JP2910841B2 - 回転分割機構 - Google Patents
回転分割機構Info
- Publication number
- JP2910841B2 JP2910841B2 JP18377896A JP18377896A JP2910841B2 JP 2910841 B2 JP2910841 B2 JP 2910841B2 JP 18377896 A JP18377896 A JP 18377896A JP 18377896 A JP18377896 A JP 18377896A JP 2910841 B2 JP2910841 B2 JP 2910841B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- rotating body
- rotation
- harness
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転部と固定部の
間にハーネスを引き回す機構に関し、特にハーネスを内
部に収納する機構に関する。
間にハーネスを引き回す機構に関し、特にハーネスを内
部に収納する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−298394号公報には、従
来のディスプレイ回転台機構が記載されている。図3
は、前記従来のディスプレイ回転台機構の斜視図、図4
は、図3のA−A線断面図であり、図5は、図4のB−
B線断面図である。
来のディスプレイ回転台機構が記載されている。図3
は、前記従来のディスプレイ回転台機構の斜視図、図4
は、図3のA−A線断面図であり、図5は、図4のB−
B線断面図である。
【0003】図4において、ジョイントカップ21は、
回転の軸となり、その上面は、受け皿22に固定されて
いる。接点端子24は、固定台23の上面に図5のよう
に回転軸を中心として取り付けられたドーナツ盤状の金
属の接点端子25に常に接触するように、受け皿22の
底部に取り付けられている。電源26は、固定台23に
収められていて、電源ケーブル27により、固定台23
に取り付けられた接点端子25を介して受け皿22側の
接点端子24に接続されている。従って、図4におい
て、受け皿22を回転させると、固定台23上に取り付
けられたドーナツ盤状の接点端子25上を、受け皿22
側に取り付けられた接点端子24が常に接触しながら移
動することになる。即ち、受け皿22と固定台23間の
接続を、接点端子24,25等により間接接続にし、受
け皿22が固定台23に対して回転できる構造となって
いる。
回転の軸となり、その上面は、受け皿22に固定されて
いる。接点端子24は、固定台23の上面に図5のよう
に回転軸を中心として取り付けられたドーナツ盤状の金
属の接点端子25に常に接触するように、受け皿22の
底部に取り付けられている。電源26は、固定台23に
収められていて、電源ケーブル27により、固定台23
に取り付けられた接点端子25を介して受け皿22側の
接点端子24に接続されている。従って、図4におい
て、受け皿22を回転させると、固定台23上に取り付
けられたドーナツ盤状の接点端子25上を、受け皿22
側に取り付けられた接点端子24が常に接触しながら移
動することになる。即ち、受け皿22と固定台23間の
接続を、接点端子24,25等により間接接続にし、受
け皿22が固定台23に対して回転できる構造となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、回転
部と固定部の電気的接続に接点端子を用いており、従っ
て回転の際には必ず摩擦を生じることになる。従来の技
術は、信頼性及び寿命の点で評価が低く、衛星搭載品な
どの交換が不可能な製品に適用することができないとい
う欠点があった。
部と固定部の電気的接続に接点端子を用いており、従っ
て回転の際には必ず摩擦を生じることになる。従来の技
術は、信頼性及び寿命の点で評価が低く、衛星搭載品な
どの交換が不可能な製品に適用することができないとい
う欠点があった。
【0005】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、回転部が移動する接点端子をもたずに固定部
に対して相当の角度回転することができ、かつ、回転部
の回転に起因してハーネスが劣化しないような回転機構
を提案しようとするものである。
を改良し、回転部が移動する接点端子をもたずに固定部
に対して相当の角度回転することができ、かつ、回転部
の回転に起因してハーネスが劣化しないような回転機構
を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転部と固定
部の間に回転体を導入することによって、回転体の回転
を、ハーネスに対して相対的に動く回転と、ハーネスに
対して相対的に動かない回転とに分割するものであり、
次の構成を採用する。
部の間に回転体を導入することによって、回転体の回転
を、ハーネスに対して相対的に動く回転と、ハーネスに
対して相対的に動かない回転とに分割するものであり、
次の構成を採用する。
【0007】(1)回転部と固定部の間にハーネスが存
在する回転機構において、前記回転部と前記固定部の間
に同心円状に配置された回転体と、前記回転部と前記回
転体の間及び前記回転体と前記固定部の間にそれぞれ設
けられた前記ハーネス及び軸受と、前記回転部と前記回
転体の間及び前記回転体と前記固定部の間の各相対回転
を前記ハーネスにストレスがかからないように規制する
手段とから構成され、更に、前記手段が、前記回転部の
外周面に設けられた突起と、前記回転体の内周面及び外
周面にそれぞれ設けられた突起と、前記固定部の内周面
に設けられた突起とから構成される回転分割機構。
在する回転機構において、前記回転部と前記固定部の間
に同心円状に配置された回転体と、前記回転部と前記回
転体の間及び前記回転体と前記固定部の間にそれぞれ設
けられた前記ハーネス及び軸受と、前記回転部と前記回
転体の間及び前記回転体と前記固定部の間の各相対回転
を前記ハーネスにストレスがかからないように規制する
手段とから構成され、更に、前記手段が、前記回転部の
外周面に設けられた突起と、前記回転体の内周面及び外
周面にそれぞれ設けられた突起と、前記固定部の内周面
に設けられた突起とから構成される回転分割機構。
【0008】(2)前記回転体が複数個同心円状に重層
されて構成される前記(1)記載の回転分割機構。
されて構成される前記(1)記載の回転分割機構。
【0009】(3)前記軸受がジャーナル球軸受である
前記(1)記載の回転分割機構。
前記(1)記載の回転分割機構。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施の形態例の断面図である。図2は、図1のA−A線
断面図である。回転部1は、軸受4を介して回転体2と
結合しており、回転部1は、回転体2に対して回転する
ことができる。また、同様に回転体2は、軸受5を介し
て固定部3と結合しており、回転体2は、固定部3に対
して回転することができる。軸受4,5には、ジャーナ
ル球軸受を用いる。さらに、回転部1と回転体2の間、
及び回転体2と固定部3の間には、ハーネス6,7がか
け渡され、回転部1と固定部3を電気的に接続すること
が可能となっている。回転部1の外周面には、1個の突
起8を設け、回転体2の内周面には、中心対称に2個の
突起9aを設け、回転体2の外周面には、1個の突起9
bを設け、固定部3の内周面には、中心対称に2個の突
起10を設ける。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施の形態例の断面図である。図2は、図1のA−A線
断面図である。回転部1は、軸受4を介して回転体2と
結合しており、回転部1は、回転体2に対して回転する
ことができる。また、同様に回転体2は、軸受5を介し
て固定部3と結合しており、回転体2は、固定部3に対
して回転することができる。軸受4,5には、ジャーナ
ル球軸受を用いる。さらに、回転部1と回転体2の間、
及び回転体2と固定部3の間には、ハーネス6,7がか
け渡され、回転部1と固定部3を電気的に接続すること
が可能となっている。回転部1の外周面には、1個の突
起8を設け、回転体2の内周面には、中心対称に2個の
突起9aを設け、回転体2の外周面には、1個の突起9
bを設け、固定部3の内周面には、中心対称に2個の突
起10を設ける。
【0011】回転部1の突起8が回転体2の突起9aに
当たるまで、回転部1は回転体2に対して単独で回転す
ることができる。それ以上は、回転部1は回転体2と共
に固定部3に対して回転する。回転体2の突起9bが固
定部3の突起10に当たると、回転部1と回転体2は停
止する。それぞれの突起8,9a,9b,10は、ハー
ネス6,7が所定以上に引っ張られないようにするため
に設けられたもので、回転部1が回転体2に対して回転
できる間は、ハーネス6にストレスはかからないように
設計されている。同様に、回転体2が固定部3に対して
回転できる間は、ハーネス7にストレスはかからないよ
うに設計されている。従って、必要回転角に応じて回転
体2を複数個同心円状に重層すれば、回転部1は、固定
部3に対して、ハーネス6,7にストレスをかけること
なく十分な回転を保証される。
当たるまで、回転部1は回転体2に対して単独で回転す
ることができる。それ以上は、回転部1は回転体2と共
に固定部3に対して回転する。回転体2の突起9bが固
定部3の突起10に当たると、回転部1と回転体2は停
止する。それぞれの突起8,9a,9b,10は、ハー
ネス6,7が所定以上に引っ張られないようにするため
に設けられたもので、回転部1が回転体2に対して回転
できる間は、ハーネス6にストレスはかからないように
設計されている。同様に、回転体2が固定部3に対して
回転できる間は、ハーネス7にストレスはかからないよ
うに設計されている。従って、必要回転角に応じて回転
体2を複数個同心円状に重層すれば、回転部1は、固定
部3に対して、ハーネス6,7にストレスをかけること
なく十分な回転を保証される。
【0012】なお、いうまでもなく、回転部1は、固定
部3に対して左右いずれの方向にも回転することができ
る。
部3に対して左右いずれの方向にも回転することができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、電気的
に接続する必要がある回転部と固定部を持つ構造体に関
して、回転部が移動する接点端子をもたずに十分な角度
回転可能となるように、ハーネスを配置することができ
る。従って、回転部の回転によるハーネスの劣化は、従
来の技術に比べて小さく、信頼性の高いハーネス用回転
機構を得ることができる。
に接続する必要がある回転部と固定部を持つ構造体に関
して、回転部が移動する接点端子をもたずに十分な角度
回転可能となるように、ハーネスを配置することができ
る。従って、回転部の回転によるハーネスの劣化は、従
来の技術に比べて小さく、信頼性の高いハーネス用回転
機構を得ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態例の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来の技術の斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
1 回転部 2 回転体 3 固定部 4,5 軸受 6,7 ハーネス 8,9a,9b,10 突起
Claims (3)
- 【請求項1】 回転部と固定部の間にハーネスが存在す
る回転機構において、前記回転部と前記固定部の間に同
心円状に配置された回転体と、前記回転部と前記回転体
の間及び前記回転体と前記固定部の間にそれぞれ設けら
れた前記ハーネル及び軸受と、前記回転部と前記回転体
の間及び前記回転体と前記固定部の間の各相対回転を前
記ハーネスにストレスがかからないように規制する手段
とから構成され、更に、前記手段が、前記回転部の外周
面に設けられた突起と、前記回転体の内周面及び外周面
にそれぞれ設けられた突起と、前記固定部の内周面に設
けられた突起とから構成されることを特徴とする回転分
割機構。 - 【請求項2】 前記回転体が複数個同心円状に重層され
て構成されることを特徴とする請求項1記載の回転分割
機構。 - 【請求項3】 前記軸受がジャーナル球軸受であること
を特徴とする請求項1記載の回転分割機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18377896A JP2910841B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 回転分割機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18377896A JP2910841B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 回転分割機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1032071A JPH1032071A (ja) | 1998-02-03 |
JP2910841B2 true JP2910841B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=16141787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18377896A Expired - Lifetime JP2910841B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 回転分割機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103515806B (zh) * | 2013-10-22 | 2016-05-11 | 尹隽晖 | 内扣式电连接结构和充电电源套件 |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP18377896A patent/JP2910841B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1032071A (ja) | 1998-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990310 |