JP2904108B2 - プレス用金型 - Google Patents

プレス用金型

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JP2904108B2
JP2904108B2 JP8075234A JP7523496A JP2904108B2 JP 2904108 B2 JP2904108 B2 JP 2904108B2 JP 8075234 A JP8075234 A JP 8075234A JP 7523496 A JP7523496 A JP 7523496A JP 2904108 B2 JP2904108 B2 JP 2904108B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
    • B30B11/04Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with a fixed mould
    • B30B11/06Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with a fixed mould each charge of the material being compressed against the previously formed body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/327Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for briquetting scrap metal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属スクラップなど
の再利用に便利なように圧縮して全体の嵩比重を高める
ために使用する竪型プレスのプレス用金型に係る。
【0002】
【従来の技術】使用済みの金属スクラップなどを回収し
て再利用に供するに当り、該スクラップの形状が大きく
嵩が高いときには、そのままで溶解することは作業効率
と熱効率の点で大きな障害となる。たとえば使用済みの
トランスなどは、外枠の外径寸法が大き過ぎて炉の装入
口から入り切らないし、また、重量の割りに嵩が高いか
ら炉内へ装入しても溶解効率が低くて経済性がきわめて
悪いため、溶解前に圧縮して金属スクラップ塊として炉
内へ供給するのが得策である。その他、家電製品、たと
えば冷蔵庫、洗濯機などの大型都市ゴミも圧縮成形しな
ければ、そのままで溶解炉へ供給することは非能率であ
るし、自動車などはシュレッダーハンマーミルによって
細片に破断されるが、そのままでは取り扱いや移送が不
便なので圧縮した金属スクラップ塊に成形することが通
常の工程として慣用化されている。
【0003】従来のスクラップ圧縮方法の概略を説明す
ると、圧縮は竪型プレスを使用して数段階に分けて複層
の金属スクラップ塊に成形する。すなわち、たとえば高
さが4mのダイスをプレスフレーム外へ移動して、ダイ
スの上面までほぼ一杯充填するように1回目の金属スク
ラップS1 を投入する。ダイスをプレスフレーム内の所
定の位置まで移動し、プレス用金型を作動してダイス内
の金属スクラップを高さが半分の2mとなるまで圧縮す
る。この状態で一旦プレスフレーム外へダイスを移動
し、圧縮によってダイス上部に生じた深さ2mの空所へ
新しい金属スクラップS2 を投入して充填する。このダ
イスを再度プレスフレーム内へ移動してプレス用金型を
作動し、再び高さが2mとなるまで圧縮する。この状態
では1回目の金属スクラップS1 (ダイスの高さにして
4m)と第二回目の金属スクラップS2 (同2m)を合
計した6mのダイス高さに相当する金属スクラップが、
圧縮されて2mの高さの二層よりなる金属スクラップ塊
を形成したことになる。このように圧縮と金属スクラッ
プの追加とを繰り返して、2回目以降は高さ2mに相当
する金属スクラップを4回目まで繰り返したとすれば、
ダイスの高さにして10mに相当する金属スクラップが
最終で2mの金属スクラップ塊に圧縮されて溶解炉に提
供されることとなり、溶解作業能率と熱効率を著しく改
善することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の慣用手段に
よって成形された複層からなる金属スクラップ塊は、既
に圧縮成形された部分の上へ新たな金属スクラップを積
み重ねて圧縮するのであるから、相互の金属スクラップ
間に境界面ができることは避けられない。この金属スク
ラップ塊は成形後、プレス外へ搬出され、ベルトコンベ
アを始め何らかの搬送手段によって溶解現場まで輸送さ
れるのであるが、その間には振動や衝撃を受ける機会が
ないわけではなく、そのために境界面から一部の金属ス
クラップ層が離脱して転落する恐れがある。大重量の金
属スクラップの一部が突然脱落する可能性のあること
は、職場安全の点からも許容し難い問題であり、その解
決が強く求められることは当然である。
【0005】本発明は以上の課題を解決するために複層
の金属スクラップ塊が成形後の振動、衝撃などを受けて
も容易に離脱しないような竪型プレスのプレス用金型の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレス用金
