JP2911119B1 - 南京錠の製造方法 - Google Patents
南京錠の製造方法Info
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- JP2911119B1 JP2911119B1 JP20623598A JP20623598A JP2911119B1 JP 2911119 B1 JP2911119 B1 JP 2911119B1 JP 20623598 A JP20623598 A JP 20623598A JP 20623598 A JP20623598 A JP 20623598A JP 2911119 B1 JP2911119 B1 JP 2911119B1
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Abstract
【要約】
【課題】 玉の取付数量を調節すれば、同一の規格サイ
ズのプラグを異なるサイズのボディに使用可能である南
京錠の製造方法を提供する。 【解決手段】 ロスト・ワックス法によりステンレス鋼
を用いてボディ(20)、シャックル(30)、面板
(40)及びプラグ(50)を造る。ボディ成型ステッ
プ(S1)、締付体取付けステップ(S2)、面板嵌合
ステップ(S3)、シャックル嵌設ステップ(S4)、
玉取付けステップ(S5)、プラグ組立ステップ(S
6)とを順に行う。プラグ(50)の締胴(51)の一
方側がボルト端部(52)によりシャックル(30)の
短端部(32)に係止される一方、他方側のカム端部
(53)が玉(28)を押動してシャックル(30)の
長端部(34)に係止されるようにしており、滑り溝
(24)の長さに応じて玉(28)の個数を調節でき
る。
ズのプラグを異なるサイズのボディに使用可能である南
京錠の製造方法を提供する。 【解決手段】 ロスト・ワックス法によりステンレス鋼
を用いてボディ(20)、シャックル(30)、面板
(40)及びプラグ(50)を造る。ボディ成型ステッ
プ(S1)、締付体取付けステップ(S2)、面板嵌合
ステップ(S3)、シャックル嵌設ステップ(S4)、
玉取付けステップ(S5)、プラグ組立ステップ(S
6)とを順に行う。プラグ(50)の締胴(51)の一
方側がボルト端部(52)によりシャックル(30)の
短端部(32)に係止される一方、他方側のカム端部
(53)が玉(28)を押動してシャックル(30)の
長端部(34)に係止されるようにしており、滑り溝
(24)の長さに応じて玉(28)の個数を調節でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は南京錠に関し、特
に、シリンダ内の玉の個数を調節すれば、仕様を変更す
ることなく異なるサイズのボディに汎用可能なプラグを
備えた南京錠の製造方法に関する。
に、シリンダ内の玉の個数を調節すれば、仕様を変更す
ることなく異なるサイズのボディに汎用可能なプラグを
備えた南京錠の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の南京錠は、図11に示す如く、主
として、ボディ10、プラグ11、一対の係止玉12,
12、及びU字形状のシャックル13を備えている。
として、ボディ10、プラグ11、一対の係止玉12,
12、及びU字形状のシャックル13を備えている。
【0003】上記ボディ10は二分割された一対の半側
部を接合して形成され、その底部中央から内部へとシリ
ンダ部14を設けてプラグ11を回動可能に嵌設してあ
る。
部を接合して形成され、その底部中央から内部へとシリ
ンダ部14を設けてプラグ11を回動可能に嵌設してあ
る。
【0004】該プラグ11の下端部には係着縁部111
を形成してあり、該プラグ11を該係着縁部111と対
応する嵌合リングを設けた該シリンダ部14に内装固定
し、該シリンダ部14から離脱できないようにすると共
に、該プラグ11の上端部には、直径方向に対応する外
周部位に切込み状の受座113,113を備えた締胴部
112を設け、プラグ11を鍵で回せば締胴部112が
回動するようにしてある。上記シリンダ部14の上記一
対の受座113,113と対応する奥端部の両側には、
それぞれ横向きの滑り溝15,15が形成してある。上
記一対の係止玉12,12は、それぞれ左右の滑り溝1
5,15に、転がり移動可能に収容してある。これら一
対の係止玉12は、上記締胴部112に当接しており、
締胴部112が回動すると押動されて左右へ移動する。
を形成してあり、該プラグ11を該係着縁部111と対
応する嵌合リングを設けた該シリンダ部14に内装固定
し、該シリンダ部14から離脱できないようにすると共
に、該プラグ11の上端部には、直径方向に対応する外
周部位に切込み状の受座113,113を備えた締胴部
112を設け、プラグ11を鍵で回せば締胴部112が
回動するようにしてある。上記シリンダ部14の上記一
対の受座113,113と対応する奥端部の両側には、
それぞれ横向きの滑り溝15,15が形成してある。上
記一対の係止玉12,12は、それぞれ左右の滑り溝1
5,15に、転がり移動可能に収容してある。これら一
対の係止玉12は、上記締胴部112に当接しており、
締胴部112が回動すると押動されて左右へ移動する。
【0005】また、該ボディ10の上端面の両側端に
は、それぞれ上記滑り溝15,15と交差連通する柱孔
16が下向きに穿設され、これら左右一対の柱孔16に
