JP2904100B2 - 複数のデータベース間の整合方式 - Google Patents
複数のデータベース間の整合方式Info
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- JP2904100B2 JP2904100B2 JP8033058A JP3305896A JP2904100B2 JP 2904100 B2 JP2904100 B2 JP 2904100B2 JP 8033058 A JP8033058 A JP 8033058A JP 3305896 A JP3305896 A JP 3305896A JP 2904100 B2 JP2904100 B2 JP 2904100B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデータベー
ス間の整合方式に関し、特にワークステーションの停止
／異常等により動作していない期間に更新された更新情
報についても完全な整合性を保証する複数のデータベー
ス間の整合方式に関する。
ス間の整合方式に関し、特にワークステーションの停止
／異常等により動作していない期間に更新された更新情
報についても完全な整合性を保証する複数のデータベー
ス間の整合方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の複数のデータベース間の整合方
式は、同一内容のデータベースを持ち一つの通信回線を
介して複数のワークステーションが接続されるシステム
において、あるワークステーションでデータの新規登録
や削除といった制御が行われた際に、システム内の他の
ワークステーションのデータベースも同様に更新するた
めに用いられている。この種の従来の複数のデータベー
ス間の整合方式は、例えば特開平４−５２７３６号公報
に記載されている。
式は、同一内容のデータベースを持ち一つの通信回線を
介して複数のワークステーションが接続されるシステム
において、あるワークステーションでデータの新規登録
や削除といった制御が行われた際に、システム内の他の
ワークステーションのデータベースも同様に更新するた
めに用いられている。この種の従来の複数のデータベー
ス間の整合方式は、例えば特開平４−５２７３６号公報
に記載されている。
【０００３】図４に示すように、前記特開平４−５２７
３６号公報に記載された従来の複数のデータベース間の
整合方式は、同一内容のデータベース４０３ａ、４０３
ｂ、…、４０３ｎをそれぞれ有し通信回線を介して接続
される複数のワークステーション４０１ａ、４０１ｂ、
…、４０１ｎと、複数のワークステーションのうちの任
意の一つ（図４ではワークステーション４０１ｎ）に付
加されワークステーション４０１ａ、４０１ｂ、…、４
０１ｎのそれぞれからアクセス可能な補助記憶装置４０
２と、から構成されている。
３６号公報に記載された従来の複数のデータベース間の
整合方式は、同一内容のデータベース４０３ａ、４０３
ｂ、…、４０３ｎをそれぞれ有し通信回線を介して接続
される複数のワークステーション４０１ａ、４０１ｂ、
…、４０１ｎと、複数のワークステーションのうちの任
意の一つ（図４ではワークステーション４０１ｎ）に付
加されワークステーション４０１ａ、４０１ｂ、…、４
０１ｎのそれぞれからアクセス可能な補助記憶装置４０
２と、から構成されている。
【０００４】そして、複数のワークステーションのうち
の一つ（ワークステーション４０１ａ）がデータベース
４０３ａの内容を更新し、通信回線を介して補助記憶装
置４０２に更新情報を格納すると、他のワークステーシ
ョン４０１ｂ、…、４０１ｎは補助記憶装置４０２を介
して更新情報を受信し、自己の持つデータベース４０３
ｂ、…、４０３ｎを更新する。なお、光ディスク４０４
ａ、４０４ｂ、…、４０４ｎは、自己のワークステーシ
ョンの更新情報あるいは他のワークステーションの更新
情報を格納するために用いられる。
の一つ（ワークステーション４０１ａ）がデータベース
４０３ａの内容を更新し、通信回線を介して補助記憶装
置４０２に更新情報を格納すると、他のワークステーシ
ョン４０１ｂ、…、４０１ｎは補助記憶装置４０２を介
して更新情報を受信し、自己の持つデータベース４０３
ｂ、…、４０３ｎを更新する。なお、光ディスク４０４
ａ、４０４ｂ、…、４０４ｎは、自己のワークステーシ
ョンの更新情報あるいは他のワークステーションの更新
情報を格納するために用いられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平４−５２７３６号公報に記載された従来の複数のデ
ータベース間の整合方式では、データを更新したワーク
ステーション４０１ａ以外の他のワークステーション４
０１ｂ、…、４０１ｎは補助記憶装置４０２に格納され
ている最新の更新情報しか受け取ることができないた
め、他のワークステーション４０１ｂ、…、４０１ｎの
いずれかが停止している間にデータが更新され、かつ停
