JP3231563B2 - メッセージ到着順序制御方式 - Google Patents

メッセージ到着順序制御方式

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JP3231563B2 JP30020694A JP30020694A JP3231563B2 JP 3231563 B2 JP3231563 B2 JP 3231563B2 JP 30020694 A JP30020694 A JP 30020694A JP 30020694 A JP30020694 A JP 30020694A JP 3231563 B2 JP3231563 B2 JP 3231563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散型オブジェクト指
向言語実行システムにおけるメッセージ到着順序制御方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】分散型オブジェクト指向言語実行システ
ムは、複数個の空間から構成される。これらの空間は、
ネットワークで相互接続された複数の計算機上で実行さ
れる。各計算機は、いくつかの空間の実行を担当してい
る。
【0003】例えば図8に示す構成の場合、計算機α、
β、γがネットワークで相互接続され、計算機αは空間
A、Bの実行を担当し、計算機βは空間Cの実行を担当
し、計算機γは空間Dの実行を担当している。
【0004】また、図9に示すように、各空間内にはオ
ブジェクトが存在する。そして、オブジェクトが他のオ
ブジェクトにメッセージを送ることによって、処理が進
められる。
【0005】メッセージ送り先のオブジェクトは、メッ
セージ送信元のオブジェクトと同一の空間内に存在して
いてもよいし、他の空間に存在していてもよい。
【0006】分散型オブジェクト指向言語実行システム
の一般的な構成方法については、例えば、エイ・シー・
エム(ACM)刊、コンピューティング・サーベイ、第
23巻、No.1、ロジャー・チン及びサミュエル・チ
ャンソン著「ディストリビューティッド オブジェクト
−ベースド プログラミング システムズ」(RogerS.
Chin and Samuel T. Chanson,“Distributed Object-Ba
sed Programming Systems”, ACM Computing Survey, V
ol.23, No.1、「文献1」という)に詳細に記載されて
いる。
【0007】このような分散型オブジェクト指向言語実
行システムにおいては、メッセージの送信順序と到着順
序に対して何も因果関係を保証しないシステムと、部分
的に保証するシステムがある。
【0008】因果関係を保証しないシステムの例とし
て、例えばアクターシステム(Gul Agha,“ACTORS: A M
odel of Concurrent Computation in Distributed Syst
ems”,The MIT Press, 1986刊、「文献2」という)が
ある。
【0009】また、因果関係を保証するシステムの例と
して、エー・ビー・シー・エル(Akinori Yonezawa, Ed
itor,“ABCL: An Object-Oriented Concurrent Syste
m”, The MIT Press, 1990刊、「文献3」という)があ
る。
【0010】多くのシステムにおいて、同一のオブジェ
クトに対して直接送信されたメッセージは、送信された
順序で受信されることを保証している。
【0011】例えば、図10(A)の場合、オブジェク
トo1が、m1、m2というメッセージをこの順序でオブ
ジェクトo2に送信しており、オブジェクトo2は、m
1、m2の順でメッセージを受信することが保証される。
【0012】しかし、図10(B)に示すように、オブ
ジェクトo1が、メッセージm1を直接オブジェクトo2
に送信し、メッセージm2をオブジェクトo3に送信し
て、オブジェクトo3がメッセージm3をオブジェクトo
2に送信した場合には、オブジェクトo2がm1、m3の順
でメッセージを受信するか、あるいはm3、m1の順でメ
ッセージを受信するかは規定されない。
【0013】ところで、分散型オブジェクト指向言語実
行システムでは、動的な負荷分散を実現するために、オ
ブジェクトの移動を可能にしている場合がある。
【0014】例えば、図11(A)の場合には、空間A
にオブジェクトが3個あり、空間Bにはオブジェクトは
1個しかない。この場合、空間Aにあるオブジェクト、
例えばo3を空間Bに移動できれば図11(B)のよう
になり、負荷バランスが図れることになる。
【0015】このように、オブジェクトの移動を行った
場合、そのオブジェクトに対するメッセージを新しいオ
ブジェクトの居場所に送り届ける必要がある。
【0016】そのための最も簡単な方法は、オブジェク
