JP2911437B2 - 空気注入式腰部圧迫腹帯 - Google Patents

空気注入式腰部圧迫腹帯

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JP2911437B2 JP10045489A JP4548998A JP2911437B2 JP 2911437 B2 JP2911437 B2 JP 2911437B2 JP 10045489 A JP10045489 A JP 10045489A JP 4548998 A JP4548998 A JP 4548998A JP 2911437 B2 JP2911437 B2 JP 2911437B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、椎間軟骨ヘルニア
(以下「ヘルニア」と称する)患者等の腰椎を離隔(d
istract)させるための空気注入式腰部圧迫腹帯
に関し、圧迫腹帯の内部に空気を注入することができる
空気注入管と、空気注入管に対してほぼ垂直にほぼ等間
隔で連結される空気膨張管を有し、圧迫腹帯が腰に圧迫
された状態において、空気の注入により弾力性のある空
気膨張管のみが膨張し、腰椎を形成している椎骨と椎骨
とを離隔させ得るようにし、このような状態で運動する
ことができるようにしてヘルニアの根本的な治療を可能
にし、また、ヘルニア患者でない場合にも運動や作業時
に発生する急激な衝撃から腰椎を保護し、腰痛およびヘ
ルニア保護に効果の優れた空気注入式圧迫腹帯を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的なヘルニア患者は、5個の
椎骨からなっている腰椎において、悪い姿勢や急激な負
荷によって、椎骨と椎骨との間に位置している椎間板の
繊維輪が加圧され、その中心部にある髄核が繊維輪を越
えて出ていき、出てきた髄核が神経根を刺激して痛みを
誘発し、さらには腰の使用ができない状態になってい
る。
【0003】従って、この治療法としては、外力を利用
して加圧された腰椎を離隔させることによって、椎骨と
椎骨との間を原状に回復し、加圧により出てきた髄核が
元に戻るようにしたり、またこのように出てきた髄核を
切断する方法と、髄核が入っている繊維輪の内部に薬品
を注入して内部に入っている髄核を溶解させて出てきた
髄核が吸い込まれるようにする方法が提案されている。
しかし、このような治療法では一時的な効果しか期待で
きない。
【0004】この理由は、一度繊維輪を通して出てきた
髄液は繊維輪が繊維質で形成されているため、手術等に
よる治療が不可能であり、一度出てきた髄液はその部分
から出続けるので腰痛を再発するためである。
【0005】従って、再発防止のためには、腰椎が離隔
された状態で継続的かつ長期的な運動により繊維輪を強
化させる必要がある。しかし、腰椎が離隔させた状態を
維持できる方法が未だ提案されていない。
【0006】最近は腰椎を正しい位置に固定するために
鉄板を利用した腹帯を使用することが提案されている。
しかし、このような方法によっても、単に腰椎が正しい
姿勢を維持するに過ぎず、腰椎を離隔させることは不可
能である。また、このような腹帯を着用した状態では運
動ができず、繊維輪や前縦靱帯を強化させることができ
ない。このため、根本的な治療は不可能であった。
【0007】本出願人は、大韓民国実用新案出願第95
−4204号において、図13、14に示すような空気
注入式腰部圧迫腹帯を提案した。
【0008】図13に示すように、腹帯700の内部に
複数の硬質のプラスチックT管100を配置し、隣接す
るプラスチックT管100を直管からなる別途の連結管
200に挿入し、挿入により重なった部分を連結バンド
300で固定し、一定の長さを有する連結した空気注入
管110を形成する。このような空気注入管110の各
T管100の分岐管101に空気注入管110に直交す
るように空気膨張管500が挿入され、挿入により重な
った部分を連結バンド301で固定する。
【0009】このようにして、等間隔で空気膨張管50
0を配置し、固定カバー600内に挿入する。この時、