止中のワークステーションが再起動した後にも再びデー
タが更新されるような場合には、そのワークステーショ
ンが補助記憶装置４０２からワークステーション停止中
の更新情報を受け取ることができなくなり、データベー
スの不整合が発生するという問題がある。
開平４−５２７３６号公報に記載された従来の複数のデ
ータベース間の整合方式では、データを更新したワーク
ステーション４０１ａ以外の他のワークステーション４
０１ｂ、…、４０１ｎは補助記憶装置４０２に格納され
ている最新の更新情報しか受け取ることができないた
め、他のワークステーション４０１ｂ、…、４０１ｎの
いずれかが停止している間にデータが更新され、かつ停
止中のワークステーションが再起動した後にも再びデー
タが更新されるような場合には、そのワークステーショ
ンが補助記憶装置４０２からワークステーション停止中
の更新情報を受け取ることができなくなり、データベー
スの不整合が発生するという問題がある。
【０００６】従って、本発明は前記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、ワークステーションの停止／異常等に
より動作していない期間に更新された更新情報について
も完全な整合性を保証する複数のデータベース間の整合
方式を提供することを目的とする。
れたものであり、ワークステーションの停止／異常等に
より動作していない期間に更新された更新情報について
も完全な整合性を保証する複数のデータベース間の整合
方式を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、互いに同一内容のデータベースをそれぞ
れ有し通信回線を介して接続される複数のワークステー
ションと、前記複数のワークステーションに前記通信回
線を介して接続され前記複数のワークステーションの各
々のデータベースに対する更新情報を他のワークステー
ションのデータベースに反映するための少なくとも一つ
のエージェントと、を含み、前記複数のワークステーシ
ョンの各々は、前記データベースの更新状況を管理する
ためのシーケンス番号を格納するシーケンス番号格納手
段と、前記エージェントから更新情報を受信した際に該
受信した更新情報に付加されているシーケンス番号と前
記シーケンス番号格納手段に格納されているシーケンス
番号とを比較する手段と、更新状況の異常を検出したと
きに該ワークステーションが受信していない分の更新情
報の再送要求を前記エージェントへ送信する手段と、を
備え、前記エージェントが、前記各ワークステーション
におけるデータベースに対する更新情報にシーケンス番
号を付加するシーケンス番号付加手段と、前記シーケン
ス番号を付加した更新情報の履歴を記憶しておく更新情
報記憶手段と、を備え、前記エージェントは、前記各ワ
ークステーションから更新情報を受信した際に前記シー
ケンス番号付加手段によりシーケンス番号を付加して履
歴として前記更新情報記憶手段に記憶しておき、前記各
ワークステーションから再送要求された更新情報を前記
更新情報記憶手段から割り出して該当するワークステー
ションへ送信することを特徴とする複数のデータベース
間の整合方式を提供する。
め、本発明は、互いに同一内容のデータベースをそれぞ
れ有し通信回線を介して接続される複数のワークステー
ションと、前記複数のワークステーションに前記通信回
線を介して接続され前記複数のワークステーションの各
々のデータベースに対する更新情報を他のワークステー
ションのデータベースに反映するための少なくとも一つ
のエージェントと、を含み、前記複数のワークステーシ
ョンの各々は、前記データベースの更新状況を管理する
ためのシーケンス番号を格納するシーケンス番号格納手
段と、前記エージェントから更新情報を受信した際に該
受信した更新情報に付加されているシーケンス番号と前
記シーケンス番号格納手段に格納されているシーケンス
番号とを比較する手段と、更新状況の異常を検出したと
きに該ワークステーションが受信していない分の更新情
報の再送要求を前記エージェントへ送信する手段と、を
備え、前記エージェントが、前記各ワークステーション
におけるデータベースに対する更新情報にシーケンス番
号を付加するシーケンス番号付加手段と、前記シーケン
ス番号を付加した更新情報の履歴を記憶しておく更新情
報記憶手段と、を備え、前記エージェントは、前記各ワ
ークステーションから更新情報を受信した際に前記シー
ケンス番号付加手段によりシーケンス番号を付加して履
歴として前記更新情報記憶手段に記憶しておき、前記各
ワークステーションから再送要求された更新情報を前記
更新情報記憶手段から割り出して該当するワークステー
ションへ送信することを特徴とする複数のデータベース
間の整合方式を提供する。
【０００８】また、本発明は、互いに同一内容のデータ
ベースをそれぞれ有し通信回線を介して接続される複数
のワークステーションと、前記複数のワークステーショ
ンに前記通信回線を介して接続され前記複数のワークス
テーションの各々のデータベースに対する更新情報を他