上記シャックル13の長さの異なる両端部が上下移動可
能に嵌挿されている。シャックル13の長さの異なる両
端部には、それぞれ上記滑り溝15,15の開口位置に
臨む内側縁部に円弧状窪み131,131を凹設してあ
る。各円弧状窪み131,131は、上記係止玉12が
嵌合係着するように形成しており、上記プラグ11にキ
ーを挿込んで回動し、受座113,113の滑り溝1
5,15との対応を制御すれば、該締胴部112の回動
により係止玉12,12の滑り移動を制御して錠を開閉
できる。製造工程の最後には、上記ボディ10の一対の
半側部を溶接により接合し、上記プラグ11、係止玉1
2,12及びシャックル13を共に該ボディ10内に定
着させ、更に該ボディ10に表面処理(例えば研磨、電
気メッキ)を施して製品に仕上げる。
は、それぞれ上記滑り溝15,15と交差連通する柱孔
16が下向きに穿設され、これら左右一対の柱孔16に
上記シャックル13の長さの異なる両端部が上下移動可
能に嵌挿されている。シャックル13の長さの異なる両
端部には、それぞれ上記滑り溝15,15の開口位置に
臨む内側縁部に円弧状窪み131,131を凹設してあ
る。各円弧状窪み131,131は、上記係止玉12が
嵌合係着するように形成しており、上記プラグ11にキ
ーを挿込んで回動し、受座113,113の滑り溝1
5,15との対応を制御すれば、該締胴部112の回動
により係止玉12,12の滑り移動を制御して錠を開閉
できる。製造工程の最後には、上記ボディ10の一対の
半側部を溶接により接合し、上記プラグ11、係止玉1
2,12及びシャックル13を共に該ボディ10内に定
着させ、更に該ボディ10に表面処理(例えば研磨、電
気メッキ)を施して製品に仕上げる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のこの種南京
錠は解錠及び施錠の機能を備えてはいるが、製造組立の
面で欠点がある。即ち、上記従来の南京錠では、用途に
応じてサイズ(大小)が異なるボディ10を製造した場
合、それに応じてシャックル13の捧径やその両端の間
隔距離も変化する。一対の係止玉12,12が外向きに
移動して係止されるまでの距離は、プラグ11の受座1
13の切込み深さによって決まるため、シャックル13
の左右一対の円弧状窪み131,131間の距離に変化
があると、プラグ11のサイズをそれに合わせて変更す
る必要がある。従って、従来の南京錠では、ボディ10
のサイズを変更すると、それに応じてサイズの異なるプ
ラグ11を設計する必要があった。
錠は解錠及び施錠の機能を備えてはいるが、製造組立の
面で欠点がある。即ち、上記従来の南京錠では、用途に
応じてサイズ(大小)が異なるボディ10を製造した場
合、それに応じてシャックル13の捧径やその両端の間
隔距離も変化する。一対の係止玉12,12が外向きに
移動して係止されるまでの距離は、プラグ11の受座1
13の切込み深さによって決まるため、シャックル13
の左右一対の円弧状窪み131,131間の距離に変化
があると、プラグ11のサイズをそれに合わせて変更す
る必要がある。従って、従来の南京錠では、ボディ10
のサイズを変更すると、それに応じてサイズの異なるプ
ラグ11を設計する必要があった。
【0007】一方、プラグ11には盗難防止機能が求め
られるため、内部の構成部材は絶対に精密でなければな
らず、新たに異なるプラグ11を設計して造り替える
と、金型の製造や組立製作の面で相当高いコストが必要
となる。即ち、従来の南京錠では、ボディ10のサイズ
を変更すると、それまでと同一サイズのプラグ11を使
用することができないため、製造コストが上昇する。
られるため、内部の構成部材は絶対に精密でなければな
らず、新たに異なるプラグ11を設計して造り替える
と、金型の製造や組立製作の面で相当高いコストが必要
となる。即ち、従来の南京錠では、ボディ10のサイズ
を変更すると、それまでと同一サイズのプラグ11を使
用することができないため、製造コストが上昇する。
【0008】上記従来の玉を使用する南京錠における問
題点に鑑み、本発明は、異なるサイズのボディを造る際
に、玉の取付数量を適当に加減すれば、同一の規格サイ
ズのプラグをそのまま使用可能であり、かつ、確実な施
錠機能を得ることができる南京錠の製造方法を提供する
ことを目的としている。
題点に鑑み、本発明は、異なるサイズのボディを造る際
に、玉の取付数量を適当に加減すれば、同一の規格サイ
ズのプラグをそのまま使用可能であり、かつ、確実な施
錠機能を得ることができる南京錠の製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ロスト・ワックス法によりステンレス鋼
を用いてボディ、シャックル、面板及びプラグを造り、
上記ボディを所定幅に成型し、該ボディの上端面の左右
端部に、それぞれ差し込み孔と、該差し込み孔よりも深
いスイベル孔とを凹設し、該ボディの底面の差し込み孔
側にシリンダ部を設け、該シリンダ部の左側奥部を上記
差し込み孔に連通させ、該シリンダ部の右側奥部に上記
スイベル孔と連通する所定長さの滑り溝を横向きに設け
ると共に、ボディの右側部の所定位置からスイベル孔を
貫通しててシリンダ部の側縁と連通する横向きの固定孔
を設け、該固定孔のシリンダ部側の端部に周縁を外向き
に拡径させたナット座を形成し、且つボディの正面に矩
形状の開口部を開設し、該開口部の深さを上記滑り溝及
びナット座の長手方向中心線に至る程度に設定するボデ
