JP2911012B2 - 感圧接着剤組成物 - Google Patents

感圧接着剤組成物

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JP2911012B2 JP3122703A JP12270391A JP2911012B2 JP 2911012 B2 JP2911012 B2 JP 2911012B2 JP 3122703 A JP3122703 A JP 3122703A JP 12270391 A JP12270391 A JP 12270391A JP 2911012 B2 JP2911012 B2 JP 2911012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感圧接着剤組成物に関す
るものである。本発明によれば、離型紙等のシリコーン
離型剤で処理した面からの粘着テープや粘着ラベルの剥
離力の調整を容易に行うことができる。
【0002】
【従来の技術】感圧接着剤はなんらかの基材に薄く塗布
された形で使用されるが、塗布加工されてから使用され
るまでの間、シリコーン離型剤で処理した面、例えば粘
着テープにおけるその背面や粘着ラベルにおける離型紙
などによって保護されるのが普通である。使用に際して
は、感圧接着剤層をこれら離型紙や背面などから剥すの
であるが、剥す時に必要な剥離力については大小さまざ
まな要求がある。ところが、中程度の剥離力(中剥離
力)や大きな剥離力(重剥離力)を必要とする分野にお
いては、離型剤のシリコーン(オルガノポリシロキサ
ン)組成物に大きな制約を受ける。
【0003】この中剥離力〜重剥離力を達成するため、
離型剤用オルガノポリシロキサン組成物としてシロキサ
ンに可溶な樹脂状物質を加えたもの(特開昭49−85
27号、特公昭57−5418号各公報参照)、アルキ
ッド樹脂あるいはメラミン樹脂等でシリコーンを変性し
たもの(特公昭61−13507号公報参照)あるいは
シリコーンにシリカ粉等の無機フィラーを添加配合した
もの(特公昭59−11628号、特開昭59−126
475号各公報参照)などが提案されている。しかし、
これらはいずれも、中〜重剥離力になるようコントロー
ルするためには比較的多量に使用しなければ効果がなく
不経済であり、また、シリコーンの硬化性を損ない硬化
皮膜の形成を著しく遅らせるものである。さらにまた、
シリコーンの硬化皮膜の特性、例えばすべり性が大巾に
変わったり、感圧接着剤の粘着力を低下させたり、経時
安定性を損なって粘着力を大巾に変化させたりして、初
期にコントロールした剥離力を安定に保つことが難しい
ものである。
【0004】一方、感圧接着剤においても、中剥離力〜
重剥離力を達成するため各種の感圧接着剤組成物が提案
されており、例えばシリコーンを使用したものが特開平
1−301777号、特開平2−1785号、特開平2
−6581号、特開平2−16183号、特開平2−1
32174号公報に開示されている。しかし、これらは
特殊なシリコーンを使用するためシリコーンの合成が面
倒で経済的ではなく、合成上のバラツキやシェルフライ
フ等に問題を抱えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の状況に鑑み、本
発明者らは、新規な感圧接着剤の組成を探究することに
よって、中剥離力〜重剥離力を有ししかも他の特性に悪
影響を及ぼさないものを得ようとしたのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決したものであり、これは、感圧接着剤中へ、その固形
分100重量部に対し、けい素原子と結合した水素原子
を1分子中に少なくとも2個有するオルガノ水素ポリシ
ロキサン0.001〜0.3重量部を添加してなり、シ
リコーン離型剤で処理された面と当該感圧接着剤で処理
された面とを接触させて保存することを特徴とする感圧
接着剤組成物、を要旨とするものである。すなわち、本
発明者らは前記の課題を解決すべく鋭意検討の結果、感
圧接着剤中へ、1分子中に少なくとも2個のSi−H基
を有するオルガノ水素ポリシロキサンをごく少量添加す
るのみで、意外にも目的が達成できることを見出して本
発明に至ったのである。以下に本発明について詳しく説
明する。
【0007】本発明では、感圧接着剤として当該技術分
野において周知のものを使用することができ、その多く
は商業的に入手可能である。これらはゴム系ポリマー又
はアクリル系ポリマー、樹脂粘着付与剤及びその他の必
要に応じて用いられる成分からなるものである。
【0008】ゴム系ポリマーには天然ゴム、合成ゴムの
いずれも用いることができる。合成ゴムとしては例えば
ブチルゴム、アクリルゴム、スチレンブタジエンゴム、
アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴ
ム、イソプレンゴム、ウレタンゴムが挙げられる。ま
