JP2002213920A - 移動体の位置認識方法および装置 - Google Patents

移動体の位置認識方法および装置

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JP2002213920A
JP2002213920A JP2001014274A JP2001014274A JP2002213920A JP 2002213920 A JP2002213920 A JP 2002213920A JP 2001014274 A JP2001014274 A JP 2001014274A JP 2001014274 A JP2001014274 A JP 2001014274A JP 2002213920 A JP2002213920 A JP 2002213920A
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light
moving body
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circumscribed circle
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JP2001014274A
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Keiji Yoda
圭司 依田
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Original Assignee
Azbil Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶対空間における移動体の位置の算出に必要
な位置情報に時間的なズレが生じず、複雑な機構を必要
とせず、また、移動体周辺の障害物に影響されずに移動
体の絶対位置が算出可能な移動体の位置認識装置及び方
法を提供する。 【解決手段】 絶対空間に置かれた移動ロボット1の位
置認識を行なう位置認識装置であって、当該絶対空間に
おいて、床面から略同一の高さの位置に設けた、発光色
の異なる3つのLED5a,5b,5cを、移動ロボッ
ト1に搭載したCCDカメラ3によって撮像し、その撮
像した画像をもとに、絶対空間の所定位置を原点とした
絶対座標系における移動ロボット1の絶対座標を求める
機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面上を自律走行
するロボットなどの移動体の位置認識方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自律走行を行うロボット等の移動体を動
作させるためには、その移動体に対し、絶対空間におけ
る自己の位置(絶対位置)を認識させる必要がある。そ
の位置を検知する装置としては、特開平1−28741
5に開示された位置制御装置がある。これは、移動体と
しての自走車から光ビームを円周方向に走査することに
より、自走車の位置を検出する自走車の位置制御装置で
あり、入射光の方向に光を反射する反射器を自走車から
離れた少なくとも3箇所に設置し、その発光と受光の位
相差に基づいて自走車の位置を原点とした各反射器の座
標値を算出し、自走車の現在位置および進行方位を演算
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記位置制御
装置では、次のような問題点がある。
【0004】(1)光ビームを円周方向に走査するため
に発光器および受光器を回転させながら発光および受光
を行なうため、反射光を受光する時間にずれが生じ、移
動体の絶対位置の算出結果に誤差が生じてしまう。
【0005】(2)光ビームを円周方向に走査するため
には、光ビームの発光器を移動体に設置すると共に、当
該発光器を回転させるための可動機構を設ける必要があ
り、装置の構成が複雑で故障の可能性が増大する。
【0006】(3)移動体の周辺(水平方向)に障害物
があると光ビームの反射および受光が正確に行えず、誤
動作してしまうおそれがある。
【0007】本発明の目的は、絶対空間における移動体
の位置の算出に必要な位置情報に時間的なずれが生じ
ず、複雑な機構を必要とせず、また、移動体周辺の障害
物に影響されずに移動体の絶対位置を算出できる移動体