型は、金属スクラップS1 などをダイス2内に投入して
プレス用金型3で圧縮し、圧縮後に生じたダイス2内上
部の空間へ新しい金属スクラップS2 などを追加投入し
て再び圧縮する手順を繰り返して複層の金属スクラップ
塊Sを圧縮成形する竪型プレス1に使用されるものであ
り、前記複層の境界面が断面末広がりの台形状の凹部と
凸部で相互に離脱不能に嵌着するように、プレス用金型
3下部の押圧面31に断面がほぼ長方形の凹部または凸
部を設けた構成を特徴とする。このプレス用金型によっ
てダイス内の金属スクラップを断続的に圧縮成形と追加
投入を繰り返せば、複層の境界面から見て金属スクラッ
プの層内へ向けて広がる傾斜面よりなる断面台形の凹部
と凸部とが嵌合し、抜け勾配とは逆方向に噛合する状態
となるから、境界面から離脱して転落する虞れがなくな
り、前記の課題を解決する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
正面図であり、竪型プレス1はプレスフレーム11の内
部に高圧縮ピストン12を昇降自在に内嵌する高圧縮シ
リンダ13を取り付け、該高圧縮ピストン12の下面に
高圧縮押型14を取り付け、さらに高圧縮押型14の下
面にプレス用金型3の上面を固着しているから、これら
の三部材が図示しないプレスの駆動力を受けて共に昇降
する。プレスフレーム11の下部にはテーブル15が架
設されて該テーブル15の上面を移動台車4が水平方向
へ自由に走行できるように図示しない駆動力を伴って載
置されており、さらにこの移動台車4の上面にダイス2
が着脱自在に載置されている。
【0008】ダイス2はプレス用金型3の外径よりも僅
かに大きい内径の円筒体21と、その上端に外径側へ突
出する鍔部22で形成されている。図のようにテーブル
15の上にダイス2を載置した状態で、鍔部22より低
い位置で持上げ部材16を吊支するようにプレスフレー
ム11の上方側面に持上げシリンダ17を左右対称に取
り付け、この駆動力を受けて持上げ部材を昇降し、この
昇降を介してダイス2を鍔部22から吊り上げるように
設定されている。この持上げ部材の好ましい形状は平面
図が馬蹄形で、移動台車4の進行方向に向って半円弧状
に開口し、台車と共にダイス2が移動するのを妨げない
形状としている。一方、テーブル15の側端部に別の押
出しシリンダ18を設け、図示しない駆動力を受けて内
嵌したピストンが進退し、進退する方向は台車に載置さ
れたダイスの円筒体21の底面よりやや上部の側面に衝
き当る高さを占めている。
【0009】図2は本発明のプレス用金型2の断面図
(A)と底面図(B)、図3は別の形態であるプレス用
金型3aの断面図(A)と底面図(B)である。図2の
形態ではプレス用金型3の下面である押圧面31に断面
がほぼ長方形である凹部32をほぼ扇形状に配置して凹
設し、図3の場合には逆にプレス用金型3aの押圧面3
1aに断面がほぼ長方形の凸部33をほぼ扇形の突条と
して突設している。
【0010】このような典型的な竪型プレス1を運転し
て金属スクラップ塊Sを圧縮成形するまでの手順を図に
基づいて説明する。図1の状態からスタートする場合、
まず、図示を略した移動台車4を持上げる持上げシリン
ダを作動して移動台車4を少し持上げた後、移動台車の
図示しない駆動装置によってダイス2をプレスフレーム
11の外側まで移動し、中空のダイス内へ1回目の金属
スクラップS1を投入してダイス内を上面までほぼ一杯
に充填する。金属スクラップは現場から撤去したトラン
スなどの大型の廃材から小さな金属屑まで千差万別の形
状、サイズが入り交じった状態でダイス内に無秩序に投
入される。ダイス2は移動台車4と共に駆動装置の作動
によって元のプレスフレーム11内の所定の位置まで戻
り、高圧縮ピストン12が降下してプレス用金型3の押
圧面31でダイス内の金属スクラップを押圧しつつ、さ
らに圧縮降下してほぼダイス2の全長の半分の高さの位
置まで押し下げる。
【0011】プレス用金型の押圧面に断面長方形の凹部
32が設けられた図2の場合を説明すると、図4(A)
のように1回目の圧縮作用を受けた金属スクラップS1
の上面には上辺の長さがm、下辺の長さがn、高さがh
で、断面がほぼ長方形の凸部P1が形成される。圧縮さ
れた金属スクラップS1にはトランスなどのように内部
に空隙を有する金属スクラップも含まれた状態で圧縮さ
れるので、内部や表面には空隙Q1 が生じている。
【0012】再度ダイス2を移動台車によってプレスフ
レーム11外へ搬出して2回目の金属スクラップS2
ダイス内の空所へ追加充填し、プレスフレーム内へ帰還
して2回目の圧縮を行なう。このときに2回目の金属ス
クラップS2 の上面には1回目と同様な凸部P2が生じ
ると共に、1回目に投入した金属スクラップS1はさら
に圧縮されて凸部P1も図4(B)に示すように高さが
hからh1に圧縮される。かつ、凸部P1の上辺部分は周
囲が後から投入された金属スクラップS2に包囲されて
いるから、圧縮後は上辺の寸法が元のmからm1 となる
ように拡大する傾向が強く、下辺の部分は最初に圧縮さ
れた金属スクラップS1 と繋がっているから2回目の圧
縮作用を受けても元の寸法nとほぼ等しいn1を維持す
る傾向が強い。結局、1回目の圧縮で形成された凸部P
1 は上面が広く、底面が狭い断面台形の凸部に変形し、
金属スクラップS1と金属スクラップS2の二層の境界面