固定カバー600に空気膨張管500が伸長され得る範
囲の皺601を作って裁縫などにより腹帯700に縫い
付ける。
【0010】腹帯を使用する時には、圧迫腹帯700が
腰を圧迫するように装着し、この状態で空気注入管11
0から空気を注入する。すると、空気膨張管500が固
定カバー600内で皺601を伸ばしつつ直下方に伸張
され、腰椎を離隔させることができる。このような状態
で腰椎を離隔した状態を維持しつつ、空気膨張管500
の弾性により運動等が行えるようにし、従来の問題点を
解決できるようにした。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、T管100は
硬質であり、また空気膨張管500が一定の厚さを有す
る中空のゴム管であり、T管100の分岐管101に接
続される空気膨張管500の下端は、別途の固定栓80
0によって封じなければならず、固定栓800が空気膨
張管500から脱離しないように連結バンド302で固
定し、さらに固定栓800の下端にボルト900を配置
して固定カバー600と連結させる。このような固定栓
800がT管100同様に固いプラスチックで形成され
ているため、着用時も、また空気を注入して空気膨張管
500を膨張する場合にも、固い固定栓800とT管1
00とが腰を圧迫して着用感が落ちる。
【0012】図14(A)に示すように、T管100の
分岐管101に連結される空気膨張管500は気密維持
のために連結バンド301で固定される。このため、図
14(B)に示すように空気膨張管500は連結バンド
301によって加圧される。図14(C)に示すように
空気注入により空気膨張管500は膨張する。
【0013】図14(D)に拡大して示すように、連結
バンド301によって加圧された空気膨張管500の部
分501は薄くなった状態となっている。薄くなった部
分501が膨張すると、使用時(運動時等、加圧される
場合)空気膨張管の破裂が発生する。また、このような
T管100の左右に各々別途の連結管200を挿入して
連結し、重なった部分を各々連結バンド300で固定す
ると、連結部位が多くなる。連結部分では、圧力が漏れ
るという問題が内在している。また、数多い手作業が必
要であるため、製品の瑕疵が生じやすく、製造が難しい
という問題点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、別個の連結管
を使用しない。また、着用感が優れるように軟質のT管
を用いる。
【0015】1形態においては、T管の左右側を長くす
る。さらに、たとえば、左側は径の小さな小径部にし、
右側は径の大きな大径部にしたT型連結管とする。小径
部を大径部に挿入して連結し、重ねた部分に連結バンド
を配置して結合し、空気注入管を形成する。
【0016】他の形態においては、空気注入管を複数の
分岐を有する一体型に形成する。このようにして、連結
バンドの使用個所を最小化する。
【0017】T型連結管の分岐管に挿入される空気膨張
管を1端を封じ、他端を開放した構造とし、開放した他
端をT型連結管の分岐管に差し込める形態とする。空気
膨張管の前記他端の上部に空気膨張管と重ねて膨張補助
管を形成し、連結バンドで加圧結合することにより固定
してもよい。空気膨張管の膨張時に膨張補助管が膨張量
を低減し、従来発生している問題点を解決する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の1実施例による構成を図
1〜図6に示す。図1、4に示すように、T型連結管1
は左側に径の小さな小径部2を有し、右側に径の大きな
大径部3を有する。小径部2、大径部3をまとめて連結
部4と呼ぶ。図2に示すように、T型連結管1の各々の
小径部2を大径部3に挿入し、図3、5に示すように重
ねた部分を連結バンド10で結合して一定の長さの空気
注入管20を形成する。各T型連結管1の分岐管5は同
一方向に延在するようにする。
【0019】図6に示すように、空気注入管20を形成
している各T型連結管1の分岐管5には1端31を封
じ、他端が開放された空気膨張管30の他端を挿入連結
する。このように挿入連結された空気膨張管30の前記