の位置認識装置及び方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶対空間に置
かれた移動体の位置認識を行なう位置認識方法であっ
て、移動体に設けられた検出手段により、基準面から略
同一の高さに設けられた光点からの光により光点の位置
を検出するステップと、移動体の現在位置を仮想原点と
する仮想座標系において、その仮想原点及び検出手段に
より検出された2つの光点の位置を結んで形成される三
角形の外接円の中心と該2つの光点の位置を結ぶ直線と
の間の距離を求めるステップ、求めた距離を用いて、絶
対空間の所定位置を原点とした絶対座標系における外接
円の中心座標を求めるステップ、2つの光点の位置を結
ぶ直線と外接円の中心点との間の距離を求めるステッ
プ、求めた距離を用いて、絶対空間の所定位置を原点と
した絶対座標系における外接円の中心座標を求めるステ
ップ、求めた中心座標を用いて、絶対座標系における移
動体の絶対座標を求めるステップとを含む移動体の位置
認識方法である。
【0009】本発明の装置は、絶対空間に置かれた移動
体の位置認識を行なう位置認識装置であって、当該絶対
空間において、基準面から略同一の高さに設けられる、
位置を識別するための光を発生する光点と、移動体に設
けられ、光点からの光により光点の位置を検出する検出
手段と、移動体の現在位置を仮想原点とする仮想座標系
において、その仮想原点及び検出手段により検出された
2つの光点の位置を結んで形成される三角形の外接円の
中心と該2つの光点の位置を結ぶ直線との間の距離を求
める距離算出手段と、該距離算出手段での算出結果を用
いて、絶対空間の所定位置を原点とした絶対座標系にお
ける外接円の中心座標を求める外接円中心座標算出手段
と、該外接円中心座標算出手段での算出結果を用いて、
絶対座標系における移動体の絶対座標を求める移動体絶
対座標算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の装置の実施態様では、検出手段は
撮像手段で構成され、距離算出手段は、該撮像手段によ
って撮像した画像をもとに、画像の中心位置及び2つの
光点の位置を結んで形成される三角形の外接円の中心と
該2つの光点の位置を結ぶ直線との距離を求める。
【0011】本発明の装置の別の実施態様では、距離算
出手段は、撮像手段によって撮像した画像上に、画像の
中心点を仮想原点とした仮想座標系を設定し、当該仮想
座標系において各光点の位置を極座標で表したときの隣
接する2つの光点の間の成す角度を求め、当該角度を用
いて、仮想原点及び2つの光点の位置を通る外接円の半
径を求め、そして、該2つの光点の位置を結ぶ直線と外
接円の中心点との距離を求める。
【0012】本発明のさらに別の実施態様では、仮想座
標系におけるX軸の正方向と光点との成す角度、及び、
絶対座標系における移動体と該光点との相対的な角度を
求め、これら2つの角度の差により、絶対座標系におけ
る移動体の向きを求める移動体方向算出手段を備える。
【0013】
【作用及び効果】本発明によれば、所定の高さ位置に設
けられた光点からの光を検出することで移動体の絶対座
標を求めるので、一度ですべての光が検出でき、光の検
出に時間的なずれが生じない。従って、上記位置制御装
置のような、移動体の絶対座標の算出結果に誤差が生じ
ることはない。
【0014】また、基準面から略同一の高さ位置に光点
を設けるため、水平方向の障害物等に影響されることは
なく、正確な移動体の絶対座標が求められる。
【0015】検出手段としては、光点からの全ての光を
同時に検出できるものであればよく、例えば、広角レン
ズを用いたCCDカメラ等が用いられる。
【0016】本発明の実施態様では、検出手段として撮
像装置が用いられ、CCDカメラ等の撮像装置で撮った
広範囲な画像をもとに絶対座標の検出が行える。また、
広範囲な画像を取り込むことで、全ての光点が検出で
き、光点の検出に時間的なずれが生じることはない。
【0017】本発明の別の実施態様では、撮像装置で撮
った画像から得られる各光点の角度情報をもとに移動体
の絶対座標を求めるので、誤差のない移動体の絶対座標
が求められる。
【0018】本発明のさらに別の実施態様では、絶対空
間において移動体が現在向いている方向を誤差なく求め
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理を利用した
移動体(例えばロボット)1が、建物の屋内のような床
面、壁面および天井面で形成された所定の空間に置かれ