トの移動元の空間に転送用のオブジェクトを設ける方法
である。
【0017】図12に示すように、空間Bにあるオブジ
ェクトo1を空間Cに移動する場合、図13に示すよう
に、転送オブジェクト(斜線で示した領域)を空間Bに
作成する。
【0018】図13に示すように、オブジェクトo1宛
に送信されたメッセージは、一旦、移動元の空間Bに設
けられた転送オブジェクトによって受信された後、空間
Cのオブジェクトo1に転送される。
【0019】しかしながら、この方式では、メッセージ
の到着順序が保存されるという特徴があるが、転送オブ
ジェクトを経由してメッセージが送信されるためオーバ
ーヘッドが大きいという欠点があり、余り用いられてい
ない。
【0020】他の方法は、オブジェクトを移動した時
に、各空間に移動通知を送り、移動通知を受け取った空
間は、以後、そのオブジェクトへのメッセージを新しい
空間に送信する方式である(図14及び図15参照)。
図14に示すように、空間Bのオブジェクトo1は空間
Cへの移動に際して各空間に移動通知を送り、以後オブ
ジェクトo1へのメッセージは新しい空間Cに送信され
る。
【0021】これら2つの方式に関しては、前記文献1
と前記文献に記載されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オブジェク
トが移動する際に他の空間に移動通知を送るという前記
方法においては、移動通知がその他空間に到達するまで
には所定の時間が必要とされる。
【0023】このため、この移動通知の通信時間中に発
生したメッセージは、オブジェクトが移動前に存在した
空間(即ち移動元の空間)に送られることになる。
【0024】図16に示す例では、空間Bから空間Aに
移動通知が送信されている間に、空間A側からmA1、
mA2、mA3というメッセージが移動元の空間Bに送ら
れている。
【0025】これらのメッセージmA1、mA2、mA3
は、オブジェクトの移動先に直接転送される場合と(図
17参照)、一旦送信元(即ち空間A)に送り返されて
から、新しい空間(即ち空間C)に再送信される場合が
ある(図18参照)。
【0026】このような転送が行われている間に、あら
たなメッセージが発生してオブジェクトに送信される可
能性があり、それらのメッセージの到着と、転送された
メッセージの到着はどちらが先になるかわからないとい
う問題がある。
【0027】このため、空間を移動したオブジェクトに
おいて、メッセージの到着順序が保証されないという問
題が生じることになる。
【0028】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、空間を移動したオブジェクトに対し
てもメッセージの到着順序を保証するメッセージ到着順
序制御方式を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のメッセージ到着順序制御方式は、複数個の
空間から構成され分散型オブジェクト指向言語実行シス
テムにおけるメッセージ到着順序制御方式において、オ
ブジェクトが一の空間(「移動元空間」という)から別
の空間(「移動先空間」という)に移動する際に、前記
複数個の空間を、移動元空間と、移動先空間と、その他
空間に分類し、前記移動元空間は、移動通知メッセージ
を前記その他空間に送信すると共に、前記オブジェクト
宛のメッセージを送信元の空間に返送し、前記その他空
間は、前記移動通知メッセージを受信した後に発生する
前記オブジェクト宛のメッセージを順次キューイングす
ると共に、エンドマーカーを移動したオブジェクト宛メ
ッセージ系列の最後として前記移動元空間に送り、前記
移動元空間から返送される前記オブジェクト宛のメッセ
ージを前記移動先空間に送出し、且つ前記移動元空間か
ら返送された前記エンドマーカーを受信した際に、前記
キューイングされたメッセージを前記移動先空間に順次
送出してキューイングを終了し、前記移動先空間は、前
記オブジェクトが移動してきた際に、エンドマーカーを
移動したオブジェクト宛メッセージ系列の最後として
記移動元空間に送り、新たに発生する前記移動元空間の
前記オブジェクト宛のメッセージを順次キューイング
し、前記移動元空間から返送される前記オブジェクト宛
のメッセージを前記オブジェクトに送信し、前記移動元
空間から返送された前記エンドマーカーを受信した際
に、前記キューイングされたメッセージを前記オブジェ
クトに順次送信してキューイングを終了する、ことを特
徴とする。
【0030】また、本発明のメッセージ到着順序制御方
式は、前記移動元空間が、前記その他空間に前記移動通
知メッセージを送信してから前記移動通知メッセージが
前記その他空間に到着するまでの時間区間において前記
その他空間にて前記オブジェクト宛に発生したメッセー
ジが、その発生時系列に従いすべて前記移動元空間に送
信された後に前記その他空間に返送されることを特徴と
するものである。
【0031】そして、本発明のメッセージ到着順序制御
