JP2909467B2 - 座椅子式歩行器具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は高齢化が進むにつ
れ、増えるお年寄りを対象に、足の弱ったお年寄り、並
びに自分の足で歩く事が出来なくなった老人に対して病
院内もしくは老人ホーム、自宅内において又は外出し自
分自身の足、又は手により、もしくは介護者の力をかり
て散歩するために考案された座椅子式歩行器具に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】現在、目にする歩行器具においては昔の
乳母車に似た手押し車を手で押しながら歩くか又は車椅
子に乗り自分の手によって漕ぐか、介護人の力を借りて
散歩する物でありました 私の場合この二つの機能の良
さを備え、さらに足の弱った人にとっては座椅子に座る
事によって足に掛かる負担を軽くし歩かせようとするも
のです。この事は体の弱った人に対して外出の機会を多
くし又、自分の足で歩く事によってリハビリの手助けが
出来ると言う事です。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】日本の高齢化がこれか
ら進む中で現在の日本製の介護器具だけでは十分とは言
えない。不自由な体であっても、少しでも楽に暮らした
いと願うのは誰しもが思う事です。現在目にするのは昔
の乳母車に似た手押し車を手で押しながら歩いている姿
をよく見掛けます また足の弱っている人は車椅子を利
用しているのが実情です。この車椅子式歩行器具は建屋
の内外に於いて足の弱った人でも自分で歩く事が出来、
もしくは介護の人の力を借りる事により歩行を行う事が
出来、しかも車椅子として使用する事も可能である。本
発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明
細書全体および図面の記載からもあきらかになるであろ
う。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は足の弱ったお年
寄りに対して座椅子に体重を掛ける事によって足に掛か
る負担を軽くし安全に歩けるようにし、また歩く事が出
来ない人にとっては車椅子として利用するか介護の人の
力を借りる事で散歩を手助けする座椅子式歩行器具であ
り道路においても散歩しやすくするために前車輪を自在
型とし後部車輪を固定型にして勾配のある道路において
も歩行しやすくし、また坂道において歩行を手助けする
為のブレーキを備え本人は勿論、介護者からもブレーキ
操作が出来、不特定多数の人にとって対応出来るように
空気圧によってシリンダーを上下動させ使い安さと安全
性を重視した座椅子式歩行器具に係わるものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
参照しっつ説明する。図１は、本発明の実施例を示す座
椅子式歩行器具の断面図、並びに平面図をしめす。

【０００６】

【実施例】本発明の足回りの部分には支柱（シリンダ
ー）を始め、それを支える為の本体部分は安定性を良く
する為に鉄で作られています。この本体に取り付けられ
た自在式の前車輪とその上部に取り付けられた足乗せが
あり後車輪は車椅子を兼ねる為に大きくしそれを回すた
めの操作リングを備え、振動を吸収するために空気入り
のタイヤを使用しています。またシリンダー上に乗せら
れた座椅子には振動を和らげる為のバネとクッションシ
ートが施してあります。さらには座椅子と一体になった
ハンドル並びにブレーキを備えています

【０００７】図１の中の断面図でのハンドル部分はアル
ミ製で作られており、取っ手の部分には滑り止めにカバ
ーが施されています。合わせてハンドルにはブレーキハ
ンドルが取り付けられワイヤーを介して後車輪に取り付
けられたブレーキ部を操作します。ブレーキのパット部
分にはゴムが施され普段はスプリングにより固定軸に引
っ張られております。また固定軸の稼働部からタイヤの
フレームに対してスポークによって連結されています。
左右車輪の稼働部分にはべアリングが施されており、左
右とも別々に自在に回転致します。

【０００８】図１の中の断面図でのシリンダー部分とそ
れを支えるフレーム部分は強度と重心を安定させるため
に鉄で製作され塗装が施してあります。また前車輪と後
車輪のフレーム部分には鉄製のメッキを施した物とアル
ミにて製作されて居ります。

【０００９】以上本発明によってなされた発明を実施例
にもとずき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることは言うまでもない。

【００１０】

【発明の効果】本発明において開示される発明のうち代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとうりである。すなわち、本発明によれば、足が
弱って自力で歩く事が難しい人にとってこの座椅子式歩
行器具を使う事によって歩く事が出来、途中で疲れた場
合にはシリンダーによって座椅子を下げ車椅子として使
用する事が出来る事によって体力に自身がない人にとっ
ても健康の為の散歩の機会を増やします。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の構造、並びに原理を示す座椅子
式歩行器具の平面図並びに断面図である。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 足の弱ったお年寄りが建屋の中、もし
   くは道路上において歩行するための器具であって三つの
   車輪上のベースの上に乗せた空気圧によるシリンダーに
   より自転車のサドルに似た座椅子を上下動させ、この座
   椅子に体重を乗せ足に掛かる負担を軽くしようとする器
   具であって自分で歩行する為のハンドルとハンドルに取
   り付けられたブレーキさらに介護するためとして介護者
   用のハンドル並びにお年寄りの足乗せ台を装備した器具
   で、さらに座椅子を下げる事によって車椅子として利用
   する物である。