JP2907193B2 - 車載ナビゲーション装置 - Google Patents

車載ナビゲーション装置

Info

Publication number
JP2907193B2
JP2907193B2 JP9185242A JP18524297A JP2907193B2 JP 2907193 B2 JP2907193 B2 JP 2907193B2 JP 9185242 A JP9185242 A JP 9185242A JP 18524297 A JP18524297 A JP 18524297A JP 2907193 B2 JP2907193 B2 JP 2907193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
vehicle
moving image
data
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9185242A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10115529A (ja
Inventor
弘 下浦
健二 天目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP9185242A priority Critical patent/JP2907193B2/ja
Publication of JPH10115529A publication Critical patent/JPH10115529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2907193B2 publication Critical patent/JP2907193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元コンピュー
タグラフィックス(CG)技術を利用して道路の動画像
作成を行い、表示する車載ナビゲーション装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、室内で自動車運転感覚を味わうために、自動車の走
行に沿った景色の変化を画面に動画像表示することが行
われている。この動画像を発生させるためには、CG用
ソフトウェアを用いてアニメーションを作成していた。
【0003】ところが、前記のようにCG用ソフトウェ
アを用いてアニメーションを作成するとき、道路の動画
像表示のための道路データ(例えば走行軌跡パターン、
道路の形状)は、人間が想像により作成しなければなら
ない。このため、走行軌跡パターンや道路の形状を案出
するために労力と時間がかかる。また、案出される走行
軌跡パターンの数も限られてくるので、動画像の変化に
すぐ飽きてしまう。
【0004】一方、ドライバが目的地を入力すると、車
両の現在位置と前記入力された目的地とから、目的地ま
での最適経路を計算する機能を備えた車載ナビゲーショ
ン装置が知られている。そこで、目的地までの最適経路
を案内するときに、実際に存在する道路に沿ったリアル
な動画像を発生させ、地図上の最適経路表示とともに表
示することができれば、ドライバにとって最適経路を走
行しているかどうか、スタティックな地図上の最適経路
表示で確認できるだけでなく、ダイナミックに変化する
動画像を見ながら確認することができ、便利である。
【0005】本発明の目的は、ドライバが目的地を入力
すると、車両の現在位置と前記入力された目的地とから
目的地までの最適経路を計算する機能を備えた車載ナビ
ゲーション装置において、実際の走行経路に沿って前記
動画像を作成し、ドライバにリアルタイムで表示するこ
とのできるものを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
(1) 請求項1記載の車載ナビゲーション装置は、ノード
とリンクとのデータを含む道路地図データを、予め用意
された道路地図記憶手段から読出し、この読み出された
道路地図データに基づいて、最適経路に沿った道路デー
タを作成し、前記道路データに基づいて、3次元コンピ
ュータグラフィックス技術を利用して走行する車両の中
から見た道路の動画像を作成する道路の動画像作成手段
と、前記道路の動画像作成手段によって作成された動画
