JP2909486B2 - サイズ調節用具 - Google Patents
サイズ調節用具Info
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Description
さ、帽子の頭囲、ズボンのウェストサイズ等のサイズ調
節に使用するサイズ調節用具に関するものである。
にラック状の歯条体を所定のピッチで隆起形成した可撓
性帯体と、発条付勢によって係止爪を前記歯条体に係止
し且つ発条付勢に抗した操作により係止解除するように
した調節固定具とから構成されており、これには、バネ
を含む調節固定具全体を金属製とするもの、全部品を合
成樹脂製とするものがある。
スト低減化のために、金属製物品を合成樹脂製に変更す
ることは各種の分野で実施されており、本発明の属する
分野においても同様である。しかし全部品を合成樹脂製
とする場合には、係止機能が甘いだけでなく、周知の通
り産業廃棄物として処理する場合に公害を招くことから
近年においては、一般的な金属製品の合成樹脂化ではな
く、合成樹脂製品とすることにより確保されていた、部
品点数の削減と製作、組立コストの低廉化等を維持しつ
つ、既存設備の経済的有効利用による耐久性、機能性に
優れた金属製品化に力を注ぐことに、中小金属加工企業
等は生き残りを賭けて研究、製品改良に投資しているの
である。 このような現状においては、可撓性が要求され
る部品、即ち、片面にラック状の歯条体を所定のピッチ
で隆起形成した可撓性帯体は合成樹脂製として部品購入
するが、バネを含む調節固定具全体については金属製と
して既存設備で製作することを前提として改良するのが
普通であり、またこれによって、サイズ調節用具に要求
される係止機能の確保ができるとともに、産業廃棄物処
理等において問題となる公害の軽減にも貢献することが
できる点において有利である。
経営理念のもとに、製品開発、製品改良、部品製作等を
行い企業継続に努力しているのであり、サイズ調節用具
についてもその基本理念は変わるものではない。サイズ
調節用具について見れば、実開昭63−27134号公
報等にも開示されているように、鞄の肩かけバンドの長
さ、帽子の頭囲、ズボンのウェストサイズ等のサイズ調
節の必要な対象物の一部に固定されて自由端部が形成さ
れる、片面にラック状の歯条体を所定のピッチで隆起形
成した可撓性帯体を、前記対象物の他部に固定される、
固定用底板の両側に起立形成した側板に操作板が揺動自
在に支持され且つ操作板の揺動用軸に巻装したコイル発
条によって該操作板の先端部に形成した係止爪を歯条体
形成面へ押圧して歯条体に係止するようにした金属製の
調節固定具に挿通するようにした構成としていること
も、従前の合成樹脂製 化の趨勢に流されることなく金属
製のサイズ調節用具を堅持提供せんとすることの表れで
ある。
イズ調節用具は、側板を起立させた固定用底板、操作
板、操作板を揺動させるための揺動用軸及び該揺動軸に
巻装する発条の4部品からなるために、部品の製作及び
組立てが厄介であるとともに、発条が折損しやすく、早
期にサイズ調節固定機能を喪失する点に解決すべき課題
があった。
を挿通する調節固定具が金属製であるにもかかわらず、
発条の折損によるサイズ調節固定機能の喪失を解消して
長期に亘る耐久性を向上させるとともに、部品点数を少
なくして、部品の製作及び組立てを簡単とし、安価なサ
イズ調節用具を提供することにある。
は、上記課題を解決し目的を達成するためになされたも
のであって、鞄の肩かけバンドの長さ、帽子の頭囲、ズ
ボンのウェストサイズ等のサイズ調節の必要な対象物の
サイズ調節ライン上の一方に、一端を固定し他端を自由
端として装設するところの、片面にラック状の歯条体1
を所定のピッチで隆起形成した合成樹脂製の可撓性帯体
2を、前記対象物のサイズ調節ライン上の他方であって
可撓性帯体2の自由端部がわに対応して固定するところ
の金属製からなる調節固定具7の、固定具本体11とこ
れに揺動自在に支持された操作板5の間に挿通し、発条
弾発力によって操作板5の先端部の係止爪6を可撓性帯
体2の歯条体1に係止するようにしたサイズ調節用具で
あり、特徴とするところは、前記操作板5に、固定用底
板3の両側の側板4に支持される揺動支持片12を一体
水平に突設するとともに、該操作板5の後端部8に、可
撓性帯体2の歯条体1形成面側へ折り返されて連続し且
つ前記後端部8へのバネ付勢によって係止爪6を歯条体
1に押圧係止させる発条体部9を、金属製バネ板部材で
一体形成し、発条体部9の折り返し先端には、操作板5
の係止爪6が可撓性帯体2の歯条体1 に係止した状態に
おいて、二本の歯条体1の間の面に外接する断面略半円
弧状の押圧部15を形成したことにある。
視図、図2は組立状態の断面図、図3は頭囲調節に使用
した場合の帽子の背面図である。
製の可撓性帯体2と金属製の調節固定具7とからなり、
可撓性帯体2は、片面にラック状の二列の歯条体1を所
定のピッチで隆起形成した構成であり、また調節固定具
7は、固定用孔16を有する固定用底板3の両側に、操
作板支持孔10を穿設した側板4を起立形成した固定具
本体11と、先端部に係止爪6を形成し、両側に前記操
作板支持孔10に揺動中心として支持される揺動支持片
12を水平に突設し且つ後端部8を前記可撓性帯体2の
歯条体形成面側へ折返し、その先端に、操作板5の係止
爪6が可撓性帯体2の歯条体1に係止した状態において
二本の歯条体1の間の面に外接する断面略半円弧状の押
圧部15とした発条体部9を設けた金属製バネ板からな
る操作板5とから構成されており、該操作板5には、加
締用具を挿入するための貫通穴17が穿設されている。
節用固定具7を構成する固定具本体11と操作板5と
は、固定具本体11の側板4に穿設した操作板支持孔1
