JP2906334B2 - コンクリートブロック塀の倒れ防止のための構造 - Google Patents
コンクリートブロック塀の倒れ防止のための構造Info
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- JP2906334B2 JP2906334B2 JP8087228A JP8722896A JP2906334B2 JP 2906334 B2 JP2906334 B2 JP 2906334B2 JP 8087228 A JP8087228 A JP 8087228A JP 8722896 A JP8722896 A JP 8722896A JP 2906334 B2 JP2906334 B2 JP 2906334B2
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- Japan
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- reinforcing
- concrete block
- hole
- concrete
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートブロ
ック塀が地震、その他の理由によって倒れることのない
ようにするための工夫を施した、コンクリートブロック
塀の倒れ防止のための構造に関する。
ック塀が地震、その他の理由によって倒れることのない
ようにするための工夫を施した、コンクリートブロック
塀の倒れ防止のための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリートブロック塀
の倒れ防止のための構造は、鋼材を以て構成した直角三
角形状の補強部材を塀の内側に塀に対してTの字に交叉
する向きとして立設した補強形式や、塀の内側にコンク
リートブロックを塀に対してTの字となる向きとして鉄
筋入りで積み重ねた補強形式が知られている。
の倒れ防止のための構造は、鋼材を以て構成した直角三
角形状の補強部材を塀の内側に塀に対してTの字に交叉
する向きとして立設した補強形式や、塀の内側にコンク
リートブロックを塀に対してTの字となる向きとして鉄
筋入りで積み重ねた補強形式が知られている。
【0003】上記従来の技術において述べた形式は、い
ずれも塀の内側に大きく張り出した構成となっているた
めに邪魔で見映が良くない上に地所の利用率を著しく低
下させる原因になっている等の問題点を有していた。
ずれも塀の内側に大きく張り出した構成となっているた
めに邪魔で見映が良くない上に地所の利用率を著しく低
下させる原因になっている等の問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解消する新規のコンクリートブロック塀の倒
れ防止のための構造を提供することを目的とする。
な問題点を解消する新規のコンクリートブロック塀の倒
れ防止のための構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るコンクリートブロック塀の倒れ防止のた
めの構造は、鉄筋等補強芯入りのコンクリートブロック
塀において、コンクリートブロック1の内側壁4に孔5
を設けて鉄筋等補強芯の一部を露出させ、ブロック塀3
における基礎部分9の内側の地面に埋込孔6を穿設し、
またブロック塀3の内側に鉄骨等製補強柱7を、当該補
強柱7をして上記孔5を隠蔽する状態および下端部を埋
込孔6内に挿入した状態として配すると共にこの補強柱
7における孔5と対応する個所を上記鉄筋等補強芯の露
出個所にフックボルト8を以て止め、また上記埋込孔6
にコンクリート10を流し込んで補強柱7の下端部を固
定したものである。
に本発明に係るコンクリートブロック塀の倒れ防止のた
めの構造は、鉄筋等補強芯入りのコンクリートブロック
塀において、コンクリートブロック1の内側壁4に孔5
を設けて鉄筋等補強芯の一部を露出させ、ブロック塀3
における基礎部分9の内側の地面に埋込孔6を穿設し、
またブロック塀3の内側に鉄骨等製補強柱7を、当該補
強柱7をして上記孔5を隠蔽する状態および下端部を埋
込孔6内に挿入した状態として配すると共にこの補強柱
7における孔5と対応する個所を上記鉄筋等補強芯の露
出個所にフックボルト8を以て止め、また上記埋込孔6
にコンクリート10を流し込んで補強柱7の下端部を固
定したものである。
【0006】
【実施例】図に示す実施例は、鉄筋2を芯として入れて
コンクリートブロック1を積み上げることにより構築し
たブロック塀3において、コンクリートブロック1の内
側壁4の一部を切除して孔を明けることによって鉄筋2
の一部を露出させると共にブロック塀3における基礎部
分9の内側の地面に埋込孔6を当該埋込孔6が上記切除
孔5の下側に位置すべくして穿設し、またブロック塀3
の内側に高さが同塀より僅かに低い鉄骨製補強柱7を、