像を表示する表示手段とを備え、前記表示手段は、前記
動画像を表示するとともに、最適経路と車両の位置とを
道路地図に重畳して案内画面としてウィンドウに表示す
るものである。
【0007】この車載ナビゲーション装置によれば、車
両走行中、表示手段を使って実際に目的地までの道路の
動画像をリアルタイムで表示することができるので、ウ
ィンドウに表示された最適経路及び車両の位置表示と併
せて、ドライバを最適経路に沿って誘導するのに役立
つ。また、目的地までの道路の動画像を、地図上の経路
と対比することもできる。
【0008】(2) 請求項2記載の車載ナビゲーション装
置は、請求項1記載の車載ナビゲーション装置と比較す
ると、最適経路と車両の位置とを道路地図に重畳して案
内画面として画面全体に表示するとともに、前記動画像
をウィンドウに表示するところが異なっているのみであ
る。 (3) 請求項3記載の車載ナビゲーション装置において
は、交差点を通過する前後の時点において、前記動画像
を表示し、それ以外の時点では最適経路と車両の位置と
を道路地図に重畳して案内画面として表示する。
【0009】これによれば、交差点を通過する時に目安
になる建物を動画像の上で確認しながら走行をすること
ができる。 (4) 請求項4記載の車載ナビゲーション装置は、曲線区
間を通過する場合に、曲線区間に入る前に減速し、曲線
区間を出た後に加速するように動画像を表示する。これ
により、動画像の表示をより現実に即したものとするこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、道路の
動画像作成方法を実施するためのシステム構成を示す。
同システムは、動画像を作成する計算機4に、道路地図
データ、誘導表示データ、走行軌跡データを提供し、計
算機4により、道路及び景色の動画像を作成して動画像
データベース7に記憶するとともに、記憶した動画像デ
ータをコマ撮り装置5によりコマ撮りし、VTR6に録
画するという一連の処理を行うものである。
【0011】道路地図データは、例えば2500分の1
の全国地図データベースから作成されたもので、道路地
図をノードとリンクとの組み合わせにより構成したもの
である。この道路地図データは、CD−ROM等に格納
されている。ノードとは、一般に、道路の交差点、行き
止まり点などを特定するための座標点のことであり、リ
ンクは、各ノードをつないだベクトルで、リンクの始点
ノード及び終点ノードのアドレス、リンクの方向、リン
クの道路幅などのデータを含んでいる。
【0012】誘導指示データは、指定された経路に沿っ
てドライバを誘導するためのデータであり、案内画面で
車両の位置をドライバに示し、さらに交差点手前で、曲
がる方向等を指示するための音声又は画像データであ
る。誘導指示データは、車両の実走行時には、位置検出
機能を持った車載ナビゲーション装置2の内部で作成さ
れるデータであるが、実施の形態では、指定された経路
に沿って車両が走行しているものと仮定して、その車両
の位置データと走行経路データとを車載ナビゲーション
装置2に入力して得ている。なお、「車載ナビゲーショ
ン装置」とは、従来公知のもので(例えば特開平2−6
713号公報参照)、方位センサ及び車速センサ等から
の出力に基づいて車両の現在地を検出する一方、検出し
た現在地を含む道路地図を道路地図メモリから読出して
電子的に表示し、表示される道路地図上に検出した車両
現在地を重ねて表示する装置である。
【0013】走行軌跡データは、動画像データを作成し
たい経路と、走行速度とを指示するためのデータであ
る。走行軌跡データは、フレキシブルデイスク等に格納
されている。コマ撮り装置5は、計算機4により作成さ
れた動画像データをNTSC方式に合うようコマ撮りす
るもので、このようにコマ撮りされた画像はVTR6に
録画される。
【0014】前記計算機4により行われる動画像データ
の作成方法を説明する。まず、走行軌跡データのデータ
ベース3にアクセスして、動画像データを作成したい道
路区間と、走行速度を取得する。次に、道路地図データ
のデータベース1にアクセスして、道路データを作成す
る。さらに、ビル・樹木等の背景データを作成する。ビ
ル・樹木等の背景データは、指定された道路に沿って、
定型的なビル・樹木等の景色を表示させるためのデータ
である。
【0015】以上の道路データと、走行軌跡データと、