のワークステーションのデータベースに反映するための
エージェントと、を含み、前記複数のワークステーショ
ンの各々が、前記データベースの更新状況を管理するた
めのシーケンス番号を格納するシーケンス番号格納手段
と、前記データベースに対する更新情報を前記エージェ
ントへ送信する手段と、前記エージェントから更新情報
を受信した際に、前記シーケンス番号格納手段に格納さ
れているシーケンス番号と前記エージェントから受信し
た更新情報に付加されているシーケンス番号とを比較す
る比較手段と、前記比較手段が両者のシーケンス番号の
相違から更新状況の異常を検出したときに該ノードが受
信していない分の更新情報の再送を前記エージェントに
対して要求する手段と、を含み、前記エージェントが、
前記複数のワークステーションの各々から更新情報を受
信した際にカウント値を１つ加算するカウンタ手段と、
前記更新情報に前記カウント値をシーケンス番号として
付加するシーケンス番号付加手段と、前記シーケンス番
号付加手段によりシーケンス番号が付加された更新情報
の履歴を記憶しておく更新情報記憶手段と、前記各ワー
クステーションより再送要求を受けた際に、前記更新情
報記憶手段に記憶されている更新情報から、再送が必要
な更新情報を割り出し該当するワークステーションへ送
信する手段と、を含むことを特徴とする複数のデータベ
ース間の整合方式を提供する。
ベースをそれぞれ有し通信回線を介して接続される複数
のワークステーションと、前記複数のワークステーショ
ンに前記通信回線を介して接続され前記複数のワークス
テーションの各々のデータベースに対する更新情報を他
のワークステーションのデータベースに反映するための
エージェントと、を含み、前記複数のワークステーショ
ンの各々が、前記データベースの更新状況を管理するた
めのシーケンス番号を格納するシーケンス番号格納手段
と、前記データベースに対する更新情報を前記エージェ
ントへ送信する手段と、前記エージェントから更新情報
を受信した際に、前記シーケンス番号格納手段に格納さ
れているシーケンス番号と前記エージェントから受信し
た更新情報に付加されているシーケンス番号とを比較す
る比較手段と、前記比較手段が両者のシーケンス番号の
相違から更新状況の異常を検出したときに該ノードが受
信していない分の更新情報の再送を前記エージェントに
対して要求する手段と、を含み、前記エージェントが、
前記複数のワークステーションの各々から更新情報を受
信した際にカウント値を１つ加算するカウンタ手段と、
前記更新情報に前記カウント値をシーケンス番号として
付加するシーケンス番号付加手段と、前記シーケンス番
号付加手段によりシーケンス番号が付加された更新情報
の履歴を記憶しておく更新情報記憶手段と、前記各ワー
クステーションより再送要求を受けた際に、前記更新情
報記憶手段に記憶されている更新情報から、再送が必要
な更新情報を割り出し該当するワークステーションへ送
信する手段と、を含むことを特徴とする複数のデータベ
ース間の整合方式を提供する。
【０００９】本発明の複数のデータベース間の整合方式
によれば、複数のワークステーションのうちの任意の一
つから更新情報を受信したエージェントは、自己の持つ
カウンタ値を“１”加算し、受信した更新情報に加算後
のカウンタ値をシーケンス番号として付加した上で各ワ
ークステーションに送信する。一方、各ワークステーシ
ョンは、自己のワークステーションが保持する前回エー
ジェントから受信した更新情報に付加されていたシーケ
ンス番号と、今回受信した更新情報に付加されているシ
ーケンス番号と、を比較し、両者のシーケンス番号の差
が“＋１”の場合には受信した更新情報を基にしてデー
タベースを更新し、差が“＋２”以上の場合には不足し
ている分の更新情報を全てエージェントから再送しても
らうようにする。
によれば、複数のワークステーションのうちの任意の一
つから更新情報を受信したエージェントは、自己の持つ
カウンタ値を“１”加算し、受信した更新情報に加算後
のカウンタ値をシーケンス番号として付加した上で各ワ
ークステーションに送信する。一方、各ワークステーシ
ョンは、自己のワークステーションが保持する前回エー
ジェントから受信した更新情報に付加されていたシーケ
ンス番号と、今回受信した更新情報に付加されているシ
ーケンス番号と、を比較し、両者のシーケンス番号の差
が“＋１”の場合には受信した更新情報を基にしてデー
タベースを更新し、差が“＋２”以上の場合には不足し
ている分の更新情報を全てエージェントから再送しても
らうようにする。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【００１１】図１は、本発明の一実施形態に係る複数の
データベース間の整合方式が適用されるシステムの全体
構成を説明するための図である。
データベース間の整合方式が適用されるシステムの全体
構成を説明するための図である。
【００１２】図１に示すように、本実施形態に係る複数