方式においては、前記オブジェクトが、前記移動元空間
を離れた時から前記移動先空間に到着するまでの時間区
間において前記移動先空間にて前記オブジェクト宛に発
生したメッセージが、その発生時系列に従いすべて前記
移動元空間に送信された後に前記移動先空間に返送され
ることを特徴とするものである。
【0032】
【作用】本発明によれば、その他空間及び移動先空間で
は、転送すべきメッセージ系列の最後にエンドマーカー
を付加することにより、移動通知メッセージの到着前に
転送されたメッセージの終了を検知することが可能とな
る。そして、エンドマーカー送信後に新たに発生したメ
ッセージ送信をその発生時系列に従いキューイングして
待機させ、移動元空間から送り返されたメッセージ系列
の転送操作を先に実行し、移動元空間から返送されたエ
ンドマーカーを受信した時点で、キューイングされてい
た新しいメッセージの送信を再開することにより、メッ
セージの到着順序を保証することができる。
【0033】また、本発明によれば、移動操作中に発生
したメッセージは、その後に発生したメッセージよりも
先に、確実に移動先空間に送信される。
【0034】さらに、本発明によれば、移動元空間から
送り返されたエンドマーカーを受信することによって、
再送作業の終了を検知し、キューイングされていたメッ
セージをすべて送り、通常の処理状態に復帰し、このた
め、メッセージの順序は確実に保存される。
【0035】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0036】図1は、本発明の一実施例における処理フ
ローを説明するフローチャートである。
【0037】図1に示すように、一の空間から別の空間
へオブジェクトの移動が発生した際に、まず、空間を
「移動元空間」、「移動先空間」、移動元空間でも移動
先空間でもない「その他空間」に分類する(ステップ1
01)。
【0038】移動元空間では、オブジェクトの移動に際
して、移動通知メッセージをその他空間に送り(ステッ
プ102)、移動したオブジェクト宛に送られてくるメッ
セージを送信元空間に送り返す(ステップ103)。
【0039】その他空間では、移動通知メッセージを受
信する(ステップ104)と、エンドマーカーを移動した
オブジェクト宛メッセージ系列の最後として移動元空間
に送信する(ステップ105)。
【0040】次に、新たに発生する移動したオブジェク
ト宛のメッセージのキューイングを開始する(ステップ
106)。
【0041】そして、移動元空間から送り返されてきた
メッセージは、移動先空間に送り直す(ステップ10
7)。
【0042】移動元空間からエンドマーカーが送り返さ
れてきたら、キューイングされていたメッセージを移動
先空間に送り、キューイングを終了する(ステップ10
8)。
【0043】移動先空間では、移動してきたオブジェク
トを受け入れた(ステップ109)後、エンドマーカーを
移動したオブジェクト宛メッセージ系列の最後として
動元空間に送信する(ステップ110)。
【0044】次に、新たに発生する移動したオブジェク
ト宛のメッセージのキューイングを開始する(ステップ
111)。
【0045】移動元空間から送り返されてきたメッセー
ジは、移動したオブジェクトに送る(ステップ112)。
【0046】移動元空間からエンドマーカーが送り返さ
れてきたら、キューイングしてあったメッセージを移動
してきたオブジェクトに送り、キューイングを終了する
(ステップ113)。
【0047】図2〜図7を参照して、本発明の一実施例
の具体的な動作を説明する。
【0048】図2を参照して、空間A、B、C、Dがあ
り、空間Bの中にオブジェクトoがあるものとする。以
下では、オブジェクトoが空間Bから空間Cに移動する
場合を例にして説明する。
【0049】この場合、移動元空間は空間B、移動先空
間は空間C、その他空間は空間Aと空間Dになる。
【0050】空間Aと空間Dは共にその他空間であるた
め、まったく同じ動作を行なう。したがって、以下で
は、空間A、B、Cのみの説明を行い、空間Dの説明は
省略する。
【0051】オブジェクトoの移動に際して、移動元空
間(空間B)は、その他空間(空間A)に移動通知を送
る。
【0052】移動通知が空間Aに到着するまで所定の時
間を要するため、その間にオブジェクトo宛のメッセー
ジが空間Aから空間Bに送られている可能性がある。
【0053】図3に示す例では、移動通知が空間Aに到
着する間に、空間Aから空間BにmesA1、mesA2とい
うメッセージがオブジェクトo宛に送られている。
【0054】また、オブジェクトoが移動先空間Cに到
着するまで所定の時間を要するため、その間にオブジェ
クトo宛のメッセージが空間Cから空間Bに送られてい
る可能性がある。
【0055】図3に示す例では、空間Cから空間Bにm
esC1というメッセージが送られている。
【0056】そして、図4に示すように、空間Aは、移