背景データとに基づいて、車両のフロントガラスから見
える想像上の動画像データを作成する。このためには市
販のCG用ソフトウェアを用いて作成することができ
る。前記道路データの作成法についてさらに詳細に説明
する。まず、道路地図データはノードとリンクで構成さ
れているので、リンクに道路幅を持たせて現実の道路の
イメージにする。さらに、必要に応じて、側道又は歩道
を付加する。
【0016】図2、図3は、いくつかのつながったリン
クから、道路イメージを構成する手順を解説する図であ
り、同図(a) において、交差点を表わすノード及びこの
ノードを端点とする4つのリンクが示されている。各リ
ンクのリンクデータ参照して道路幅Wを求め、それらの
道路幅Wに基づいて、道路形状を作る(図2(b),
(c))。さらに、一定の幅tを有する歩道を付け(図3
(a) )、センターラインと横断歩道を付ける(図3(b)
)。
【0017】なお、道路幅の設定にあたっては、リンク
どうしが折れ曲がってつながっている場合があるが(図
4(a),(b) )、直線で連続させると不自然なので、図4
(c)に示すように、滑らかに連続させる処理を行う。ま
た、道路幅の違うリンクどうしが接続しているときは、
図5(c) に示すように、道路幅をテーパー状に変化させ
る。
【0018】特に交差点におけるコーナーの処理につい
ては、コーナーの角を落として円曲線で表現し、歩道の
角も鈍角で処理をする(図6(b) )。側道、歩道を付加
する場合の、道の幅は、側道は例えば1.5m,歩道は
3mとし、道の高さは、例えば側道は道路と同じ高さ、
歩道は+20cmの高さとする。
【0019】次に、背景データを乱数を用いて発生させ
る場合の作成法について詳細に説明する。ここで、背景
の種類として、ビル、住宅、信号機、道路標識、ガード
レール、樹木等がある。ビルの幅、奥行き、高さは、標
準値、上限値、下限値を予め決めておき、その範囲内で
乱数により決定する。ビルの設置位置は、道路に沿った
位置とし、リンク長に応じて設置する個数を決めてお
く。住宅も数種類作成し、前記と同様、リンク長に応じ
て設置する個数、位置等を決めておく。
【0020】例えば、リンク長が120m未満の場合は
配置しないこととし、リンク長が120m以上の場合は
配置する。建物の幅Aは20m以上リンク長以下の範囲
の中から1m単位で乱数で決定される。建物の奥行きB
は20m以上50m以下の範囲の中から1m単位で乱数
で決定される。建物の高さは30m以上80m以下の範
囲の中から1m単位で乱数で決定される。建物の色は8
色の中から1色が乱数で決定され、建物の模様は2パタ
ーンの中から1パターンが乱数で決定される。
【0021】図7(a) は、交差点の交差角度が90°の
場合、リンク終点から距離M手前に、道路の端からM離
れて設置された建物を示している。距離Mは予め決定さ
れた0以上の数であり、道路幅の半分より長いことが好
ましい。例えば10mに決定される。図7(b) は交差点
の交差角度が90°未満の角度θである場合に、前記手
法で設置すると建物が道路に重なるので、リンクの終点
よりさらにNだけ手前に設置した例を示している。値N
は、次のように表される。
【0022】N={M+B+(W/2)}/ tanθ なお、コーナーの部分にビルや住宅を設置する場合、互
いに重なり合わないように注意する。例えば、図8(a)
に示すような折れ曲がったリンク列に建物を配置する場
合、当該リンクの長さDと隣のリンクとの角度α1 ,α
2 とを求め(図8(b) )、建物の大きさを乱数を用いて
求める(図8(c) )。そして求められた建物をリンクの
終端両側に配置する(M=0と仮定している。図8(d)
)。次のリンクについても、前記と同じことを繰り返
すが、前のリンクの建物と重なるときは、新しい建物は
配置しないようにする(図8(e) )。
【0023】信号機は、特定の交差点に設置することと
し、自動車用の信号機のほか、横断歩道には歩行者用の
信号機を設置する。そして、信号機ごとに赤、青、黄が
一定の周期で変更されるようにする。道路標識は、特定
の交差点に設置する。ガードレール、樹木は特定の沿道
に設置する。また、車外に広がる風景の背景色は空色と
する。また、構造物と構造物との間の空間(空き地)の
色を設定する。
【0024】動画像を作成する際の条件は、カメラの高
さは右シートに座ったドライバの目の高さ(地上高1.
2m)とし、カメラの位置は車幅(1.6mとする)の
中央より0.4m右寄りとする。カメラの視野角は左右
140°、上下100°とする。車両の走行位置は、セ
ンターラインの左側中央とし(図9)、車速は、曲線区
間に入る前の一定距離aにおいて減速し、曲線区間から
直線区間へ出た後一定距離aにおいて加速するものとす
る(図10)。
【0025】以上のようにして、道路データを作成し、
この道路データに基づいて、3次元コンピュータグラフ
ィックス技術を利用して走行する車両の中から見たのと
同じような道路の動画像を作成することができる。次
に、動画像表示の一例を説明する。まず、日本のある地
域(例えば江戸川区)を選ぶと、その地域のリンクとノ
ードの集合からなる道路地図は図11のようになる。こ
の道路地図の地点Aから地点Bまで走行する場合を考え
る。そこで、地点Aから地点Bまでの経路データ(図1
1に矢印で示す)を計算機4に入力し、先に説明したよ
うに道路データを作成させる。そして、この道路データ
に基づいて、走行する車両の中から見たような道路の動
画像を作成させる。
【0026】作成された動画像の一例を、図12に示
す。図12では、車両が図11の地点Cを通過している
時の、車両のフロントガラスを通してドライバの目の高
さから見た交差点の景色が映し出されている。道路に
は、センターライン、歩道、横断歩道が付加されてお
り、コーナーは丸く処理されている。交差点の近くに
は、信号機、ビル、樹木等の背景データが付加されてい
る。
【0027】また、画面左下には、車載ナビゲーション
装置2の案内画面が映し出されている。この案内画面
は、図11の四角の枠で囲んだ部分Rを映しており、車
両が地点Cを実際に走行したときに映される案内画面と
全く同じものである。案内画面には車両のマークが示さ
れ、交差点での右折指示が案内画面の中のウィンドゥに
映されている。案内画面の道路のうち車両が走行する道
路とそうでない道路(周辺の道路)とは別の色で表示さ
れていてもよい。また、案内画面の地図ではビル、信号
機などの表示は省略されている。なお案内画面の地図で
は、車両の進行方向が上向きになっているが、北を上向
きにしてもよい。
【0028】この画面の後、車両は右折指示に従って右
折することになるので、案内画面のウィンドゥは消滅
し、案内画面の車両のマークは、リンクに沿って右折し
ていき、動画像も車両が右折するように移り変わってい
く。前記図12の案内画面は、図11の四角の枠で囲ん
だ部分Rを映したものであったが、これに代えて、又は
これとともに、もっと大きな範囲の地図(例えば図11
に示される広域地図の全体)を表示するようにしてもよ
い。
【0029】以上のように、実際の道路地図データを採
用し、この道路地図の上での走行区間を指定するだけ
で、道路に沿った道路データや背景データを自動的に作
成し、動画像として表示することができる。また、車載
ナビゲーション装置2の案内画面も同時に映し出すの
で、実際に車両に乗っているドライバの代わりに、車載
ナビゲーション装置2の情報提供機能の評価・試験を行
うこともできる。
【0030】次に、本発明に対応する実施の形態を説明
する。前記実施の形態は、コマ撮りを前提としたもので
あり、かつ動画像を作成する計算機と車載ナビゲーショ
ン装置とを分離したものであるが、この実施の形態は、
車載ナビゲーション装置において動画像作成機能を実現
し、車両出発前の経路確認中又は車両の走行中に、車載
ナビゲーション装置の表示装置に動画像をリアルタイム
で表示できるようにするものである。
【0031】図13は、車載ナビゲーション装置のブロ
ック図であり、この装置には、センサとして、車両の走
行距離を検出するための距離センサ11、方位を検出す
るための地磁気センサ12、及び、車両が前進している
か後退しているかを検出するためのシフトセンサ13が
備えられている。これら3つのセンサ11,12,13
の検出出力は、ロケータ15へ与えられる。また、車両
の旋回角度を検出するための振動ジャイロセンサ16が
設けられており、振動ジャイロセンサ16の検出出力も
ロケータ15へ与えられる。
【0032】ロケータ15は、車両の現在地を算出する
ためのもので、地磁気センサ12で検出された方位と、
振動ジャイロセンサ16で検出された車両の旋回角度と
に基づいて車両の方位変化量を求め、また、距離センサ
11で検出された距離に、シフトセンサ13から与えら
れる車両の前進又は後退を加味して、車両の移動距離を
求める。したがって、例えば車両が発進する前に、車両
の正確な初期位置データをロケータ15に与えておけ
ば、ロケータ15によってその後の車両の現在地が算出
される。
【0033】また、ロケータ15は、前記車両の現在地
データに基づいて走行軌跡データを算出し、走行軌跡デ
ータと地図専用ディスクD1に格納されている道路のパ
ターンとの比較(いわゆる地図マッチング法)に基い
て、車両の存在確率を加味した道路及び道路上の車両位
置を検出する機能を有している。地図マッチング法によ
って算出された車両の現在地を表わすデータは、この車
載ナビゲーション装置の制御中枢であるコントローラ1
7へ与えられる。コントローラ17は、CPU、RO
M、RAM等を含み、上述のロケータ15及びメモリド
ライブ18に接続されているとともに、グラフィックジ
ェネレータ24、CRT等の表示装置22、複数のタッ
チスイッチ23、音声誘導装置25に接続されている。
コントローラ17は、ロケータ15で算出された車両の
現在地データ等に基づいて、メモリドライブ18を制御
する。メモリドライブ18は、コントローラ17から与
えられる制御信号に応答して、事前に装填されている地
図専用ディスクD1から車両現在地に対応する表示用道
路地図データを読み出し、コントローラ17へ出力す
る。コントローラ17は、ロケータ15で算出された現
在地データと、メモリドライブ18から与えられる表示
用道路地図データとを表示装置22へ与え、地図とその
地図上における車両現在地マークとを生成させ、表示さ
せる。
【0034】また、メモリドライブ18は、コントロー
ラ17から与えられる制御信号に応答して、事前に装填
されている経路計算ディスクD2から経路計算のための
経路計算用リンクデータを読み出し、コントローラ17
へ出力する。コントローラ17は、現在地から目的地ま
での最適経路の計算をし、表示地図上の座標を求め、最
適経路を表示させる。
【0035】ここに、経路計算用リンクデータは、道路
地図(高速自動車国道、自動車専用道路、国道、都道府
県道、指定都市の市道、その他の生活道路を含む。)を
メッシュ状に分割し、各メッシュ単位でノードとリンク
との組み合わせからなるデータを記憶している。地図デ
ータベースの特性上、幹線道路のうち国道以上の道路に
ついては全国的に閉じたネットワークが形成されてい
る。
【0036】ここに、ノードとは、一般に、道路の交差
点、道路の折曲点、メッシュの境界、行き止まり点など
を特定するための座標点のことである。各ノードをつな
いだものがリンクである。リンクデータはリンク番号、
リンクの始点ノード及び終点ノードのアドレス、リンク
の距離、リンクを通過する方向、その方向における所要
時間、道路の種類若しくは種別、道路幅、一方通行、右
折禁止、左折禁止、有料道路などのデータ等を含む。
【0037】なお、表示用道路地図データは、2500
分の1の地図データベースから作成されたもので、道
路、地名、有名施設、鉄道、川等を特定する地図データ
等で構成されている。コントローラ17には、さらに、
ビーコン受信機27が接続されている。ビーコン受信機
27は、道路の路側等に設置されたビーコンアンテナか
ら放射される位置情報や道路情報(交差点名称,行き先
案内)等のデータを受信するためのものである。ビーコ
ン受信機27で受信されたビーコンデータは、コントロ
ーラ17へ与えられ、最終的に表示装置22に表示され
て、運転者にビーコン情報を表示する。また、オプショ
ン装置として、ロケータ15にGPS受信機29が接続
されている。GPS受信機29を備えると、GPS衛星
からの信号を受信して、絶対方位を正確に検出したり、
あるいは、移動体の現在地が直接検出できる。
【0038】図14は、コントローラ17内部の機能ブ
ロック図であり、コントローラ17は、メモリドライブ
18を通して所定範囲の表示用道路地図データや経路計
算用リンクデータを読み出す地図データ管理部31と、
タッチスイッチ23の操作を信号に変換する入力処理部
32と、目的地情報とロケータ15から入力される車両
の現在地情報とに基づき、経路計算用リンクデータを用
いて最適経路を計算する最適経路計算処理部33と、主
メモリ34と、3次元CG作成処理部35と、経路誘導
処理部36を有する。
【0039】前記3次元CG作成処理部35は、この道
路の動画像作成処理の中枢となる部分であって、最適経
路計算処理部33において最適経路に沿った道路データ
及び背景データを作成し、前記道路データ及び背景デー
タに基づいて、3次元コンピュータグラフィックス技術
を利用して走行する車両の中から見た道路の動画像デー
タを作成する。
【0040】前記道路データは、前の実施の形態におい
て計算機4(図1参照)の作成した道路データと同じも
ので、地図データ管理部31にアクセスして、表示用道
路地図データを読み出し、最適経路及びその周辺のリン
クの幅員を設定し、交差点曲がり角を滑らかに接続し、
センターラインや横断歩道のマークなどの道路標示を付
加するなど、前の図2〜6を使って説明したのと同様の
手順により作成される。
【0041】背景データは、背景が互いに重ならないよ
うにして、前の図7〜10を使って説明したのと同様の
手順により作成される。なお、図7,8を使った説明で
は、車両の走行する道路に沿った建物、道路標識などを
乱数を用いて自動的に発生させて行っていたが、これ以
外に、一部の背景データ(例えば山や橋等の地形、公園
等の施設、有名な建物、信号機などの道路標識の位置、
形状、色)を地図専用ディスクD1に予め記憶してお
き、この記憶されたデータに基づいて当該背景データを
作成するようにしてもよい。また、前記のように乱数を
用いて作成した背景データと、地図専用ディスクD1に
記憶しておいた背景データとを混合してもよい。
【0042】動画像データは、3次元コンピュータグラ
フィックス技術を利用して走行する車両の中から見た道
路の動画像のデータであって、前記道路データ及び背景
データ、並びにロケータ15で計算された車両の実際の
走行速度を使用して、前の実施の形態において図11,
12を使って説明したのと同様の手順により作成され
る。
【0043】このようにして作成された動画像データ