他端は膨張補助管32を重ねた状態とすることが好まし
い。膨張補助管32は強度を補強して空気膨張管30の
膨張を低減する機能を有する。空気膨張管30は、T字
管との連結部で連結バンド11によって結合される。
【0020】T型連結管1の分岐管5先端には外径を拡
大した段差6が形成される。段差6は膨張管30の内径
を縮小した段差と係合し、空気膨張管30が膨張する時
に、膨張圧によって膨張管30が下方に抜けようとする
力を受け止め、膨張管30の脱落を防止する。
【0021】空気注入管20に空気が注入されると、T
字管1、膨張管30は膨張しようとする。連結バンド1
0、11は、この膨張を抑え、連結部の気密を維持す
る。空気注入管20は軟質であるので、変形自在であ
る。加圧時に働く力が不均一であると、空気注入管20
は1方の側に曲がる。これを防止するためには、2個以
上の連結バンドを利用してその連結部の方向を異ならせ
ることが好ましい。例えば、中央の連結バンドは左右両
側の連結バンドとその締結部の方位が直交するように結
合することが好ましい。
【0022】たとえば、図3、5に示すように、3個の
連結バンド10、10a、10bを空気注入管20の各
連結部に係合させる。左右側の連結バンド10、10b
は上下に加圧される向きに締結し、中央の連結バンド1
0aは左右に加圧される向きに締結する。このように空
気注入管20に働らく力の方向を分散させることにより
空気注入管20の偏平化変形を防止することができる。
【0023】なお、加圧方向は直交に限らない。たとえ
ば3個の連結バンドを用いる場合、0°−180°、6
0°−240°、120°−300°の3方向に力が働
くようにしてもよい。
【0024】空気注入管20は、さらに簡単な構成で作
成することもできる。たとえば、図7に示すように、1
体の空気注入管に沿って空気膨張管30が連結できるよ
うに、等間隔で、先端に外側に向かって突出する段差6
aが形成された分岐管21を形成した1体化構造を用い
ることもできる。なお、分岐管21の間隔は等間隔でな
くてもよいが、少なくとも背中に当たる部分はほぼ等間
隔とすることが好ましい。
【0025】図8に示すように、空気注入管20の一端
には空気を注入する空気注入口22を形成し、他端は密
封されたり、圧力弁23を装着することができる。
【0026】図9に示すように、空気注入管20の分岐
管5や21に結合される空気膨張管30は、空気膨張管
30が膨張した状態でも受納が可能な形態の固定カバー
40内に受納される。例えば、固定カバー40に皺41
を形成し、空気膨張管30を封じた端部31と固定カバ
ー40の該当部分とを縫い合わせる。
【0027】図10(A)に示すように、空気注入管2
0と空気膨張管30とを圧迫腹帯50に縫合手段を利用
して固定させる。圧迫腹帯50の上側には弾性バンド5
1を形成し、その下側には2列に補強バンド52を縫着
する。このような弾性バンド51と補強バンド52との
間では、圧迫腹帯50に皺53が寄るようにしなければ
ならない。
【0028】図10(B)に示す圧迫腹帯50の皺53
は、皺を伸ばした時の長さが空気膨張管30が膨張され
た状態でも受納が可能な大きさになる固定カバー40に
寄せられた皺41を伸ばした長さよりも小さくしてはな
らない。すなわち、空気膨張管は、固定カバーによって
制限される長さまで自由に膨張できるようにする。
【0029】また、圧迫腹帯50に全体的に皺53を形
成する際、使用しない場合(空気膨張管の空気が抜けて
いる状態)に全体的な形状がねじれることを防止するた
め、圧迫腹帯の両端部に板状になる補強板54を設け、
圧迫腹帯50の変形を防止する。この時、使用される補
強板54は柔軟かつ一定の強度のあるものが好ましい。
【0030】空気注入管20は、空気が注入されても、
その圧力で容易に膨張しないように、柔軟なプラスチッ
クで形成する。空気膨張管30は、空気の圧力によって
膨張し得るゴム等の伸縮材料で形成する。
【0031】空気膨張管30を空気注入管20に連結バ
ンド10を用いて固定する場合を説明したが、空気の圧
力で膨張し得る同一材料を用いて空気膨張管と空気注入