ている状態を示す。移動体1は、本発明の方法により当
該空間における移動体自身の位置を認識することで、予
め定められた走行制御プログラムに基づいた当該空間内
での自律走行を行う。
【0020】移動体1には、移動するための手段とし
て、前後左右に駆動輪2が取り付けられ、当該駆動輪2
が回転することで床面上での移動を可能としている。ま
た、移動体1の上部には、検出手段としてのCCDカメ
ラ3が、そのレンズを垂直上方に向けて取り付けられ
る。
【0021】また、移動体1が移動する空間の基準面と
なる床面から略同一の高さに形成された天井面に、それ
ぞれ位置を識別するための光を発生する光点を設ける。
本実施例では、天井面に3つのLED(発光ダイオー
ド)を、その発光部を床面に向けて取り付けられる。こ
れら3つのLED(第1LED5a,第2LED5b,
第3LED5c)は、それぞれ発光色が異なるもので構
成され、例えば、“赤色”、“緑色”、或いは“黄色”
のいずれかの色を発光するLEDが用いられる。この実
施例では、各LEDの位置が光点となっている。また、
これら3つのLEDは、常時発光しているものとする。
【0022】3つのLED5a〜5cの取り付け位置
は、移動体1が当該空間において自身の位置を認識する
ときに必要な基準位置(絶対位置)として天井面に予め
設定した位置を基準に定められる。具体的には、当該空
間を一つの座標系(後述の「グローバル座標系」)とし
て設定し、この座標系における上記絶対位置の座標
(「絶対座標」という)を基準とした座標位置に、各L
EDが配置される。
【0023】移動体1は、CCDカメラ3でこれら3つ
のLED5a〜5cを撮像し、その撮影画像をもとに移
動体1の絶対座標を求める。従って、CCDカメラ3に
は、3つのLED5a〜5cを一画像に収めることがで
きるように、広範囲に撮像可能な広角レンズ(魚眼レン
ズまたは焦点距離20mm以下)が用いられる。
【0024】なお、検出手段は、3つの光を判別できる
ものであればよく、上記のCCDカメラ3に限らない。
例えば、2次元PSD(Position Sensitive Detecto
r)センサと任意の波長のみを通過可能とするバンドパ
スフィルタとの組み合わせ等を用いてもよい。また、天
井に取り付ける光点は、上記の3色のLEDに限らな
い。例えば、異なる波長を出力する赤外線LED等を用
いてもよい。
【0025】図2は、移動体1の内部に設けられる制御
装置の一部を構成する位置認識装置の構成を示す。この
図2に示すように、位置認識装置は、制御部11、CC
Dカメラ3で撮影された画像を読み込み、A/D変換に
よりデジタルの画像データへ変換する画像処理部12、
その画像データを格納する画像記憶部13、読み込んだ
画像データから導き出される各LEDの位置に関するデ
ータ(各LED間の角度等)を記憶するLED位置情報
記憶部14、後述の「移動体の絶対座標及び隣接する2
つのLEDの絶対座標を結んで形成される三角形の外接
円の中心点と、当該2つのLEDの絶対座標を結んだ直
線との距離」を算出する距離算出手段15、後述の外接
円中心座標を算出する外接円中心座標算出手段16、移
動体1の絶対座標を算出する移動体絶対座標算出手段1
7、移動体の現在向いている方向を算出する移動体方向
算出手段18、及び、この位置認識装置での算出結果を
移動体1の走行制御を行なう走行制御部(図示省略)に
伝送する算出結果出力部19を備える。
【0026】以下、上記構成の位置認識装置において、
CCDカメラ3により撮像した3つのLED5a〜5c
を含む画像から移動体1の絶対座標を求める一連の処理
手順について説明する。
【0027】まず、制御部11において、画像記憶部1
3に格納されている画像に基づき、3つのLED5a〜
5cに関する各種情報を取得する処理(LED情報取得
処理)が行なわれる。
【0028】図3は、LED5a〜5cを撮像した画像
の模式図である。「LED情報取得処理」では、まず、
当該画像を、画像の中心点(これは、移動体1の絶対位
置でもある)を原点(以下、「仮想原点」という)とし
たx−y座標系(「仮想座標系」または「ローカル座標
系」という。)で表す。この座標系におけるx軸を「x
軸」と称し、y軸を「y軸」と称する。以下の説明
では、この座標系を「ローカル座標系」と称する。ま
た、3つのLED5a〜5cの中心点をそれぞれA,
B,Cとし、これら各中心点の「ローカル座標系」にお
ける座標を、それぞれ(xr1,yr1),(xr2