のデータベース間の整合方式は、通信回線を介して互い
に接続される複数のワークステーション１ａ、１ｂ、
…、１ｎと、ワークステーション１ａ、１ｂ、…、１ｎ
との間で同様にして通信回線を介して接続されるエージ
ェント２と、から構成されるシステムに適用される。
のデータベース間の整合方式は、通信回線を介して互い
に接続される複数のワークステーション１ａ、１ｂ、
…、１ｎと、ワークステーション１ａ、１ｂ、…、１ｎ
との間で同様にして通信回線を介して接続されるエージ
ェント２と、から構成されるシステムに適用される。
【００１３】図２は、本発明の一実施形態に係る複数の
データベース間の整合方式を説明するためのブロック図
である。
データベース間の整合方式を説明するためのブロック図
である。
【００１４】図２を参照すると、本実施形態に係る複数
のデータベース間の整合方式は、同一内容のデータベー
スを持つ複数のワークステーション１ａ、…、１ｎと、
一つのエージェント２と、から構成される。
のデータベース間の整合方式は、同一内容のデータベー
スを持つ複数のワークステーション１ａ、…、１ｎと、
一つのエージェント２と、から構成される。
【００１５】ワークステーション１ａ、…、１ｎはそれ
ぞれ、キーボード等の入力装置３ａ、…、３ｎ（以下、
個々のワークステーションを区別するための添字（ａ、
…、ｎ）は適宜省略する）と、エージェント２又は他の
ワークステーションとの間でデータのやりとりを行うた
めのデータ送受信部４、４′と、全てのワークステーシ
ョン間で同一内容のデータベース５と、データやワーク
ステーションの動作状態を表示するディスプレイ等の出
力装置６と、から構成され、更にデータベース５の更新
状況を管理するためのシーケンス番号を格納するシーケ
ンス番号格納部７と、エージェント２から受信した更新
情報に付加されているシーケンス番号とシーケンス番号
格納部７に格納されているシーケンス番号とを比較する
比較手段８と、データの再送要求を行うためのデータ再
送要求手段９と、を含む。
ぞれ、キーボード等の入力装置３ａ、…、３ｎ（以下、
個々のワークステーションを区別するための添字（ａ、
…、ｎ）は適宜省略する）と、エージェント２又は他の
ワークステーションとの間でデータのやりとりを行うた
めのデータ送受信部４、４′と、全てのワークステーシ
ョン間で同一内容のデータベース５と、データやワーク
ステーションの動作状態を表示するディスプレイ等の出
力装置６と、から構成され、更にデータベース５の更新
状況を管理するためのシーケンス番号を格納するシーケ
ンス番号格納部７と、エージェント２から受信した更新
情報に付加されているシーケンス番号とシーケンス番号
格納部７に格納されているシーケンス番号とを比較する
比較手段８と、データの再送要求を行うためのデータ再
送要求手段９と、を含む。
【００１６】なお、ワークステーション１のシーケンス
番号格納部７に格納されている値は、データベース５の
更新に連動して順次更新され、またワークステーション
１の停止時に保持されている値はワークステーション１
の再起動時にも保持されているものとする。
番号格納部７に格納されている値は、データベース５の
更新に連動して順次更新され、またワークステーション
１の停止時に保持されている値はワークステーション１
の再起動時にも保持されているものとする。
【００１７】エージェント２は、ワークステーション１
ａ、…、１ｎのそれぞれとの間でデータのやりとりを行
うためのデータ送受信部２０と、カウンタ２１と、過去
分の更新情報を保持しておくための更新データ履歴ファ
イル２２と、から構成され、更にカウンタ２１から入力
されるカウンタ値をデータに付加するための付加手段２
３と、ワークステーション１ａ、…、１ｎに送信する更
新情報を生成する更新データ生成手段２４と、ワークス
テーション１ａ、…、１ｎのそれぞれのデータベース５
ａ、…、５ｎと同一内容を保持するデータベース２５
と、を含む。
ａ、…、１ｎのそれぞれとの間でデータのやりとりを行
うためのデータ送受信部２０と、カウンタ２１と、過去
分の更新情報を保持しておくための更新データ履歴ファ
イル２２と、から構成され、更にカウンタ２１から入力
されるカウンタ値をデータに付加するための付加手段２
３と、ワークステーション１ａ、…、１ｎに送信する更
新情報を生成する更新データ生成手段２４と、ワークス
テーション１ａ、…、１ｎのそれぞれのデータベース５
ａ、…、５ｎと同一内容を保持するデータベース２５
と、を含む。
【００１８】なお、エージェント２のカウンタ２１は、
カウンタ値を“０”から“＋１”ずつ増加させていき、
所定の上限値になったときに“０”クリアして再び
“０”から“＋１”ずつ増加させていくものとする。
カウンタ値を“０”から“＋１”ずつ増加させていき、
所定の上限値になったときに“０”クリアして再び
“０”から“＋１”ずつ増加させていくものとする。
【００１９】図３は、本発明の一実施形態に係る複数の
データベース間の整合方式の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
