JP4104375B2 - 自律移動体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め定められた走行ルートを自律して移動する自律移動体に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、予め設定された巡回コースのデータを記憶し、自身が走行した距離や走行方向、現在位置を推定しながら巡回コースを移動する自律移動体がある。自律移動体は、例えば本体の左右に設けられた駆動輪を使って走行する構成である場合、駆動輪の回転数によって走行距離を検出する。また、走行方向の検出には、例えばジャイロコンパスが用いられる。また、自律移動体は、検出された走行距離や走行方向に基づいて自身の現在位置を推定している。
【0003】
自律移動体で検出される走行距離や走行方向は、駆動輪のスリップや測定誤差によって多少の誤差を含んでいる。このため、検出結果をもとにして推定される現在位置(推定位置)が不正確になり、自律移動体が自身の現在位置を正確に把握できないために設定のとおり巡回コースを巡回できなくなることがある。このため、自律移動体の推定位置を補正する技術が種々提案されている。
【0004】
自律移動体の推定位置を補正する従来の技術として、画像処理を使うものと反射板およびレーザを利用するものが挙げられる。画像処理を使った推定位置の補正では、巡回コースで撮影された目標物の画像を自律移動体に予め記憶させておく。そして、自律移動体にカメラを搭載して巡回コースを巡回させ、記憶された画像と同じ画像が撮影されると自律移動体が推定する位置で目標物を撮影させる。撮影された画像と記憶されている画像とを比較することによって自律移動体が推定した位置と実際に自律移動体がいた位置との誤差が検出できる。なお、画像処理を使った推定位置の補正では、施設の通路の曲がり角、構造物、樹木、標識が目標物として使用される。
【0005】
反射板およびレーザを利用する推定位置の補正は、自律移動体にレーザ光を出力する構成を設ける一方、巡回コースにレーザ光を反射する反射板を設ける。自律移動体には予め反射板の位置を示すデータが記憶されていて、自律移動体は、レーザ光を出力しながら巡回し、反射板で反射された反射光を受光した位置が反射板が設けられた位置であると判断する。そして、実際に反射光を受光した位置と反射板が設けられていると推定した位置とを比較し、両者が一致するように推定位置を補正する。
【0006】
また、比較的簡単な処理によって自律移動体の向きを検出することができる従来技術として、特開平10−291180号公報に記載された発明が挙げられる。この発明は、床面に濃色パターンと淡色パターンとを接して設け、両者の境界を4個のCCDなどの撮像素子で撮像する。そして、4個のCCDのオン、オフ信号(オンを1、オフを0として表した場合、例えば(1,1,0,0)として表される)を使って自律移動体の向きを検出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像処理を使う技術は、動画像から目標物を抽出する、あるいは自律移動体の走行方向を求める必要があるために処理が複雑化し、走行する自律移動体の推定位置をリアルタイムで補正することが困難になるといった欠点がある。また、反射板およびレーザを利用する技術は、自律移動体と反射板との距離が分からないため、自律移動体が推定した走行距離を補正する手段として利用することはできても、現在位置の検出には利用できなかった。
【0008】
さらに、CCDを使った特開平10−291180号公報に記載された発明では、発光部で照射された光の反射光を受光部で受光し、その強弱でCCDのオン、オフを判定する。このため、環境やパターンの色によっては反射光の強度比が充分とれず、オン、オフの判定に外乱光が大きく影響する。このような特開平10−291180号公報に記載された発明では、外乱光の影響が異なる巡回コース上の複数の地点で目標物(パターン)を検出することが難しい。
【0009】
本発明は上述の問題点を解決するために成されたものであり、走行中リアルタイムで推定位置を補正できる上、外乱の影響を受け難いために信頼性が高く、しかも現在位置が高い精度で検出できる自律移動体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる自律移動体は、床面を走行する自律移動体であって、予め定められた走行ルート上に設けられた発光手段の位置および形状を示すマップを記憶する走行ルート記憶手段と、走行中、前記走行ルートにおける自機の現在位置を推定する現在位置推定手段と、前記床面と対向する面で、かつ走行方向と直交する方向に沿って設けられ、前記床面に設けられた発光手段が発光した光を一列に配置された複数の受光素子でなる単一の受光素子列で受光する受光手段と、前記受光手段の受光の状態に基づいて前記発光手段を検出する発光検出手段と、前記発光検出手段によって検出された、発光した前記発光手段の位置を経時的に記憶する発光位置記憶手段と、前記発光位置記憶手段に記憶された前記発光手段の位置から前記発光手段の形状を検出する形状検出手段と、前記形状検出手段によって検出された前記発光手段の形状を前記マップと対照し、現在位置を判定する現在位置判定手段と、前記現在位置判定手段によって判定された現在位置を用い、前記現在位置推定手段によって推定された現在位置を補正する現在位置補正手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
