JP2909850B2 - 無人走行車の姿勢角検出器 - Google Patents

無人走行車の姿勢角検出器

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JP2909850B2
JP2909850B2 JP3166328A JP16632891A JP2909850B2 JP 2909850 B2 JP2909850 B2 JP 2909850B2 JP 3166328 A JP3166328 A JP 3166328A JP 16632891 A JP16632891 A JP 16632891A JP 2909850 B2 JP2909850 B2 JP 2909850B2
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beam splitter
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敏弘 鈴木
重裕 山本
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NIPPON YUSOKI KK
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人走行車の姿勢角検
出器に係り、特に広域エリアを往復走行する移動ロボッ
トに好適に採用できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自律走行を行う無人走行車(以
下、単に走行車という)の走行制御において、車体の姿
勢角を検出する方法としては、ジャイロや、車輪のころ
がり距離から演算する方法が知られている。しかし、こ
れらの演算値にはジャイロの使用時間や、走行距離の増
大に伴って誤差が累積されるため、これらの誤差を補正
する装置を設ける必要がある。
【0003】かかる手段として、例えば走行車の走行経
路中に、基準となる反射板を設置し、該反射板と車体と
の距離をレンジファインダにて計測して姿勢角を求める
方法や、走行経路の床面上に所定のマークを敷設し、該
マークを撮像装置等にて2値化データとして取り込み、
所定の画像処理を行うことによって車体の姿勢角を求め
る方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床面に
反射板やマーク等を設ける姿勢角補正手段は、例えば、
体育館や多目的ホール等の広域エリアを往復走行し、床
面を清掃する掃除ロボット等には走行中の障害物となる
ため採用することができない。従って、掃除ロボットの
作業エリアが広い場合には、長距離に渡って姿勢角を補
正することができず、走行精度が低下するといった問題
がある。特に走行車が、掃除ロボットである場合には、
未清掃領域が生じるという不都合もある。
【0005】本発明は、かかる問題に鑑みなされたもの
で、その目的は、床面に反射板やマーク等といった補正
手段を設けることができない場所においても、走行車の
姿勢角を検出することを可能とする姿勢角検出器を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定められ
たエリアを自律走行する無人走行車と、前記エリアの外
部から、該エリアに向けて光若しくはレーザ光を発する
投光器を少なくとも一つ以上設けると共に、前記無人走
行車には、前記投光器の光若しくはレーザ光を受光して
車体の姿勢角を検出する検出器を設けてなり、該検出器
は、前記無人走行車が直進走行する軸線に対し45度の
角度となるよう固着されたビームスプリッタと、該ビー
ムスプリッタから前記軸線方向及び該軸線と直交する方
向にそれぞれ正投影した領域に一次元受光素子が設けら
れ、一の一次元受光素子が、他の一の一次元受光素子を
前記ビームスプリッタを基準面として、面対称移動させ
た位置から、所定のオフセット距離を隔てて設けられて
いる事を特徴とするものである。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を、以下図面に基づき説明
する。図1は、本発明の使用されるシステムの概略図、
図2は同ブロック図を示し、予め定められた走行エリア
1と、該走行エリア1を自律走行する走行車2と、前記
走行エリア1の外部から、該走行エリア1に向けて光若
しくはレーザ光(以下、単に光という)を発する投光器
3…とから構成される。
【0008】走行車2は、車輪(不図示)のころがり距
離をエンコーダ11にて検知し、自らの位置及び姿勢角
θnをCPU13にて演算しながら予め定められた走行
プログラムに基づいて所定の走行コースを無軌道で走行
しうる車両を示し、本例では前記走行エリア1を往復走
行を基本として、全領域をくまなく走行するものを例示
する。走行車2には、投光器3の光10を受光して車体
の姿勢角を計測し得る姿勢角検出器4を設けており、こ
れについては後述する。
【0009】各々の投光器3…から送出されるする光1
0は、走行車2の走行コースにおいて長距離に相当する
軸線9(以下、単に軸線9という)に対し直交するよう
配設されており、本例ではビーム光を発するものを、計
3箇所、所定の間隔を隔てて配置している。
【0010】本発明に係る姿勢角検出器4は、箱体状の
ケース6内にビームスプリッタ5と、一対の一次元受光
素子(以下、単に受光素子という)7、8とを配置して
構成されている。また、前記走行車2が軸線9に対し姿
勢角変位が零の状態において、ビームスプリッタ5は、
投光器3が発する光軸に対し45度の角度となるよう前
記ケース6に固着されている。また、該ビームスプリッ
タ5を、図において垂直方向及び水平方向に正投影した
領域にそれぞれ受光素子7、8が設けられる。更に、一
方の受光素子8は、図3に示すように、他方の受光素子
7をビームスプリッタ5を基準面として、面対称移動さ
せた位置7Aから、所定のオフセット距離cを隔てて設