ィ成型ステップと、ナット及び固定ねじを備える締付体
のうち、ナットを上記ボディのナット座内に嵌着し、固
定ねじを該ナット内に螺締する締付体取付けステップ
と、面板の内側面に、上記ボディと対応して滑り溝及び
ナット座の長手方向に沿った半側部形状を凹設し、該面
板をボディの開口部に嵌着して、滑り溝内に玉を移動可
能に規制し、更に全体に表面処理を施す面板嵌合ステッ
プと、ボディのスイベル孔の底部にばねを装設し、シャ
ックルの長端部を該スイベル孔内に往復動自在に嵌挿
し、該シャックルの長端部の内側縁に円弧状窪みを凹設
する一方、短端部に該円形窪みと相対する矩形窪みを凹
設するシャックル嵌設ステップと、上記滑り溝にその長
さに応じた適当数の玉を配設する玉取付けステップと、
プラグの上端部に締胴の下端を嵌挿し、該締胴の上端左
側に矩形状のボルト端部を横向きに突設する一方、上端
右側に偏心状のカム端部を形成し、該プラグを上記シリ
ンダ部に内装した後、手動工具を上記固定孔内へ挿入し
て上記固定ねじを締付けてプラグの周縁に当接押圧さ
せ、プラグをボディ内に回転可能に取付け、上記締胴の
カム端部が上記玉に当接し、プラグを回動させると、玉
の動作が制御されてシャックルの円弧状窪みに係合或い
は離脱すると共に、締胴のボルト端部がシャックルの矩
形窪みに係止或いは離脱し、解錠或いは施錠可能となる
ようにするプラグ組立ステップと、を順に行う南京錠の
製造方法を提供するものである。
め、本発明は、ロスト・ワックス法によりステンレス鋼
を用いてボディ、シャックル、面板及びプラグを造り、
上記ボディを所定幅に成型し、該ボディの上端面の左右
端部に、それぞれ差し込み孔と、該差し込み孔よりも深
いスイベル孔とを凹設し、該ボディの底面の差し込み孔
側にシリンダ部を設け、該シリンダ部の左側奥部を上記
差し込み孔に連通させ、該シリンダ部の右側奥部に上記
スイベル孔と連通する所定長さの滑り溝を横向きに設け
ると共に、ボディの右側部の所定位置からスイベル孔を
貫通しててシリンダ部の側縁と連通する横向きの固定孔
を設け、該固定孔のシリンダ部側の端部に周縁を外向き
に拡径させたナット座を形成し、且つボディの正面に矩
形状の開口部を開設し、該開口部の深さを上記滑り溝及
びナット座の長手方向中心線に至る程度に設定するボデ
ィ成型ステップと、ナット及び固定ねじを備える締付体
のうち、ナットを上記ボディのナット座内に嵌着し、固
定ねじを該ナット内に螺締する締付体取付けステップ
と、面板の内側面に、上記ボディと対応して滑り溝及び
ナット座の長手方向に沿った半側部形状を凹設し、該面
板をボディの開口部に嵌着して、滑り溝内に玉を移動可
能に規制し、更に全体に表面処理を施す面板嵌合ステッ
プと、ボディのスイベル孔の底部にばねを装設し、シャ
ックルの長端部を該スイベル孔内に往復動自在に嵌挿
し、該シャックルの長端部の内側縁に円弧状窪みを凹設
する一方、短端部に該円形窪みと相対する矩形窪みを凹
設するシャックル嵌設ステップと、上記滑り溝にその長
さに応じた適当数の玉を配設する玉取付けステップと、
プラグの上端部に締胴の下端を嵌挿し、該締胴の上端左
側に矩形状のボルト端部を横向きに突設する一方、上端
右側に偏心状のカム端部を形成し、該プラグを上記シリ
ンダ部に内装した後、手動工具を上記固定孔内へ挿入し
て上記固定ねじを締付けてプラグの周縁に当接押圧さ
せ、プラグをボディ内に回転可能に取付け、上記締胴の
カム端部が上記玉に当接し、プラグを回動させると、玉
の動作が制御されてシャックルの円弧状窪みに係合或い
は離脱すると共に、締胴のボルト端部がシャックルの矩
形窪みに係止或いは離脱し、解錠或いは施錠可能となる
ようにするプラグ組立ステップと、を順に行う南京錠の
製造方法を提供するものである。
【0010】上記滑り溝の長さは、1個の玉のみを配設
できるように設定しても、複数個の玉を配設できるよう
に設定してもよい。
できるように設定しても、複数個の玉を配設できるよう
に設定してもよい。
【0011】上記の製造方法で製造した南京錠であれ
ば、ボディのサイズを変更しても、シリンダ部及び差し
込み孔の相対距離位置を変更せず、滑り溝を玉径の整数
倍だけ延長或いは短縮して適当数の玉を配設すれば、同
一のプラグをそのまま使用することができる。例えば、
ボディの幅を狭くした場合、滑り溝の長さを短縮してそ
の長さに応じた玉を配設し、且つ変更前と同一規格のプ
ラグを使用し、そのプラグの締胴に形成されたボルト端
部を、ボディのサイズに応じて新たに造られたシャック
ルの矩形窪みに係止或いは離脱させ、同時に締胴のカム
端部が玉を押動してシャックルの円弧状窪みに係止或い
は離脱させることにより、必要時にシャックルをボディ
内に係止定着させて施錠することができる。従って、本
発明によれば、ボディのサイズが異なっても、同一の規
格サイズのプラグ及び締胴をそのまま使用でき、新たに
異なる規格サイズのプラグを設計及び製造する必要がな
い。
ば、ボディのサイズを変更しても、シリンダ部及び差し
込み孔の相対距離位置を変更せず、滑り溝を玉径の整数
倍だけ延長或いは短縮して適当数の玉を配設すれば、同
一のプラグをそのまま使用することができる。例えば、
ボディの幅を狭くした場合、滑り溝の長さを短縮してそ
の長さに応じた玉を配設し、且つ変更前と同一規格のプ
ラグを使用し、そのプラグの締胴に形成されたボルト端
部を、ボディのサイズに応じて新たに造られたシャック
ルの矩形窪みに係止或いは離脱させ、同時に締胴のカム