この請求項に記載の発明によれば、受光手段を底面に設けたために受光手段に外乱光が受光され難くなる。また、床面に設けられた発光手段が発光した光を受光し、この受光の状態に基づいて発光手段を検出するので、発光手段を明確に検出することができる。さらに、検出された発光手段を予め定められた走行ルートのマップと対照し、現在位置を判定するため、比較的簡単に、かつ、走行ルート上の現在位置を正確に検出することができる。また、受光手段の一定の時間ごとの受光状態を示す情報を所定の時間分蓄積した情報に基づいて発光手段の形状を検出するため、受光手段として発光手段が発する光の全部を1度に受光できる能力を持つものを備える必要がなくなる。また、自律移動体の走行方向の現在位置を最小限の受光素子数で検出でき、また、自律移動体の走行路が走行方向と直交する方向にずれた場合にも発光手段を検出しやすくすることができる。
【0014】
請求項に記載の発明にかかる自律移動体は、請求項1に記載の自律移動体において、前記走行ルート記憶手段は、前記マップに前記発光手段の形状のサイズを記憶し、前記形状検出手段は、前記発光位置記憶手段に記憶された前記発光手段の位置から前記発光手段の形状のサイズを検出し、前記現在位置判定手段は、前記形状検出手段によって検出された前記発光手段の形状および前記形状のサイズを前記マップと対照し、現在位置を判定することを特徴とする。
【0015】
この請求項に記載の発明によれば、発光手段の形状のサイズを検出してマップに対照するため、マップに複数の発光手段が記録されている場合にも検出された発光手段を簡単に特定することができる。
【0024】
請求項に記載の発明にかかる自律移動体は、請求項1または請求項2に記載の自律移動体において、前記受光素子列に含まれる前記受光素子は、前記発光手段の形状に応じて疎密を持って配置されることを特徴とする。
【0025】
この請求項に記載の発明によれば、受光素子の総数を抑えながら発光手段の検出精度を高めることができる。
【0026】
請求項に記載の発明にかかる自律移動体は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の自律移動体において、前記受光手段が、前記受光素子の周囲に設けられ、前記受光素子に入射する光の入射方向を規制する遮光板を有することを特徴とする。
【0027】
この請求項に記載の発明によれば、受光素子に入射する光の入射方向を規制することができるので、発光手段の検出に対する外乱光の影響をいっそうなくすことができる。
【0030】
請求項に記載の発明にかかる自律移動体は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の自律移動体において、前記受光手段の受光感度を調整する感度調整手段を備えることを特徴とする。
【0031】
この請求項に記載の発明によれば、受光手段の受光感度を一定に維持することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる自律移動体の好適な実施の形態1〜3を詳細に説明する。なお、実施の形態1〜3の自律移動体は、いずれも予め定められた走行ルート(巡回コース)を走行し、巡回コースにおいて異常を検知する警備ロボットとして構成されている。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、巡回コースにあたる通路101上を自律移動体1が走行している状態を説明するための図である。また、図2は、実施の形態1の自律移動体1の概観を説明するための模式図であって、図2(a)は、自律移動体1を底面から見た状態を示す図である。また、図2(b)は、(a)に示した自律移動体1を矢線Bの方向から見た側面図である。
【0034】
図1に示す自律移動体1は、現在位置を推定しながら床面を走行する自律移動体であって、通路101を矢線Aで示す方向に移動している。通路101の略中央には光源102が複数設けてあって、自律移動体1は、図2に示す受光装置312によって光源102を検出し、通路101における自機の現在位置を判断している。なお、自律移動体1が光源102を検出する範囲を図1中、範囲101aとして示す。
【0035】
図2に示すように、自律移動体1は、本体201の底面に2つの駆動輪202と4つの補助輪203とを備えている。さらに、床面と対向する面(底面)に設けられ、床面に設けられた光源102が発光した光を受光する受光装置312を備えている。実施の形態1の受光装置312は、矢線Aで示す走行方向と直交する方向に沿って一列に配置された複数の受光素子204でなる受光素子列を有している。
【0036】
