JP2904014B2 - 減衰力可変ショックアブソーバ - Google Patents

減衰力可変ショックアブソーバ

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JP2904014B2
JP2904014B2 JP14472894A JP14472894A JP2904014B2 JP 2904014 B2 JP2904014 B2 JP 2904014B2 JP 14472894 A JP14472894 A JP 14472894A JP 14472894 A JP14472894 A JP 14472894A JP 2904014 B2 JP2904014 B2 JP 2904014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両等の懸架機
構部に使用される減衰力可変ショックアブソーバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の懸架機構部に用いられているシ
ョックアブソーバは、内部に作動流体が収容されたシリ
ンダと、このシリンダに対して軸線方向に相対移動自在
に挿入されたロッドと、上記シリンダの内部において上
記作動流体の流通部分に設けられたオリフィスとを有し
ている。そして上記ロッドがシリンダに対して軸線方向
に移動する際に、作動流体がオリフィスを通ることによ
って生じる流体抵抗等により、ロッドの動きが減衰され
るようにしている。
【0003】ショックアブソーバは車両の走行状況や路
面の状態に応じて減衰力を可変設定できることが望まれ
る。例えばカーブ走行中や進路変更時などには減衰力が
大きいハードモードにして車体姿勢の安定化を図り、直
進走行中は減衰力の小さいソフトモードに切換えて乗り
心地を良くするなどの制御や、高低差の大きい路面段差
を乗り越える際などには減衰力を一段と小さくして極ソ
フトに設定することが望まれる場合がある。
【0004】こうした減衰力の切換えを行うには、シリ
ンダ内の減衰力発生部に各モードに応じた複数種類のオ
リフィスを設けるとともに、これらのオリフィスを切換
えるための弁体を設け、この弁体をソレノイド等のアク
チュエータによって駆動するといった構造が採用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術のような
可変オリフィス機構を備えたショックアブソーバは、減
衰力の設定モードに応じた駆動電流をアクチュエータに
供給することによって弁体を所望位置に移動させたの
ち、アクチュエータへの通電を断つことにより、弁体が
その時の設定モードに保持されるようにしている。すな
わち減衰力を切換えるにはアクチュエータに通電するこ
とが必要であるが、極ソフトの時に何らかの不具合(例
えばコントローラやアクチュエータの電源異常など)が
生じると、極ソフトのまま切換不可能となるため、通常
走行において減衰力を充分に発揮できなくなる。
【0006】従って本発明の目的は、上記のような可変
オリフィス機構を有するものにおいて、異常発生時等に
確実に極ソフトを解除できるような減衰力可変ショック
アブソーバを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を果たすため
に開発された本発明は、内部に作動流体が収容されたシ
リンダと、上記シリンダに対し軸線方向に移動可能に挿
入されたロッドと、上記作動流体の流通を制御する可変
オリフィス機構とを有する減衰力可変ショックアブソー
バにおいて、上記可変オリフィス機構は、オリフィスを
減衰力ハードモードおよびソフトモードに切換可能な第
1の弁体と、上記第1の弁体をハードモードおよびソフ
トモードに切換える第1のアクチュエータと、オリフィ
スを極ソフトモードに設定する位置と極ソフトモードを
解除する位置とに切換可能な第2の弁体と、駆動電流が
与えられている時のみ上記第2の弁体を極ソフトモード
の位置に駆動する第2のアクチュエータと、上記第1お
よび第2のアクチュエータを電気的に制御するマイクロ
プロセッサ等を備えたコントローラと、上記第2のアク
チュエータに設けられかつ上記第2の弁体を極ソフトモ
ード解除方向に常時付勢していて上記第2のアクチュエ
ータに対する駆動電流が断たれた時に上記第2の弁体を
機械的に極ソフトモード解除方向に戻す復帰手段とを具
備している。
【0008】
【作用】第1のアクチュエータによって第1の弁体をハ
ードモードの位置に設定するとオリフィス最小となるこ
とにより、大きな減衰力が発生する。第1のアクチュエ
ータによって第1の弁体をソフトモードの位置に切換え
ると、オリフィス開口量が増加することにより、減衰力
が減少する。
【0009】一方、第2のアクチュエータに通電する
と、第2の弁体が極ソフトの位置に移動することによ
り、オリフィス開口量が最大となって減衰力が極ソフト
モードに設定される。第2のアクチュエータへの通電が
断たれると、第2の弁体はねじりばね等の復帰手段によ
って機械的に極ソフトモード解除方向に復帰する。
【0010】電源異常等が検出された時、コントローラ
によって第2のアクチュエータへの通電を断てば、上記
復帰手段によって極ソフトモードが解除される。また、
断線等によって第2のアクチュエータに通電不能となっ
た時にも、上記復帰手段によって極ソフトモードが解除
される。つまりフェイルセーフが実現される。
【0011】上記3種類の減衰力モードは、第1のアク
チュエータと第2のアクチュエータの組合わせによって
実現され、各アクチュエータはいずれも2位置選択タイ
プのものを使用できるため、極ソフトモードを解除する
復帰手段として、ねじりばね等のような一方向にのみト
ルクを生じる簡単な復帰用ばねを採用できる。
【0012】なお、極ソフト検出手段を備えている場合
には、コントローラから極ソフトモード設定信号が出て
いないにもかかわらず極ソフトのままになっていること
を検出された時は異常と判断し、コントローラによって
アクチュエータへの通電を断つ。こうすることにより、
極ソフトモードが解除される。
【0013】
【実施例】以下に本発明の第1実施例について、図1な
いし図8を参照して説明する。図3は車両用の減衰力可
変ショックアブソーバ10を示している。このショック
アブソーバ10は、ベースシェル11およびシリンダ1
2を有する二重の筒部13と、シリンダ12に対して軸
線方向に移動自在に挿入された中空ロッド14を備えて
いる。筒部13の上端側は外筒15によって覆われてい
る。
【0014】シリンダ12の内部の液室20には、作動
流体としてのオイルが満たされている。シリンダ12と
ベースシェル11との間に、リザーバ室21が設けられ
ている。リザーバ室21はベースバルブ22を介して液
室20に連通し、リザーバ室21の下部に液室20内の
オイルが流入できるようになっている。なお、図示例は
ツイン・チューブ式ショックアブソーバであるが、本発
明は言うまでもなくモノチューブ式ショックアブソーバ
にも適用できる。
【0015】シリンダ12の内部において、ロッド14
の下端側、すなわちオイルが流通する部分に減衰力発生
部25が設けられている。図4等に示すように減衰力発
生部25は、ピストン26に設けられた周知のプレート
弁27,28と、バルブホルダ29に取付けられたバル
ブ30と、中空のロッド14の内部に形成された軸線方
向の貫通孔35に回転自在に収容された第1の弁体36
と、第1の弁体36の外側を囲むようにして同心円状に
設けられた回転式の第2の弁体37とを備えている。第
2の弁体37はロッド14の軸まわりに回転自在であ
る。ロッド14の側面壁には径方向に貫通するオリフィ
ス孔38が設けられている。
【0016】第1の弁体36は下端が開口した円筒状を
なしており、その上方に延びる第1の操作軸41に連結
されている。第2の弁体37も円筒状をなしており、そ
の上方に延びる第2の操作軸42に連なっている。これ
ら2種類の操作軸41,42は、互いに軸回りに独立し
て相対回転できる。
【0017】第1の弁体36の側面壁に内側オリフィス
孔45が設けられている。この内側オリフィス孔45
は、第1の弁体36がハードモードの位置にある時(図
4)にはロッド14のオリフィス孔38と対向しない
が、第1の弁体36がソフトモードの位置まで回転した
時(図5)に、内側オリフィス孔45がロッド14のオ
リフィス孔38と対向するようになっている。
【0018】第2の弁体37の側面壁には、ソフト用オ
リフィス孔47と、極ソフト用オリフィス孔48が設け
られている。ソフト用オリフィス孔47は、第2の弁体
37がソフトモードの位置にある時(図5)にロッド1
4のオリフィス孔38と連通し、第2の弁体37が極ソ
フトモードの位置まで回転した時(図6)に、極ソフト
用オリフィス孔48がロッド14のオリフィス孔38と
連通するようになっている。
【0019】第1の操作軸41は、図2に示す第1のア
クチュエータ50の出力軸51によって回転駆動され
る。第1のアクチュエータ50の可動鉄心52は、第1
の弁体36をハードモードにする時に図2中に実線で示
す位置まで回転し、第1の弁体36をソフトモードにす
る時に2点鎖線で示す位置まで回転するようになってい
る。出力軸51の回動範囲は、例えば60°である。
【0020】図7に示すように第1のアクチュエータ5
0は、ハード用電磁コイル55とソフト用電磁コイル5
6を有し、ハード用電磁コイル55に通電した時に第1
の弁体36を前述のハードモードの位置まで回転させ、
ソフト用電磁コイル56に通電した時に第1の弁体36
をソフトモードの位置まで回転させるようになってい
る。第1のアクチュエータ50に対する通電はワイヤハ
ーネス57を通じて行われる。
【0021】第2の操作軸42は、図1に示す第2のア
クチュエータ60の出力軸61によって回転駆動され
る。第2のアクチュエータ60の可動鉄心62は、第2
の弁体37がソフトモードの時には図1に実線で示す位
置にあり、第2の弁体37が極ソフトモードの時に図1
に2点鎖線で示す位置まで回転するようになっている。
このアクチュエータ60は、電磁コイル65(図7参
照)に通電した時に、第2の弁体37を極ソフト位置ま
で回転させる。可動鉄心62の回動範囲はストッパ6
6,67によって例えば60°に規制されている。この
アクチュエータ60に対する通電はワイヤハーネス68
を通じて行われる。
【0022】第2のアクチュエータ60に、復帰手段の
一例として、ねじりばね71が内蔵されている。この復
帰用ばね71は、第2のアクチュエータ60のボディと
可動鉄心62との間に初期ねじりを与えた状態で設けら
れており、出力軸61を前述のソフトモードの方向(極
ソフト解除方向)に常時付勢している。従ってこのアク
チュエータ60に対する通電を断った時に、ばね71の
弾力によって第2の弁体37が自動的にソフトモードの
位置に復帰する。
【0023】第2のアクチュエータ60に、極ソフト検
出手段の一例としての極ソフト検出スイッチ73が設け
られている。このスイッチ73は、アクチュエータ60
の可動鉄心62が極ソフトモードの位置まで回動した時
に閉路するものであり、周知のマイクロスイッチを使用
できるが、磁気センサを用いた近接スイッチや光学的セ
ンサを用いてもよい。
【0024】図7に示すようにコントローラ75は、電
源回路76と、制御回路77と、リレー駆動回路78
と、第1アクチュエータ駆動回路79と、第2アクチュ
エータ駆動回路80と、極ソフト検出回路81などを含
んでいる。電源回路76には、スタータキースイッチ8
2を介して車載バッテリ83の所定電圧が印加される。
上記コントローラ75を始めとして、弁体36,37や
操作軸41,42およびアクチュエータ50,60など
は、可変オリフィス機構85を構成している。
【0025】コントローラ75に含まれているリレー駆
動回路78は、リレー86に断線あるいはショートが発
生した時に、制御回路77を介して報知器87を作動さ
せるようになっている。報知器87は警告灯でもよいし
警報ブザーであってもよい。第1アクチュエータ駆動回
路79は、第1のアクチュエータ50に断線あるいはシ
ョートが発生した時に、制御回路77を介して報知器8
7を作動させるようになっている。
【0026】第2アクチュエータ駆動回路80は、第2
のアクチュエータ60に断線あるいはショートが発生し
た時に、報知器87を作動させるとともに、ショート発
生時には制御回路77を介してリレー86の電源を遮断
するように構成されている。極ソフト検出回路81は、
極ソフト検出スイッチ73に接続されている。
【0027】次に上記構成の減衰力可変ショックアブソ
ーバ10の作用について説明する。このショックアブソ
ーバ10は、シリンダ12に対してロッド14が軸線方
向に相対移動する際に、可変オリフィス機構85におけ
る減衰力設定モード(ハード,ソフト,極ソフト)に応
じた大きさの減衰力が得られる。減衰力の設定は、車両
の走行状況や路面状態に応じて、図示しないセンサ類か
らの出力に基いて自動的に設定してもよいし、あるいは
手動スイッチによって切換操作を行うようにしてもよ
い。
【0028】図8に示されるように、減衰力がハードモ
ードに設定された場合には、第1の弁体36が前述のハ
ードモードの位置となるように第1のアクチュエータ5
0のハード用電磁コイル55に通電がなされる。第2の
アクチュエータ60に対する電源はオフのままである。
この場合、図4に示すように、ロッド14のオリフィス
孔38が第1の弁体36によって閉塞され、オイルの流
れが抑制されるため、大きな減衰力が発生する。
【0029】減衰力がソフトモードに設定された場合に
は、第1の弁体36がソフトモードの位置となるように
第1のアクチュエータ50のソフト用電磁コイル56に
通電がなされる。第2のアクチュエータ60に対する電
源はオフのままである。この場合、図5に示すように、
ロッド14のオリフィス孔38と第2の弁体37のソフ
ト用オリフィス孔47が連通状態となり、第1の弁体3
6の内側にオイルが流れるようになるため、ハードモー
ドに比べて減衰力が小さくなる。
【0030】減衰力が極ソフトモードに設定された場合
には、第1のアクチュエータ50が前述のソフトモード
となり、しかも第2のアクチュエータ60の電源がオン
状態に切換わることにより、第2の弁体37が極ソフト