管とを一体的に形成することもできる。この場合、空気
注入管20から空気を注入して空気膨張管30を膨張す
る場合にも、空気注入管20は膨張しないように空気注
入管20の厚さを空気膨張管30の厚さよりも厚くする
ことが好ましい。
【0032】空気注入管20の材質は柔軟であって、か
つ空気膨張管30が膨張する場合にも膨張しない材料や
厚さを有する。空気注入管20の内径は注入される空気
の量が少なくても接続された各空気膨張管30が同時に
膨張する程度の内径を有するように選択する。どれか1
つの空気膨張管が先に膨張する場合は製品の瑕疵原因に
なるため、空気注入管20の内径(断面積)と空気膨張
管30の内径(断面積)とを考慮しなければならない。
【0033】上記実施例では、たとえば空気注入管20
の内径を20mmにし、空気膨張管30の内径を7mm
にした。
【0034】空気膨張管30が連結される空気注入管2
0の分岐管5、21の外径は、空気膨張管が重なるよう
に結合される点を鑑みて小さい程良い。分岐管の外径は
空気膨張管30が結合された場合にも、厚さを感じない
程度がよい。
【0035】図12に示すように、空気膨張管30が空
気注入管20の分岐管21に挿入されて連結される部分
には補強部33を形成し、図6に示すような別途の膨張
補助管を使用しないこともできる。
【0036】この時、空気膨張管30が膨張する部分で
は、膨張後に収縮した場合に原状に回復し得る範囲内で
膨張がなされることが好ましい。収縮した時に原状に回
復しない場合には、製品の瑕疵の原因となる。
【0037】図10、11に示すように、圧迫腹帯50
が腰部を正確に圧迫することができるように、圧迫腹帯
50左右先端にはマジックテープ(登録商標)58を設
け、圧迫腹帯50の外側には結合ボタン55、56等に
より脱着され得る補助バンド57を備えることが好まし
い。補助バンド57の一端は圧迫腹帯50の外側で形成
されたクリップ55と結合させたり、マジックテープ
(登録商標)58aに結合される。
【0038】使用する場合には、圧迫腹帯が腰を適当に
圧迫するように固定した後、補助バンド57で圧迫腹帯
50を完全に囲んで着用する。圧迫腹帯50の外面に出
した空気注入口22を通してポンプに徐々に空気を注入
する。
【0039】この時、50ポンドの圧力を受けても、空
気注入管20、あるいは空気膨張管30が破裂したり、
空気が流出しないように設計される。症状により圧力は
調節して使用することができる。圧力の自動調節のため
には、空気注入管20の他端に圧力弁23を装着するこ
とができる。
【0040】ポンプにより空気注入管20に空気が注入
されると、空気膨張管30が膨張する。閉じた端部31
に縫着された固定カバーによって、横には固定カバーの
広さだけ膨張し得る空気膨張管30は、主として縦方向
にのみ固定カバーに案内されて膨張する。このため、圧
迫腹帯50により圧迫された腰椎が空気膨張管30の膨
張により圧迫されると同時に、腰椎を構成している椎骨
を離隔させるように伸張する。
【0041】空気膨張管30が空気の圧力によって、縦
方向に伸張することにより、空気注入式腰部圧迫腹帯は
1番目の腰椎と5番目の腰椎との間を約3〜4mm程度
広くする。腰椎前湾度を増加し、第4〜第5番目の腰椎
分節間椎間板の間隔を増加する。このような腰椎前湾度
の増加、椎間板間隔の増加および腰椎伸展筋力の増加は
腰椎分節間ヘルニアの圧力を減少させ、腰痛の緩和と共
に瑕疵放射等を減少させる。
【0042】従って、結果的に腰椎を構成している椎骨
と椎骨の間に出てきたヘルニア髄核を元に戻して痛みを
解消し、突出した髄核により損傷された繊維質(椎間
板)が時間の経過と共に、原状回復される。このように
してヘルニアを根本的に治療することができる。
【0043】本出願人は、圧迫腹帯の試験の為に22人
の急性、慢性腰痛患者に圧迫腹帯を着用した後、無作為
に3人を選択して着用中Cybox6000TEFun
itを利用して腰椎部の筋力を測定した。
【0044】60度各速度での仕事の総量、最大トルク
(peak torque)、体重による最大トルクの
比、平均力(average power)を測定して