端部が玉を押動してシャックルの円弧状窪みに係止或い
は離脱させることにより、必要時にシャックルをボディ
内に係止定着させて施錠することができる。従って、本
発明によれば、ボディのサイズが異なっても、同一の規
格サイズのプラグ及び締胴をそのまま使用でき、新たに
異なる規格サイズのプラグを設計及び製造する必要がな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て具体的に説明するが、本発明はこの例だけに限定され
ない。図1に示す本発明の実施形態に係る南京錠の製造
方法では、図2及び図3に示す南京錠のボディ20、U
字形状のシャックル30、面板40及びプラグ50を全
てロスト・ワックス法によりステンレス鋼を用いて造っ
ており、その製造組立方法は下記の各ステップを含んで
いる。
て具体的に説明するが、本発明はこの例だけに限定され
ない。図1に示す本発明の実施形態に係る南京錠の製造
方法では、図2及び図3に示す南京錠のボディ20、U
字形状のシャックル30、面板40及びプラグ50を全
てロスト・ワックス法によりステンレス鋼を用いて造っ
ており、その製造組立方法は下記の各ステップを含んで
いる。
【0013】(1)ボディ20成型ステップ(ステップ
S1) 図2から図4に示すように、ダイカスト方式により所定
幅のボディ20を成型して、該ボディ20上端面の左側
に下向きに比較的浅い差し込み孔21を凹設し、右側に
該差し込み孔21よりも深いスイベル孔22を下向きに
凹設し、更にボディ20底面の差し込み孔21に近い側
端に内向きに延伸するシリンダ部23を設ける。該シリ
ンダ部23は、孔口部を方形状、孔胴部部を円筒状とし
た孔からなる。シリンダ部23は、左側奥部を差し込み
孔21に連通させる一方、右側奥部に横向きに所定長さ
に延伸する滑り溝24を設けて上記スイベル孔22と連
通させている。
S1) 図2から図4に示すように、ダイカスト方式により所定
幅のボディ20を成型して、該ボディ20上端面の左側
に下向きに比較的浅い差し込み孔21を凹設し、右側に
該差し込み孔21よりも深いスイベル孔22を下向きに
凹設し、更にボディ20底面の差し込み孔21に近い側
端に内向きに延伸するシリンダ部23を設ける。該シリ
ンダ部23は、孔口部を方形状、孔胴部部を円筒状とし
た孔からなる。シリンダ部23は、左側奥部を差し込み
孔21に連通させる一方、右側奥部に横向きに所定長さ
に延伸する滑り溝24を設けて上記スイベル孔22と連
通させている。
【0014】また、該ボディ20の右側部の所定位置に
横向きの固定孔25を貫設して、該固定孔25がスイベ
ル孔22を貫通してシリンダ部23の側縁と連通するよ
うにしている。固定孔25のシリンダ部23側の端部に
は、固定孔25の周縁を六角形状に外向きに拡径させて
ナット座26を形成している。
横向きの固定孔25を貫設して、該固定孔25がスイベ
ル孔22を貫通してシリンダ部23の側縁と連通するよ
うにしている。固定孔25のシリンダ部23側の端部に
は、固定孔25の周縁を六角形状に外向きに拡径させて
ナット座26を形成している。
【0015】さらに、該ボディ20の正面に矩形状開口
部27を開設し、該開口部27の深さを滑り溝24及び
ナット座26の長手向き中心沿いに至る程度に設定して
いる。
部27を開設し、該開口部27の深さを滑り溝24及び
ナット座26の長手向き中心沿いに至る程度に設定して
いる。
【0016】(2)締付体29取付けステップ(ステッ
プS2) 図5及び図6をさらに参照すれば明らかなように、締付
体29はナット291及び固定ねじ292を備えてい
る。ナット291は六角ナットであり、上記ボディ20
のナット座26内に嵌着される。また、上記固定ねじ2
92はナット291に螺締されて組み付けられる。
プS2) 図5及び図6をさらに参照すれば明らかなように、締付
体29はナット291及び固定ねじ292を備えてい
る。ナット291は六角ナットであり、上記ボディ20
のナット座26内に嵌着される。また、上記固定ねじ2
92はナット291に螺締されて組み付けられる。
【0017】(3)面板40嵌合ステップ(ステップS
3) 上記面板40は上記ボディ20の開口部27内に嵌設さ
れるもので、その内側面にボディ20と対応して滑り溝
24やナット座26の長手方向に沿った半側部の形状が
凹設されている。面板40を開口部27に嵌着すると該
ボディ20と面板40とにより内部に完全な滑り溝2
4、固定孔25、ナット座26が形成され、後述する玉
28の滑り溝24内での移動が制限されると共に、ナッ
ト291が保持される。更に、面板40とボディ20の
接合縁部をアルゴンアーク溶接により固着した後、研磨
や電気メッキ等の表面処理を施して表面光沢を備えたボ
ディ20を完成する。
3) 上記面板40は上記ボディ20の開口部27内に嵌設さ
れるもので、その内側面にボディ20と対応して滑り溝
24やナット座26の長手方向に沿った半側部の形状が
凹設されている。面板40を開口部27に嵌着すると該
ボディ20と面板40とにより内部に完全な滑り溝2
4、固定孔25、ナット座26が形成され、後述する玉
28の滑り溝24内での移動が制限されると共に、ナッ
ト291が保持される。更に、面板40とボディ20の
接合縁部をアルゴンアーク溶接により固着した後、研磨
や電気メッキ等の表面処理を施して表面光沢を備えたボ
ディ20を完成する。
【0018】(4)シャックル30嵌設ステップ(ステ
ップS4) まず、ボディ20のスイベル孔22内の底部にばね31