当該補強柱7をして上記孔5を隠蔽する状態として且つ
下端部を埋込孔6内に挿入した状態として配し且つこの
補強柱7における切除孔5と対応する個所を上記鉄筋2
の露出個所にフックボルト8を以てネジ止めし、更に埋
込孔6内にコンクリート10を流し込んで補強柱7の下
端部を固定したものである。
コンクリートブロック1を積み上げることにより構築し
たブロック塀3において、コンクリートブロック1の内
側壁4の一部を切除して孔を明けることによって鉄筋2
の一部を露出させると共にブロック塀3における基礎部
分9の内側の地面に埋込孔6を当該埋込孔6が上記切除
孔5の下側に位置すべくして穿設し、またブロック塀3
の内側に高さが同塀より僅かに低い鉄骨製補強柱7を、
当該補強柱7をして上記孔5を隠蔽する状態として且つ
下端部を埋込孔6内に挿入した状態として配し且つこの
補強柱7における切除孔5と対応する個所を上記鉄筋2
の露出個所にフックボルト8を以てネジ止めし、更に埋
込孔6内にコンクリート10を流し込んで補強柱7の下
端部を固定したものである。
【0007】上記切除孔5は、図8に示すような切欠部
11を予め設けたコンクリートブロック12を積むこと
によって設けたり、図13に示すように既設のブロック
塀13に縦筋状の切除部14を設けたりすることによっ
て中の鉄筋2の一部を露出した状態すなわちフックボル
ト8の先端フック部分の引掛け作業を行い易いようにし
た状態としてある。
11を予め設けたコンクリートブロック12を積むこと
によって設けたり、図13に示すように既設のブロック
塀13に縦筋状の切除部14を設けたりすることによっ
て中の鉄筋2の一部を露出した状態すなわちフックボル
ト8の先端フック部分の引掛け作業を行い易いようにし
た状態としてある。
【0008】また、鉄骨製補強柱7は、C型チャンネル
材を搬送し易い適宜の長さに切断し、使用時に現場にお
いてボルト15およびスペーサー16等を以て連結でき
るようにしてある。勿論、当該補強柱はL型鋼でもI型
鋼でもその他の例えば木材、プラスチック等製でもよ
く、また途中で継ぎ合せないものでもよく、更に図9お
よび図10に示すように埋込み部分がL状に曲っている
ものでもT型のものでもよい。
材を搬送し易い適宜の長さに切断し、使用時に現場にお
いてボルト15およびスペーサー16等を以て連結でき
るようにしてある。勿論、当該補強柱はL型鋼でもI型
鋼でもその他の例えば木材、プラスチック等製でもよ
く、また途中で継ぎ合せないものでもよく、更に図9お
よび図10に示すように埋込み部分がL状に曲っている
ものでもT型のものでもよい。
【0009】また、フックボルト8は引掛部17が7の
字状を呈し基端に締付ナット18を備えていると共に先
端に手指の力で曲げることのできる鉄筋への纏着用針金
19を備えているものである。この纏着用針金19は鉄
筋の露出部に対してフックボルト8を手放したときに落
ちてしまうことのないように仮止めするのに用いて便利
なものである。
字状を呈し基端に締付ナット18を備えていると共に先
端に手指の力で曲げることのできる鉄筋への纏着用針金
19を備えているものである。この纏着用針金19は鉄
筋の露出部に対してフックボルト8を手放したときに落
ちてしまうことのないように仮止めするのに用いて便利
なものである。
【0010】図中20は、切除孔5内および補強柱7の
中に詰め入れたコンクリートであって、コンクリートブ
ロック1とフックボルト8と補強柱7と鉄筋2等の相互
固定を強固にするのに有効に機能するものである。
中に詰め入れたコンクリートであって、コンクリートブ
ロック1とフックボルト8と補強柱7と鉄筋2等の相互
固定を強固にするのに有効に機能するものである。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るコンクリートブロック塀の
倒れ防止のための構造は、上記のような構成であるの
で、コンクリートブロック塀の内側には鉄骨等製補強柱
7が凸出するのみであって、上記従来の形式のような大
きな張り出し部が無いもので見映の良いものであり、地
所の利用率を著しく高いものとするものであり、しかも
本発明によるときにはコンクリートブロック1の内側壁
4に切除孔を設けて鉄筋等補強芯の一部を露出状態とす
ること、地面に埋込孔6を穿設することが可能の場所で
あれば既設のコンクリートブロック塀にでも施工するこ
とができるものである。
倒れ防止のための構造は、上記のような構成であるの
で、コンクリートブロック塀の内側には鉄骨等製補強柱
7が凸出するのみであって、上記従来の形式のような大
きな張り出し部が無いもので見映の良いものであり、地
所の利用率を著しく高いものとするものであり、しかも
本発明によるときにはコンクリートブロック1の内側壁
4に切除孔を設けて鉄筋等補強芯の一部を露出状態とす
ること、地面に埋込孔6を穿設することが可能の場所で
あれば既設のコンクリートブロック塀にでも施工するこ