r2),(xr2,yr2)とする。
【0029】上記ローカル座標系において、仮想原点か
ら各LED5a〜5cの中心点A,B,Cまでの距離を
それぞれD,D,Dとし、x軸の正方向を基準
とした各LED5a〜5cの成す角度、すなわち各LE
D5a〜5cの中心点を極座標で表したときの角度を、
それぞれα,α,αとする。これらは、それぞれ
画像から求められる。
【0030】ここで、CCDカメラ3に魚眼レンズを用
いた場合、画像全体がゆがむため、各LEDの極座標
は、次式(1)で補正して求めるものとする。なお、h
は撮像面から天井面までの距離、fは焦点距離である。
【0031】
【数1】
【0032】また、角度α,α,αは、次のとお
りである。
【0033】
【数2】
【0034】これより、魚眼レンズを用いても、角度情
報のみ用いる場合は、補正する必要がないことになる。
【0035】以上のように、画像から求められたデータ
をもとに、次の情報(画像情報)が得られる。
【0036】1.隣接する各LED間の角度(α12
α23,α31)。
【0037】2.仮想原点から各LEDまでの距離を長
い順に並べたときのLEDの順番。
【0038】3.x軸の正方向から反時計回りで見え
るLEDの順番、すなわち各LEDの極座標を小さい順
に並べたときのLEDの順番(図3の場合は、第1LE
D5a→第2LED5b→第3LED5cの順番)。
【0039】以上の画像情報は、上記LED位置情報記
憶部14に格納される。
【0040】図4は、移動体1の移動する空間の所定位
置を原点としたx−y座標系(「絶対座標系」又は「グ
ローバル座標系」といい、以下の説明では「グローバル
座標系」と称する)における、移動体1の位置及び各L
ED5a〜5cの位置を示す。ここで、「グローバル座
標系」における座標を「絶対座標」と称する。この図4
に示す例では、グローバル座標系における移動体1の位
置を示す絶対座標はR(x,y)、第1LED5a
の位置を示す絶対座標はA(x,y)、第2LED
5bの位置を示す絶対座標はB(x,y)、第3L
ED5cの位置を示す絶対座標はC(x,y)で示
される。なお、各LED5a〜5cの絶対座標は既知と
する。
【0041】次に、図4に示したグローバル座標系にお
ける各LED5a〜5cの絶対座標に基づいて、移動体
1の絶対座標R(x,y)を算出する手順について
説明する。
【0042】まず、移動体1の絶対座標R(x
)と隣接する2つのLEDの絶対座標を直線で結ん
で構成される三角形を考え、この三角形の外接円の中心
座標を求める。
【0043】この図4に示すように、R(x
)、A(x,y)及びB(x,y)を直線
で結んで構成される三角形の外接円Tの中心点座標を
(x ,yo1)、R(x,y)、B
(x,y)及びC(x,y)を直線で結んで構
成される三角形の外接円Tの中心点座標をO(x
o2,yo2)、そして、R(x,y)、C
(x,y)及びA(x,y)を直線で結んで構
成される三角形の外接円Tの中心点座標をO(x
o3,yo3)とする。
【0044】外接円の中心座標を求めるまでの手順につ
いて、外接円Tの中心点座標O(xo1,yo1
を求める場合を例に挙げて説明する。
【0045】(i)A(x,y)及びB(x,y
)を結ぶ直線Lを示す式を求める。
【0046】
【数3】
【0047】(ii)直線Lと外接円Tの中心点O
との距離Sの関係式を求める。
【0048】
【数4】
【0049】ここで、外接円Tの半径をrとする
と、
【0050】
【数5】
【0051】さらに、外接円Tの半径rは、正弦定
理より、
【0052】
【数6】
【0053】である。ここで、中心点Oに隣接する2
つのLED5a,5bの成す角度α は、前述のよう
に、LED位置情報記憶部14に格納されているので、
この角度α12を上記(6)式に代入することで、外接
円Tの半径rが求められる。そして、このrを上
記(5)式に代入することで、距離Sが求まる。ここ
で、上記(i)〜(ii)の手順は、位置認識装置におけ
る距離算出手段15において行なわれる。
【0054】(iii)外接円Tの中心点を通り、2つ
のLED5a,5bの中心点A,Bを結ぶ直線Lと直
交する直線Lを示す式を求める。すなわち、
【0055】
【数7】
【0056】(iv)上記(4)式及び上記(7)式よ
り、次の(8)式を導く。
【0057】
【数8】
【0058】ここで、E、F、Gは、次の通りで
ある。
【0059】
【数9】
