JP2908824B2 - 緊急射出飛行型シート - Google Patents

緊急射出飛行型シート

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JP2908824B2
JP2908824B2 JP1500110A JP50011088A JP2908824B2 JP 2908824 B2 JP2908824 B2 JP 2908824B2 JP 1500110 A JP1500110 A JP 1500110A JP 50011088 A JP50011088 A JP 50011088A JP 2908824 B2 JP2908824 B2 JP 2908824B2
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    • B64D25/00Emergency apparatus or devices, not otherwise provided for
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Description

【発明の詳細な説明】 本出願は1985年1月5日付けにて出願され、現在は放
棄されている、出願第06/567,958号及び1985年11月12日
付けにて出願された出願第06/797,397号の一部継続出願
である。
発明の背景 本発明は、軍用戦闘機が衝突する危険がさし迫ったと
きに緊急脱出し生還するための技術に関する。
従来の技術においてかかる脱出は、シートロケットカ
タパルトにより乗員シート組立体を航空機から射出させ
て行っていた。シート組立体の射出後、射出された乗員
は直ちにかつ自動的にシート組立体から分離される。次
に乗員のパラシュートが自動的に開いて、多くの場合そ
の衝突した航空機の付近の地上の乗員を安全に着陸させ
る。この能力は本発明のシート組立体においても保持さ
れているが、本発明は更に、地上からの所定の高度にて
使用されるシート組立体に対して第2の選択モードとし
て、空中での能力及び空気力学的形態を付加するもので
ある。
発明は、高い高度及び高速度における脱出能力を備え
た現在の高度に開発されたシート組立体に、さらに零高
度及び零速度時のサバイバル射出能力を付加することが
基本的概念である。本発明は、2つの別個の特許出願か
ら成っており、その第一は本出願であって、現在使用さ
れている零高度、零速度及び高い高度及び高速度の開傘
技術に、空気力学的飛行の形態を付け加えたを開傘技術
を開示している。
この出願は翼と、尾翼と、及び動力装置とを備え、乗
員が顔面を下向きにし、頭を前方にして、頭部から脚部
までが完全に約180°伸ばした俯せの姿勢にて空気力学
的抵抗が最小となる位置に位置決めするための関節式シ
ートバケットを有している。
第2の特許出願は、背もたれに折り畳まれた翼の構
造、作動及び取り付け状態、折り畳まれた尾翼及びヘッ
ドレスト内に折り畳まれた動力装置の展開及び取り付け
の詳細を開示しかつ請求の範囲に記載している。これら
は全て、この特許が開示するように、適正な重量分布を
実現し、空気力学的に制御可能なサバイバルを確保し得
るシート組立体を形成することが出来る。この第2の特
許出願は翼、及び該翼のスパン及び弦伸長手段による折
り畳まれかつ伸長させた機械的手段を開示している。こ
の第2の出願は、又、尾翼の折り畳み及び伸長手段、並
びに燃料タンク及び手動の飛行制御手段を含む手動装置
の折り畳み及び伸長手段を開示している。これらの特徴
は概念上、付加的手段であり、これらは、射出型のシー
ト組立体において公知の技術であるが、本発明が提供す
る縦断飛行能力はない軍用シート組立体と一体に設計さ
れている。
戦闘時において、地上での敵の行為を考えると、墜落
した飛行機の付近に着陸することは望ましくない。ベト
ナム戦争において、射出型のシート組立体の乗員が自分
の墜落した飛行機の付近に着陸することは捕虜になる点
からして極めて危険であることが実証された。従って、
射出型のシート組立体の乗員が射出型のシート組立体に
座ったままで飛行機の事故現場から飛行し得る能力を提
供する緊急脱出可能なシート組立体を開発しようとして
非常な努力が為されてきた。
1970−1973年にカマン・カンパニー(Kaman Compan
y)は、低速時における乗員に対する空気力学的抗力が
大きく、飛行距離が短く、さらに複雑でかつ明らかに実
用的でないことから、実際に適用可能であるとは考えら
れないが、かかる能力を備えた実験用シート組立体を開
発した。このシート組立体は又、航空機の零速度及び零
高度時のサバイバル可能性がなく、さらに、水上でのサ
バイバル可能性及び従来の射出型のシート組立体が提供
する一般的なサバイバル可能性を欠如している。その他
の特許としては、ロバート(Robert)の特許第3,679,15
7号、ボウシニックモシャフ(Bouchnik Moshav)の第3,
881,671号及びジイマー(Zimmer)の第3,881,671号及び
ジイマー(Zimmer)の第3,999,728号がある。これらは
従来の飛行緊急射出システムの典型的な例である。これ
らは、本発明の開放した射出型のシート組立体とは異な
っている。ロバートのものは下降能力しか備えておら
ず、飛行を継続するための動力装置はなく、本発明のよ
うに頭部を前方にし、顔を下に向け、前方に体を伸ばし
た俯せの姿勢を提供して、空気力学的抗力を少なくし、
脱出の距離を増大させることは出来ない。
ボウシニック及びジノマーの開示内容は、ロケットを
使用してカプセルを射出させ、短時間の破裂力を利用し
てその事故の地点から短い距離だけ誘導する脱出カプセ
ルである。ロケットは縦断飛行をし得る動力装置ではな
い。強力なロケットは、本発明において、航空機から分
離させるためにシート組立体に使用されるロケットと同
様の機能にて、墜落する航空機からカプセルを最初に分
離するためのものである。縦断飛行を継続するため、こ
の発明は、燃料経済性がありかつ低出力のジェットエン
ジンを使用している。上記のカプセルは、超音波飛行中
の高速の飛行機から脱出するためにのみ使用されるもの
である。該カプセルは本発明のように、縦断飛行を可能
にするものではない。
ウホー(Uhor)の第3,173,620号、バーウッド(Barwo
od)の第3,329,464号、ルック(Look)の第3,666,210
号、ソネット(Sinnett)等の第3,981,465号、ヨルダン
(Jordan)の第4,218,035号、ディミトロフスキー(Dim
itrowsky)の第4,379,532号及びマックイントリアー(M
clntyre)の第3,862,731号のような特許は、本発明が開
示する国家的に最も要望されている脱出装置を当業者が
企画、設計し又は製造することを可能にするものではな
い。本出願人の基本的な教示内容は、乗員シートと空気
力学的に適合可能な自由飛行型式のシート組立体であ
り、頭部を前方にし、顔は下向きにし、身体を伸ばした
俯せの姿勢にて足は水平方向後方にて支持され、最小の
抗力状態にし、最大の燃料経済性、最大の縦断自由飛行
距離及び最大の速度が得られるようにしたものである。
本発明は従来の零高度零速度射出型のシートに付加され
る概念構成によるものである。かかる教示内容は上記何
れの従来技術にも見られないものである。
上述の従来技術は全て緊急脱出可能なシート組立体に
おいて、縦断自由飛行する能力を有すると共に、最大の
速度及び最大の飛行距離を実現し得る零一零射出型のシ
ート組立体については何ら教示するところがなく、これ
らは本発明が教示内容とするものであり、戦闘中に射出
する際、敵から逃げるために必要である。
ヨルダンの特許の場合、シートバケットを背もたれに