モードの位置まで回動する。このため、図6に示される
ように、ロッド14のオリフィス孔38が、第1の弁体
36の内側オリフィス孔45と第2の弁体37の極ソフ
ト用オリフィス孔48とに連通し、オリフィス開口量が
更に大きくなることにより、減衰力が一段と小さくな
る。
【0031】従って極ソフトモードは、大きな段差を乗
り上げる時のようにシリンダ12とロッド14が一時的
に大きなストロークで相対移動する時の衝撃を緩和する
手段として有効である。極ソフトモードは、コントロー
ラ75に内蔵されたタイマによるカウント機能によって
短時間だけ実行され、所定時間経過後に第2のアクチュ
エータ60に対する通電が断たれて自動的にソフトモー
ドに復帰する。
【0032】上述のようにコントローラ75から極ソフ
ト設定信号が出ることによって第2のアクチュエータ6
0が極ソフトモードの位置まで駆動されると、極ソフト
検出スイッチ73がオンになる。ここで、コントローラ
75から極ソフト設定信号が出ていないにもかかわらず
極ソフト検出スイッチ73がオンになっている時は、ア
クチュエータ60に固着等の異常が発生したと判断し、
制御回路77はリレー86をオフにする信号を出力する
とともに報知器87を作動させることにより、異常の発
生を乗員に知らせる。リレー86をオフにすることによ
り、第1のアクチュエータ50と第2のアクチュエータ
60への通電が断たれるため、第2の弁体37は復帰用
ばね71によってソフトモードの位置に戻る。
【0033】アクチュエータ50,60に断線が生じた
時、アクチュエータ駆動回路79,80によって断線が
検出されることにより、報知器87を作動させる。この
時、第2のアクチュエータ60に断線が生じていれば、
復帰用ばね71によって第2の弁体37が自動的に極ソ
フトモードからソフトモードの位置に戻される。従っ
て、この時に第1の弁体36がソフトモードの位置にあ
れば減衰力はソフトに設定され、第1の弁体36がハー
ドモードの位置にあれば減衰力はハードに設定される。
【0034】次に、図9ないし図12を参照して本発明
の第2実施例について説明する。なお、第1実施例と共
通の箇所には共通符号を付して説明は省略する。図9に
示された減衰力可変ショックアブソーバ90の可変オリ
フィス機構85は、図10〜図12に拡大して示すよう
に、回転式の第1の弁体39と、上下動式の第2の弁体
91を備えている。第2の弁体91は、中空のロッド1
4の内側に、軸線方向(上下方向)に移動自在に収容さ
れている。第1の弁体39は、第2の弁体91を囲むよ
うにして第2の弁体91の外側に同心円状に設けられて
いる。
【0035】第2の弁体91の側面壁に内側オリフィス
孔45が設けられている。この内側オリフィス孔45
は、第1の弁体39がハードモードの位置にある時(図
10)にはロッド14のオリフィス孔38と対向しない
が、第1の弁体39がソフトモードの位置まで回転した
時(図11)に、内側オリフィス孔45の一方がロッド
14のオリフィス孔38の一方と対向するようになって
いる。
【0036】第1の弁体39の側面壁には、ハード用オ
リフィス孔93と、ソフト用オリフィス孔94が設けら
れている。ソフト用オリフィス孔94は、第1の弁体3
9がソフトモードの位置にある時(図11)にロッド1
4のオリフィス孔38と連通し、第2の弁体91が極ソ
フトモードの位置まで上昇した時(図12)に、内側オ
リフィス孔45とロッド14のオリフィス孔38とに連
通するようになっている。
【0037】第2の弁体91は、上方に延びる第2の操
作軸92に連結されている。この第2の操作軸92は、
直線運動式の第2のアクチュエータ95(図9)によっ
て、極ソフトモードの位置まで上昇させることができ
る。この第2のアクチュエータ95に極ソフト検出スイ
ッチ73が設けられている。
【0038】第2のアクチュエータ95に内蔵されたば
ね96は、第2の操作軸92を降下させる方向(ソフト
モードの方向)に付勢している。従って第2のアクチュ
エータ95に駆動電流を流した時に第2の弁体91が極
ソフトモードの位置まで上昇し、駆動電流を断った時に
第2の弁体91がばね96の弾力によってソフトモード
の位置まで降下する。
【0039】第1の弁体39を駆動するための第1の操
作軸43は、第1実施例で述べた第2のアクチュエータ
60(図1)の出力軸61と同様の動作をなす第1のア
クチュエータ69によって、前述のソフトモードの位置
とハードモードの位置とにわたって回転駆動される。こ
れらのアクチュエータ69,95は、第1実施例と同様
のコントローラ75(図7参照)によって制御される。
【0040】図10は減衰力がハードモードに設定され
た場合を示している。この場合、ロッド14のオリフィ
ス孔38が第1の弁体39と第2の弁体91によって閉