【0060】(v)上記(8)式より、外接円Tの中
心点のx座標(xo1)を求める。
【0061】
【数10】
【0062】なお、このxo1は、上記(12)式に示
すように、2つ求められるが、この時点では、どちらの
解が真値かどうか判別できない。
【0063】(vi)(12)式を(7)式に代入し、外
接円Tの中心点のy座標yo1を求める。
【0064】(vii)外接円Tの中心点座標O(x
o2,yo2)及び外接円Tの中心点座標O(x
o3,yo3)についても、同様の手順で求める。
【0065】ここで、上記(iii)〜(vii)の手順は、
図2の位置認識装置における外接円中心座標算出手段1
6において行なわれる。
【0066】次に、上記で求められた外接円の中心座標
を用い、移動体1の絶対座標R(x ,y)を求める
手順について説明する。以下の(I)〜(XII)の手順
は、位置認識装置における移動体絶対座標算出手段17
において行なわれる。
【0067】(I)求められた外接円の中心座標のうち
の2点を通る直線の方程式を求める。外接円Tの中心
点O(xo1,yo1)と外接円Tの中心点O
(x ,yo2)の2点を通る直線Lの方程式
は、
【0068】
【数11】
【0069】外接円Tの中心点O(xo2
o2)と外接円Tの中心点O(xo3,yo3
の2点を通る直線Lの方程式は、
【0070】
【数12】
【0071】外接円Tの中心点O(xo3
o3)と外接円Tの中心点O(xo1,yo1
の2点を通る直線Lの方程式は、
【0072】
【数13】
【0073】と表せる。
【0074】(II)上記式(13)〜(15)で表され
る3つの直線L,L,Lと各々関連するLEDと
の距離S,S,Sを求める。ここで、直線L
関連するLEDは第2LED5b、直線Lと関連する
LEDは第3LED5c、そして、直線Lと関連する
LEDは第1LED5aである。
【0075】
【数14】
【0076】(III)各LED5a〜5cと、移動体1
の絶対座標R(x,y)を通る直線L10
11,L12を示す方程式を求める。直線L10を示
す方程式は下記(19)式で表され、直線L11を示す
方程式は下記(20)式で表され、直線L12を示す方
程式は下記(21)式で表される。
【0077】
【数15】
【0078】(IV)直線Lと直線L10とが直交する
という関係より、移動体1の絶対座標Rのy座標y
求める。
【0079】
【数16】
【0080】(V)直線Lと直線L11とが直交する
という関係より、移動体1の絶対座標Rのy座標y
求める。
【0081】
【数17】
【0082】(VI)直線Lと直線L12とが直交する
という関係より、移動体1の絶対座標Rのy座標y
求める。
【0083】
【数18】
【0084】(VII)次のような置き換えを行い、上記
(22)式を下記(26)式のように再定義し、上記
(23)を下記(27)式のように再定義し、上記(2
4)を下記(28)式のように再定義する。
【0085】
【数19】
【0086】(VIII)直線Lと移動体1の絶対座標R
(x,y)との距離S10、直線Lと移動体1の
絶対座標R(x,y)との距離S11、及び、直線
と移動体1の絶対座標R(x,y)との距離S
12を求める。
【0087】距離S10は、直線Lが、第2LED5
bの中心点Bと移動体1の絶対座標R(x,y)を
結ぶ線分の垂直2等分線であることから、次式のように
表せる。
【0088】
【数20】
【0089】距離S11は、直線Lが、第3LED5
cの中心点Cと移動体1の絶対座標R(x,y)を
結ぶ線分の垂直2等分線であることから、次式のように
表せる。
【0090】
【数21】
【0091】距離S12は、直線Lが、第1LED5
aの中心点Aと移動体1の絶対座標R(x,y)を
結ぶ線分の垂直2等分線であることから、次式のように
表せる。
【0092】
【数22】
【0093】なお、Vi,Wi(i=1,2,3)は、
前掲の式(16)〜(18)で定義された値である。
【0094】(IX)上記(29)式のyに上記(2
6)式を代入して両辺二乗し、次式のようなxの2次
方程式で表す。
【0095】
【数23】
【0096】ここで、
【0097】
【数24】
【0098】と置き換え、上記(32)式の両辺を二乗
すると、次式のように表せる。
【0099】
【数25】
【0100】(X)上記(34)式を解いて、移動体1
の絶対座標のx軸の座標値xを求める。xは、解の
公式より下記のように2つ求められる。
【0101】
【数26】