対し回転させるものではない。このヨルダンの特許にお
いて、シートバケットを枢着可能に接続して、本出願人
が希望する結果を達成するための手段は何もない。ヨル
ダンの枢着手段4はシートバケットの頂部に設けられ、
高速、高加速度の飛行機にのみ適したものである。ヨル
ダンのシートの場合、シートに座った乗員は航空機にお
いてその職務を果している間、極めて心地の良くない背
骨の状態にて後方に寄りかかることを必要とする。これ
は、どんな航空機においても長時間耐えることは出来
ず、当出願人の教示内容が直ちに必要とされる軍用航空
機においては許容し得ないことである。
ヨルダンのシートは飛行シートではなく、飛行シート
に有意義なことは何も教示していない。射出中、ヨルダ
ンのシートは、シートがロケットと平行になったとき
に、乗員がカタパルトをはたくと、ロケットが発火し衝
風が発生し、カタパルトの推進力により反時計方向に急
激に回転し、再度拘束され、次いで、シートに対して作
用するロケットの横方向への推進力により破壊的に反時
計方向に回転される。乗員が頭を前方に向け、顔を下向
きにし、足を後方に伸ばした姿勢にてシートを飛行させ
るために、ヨルダンのシートの底部に設けられた本出願
人の空気力学的尾翼発火により完全に展開される。
ヨルダンは本出願入が教示するように足を水平方向後
方に支持するものではない。ヨルダンのシートは、当業
者に周知のように、ロケットの発火後直ちにシートから
乗員を分離させることを目的としたものである。従っ
て、ヨルダンのシートは、本出願人の装置が必要とする
ように、頭を前にして、顔を下向きにし、足を水平方向
後方に伸長させた姿勢にて人間の身体を支持するための
措置を必要とせず、又かかる措置は設けられていない。
ヨルダンの特許の第3図の上方左側において、ロケッ
トの部分は乗員の尻部の上方にあり、ロケットの発火時
に脚、足及び身体下部を収容し、入り子式に収縮するロ
ケットの部分が放棄した航空機に残るようにするのが図
示されている。バーウッドの特許と共に、ヨルダンの特
許を検討すると、射出中、脚及び足がロケット火災に引
き込まれ致命的な結果となる可能性があることが分か
る。かかる事故を具合良く防止するためには、ロケット
の火災が消えた後に第9図の位置36、38、及び39に示し
た教示内容に従う必要がある。
本発明の目的は、従来の技術と同等であるが、さら
に、航空機の事故現場からパイロットが制御した状態に
て飛行し得る距離を増大さ、略縦断脱出を可能にする能
力を付加したサバイバル能力を有する、緊急脱出シート
射出システムを提供することである。この脱出システム
は脱出した乗員に対して墜落する航空機から下降する
間、及び地上に降りたときに、敵から逃れ、降りたとき
に墜落した航空機の軌跡範囲から逃れるための手段を提
供するという利点があるために、戦争時に最も求められ
るものである。
発明の目的及び概要 本発明の目的は、航空機の衝突が差し迫ったときに、
航空機から脱出し、相当な距離に亙って航空機の衝突領
域から脱出する能力を備えた改良された脱出及びサバイ
バルシステムを提供することである。
本発明の別の目的は、衝突し破壊された航空機からカ
タパルト式に射出された後に射出型のシート組立体に座
った乗員が射出されたまま、動力により制御された飛行
を行い得るようにする手段を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、上記のようなシート組立
体が従来の軍用航空機に使用されている射出型のシート
組立体と同様に、航空機内における所要スペースの増大
が最小にて射出型のシート組立体が格納可能であるよう
な全体的な寸法にする手段を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、翼のスパン及び翼の弦の
長さを伸長させ、射出飛行型のシート組立体において効
果的な空気力学的飛行をするのに十分な離陸面積を提供
する技術を開示することである。
本発明のさらに別の目的は、シートバケットを関節式
に接続し、射出された乗員の身体が頭を前方にし、顔を
下にし、伸長させた姿勢となるようにし、空気力学的抗
力が最小で済み、その結果、燃料の消費量が最小で飛行
距離及び飛行速度が最大であるようにすることである。
本発明のさらに別の目的は、身体が水平状態における
飛行中に快適であるよう、高速の射出中、即ち、しばし
ばそう呼ばれているような「ベール・アウト」中、頭部
の拘束保護手段を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、折り畳まれた尾翼を格納
し、かつ尾翼後部を伸長させ、シート組立体の後部を安
定させる手段を備えたシートバケットを提供することで
ある。
本発明のさらに別の目的は、従来の射出型のシート組
立体に加えて、パラシュートサバイバル手段を有し、乗
員が顔を下向きにし、頭を前方に位置決めするようにし
た関節式のシートバケットと、動力手段と、飛行の翼手
段と、及び飛行シート組立体を安定させるための尾翼手
段とを提供することである。
図面の簡単な説明 第1図は射出中の乗員がシート組立体に座った状態を
示す射出型のシート組立体の側面図、 第2図は第1図の線2−2に沿ったシート組立体/乗
員の背面図、 第3図は第2図の線3−3に沿ったシート組立体/乗
員の平面図、 第4図はシート組立体が航空機から射出された後の飛
行状態を示し、尾翼、動力装置が展開し、シートバケッ
トが後方に伸長しかつ回転されて、射出された乗員が背
もたれに対して顔を下に向けた俯せの水平の姿勢にある
状態を示すシート組立体の側面図、 第5図は尾翼、翼、及び動力装置を示す第4図の線5
−5に沿った飛行のために展開されたシート組立体の平
面図、 第6図は第5図の線6−6に沿った飛行のために展開
されたシート組立体の正面図、 第7図は航空機の零速度及び零高度のときに射出され
た飛行射出型のシート組立体を備えた航空機を示すと共
に、通常のシート組立体/パラシュートモードの従来の
シート組立体及び射出段階における乗員の分離及び乗員
の回収を示す側面図、 第8図は航空機の高速度、高い飛行高度モードにおい
て射出された飛行射出型のシート組立体を示すと共に、
脱出する乗員が縦断飛行するための翼、尾翼及び動力装
置を備える航空機内に展開されるシート組立体を示す側
面図、 第9図は縦断飛行し得る形態にて乗員がシート組立体
に座った状態の乗員の3/4上方向からの第8図の線9−
9に沿った図、 第10図はシート組立体が縦断飛行可能な状態にて展開
されて、シート組立体/射出乗員が射出された後に墜落
する放棄した航空機を示す図、 第11図はシート組立体が第9図、第10図に示した事故
現場から射出された乗員を安全に送り出した後に乗員が
シート組立体から分離されたシート組立体を示すと共
に、乗員が第12図の完全な環境に着陸した状態を示す
図、 第12図は射出された乗員パラシュートの展開状態を示
す図、 第13図は翼、尾翼及び動力装置が格納され、シートバ
ケットアクチュエータ及びシートバケット(これらは本
出願において、従来の射出型のシート組立体の付加物で
ある)を示すシート組立体の3/4上方からの図、 第14図は航空機内のシート組立体に座ったときのシー
ト組立体の乗員/射出員を示す第13図と同様の図(但
し、第13図の付加物を除いて、これは従来の射出型のシ
ート組立体及び乗員の形態である)、 第15図はシート組立体を飛行中に緊急脱出させ、縦断
脱出可能にするシート組立体を制御可能な飛行状態に作
用可能に展開させるための適正な順序にて配設された発
火装置を示す線図、 第16図は第5図に17で示したシート組立体のヘッドレ
スト部分からの展開されたエンジンの詳細な部分断面
図、 第17図は第5図に17で示したシート組立体の中央部分