を装設して、次にシャックル30の長端部32を該スイ
ベル孔22内に嵌挿する。該シャックル30には、長端
部32の内側縁の所定部位に円弧状窪み33が凹設し、
短端部34にそれと相対して矩形窪み35を凹設する。
ップS4) まず、ボディ20のスイベル孔22内の底部にばね31
を装設して、次にシャックル30の長端部32を該スイ
ベル孔22内に嵌挿する。該シャックル30には、長端
部32の内側縁の所定部位に円弧状窪み33が凹設し、
短端部34にそれと相対して矩形窪み35を凹設する。
【0019】(5)玉28取付けステップ(ステップS
5) 上記滑り溝24にその長さに応じた適当数の玉28を配
設する。図2から図9に示す例では、滑り溝24の長さ
はちょうど2個の玉28が配設できるように設定してあ
る。
5) 上記滑り溝24にその長さに応じた適当数の玉28を配
設する。図2から図9に示す例では、滑り溝24の長さ
はちょうど2個の玉28が配設できるように設定してあ
る。
【0020】(6)プラグ50組立ステップ(ステップ
S6) プラグ50の上端部に締胴51の下端を嵌挿する。該締
胴51は、特定外形を備えた係止ブロック状を呈し、上
端左側に横向きの矩形ボルト端部52を突設し、上端右
側に偏心状のカム端部53を形成しある。次に、該プラ
グ50を上記シリンダ部23に内装した後、ねじ回しか
らなる手工具100(図9に図示する。)を上記固定孔
25内へ挿入し、固定ねじ292を締付けて該プラグ5
0の側縁に当接押圧させ、プラグ50をボディ20内に
固定する。
S6) プラグ50の上端部に締胴51の下端を嵌挿する。該締
胴51は、特定外形を備えた係止ブロック状を呈し、上
端左側に横向きの矩形ボルト端部52を突設し、上端右
側に偏心状のカム端部53を形成しある。次に、該プラ
グ50を上記シリンダ部23に内装した後、ねじ回しか
らなる手工具100(図9に図示する。)を上記固定孔
25内へ挿入し、固定ねじ292を締付けて該プラグ5
0の側縁に当接押圧させ、プラグ50をボディ20内に
固定する。
【0021】締胴51のカム端部53は玉28に当接し
て、該プラグ50が回動することにより玉28の動作を
制御してシャックル30の円弧状窪み33に係合或いは
離脱させる。また、締胴51のボルト端部52はプラグ
50が回動するとシャックル30の矩形窪み35に係止
或いは離脱する。このように締胴51によって、解錠状
態と施錠状態が切り替えられる。
て、該プラグ50が回動することにより玉28の動作を
制御してシャックル30の円弧状窪み33に係合或いは
離脱させる。また、締胴51のボルト端部52はプラグ
50が回動するとシャックル30の矩形窪み35に係止
或いは離脱する。このように締胴51によって、解錠状
態と施錠状態が切り替えられる。
【0022】以上、本発明の南京錠の製造方法における
各部材の関連構造および製造ステップについて説明した
が、次に本発明の各部材の動作及び達成できる機能につ
いて説明する。図7及び図8に示す如く、解錠する時に
は、正規のキーでプラグ50を回動して締胴51を連動
回転させる。その結果、ボルト端部52がシャックル3
0の短端部34の矩形窪み35から離脱して、カム端部
53も偏心回動して玉28を内向きに押動するため、長
端部32の底部36がばね31の弾力付勢を受けている
シャックル30が上向きに弾き上げられる。この際、該
シャックル30は上向きに弾き上げられるが、シャック
ル30の長端部32の底部36が、玉28に当接して係
止されるため、長端部32の下端はスイベル孔22内に
回動可能に保持されてスイベル孔22から離脱せず、シ
ャックル30の短端部34だけが該差し込み孔21から
離脱して解錠状態となる。
各部材の関連構造および製造ステップについて説明した
が、次に本発明の各部材の動作及び達成できる機能につ
いて説明する。図7及び図8に示す如く、解錠する時に
は、正規のキーでプラグ50を回動して締胴51を連動
回転させる。その結果、ボルト端部52がシャックル3
0の短端部34の矩形窪み35から離脱して、カム端部
53も偏心回動して玉28を内向きに押動するため、長
端部32の底部36がばね31の弾力付勢を受けている
シャックル30が上向きに弾き上げられる。この際、該
シャックル30は上向きに弾き上げられるが、シャック
ル30の長端部32の底部36が、玉28に当接して係
止されるため、長端部32の下端はスイベル孔22内に
回動可能に保持されてスイベル孔22から離脱せず、シ
ャックル30の短端部34だけが該差し込み孔21から
離脱して解錠状態となる。
【0023】図3及び図4に示す如く、施錠状態では、
ボディ20の側壁に穿設された固定孔25は、スイベル
孔22内に保持されたシャックル30の長端部32が固
定孔25の奥部を遮蔽し、他人は固定孔25の奥にある
固定ねじ292を緩めて外すことができない。しかし、
図9に示す如く、解錠状態では固定孔25が開放状態と
なっており、使用者は手工具100を固定孔25内に挿
入し、その奥部にある固定ねじ292を緩めることがで
きるため、プラグ50を締め付けられたた固定ねじ29
2により押圧から開放して、シリンダ部23から外し、
取換えることができる。従って、数セットのプラグ50
を準備して自分で取り換えて、盗難防止効果をより向上
させることができ、仮にプラグ50が破壊されても、新
しいプラグ50に取り換えて、すぐに南京錠の機能を回
復させることができる。この点で本発明の製造方法によ