【0102】そして、求まったxを上記(22)式に
代入することにより、y軸の座標値yも同様に2つ求
められる。
【0103】(XI)上記(30)式のyに上記(2
7)式を代入して両辺二乗し、
【0104】
【数27】
【0105】と置き換えることで、次のようにxが2
つ求められる。
【0106】
【数28】
【0107】そして、求まったxを上記(23)式に
代入することにより、y軸の座標値yも同様に2つ求
められる。
【0108】(XII)上記(31)式のyに上記(2
8)式を代入して両辺二乗し、
【0109】
【数29】
【0110】と置き換えることで、次のようにxが2
つ求められる。
【0111】
【数30】
【0112】そして、求まったxを上記(23)式に
代入することにより、y軸の座標値yも同様に2つ求
められる。
【0113】以上の(I)〜(XII)により、移動体1の
絶対座標R(x,y)の解は6組求められるが、上
述の通り、3つの外接円O,O,Oの中心座標の
解がそれぞれ2つ求められたことから、移動体1の絶対
座標R(x,y)の解は、合計12個求められる。
【0114】ここで、本手法の場合、求められた12個
の座標のうち、同一座標が3つ存在する座標が2組含ま
れる。そして、その2組のうちの片方が、求めたい座
標、すなわち、グローバル座標系における移動体1の現
在の座標を表すものとなる。
【0115】ここで、絞られた2組の座標から、移動体
1の実際の位置、すなわち移動体1の絶対座標の真値を
判別する方法として、各LED間の角度だけでは、2つ
のうちどちらが求めたい値なのか一意に決定することは
できない。そのため、本発明では、上記画像情報を用い
ることで、一意に移動体1の絶対座標の真値を決定す
る。
【0116】まず、絞られた2組の座標候補のそれぞれ
を原点とした2つの座標系において、各LEDの絶対座
標を極座標で表す。そして、画像情報としてLED位置
情報記憶部14に格納されている上述の「x軸の正方
向から反時計回りで見えるLEDの順番」と一致するL
EDの配置となっている方の原点を、移動体1の絶対座
標の真値とする。
【0117】また、真値と判定した移動体1の絶対座標
を原点とした座標系において、当該原点から各LEDま
での距離を長い順に並べたときのLEDの順番を定め
る。そして、この順番が、画像情報としてLED位置情
報記憶部14に格納されている上述の「仮想原点から各
LEDまでの距離を長い順に並べたときのLEDの順
番」と一致しているかどうかについても判定する。
【0118】移動体1の絶対座標R(x,y)の真値
が求まれば、続いて、グローバル座標系とローカル座標
系が成す角度を求める。この角度を求めることで、移動
体1の現在向いている方向が求められる。
【0119】一例として、図5に概念図を示す。移動体
1と1つのLEDとの位置関係を考える。
【0120】ここで、ローカル座標系における当該LE
Dの中心点を極座標で表したときの角度αは、当該L
EDのローカル座標系における座標を(xr1,yr1
とすると、次のように表される。
【0121】
【数31】
【0122】次に、当該LEDの絶対座標(x
)と求められた移動体1の絶対座標R(x,y)
とから、移動体1と当該LEDとのグローバル座標系に
おける相対的な角度αを求めると、以下のように表さ
れる。
【0123】
【数32】
【0124】以上により、移動体1の角度θは次のよう
になる。ただし、LEDと移動体1の配置関係によりこ
の式は異なる。
【0125】
【数33】
【0126】以上の角度θの算出は、位置認識装置にお
ける移動体方向算出手段18において行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により位置認識を行う移動体とLEDを
示す斜視図。
【図2】位置認識装置の構成を示すブロック図。
【図3】LEDを撮影した画像を示す模式図。
【図4】グローバル座標系における、移動体の位置及び
各LEDの位置を示す図。
【図5】移動体と1つのLEDとの位置関係についての
概念図。
【符号の説明】
1…移動体、2…駆動輪、3…CCDカメラ、5a,5
b,5c…LED、11…制御部、12…画像処理部、
13…画像記憶部、14…LED位置情報記憶部、15
…距離算出手段、16…外接円中心座標算出手段、17
…移動体絶対座標算出手段、18…移動体方向算出手