た、非ゴム的ポリマーとしてはアクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル及びこれらと共重合可能なビニルモ
ノマーとのコポリマーであるアクリル系ポリマーがあ
る。そしてこれらの中から1種のみ又は2種以上を組み
合わせて使用することができる。前記のポリマー中で特
に本発明に好ましいものはブチルゴム、アクリルゴム、
スチレンブタジエンゴム、(メタ)アクリル系ポリマー
である。
【0009】樹脂粘着付与剤としては例えばロジン、炭
化水素樹脂、テルペン樹脂が挙げられる。そのほか、感
圧接着剤の製造に標準的に使われている種々の成分、す
なわち、充填剤、可塑剤、エキステンダー油、触媒、保
存剤、酸化防止剤、安定剤等を添加するのは任意であ
る。また、感圧接着剤は一般に溶剤あるいは水で希釈さ
れた形で塗布加工されるが、特に本発明に適しているの
はゴム系溶剤型、アクリル系溶剤型、アクリル系エマル
ジョン型である。
【0010】本発明で使用する、けい素原子と結合した
水素原子を1分子中に少なくとも2個有するオルガノ水
素ポリシロキサンは公知のものでもよく、合成の面倒な
特殊なものである必要はない。分子構造的に直鎖状、分
岐鎖状あるいは環状のいずれであってもよいが、好まし
くは直鎖状であり、一般式(A)で示されるものであ
る。
【0011】
【化2】
【0012】ここで、式中のR1 は炭素数1〜10の同
一又は異種の非置換又は置換1価炭化水素基であり、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、シクロ
ヘキシル基などのシクロアルキル基、アリル基、または
これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または
全部をハロゲン原子で置換した基等から選択されるもの
であるが、特にはメチル基が好ましい。R2 は水素原子
又はR1 と同一の基であるがメチル基が好ましい。ま
た、m、nが1〜500の整数のものが好ましく、さら
に特に本発明に適するのはn/(m+n)≧0.5のも
のである。n/(m+n)<0.5であると中〜重剥離
力にする効果が薄れるし特性もバラツキがみられるよう
になる。好ましいオルガノ水素ポリシロキサンの例とし
て下記のものが挙げられる。
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】本発明の組成物を製造するにあたっては、
固形分を基準として0.001〜0.3重量部のオルガ
ノ水素ポリシロキサンを100重量部の感圧接着剤と完
全に混合して調製する。感圧接着剤が有機溶剤で希釈さ
れている場合には、オルガノ水素ポリシロキサンをあら
かじめトルエン、キシレン、ヘキサン、メチルエチルケ
トン等の有機溶剤に溶解して用いるのが良い。感圧接着
剤が水系のエマルジョンである場合には、オルガノ水素
ポリシロキサンをあらかじめノニオン系界面活性剤を用
いて水系のエマルジョンにしておいて均一混合するのが
良い。オルガノ水素ポリシロキサンの量が0.001重
量部未満では中〜重剥離化する効果が少なくバラツキの
あるものとなる。また、0.5重量部を超えると重い剥
離力は得られるものの、経時的に不安定な剥離力となっ
たりして感圧接着剤としての特性を変化させてしまう。
【0018】前記の各構成成分を均一に混合分散するに
は公知の混合方法を利用することができる。例えば低速
ブレードミキサーまたはファウドラー型ミキサーのよう
な比較的剪断力の小さいミキサーを使用して差し支えな
い。前記のオルガノ水素ポリシロキサンは意外にも感圧
接着剤に対して極めて混合分散性の良いものであり、上
記の比較的剪断力の小さい混合方法でも十分目的を達す
ることができる。
【0019】本発明の組成物の使用にあたっては公知の
方法により塗布加工することができる。すなわち、シリ
コーン離型紙面(あるいは一般基材面)へ、はけ塗り、
ナイフ塗り、グラビア塗り等で塗工し、一般に溶剤(又
は水)を周囲温度で蒸発させればよい。
【0020】本発明の組成物は一般のシリコーン離型紙
と組合せることができ、オルガノ水素ポリシロキサンの
添加量によって剥離力を調整することができる。
【0021】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を説明する。な
お、例中の部はすべて重量部を、%はすべて重量%を表
わし、感圧接着剤層物性試験用試験片の作成、常態接着
力、タック、保持力試験は以下の方法により行なった。
【0022】(1)試験片の作成 離型紙として、ポリエチレンラミネートした上質紙のラ
ミネート側にトルエンで4倍に希釈したシリコーン離型
剤KS778(信越化学工業(株)製、商品名)を#8
ワイヤーバーにて塗工し、140℃で30秒間キュアー
した後、20℃、65%RHの雰囲気中で1日保持した
ものを用いた。この離型紙上に、乾燥後の感圧接着剤層
が25〜30g/m2 になるように感圧接着剤組成物を
塗布し、100℃、2分間熱風循環式乾燥器にて乾燥
後、厚さ25μのポリエステルフィルムを貼り合わせて
1昼夜養生し、25mm巾又は50mm巾の短冊に切断