これを圧迫腹帯の着用前と着用後を比較分析して統計処
理した結果、伸展筋(Extensor m.)のパワ
ーが長く維持され、圧迫腹帯の着用が筋力補強に役立つ
と判断できた。
【0045】筋の疲労度を考慮して、本検査を両日間に
かけて実施し、さらに正確なデータを得ようとした。
【0046】この結果、放射線学的腰椎前湾度の増加
は、物理的な伸展以外にも筋力の増加により発生すると
みなされる。
【0047】また、圧迫腹帯の着用による全体的な背椎
運動を制限することによって、圧迫腹帯の治療器で慢性
腰痛患者治療に大きな効果をもたらし、着用者の30〜
80%で症状の好転をみせた。これは全体的な体の運動
性を制限して腰椎筋と背椎の負荷を減少させたためであ
ると思われ、このような負荷減少はそれが直接的であっ
ても間接的な役割であっても全て機械的効用が高いこと
を証明している。
【0048】最近、慢性腰痛の治療で強調されている腰
椎部伸展筋の強化が腰椎部の機能回復に重要な役割を果
たす。このような空気注入式圧迫腹帯の着用で伸展筋に
対する支持機能が等速性運動評価で確認されたものと考
えると、その効果を認めることができるであろう。
【0049】また、腰痛患者に空気注入式圧迫腹帯を着
用した後の痛みに対する評価および放射線学的検査、等
速性運動評価を行った結果、痛みが普通(fair)お
よび不良(poor)から優秀(good)への変化が
あった。
【0050】また、放射線学的検査および等速性運動評
価でも、圧迫腹帯着用後に腰椎部前湾度の増加および4
〜5番目の腰椎分節間の隔離が約3mm程度あり、伸筋
の運動性がより長く持続された。
【0051】このような結果は、空気注入式圧迫腹帯の
効果に対して多様な角度で得た結果であり、急性および
慢性腰痛患者の治療に大きな役割を果たすことができる
ことを示す。
【0052】また、圧迫腹帯が腰ヘルニアを治療するも
のと説明したが、空気注入管の皺を小さいもので構成
し、空気膨張管の個数を適当に調節して首や膝などの他
のヘルニアに適用することもできる。
【0053】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば種
々の変更、改良、組み合わせが可能なことは、等業者に
自明であろう。
【0054】
【発明の効果】上述のように、圧迫腹帯により1番目の
腰椎骨と5番目の腰椎骨との間を隔離(distrac
tion)させることにより、各腰椎骨間を広くする。
椎骨と椎骨の間に出てきて神経を圧迫したヘルニア髄核
を元に戻して痛みを解消し、ヘルニアを根本的に治療す
ることができる。空気膨張管の空気圧力を適切に調節す
れば、一般的な腹帯にも使用することができる付加的な
長所もある。製作時に使用する連結バンドの数を少なく
することができるため、気密維持が容易であり、膨張時
に空気膨張管の破裂が発生しにくい。空気膨張管が一体
型になっているため、着用時の着用感が優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小径部と大径部を備えた連結部を有するT字型
連結管の斜視図である。
【図2】1つのT型連結管の小径部が他のT型連結管の
大径部に結合された状態を示す斜視図である。
【図3】連結部分を連結バンドで固定した状態を示す斜
視図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】T型連結管の分岐管に空気膨張管が結合された
状態を示す断面図である。
【図7】空気注入管が一体型で形成された実施例を示す
断面図である。
【図8】空気注入管に空気膨張管が結合された状態を示
す斜視図である。
【図9】空気膨張管に固定カバーが結合された状態の分
解斜視図である。
【図10】腰部圧迫腹帯の全体的構成を示す斜視図およ
びその一部拡大図である。
【図11】腰部圧迫腹帯を着用する様子を示す斜視図で
ある。
【図12】空気膨張管に補強部が形成された状態を示す
断面図である。
【図13】従来技術による空気注入管の構成を示す断面
図である。
【図14】図13に示す空気膨張管が空気注入管に結合