は、グラフィックジェネレータ24に入力され、ここに
おいて、表示装置22での表示に適した形態に変換され
る。そして、車両の実際の走行に沿って動画像が表示さ
れ、ドライバの視線の動きにほぼ合わせて動画像が動い
ていく。以上のようにして、車両走行中、経路誘導処理
部36と表示装置22とを使って目的地までの道路の実
際の動画像をリアルタイムで表示することができるの
で、ドライバを最適経路に沿って誘導するのに役立つ。
また、同乗者も道路の動画像を見て、車両の走行を楽し
むことができる。
【0044】なお、この車載ナビゲーション装置におい
て、最適経路計算処理部33により計算された最適経
路、ロケータ15により特定された車両の位置を道路地
図に重畳して表示した案内画面を、前記動画像とともに
表示するようにすれば(図12参照)、ドライバの誘導
に一層役立てることができる。なお、図12では案内画
面がウィンドウ表示されているが、これとは逆に動画像
がウィンドウ表示されていてもよい。
【0045】また、案内画面の表示は常に行い、動画像
の表示は、車両が交差点を走行するとき、又は交差点を
曲がるときにのみ表示するようにしてもよい。こうすれ
ば、交差点を通過する時にガソリンスタンド等の目安に
なる建物を確認することができる。また、動画像を表示
して誘導するとき、音声誘導装置25により音声を同時
に出すようにすれば、より確実で安全な誘導が行える。
【0046】さらに、次のような使用法も考えられる。
すなわち、最適経路は、目的地をタッチスイッチ23で
設定すれば、車両走行前でも計算できるので、前記動画
像もこの最適経路に基づいて車両走行前に作成してしま
うことができる。したがって、走行開始前に動画像を早
送りで画面に表示することができる。このようにすれ
ば、ドライバは、走行に先立って最適経路に沿う道路の
続き具合を知ることができる。特に、地図専用ディスク
D1に予め記憶してある背景データを用いて実際の背景
を作成するようにすれば、画面を見ながら、最適経路に
沿って現れる背景を予め覚えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1又は請求項2記載
の発明によれば、車載ナビゲーション装置を用いて、実
際の走行経路に沿った動画像を作成し、車両走行中、表
示手段を使って実際に目的地までの道路の動画像をリア
ルタイムで表示することができるので、同時に表示され
た最適経路及び車両の位置表示と併せて、ドライバを最
適経路に沿って誘導するのに役立つ。また、ドライバ
は、道路の動画像を、地図上の経路と対比することもで
きる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、交差
点を通過する前後の時点において、前記動画像を表示す
るので、交差点を通過する時に目安になる建物を動画像
の上で確認しながら走行をすることができる。また、請
求項4載の発明によれば、曲線区間を通過する場合に、
曲線区間に入る前に減速し、曲線区間を出た後に加速す
るように動画像を表示するので、動画像の表示をより現
実に即したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路の動画像作成方法を実施するためのシステ
ム構成を示す図である。
【図2】いくつかのつながったリンクから、道路イメー
ジを構成する手順を解説する図である。
【図3】いくつかのつながったリンクから、道路イメー
ジを構成する手順を解説する図である(図2の続き)。
【図4】リンクどうしが折れ曲がってつながっている場
合に滑らかに連続させる処理を説明する図である。
【図5】道路幅の違うリンクどうしが接続している場合
に道路幅をテーパー状に変化させる処理を説明する図で
ある。
【図6】特に交差点におけるコーナーの処理について
は、コーナーの角を落として円曲線で表現し、歩道の角
を鈍角にする処理を説明する図である。
【図7】車両の走行する道路に沿った建物を乱数を用い
て自動的に発生させる手法を説明する図である。
【図8】コーナーの部分にビルや住宅を設置する場合、
互いに重なり合わないようにする処理を説明する図であ
る。
【図9】車両の走行位置を示す図である。
【図10】曲線区間に入る前の一定距離において減速
し、曲線区間から直線区間へ出た後一定距離において加
速することを示すグラフである。
【図11】日本のある地域に相当する、リンクとノード
の集合からなる道路地図を示す図である。
【図12】道路データに基づいて作成された、走行する
車両の中から見た道路の動画像の一例を示す動画像であ
る。
【図13】車載ナビゲーション装置を示すブロック図で
ある。
【図14】コントローラ内部の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 道路地図データベース 2 車載ナビゲーション装置 3 走行軌跡データベース 4 計算機 5 コマ撮り装置 6 VTR 7 動画像データベース 15 ロケータ 17 コントローラ 22 表示装置 24 グラフィックジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08G 1/0969 G09B 29/10 A G09B 19/16 G06F 15/62 335 29/10 340K (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 21/00 G06F 3/14 310 G06T 1/00 G06T 15/70 G08G 1/0969 G09B 19/16 G09B 29/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライバが目的地を入力すると、車両の現