段、19…算出結果出力部。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA37 BB05 BB15 BB29 CC00 EE08 FF09 FF61 GG07 GG13 JJ03 JJ26 LL10 QQ00 QQ03 QQ23 QQ24 QQ26 QQ28 3F059 AA11 BB07 DA02 DA05 DA08 DB04 DB09 DC08 DD11 3F060 CA12 5H301 AA01 AA10 BB14 FF09 GG09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶対空間に置かれた移動体の位置認識を行
    なう位置認識方法であって、 移動体に設けられた検出手段により、基準面から略同一
    の高さに設けられた光点からの光により光点の位置を検
    出するステップと、 前記移動体の現在位置を仮想原点とする仮想座標系にお
    いて、その仮想原点及び前記検出手段により検出された
    2つの光点の位置を結んで形成される三角形の外接円の
    中心と該2つの光点の位置を結ぶ直線との間の距離を求
    めるステップ、求めた距離を用いて、絶対空間の所定位
    置を原点とした絶対座標系における前記外接円の中心座
    標を求めるステップ、 前記2つの光点の位置を結ぶ直線と前記外接円の中心点
    との間の距離を求めるステップ、 求めた前記距離を用いて、前記絶対空間の所定位置を原
    点とした絶対座標系における前記外接円の中心座標を求
    めるステップ、 求めた前記中心座標を用いて、前記絶対座標系における
    移動体の絶対座標を求めるステップとを含む移動体の位
    置認識方法。
  2. 【請求項2】絶対空間に置かれた移動体の位置認識を行
    なう位置認識装置であって、 当該絶対空間において、基準面から略同一の高さに設け
    られる、位置を識別するための光を発生する光点と、 前記移動体に設けられ、前記光点からの光により光点の
    位置を検出する検出手段と、 前記移動体の現在位置を仮想原点とする仮想座標系にお
    いて、その仮想原点及び前記検出手段により検出された
    2つの光点の位置を結んで形成される三角形の外接円の
    中心と該2つの光点の位置を結ぶ直線との間の距離を求
    める距離算出手段と、 該距離算出手段での算出結果を用いて、前記絶対空間の
    所定位置を原点とした絶対座標系における前記外接円の
    中心座標を求める外接円中心座標算出手段と、 該外接円中心座標算出手段での算出結果を用いて、前記
    絶対座標系における前記移動体の絶対座標を求める移動
    体絶対座標算出手段とを備えたことを特徴とする位置認
    識装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の位置認識装置において、前
    記検出手段は撮像手段で構成され、前記距離算出手段
    は、該撮像手段によって撮像した画像をもとに、画像の
    中心位置及び2つの光点の位置を結んで形成される三角
    形の外接円の中心と該2つの光点の位置を結ぶ直線との
    距離を求めることを特徴とする位置認識装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の位置認識装置において、前
    記距離算出手段は、前記撮像手段によって撮像した画像
    上に、画像の中心点を仮想原点とした仮想座標系を設定
    し、当該仮想座標系において各光点の位置を極座標で表
    したときの隣接する2つの光点の間の成す角度を求め、
    当該角度を用いて、前記仮想原点及び2つの光点の位置
    を通る外接円の半径を求め、そして、該2つの光点の位
    置を結ぶ直線と前記外接円の中心点との距離を求めるこ
    とを特徴とする位置認識装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の位置認識装置において、前
    記仮想座標系におけるX軸の正方向と光点との成す角
    度、及び、前記絶対座標系における前記移動体と該光点
    との相対的な角度を求め、これら2つの角度の差によ
    り、前記絶対座標系における前記移動体の向きを求める
    移動体方向算出手段を備えたことを特徴とする位置認識
    装置。
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