図1に示した範囲101aは、受光素子列が有する受光素子204が検知できる通路101の幅方向の範囲によって決定する。受光素子列が走行方向と直交する方向に沿って受光素子を複数配列して構成されるため、受光装置312は、自律移動体1が進行方向と直交する通路101の幅方向にずれたコースを走行している場合にも光源を確実に検出することができる。
【0037】
受光装置312を自律移動体1の底面に設ける構成は、受光装置312が自律移動体1の本体の陰になるため、外乱光の影響を効果的に排除することができる。しかし、実施の形態1では、さらに外乱光を排除するため、受光装置312が、受光素子204の周囲に設けられ、床面に対する略鉛直方向から受光素子204に向かう光以外の光を排除する遮光板を有している。
【0038】
実施の形態1の遮光板は、例えば、図2(b)に示すように、床面に対する鉛直方向に設けた遮光板205、床面に対する鉛直方向に設けられ、さらにスリット206aを有する遮光板206として構成される。また、遮光板205、あるいは遮光板206は、受光素子204の周囲のすべてに設けられるものであっても、一部に設けられるものであってもよい。
【0039】
遮光板205を設けたことにより、実施の形態1の自律移動体1は、底面と床面との間に差し込む光が受光装置312に与える影響をも排除し、外乱光の影響をさらに排除することができる。また、スリットを有する遮光板206を設けた場合には、光の入射方向を制限して光源の位置をより正確に検出することができる。また、遮光板を設けて外乱光の影響を排除する構成は、複雑な回路を用いることなく簡単に受光装置312の検出精度を高めることができる。
【0040】
さらに、自律移動体1の底面に受光素子204を設けることは、特に自律移動体1を誘導案内に利用した場合に周囲の見学者によって光源の検出に影響を受けることがなく、また、見学者が触れるなどして受光素子204の受光感度が変化するなどの懸念をなくすことができる。
【0041】
図3は、自律移動体1の構成を説明するためのブロック図である。実施の形態1では、巡回コースに配置された自律移動体1を監視コンピュータ300によって監視している。監視コンピュータ300は、各自律移動体1と無線で接続されていて、自律移動体1は異常を検知したことを監視コンピュータ300を介して警備会社など、警備システムの管理者に通報するコンピュータである。
【0042】
自律移動体1は、走行中に走行ルートにおける自機の現在位置を推定する現在位置推定部306と、床面と対向する面(底面)に設けられ、床面に設けられた光源102が発光した光を受光する受光装置312と、受光装置312の受光の状態に基づいて光源102を検出する受光装置312を備えている。また、自律移動体1は、予め定められた巡回コースのマップを記憶している。実施の形態1では、マップが、巡回コース上に設けられた光源102の位置と共に、光源102の形状を位置に対応して記録している。
【0043】
さらに、自律移動体1は、検出された光源102をマップに対照し、現在位置を判定すると共に判定された現在位置と推定された現在位置との差を補正する推定位置補正部307を備えている。実施の形態1の推定位置補正部307は、現在位置推定部306によって推定された現在位置の補正専用の制御装置である。なお、現在位置推定部306が推定した自律移動体1の現在位置を本明細書では推定位置と記す。また、推定位置補正部307が判定した現在位置を本明細書では実位置と記す。また、推定位置補正部307の構成については、図4を用いて後に詳述する。
【0044】
また、自律移動体1は、現在位置推定部306と接続され、現在位置推定部306に情報を提供する移動距離検出部309、移動方向検出部310を備えている。移動距離検出部309は、自律移動体1の駆動輪202の回転数を検出し、検出された回転数をもとに走行した距離を検出する構成である。また、移動方向検出部310は、例えば、ジャイロセンサによって自律移動体1の向きを検出し、走行方向を推定する構成である。
【0045】
また、自律移動体1は、受光装置312と共に推定位置補正部307と接続される環境認識部311を備えている。環境認識部311は、自律移動体1の状況を把握するために設けられた構成であり、例えば、超音波センサなどを使って巡回コースの壁面と自律移動体1との距離を検出する。さらに、自律移動体1は、人体を検知する人体検知センサ313、火災検知センサ314、漏水検知センサ315、異常事態の状態を記録するカメラ・マイク316、人体検知センサ313、火災検知センサ314、漏水検知センサ315のうちのいずれかを用いて異常事態の発生を検知する異常検知部308を備えている。人体検知センサ313は、侵入者などを検知するためのセンサであり、赤外線検知センサや超音波センサなどが利用される。また、火災検知センサ314は、火災を検知するためのセンサであり、炎や煙を検知するセンサである。また、漏水検知センサ315は、自律移動体1の底面に設けられ、走行する床面に水がないかを検知している。
【0046】
さらに、自律移動体1は、自律移動体全体を制御する主制御部301を備え、主制御部301の制御に必要なプログラムやデータ、さらに主制御部301の制御に必要なプログラムやデータを記憶する記憶部302、主制御部301による制御にしたがって駆動輪202などを駆動する駆動部304、監視コンピュータ300と信号を授受する通信部303、以上の構成におけるデータの入出力を制御する入出力部(I/O)305を備えている。なお、通信部303は、カメラ・マイク316によって撮影された画像、集音された音声を監視コンピュータ300に送ることもできる。
【0047】
図4は、実施の形態1の推定位置補正部307の構成を説明するための図である。推定位置補正部307は、受光装置312の各受光素子204が受光したデータを入力し、一定量のデータを記憶しておく受光データ蓄積部401、受光データ蓄積部401に蓄積されたデータから光源102の形状を検出する光源検出部402、予め定められた巡回コースのマップを記憶するためのマップデータ記憶部404、検出された光源102の形状をマップデータ記憶部404に記憶されているマップと対照し、実位置を判定する実位置判定部403と、を備えている。実位置判定部403が判定した実位置に関する情報は推定位置の補正に利用され、補正された位置に関するデータは、実位置データdとして主制御部301に出力される。
【0048】
以上述べた構成のうち、受光データ蓄積部401は、一定の時間ごとにとり込まれる受光装置312の受光データを一定の数蓄積しておくRAMである。また、光源検出部402は、受光データ蓄積部401に蓄積されたデータから光源102の形状を検出するためのプログラムである。また、実施の形態1のマップデータ記憶部404は、巡回コース上の光源102の形状と位置とを対応させたマップデータを記憶するROMであり、実位置判定部403は、光源検出部402によって検出された光源102の形状をマップデータに対照し、検出された光源102から自律移動体1の実位置を判定するプログラムである。
【0049】
以上述べた構成は、以下のように動作する。すなわち、自律移動体1は、現在位置推定部306が推定した現在位置に基づいて巡回コースを走行する。このとき、自律移動体1は、マップデータ記憶部404に記憶されたマップを参照し、マップに記録されている光源102の位置を認識している。そして、光源102に近づいたと判断すると、自律移動体1の実位置判定部403が、所定の時間ごとに受光素子204の受光状態を示すデータを取り込み、受光データ蓄積部401に蓄積する。
【0050】
図5は、実施の形態1のマップを示す図である。図5に示したマップは、巡回コース501上にある6箇所の光源102の座標を示しており、自律移動体1の現在位置を巡回の開始位置を原点とする座標で表している。また、実施の形態1では、自律移動体1は、各光源を中心とする破線で示す範囲502〜507に推定位置が入ったとき光源と接近したと判断し、光源の検出を開始するものとする。
【0051】
図6は、実位置判定部403によってなされる処理を説明するための図であって、図6(a)は光源の形状の一例を示す図、(b)は(a)に示した光源が発した光を受光素子204が受光した場合に受光データ蓄積部401に蓄積されたデータを経時的に並べて示す図、(c)は(b)に示したデータに基づいて検出された光源の形状を示す図である。
【0052】
光源の検出が開始されると、光源検出部402は、受光装置312の受光状態を示す受光データを所定の時間ごとに取り込んで受光データ蓄積部401に蓄積される。このとき、自律移動体1が図6(a)に示した光源601上を走行すると、順次取り込まれて蓄積された受光データは、図6(b)に示すように、光源601の形状を反映したデータとなる。このとき、受光データの取り込み回数は、予め決めておいてもよく(図6(b)では9回)、図6(b)に示した▲1▼〜▲9▼は、それぞれ1回目から9回目に取り込まれた受光データ(受光データ▲1▼〜▲9▼とする)を示している。この結果、受光データ蓄積部401には、受光装置312の一定の時間ごとの受光状態を示すデータが所定の時間分蓄積されることになる。
【0053】
なお、以上の処理において、光源検出部402の設定は、自律移動体1の推定位置と実位置とが進行方向にずれている場合にも光源の形状を充分検出することができる充分な時間の受光データを蓄積しておくようになされることはもちろんである。
【0054】
実位置判定部403は、図6(b)に示した受光データ中の光を受光した受光素子に基づいて、図6(c)に示した形状602を検出する。そして、マップに記録されている光源の形状から検出された光源が光源601であると判定し、マップに記録されている光源601の座標を実位置とし、推定位置を補正する。
【0055】
このとき、実施の形態1では、以下のようにして通路における幅方向の推定位置をも補正することができる。すなわち、図6(b)に示した受光データにおいて、自律移動体1が設定された通りのコースを巡回したときの検出範囲603における光源の位置を予め記録しておく。そして、実位置判定部403が、予め記録されている光源601の位置と実際に検出された光源601の検出範囲603における位置とを比較し、両者のずれから自律移動体1の通路における幅方向の実位置を検出し、推定位置を補正することができる。このとき、光源601の検出範囲603における位置は、例えば、受光データ▲1▼〜▲9▼において光を受光する受光素子の位置によって示すことも可能である。