データベース間の整合方式の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【００２０】図２及び図３を参照して、あるワークステ
ーションのデータベースが更新された際のワークステー
ション１ａ、…、１ｎとエージェント２における動作を
説明する。
ーションのデータベースが更新された際のワークステー
ション１ａ、…、１ｎとエージェント２における動作を
説明する。
【００２１】ある１つのワークステーション（図２では
ワークステーション１ａ）の入力装置（キーボード）３
ａを介してデータの登録や削除、変更等が行われると
（ステップ３０１）、ワークステーション１ａは、デー
タの登録や削除、変更といった更新情報をエージェント
２へ送信すべきであると判断してワークステーション１
ａのデータ送受信部４ａからエージェント２のデータ送
受信部２０へこれらの更新情報を送信する（ステップ３
０２）。
ワークステーション１ａ）の入力装置（キーボード）３
ａを介してデータの登録や削除、変更等が行われると
（ステップ３０１）、ワークステーション１ａは、デー
タの登録や削除、変更といった更新情報をエージェント
２へ送信すべきであると判断してワークステーション１
ａのデータ送受信部４ａからエージェント２のデータ送
受信部２０へこれらの更新情報を送信する（ステップ３
０２）。
【００２２】一方、エージェント２は、データ送受信部
２０を介してワークステーション１ａから更新情報を受
信すると（ステップ３０３）、カウンタ２１により自己
の持つカウンタ値を“１”だけ加算し、加算後のカウン
タ値をシーケンス番号とする（ステップ３０４）。そし
て、受信した更新情報に付加手段２３によりシーケンス
番号を付加し、更新データ生成手段２４によりワークス
テーション１ａ、…、１ｎのそれぞれへ送信されるよう
に再生成する（ステップ３０５）。
２０を介してワークステーション１ａから更新情報を受
信すると（ステップ３０３）、カウンタ２１により自己
の持つカウンタ値を“１”だけ加算し、加算後のカウン
タ値をシーケンス番号とする（ステップ３０４）。そし
て、受信した更新情報に付加手段２３によりシーケンス
番号を付加し、更新データ生成手段２４によりワークス
テーション１ａ、…、１ｎのそれぞれへ送信されるよう
に再生成する（ステップ３０５）。
【００２３】その後、シーケンス番号が付加された更新
情報は、エージェント２のデータ送受信部２０に送られ
ると同時に、エージェント２のデータベース２５へ送ら
れて更新され、またエージェント２のデータ送受信部２
０によりワークステーション１ａ、…、１ｎのそれぞれ
へ送信され、更にエージェント２の更新データ履歴ファ
イル２２に記憶される（ステップ３０７）。
情報は、エージェント２のデータ送受信部２０に送られ
ると同時に、エージェント２のデータベース２５へ送ら
れて更新され、またエージェント２のデータ送受信部２
０によりワークステーション１ａ、…、１ｎのそれぞれ
へ送信され、更にエージェント２の更新データ履歴ファ
イル２２に記憶される（ステップ３０７）。
【００２４】なお、エージェント２の更新データ履歴フ
ァイル２２は、シーケンス番号が付加された更新情報を
所定の限度内で複数記憶し、所定の限度を越えたときに
は古い更新情報から順次廃棄していくものとする。
ァイル２２は、シーケンス番号が付加された更新情報を
所定の限度内で複数記憶し、所定の限度を越えたときに
は古い更新情報から順次廃棄していくものとする。
【００２５】ワークステーション１ａ、…、１ｎのそれ
ぞれは、データ送受信部４′を介してエージェント２か
らシーケンス番号が付加された更新情報を受信した後
（ステップ３０８）、比較手段８により自己の持つシー
ケンス番号格納部７に格納されている番号と、受信した
更新情報に付加されているシーケンス番号と、を比較す
る（ステップ３０９）。
ぞれは、データ送受信部４′を介してエージェント２か
らシーケンス番号が付加された更新情報を受信した後
（ステップ３０８）、比較手段８により自己の持つシー
ケンス番号格納部７に格納されている番号と、受信した
更新情報に付加されているシーケンス番号と、を比較す
る（ステップ３０９）。
【００２６】ステップ３０９における比較の結果、差が
“＋１”であると判断された場合には、正常処理として
シーケンス番号格納部７に格納されている番号を受信し
たシーケンス番号に更新すると共に（ステップ３１
３）、更新情報をデータベース５に渡して更新を行う
（ステップ３１４）。なお、この場合の処理の流れが、
図２のワークステーション１ａにて示されている。
“＋１”であると判断された場合には、正常処理として
シーケンス番号格納部７に格納されている番号を受信し
たシーケンス番号に更新すると共に（ステップ３１
３）、更新情報をデータベース５に渡して更新を行う
（ステップ３１４）。なお、この場合の処理の流れが、
図２のワークステーション１ａにて示されている。
【００２７】一方、ステップ３０９における比較の結
果、差が“＋２”以上であると判断された場合には、異
常処理としてデータ再送要求手段９により差分の未だ受
信していない欠落した更新情報の再送要求を作成し（ス
テップ３１０）、データ送受信部４′を介してエージェ
ント２のデータ送受信部２０へ送信する（ステップ３１
１）。なお、この場合の処理の流れが、図２のワークス
テーション１ｎにて示されている。
果、差が“＋２”以上であると判断された場合には、異
常処理としてデータ再送要求手段９により差分の未だ受
信していない欠落した更新情報の再送要求を作成し（ス
テップ３１０）、データ送受信部４′を介してエージェ
ント２のデータ送受信部２０へ送信する（ステップ３１
１）。なお、この場合の処理の流れが、図２のワークス
テーション１ｎにて示されている。
【００２８】この場合、エージェント２は、データ送受
信部２０を介して受信したデータが再送要求であると判
断すると、更新データ履歴ファイル２２から再送要求さ
れている全ての更新情報をシーケンス番号より割り出し
て取り出し、ワークステーション１ｎに対してシーケン
ス番号の低いものから順に送信する（ステップ３１
２）。なお、その後の動作については、ワークステーシ
ョン１ａを例として説明した正常処理の場合の動作と同
様である（ステップ３１３、ステップ３１４）。
信部２０を介して受信したデータが再送要求であると判
断すると、更新データ履歴ファイル２２から再送要求さ
れている全ての更新情報をシーケンス番号より割り出し
て取り出し、ワークステーション１ｎに対してシーケン
ス番号の低いものから順に送信する（ステップ３１
２）。なお、その後の動作については、ワークステーシ
ョン１ａを例として説明した正常処理の場合の動作と同
様である（ステップ３１３、ステップ３１４）。
【００２９】なお、前記実施形態に係る複数のデータベ
ース間の整合方式では、複数のワークステーションがデ
ータベースを管理するものとしたが、本発明は、ワーク
ステーション以外にも通信回線を介して接続される情報
処理装置（ノード）一般に適用することができる。
ース間の整合方式では、複数のワークステーションがデ
ータベースを管理するものとしたが、本発明は、ワーク
ステーション以外にも通信回線を介して接続される情報
処理装置（ノード）一般に適用することができる。
【００３０】以上、本発明の一実施形態について説明し
てきたが、本発明はこのような実施の形態に限定される
ことなく、本発明の原理に準ずる各種の実施の形態を含
む。
てきたが、本発明はこのような実施の形態に限定される
ことなく、本発明の原理に準ずる各種の実施の形態を含
む。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複数のデ
ータベース間の整合方式によれば、任意のワークステー
ションでデータが更新される度に、エージェントにより
更新情報にシーケンス番号を付加して他のワークステー
ションに送信すると共に、更新情報の履歴を保持してお
き、自己のワークステーションに格納されているシーケ
ンス番号と受信した他のワークステーションの更新情報
に付加されているシーケンス番号とから受信していない
分の更新情報を割り出して必要に応じてエージェントに
保持されている更新情報の履歴から再送するようにする
ため、ワークステーションの停止／異常等により動作し
ていない期間に更新された更新情報についても完全な整
合性を保証することができる。
ータベース間の整合方式によれば、任意のワークステー
ションでデータが更新される度に、エージェントにより
更新情報にシーケンス番号を付加して他のワークステー
ションに送信すると共に、更新情報の履歴を保持してお
き、自己のワークステーションに格納されているシーケ
ンス番号と受信した他のワークステーションの更新情報
に付加されているシーケンス番号とから受信していない
分の更新情報を割り出して必要に応じてエージェントに
保持されている更新情報の履歴から再送するようにする
ため、ワークステーションの停止／異常等により動作し
ていない期間に更新された更新情報についても完全な整
合性を保証することができる。
【図１】本発明の一実施形態に係る複数のデータベース
間の整合方式が適用されるシステムの全体構成を説明す
るための図である。
間の整合方式が適用されるシステムの全体構成を説明す
るための図である。
【図２】本発明の一実施形態に係る複数のデータベース
間の整合方式を説明するためのブロック図である。
間の整合方式を説明するためのブロック図である。
【図３】本発明の一実施形態に係る複数のデータベース
間の整合方式の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
間の整合方式の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図４】従来の複数のデータベース間の整合方式を説明
するためのブロック図である（特開平４−５２７３６号
公報）。
するためのブロック図である（特開平４−５２７３６号
公報）。
【符号の説明】 １ａ、１ｂ、…、１ｎ ワークステーション ２ エージェント ３ａ、…、３ｎ 入力装置（キーボード） ４ａ、４ａ′、…、４ｎ、４ｎ′ （ワークステーショ
ンの）データ送受信部 ５ａ、…、５ｎ （ワークステーションの）データベー
ス ６ａ、…、６ｎ 出力装置（ディスプレイ） ７ａ、…、７ｎ シーケンス番号格納部 ８ａ、…、８ｎ 比較手段 ９ａ、…、９ｎ データ要求再送手段 ２０ （エージェントの）データ送受信部 ２１ カウンタ ２２ 更新データ履歴ファイル ２３ 付加手段 ２４ 更新データ生成手段 ２５ （エージェントの）データベース ４０１ａ、４０１ｂ、…、４０１ｎ ワークステーショ
ン ４０２ 補助記憶装置 ４０３ａ、４０３ｂ、…、４０３ｎ データベース ４０４ａ、４０４ｂ、…、４０４ｎ 光ディスク
ンの）データ送受信部 ５ａ、…、５ｎ （ワークステーションの）データベー
ス ６ａ、…、６ｎ 出力装置（ディスプレイ） ７ａ、…、７ｎ シーケンス番号格納部 ８ａ、…、８ｎ 比較手段 ９ａ、…、９ｎ データ要求再送手段 ２０ （エージェントの）データ送受信部 ２１ カウンタ ２２ 更新データ履歴ファイル ２３ 付加手段 ２４ 更新データ生成手段 ２５ （エージェントの）データベース ４０１ａ、４０１ｂ、…、４０１ｎ ワークステーショ
ン ４０２ 補助記憶装置 ４０３ａ、４０３ｂ、…、４０３ｎ データベース ４０４ａ、４０４ｂ、…、４０４ｎ 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G06F 12/00
Claims (2)
- 【請求項１】互いに同一内容のデータベースをそれぞれ
有し通信回線を介して接続される複数のワークステーシ
ョンと、前記複数のワークステーションに前記通信回線を介して
接続され前記複数のワークステーションの各々のデータ
ベースに対する更新情報を他のワークステーションのデ
ータベースに反映するための少なくとも一つの エージェ
ントと、 を含み、 前記複数のワークステーションの各々は、前記データベ
ースの更新状況を管理するためのシーケンス番号を格納
するシーケンス番号格納手段と、 前記エージェントから更新情報を受信した際に該受信し
た更新情報に付加されているシーケンス番号と前記シー
ケンス番号格納手段に格納されているシーケンス番号と
を比較する手段と、 更新状況の異常を検出したときに該ワークステーション
が受信していない分の更新情報の再送要求を前記エージ
ェントへ送信する手段と、を備え、 前記エージェントが、前記各ワークステーションにおけ
るデータベースに対する更新情報にシーケンス番号を付
加するシーケンス番号付加手段と 、前記シーケンス番号を付加した更新情報の履歴を記憶し
ておく更新情報記憶手段と、を備え 、 前記エージェントは、前記各ワークステーションから更
新情報を受信した際に前記シーケンス番号付加手段によ
りシーケンス番号を付加して履歴として前記更新情報記
憶手段に記憶しておき、前記各ワークステーションから
再送要求された更新情報を前記更新情報記憶手段から割
り出して該当するワークステーションへ送信することを
特徴とする複数のデータベース間の整合方式。 - 【請求項２】互いに同一内容のデータベースをそれぞれ
有し通信回線を介して接続される複数のワークステーシ
ョンと、前記 複数のワークステーションに前記通信回線を介して
接続され前記複数のワークステーションの各々のデータ
ベースに対する更新情報を他のワークステーションのデ
ータベースに反映するためのエージェントと、 を含み、 前記複数のワークステーションの各々が、前記 データベースの更新状況を管理するためのシーケン
ス番号を格納するシーケンス番号格納手段と、前記 データベースに対する更新情報を前記エージェント
へ送信する手段と、前記エージェントから更新情報を受信した際に、 前記シ
ーケンス番号格納手段に格納されているシーケンス番号
と前記エージェントから受信した更新情報に付加されて
いるシーケンス番号とを比較する比較手段と、前記 比較手段が両者のシーケンス番号の相違から更新状
況の異常を検出したときに該ノードが受信していない分
の更新情報の再送を前記エージェントに対して要求する
手段と、 を含み、 前記エージェントが、 前記複数のワークステーションの各々から更新情報を受
信した際にカウント値を１つ加算するカウンタ手段と、前記更新情報に前記カウント値を シーケンス番号として
付加するシーケンス番号付加手段と、前記 シーケンス番号付加手段によりシーケンス番号が付
加された更新情報の履歴を記憶しておく更新情報記憶手
段と、前記各ワークステーションより再送要求を受けた際に、
前記更新情報記憶手段に記憶されている更新情報から、
再送が必要な更新情報を割り出し該当するワークステー
ションへ送信する手段と、 を含むことを特徴とする複数のデータベース間の整合方
