Diatex Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は融着性経糸及び緯糸を融
着してなる網状シート製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、融着性経糸及び緯糸を融着して網
状シートを製造する装置として、特開平1−16284
8号公報に記載されたものが知られている。これは開示
された網状シートを製造する装置は、経糸に緯糸織込む
織機部と、テンションローラと、ジャケット室を有する
融着用誘導発熱ローラと、網状シートを巻取る巻取部
を、経糸及び緯糸の走行路に沿って配置してなるもので
ある。
【0003】そして、この網状シート製造装置において
は、経糸及び緯糸がこれらを織込んだ状態のまま融着さ
れ、所望の経糸間隔及び経糸間隔を容易確実に形成する
ことができる利点を有する。また、融着部は構造が簡易
で小型であり、また発熱部を均一に温度管理することが
でき、所望の融着を確実に行うことができる利点も有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記装置におい
ては、発熱ローラによって加熱された経糸に巻取部の巻
取テンションが直接加えられ、軟化された経糸が延伸
し、さらには延伸切れを生じさせる問題があった。ま
た、織機部で織込まれた緯糸が経糸に融着固定される前
に位置ずれを起こして規則正しい網状シートを製造でき
ない問題があった。
【0005】
【発明の構成】経糸に緯糸を織込む織機部と、ジャケッ
ト室を有する融着用誘導発熱ローラと、軸線方向に揺動
しながら網状シートを巻取る巻取部とを、経糸及び緯糸
の走行路に沿って配置した網状シート製造装置におい
て、上記発熱ローラーと巻取部の間にスパイクローラを
配置したことを特徴とする網状シート製造装置である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例の網状シート製造装置
1を図に基づいて説明する。網状シート製造装置1は、
図1に示すように、織機部2、融着部4、スパイクロー
ラ部5及び巻取部6を基台8に取付けてなる。織機部2
は、複数本の経糸を円筒軸体10に軸線方向に間隔なし
に巻付けた経糸ローラ12を所定の回動抵抗をもって回
転自在に軸支してなる。経糸ローラ12から巻きほどか
れた経糸帯Lの搬送経路を形成するためのガイドローラ
14、15、16が経糸ローラ12の上方に配置され、
ガイドローラ16の前方(図の左側)にヘルド18及び
筬19が位置される。ヘルド18は経糸帯Lの各経糸に
緯糸を織込むためのものであって、また筬19は経糸と
整然と並べまた織込まれた緯糸を所定位置まで押込むた
めのものである。
【0007】筬19の前方には、ガイドローラ22、及
び圧接ローラ23、24からなる織帯テークアップロー
ラ対26、ガイドローラ27、28が配置され、筬ヘル
ド18で形成された織帯Cを取出す。織機部2の前方に
配置された融着部4は、織帯Cの搬送方向に沿って、前
側テンションローラ30、誘導発熱ローラ32、後側テ
ンションローラ34、ガイドローラ36、及び熱切断装
置38からなる。前側テンションローラ30と後側テン
ションローラ34は、織帯Cを誘導発熱ローラ32に約
180゜の範囲にわたって所定の張力をもって巻付ける
ためのものである。
【0008】誘導発熱ローラ32は、図2に示すよう
に、中心部の鉄心40、その周囲の誘導コイル42、さ
らにその外側のジャケット室43が設けられている。誘
導コイル42は通電されると、ローラ肉厚内に円周方向
の短絡電流を誘起し、ローラ32全体が発熱源となって
自己発熱する。ジャケット室43には気液二相の熱媒す
なわち水、水蒸気が封入され、蒸発と凝縮のサイクルを
絶えず繰り返しながらローラ32の表面温度を均一に保
つ作用をなす。このような誘導発熱ローラ32は、表面
温度を例えば100℃ないし160℃で5℃の範囲の均
一性を保って織帯Cの経糸と緯糸とを互に押圧して融着
する。
【0009】ここで、経糸及び緯糸は、熱可塑性樹脂
(高融点可塑性樹脂)からなる延伸テープ状芯材の両面
に、その熱可塑性樹脂の融点よりも低い融点を有する熱
可塑性樹脂(低融点熱可塑性樹脂)からなる表面被覆層
を設けた複合テープ材料からなっている。使用される熱
可塑性樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレ
ン、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポ
リアミド、ポリエステル、などが挙げられる。
【0010】低融点熱可塑性樹脂の融点としては、延伸
テープ状芯材の延伸性に影響しないような温度であるこ
とが必要である。かかる融点よりも高い場合には、延伸
テープ状芯材の強度が低下し、ひいては網状シートとし
ての強度が低下するからである。一般に、低融点熱可塑
性樹脂の融点は、高融点熱可塑性樹脂の融点よりも15
〜35℃、好ましくは、20〜30℃低いことが望まし
い。また、延伸テープ状芯材を、高密度ポリエチレン又
はポリプロピレンから選択し、一方表面被覆層を低密度
ポリエチレンとするのが好ましい。更に、経糸と緯糸と