動通知メッセージを受け取ると、エンドマーカーend
オブジェクトo宛のメッセージ系列の最後として空間
Bに送り、空間Aの中で以後新たに生成されるオブジェ
クトo宛のメッセージを、発生時系列に従いキューイン
グする。
【0057】移動先空間である空間Cは、オブジェクト
oを受け取ると、エンドマーカーendをオブジェクト
o宛のメッセージ系列の最後として空間Bに送り、空間
Cの中で新たに発生するオブジェクトo宛のメッセージ
を、発生時系列に従いキューイングする。
【0058】図4に示す例では、空間Aと空間Cにはそ
れぞれ、メッセージmesA3とmesC2が新たに生成さ
れ、これらは空間Aと空間Cのキュー5、5′にそれぞ
れキューイングされている。
【0059】移動元空間である空間Bは、オブジェクト
o宛に送られてくるメッセージを送信元に送り返す。
【0060】図5に示す例では、メッセージmesA1、
mesA2が空間Bから空間Aに送り返され、メッセージ
mesC1が空間Bから空間Cに送り返されている。
【0061】図5を参照して、空間Aは、送り返された
メッセージmesA1を空間Cに送り直す。空間Cは、送
り返されたメッセージmesC1をオブジェクトoに送信
する。
【0062】この操作を繰り返すと、最終的には、図6
に示すように、エンドマーカーendが空間Bから空間
A及び空間Cに送り返されてくる。
【0063】また、図6に示すように、この間に、いく
つかの新たなメッセージが発生し、キューイングされて
いる。空間AではメッセージmesA3に続いて新たに
メッセージmesA4がキューイングされ、空間Cでは
メッセージmesC2に続いて新たにメッセージmes
C3がキューイングされている。
【0064】そして、図7に示すように、エンドマーカ
ーendが送り返された後に、空間Aはキューイングさ
れていたメッセージmesA3、mesA4をこの順序で
空間Cに送り、キューイングを終了する。
【0065】一方、空間Cは、エンドマーカーendが
送り返された後に、キューイングされていたメッセージ
mesC2、mesC3をこの順序でオブジェクトoに送
信し、キューイングを終了する。なお、移動元空間では
エンドマーカーendを受信し、これを送信元に返送し
た後は、該送信元へのメッセージの返送操作は行なわな
い。
【0066】このように、本実施例によれば、その他空
間及び移動先空間では、転送すべきメッセージ系列の最
後にエンドマーカーを付加することにより、移動通知メ
ッセージの到着前に転送されたメッセージの終了を検知
することが可能となる。そして、エンドマーカー送信後
に新たに発生したメッセージ送信をキューイングして待
機させ、移動元空間から送り返されたメッセージ系列の
転送操作を先に実行し、移動元空間から返送されたエン
ドマーカーを受信した時点で、キューイングされていた
新しいメッセージの送信を再開することにより、メッセ
ージの到着順序を保証することができる。
【0067】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は、上記態様にのみ限定されるものでな
く、本発明の原理に準ずる各種実施例を含む。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1)によれば、転送すべきメッセージ系列の最後にエン
ドマーカーを付加することにより、移動通知メッセージ
の到着前に転送されたメッセージの終了を検知すること
が可能とされ、エンドマーカー送信後に新たに発生した
メッセージ送信をキューイングして待機させ、移動元空
間から送り返されたメッセージ系列の転送操作を先に実
行し、移動元空間から返送されたエンドマーカーを受信
した時点で、キューイングされていた新しいメッセージ
の送信を再開することにより、メッセージの到着順序を
保証することができる。
【0069】また、本発明(請求項1)によれば、移動
操作中に発生したメッセージは、以後に発生したメッセ
ージよりも先に、確実に移動先空間に送信される。
【0070】さらに、本発明(請求項1)によれば、移
動元空間から送り返されたエンドマーカーを受信するこ
とによって、再送作業の終了を検知し、キューイングさ
れていたメッセージをすべて送り、通常の処理状態に復
帰し、このため、メッセージの順序は確実に保存され
る。
【0071】そして、本発明(請求項2、3)によれ
ば、移動通知メッセージの通信中、及びオブジェクト移
動中に発生したオブジェクト宛のメッセージは、その発
生順序を維持したまま確実に移動先のオブジェクト宛に
送信されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するフローチャートで
ある。
【図2】本発明の一実施例を説明する図であり、オブジ
ェクトの移動を表わす。
【図3】本発明の一実施例を説明する図であり、移動通
知の送信を表わす。
【図4】本発明の一実施例を説明する図であり、エンド
マーカーの送信を表わす。