とができるものである。
【図1】本発明に係る第1実施例を示す全体の斜視図で
ある。
ある。
【図2】同じく要部を切截して示す斜視図である。
【図3】同じく基礎部分の縦断面図である。
【図4】同じく補強柱のフックボルト止め部分を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】同じく横断面図である。
【図6】補強柱を取付ける前の斜視図である。
【図7】フックボルトを鉄筋に纏着する工程を示す分解
横断面図である。
横断面図である。
【図8】第1実施例を実施するために用いるコンクリー
トブロックを示す斜視図である。
トブロックを示す斜視図である。
【図9】本発明に係る第2実施例を示す全体の斜視図で
ある。
ある。
【図10】同じく基礎部分の縦断面図である。
【図11】本発明に係る第3実施例を示す全体の斜視図
である。
である。
【図12】同じく基礎部分を示す縦断面図である。
【図13】本発明に係る第4実施例を示すものであって
補強柱を取付ける前の斜視図である。
補強柱を取付ける前の斜視図である。
【図14】同じく補強柱を取付ける前の縦断面図であ
る。
る。
1 コンクリートブロック 2 鉄筋 3 ブロック塀 4 内側壁 5 切除孔 6 埋込孔 7 補強柱 8 フックボルト 9 基礎部分 10 コンクリ−ト 11 切欠部 12 コンクリートブロック 13 ブロック塀 14 切除部 15 ボルト 16 スペーサー 17 引掛部 18 締付ナット 19 纏着用針金 20 コンクリート
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄筋等補強芯入りのコンクリートブロッ
ク塀において、コンクリートブロック1の内側壁4に孔
5を設けて鉄筋等補強芯の一部を露出させ、ブロック塀
3における基礎部分9の内側の地面に埋込孔6を穿設
し、またブロック塀3の内側に鉄骨等製補強柱7を、当
該補強柱7をして上記孔5を隠蔽する状態および下端部
を埋込孔6内に挿入した状態として配すると共にこの補
強柱7における孔5と対応する個所を上記鉄筋等補強芯
の露出個所にフックボルト8を以て止め、また上記埋込
孔6にコンクリート10を流し込んで補強柱7の下端部
を固定したことを特徴とするコンクリートブロック塀の
倒れ防止のための構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087228A JP2906334B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | コンクリートブロック塀の倒れ防止のための構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087228A JP2906334B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | コンクリートブロック塀の倒れ防止のための構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250257A JPH09250257A (ja) | 1997-09-22 |
JP2906334B2 true JP2906334B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=13909017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087228A Expired - Fee Related JP2906334B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | コンクリートブロック塀の倒れ防止のための構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2906334B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003003672A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Koji Miyatake | 建物の補強方法 |
CN106639635A (zh) * | 2016-10-13 | 2017-05-10 | 常州中铁城建构件有限公司 | 一种新型grc预制围栏 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8087228A patent/JP2906334B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09250257A (ja) | 1997-09-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |