JP2910273B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2910273B2
JP2910273B2 JP3857091A JP3857091A JP2910273B2 JP 2910273 B2 JP2910273 B2 JP 2910273B2 JP 3857091 A JP3857091 A JP 3857091A JP 3857091 A JP3857091 A JP 3857091A JP 2910273 B2 JP2910273 B2 JP 2910273B2
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義則 松永
敏嗣 植田
長興 嘉山
健一 黒森
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、測定管内に障害物がなく、圧損
が小さく、耐振性の良好な流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の微小サイズ用流量計としては、容
積式、面積式等がある。これらは、内部に歯車又は浮子
の様な、流れを遮る物がある為、圧損が大きい、内部の
部品が摩耗するなどの欠点を持っている。一方、電磁流
量計やコリオリ流量計は、流れを遮る物はないが、それ
ぞれ導電性流体しか測定出来ない、振動に弱いといった
欠点がある。
【0003】第14図は従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、コリオリ質量流量計に使用せる
例で、例えば、米国特許4,491,025号、発明の
名称「PARALLEL PATH CORIOLIS MASS FLOW RATE METER
」1982年11月3日出願、1985年1月1日特
許に示されている。図において、1は配管Aに、両端が
取付けられたU字形の測定管である。2は管路Aへの測
定管1の取付けフランジである。3はU字形をなす測定
管1の先端に設けられた振動子である。4,5は測定管
1の両側にそれぞれ設けられた変位検出センサである。
【0004】以上の構成において、測定管1に測定流体
が流され、振動子3が駆動される。振動子3の振動方向
の角速度『ω』、測定流体の流速『V』(以下『』で囲
まれた記号はベクトル量を表す。)とすると、 Fc=―2m『ω』×『V』 のコリオリ力が働く、コリオリ力に比例した振動の振幅
を測定すれば、質量流量が測定出来る。しかし、一般に
は、コリオリ力に比例した振動の振幅は、加振による振
動の振幅より極めて小さく、コリオリ力に比例した振動
の振幅を直接検出することが出来ない。
【0005】今、図15のZ視の方向から見ると、振動
子3の加振により、振動方向をα、βに別けて考える
と、流速『V』の向きによって、図15(A)、(B)
に示す如く、コリオリ力の方向が異なるので、逆相とな
り、測定管1が捩れながら振動する。これを変位検出セ
ンサ4,5、例えば磁気センサで変位を検出し、変位検
出センサ4,5の変位の位相差が、(コリオリ力に比例
した振動の振幅)/(加振による振動の振幅)に比例す
るので質量流量を求める事ができる。位相差は波形がゼ
ロをクロスする時間の差Δtとして測定出来るので、結
果としてコリオリ力が測定出来る。
【0006】図16は従来より一般に使用されている他
の従来例の構成説明図である。本従来例では、更に、ノ
イズを低減し、信号を大きくとるために、測定管1を、
2管式にし、ノイズを打消すようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、振動の大きさを測定しているので、
外部振動ノイズに対して弱い欠点を有する。本発明は、
この問題点を解決するものである。本発明の目的は、測
定管内に障害物がなく、圧損が小さく、耐振性の良好な
流量計を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、測定流体が内部を流れ少なくとも一端が
固定された測定管と、該測定管の固有振動数で測定管の
一部が湾曲したまま該測定管の基本軸を中心に円を描い
て回動するように駆動する円運動駆動装置と、前記測定
管の回動による固有振動数を検出する変位測定装置と、
該変位測定装置が検出した固有振動数から測定流体の流
速を演算する演算回路とを具備したことを特徴とする流
量計を構成したものである。
【0009】
【作用】以上の構成において、測定管に測定流体が流れ
ない状態では、円運動駆動装置を駆動する事により、測
定管の固有振動数で、測定管の一部が湾曲したまま、測
定管の基本軸を中心に円を描いて回動する。測定管に測
定流体が流れている状態では、測定管と測定流体との固
有振動数で測定管の一部が湾曲したまま、測定管の基本
軸を中心に、円を描いて回動する。変位測定装置で、測
定管の回動による固有振動数を検出する。演算回路で、
変位測定装置が検出した固有振動数から、測定流体の流
速を演算する。以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の要部構成説明
図、図2は、図1のA−A断面図である。11は、測定
流体が内部を流れ、両端が、ケ―ス12に固定された測
定管である。13は、測定管11の固有振動数で、測定
管11の一部が湾曲したまま、測定管11の基本軸14
を中心に、円を描いて回動するように、駆動する円運動
駆動装置である。ここで、測定管11の基本軸14と
は、測定管11が湾曲し無い状態での中心軸を言うとす
る。15は、測定管11の回動による固有振動数を検出
する変位測定装置である。16は、変位測定装置15が
検出した固有振動数から、測定流体の流速を演算する演
算回路である。演算回路16については後述する。
【0011】図3に図1の電気回路のブロック図を示
す。13は駆動装置、15は変位測定装置である。変位
測定装置15は、測定管11の変位に比例した電圧を出
力する。16は、周波数測定回路で、変位測定装置15
の周期的な変化を周波数に変換する。17は、スイッチ
であり、ゼロ点を記録する場合にオンとなり、常時はオ
フである。18は、メモリ―で、スイッチ17がオンの
状態での周波数を記録する。19は、メモリ―18の出
力と周波数測定回路16の出力から流量を測定する演算
回路である。21は、円運動駆動装置13に電流を供給
する駆動回路である。
【0012】以上の構成において、 (1)測定管11に測定流体が流れない状態では、円運
動駆動装置13を駆動する事により、測定管11の固有
振動数で、測定管11の一部が湾曲したまま、測定管1
