JP2906069B2 - シール片およびスライド - Google Patents

シール片およびスライド

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JP2906069B2
JP2906069B2 JP1330398A JP33039889A JP2906069B2 JP 2906069 B2 JP2906069 B2 JP 2906069B2 JP 1330398 A JP1330398 A JP 1330398A JP 33039889 A JP33039889 A JP 33039889A JP 2906069 B2 JP2906069 B2 JP 2906069B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,無数の微細孔を有する極薄のフィルターで
溶液を濾過することによって,その溶液中の細胞等の検
体を捕捉し,その検体を捕捉したフィルターを塗抹する
ことなく直接スライド上に載置してプレパラートを作成
する際に使用するスライドおよびそのスライドを形成す
るシール片に関するものである。
〔従来の技術〕
従来,細胞等の検体のプレパラート作成は,採取した
検体をいわゆる塗抹法によって透明のスライド上に塗抹
することによって達成していた。
しかし,これは手技にて塗抹を行うため物理的な力が
作用して細胞等に変形が生じ易い。又,染色時にスライ
ドガラス上からの剥離や脱落も生じ易く,よって熟練を
必要とされる。スライド上から剥離,脱落した細胞の中
には悪性腫瘍の細胞が含まれている場合もあり,そうし
た場合,陰性と診断された早期発見が遅れる場合もあ
る。
本願出願人はこうした問題に鑑み先に『半透明スライ
ドガラスおよびプレパラート作成方法』(特願昭63−28
2768号)を出願した。これは,フィルター上に捕捉した
検体を,塗抹することなく,そのままの状態でフィルタ
ーと共にスライド上に載置して鏡検することとしたもの
である。そして,こうした鏡検を可能とする手段とし
て,フィルターの微細孔を光学的に消去するためにスラ
イドを光を散乱させるべく半透明としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このスライドを半透明にする一つの手段として透明な
スライドの表面に,高分子樹脂材の半透明層をプレス加
工等によって形成するものとしているが,こうした手段
は実際上容易ではなく従ってスライドの価格が大幅に上
昇することになってしまう。
又,検体を捕捉するフィルターは極薄であるために枠
体の片面に張設して使用し,検体捕捉後,スライド上面
に載せてプレパラートを作成する。その際,検体を封入
するためにフィルター上に封入剤を添加した後カバーガ
ラスを載置するが,このカバーガラスは枠体内に嵌入し
なければならない。しかし,枠体は大小様々で中には直
径5φ程度の小さなものもあり,その小さな枠体内に同
じく小さなカバーガラスを嵌入する作業は容易ではな
い。
又,第6図に示すように,顕微鏡の対物レンズをカバ
ーガラスに接近させて鏡検し,同じスライド上の別の検
体を鏡検すべくスライドを移動する際,対物レンズが枠
体に当たってしまうという不都合が生じる。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので,カバ
ーガラスの載置作業が容易で,かつ鏡検の際,対物レン
ズが枠体に当たることを防ぐスライドおよびそうしたス
ライドを安価に製作することの出来るシール片を提供す
ることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのための手段として,シール片1を,少なくとも鏡
検する検体7が載置される部分に照射する光を散乱すべ
く半透明とすると共に,透明のスライド表面に着脱自在
とした。
このシール片1の上面に,フィルター3を張設した枠
体4に嵌合しフィルター3が当接する凹凸部5,6を形成
すると良い。尚,この半透明のシール片1を暗色不透明
とすることが出来る。
又,スライドを,少なくとも鏡検される検体7が載置
される部分を半透明とすると共に,上面にフィルター3
を張設した枠体4に嵌合しフィルター3が当接する凹凸
部5,6を形成した。
この半透明のスライドを,暗色不透明とすることも出
来る。
〔作用〕
シール片1を半透明として,透明スライド2に着脱自
在としたので,半透明のスライドを安価にかつ容易に製
作することが出来る。すなわち,スライドを製作する側
あるいは使用する側が,従来通りの透明のスライドと本
発明によるシール片1とを準備し,両者を貼り合わせる
等して組付けることによって容易に作製出来るものであ
る。これにより,従来の透明スライド2上に半透明層を
プレス等によって一体的に形成するものより容易に作成
出来,よって安価に消費者に提供することが出来る。
又,シール片1あるいはスライド上面に凹凸部5,6を
形成し,その凹凸部5,6にフィルター3を張設した枠体
4を嵌合するものとしたので,従来のように枠体4内に
小さなカバーガラス10を嵌入するといった面倒な作業が
不要となると共に,顕微鏡の対物レンズが枠体4に当た
るという不都合も解消される。