に展開された翼の部分断面図、 第18図は第5図に18で示した展開後の尾翼支持体を示
す翼の後方部分断面図、 第19図は第5図に19で示した展開後の尾翼及び尾翼支
持構造体の部分断面図、 第20図は第5図に20で示した翼の展開状態を示す外側
翼パネル部材の図、 第21図は第17図の線21−21に沿った内側前縁補助翼部
材の図、 第22図は第17図の線22−22に沿った内側後縁補助翼部
材の図、 第23図は第20図の線23−23に沿った外側前縁補助翼部
材の図、 第24図は第20図の線24−24に沿った外側後縁補助翼部
材の図、 第25図は第20図の線25−25に沿った断面図、 第26図は第20図の線26−26に沿った断面図、 第27図は第25図の円内に組立てた状態を示した個々の
部品の詳細な分解図、 第28図は第20図の線28−28に沿った断面図、 第29図は第16図の線29−29に沿った図、 第30図は第17図の線30−30に沿った断面図、 第31図は第17図の線31−31に沿った断面図、 第32図は第18図の線32−32に沿った図、 第33図は第19図の線33−33に沿った断面図、 第34図は第17図の線34−34に沿った断面図、 第35図は第34図において45°の仮想線で示した左側尾
翼19が45°に展開された第34図と同一である、第17図の
線34−34に沿った断面図、 第36図は第34図の線36−36に沿った断面図、 第37図は第29図の線37−37に沿った断面図、 第38図は尾翼ビーム及びテールとして知られている尾
翼の伸長及び展開状態を示す略図、 第39図はシート組立体/乗員の飛行制御レバーを示す
図、 第40図は飛行中の航空機の手動操作可能なバンク及び
ピッチ制御装置を示す電気系統略図、 第41図は第11図及び第12図に示したシート組立体から
乗員を発火技術を利用して解放するときの概略を示す
図、 第42図は第24図の線42−42に沿った断面図である。
好適なシート組立体の実施例及び その自動展開作用の説明 図面を参照すると、第1図には、従来の軍戦闘用の射
出型のシート組立体と同様の射出パイロット又は乗員の
シート組立体1が図示されており、一般に射出される者
のサバイバル手段6、7に含まれる物品である、サバイ
バルキット及びパラシュートを有している。本発明によ
るシート組立体と一体の飛行の付加手段は、第1図、第
13図及び第14図のシート組立体のシートバケット及び背
もたれ51内に、翼21及び尾翼19を格納するための付加さ
れたスライド15を有している。第3図の動力装置17、18
は、ヘッドレスト内に格納し且つ折り畳むのに十分な程
度に小さくする。利用可能な格納スペースを使用しかつ
ヘッドレスト内に折り畳むための動力装置のこの独創的
な小さい寸法は、動力装置を2つの小さい個々の装置に
分割することにより実現され、これは本発明の重要な教
示内容である。
翼21は、該翼21をシート組立体1に構造体として取り
付ける枢軸54上にて関節式の構造体の管状部材52、55に
より支持され、翼21a、21bが第4図、第5図、第6図及
び第8図に示したように、シート組立体の射出中にシー
ト組立体1が飛行可能な航空機に展開するとき、外方に
展開されるようにする。
尾翼19はスライド15内に格納される。スライド15は概
念上、オフィス用ファイル引出しのスライドトラックに
類似し、尾翼19及びシート組立体1に取り付けられる装
置を備え、シート組立体1は枢着点12及びアクチュエー
タ56と共に、第4図の位置に展開する間に回転する。動
力学的手段に起因するこの姿勢により、シート組立体は
俯せの姿勢に付勢され、重心は空気力学的抗力の中心よ
り下方になる。スライド15が頂部まで回転された状態の
シートバケットのこの姿勢において、尾翼19はファイル
引出しと類似したトラック上を後方に摺動し、尾翼19は
第4図、第5図及び第6図に図示するように、後方尾翼
内に展開される。
動力装置17、18は関係する伸長部材57、58上に格納さ
れて、第1図、第2図、第3図、第17図及び第18図に図
示するように関節式の伸長部材57、58により、シート組
立体1のヘッドレスト内に入る。第8図に示した位置ま
で射出されると、動力装置が関節式の伸長部材57、58に
より展開されて、機外の動力装置をシート組立体1を越
えかつ翼21より上方に動かし、エンジンは第4図、第5
図、第8図及び第9図に示すように、始動して、シート
組立体がその所期の縦断飛行を為し得るように推進させ
るための推力を発生させる。
従来のシート組立体射出システムと同様、シート組立
体1には、シート組立体を射出させるために航空機内に
固着された図示しない溝型式のトラックと係合するトラ
ックローラ3が設けられている。航空機内におけるこう
した従来のトラックは、シート組立体が放棄された航空
機から射出されるときに飛行するシート組立体1の射出
案内手段を提供する。
シート組立体1は、シート組立体1、パラシュート
7、緊急サバイバル飲み水、着陸及び空気キット6を有
する従来の緊急射出及びサバイバルシートシステムを備
えており、これらに対して本発明はシート組立体1の背
もたれに通常折り畳まれかつ格納された翼21を付加し、
さらに、通常シートの組立体1のシートバケット4内に
折り畳まれかつ格納された尾翼19を備え、下方に枢着さ
れたシートバケット4が摺動可能なファイル引き出し型
式のトラックを有するスライド15を備え、尾翼を伸長さ
せ、又、シートバケット4は回転枢着点12及びアクチュ
エータ56を有し、シート組立体1が緊急射出される前及
び射出される間にシートバケット4を通常直立姿勢に維
持し、ロケットの発火中、乗員の脚部がロケットの火災
外に保護されるようにすることを可能にする。
このシート組立体射出システムは、2つの別個の射出
モードを備えている。1つは第7図に示した従来の零高
度及び零速度並びに低高度モードであり、第2のモード
は第8図の新たに追加した高い高度、及び高速度射出モ
ードである。
第7図の零−零射出モードにおいて、シート組立体は
従来の射出型のシート組立体と同一である。第1図、第
2図、第3図、第7図、第13図及び第14図に示すよう
に、スライド15内に格納された尾翼19、翼21、動力装置
17、18がこのシート組立体に付加されており、これらは
シート組立体が展開されるときに単一のモードにては展
開されない。
高い高度及び高速度の射出モードが第8図に図示され
ており、この場合、シート組立体1は第8図にてシート
組立体の射出軌跡40、41の頂部に図示された小さい耐空
耐航型の乗物に変わる。ロケットが発火した後、第8図
の吹き流しシュート38によりロケットカタパルト47が分
離された後、シート組立体1は尾翼19を伸長させる。こ
れに伴い、第13図にてアクチュエータ56により回転され
た枢着点12上にてシートバケット4が回転し、次いで、
第13図及び第14図の枢軸52、54上にて翼の伸長体が回転
し、第4図、第5図、第6図、第13図、第14図の関節式
の動力装置の伸長部材57、58により、動力装置17、18の
伸長部分が回転する。次に、シート組立体は第8図の飛
行位置41、42となる。飛行するためのシート組立体の形
態は第4図、第5図及び第6図に図示されており、これ
は、シート組立体の射出中、射出軌跡の位置に達すると
きに、シート組立体は第8図の飛行位置41に自動的に達
する。この位置において、パイロットは自己のシート組
立体の飛行を完全に制御することが出来る。パイロット
はシート組立体を飛行位置42に誘導し、パイロットが第
8図に示したシート組立体の分離を開始するときの飛行
位置43に達して縦断脱出することが可能となり、又、シ
ート組立体は、パイロットが分離された場合、飛行位置
44に達する。このシート組立体は、ヘッドレスト及び靴
の拘束手段の分離を含む、従来のシート組立体分離手段
により、同様にパイロットから分離される。靴の拘束手
段は、F−104及び初期のスペースシャトルの飛行に使
用された従来技術のものである。
シート組立体の分離が第8図の飛行位置44に達した後
のパイロット14の回収方法は、従来技術による、非飛行
型のシート組立体を回収し及びパイロットを分離する技
術と同様である。パイロットシュート45は第8図のサバ
イバルパラシュート7を開傘させかつ収縮させる。これ
は救助ヘリコプターに極く接近した位置にて行われ、ヘ
リコプターからの伸長可能なフックを使用し、パラシュ
ートを空中にて拘束する空中回収救助により行うか、又
は乗員が第7図に示すように地上に着陸するようにして
行うことが出来る。
第9図には、パラシュートが肩及び膝ベルト10、足拘
束手段11及び頭部拘束手段9により、シート組立体1に
支持された俯せの姿勢にある飛行中の完全に展開された
シート組立体1が図示されている。動力装置17a、18aに
おけるジェット動力装置はヘッドレストから外方に高く
かつ翼21の上方に展開されている。飛行位置39における
シートバケット4は、枢着点12を中心として回転し、動
力学的動作及び有利な中心重力により、パイロットは頭
を前方にし、顔面を下に向けた姿勢になる。第10図の放
棄された航空機33は衝突直前の墜落状態にある。
第8図の飛行位置44は、パイロット14がシート組立体
1から分離された後の様子を示す。この放棄されたシー
ト組立体は地面にぶつかって破壊される。これでその役
目を終了したことになる。
第12図において、パイロットは、頭部拘束手段9、肩
及び膝ベルト10、及び足拘束手段11を切断することによ
りシート組立体1から分離される。パイロットが放棄さ
れたシート組立体1から離れるとき、パラシュートが第
7図の飛行位置31にて図示したラニヤード47により展開
される。このラニヤードは飛行中のシート組立体1及び
パイロット14が分離するときに、パラシュートの展開掛
け金具を解放する。このような、飛行中のシート組立体
1とパイロットとを分離させ、パラシュートを展開させ
るための掛け金具を解放し、その後パラシュートを解放
させることは現在の技術である。
第14図においてパラシュート7が展開した後、パイロ
ット14は水上又は陸上に着陸し、あるいはパイロット14
は現在のフック手段を用いてパラシュート7を引っ掛け
るヘリコプターにより、空中にて救助することが出来
る。
第12図には、空中にてパイロット14を解放し、地上に
着陸させるか又は救助飛行機により空中にてパイロット
を拾い上げる状態が図示されている。パラシュート7及
びパイロットシュート45がフックにより引き掛けられた
とき、パラシュートはしぼみ、パイロット14は救助飛行
機に対する直線状の回収支持手段を備えるに至る。
シート組立体の飛行操作 付加的なシート組立体の空気力学的飛行制御は、シー
ト組立体が射出され、展開されて、射出されたパイロッ
トのシート組立体の形態となった後、比較的短時間及び
短い距離に亙って行われる。上述のように、及び第8図
に図示するように、シート組立体に座ったパイロットが
3つの軸(ロール軸、ピッチ軸及びヨー軸)を中心とす
る飛行制御は、縦断飛行分離飛行位置43に至る飛行軌跡
の飛行位置41にて行われる。その後、自動的に下降し、
パイロットの僅かな制御の下、パラシュートにて現在の
軍事技術に従って落下する。航空機33から飛行位置41に
至る第8図の射出軌跡において、飛行経路は予め定めら
れ、第8図の航空機33にて危難に遭遇した航空機の飛行
方向によってのみ制御されて、シート組立体内に自動的
に組み入れられる。
第8図の飛行位置41に至る一体形の付加的なシート組
立体の形態は自動的に予め定められ、従来のシート組立
体の既存の射出システム内に組み込まれる。このシート
組立体の構成要素は、一体の付加的な改良物である。
シート組立体は第7図及び第8図に図示したような2
つの射出モードを有している。第7図は従来の射出型の
シート組立体モードを示し、第8図は高い高度及び全縦
断脱出並びにサバイバルのための一体の付加的な改良さ
れた第2モード(本発明)を示す。
シート組立体の短時間の飛行制御中、シート組立体1
の制御は可能な限り簡単にされる。射出されたパイロッ
トによる制御は2つの軸、即ち、ロール軸及びピッチ軸
を中心にしてのみ行われる。従って、シート組立体は過
去において多数の航空機に使用されたいわゆる2制御方
式の飛行機であり、第2次世界大戦前及び直後に航空界
において一般的なことであった。
2つの制御は補助翼24、25により翼部分にてのみ行わ
れ、制御面は第5図のシート組立体のロール及びピッチ
制御を行う。補助翼24、25の差動制御により翼21のロー
ル制御を行う一方、補助翼24、25を一方向に制御するこ
とによりシート組立体のピッチ制御を行う。ローリング
制御をすればヨーイングの制御も可能となる。
尾翼19はピッチ軸及びヨー軸にてシート組立体を安定
させ、従来の一般的な2軸制御の飛行機と同様にシート
組立体が3つの軸(ロール軸、ピッチ軸及びヨード軸)
内にて制御されることを可能にする。
模型の飛行機を使用する無線操縦の飛行により、2つ
の軸を制御すれば、飛行中の模型に対して3つの軸を中
心とする完全な制御操縦を容易にかつ簡単に行うことが
出来ることが確認された。
第5図の補助翼24、25は第4図においてシートバケッ
ト4aの各側部の内側に入る制御手段を有し、パイロット
14が制御手段を持ち、第5図の補助翼24、25を制御し得
るようにされている。左側補助翼24はパイロットの左手
により制御される一方、右側補助翼25はパイロットの右
手により制御される。第4図、第5図及び第6図におい
て飛行のために伸長させたとき、翼21は固定される。
第7図及び第8図の射出方法は従来のものであり、パ
イロット14が射出を開始した後、全ての段階が自動的に
行われる。射出の開始時、パイロットは本発明の第7図
に図示するような通常の従来の射出モードであるモード
1か、又は射出軌跡の最高位置においてシート組立体が
縦断飛行のための飛行機の形態になる第8図に図示した
モード2の何れかを選択する。
第7図において、従来の射出の時、航空機は零高度及
び零速度の状態にあり、パラシュートにより脱出者を事
故現場付近に着陸させる。シート組立体は、航空機33に
より通常の従来の射出を行い、地上に着陸し静止する。
射出方法は現在の軍用のシート組立体射出方法に従
う。キャノピィ27が射出され、その後、シート組立体が
28で示すロケットの全推力により射出される。飛行位置
29にて、ロケットの推力は低下し、ロケットは燃え尽き
る。飛行位置30にて、シート組立体はロケットの推進中
に得られたその惰力により飛行する。飛行位置31にて、
シート組立体は従来のシート組立体分離手段により、パ
イロット14から分離され、シート組立体1とパイロット
14間のラニヤード47がシート組立体を作動させて、飛行
位置32で図示したパラシュート7を展開させ始める。次
の位置にて、パラシュート7は軌跡の頂部にて部分的に
萎み、その次の位置において、パイロット14及びパラシ
ュート7が地面に落下する。
第8図において、航空機33は飛行中であり、高い高度
にあり、この場合、パイロット14が航空機が放棄された
場所である現場から縦断脱出することを希望する。
射出の開始時、パイロットは、この場合、縦断飛行で
ある第2の射出モードを選択する。
第8図において、第7図と同様、射出関係後の第1段
階は、キャノピィ34の従来の軍用の射出技術である。飛
行位置35は全推力時におけるシートバケットを図示す
る。飛行位置36において、ロケットの推力は低下し、ロ
ケットは第7図に示すように燃え尽きる。飛行位置37に
おいて、シート組立体1は飛行し、燃え尽きたロケット