し試験片とした。
【0023】(2)常態接着力試験 20℃、65%RHの雰囲気中で、SUS304のステ
ンレス板と、上記のようにして作成した試験片から離型
紙を剥したものを感圧接着剤層を介して貼り合わせた。
貼り合わせに際して、2kgのゴムローラーを1往復さ
せることにより荷重をかけて圧着した。その後20分間
放置してから180度方向に300mm/分の引張り速
度で引き剥し、その時の抵抗力を接着力(g/25m
m)として測定した。
【0024】(3)タック試験 J.DOW法に準じて行なった。長さ10cmの上記試
験片を離型紙を剥した状態で感圧接着剤層を上側にして
傾斜角30o の斜面に固定し、試験片の上端より斜面上
方10cmの位置からスチールボールをころがし、試験
片(感圧接着剤層)上で停止する最大径のボールの大き
さ(1/32インチを単位とする直径)で表示した。
【0025】(4)保持力試験 上記試験片の離型紙を剥し、SUS304のステンレス
板に接着面積が25×25mmになるように貼り合わせ
た。貼り合わせに際して、2kgのゴムローラーを1往
復させることにより荷重をかけて圧着した。これを用い
40℃の雰囲気下でステンレス板を垂直に保持するとと
もに1kgの静荷重を試験片にかけ(接着部に剪断荷重
がかかるようにして)、24時間後のずれ距離(mm)
あるいはクリープ時間(落下するまでの時間、分)を測
定した。
【0026】(5)剥離力試験 20℃、65%RHの雰囲気中で、上記試験片の離型紙
とポリエステルフィルムを180度方向に300mm/
分の引張り速度で引き剥し、その時の抵抗力を剥離力
(g/50mm)として測定した。
【0027】合成例1 攪拌機、冷却器、温度計を備えた重合容器に水70部を
仕込み、窒素気流下に攪拌しながら加熱し、内温を80
℃に昇温させる。一方、別の容器に水30部、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム型
アニオン界面活性剤1部、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル型ノニオン界面活性剤2部を仕込んで攪
拌して溶解し、次いでこれにブチルアクリレート46
部、2−エチルヘキシルアクリレート45部、酢酸ビニ
ル8部、アクリル酸1部よりなるアクリル系単量体混合
物を加えて攪拌し、混合液(以下A液と略記)を得る。
重合容器内容物温度が80℃に達した時点で、重合開始
剤として過硫酸アンモニウム0.3部を添加した後、上
記A液を3時間かけて滴下した。A液の滴下終了後、さ
らに1時間重合容器内を80℃に保ち反応を完結させ
た。得られたこのアクリル系樹脂の水性分散液(以下P
−1と略記)は固形分50.2%であった。
【0028】合成例2 アクリル系単量体混合物をブチルアクリレート50部、
2−エチルヘキシルアクリレート49部、アクリル酸1
部に変えた以外は、合成例1と同様にしてアクリル系樹
脂水性分散液(以下P−2と略記)を得た。
【0029】合成例3 分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された粘度4
0csのメチルハイドロジェンポリシロキサンと水をポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル型ノニオン界
面活性剤2部(前記ポリシロキサンに対し)を用いて乳
化し、固形分を60%に調整した水性分散液(以下A−
1と略記)とした。
【0030】合成例4 分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された粘度1
20csのメチルハイドロジェンジメチルポリシロキサ
ン[m/(m+n)=0.7]を用いたほかは、合成例
3と同様に調整して水性分散液(以下A−2と略記)を
得た。
【0031】合成例5 分子鎖両末端がジメチルハイドロジェンシリル基で封鎖
された粘度20csのメチルハイドロジェンジメチルポ
リシロキサン[m/(m+n)=0.5]を用いたほか
は、合成例3と同様に調整して水性分散液(以下A−3
と略記)を得た。
【0032】実施例1 合成例1の樹脂水性分散液(P−1)100部にメチル
ハイドロジェンポリシロキサン水性分散液(A−1)1
×10-3部を添加し、アクリル系水性感圧接着剤組成物
を得た。得られた水性組成物を用いて前記(1)の試験
片の作成方法に従い試験片を作成し、以下試験法(2)
〜(5)に従って感圧接着剤層の物性測定を行なった。
感圧接着剤組成物の配合組成及び感圧接着剤層の物性を
表1に示す。
【0033】実施例2、3 実施例1において、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン水性分散液(A−1)の添加量を変えるほかは、同様
にしてアクリル系水性感圧接着剤組成物を得、試験片を
作成し、感圧接着剤層の物性測定を行なった。これらの
組成物の配合組成及び感圧接着剤層の物性を表1に示
す。