【0056】
また、自律移動体1の走行位置がさらにずれて検出された光源601の形状が一部欠けていた場合、実位置判定部403は、光源601のマップに記憶されている形状と検出された光源601の形状とを比較して自律移動体1の通路における幅方向の実位置を検出し、推定位置を補正することができる。
【0057】
また、実施の形態1は、光源の形状を記録するにあたって、光源を実際の大きさでマップに記録することにより、マップに光源のサイズをも記録することができる。また、光源の形状を、自律移動体1が適正なコースを走行した場合に検出される向きでマップに記録することにより、マップに光源の向きをも記録することができる。そして、マップに記録された光源の形状と検出された光源の形状とを比較して自律移動体1の向き(走行方向)のずれをも検出することができる。
【0058】
さらに、光源の形状を記録する方法としては、例えば、A(0,0)、b(1000,0)…の座標のそれぞれに図6(c)に示したような画像データを対応させて記録することが考えられる。あるいは、図5(b)に示したような受光データを、受光素子列の何番目にある素子から何番目にある素子までが受光したかで示し、この情報をA(0,0)、b(1000,0)…の座標に対応させて記録することが考えられる。
【0059】
図7は、以上述べた実位置判定部403によってなされる処理のフローチャートである。図7に示すように、実施の形態1の実位置判定部403は、現在位置推定部306によって推定された推定位置とマップとに基づいて、図6(a)に示した光源601が存在すると推定される位置と自律移動体1とが接近したか否か判断する(ステップS701)。判断の結果、自律移動体1が光源601に未だ接近していないと判断された場合(ステップS701:No)、自律移動体1が光源601に接近するまで待つ。
【0060】
一方、ステップS701で自律移動体1が光源601に接近したと判断された場合(ステップS701:Yes)、受光装置312の受光状態を示す受光データを取り込む(ステップS702)。そして、前回のデータの取り込みから所定の時間(例えば0.05秒;所定時間を短時間に設定すると検出される位置の精度が向上する。状況に応じて所定時間を変更するようにしてもよい。)が経過したか否か判断し(ステップS703)、所定の時間が経過するごとに(ステップS703:Yes)、受光データを取り込んでいる。
【0061】
光源検出部402は、データの取り込み回数がN回に達したか否か判断し(ステップS704)、取り込み回数がN回に達していないと判断された場合には(ステップS704:No)、取り込まれた受光データを受光データ蓄積部401に順次蓄積する(ステップS709)。そして、次の受光データを取り込む。
【0062】
1回目に取り込まれた受光データ▲1▼から9回目に取り込まれた受光データ▲9▼を蓄積すると、図6(b)に示すように、進行方向Aに頂点が向いた三角形の形状を持つ光源601の形状を反映した図6(b)に示すデータが得られる。光源検出部402は、図6(b)に示すデータから、図6(c)に示す形状602を検出する(ステップS705)。
【0063】
次に、実位置判定部403は、マップに記憶された光源601の座標を検出し、自律移動体1の実位置を判定する(ステップS706)。また、推定位置補正部307には現在位置推定部306が推定した推定位置の情報がI/O305を介して入力していて、実位置判定部403は、光源601を検出した推定位置を判定によって得た実位置との相違に基づいて補正する(ステップS707)。推定位置の補正終了後、光源検出部402は、光源601から実位置が判定された後、受光データ蓄積部401に蓄積された受光データを消去する(ステップS708)。
【0064】
以上述べたように、実施の形態1は、床面に設けられた光源が照射する光を受光素子204が検出するため、オン、オフの信号の強度比が充分にとれる。このため、外乱の影響を受けにくく、確実に光源を目標物として検出することができる。また、受光素子204のオン、オフのみによって実位置を簡単に検出できるので、走行中リアルタイムで推定位置を補正できる。
【0065】
また、実施の形態1では、受光素子204を一列に配置した受光素子列を使って受光データを所定の時間分蓄積し、光源の形状を検出するため、受光装置として光源が発した光のすべてを1度に受光できる受光装置を用いる必要がなく、受光装置312を小型化することができる。
【0066】
また、実施の形態1は、光源の形状やサイズ、向きをマップに記録しておくことができるため、巡回コース上に設けられた形状やサイズが異なる複数の光源を識別することもできる。このようにした場合、自律移動体1が検出した光源が図5に示したマップに記録された光源のうちのどの光源に相当するのかを誤ることをなくし、より正確に自律移動体1の実位置を判定することができる。