された状態で膨張した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 T型連結管 2 小径部 3 大径部 4 連結部 5 分岐管 6 段差 10、11 連結バンド 20 空気注入管 21 分岐管 22 空気注入口 23 圧力弁 30 空気膨張管 31 縫裁部 32 膨張補助管 33 補強部 40 固定カバー 41 皺 50 圧迫腹帯 51 弾性バンド 52 補強バンド 53 皺 54 補強板 55 クリップ 56 結合ボタン 57 補助バンド 58 マジックテープ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々一方の側に小径部(2)、他方の側
    に大径部(3)を備えた連結部(4)を有する複数のT
    型連結管(1)を順次小径部(2)を大径部(3)に差
    し込み、重ねた部分を連結バンド(10)で連結固定し
    て一定の長さになる空気注入管(20)を形成し、上記
    空気注入管(20)を構成している各T型連結管(1)
    の分岐管(5)に1端が閉じられた空気膨張管(30)
    の他端を挿入連結し、このように挿入連結された空気膨
    張管(30)の前記他端には膨張補助管(32)を重ね
    た状態で連結バンド(11)で結合することを特徴とす
    る空気注入式腰部圧迫腹帯。
  2. 【請求項2】 上記空気注入管に代えて、一体型に形成
    され、ほぼ等間隔で分岐管(21)が配置された空気注
    入管(20)を用いることを特徴とする請求項1記載の
    空気注入式腰部圧迫腹帯。
  3. 【請求項3】上記空気注入管と空気膨張管に代えて、空
    気の圧力で膨張され得る同一の材料を使用して、各分岐
    管に連続するように配置された空気膨張管と空気注入管
    を一体型に形成することと、空気注入管に空気を注入し
    て空気膨張管が膨張する場合にも、空気注入管は膨張し
    ないように空気注入管の厚さを空気膨張管の厚さよりも
    厚くしたことを特徴とする請求項2記載の空気注入式腰
    部圧迫腹帯。
  4. 【請求項4】 空気注入管(20)の他側に圧力弁(2
    3)を装着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の空気注入式腰部圧迫腹帯。
  5. 【請求項5】 分岐管(5、21)の先端には外側に突
    出する段差(6)を形成したことを特徴とする請求項1
    または2記載の空気注入式腰部圧迫腹帯。
  6. 【請求項6】 分岐管(5、21)と空気膨張管(3
    0)を結合する連結バンド(11、11a、11b)を
    複数とし、互いに方向を変えて結合したことを特徴とす
    る請求項1または2記載の空気注入式腰部圧迫腹帯。
  7. 【請求項7】 空気膨張管(30)は、空気膨張管(3
    0)が膨張された状態でも受納が可能な大きさの固定カ
    バー(40)に受納された状態で、固定カバー(40)
    に皺が形成されるようにして空気膨張管(30)の前記
    他端と固定カバー(40)とが固定されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の空気注入式圧迫腹帯。
  8. 【請求項8】 空気注入管(20)と空気膨張管(3
    0)とを圧迫腹帯(50)に裁縫手段を利用して固定さ
    せ、圧迫腹帯の一方の側には弾性バンド(51)を設
    け、他方の側には2列に補強バンド(52)を逢着し、
    圧迫腹帯に皺(53)が寄るようにし、皺(53)を伸
    ばした長さは固定カバー(40)の皺を伸ばした長さよ
    りも短くないようにしたことを特徴とする請求項7記載
    の空気注入式腰部圧迫腹帯。
  9. 【請求項9】 空気膨張管(30)が空気注入管(2
    0)と連結される部分に空気膨張管(30)の他の部分
    よりも厚い補強部(33)を形成したことを特徴とする
    請求項1または2記載の空気注入式腰部圧迫腹帯。
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