尚,シール片1あるいはフィルター3を暗色不透明と
することによって暗視野をつくることができ,蛍光顕微
鏡での鏡検をすることが可能となる。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例を示す。これは,従来の透
明スライド2の上面に高分子樹脂材製の半透明なシール
片1を着脱自在としたものである。シール片1の下面に
は透明粘着剤9を塗布しており,スライド上面に貼着お
よび離脱自在である。尚,粘着剤9に代えて,粘着テー
プ,両面テープ等の使用も可能である。尚,半透明を形
成する手段は何ら限定されるものではない。
シール片1には適量の顔料が混入されており,この顔
料よってシール片1を半透明としている。尚,顔料の種
類を選択することによって紫外線,可視光線あるいは赤
外線の透過・吸収等,種々の分光特性を持たせることが
出来,よって鏡検に必要な光線を得ることが出来る。
第2図はシール片1の上面に凹凸部5,6(この場合は
凸部6)を形成し,枠体4が嵌合すべく設定したもので
ある。この枠体4は,その上面にフィルター3を張設し
たもので,検体7を捕捉した正立姿勢のまま凸部6に嵌
合するものである。その後,封入剤9を添加しカバーガ
ラス10を載置してプレパラートを作成するものである。
第3図はシール片1の上面に凹凸部5,6(この場合,
凹部5)を形成し,枠体4を凹部5内に嵌入し,フィル
ター3をスライド上面に当接するものである。
第4図は,シール片1を断面コの字状として,透明ス
ライド2の上面および側面の全体を覆う形態としてい
る。シール片1を肉薄の合成樹脂材製とした場合は機械
的強度が劣るため,こうした断面コの字状とすることに
よって強度の補強を図ることが出来,取扱い等に便利で
ある。
第5図は,凸部6を有する同じく断面コの字状のシー
ル片1を透明スライド2の上面および側面を覆う形態の
ものである。この場合のシール片1は,スライド2より
小さく,鏡検に必要な部分のみを半透明とする趣旨であ
る。
第6図は上面に凸部6を有し半透明とした上部層8を
有するスライドを示すものである。この上部層8はスラ
イドに,セラミックス,ガラス粉末,ガラス粒子,シリ
コン粒子あるいは高分子材を,塗工,印刷,転写,UV
(紫外線)硬化,プレス加工,スプレーあるいはどぶ漬
け等を施すことによって形成することが出来る。
第7図に上面に凹部5を有する半透明の上部層8を有
するスライドを示す。この凹部5に枠体4が嵌合しフィ
ルター3がスライド上面に当接するものである。
尚,第1図から第5図に示すシール片1,および第6図
と第7図に示すスライドの上部層8を暗色不透明とする
ことによって蛍光顕微鏡による検体7の鏡検を行うこと
が出来る。
〔発明の効果〕
このように本発明のシール片は,従来の透明なスライ
ドに粘着剤等によって着脱自在としたので,両者を組付
けることによって極めて容易に半透明スライドを作製す
ることが出来る。よって,透明なスライド上面に半透明
層をプレスによって固める等して形成した従来の半透明
スライドより安価に作製することが出来る。
又,本発明のシール片およびスライドに,フィルター
を張設した枠体が嵌合出来る凹凸部を形成したので,従
来のように枠体内に小さくて取扱いの困難なカバーガラ
スを嵌め込むといった面倒な作業を必要とせず,フィル
ター上に通常の大きさのカバーガラスを載置することが
出来,よってプレパラートの作成が容易である。
さらに,シール片およびスライド上部層を不透明とす
ることによって蛍光顕微鏡による鏡検を行い易くするこ
とが出来るという優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシール片およびスライドの一実施例を
示す斜視図,第2図は本発明シール片の一実施例を示す
断面図,第3図は他の実施例を示す断面図,第4図は他
の実施例を示す斜視図,第5図はさらに他の実施例を示
す斜視図,第6図は本発明スライドの一実施例を示す断
面図,第7図は他の実施例を示す断面図,第8図は従来
例を示す断面図である。 符号の説明 1:シール片,2:透明スライド,3:フィルター,4:枠体,5:凹
部,6:凸部,7:検体,8:上部層,9:封入剤,10:カバーガラ
ス。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルター(3)を張設した枠体(4)に
    嵌合すると共に、上面に前記フィルター(3)が当接す
    べく凹凸部(5)(6)を形成した少なくとも鏡検する
    検体(7)が載置される部分に照射する光を散乱すべ
    く、半透明とすると共に、透明スライド(2)の表面に
    着脱自在として成るシール片(1)。
  2. 【請求項2】少なくとも鏡検される検体(7)が載置さ
    れる部分を半透明とすると共に、上面にフィルター
    (3)を張設した枠体(4)に嵌合し該フィルター
    (3)が当接する凹凸部(5)(6)を形成して成るス
    ライド。
  3. 【請求項3】半透明を暗色不透明として成る請求項2記
    載のスライド。
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