【0067】
さらに、実施の形態1は、推定位置補正部307に受光素子204の感度を調整するプログラムを保存しておき、受光素子204の感度が経時的に変化することを防ぐことができる。感度の調整に利用される光源として、例えば、図5に示したマップに記録された6個の光源のうちの原点A(0,0)にある光源を使う場合、プログラムに光源の適正な光強度を保存しておく。そして、自律移動体1の巡回開始時に受光装置312が受光する光強度と記録されている光強度とが一致するように受光素子204の感度を調整することによって受光素子の感度を自動的に調整することができる。
【0068】
また、感度の調整は光源を利用するものに限定されるものでなく、例えば、自律移動体1の底面に光源を設け、床面には反射板を設けておき、この光源が照射した光が床面に設けられた反射板で反射された反射光を利用して受光素子204の感度を調整することもできる。
【0069】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2の構成において実施の形態1と同様の構成については同様の符号を付し、説明を一部略すものとする。
【0070】
図8は、本発明の実施の形態2の自律移動体を底面から見た状態を示す図である。実施の形態2の自律移動体は、受光装置として、実施の形態1で説明した受光素子列を走行方向に沿って複数配置している。図8(a)に示した自律移動体801は、受光装置312a、受光装置312bを矢線Aで示す走行方向に沿って2つ配置しており、受光素子列を走行方向に沿って2つ配置したものである。また、図8(b)に示した自律移動体802は、受光素子204を矢線Aで示す走行方向と直交する方向に5つ並べた受光素子列804を矢線Aで示す走行方向に沿って5つ配置したものといえる。
【0071】
また、実施の形態2の受光素子列に含まれる受光素子は、図8(b)のように等間隔に配置されるものに限定されるものでなく、光源の形状やサイズに応じて疎密を持って配置されるものであってもよい。図8(c)は、受光素子204を走行方向に疎密を持たせて配置した自律移動体803を示している。自律移動体803の受光素子の配置は、自律移動体803の底面において外側よりも内側の検出精度をより高めるものであり、例えば図2に示した光源102のように、走行方向に長い長方形の形状を持ち、底面の一部で検出できるサイズの光源に適している。
【0072】
また、図9(a)、(b)は、図8に示した自律移動体801、802が、受光素子列の光源901に対する角度を検出する際の状態を説明するための図である。受光素子列を複数備える実施の形態2の自律移動体は、受光素子列の各々と光源901とが交差する位置を検出し、検出された位置に基づいて受光素子列の光源901に対する向きを検出することができる。特に図8(a)、図9(a)に示したように、受光素子列を底面の前後に設けた構成は、最小限の受光素子列数で受光素子列の光源901に対する向き、ひいては自律移動体の向きを検出することができる。
【0073】
上記した実施の形態2の自律移動体801、802は、光源の形状を検出する受光データが一度に取得できるため、より短時間のうちに光源の形状を検出することができる。また、自律移動体が光源上で停止中であっても方向転換の途中であっても光源の形状を検出することができるので、自律移動体の向きのずれを走行中にリアルタイムで検出することができる。
【0074】
なお、自律移動体の向きは以降の走行方向を決定する要素であり、向きのわずかなずれが以降の走行路に大きく影響する。また、自律移動体の向きのずれは方向転換時に発生しやすいから、方向転換中に向きを速やかに検出することができる実施の形態2の自律移動体は、推定位置と実位置とのずれを防ぐ効果が大きいものといえる。
【0075】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態3の構成において実施の形態1と同様の構成については同様の符号を付し、説明を一部略すものとする。
【0076】
図10は、実施の形態3の自律移動体の構成を説明するための図である。図示したように、実施の形態3の自律移動体は、受光データ蓄積部401、光源検出部402、実位置判定部403、マップデータ記憶部404のほか、検出した光源の形状とマップが有する光源の形状にかかる情報とを比較して光源の発光状態をチェックする光源チェック部1001を備えた推定位置補正部1000を備えている。
【0077】
図11(a)〜(c)は、光源チェック部1001によってなされる光源の発光状態チェックの処理を説明するための図である。図11(a)に示す光源1101には、汚れて発光強度が低下した領域である汚れ部分1102がある。このような状態の光源1101を受光装置312が検出した受光データには、図11(b)のように、本来光を受光すべき受光素子の一部が光を受光しない非受光状態になる。汚れ領域1102によって非受光状態になった受光データの部分を、図11(b)中に符号1102aを付して示す。