はドローグパラシュート38により除去される。
飛行位置39において、シートバケット4が後方に回転
し、パイロットが顔面を下向きにし、頭を前方にした俯
せの姿勢にて、スライド15から尾翼19を展開させ始め
る。飛行位置40において、翼21及び動力装置17、18が展
開され、翼の展開は飛行位置41に完了する。飛行位置42
において、パイロット14はシート組立体の飛行を完全に
制御することが出来、敵の地面環境において、完全に縦
断飛行することが出来る。
第8図の飛行位置43までの縦断飛行後、パイロットは
飛行位置44にて分離し選択し、飛行位置45においてパイ
ロットパラシュートを分離し、主たるパラシュート7を
展開させる。
第13図において、翼21は折り畳まれて、シート組立体
1の背もたれ内に格納されている。尾翼19は折り畳まれ
かつシート組立体下方のシートバケット内に格納され
る。動力装置17、18は関節式の伸長部材57、58上のヘッ
ドレストに格納され、折り畳まれる。枢着点12上のパイ
ロット14は、アクチュエータ56により作動される。翼21
a、21bは枢軸52、53を介してシート組立体1の背もたれ
に一体に取り付けられている。
第13図及び第14図において、頭部拘束手段9がパイロ
ットのヘルメット8に取り付けられており、第10図及び
第11図の飛行中、パイロットの頭部を拘束している。肩
及び膝ベルト10が上半身を支持しており、足拘束手段11
が第9図第11図にてパイロットの靴を支持している。こ
れらの拘束手段は、脱出者が第11図及び第12図にて分離
されるときに切断される。
第13図及び第14図にて、シート組立体1上にて利用可
能な領域51内の翼21は、寸法を小さくして、図示するよ
うに領域51内に格納し得るようにする必要がある。従っ
て、参照した翼21は第5図に二重の線で示したスパン内
にて膨張可能である。外側翼及び内側翼は一方が他方の
内部に入り子式に入り、このため、翼21が展開されたと
き、スパンは増大する。この構造の詳細は本発明の第2
の実施例において、作動手段と共に開示されている。
翼21の補助翼コードも又、翼が展開されたとき、シー
ト組立体1の背もたれの幅を越えて伸長し、その折り畳
み位置に格納される。翼21の補助翼コードも又、入り子
式に伸縮して翼を格納する。
好適な構造の詳細、シート組立体の実施例及び飛行の展
開のための機械的機構の操作方法の説明 発明の背景の第4章に説明したように、この第2の特
許出願は本発明の構造及び詳細な機能部品を開示しかつ
権利を請求するものであり、これらは第15図乃至第41図
に図示されている。本発明は非常に複雑でかつ範囲が広
く、開示された作用及び構造的な詳細を説明することが
出来ないために、これらの図面については第2の出願に
おいて説明する。これらの図面の第15図乃至第42図はパ
イロットが縦断脱出するための乗物とし得るよう従来の
シート組立体に付加された構造の特徴を説明するために
本特許に包含されたものである。
第15図の略図において、機能的な構成要素は中空のラ
イン/管62、63、65、69、74等内にて制御可能に発火
し、高圧の力を発生させる爆薬を有する従来の発火手段
である。この爆発的な圧力は翼、尾翼及びエンジンの展
開を作動させるための力を提供する。アクチュエータ及
び起爆薬は、全てシート組立体の展開技術分野の当業者
に周知の現在の構成要素として存在している。60、70、
S−1、W−R、T−1、T−R、W−SR、W−SL、W
−CL、W−CR、E−R1、E−R、E−LIを備えるこうし
た起爆薬は遅延発火手段71、72、73、75、80、81、77、
79、及び83であり、これらは翼、尾翼及びエンジンの展
開機能を連続化させ、遅延させ及びタイミングを設定す
る。
グループとしてのこうした機能は、パイロットが弁68
を作動させる手動制御ハンドル67により選択することが
可能である。この弁68から離れ且つ第15図の範囲を越え
た位置で、第7図の従来のシート組立体には作動システ
ムが付加されており、第8図のように、飛行位置38乃至
43における機能を可能にする。
第15図において、手動制御ハンドル67と弁68が図示し
た位置にあるときに、パイロットがD−リング59を引っ
張ると、起爆薬71は該装置を発火させて、システムに点
火して、起爆薬61を点火し、起爆薬61が第13図の肩及び
膝ベルト10及び頭部拘束手段9を引き込む。これは又、
起爆薬64に点火し、起爆薬64が靴の踵の部分にてパイロ
ットの靴の接続された足拘束手段11を引っ張り込む。こ
の起爆薬は、又、ロケットカタパルト47に点火し、ロケ
ットカタパルト47がシート組立体/パイロットを第7図
及び第8図の飛行ステーションから射出させる。ロケッ
トが燃え尽きた後、遅延作業装置72、70が爆発性ボルト
66を作動させ、パラシュートを射出させて、第8図にお
いて飛行位置38にてロケットカタパルト47を除去する。
第8図において飛行位置39まで飛行する間に、起爆薬S
−1、73は第13図のアクチュエータ56として、シートバ
ケット4を作動させ、第4図の身体を伸ばした姿勢にす
る。
次にシートバケット4の位置を第4図中の4aまで伸ば
し、パイロットが頭部を前方にした俯せの姿勢となるよ
うにした後、テールブームは、アクチュエータT−1、
80により、第18図及び第19図、さらに第4図に図示する
ように細長くなり、逐次的に、尾翼19L、19Rは第35図に
図示するように軸192上にて回転せられ、左側19L及びT
−R、81の起爆薬T−L、81及び右側19Rの起爆薬を通
って円弧189上の位置19aL及び19aRまで回転する。テー
ルブームの細長い状態は第38図に略図で図示されてお
り、ここで、第34図のテーブルシステム109及び110を通
じて、第34及び第32図の玉ローラ203上にて、ファイル
の引き出し型式のスライド15、20及び200上を尾翼が後
方に摺動する。スライド15、204及び200は第34図及び第
32図に典型的に図示されたばね作動のロック205により
伸長した位置にロックされる。
スライド15、204及び200に作用する側部方向の力は構
造的パネル207、202及び201により制限される。これら
のパネルは第33図に図示したように、構造的にビート部
分より構造的に補強されている。これらのビート部分は
起爆薬T−Rからの圧力により形成され、これらの圧力
は第15図、第18図、第19図及び第34図に図示するように
ビード部b−1、b−2、b−3、b−4、b−5及び
b−6を形成する。これらのビード部は第33図に図示す
るように部分的に積層された構造的パネル201の間に圧
力により形成されている。
第17図のテールの展開の後には、翼の展開機能の図及
び現在のシート組立体1と構造的に一体化させた図が図
示されている。これはシート組立体1の形態から射出し
て縦断脱出するために有用な航空機に変える第2の展開
機能として連続的な方法とされる。折り畳んだ位置にお
ける翼21a及び21bは構造体管114、113により垂直方向に
格納位置においてシート組立体1に構造的に一体に取り
付けられている。これらは第31図に示すように、枢着軸
116にてシート組立体1に取り付けられている。構造部
材180内に収容された枢着軸116は左側から右側までシー
ト組立体1を相互に接続させ、シート組立体の中心を通
じて翼の曲げ力を支承している。この構造体は垂直方向
にて、エンジンの燃料191を保持する燃料タンク190の下
方にある。この燃料タンク190はロケットカタパルト47
を囲繞し得る形態にしてある。
第17図及び第31図には、軸線116を中心として管113、
114を回転させるアクチュエータW−L、W−Rが図示
されている。
第30図のアクチュエータW−Rは第31図の管114bを第