0に、操作板5の両側に設けた揺動支持片12を揺動自
在に支持させることにより組立てられ、これによって発
条体部9は操作板5の後端部8を押し上げる方向にバネ
付勢した状態となる。
図3にその使用例を示すように、帽子13の背面に形成
した調節用抉り部14の一方の縁に可撓性帯体2の一端
を固定するとともに、他方の縁に調節用固定具7を鋲等
を用いて加締固定し、可撓性帯体2の自由端を調節用固
定具7の固定具本体11と操作板5との間に通し、係止
爪6を歯条体1に係合させるように使用する。
成した場合を示したが、可撓性帯体2の幅いっぱいとす
ることができることは言うまでもない。
構成によれば、調節固定具7の操作板5を金属製バネ板
で形成するとともに、操作板5の後端部8を可撓性帯体
2の歯条体形成面側へ折返し、その先端を操作板5の係
止爪6が可撓性帯体2の歯条体1に係止した状態におい
て二本の歯条体1の間の面に外接する断面略半円弧状の
押圧部15とすることにより、発条体部9を操作板5と
一体に形成することが可能となって、従来の操作板、発
条及び発条巻装用の揺動軸を一部品で形成できることか
ら、調節固定具7を、敢えて合成樹脂製としなくても、
金属製でありながらその構成部品点数を少なくすること
ができ、このため部品の製作及び組立てが簡単となり、
安価なサイズ調節用具を提供できる。
た金属製バネ板で形成されているから、コイルバネを使
用する場合に比べ、サイズ調節固定機能の喪失を解消し
て長期に亘る耐久性を向上させることができ、また合成
樹脂製バネのように甘くなく、係止状態が係止爪6及び
押圧部15のそれぞれが歯条体1に係合することから、
簡単なサイズ調節操作性と確実な調節設定を確保するこ
とができ、しかも、発条体部9の先端の押圧部15は、
弾圧状態で歯状体1の存在に関係なくいずれの方向へも
スライド調整に支障なく弾圧状態でスライドすることか
ら、適度の定高のある状態で正確に調整操作を行うこと
ができる。
る。
図である。
子の背面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 鞄の肩かけバンドの長さ、帽子の頭囲、
ズボンのウェストサイズ等のサイズ調節の必要な対象物
のサイズ調節ライン上の一方に、一端を固定し他端を自
由端として装設するところの、片面にラック状の歯条体
1を所定のピッチで隆起形成した合成樹脂製の可撓性帯
体2を、前記対象物のサイズ調節ライン上の他方であっ
て可撓性帯体2の自由端部がわに対応して固定するとこ
ろの金属製からなる調節固定具7の、固定具本体11と
これに揺動自在に支持された操作板5の間に挿通し、発
条弾発力によって操作板5の先端部の係止爪6を可撓性
帯体2の歯条体1に係止するようにしたサイズ調節用具
において、前記操作板5に、固定用底板3の両側の側板4に支持さ
れる揺動支持片12を一体水平に突設するとともに、該
前記操作板5の後端部8に、可撓性帯体2の歯条体1形
成面側へ折り返されて連続し且つ前記後端部8へのバネ
付勢によって係止爪6を歯条体1に押圧係止させる発条
体部9を、金属製バネ板部材で一体形成し、発条体部9
の折り返し先端には、操作板5の係止爪6が可撓性帯体
2の歯条体1に係止した状態において、二本の歯条体1
の間の面に外接する断面略半円弧状の押圧部15を 形成
したことを特徴とするサイズ調節用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067393A JP2909486B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | サイズ調節用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067393A JP2909486B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | サイズ調節用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07275011A JPH07275011A (ja) | 1995-10-24 |
JP2909486B2 true JP2909486B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=13343691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6067393A Expired - Fee Related JP2909486B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | サイズ調節用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2909486B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101274672B1 (ko) * | 2013-02-21 | 2013-06-17 | 류양석 | 버클 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6134909U (ja) * | 1984-08-07 | 1986-03-04 | フルヤ工業株式会社 | 締付調節具 |
-
1994
- 1994-04-05 JP JP6067393A patent/JP2909486B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07275011A (ja) | 1995-10-24 |
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