【0078】
光源検出部402は、受光データ蓄積部401に蓄積された受光データから形状1101aを検出し、マップに記録されている光源1101の形状と照合する。検出した形状1101aと光源1101の形状とが一致しなかった場合、光源チェック部1001は、図11(c)に示すように、マップに記憶されている光源1101の形状と非受光状態になった受光データの汚れ領域1102とを比較して光源1101の汚れ部分1102を検出する。
【0079】
なお、光源チェック部1001による汚れ部分1102の検出条件としては、例えば、部分1102aが光源1101の形状の一部分である、あるいは形状1101aが光源1101の形状の一部と一致するといった事項が考えられる。
【0080】
また、光源チェック部1001は、汚れ部分1102を検出すると異常信号aを出力し、外部に光源が汚れていることを知らせてもよい。あるいは、カメラ・マイク316のカメラ部分によって光源を撮影し、撮影された画像を監視コンピュータ300に送信してもよい。画像を監視コンピュータ300に送信した場合、監視員は画像から光源の状態を判断し、必要に応じて光源の清掃の手配を行うことができる。
【0081】
以上述べた実施の形態3によれば、自律移動体に巡回コース上を走行させることによって床面に設けられた光源の汚れや一部の破損を自動的に検出し、自律移動体を使った巡回システムの信頼性を高めることができる。また、実施の形態3の自律移動体は、自動的に誘導灯の状態をチェックすることができ、施設の安全性を高めることができる。
【0082】
なお、本発明は、以上述べた実施の形態に限定されるものではない。すなわち、以上述べた実施の形態は、いずれも自律移動体の巡回のために専用の光源を設けている。しかし、本発明は、既存の床照明を利用しても実現することができる。
【0083】
図12(a)、(b)は、通路を広範囲にわたって照明する床照明を利用して実位置を検出することを説明するための図であって、(a)は、床1202が照明がなされていない床であり、床1203は、照明がなされている床である。床1202と床1203とは、境界1201によって区切られている。また、(b)は、発光する床に発光しない格子1204が設けられた床1205を示している。
【0084】
図12(a)に示した床照明を利用する場合、自律移動体1は、受光装置で境界1201を検出し、マップに記録されている境界の座標を使って推定位置を補正する。また、(b)に示した床1205を使って実位置を検出する場合、格子1204の走行方向に沿う辺を使って自律移動体1の通路の幅方向のずれを補正する。また、格子1204の走行方向と直交する辺を使って自律移動体1の通路の走行方向のずれを補正する。また、格子の角部分を使って自律移動体1の向きのずれを補正することができる。
【0085】
さらに、非常口などの所在を示す誘導灯は、一般的に矩形であって、自律移動体の進行方向に直交する辺を有しているので、自律移動体の走行方向の位置ずれを補正する光源として利用することができる。特に誘導灯は、誘導すべき非常口に向かって複数連続的に設けられていることが多いため、複数の誘導灯を連続して検出することによって自律移動体の通路の幅方向の位置ずれをも補正することができる。
【0086】
本発明による自律移動体は、実施の形態1から3において説明したものに限定されるものではない。例えば、受光手段の部分にカラーフィルタを設け、特定色の光源のみを検出するようにしてもよい。この場合、ステンドグラスのような複雑な模様が床面に描かれていたとしても、特定色の光源のみを検出することにより、複雑な画像処理を行うことなく現在位置を判定することができる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、受光手段に外乱光が受光され難いために信頼性が高い自律移動体を提供することができる。また、発光手段を明確に検出し、検出された発光手段を予め定められた走行ルートのマップと対照して比較的簡単に、かつ正確に現在位置を判定するため、走行中リアルタイムで推定位置を補正でき、かつ現在位置を高い精度で検出できる自律移動体を提供することができるという効果を奏する。また、受光手段として発光手段が発する光の全部を1度に受光できる能力を持つものを備える必要がなく、受光手段を小型化できる自律移動体を提供することができるという効果を奏する。また、自律移動体の走行路が走行方向と直交する方向にずれた場合にも最小限の受光素子数で発光手段を検出できるので、簡易な構成でありながら現在位置を高い精度で検出できる自律移動体を提供することができるという効果を奏する。
【0089】
請求項に記載の発明は、マップに複数の発光手段が記録されている場合にも検出された発光手段を簡単に特定することができるので、現在位置をより高い精度で検出できる自律移動体を提供することができるという効果を奏する。
【0094】
請求項に記載の発明は、受光素子の総数を抑えながら発光手段の検出精度を高め、簡易な構成でありながら現在位置を高い精度で検出できる自律移動体を提供することができるという効果を奏する。