から見て末広がりの断面台形の凹部と凸部とが嵌着した
状態で相互に噛合し、多少の衝撃や振動が加わっても、
容易に離脱しない状態となる。図5(A)〜(D)は4
回に亘る圧縮と材料の追加投入の繰り返しによって四層
の金属スクラップ塊が形成される手順を断面図で示した
ものであり、この層数を幾らに設定するかは当然、プレ
ス能力や金属スクラップ塊の容量、溶解炉の所要条件な
どで適宜選択することができる。
【0013】最終の圧縮が完了すれば、プレス用金型を
少し上げて金属スクラップへの圧縮力を開放し、持上げ
シリンダ17を作動してダイス2だけを引上げる。ダイ
スが引上げられると、後にダイスから抜き取られて移動
台車4の上に残された金属スクラップ塊Sは押出しシリ
ンダ18を作動して水平方向の押圧を受けて移動し、プ
レスフレーム外の図示しないベルトコンベアなどの輸送
手段によって溶解炉の装入口まで搬出される。
【0014】図3に示したプレス用金型3aによる実施
の形態を図6により説明すると、金型の底部の押圧面3
1aには凸部33が放射状の突条として突出しているか
ら、1回目の圧縮により、金属スクラップS1aの上面に
は溝状の凹部R1 が形成される。この1回目の圧縮後の
状態は図6(A)に例示するように上辺の長さがc、下
辺の長さがd、深さがeで断面がほぼ長方形の突条とし
てダイス内径の中心からほぼ放射状に配列して現われ
る。この上の空所へ金属スクラップS2aを追加して2回
目の圧縮作用を加えると、新しい金属スクラップS2aの
上面にも溝状の凹部ができると共に、1回目で生じた凹
部R1 も変形し、上辺は内部が2回目に投入された金属
スクラップS2aであるから元よりも小さい長さのc1
縮まり、下辺は最初に圧縮された金属スクラップS1aに
繋がっているから元の寸法のdとほぼ等しいd1 の長さ
を保ち、結局双方の境界面から見れば末広がりの凹凸に
よって嵌着し、衝撃や振動などでは容易に離脱しないよ
うに噛合している。
【0015】
【実施例】次のデータは本発明の実施例を具体的な数値
で表わしたものである。 竪型プレスの最大荷重:1500tonf プレスの圧縮力:390kgf/cm2 プレスのストローク:約2m ダイス:高さ約4m、直形0.7m 大きな金属スクラップ:400mm立方のトランス廃材 小さな金属スクラップ:10mm角程度の金属屑 プレス用金型の凹部(凸部)の断面寸法:100mm(m)
×105mm(n)×80mm(h) この実施例において、従来は4層の金属スクラップ塊を
圧縮成形して溶解炉へ搬送していたが、層間が剥離して
一部の層だけがベルトコンベアから転落する恐れが有
り、職場安全担当部門からの厳しい指摘を受けていた
が、本発明の実施の結果、転落事故の恐れがなくなり安
全面での顕著な効果が高く評価されている。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例でも実証されたように本発
明は職場の安全面で危険要因とされていた金属スクラッ
プなどの転落事故を絶滅し、作業員の労働災害を完全に
追放する効果が得られる。実施に際しては僅かなプレス
用金型の改造で足りるから経済的な負担は殆ど取るに足
らない程度に留まり、低い経費で重要災害の撲滅に貢献
するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す竪型プレスの一部断
面正面図である。
【図2】特にプレス用金型の一形態を示す縦断正面図
(A)と底面図(B)である。
【図3】プレス用金型の別の形態を示す縦断正面図
(A)と底面図(B)である。
【図4】プレス用金型の1形態による1回目圧縮後
(A)と2回目圧縮後(B)の金属スクラップの変動を
示す一部断面図である。
【図5】断面図(A)〜(D)によってダイス内での金
属スクラップの圧縮状態の変遷を示す。
【図6】プレス用金型の別の形態による1回目圧縮後
(A)と2回目圧縮後(B)の金属スクラップの変動を
示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 竪型プレス 2 ダイス 3 プレス用金型 4 移動台車 11 プレスフレーム 12 高圧縮ピストン 13 高圧縮シリンダ 14 高圧縮押型 15 テーブル 16 持上げ部材 17 持上げシリンダ 18 押出しシリンダ 21 円筒体 22 鍔部 31 押圧面 32 凹部 33 凸部 S 金属スクラップ(塊) P 金属スクラップに成形した凸部 Q 金属スクラップ内に生じた空隙 R 金属スクラップに成形した凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属スクラップS1 などをダイス2内に
    投入してプレス用金型3で圧縮し、圧縮後に生じたダイ
    ス2内上部の空間へ新しい金属スクラップS2 などを追
    加投入して再び圧縮する手順を繰り返して複層の金属ス
    クラップ塊Sを圧縮成形する竪型プレス1に使用するプ
    レス用金型3において、前記複層の境界面が断面末広が
    りの台形状の凹部と凸部で相互に離脱不能に嵌着するよ
    うに、プレス用金型3下部の押圧面31に断面がほぼ長
    方形の凹部または凸部を設けたことを特徴とするプレス
    用金型。
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