り製造した南京錠は、極めて優れた使用性及び盗難防止
性を備えている。
ボディ20の側壁に穿設された固定孔25は、スイベル
孔22内に保持されたシャックル30の長端部32が固
定孔25の奥部を遮蔽し、他人は固定孔25の奥にある
固定ねじ292を緩めて外すことができない。しかし、
図9に示す如く、解錠状態では固定孔25が開放状態と
なっており、使用者は手工具100を固定孔25内に挿
入し、その奥部にある固定ねじ292を緩めることがで
きるため、プラグ50を締め付けられたた固定ねじ29
2により押圧から開放して、シリンダ部23から外し、
取換えることができる。従って、数セットのプラグ50
を準備して自分で取り換えて、盗難防止効果をより向上
させることができ、仮にプラグ50が破壊されても、新
しいプラグ50に取り換えて、すぐに南京錠の機能を回
復させることができる。この点で本発明の製造方法によ
り製造した南京錠は、極めて優れた使用性及び盗難防止
性を備えている。
【0024】本発明の最も重要な特徴は、ボディ20が
異なる規格サイズであっても、同一のプラグ50を使用
できる点にある。即ち、ボディ20を異なるサイズとし
ても、シリンダ部23及び差し込み孔21の相対距離を
変えずに、滑り溝24を延長或いは短縮すればよい。
異なる規格サイズであっても、同一のプラグ50を使用
できる点にある。即ち、ボディ20を異なるサイズとし
ても、シリンダ部23及び差し込み孔21の相対距離を
変えずに、滑り溝24を延長或いは短縮すればよい。
【0025】例えば、図10に示すように、ボディ20
の幅を狭くした場合は、適当な長さに短縮した滑り溝2
4に玉28を1個だけ配設し、且つプラグ50は図2か
ら図9の場合と同じものを使用し、締胴51に形成され
た一方のボルト端部52を滑り溝24の長さに応じて寸
法設定した新たに製作したシャックル30の矩形窪み3
5に係止或いは離脱させ、同時に他方のカム端部53が
玉28を押動してシャックル30の円弧状窪み33に係
止或いは離脱させるようにすれば、シャックル30をボ
ディ20内に必要時に係止保持することができ、南京錠
の施錠機能を発揮させることができる。
の幅を狭くした場合は、適当な長さに短縮した滑り溝2
4に玉28を1個だけ配設し、且つプラグ50は図2か
ら図9の場合と同じものを使用し、締胴51に形成され
た一方のボルト端部52を滑り溝24の長さに応じて寸
法設定した新たに製作したシャックル30の矩形窪み3
5に係止或いは離脱させ、同時に他方のカム端部53が
玉28を押動してシャックル30の円弧状窪み33に係
止或いは離脱させるようにすれば、シャックル30をボ
ディ20内に必要時に係止保持することができ、南京錠
の施錠機能を発揮させることができる。
【0026】従って、本発明の製造方法により製造した
南京錠であれば、ボディ20の幅方向のサイズが異なっ
ても、同一の規格サイズのプラグ50及び締胴51を使
用することができ、新たに異なる規格サイズのプラグや
締胴を設計及び製造する必要がない。よって、非常に精
巧に構成する必要があるプラグの内部機構の製作や組立
に必要なコストを低減することができ、且つ簡単迅速に
プラグ50をボディ20内に組付けることができる。
南京錠であれば、ボディ20の幅方向のサイズが異なっ
ても、同一の規格サイズのプラグ50及び締胴51を使
用することができ、新たに異なる規格サイズのプラグや
締胴を設計及び製造する必要がない。よって、非常に精
巧に構成する必要があるプラグの内部機構の製作や組立
に必要なコストを低減することができ、且つ簡単迅速に
プラグ50をボディ20内に組付けることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、発明の
製造方法により製造された南京錠では、プラグの締胴の
一方側がボルト端部によりシャックルの短端部に係止さ
れる一方、他方側のカム端部が玉を押動してシャックル
の長端部に係止されるようにしており、滑り溝に配設す
る玉の個数は、滑り溝の長さに応じて調節できる。即
ち、ボディのサイズが異なり、滑り溝の長さが異なる場
合であっても、単に配置する玉の個数を調節するだけ
で、同一のプラグをそのまま使用することができる。こ
のように、締胴の一方側辺にのみ玉を配設して解錠・施
錠を制御する方式とすれば、各種規格サイズのボディに
同一のプラグを使用することができる。また、各種サイ
ズのボディを製造しても、それらのボディに対して同一
のプラグ及び締胴を使用することができ、新たにサイズ
の異なるプラグを設計及び製作する必要がなく、製造及
び組立が簡単便利であると共に、コストを大幅に低減す
ることができる。
製造方法により製造された南京錠では、プラグの締胴の
一方側がボルト端部によりシャックルの短端部に係止さ
れる一方、他方側のカム端部が玉を押動してシャックル
の長端部に係止されるようにしており、滑り溝に配設す
る玉の個数は、滑り溝の長さに応じて調節できる。即
ち、ボディのサイズが異なり、滑り溝の長さが異なる場
合であっても、単に配置する玉の個数を調節するだけ
で、同一のプラグをそのまま使用することができる。こ
のように、締胴の一方側辺にのみ玉を配設して解錠・施
錠を制御する方式とすれば、各種規格サイズのボディに
同一のプラグを使用することができる。また、各種サイ
ズのボディを製造しても、それらのボディに対して同一
のプラグ及び締胴を使用することができ、新たにサイズ
の異なるプラグを設計及び製作する必要がなく、製造及