    在位置と前記入力された目的地とから目的地までの最適
    経路を計算する機能を備える車載ナビゲーション装置に
    おいて、 道路の屈曲点又は交差点を表わすノードと、ノード間を
    結ぶ方向付きベクトルであるリンクとのデータを含む道
    路地図データを、予め用意された道路地図記憶手段から
    読出し、この読み出された道路地図データに基づいて、
    最適経路に沿った道路データを作成し、前記道路データ
    に基づいて、3次元コンピュータグラフィックス技術を
    利用して走行する車両の中から見た道路の動画像を作成
    する道路の動画像作成手段と、 前記道路の動画像作成手段によって作成された動画像を
    表示する表示手段とを備え、 前記表示手段は、前記動画像を表示するとともに、最適
    経路と車両の位置とを道路地図に重畳して案内画面とし
    てウィンドウに表示するものであることを特徴とする車
    載ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】ドライバが目的地を入力すると、車両の現
    在位置と前記入力された目的地とから目的地までの最適
    経路を計算する機能を備える車載ナビゲーション装置に
    おいて、 道路の屈曲点又は交差点を表わすノードと、ノード間を
    結ぶ方向付きベクトルであるリンクとのデータを含む道
    路地図データを、予め用意された道路地図記憶手段から
    読出し、この読み出された道路地図データに基づいて、
    最適経路に沿った道路データを作成し、前記道路データ
    に基づいて、3次元コンピュータグラフィックス技術を
    利用して走行する車両の中から見た道路の動画像を作成
    する道路の動画像作成手段と、 前記道路の動画像作成手段によって作成された動画像を
    表示する表示手段とを備え、 前記表示手段は、最適経路と車両の位置とを道路地図に
    重畳して案内画面として表示するとともに、前記動画像
    をウィンドウに表示するものであることを特徴とする車
    載ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】ドライバが目的地を入力すると、車両の現
    在位置と前記入力された目的地とから目的地までの最適
    経路を計算する機能を備える車載ナビゲーション装置に
    おいて、 道路の屈曲点又は交差点を表わすノードと、ノード間を
    結ぶ方向付きベクトルであるリンクとのデータを含む道
    路地図データを、予め用意された道路地図記憶手段から
    読出し、この読み出された道路地図データに基づいて、
    最適経路に沿った道路データを作成し、前記道路データ
    に基づいて、3次元コンピュータグラフィックス技術を
    利用して走行する車両の中から見た道路の動画像を作成
    する道路の動画像作成手段と、 前記道路の動画像作成手段によって作成された動画像を
    表示する表示手段とを備え、 前記表示手段は、交差点を通過する前後の時点におい
    て、前記動画像を表示し、それ以外の時点では最適経路
    と車両の位置とを道路地図に重畳して案内画面として表
    示するものであることを特徴とする車載ナビゲーション
    装置。
  4. 【請求項4】ドライバが目的地を入力すると、車両の現
    在位置と前記入力された目的地とから目的地までの最適
    経路を計算する機能を備える車載ナビゲーション装置に
    おいて、 道路の屈曲点又は交差点を表わすノードと、ノード間を
    結ぶ方向付きベクトルであるリンクとのデータを含む道
    路地図データを、予め用意された道路地図記憶手段から
    読出し、この読み出された道路地図データに基づいて、
    最適経路に沿った道路データを作成し、前記道路データ
    に基づいて、3次元コンピュータグラフィックス技術を
    利用して走行する車両の中から見た道路の動画像を作成
    する道路の動画像作成手段と、 前記道路の動画像作成手段によって作成された動画像を
    表示する表示手段とを備え、 前記表示手段は、曲線区間を通過する場合に、曲線区間
    に入る前に減速し、曲線区間を出た後に加速するように
    動画像を表示することを特徴とする車載ナビゲーション
    装置。
JP9185242A 1992-07-14 1997-07-10 車載ナビゲーション装置 Expired - Lifetime JP2907193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9185242A JP2907193B2 (ja) 1992-07-14 1997-07-10 車載ナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18683492 1992-07-14