【0095】
請求項に記載の発明は、発光手段の検出に対する外乱光の影響をいっそうなくし、より信頼性が高い自律移動体を提供することができる。
【0097】
請求項に記載の発明は、受光手段の受光感度を一定に維持し、信頼性が高い自律移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の自律移動体が、巡回コース上を走行している状態を説明するための図である。
【図2】実施の形態1の自律移動体の概観を説明するための模式図である。
【図3】実施の形態1の自律移動体の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図3に示した推定位置補正部の構成を説明するための図である。
【図5】実施の形態1で使用するマップを説明するための図である。
【図6】図4に示した実位置判定部によってなされる処理を説明するための図である。
【図7】実位置判定部によってなされる処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2の自律移動体を底面から見た状態を示す図である。
【図9】図8に示した自律移動体が受光素子列の光源に対する角度を検出する状態を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態3の自律移動体の構成を説明するための図である。
【図11】図10に示した光源チェック部によってなされる光源の発光状態のチェックを説明するための処理である。
【図12】通路を広範囲にわたって照明する床照明を利用して実位置を検出することを説明するための図である。
【符号の説明】
1,801,802,803 自律移動体
102,601,901,1101 光源
201 本体
202 駆動輪
203 補助輪
204 受光素子
205 遮光板
206 遮光板
206a スリット
300 監視コンピュータ
301 主制御部
302 記憶部
303 通信部
304 駆動部
306 現在位置推定部
307 推定位置補正部
308 異常検知部
309 移動距離検出部
310 移動方向検出部
311 環境認識部
312,312a,312b 受光装置
313 人体検知センサ
314 火災検知センサ
315 漏水検知センサ
316 カメラ・マイク
401 受光データ蓄積部
402 光源検出部
403 実位置判定部
404 マップデータ記憶部
804 受光素子列
1000 推定位置補正部
1001 光源チェック部
1102 汚れ部分

Claims (5)

  1. 床面を走行する自律移動体であって、
    予め定められた走行ルート上に設けられた発光手段の位置および形状を示すマップを記憶する走行ルート記憶手段と、
    走行中、前記走行ルートにおける自機の現在位置を推定する現在位置推定手段と、
    前記床面と対向する面で、かつ走行方向と直交する方向に沿って設けられ、前記床面に設けられた発光手段が発光した光を一列に配置された複数の受光素子でなる単一の受光素子列で受光する受光手段と、
    前記受光手段の受光の状態に基づいて前記発光手段を検出する発光検出手段と、
    前記発光検出手段によって検出された、発光した前記発光手段の位置を経時的に記憶する発光位置記憶手段と、
    前記発光位置記憶手段に記憶された前記発光手段の位置から前記発光手段の形状を検出する形状検出手段と、
    前記形状検出手段によって検出された前記発光手段の形状を前記マップと対照し、現在位置を判定する現在位置判定手段と、
    前記現在位置判定手段によって判定された現在位置を用い、前記現在位置推定手段によって推定された現在位置を補正する現在位置補正手段と、
    を備えることを特徴とする自律移動体。
  2. 前記走行ルート記憶手段は、前記マップに前記発光手段の形状のサイズを記憶し、
    前記形状検出手段は、前記発光位置記憶手段に記憶された前記発光手段の位置から前記発光手段の形状のサイズを検出し、
    前記現在位置判定手段は、前記形状検出手段によって検出された前記発光手段の形状および前記形状のサイズを前記マップと対照し、現在位置を判定することを特徴とする請求項に記載の自律移動体。
  3. 前記受光素子列に含まれる前記受光素子は、前記発光手段の形状に応じて疎密を持って配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自律移動体。
  4. 前記受光手段は、前記受光素子の周囲に設けられ、前記受光素子に入射する光の入射方向を規制する遮光板を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の自律移動体。
  5. さらに、前記受光手段の受光感度を調整する感度調整手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の自律移動体。
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