30図の管114aまで動かす。第17図の翼22a、23aは同一の
水平面にある。
これに続いて、翼22a、23aはスパン内に伸長する。ス
パン内にて伸長する前に、折り畳まれた翼は第21図及び
第22図に図示するように、外側翼の外板142、143は第23
図及び第24図の伸長可能な外側翼外板159の内板159を囲
綾している。
第23図及び第24図の外側スパンの外板は、最初に第21
図及び第22図の内側スパンの外板142、143内にあり、球
状のローラ151上にてスパン方向に伸長し、第21図の管1
13a及び114aに取り付けられた第21図の内側静止スパー1
50は静止した状態にある一方、第23図の外側翼スパー15
3、152は第21図のローラ151上にて外方向にかつスパン
方向に転動する。翼スパンの伸長は、ケーブル220によ
り作動され、該ケーブル220は第21図の137にて端末が第
23図の123にて外側翼スパー153に固着されている。これ
らのケーブルは第15図の回転アクチュエータ及び起爆薬
W−SL、77、W−SR、77により駆動される。上記の回転
アクチュエータは175にてケーブルの波形部分を把持
し、第23図、第24図及び第20図の外板を第20図の外側の
位置22aまで伸長させる。
第20図の外板は、伸長位置22aに達し、第28図のばね
荷重ピンは第20図及び第28図に図示した適合する角度穴
222内に付勢される。これにより、外板は伸長位置にロ
ックされ、第20図及び第17図において翼の離陸トルクを
外側固定翼パネルから内側固定翼パネルに伝達する。
第25図において、外板が伸長され、外方に進むに伴
い、ピン166が内側静止スパー150のキャビティ168内の
ばね167により静止パネルの外板142の係合穴内に付勢さ
れる。これらの外板142の係合穴は、スパンが伸長した
ときに外板が前方に進む間に被いが除去されて、ピン16
6と係合する。第25図の前縁口の捩り抵抗力はこの展開
中、影響を受けずに完全な状態を保つ。
第15図及び第20図において、スパンの伸長サイクルが
起爆薬アクチュエータW−CL、79により完全されたなら
ば、翼の弦は第23図、第24図及び第20図に図示するよう
に延長される。これは、第21図及び第22図にも図示され
ており、ここで、前方パネル外板143aが上方パネル145a
を収容する一方、下方パネル158を収容する。但し、こ
れはスパンの伸長前には存在し得ない。翼の弦は球状ロ
ーラ149上の主トラック146により伸長され、適合する副
トラック163が第22図、第24図及び第27図のリブ155に構
造体的に取り付けられる。第22図、第24図、第20図及び
第17図のケーブル121、127及び120が副トラック163に固
着されている。これらケーブルは、動かして上記起爆薬
アクチュエータW−CL、79及びW−CR、79により翼のコ
ードを伸長させる主トラック146は第21図、第23図の外
側翼スパー153に固着されている。
第17図、第21図、第23図、及び第20図の前縁の翼パネ
ルの捩り構造の一体性を維持するため、前方パネル外板
143aに係合する。外板142はコードの伸長部分からの張
力により、穴172/171内に落下し、外板142、前方パネル
外板143aの構造体の一体性を完全に維持するフック17
0、173を有している。この構造体一体性は第1図及び第
20図において、頂部及び底部パネルの外板が内側固定翼
パネル及び外側伸長パネルの後方頂部及び底部外板パネ
ルと接続する箇所にて反復される。
内側パネルは第15図及び第26図のビード部W−BL、W
−BRにより補強されている。ビード部はスパン及び弦が
伸長した後に形成される。これらは翼の外板パネルの内
側にあり、第26図に示すように翼の離陸を妨害しないよ
うにしてある。第21図、第17図及び第20図の内側の上方
及び前方パネル外板143aをスパン方向に補強するため
に、ビード部223が第15図の発火システムW−WL及びW
−BRの圧力により部分的に積層された外板143に形成さ
れている。第17図及び第20図において弦の方向に固定さ
れた一体のビート部112、135、136、及び224はパネルを
コード方向に補強して補助翼の輪郭の安全性を維持して
いる。
弦の伸長は上記ケーブル123、120及び121により、上
記起爆薬W−CL、79及びW−CR、79によって実行され
る。第17図に略図で示した起爆薬79、W−CLは三重駆動
プーリ128と一体であり、ケーブル120、121及び123のケ
ーブルの動力供給された端末を駆動する。128が回転す
ることにより第17図のケーブル固着点132及び第20図の
ケーブル固着点130が図示した箇所まで動き、第17図及
び第20図に図示するように、翼の弦の長さを延長させ
る。
翼の弦が第20図において伸長されると、翼の先端領域
も又、円弧141に沿って点139から回転することにより、
140から140aに増大する。
外板は第45図、第22図及び第24図の可動の補助翼表面
から構成されており、これら表面は第20図、第22図、及
び第24図のピッチ軸138を中心として可動に回転する。
ピッチ軸の支持手段は第22図及び第24図にて補強スパー
226に取り付けられた接続具225である。
上記補助翼24は第40図に示した電気モータM、99を備
えている。このモータM、99は補助翼24に固定されてい
る。プーリ165は出力側に回転可能なように補強スパー2
26に固着された2つのケーブル端162を有している。モ
ータの回路は2方向の回転出力が得られるように二重巻
き線としてある。第39図及び第40図のモータM、99の出
力方向は、第4図におけるパイロット可動制御ハンドル
95が動く方向により制御される。第39図、第40図、第22
図及び第24図において、97における電気的接点は補助翼
24である。
左右両翼に関するパイロットの左手及び右手を下げる
操縦により補助翼が上方に動くと航空機は降下する。同
様に、上記左手及び右手を反対方向に同時に動かすと航
空機は上昇する。この方法は通常の航空機の操縦とは一
致しないが、飛行機操縦のこの方法は無線操縦の模型飛
行機によって実行可能なことが証明された。ロール制御
のためにパイロットは左及び右側補助翼を反対方向に動
かす。尾翼は固定されたままであり、これにより航空機
を決まった飛行方向に向かわせ、このことも上記無線操
縦された飛行によって実証されている。
第40図の電気的略図は2つのエネルギ源バッテリ98
と、回路遮断機100と、2つのパイロット可動制御ハン
ドル95と、2つの電気スイッチ接点97、96と、配線と、
及び2つの2方向巻きモータとを備えている。
翼の展開の後、第16図には動力装置17a及び18aで示す
飛行形態に展開作動されることが図示されている。これ
らの動力装置17、18がヘッドレストに格納されている。
これらは軸線214上にて水平方向に回転可能なバー105上
にシート組立体1に枢動可能に平行部材57により構造的
に支持されている。このバー105は起爆薬E−1により
位置104から位置104aまで回転される。この連続的な起
爆薬の機能中、ケーブル102の端末は、前記バーを位置1
04から位置102まで動かし、動力装置17、18は第16図の
位置(17a、18a)まで動く一方、第29図において、動力
装置17、18も又、ヘッドレストの格納位置から飛行時の
位置まで上昇される。平行な部材57は円弧215に沿って
位置59まで回転される。この位置において、前記エンジ
ンは、起爆薬E−L、E−Rにより再度連続作動され、
軸線211上にて回転し、水平方向の飛行姿勢となる。こ
の位置において、動力装置17a、18aは始動されて、各エ
ンジン上の始動起爆薬E−L1及びE−LRにより飛行のた
めの推力を発生させ、適正な順序にて展開させる。