1の基本軸14を中心に円を描いて回動する。すなわ
ち、図4に示す如く、円運動駆動装置13は、測定管1
1を半径方向に外側に力Fで引付ける。而して、力Fは
F1、F2、F3、F4と測定管1の回りを順次移動し
て回転して行く。結局、力Fは測定管1を引付けなが
ら、測定管1のまわりを回転している。而して、測定管
1は測定管1の固有振動数で回転している。図5に示す
如く、この固有振動数で回転しているとき、測定管1の
撓み剛性Bと遠心力Cが釣合った状態である。測定管1
の両端は、固定されているので、図6の様な回転をして
いることになる。
【0013】(2)測定管1に測定流体が流れている状
態では、図7に示す如く、測定流体による遠心力Dが加
わり、全体としての遠心力が変化する。このとき、測定
管1は撓み剛性と釣合うように固有振動数が変化する。
結局、測定管1と測定流体との固有振動数で測定管の一
部が湾曲したまま、測定管の基本軸を中心に、円を描い
て回動する。而して、変位測定装置15で、測定管1の
回動による固有振動数を検出する。演算回路15で、変
位測定装置15が検出した固有振動数から測定流体の流
速を演算する。
【0014】図8に原理図を示す。この場合の等価的な
運動方程式は、 Mo rω 2=rk―M1 (v 2/R) (1) ここで、 Mo rω 2:E方向に回転する事により生じる遠心力 rk:ばねによる復元力 M1 (v 2/R):F方向に流体が流れる事により生じ
る遠心力 Mo :測定管1と測定流体の質量 r:撓み部分の回転の半径 ω:角速度 k:定数 M1 :測定流体の質量 v:測定流体の流速 R:撓み部分の曲率半径
【0015】(1)式より、 ω 2=(k/Mo )―(M1 /(Mo r))(v 2/R) (2 ) =(k/Mo )(1―(M1 /k)(v 2/(rR))) (2)式でRは1/rに比例するとすれば、Rr=cons
t であるから、e=1/Rrとおけば、 ω 2=ω 0 2(1―(M1 /k)ev 2) (3 )(3)式でM1 は密度に比例し、vは測定流体の流速
であるから、ωを測定する事により、(3)式の関係よ
り、測定管1中を流れる流速v又はρv 2を求める事が
出来る。ここで、ρは密度を表わす。
【0016】この結果、 (1)測定流体の流量により、測定管1の固有振動数が
変化するので、この固有振動数を測定する事により、測
定流体の流量測定が容易に出来る。 (2)測定値が固有振動数なので、外乱振動に強い、す
なわち、耐ノイズ特性が良好な流量計が得られる。
【0017】図9は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。本実施例においては、測定管1の一端側に、
ベロ―ズ21が設けられたもので、測定管1の一端は自
由端として振動する。図10は本発明の他の実施例の要
部構成説明図である。本実施例においては、測定管1と
して曲り管が使用され、両端固定として構成された例で
ある。
【0018】図11は本発明の他の実施例の要部構成説
明図である。本実施例においては、測定管1として曲り
管が使用され、測定管1の中央が固定され、両端が自由
端として構成された例である。図12は本発明の他の実
施例の要部構成説明図である。本実施例においては、測
定管1として平行管が使用され、両端固定として構成さ
れた例である。図13は本発明の他の実施例の要部構成
説明図である。本実施例においては、測定管1として平
行管が使用され、測定管1の片側が、自由端として構成
された例である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、測定流
体が内部を流れ少なくとも一端が固定された測定管と、
該測定管の固有振動数で測定管の一部が湾曲したまま該
測定管の基本軸を中心に円を描いて回動するように駆動
する円運動駆動装置と、前記測定管の回動による固有振
動数を検出する変位測定装置と、該変位測定装置が検出
した固有振動数から測定流体の流速を演算する演算回路
とを具備したことを特徴とする流量計を構成した。
【0020】この結果、 (1)測定流体の流量により、測定管の固有振動数が変
化するので、この固有振動数を測定する事により、測定
流体の流量測定が容易に出来る。 (2)測定値が固有振動数なので、外乱振動に強い、す
なわち、耐ノイズ特性が良好な流量計が得られる。
【0021】従って、本発明によれば、測定管内に障害
物がなく、圧損が小さく、耐振性の良好な流量計を実現
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の電気回路ブロック図である。
【図4】図1の動作説明図である。
【図5】図1の動作説明図である。
【図6】図1の動作説明図である。
【図7】図1の動作説明図である。
【図8】図1の動作原理説明図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図10】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図13】本発明の他の実施例の要部構成説明図であ
る。
【図14】従来より一般に使用されている従来例の構成
説明図である。
【図15】図14の動作説明図である。
【図16】従来より一般に使用されている他の従来例の
構成説明図である。
【符号の説明】
11…測定管 12…ケ―ス 13…円運動駆動装置 14…基本軸 15…変位測定装置 16…周波数測定回路 17…スイッチ 18…メモリ 19…演算回路 21…駆動回路 22…ベロ―ズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒森 健一 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−25011(JP,A) 特開 昭63−191024(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定流体が内部を流れ少なくとも一端が固
    定された測定管と、 該測定管の固有振動数で測定管の一部が湾曲したまま該
    測定管の基本軸を中心に円を描いて回動するように駆動
    する円運動駆動装置と、 前記測定管の回動による固有振動数を検出する1個の
    位測定装置と、 該変位測定装置が検出した固有振動数から測定流体の流
    速を演算する演算回路とを具備したことを特徴とする流
    量計。
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