【0034】実施例4 合成例2の樹脂水性分散液(P−2)100部にメチル
ハイドロジェンポリシロキサン水性分散液(A−1)1
×10-2部を添加してアクリル系水性感圧接着剤組成物
を得、前記(1)の試験片の作成方法に従い試験片を作
成し、以下試験法(2)〜(5)に従って感圧接着剤層
の物性測定を行なった。組成物の配合組成及び感圧接着
剤層の物性を表1に示す。
【0035】実施例5、6 実施例3においてA−1の代わりにA−2、A−3を用
いたほかは、同様にしてアクリル系水性感圧接着剤を
得、試験片を作成し、感圧接着剤層の物性測定を行なっ
た。これらの組成物の配合組成及び感圧接着剤層の物性
を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】比較例1、2 合成例1の樹脂水性分散液(P−1)及び合成例2の樹
脂水性分散液(P−2)を、ハイドロジェンポリシロキ
サンを添加しないで、そのままそれぞれ単独で用い、前
記(1)の試験片の作成方法に従い試験片を作成し、以
下試験法(2)〜(5)に従って感圧接着剤層の物性測
定を行なった。得られた結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】実施例7、8、比較例3 アクリル系溶剤型感圧接着剤BPS−8170(東洋イ
ンキ製造(株)製、商品名、固形分36.5%)100
部に、合成例3で用いたメチルハイドロジェンポリシロ
キサンを1×10-3部、1×10-2部それぞれ添加した
組成物、及び無添加のものを用いて、前記(1)の試験
片の作成方法に従い試験片を作成し、以下試験法(2)
〜(5)に従って感圧接着剤層の物性測定を行なった。
得られた結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例9、10、11、比較例4 ゴム系溶剤型感圧接着剤BPS−2411(東洋インキ
製造(株)製、商品名、固形分30%)100部に、合
成例3で用いたメチルハイドロジェンポリシロキサンを
1×10-3部、1×10-2部、5×10-2部それぞれ添
加した組成物、及び無添加のものを用いて、前記(1)
の試験片の作成方法に従い試験片を作成し、以下試験法
(2)〜(5)に従って感圧接着剤層の物性測定を行な
った。得られた結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】本発明により、シリコーン離型紙に対す
る剥離性を中剥離力〜重剥離力に容易に調整できる感圧
接着剤の新規な組成物が提供された。しかもこの組成物
は基本となる感圧接着剤の剥離性以外のその他の特性に
悪影響を及ぼさない。これらの点で本発明の組成物は従
来に勝るものである。
フロントページの続き (72)発明者 小川 匡彦 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 横山 洋士 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信 化学工業株式会社内 (72)発明者 木下 鴻二 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信 化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−16183(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 11/08 C09J 7/02

Claims (4)

    (57)整理番号P031029 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感圧接着剤中へ、その固形分100重量部
    に対し、けい素原子と結合した水素原子を1分子中に少
    なくとも2個有するオルガノ水素ポリシロキサン0.0
    01〜0.3重量部を添加してなり、シリコーン離型剤
    で処理された面と当該感圧接着剤で処理された面とを接
    触させて保存することを特徴とする感圧接着剤組成物。
  2. 【請求項2】感圧接着剤がゴム系溶剤型感圧接着剤、ア
    クリル系溶剤型感圧接着剤又はアクリル系エマルジョン
    型感圧接着剤である請求項1に記載の感圧接着剤組成
    物。
  3. 【請求項3】けい素原子と結合した水素原子を1分子中
    に少なくとも2個有するオルガノ水素ポリシロキサンが
    一般式(A) 【化1】 (但し、式中のRは炭素数1〜10の同一又は異種の
    非置換又は置換1価炭化水素基、Rは水素原子又はR
    と同一の基であり、m、nは1〜500の整数であ
    る。)で示されるものである請求項1に記載の感圧接着
    剤組成物。
  4. 【請求項4】一般式(A)においてR、Rがメチル
    基で、n/(m+n)≧0.5である請求項3に記載の
    感圧接着剤組成物。
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