【図5】本発明の一実施例を説明する図であり、メッセ
ージの転送を表わす。
【図6】本発明の一実施例を説明する図であり、エンド
マーカーの受信を表わす。
【図7】本発明の一実施例を説明する図であり、キュー
イングされていたメッセージの送信を表わす。
【図8】従来の分散型オブジェクト指向言語実行システ
ムにおける空間と計算機の対応を説明する図である。
【図9】従来のオブジェクト間の通信を説明する図であ
る。
【図10】従来のシステムにおけるメッセージの到着順
序を説明する図である。
【図11】従来のシステムにおけるオブジェクトの移動
を説明する図である。
【図12】従来のシステムにおけるオブジェクトの移動
を説明する図である。
【図13】転送オブジェクトを用いた、従来のメッセー
ジ転送方式を説明する図である。
【図14】移動通知を用いた、従来のメッセージ転送方
式を説明する図である。
【図15】移動通知を用いた、従来のメッセージ転送方
式を説明する図である。
【図16】従来のメッセージ転送方式の問題点を説明す
る図である。
【図17】従来のメッセージ転送方式の問題点を説明す
る図である。
【図18】従来のメッセージ転送方式の問題点を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 空間A 2 空間B 3 空間C 4 空間D 5、5′ キュー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−139170(JP,A) 前川・外2名編「分散オペレーティン グシステム−UNIXの次にくるもの」 (1991年)共立出版,p.94−98 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の空間から構成され分散型オブジェ
    クト指向言語実行システムにおけるメッセージ到着順序
    制御方式において、 オブジェクトが、一の空間(「移動元空間」という)か
    ら別の空間(「移動先空間」という)に移動する際に、
    前記複数個の空間を、移動元空間と、移動先空間と、そ
    の他空間に分類し、 前記移動元空間は、移動通知メッセージを前記その他空
    間に送信すると共に、前記オブジェクト宛のメッセージ
    を送信元の空間に返送し、 前記その他空間は、前記移動通知メッセージを受信した
    後に発生する前記オブジェクト宛のメッセージを順次キ
    ューイングすると共に、エンドマーカーを移動したオブ
    ジェクト宛メッセージ系列の最後として前記移動元空間
    に送り、前記移動元空間から返送される前記オブジェク
    ト宛のメッセージを前記移動先空間に送出し、且つ前記
    移動元空間から返送された前記エンドマーカーを受信し
    た際に、前記キューイングされたメッセージを前記移動
    先空間に順次送出してキューイングを終了し、 前記移動先空間は、前記オブジェクトが移動してきた際
    に、エンドマーカーを移動したオブジェクト宛メッセー
    ジ系列の最後として前記移動元空間に送り、新たに発生
    する前記移動元空間の前記オブジェクト宛のメッセージ
    を順次キューイングし、前記移動元空間から返送される
    前記オブジェクト宛のメッセージを前記オブジェクトに
    送信し、前記移動元空間から返送された前記エンドマー
    カーを受信した際に、前記キューイングされたメッセー
    ジを前記オブジェクトに順次送信してキューイングを終
    了することを特徴とするメッセージ到着順序制御方式。
  2. 【請求項2】前記移動元空間が、前記その他空間に前記
    移動通知メッセージを送信してから前記移動通知メッセ
    ージが前記その他空間に到着するまでの時間区間におい
    て前記その他空間にて前記オブジェクト宛に発生したメ
    ッセージが、その発生時系列に従いすべて前記移動元空
    間に送信された後に前記その他空間に返送されることを
    特徴とする請求項1記載のメッセージ到着順序制御方
    式。
  3. 【請求項3】前記オブジェクトが、前記移動元空間を離
    れた時から前記移動先空間に到着するまでの時間区間に
    おいて前記移動先空間にて前記オブジェクト宛に発生し
    たメッセージが、その発生時系列に従いすべて前記移動
    元空間に送信された後に前記移動先空間に返送されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のメッセージ到着順序制御
    方式。
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前川・外2名編「分散オペレーティングシステム−UNIXの次にくるもの」(1991年)共立出版,p.94−98

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