第41図には、第8図及び第11図及び第12図に位置44、
45に図示するように、解放するための手動解放D−リン
グハンドル227が図示されている。前記D−リングの解
放により、起爆薬84が発火し、これによりカッタ85、86
及び87が作動し、図面の頭部拘束手段9、肩及び膝ベル
ト10及び足拘束手段11を切断する。この自動モードにお
いては、これらの解放作動は第7図の従来のものの略図
に破断線により示される従来の射出における位置31にお
いて自動的になされる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B64D 25/08 - 25/12 B64C 39/00 - 39/02

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衝突が差し迫ったとき、航空機から緊急脱
    出するための、2つの選択可能な形態のモードを備えた
    緊急脱出可能なシート組立体であって、 第1のモードが、当該シート組立体を備える零速度及び
    零高度の脱出手段と、背もたれ手段と、同背もたれ手段
    に接続されパイロットを垂直の真っすぐな快適な飛行姿
    勢に支持するシートバケット手段であって、パイロット
    の緊急脱出サバイバルキットを収容するための奥行き及
    び手段を有する前記シートバケット手段と、当該シート
    組立体と一体であり、射出されたパイロットを空中にて
    安全に回収するためのパラシュート手段と、パイロット
    を当該シート組立体から分離させるシート分離手段と、
    当該シート組立体と組み合わせられたパラシュート展開
    手段と、当該シート組立体及び危険の迫ったパイロット
    を墜落する航空機から射出するためのロケットカタパル
    ト手段とを備え、 選択的な第2のモードが、前記背もたれ手段により支持
    され且つ同背もたれ手段と一体のヒンジ手段を有する関
    節式のシートバケット手段と、同関節式のシートバケッ
    ト手段をパイロットの脚、胴及び身体を後方に回転させ
    て約180°まで広げ、パイロットを頭部を前方にし顔面
    を下にして当該シート組立体と共に保持された俯せの姿
    勢にするための作動手段と、を備えることを特徴とする
    緊急脱出可能なシート組立体。
  2. 【請求項2】前記第2モードが、当該シート組立体の関
    節式のシートバケット手段内に一体に形成され且つ脱出
    飛行展開を行って、空気力学的力により、当該シート組
    立体とパイロットとを頭部が前方で顔面が下向きの縦断
    飛行するための「俯せ」の姿勢に位置決めし且つ保持す
    る伸長可能で且つ折り畳み可能な尾翼手段を備えること
    を特徴とする、請求の範囲第1項に記載された2つの選
    択可能な形態のモードを備える緊急脱出可能なシート組
    立体。
  3. 【請求項3】前記第2モードにおいて、当該シート組立
    体及び背もたれ手段と一体に形成され、頭部を前方にし
    顔面を下向きにした俯せの姿勢にてパイロットと共に前
    記背もたれ手段が縦断飛行し得るように飛行展開させる
    ための伸長及び折り畳み可能な右側及び左側の翼手段を
    含む、請求の範囲第1項に記載の2つの選択可能な形態
    のモードを備える緊急脱出可能なシート組立体。
  4. 【請求項4】前記第2モードにおいて、前記右側及び左
    側の翼手段の折り畳み翼の後縁にヒンジ結合された補助
    翼後縁の空気力学的制御面を備え、互いに差動的に動か
    されたときの当該シート組立体の飛行に対する空気力学
    的ロール制御手段と、及び共に上下に動かされたときの
    当該シート組立体の飛行に対する空気力学的ピッチ制御
    手段を提供することを特徴とする、請求の範囲第3項に
    記載の2つの選択可能な形態のモードを備える緊急脱出
    可能なシート組立体。
  5. 【請求項5】前記第2のモードにおいて、当該シート組
    立体が、ヘッドレスト手段と、動力装置手段であって、
    同動力装置手段をヘッドレスト手段内に折り畳み且つ伸
    長させ、伸長させたときに動力装置の推力手段を保持し
    て当該シート組立体を縦断飛行可能なように飛行させ
    る、折り畳み及び伸長可能な関節手段を有する前記動力
    装置と、を備えることを特徴とする、請求の範囲第1項
    に記載の2つの選択可能な形態のモードを備える緊急脱
    出可能なシート組立体。
  6. 【請求項6】前記第2のモードにおいて、前記背もたれ
    手段と一体に形成され、パイロットを頭部が前方にされ
    顔面を下向きにした俯せの姿勢にて当該シート組立体を
    長距離に亙って縦断飛行可能に展開されるための折り畳
    み可能な翼手段と、同翼手段上に設けられ、同翼手段に
    接続されてロール制御手段内及び補助翼の上下の動きを
    制御するためのピッチ制御手段内にて差動制御するため
    のヒンジ式に動くことができる手段を有する翼手段を備
    える制御手段と、前記シートバケット手段内に折り畳ま
    れて同シートバケット手段と一体に形成され、飛行展開
    して、当該シート組立体及びパイロットが頭部を前方に
    し顔面を下向きにした俯せの姿勢にて空気力学的手段に
    よりパイロット及び当該シート組立体を保持するための
    折り畳み可能な尾翼手段と、背もたれ手段内に設けられ
    たヘッドレスト手段であって、該ヘッドレスト手段及び
    前記動力装置手段と組み合わせられかつ一体の動力装置
    手段及び関節式のシートバケット手段を有すると共に、
    動力装置手段をヘッドレスト手段内にて伸長させかつ折
    り畳む一方、伸長位置に展開させて推力手段を保持し
    て、当該シート組立体を飛行させ、十分な飛行状態へと
    脱出させる前記ヘッドレスト手段と、を備えることを特
    徴とする、請求の範囲第1項に記載の2つの選択可能な
    形態のモードを備える緊急脱出可能なシート組立体。
  7. 【請求項7】第1及び第2の2つのモードを備える、パ
    イロットが航空機から脱出するための緊急脱出可能なシ
    ート組立体であって、 前記第2のモードにおいて、零速度及び零高度のときに
    ロケットカタパルトにより当該シート組立体を射出し、
    パイロットが当該シート組立体から分離されたパラシュ
    ート手段により降下できる能力を備え、 背もたれ手段と、シートバケット手段と、及び該背もた
    れ手段に固着されたヘッドレスト手段と、当該シート組
    立体を射出させ、同シート組立体を飛行機の形態に変
    え、高い高度における脱出を可能にし、かつ航空機の事
    故現場から縦断飛行して脱出するためのロケットカタパ
    ルト手段と、背もたれ手段に設けられた伸長可能であり
    かつ前記シートバケット手段の底部に折り畳まれた空気
    力学的な尾翼手段と、伸長可能でありかつヘッドレスト
    手段内に折り畳まれた動力装置手段と、背もたれ手段に
    より支持された枢動可能な取り付け手段であって、関係
    する作動手段が、当該シート組立体が射出され及びロケ
    ットが燃え尽きた後にシートバケット手段を下方に回転
    させ、パイロットのヘッドレスト手段を前方に位置決め
    し顔が下向きで頭部から足部まで約180°に伸ばした俯
    せの姿勢にパイロットの身体を位置決めする俯せの位置
    に前記シート組立体を配置しかつ該姿勢にて同シート組
    立体を案内するための空気力学的手段を提供する枢動可
    能な取り付け手段と、を備えることを特徴とする、緊急