JP4-186834 1992-07-14
JP9185242A JP2907193B2 (ja) 1992-07-14 1997-07-10 車載ナビゲーション装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5086519A Division JP2760253B2 (ja) 1992-07-14 1993-04-13 道路の動画像作成方法及びこの方法を適用した車載ナビゲーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10115529A JPH10115529A (ja) 1998-05-06
JP2907193B2 true JP2907193B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=26502988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9185242A Expired - Lifetime JP2907193B2 (ja) 1992-07-14 1997-07-10 車載ナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2907193B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2337653A (en) * 1998-05-19 1999-11-24 Pleydell Bouverie David Archie Route calculation and display apparatus
WO2001065518A2 (en) * 2000-02-28 2001-09-07 Zi Corporation Of America System and method for using real-world images for providing routing directions
CN100555362C (zh) 2004-04-21 2009-10-28 三菱电机株式会社 设施显示装置
JP4581648B2 (ja) * 2004-11-25 2010-11-17 日産自動車株式会社 ナビゲーション装置、地図更新システム
JP4333703B2 (ja) 2006-06-30 2009-09-16 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーション装置
JP4257661B2 (ja) 2006-06-30 2009-04-22 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10115529A (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2760253B2 (ja) 道路の動画像作成方法及びこの方法を適用した車載ナビゲーション装置
EP1085299B1 (en) Navigation apparatus
US4937751A (en) Navigation apparatus
EP0802516B1 (en) Map display device, navigation device and map display method
JP3501390B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置
KR19990072978A (ko) 차량위치정보표시장치및방법
WO2006092853A1 (ja) 地図表示装置および地図表示方法
JP2011227888A (ja) 画像処理システム及び位置測位システム
JP3399506B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
CN102313554A (zh) 车载导航系统
JPH09281890A (ja) 地図表示装置およびナビゲーション装置
JP3496418B2 (ja) 3次元cg地図表示装置及び車載ナビゲーション装置
JPH10253380A (ja) 三次元地図表示装置
JP3540093B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP3700209B2 (ja) 携帯用ナビゲーション装置
JP3428328B2 (ja) 車両用経路誘導装置
JP3492887B2 (ja) 3次元景観図表示方法
JP2907193B2 (ja) 車載ナビゲーション装置
JPH09330022A (ja) 3次元cg技術を利用した画像表示方法及び装置
JPH06223296A (ja) ナビゲーション表示における案内情報の選択方法
JP2000055675A (ja) 車両用地図表示装置および方法
JP2007322283A (ja) 描画システム
JP3250553B2 (ja) 地図表示装置
JP2973862B2 (ja) 動画像を利用した経路設定装置
JP2976882B2 (ja) 交差点案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term