けられている。尚、上述の受光素子7、8及びビームス
プリッタ5は、それぞれ同一水平面内に配置されている
ものである。
【0011】各々の受光素子7、8により得られた電気
信号は、A/Dコンバータ12を介してCPU13へと
送られる。また、CPU13には、走行車2の走行距離
を検知するエンコーダ11の信号が入力される。
【0012】次に、本発明の作用について説明する。図
4は走行車の制御フローチャートを示し、これを基に走
行車2は、走行開始地点にて、姿勢角θnを初期化(θ
n→0)した後、自らの走行プログラムに基づき走行コ
ースを走行する。この際、サンプリング時間毎にエンコ
ーダ11により検知される走行距離に基づきCPU13
にて逐次車体の姿勢角変位△θsを求め、さらに姿勢角
変位△θsを逐次積分し、姿勢角θnを得て、これを減
ずるようステアリング回路14がステアリングモータ等
の制御対象15を制御する。尚、「θn」の「n」は、
逐次値を意味する。
【0013】そして、図3に示すように、前記投光器3
から送出された光が、走行車2に設けられた姿勢角検出
器4にて受光されると、光10の一部はビームスプリッ
タ5によってその一部が分割されて受光素子7方向に
路変更し、一方の該受光素子7により受光され、残りの
光は、ビームスプリッタ5を透過して他方の受光素子8
により受光される。各々の受光素子7、8により得られ
た電気信号は、それぞれA/Dコンバータ12を介して
CPU13へと送られる。ここで、投光器3が発する光
10と、走行車の車体幅方向の基準軸16との角度(以
下、計測姿勢角という)をθpとすると、θpは
【数1】により求められる。ただし、aは受光素子7の
左端から受光位置までの距離、bは受光素子8の下端か
ら受光位置までの距離、cは受光素子8のオフセット距
離である。
【0014】計測姿勢角θpが得られると、現在のCP
U13での演算で求められた車体の姿勢角θnの値に、
計測姿勢角θpを代入する(θp→θn)。従って、姿
勢角θnが計測姿勢角θpに置き換えられた後は、エン
コーダ11により検知される走行距離から求まる姿勢角
変位△θsを計測姿勢角θpに加減算していくことにな
る。
【0015】次に、本発明の第二実施例について説明す
る。図5に示すように、投光器3から発せられる光がビ
ーム光以外のような場合に対処すべく、ビームスプリッ
タ5からの各々の分波光をレンズ17、18を介して受
光素子7、8に入射させるように構成している。この場
合にも、一方側のレンズ18及び受光素子8を、それぞ
れオフセット距離cを設けて配置すれば良い。
【0016】
【発明の効果】本発明を採用することにより、床面に反
射板やマーク等の補正手段を設ける必要がなく、走行車
の姿勢角補正が可能となるため、走行精度を低下させる
ことなく、走行車を所定の走行コースへと誘導し得る。
特に掃除ロボットに採用した場合には、掃除ロボットの
姿勢角補正が長期に渡って行えないような体育館やホー
ル等といったような場所でも姿勢角の補正が可能となる
ため、従来のように未清掃領域が生じるという不都合を
解決することができる。また、走行車が投光器の光を通
過する毎に姿勢角の補正が行えるため、投光器の設置数
を増すことにより、より一層の走行精度の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用されるシステムの概略図である。
【図2】本発明の使用されるシステムのブロック図であ
る。
【図3】姿勢角検出器の原理を説明するための概念図で
ある。
【図4】無人走行車の制御フローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例を示す概念図である。
【符号の説明】
2 無人走行車 3 投光器 4 姿勢角検出器 5 ビームスプリッタ 7 一次元受光素子 8 一次元受光素子 17 レンズ 18 レンズ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められたエリアを自律走行する無
    人走行車と、前記エリアの外部から、該エリアに向けて
    光若しくはレーザ光を発する投光器を少なくとも一つ以
    上設けると共に、前記無人走行車には、前記投光器の光
    若しくはレーザ光を受光して車体の姿勢角を検出する検
    出器を設けてなり、該検出器は、前記無人走行車が直進
    走行する軸線に対し45度の角度となるよう固着された
    ビームスプリッタと、該ビームスプリッタから前記軸線
    方向及び該軸線と直交する方向にそれぞれ正投影した領
    域に一次元受光素子が設けられ、一の一次元受光素子
    が、他の一の一次元受光素子を前記ビームスプリッタを
    基準面として、面対称移動させた位置から、所定のオフ
    セット距離を隔てて設けられていることを特徴とする無
    人走行車の姿勢角検出器。
JP3166328A 1991-06-10 1991-06-10 無人走行車の姿勢角検出器 Expired - Lifetime JP2909850B2 (ja)

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JPH04362709A JPH04362709A (ja) 1992-12-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2990545B2 (ja) 1991-06-10 1999-12-13 日本輸送機株式会社 無人走行車の姿勢角補正方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2990545B2 (ja) 1991-06-10 1999-12-13 日本輸送機株式会社 無人走行車の姿勢角補正方法

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