    脱出可能なシート組立体。
  8. 【請求項8】当該シート組立体からロケットカタパルト
    手段を分離するための手段と、シートバケット手段内に
    設けられパイロットの頭部を前方にして顔面を下向きに
    した俯せの姿勢に位置決めするための展開可能な空気力
    学的手段と、翼の展開手段と、及び射出されたパイロッ
    トが縦断飛行するのに空気力学的に適した飛行機を提供
    する動力装置手段とを備えることを特徴とし、第1のモ
    ードの射出段階と平行して、ロケットが燃え尽きるま
    で、最初の射出段階中に作動されるロケットカタパルト
    によるシート射出手段を備えた、請求の範囲第7項に記
    載の緊急脱出可能なシート組立体。
  9. 【請求項9】当該シート組立体が、縦断飛行が終了する
    ときに、パイロットを俯せの姿勢に支持するために、頭
    部拘束手段と、肩ベルト支持手段と、胴支持及び靴支持
    手段とを有し、パイロットの頭部を前方にして頭部と身
    体を下に向けた俯せの姿勢の飛行機の空気力学的飛行形
    態をとることが可能であり、且つ頭部拘束支持手段、肩
    ベルト支持手段並びに胴支持及び靴支持手段を分離する
    手段を含むパラシュート手段を有し、飛行する当該シー
    ト組立体から分離されたパラシュート手段によりパイロ
    ットが下降できる、請求の範囲第8項に記載の緊急脱出
    可能なシート組立体。
  10. 【請求項10】前記翼手段は、当該シート組立体の背も
    たれ手段の境界限界内にて飛行のために折り畳まれ且つ
    伸長可能であり、尾翼テール手段は、シートバケット手
    段の境界限界内にて折り畳まれ且つ展開可能であり且つ
    空気力学的に応答する、請求の範囲第9項に記載の緊急
    脱出可能なシート組立体。
  11. 【請求項11】当該シート組立体が前記翼手段のための
    背もたれ構造を有し、同背もたれ構造は、航空機内に格
    納されたときに伸長可能であり且つ前記背もたれの高さ
    とほぼ等しい大きさに折り畳まれ、飛行のために伸長さ
    れると翼の大きさを増すように伸長可能である翼手段を
    備えている、請求の範囲第9項に記載の緊急脱出可能な
    シート組立体。
  12. 【請求項12】当該シート組立体が前記翼手段を備えた
    背もたれ構造を有し、同翼手段は、航空機内に格納され
    たときに前記背もたれ手段の幅とほぼ等しい長さの翼弦
    長を有し且つ飛行のために展開されると翼弦長の長さ内
    で伸長可能である手段を有する翼を含む、請求の範囲第
    9項に記載の緊急脱出可能なシート組立体。
  13. 【請求項13】当該シート組立体が背もたれ手段を有
    し、同背もたれ手段が、航空機内に格納されているとき
    に前記翼手段を収容する格納手段と、同背もたれ手段内
    に設けられた翼が飛行のために伸長されたときに同翼を
    支持する構造体手段と、を備えることを特徴とする、請
    求の範囲第9項に記載の緊急脱出可能なシート組立体。
  14. 【請求項14】パイロットが頭部を前方にして顔面を下
    向きにした俯せの状態にあるときに、当該シート組立体
    の飛行中にパイロットの頭部を支持するための解放可能
    な拘束手段を有するヘッドレスト手段を備えることを特
    徴とする、請求の範囲第9項に記載の緊急脱出可能なシ
    ート組立体。
  15. 【請求項15】当該シート組立体が、前記シートバケッ
    ト手段内に設けられ且つ同シート組立体が航空機内にあ
    るときに前記尾翼手段を格納する格納手段と、前記シー
    トバケット手段がパイロットの頭部を前方にし顔面を下
    向きにした俯せの姿勢で飛行し得るようにテールの形態
    に展開される伸長可能な尾翼と、を備えることを特徴と
    する請求の範囲第7項に記載の緊急脱出可能なシート組
    立体。
  16. 【請求項16】衝突が差し迫ったときに無能力になった
    航空機から脱出するための航空機の緊急脱出可能なシー
    ト組立体であり、脱出装置が、サバイバル可能なパイロ
    ットを空中にて回収するためのパラシュート手段を提供
    するロケットカタパルトによって射出される当該シート
    組立体を備え、当該シート組立体が、射出されたパイロ
    ットを当該シート組立体から分離する手段を備えた、緊
    急脱出可能なシート組立体であって、 当該シート組立体が、俯せの姿勢にて飛行中の当該シー
    ト組立体を空気力学的に浮揚支持するための伸長可能な
    補助翼手段と、シートバケット手段であって、同シート
    バケット手段を下方に回転させて射出されたパイロット
    を頭部が前方で顔面を下向きにした俯せの姿勢にして縦
    断飛行させ且つ空気力学的抗力が最小であるようにする
    関節式の枢軸を有するシートバケット手段と、当該シー
    ト組立体及び翼を空気力学的飛行中に推進させ且つシー
    トバケット尾翼を展開させ得る伸長可能な動力装置手段
    と、パイロットの後方のテール手段であって、当該シー
    ト組立体を俯せ状態へと案内し且つ当該シート組立体を
    頭部を前方にし顔面を下向きにした俯せの飛行状態に安
    定させて、当該シート組立体に最大の飛行距離と最大の
    速度を提供する空気力学的表面手段を含むテール手段
    と、を備えたことを特徴とする、緊急脱出可能なシート
    組立体。
  17. 【請求項17】水平の構造体手段上に支持された翼手段
    内に設けられたロール及びピッチを制御する手段を有
    し、同制御手段は、前記翼の後縁上に空気力学的制御表
    面を有する空気力学的翼浮揚領域を備えてロール及びピ
    ッチ動作を提供し、前記制御表面が同時に上下方向に動
    くときに飛行する当該シート組立体のピッチ制御をする
    と共に、前記制御表面が差動的に動くときにロール制御
    を行う、請求の範囲第16項に記載の緊急脱出可能なシー
    ト組立体。
  18. 【請求項18】当該シート組立体の各側部において同シ
    ート組立体のヘッドレスト手段と係合している2つの伸
    長可能なジェット動力装置手段を更に備え、同ジェット
    動力装置手段は、同動力装置手段を前記ヘッドレスト手
    段に結合し且つ前記動力装置手段が伸長し及び折り畳ま
    れて当該シート組立体の境界限界内でヘッドレスト手段
    内に格納し得るようにする関節式の支持手段を備えてい
    る、ことを特徴とする請求の範囲第17項に記載の緊急脱
    出可能なシート組立体。
  19. 【請求項19】衝突が差し迫ったときに無能力になった
    航空機から衝突前に脱出するための航空機緊急脱出可能
    なシート組立体であり、サバイバル可能なパイロットを
    空中にて回収するためのパラシュート手段を有するロケ
    ットカタパルトを備え、射出されたパイロットを当該シ
    ート組立体から分離するためのシート分離手段とを備え
    た、緊急脱出可能なシート組立体であって、 関節式の枢動手段を備えたシートバケット手段であっ
    て、同枢動手段は、前記シートバケット手段を回転させ
    且つその後にパイロットを頭部を前方にし顔面を下向き
    にした俯せの姿勢にさせて最大の速度で最大の距離を飛
    行できるようにした前記シートバケット手段を有するこ
    とを特徴とした、緊急脱出可能なシート組立体。
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