式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8033058A JP2904100B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 複数のデータベース間の整合方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8033058A JP2904100B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 複数のデータベース間の整合方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09204339A JPH09204339A (ja) | 1997-08-05 |
| JP2904100B2 true JP2904100B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=12376159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8033058A Expired - Lifetime JP2904100B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 複数のデータベース間の整合方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2904100B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8005799B2 (en) | 2008-07-30 | 2011-08-23 | Fujitsu Limited | Information management system |
| JP2017202349A (ja) * | 2017-08-18 | 2017-11-16 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6516314B1 (en) * | 1998-11-17 | 2003-02-04 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Optimization of change log handling |
| US6560700B1 (en) * | 1998-11-17 | 2003-05-06 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Protocol for synchronizing parallel processors in a mobile communication system |
| JP5215511B2 (ja) * | 2001-05-02 | 2013-06-19 | ケープレックス・インク | オブジェクト指向技術を用いたユーザ操作履歴保存装置 |
| JP2006279501A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Nec Corp | メールボックスシステム及びその装置及びそのジャーナル転送制御方法 |
| US8655833B2 (en) | 2008-06-17 | 2014-02-18 | Qualcomm Incorporated | Database architecture for supporting group communications among wireless communication devices |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0452736A (ja) * | 1990-06-14 | 1992-02-20 | Nec Corp | 複数のデータベース間の整合制御方式 |
| JPH05298173A (ja) * | 1992-01-14 | 1993-11-12 | Nec Corp | 分散ファイル同期更新方式 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8033058A patent/JP2904100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8005799B2 (en) | 2008-07-30 | 2011-08-23 | Fujitsu Limited | Information management system |
| JP2017202349A (ja) * | 2017-08-18 | 2017-11-16 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09204339A (ja) | 1997-08-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990223 |