び組立が簡単便利であると共に、コストを大幅に低減す
ることができる。
【0028】また、本発明の製造方法により製造した南
京錠では、プラグを取付け・取外し可能であり、正規の
キーで解錠すれば、固定孔に挿入した手動工具によりプ
ラグを外して取り換えることができるため、極めて優れ
た盗難防止性を備えて、使用上至って便利である。
京錠では、プラグを取付け・取外し可能であり、正規の
キーで解錠すれば、固定孔に挿入した手動工具によりプ
ラグを外して取り換えることができるため、極めて優れ
た盗難防止性を備えて、使用上至って便利である。
【0029】さらに、プラグは固定ねじによりボディ内
部に固定されているほか、その締胴のボルト端部がプラ
グを規制保持する機能を備えている。即ち、施錠状態の
下では、固定ねじが緩んでも、ルト端部がシャックルの
矩形窪みに嵌着係止しているため、プラグがボディから
脱落することがない。この点で、本発明の製造方法によ
り製造した南京錠は、二重の保持機能を備えており、従
来のプラグをねじだけにより保持しているものと比較し
て、保持機能が強化されている。
部に固定されているほか、その締胴のボルト端部がプラ
グを規制保持する機能を備えている。即ち、施錠状態の
下では、固定ねじが緩んでも、ルト端部がシャックルの
矩形窪みに嵌着係止しているため、プラグがボディから
脱落することがない。この点で、本発明の製造方法によ
り製造した南京錠は、二重の保持機能を備えており、従
来のプラグをねじだけにより保持しているものと比較し
て、保持機能が強化されている。
【図1】 本発明の実施形態に係る南京錠の製造方法を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図2】 実施形態に係る南京錠を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】 実施形態に係る南京錠を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】 実施形態に係る南京錠を示す図3のIV−IV線
での断面図である。
での断面図である。
【図5】 実施形態に係る南京錠を示す図3のV−V線で
の断面図である。
の断面図である。
【図6】 実施形態に係る南京錠を示す図3のVI−VI線
での断面図である。
での断面図である。
【図7】 実施形態に係る南京錠の解錠状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図8】 実施形態に係る南京錠を示す図7のVIII−VI
II線での断面図である。
II線での断面図である。
【図9】 実施形態に係る南京錠のプラグを取り外した
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図10】 実施形態に係る南京錠のサイズの異なる例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図11】 従来の南京錠を示す一部断面斜視図であ
る。
る。
20 ボディ 21 差し込み孔 22 スイベル孔 23 シリンダ部 24 滑り溝 25 固定孔 26 ナット座 27 開口部 28 玉 29 締付体 291 ナット 292 固定ねじ 30 シャックル 31 ばね 32 長端部 33 円弧状窪み 34 短端部 35 矩形窪み 40 面板 50 プラグ 51 締胴 52 ボルト端部 53 カム端部 100 手工具
Claims (3)
- 【請求項1】 ロスト・ワックス法によりステンレス鋼
を用いてボディ、シャックル、面板及びプラグを造り、 上記ボディを所定幅に成型し、該ボディの上端面の左右
端部に、それぞれ差し込み孔と、該差し込み孔よりも深
いスイベル孔とを凹設し、該ボディの底面の差し込み孔
側にシリンダ部を設け、該シリンダ部の左側奥部を上記
差し込み孔に連通させ、該シリンダ部の右側奥部に上記
スイベル孔と連通する所定長さの滑り溝を横向きに設け
ると共に、ボディの右側部の所定位置からスイベル孔を
貫通しててシリンダ部の側縁と連通する横向きの固定孔
を設け、該固定孔のシリンダ部側の端部に周縁を外向き
に拡径させたナット座を形成し、且つボディの正面に矩
形状の開口部を開設し、該開口部の深さを上記滑り溝及
びナット座の長手方向中心線に至る程度に設定するボデ
ィ成型ステップと、 ナット及び固定ねじを備える締付体のうち、ナットを上
記ボディのナット座内に嵌着し、固定ねじを該ナット内
に螺締する締付体取付けステップと、 面板の内側面に、上記ボディと対応して滑り溝及びナッ
ト座の長手方向に沿った半側部形状を凹設し、該面板を
ボディの開口部に嵌着して、滑り溝内に玉を移動可能に
規制し、更に全体に表面処理を施す面板嵌合ステップ
と、 ボディのスイベル孔の底部にばねを装設し、シャックル
の長端部を該スイベル孔内に往復動自在に嵌挿し、該シ
ャックルの長端部の内側縁に円弧状窪みを凹設する一
方、短端部に該円形窪みと相対する矩形窪みを凹設する
シャックル嵌設ステップと、 上記滑り溝にその長さに応じた適当数の玉を配設する玉
取付けステップと、 プラグの上端部に締胴の下端を嵌挿し、該締胴の上端左
側に矩形状のボルト端部を横向きに突設する一方、上端
右側に偏心状のカム端部を形成し、該プラグを上記シリ
ンダ部に内装した後、手動工具を上記固定孔内へ挿入し
て上記固定ねじを締付けてプラグの周縁に当接押圧さ
せ、プラグをボディ内に回転可能に取付け、上記締胴の