をそれぞれ別の複合テープ材料としても良い。
【0011】このような複合テープ材料は、種々の方法
により製造することができる。例えば、延伸テープ状芯
材の両面に表面被覆層用の低融点熱可塑性樹脂を、熱融
着により、又は接着剤等を使用して設けたり、延伸テー
プ状芯材用の熱可塑性樹脂の両面に表面被覆層用熱可塑
性樹脂を接着し、得られたテープ状芯材を所定の幅でス
リットした後、一軸延伸をするか、又は、得られたテー
プ状芯材を一軸延伸した後に所定の幅でスリットしたり
するなどして、形成することができる。好ましいものと
しては、二台の押し出し機を用いた複合ダイス中で延伸
テープ状芯材用の熱可塑性樹脂の両面に低融点熱可塑性
樹脂を融着させ、複合ダイスから押し出して積層フィル
ムとした後、これを延伸する方法がある。
【0012】延伸率としては、4〜12倍、好ましくは
5〜8倍とするのが望ましい。複合テープ材料の幅はと
くに限定されることはなく、網状シートの用途に応じた
格子空間を種々選択できるように自由に設定することが
できる。但し、複合テープ材料の繊度としては、一般に
200〜3000デニールのものが使用される。
【0013】発熱ローラ32のスパイクローラ部5の前
方には、後側テンションローラ34、スパイクローラ3
1及びガイドローラ36が配置されている。後側テンシ
ョンローラ34及びガイドローラ36の協働により、織
帯Cはスパイクローラ31に約180゜にわたって巻付
けられている。スパイクローラ31は、図3に示すよう
に、直径13.5cmの円筒形のローラ基体102に、図4
に示す寸法の突起9を11×12/3.82 個/cm2 の割
合で設けたステンレスストリップを螺旋状に巻き付けて
なる。
【0014】スパイクローラ31は、ゴムストリップを
上記ステンレスストリップと同様に形成したもの、ゴム
のフラットベルトにシンプすなわち針を植設したもの、
あるいはローラ基体の表面に鋭利な突起を設けたものに
代えてもよい。熱又は刃物による切断装置38は、融着
された織帯、すなわち網状シートCの両縁部を熱切断す
る。
【0015】巻取部6は、時計方向に回動する巻取ロー
ラ60、62の上に巻取芯部材64を載置して形成され
る。巻取部6は、載置されたものを往復運動させる揺動
台120及び揺動台120上に載置された枠台122を
介して基台8に取付けられている。揺動台120は巻取
部6全体を巻取芯部材64の軸線方向に往復運動させ、
巻取りにおいて網状シートの経糸が重なって巻付けられ
て不安定でかつ膨大な外形の網状シートロールを形成し
たり、網状シートが一方向のみ傾斜した網状シートロー
ルを形成することを避けることができ、該ロールにおけ
る巻層の経糸が互に隣接する巻層の経糸間に入って安定
した網状シートロールを形成することができる。
【0016】なお、上記実施例は巻取部6が巻取の際に
揺動するように構成されているが、巻取部6の揺動は常
に必要なものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、発熱ローラによって加
熱された経糸に巻取部からの巻取りテンションが加えら
れることがなく、経糸すなわち網状シートが異常に延伸
させられたり延伸切れを起すことがない利点を有する。
また、経糸と緯糸が融着固定される前に位置ずれを起さ
ず規則正しい網状シートを製作することができる。この
ことは経糸と緯糸の絵柄によって模様を形成する場合
や、網状シートに一定間隔をおいて緯糸方向に摺動可能
なひもを織込んで、口ひも付き袋用網状シートを製作す
る場合に大きな利点となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の網状シート製造装置の側面図
である。
【図2】誘導発熱ローラの一部断面を含む傾斜図であ
る。
【図3】スパイクローラの傾斜図である。
【図4】突起の断面図である。
【符号の説明】
2 織機部 6 巻取部 8 基台 12 経糸ローラ 18 筬ヘルド 31 スパイクローラ 32 発熱ローラ 120 揺動台
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03J 1/06 - 1/08 D03D 49/04 - 49/20 B65H 18/20 B65H 23/14 B65H 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸に緯糸を織込む織機部と、ジャケッ
    ト室を有する融着用誘導発熱ローラと、軸線方向に揺動
    しながら網状シートを巻取る巻取部とを、経糸及び緯糸
    の走行路に沿って配置した網状シート製造装置におい
    て、上記発熱ローラーと巻取部の間にスパイクローラを
    配置したことを特徴とする網状シート製造装置。
  2. 【請求項2】 上記装置の織機部、誘動発熱ローラ及び
    スパイクローラが連動連結されている請求項1に記載の
    網状シート製造装置。
  3. 【請求項3】 上記巻取部は、巻取機本体がスライダー
    に依って往復運動する請求項1に記載の網状シート製造
    装置。
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