カム端部が上記玉に当接し、プラグを回動させると、玉
の動作が制御されてシャックルの円弧状窪みに係合或い
は離脱すると共に、締胴のボルト端部がシャックルの矩
形窪みに係止或いは離脱し、解錠或いは施錠可能となる
ようにするプラグ組立ステップと、 を順に行う南京錠の製造方法。 - 【請求項2】 上記滑り溝の長さを、1個の玉のみを配
設できるように設定している請求項1に記載の南京錠の
製造法。 - 【請求項3】 上記滑り溝の長さを、複数個の玉を配設
できるように設定している請求項1に記載の南京錠の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20623598A JP2911119B1 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 南京錠の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20623598A JP2911119B1 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 南京錠の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2911119B1 true JP2911119B1 (ja) | 1999-06-23 |
JP2000045603A JP2000045603A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16519997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20623598A Expired - Fee Related JP2911119B1 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 南京錠の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911119B1 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103670057A (zh) * | 2012-08-28 | 2014-03-26 | 闵瑜 | 一种锁具 |
CN109227123A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-01-18 | 黄斌辉 | 一种高效锁体锁舌组装设备 |
CN110924750A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-03-27 | 浦江县龙昌机械有限公司 | 一种叶片挂锁的钢珠装配装置及装配方法 |
CN110919360A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-03-27 | 浦江县龙昌机械有限公司 | 一种叶片锁装配设备 |
CN111098114A (zh) * | 2020-01-21 | 2020-05-05 | 浙江中电防盗紧固件有限公司 | 一种防盗螺母自动组装生产线 |
CN113560885A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-10-29 | 马士通安全设备(天津)有限公司 | 一种自动挂锁组装机及其加工方法 |
CN114833569A (zh) * | 2022-02-25 | 2022-08-02 | 浦江县龙昌机械有限公司 | 一种叶片锁自动装配设备 |
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---|---|---|---|---|
CN101538966B (zh) * | 2009-04-10 | 2012-02-01 | 陈国刚 | 一种锁 |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP20623598A patent/JP2911119B1/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109227123A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-01-18 | 黄斌辉 | 一种高效锁体锁舌组装设备 |
CN109227123B (zh) * | 2018-11-15 | 2024-02-06 | 黄斌辉 | 一种高效锁体锁舌组装设备 |
CN110924750A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-03-27 | 浦江县龙昌机械有限公司 | 一种叶片挂锁的钢珠装配装置及装配方法 |
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CN111098114A (zh) * | 2020-01-21 | 2020-05-05 | 浙江中电防盗紧固件有限公司 | 一种防盗螺母自动组装生产线 |
CN111098114B (zh) * | 2020-01-21 | 2024-06-04 | 浙江中电防盗紧固件有限公司 | 一种防盗螺母自动组装生产线 |
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