塞され、オイルの流れが抑制されるため、大きな減衰力
が発生する。
【0041】図11に示すように減衰力がソフトモード
に設定された場合、第1の弁体39が回転することによ
って、ロッド14のオリフィス孔38が第1の弁体39
のソフト用オリフィス孔94の一方と第2の弁体91の
内側オリフィス孔45の一方と連通するため、ハードモ
ードに比べて減衰力が小さくなる。
【0042】図12に示すように減衰力が極ソフトモー
ドに設定された場合、第1のアクチュエータ69に駆動
電流が供給されることによって第1の弁体39がソフト
モードの位置まで回動するとともに、第2の弁体91が
第2のアクチュエータ95に駆動電流が供給されること
によって極ソフトモードの位置まで上昇する。
【0043】このため、ロッド14のオリフィス孔38
に対して第2の弁体91の内側オリフィス孔45と第1
の弁体39のソフト用オリフィス孔94が連通状態とな
り、オリフィス開口量が更に拡大することにより、減衰
力が更に小さくなる。そして第1実施例と同様に極ソフ
トモードが所定時間保持された後に、第2の弁体91が
ソフトモードの位置(図11)に自動的に復帰する。ま
た、ショートや断線などの電源異常発生時には報知器8
7を作動させるとともに、リレー86をオフにすること
により、アクチュエータ69,95への通電を断つよう
にしている。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、電源異常等の電気的な
トラブルに対して確実に極ソフトモードを解除すること
ができ、復帰手段の構成が簡単であり、作動の信頼性も
高い。このショックアブソーバにおいて、アクチュエー
タに生じた異常を検知して自動的に極ソフトモードを解
除できるように構成すれば信頼性が更に向上する。
【0045】なお復帰手段としてばねを使用すれば作動
が確実であり構造も簡単である。また一定時間経過後に
極ソフトモードが自動的に解除されるように構成すれ
ば、例えば手動スイッチなどによって極ソフトモードが
設定された場合に、極ソフトモードを解除し忘れること
がなくなり、通常走行時に所定の減衰力を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のショックアブソーバに用い
るソフト・極ソフト切換用アクチュエータの底面図。
【図2】本発明の一実施例のショックアブソーバに用い
るハード・ソフト切換用アクチュエータの底面図。
【図3】本発明の一実施例を示すショックアブソーバの
縦断面図。
【図4】図3に示されたショックアブソーバがハードモ
ードにある時の断面図。
【図5】図3に示されたショックアブソーバがソフトモ
ードにある時の断面図。
【図6】図3に示されたショックアブソーバが極ソフト
モードにある時の断面図。
【図7】図3に示されたショックアブソーバのコントロ
ーラ等を示す回路図。
【図8】図3に示されたショックアブソーバの動作を示
すフローチャート。
【図9】本発明の他の実施例を示すショックアブソーバ
の縦断面図。
【図10】図9に示されたショックアブソーバがハード
モードにある時の断面図。
【図11】図9に示されたショックアブソーバがソフト
モードにある時の断面図。
【図12】図9に示されたショックアブソーバが極ソフ
トモードにある時の断面図。
【符号の説明】
10…ショックアブソーバ 12…シリンダ 14…ロッド 20…液室 25…減衰力発生部 36…第1の弁
体 37…第2の弁体 39…第1の弁
体 41…第1の操作軸 42…第2の操
作軸 43…第1の操作軸 50…第1のア
クチュエータ 51…出力軸 60…第2のア
クチュエータ 61…出力軸 69…第1のア
クチュエータ 71…ばね(復帰手段) 73…極ソフト
検出スイッチ 75…コントローラ 85…可変オリ
フィス機構 90…ショックアブソーバ 91…第2の弁
体 95…第2のアクチュエータ 96…ばね(復
帰手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 9/00 - 9/54 B60G 1/00 - 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に作動流体が収容されたシリンダと、
    上記シリンダに対し軸線方向に移動可能に挿入されたロ
    ッドと、上記作動流体の流通を制御する可変オリフィス
    機構とを有する減衰力可変ショックアブソーバにおい
    て、 上記可変オリフィス機構は、 オリフィスを減衰力ハードモードおよびソフトモードに
    切換可能な第1の弁体と、 上記第1の弁体をハードモードおよびソフトモードに切
    換える第1のアクチュエータと、 オリフィスを極ソフトモードに設定する位置と極ソフト
    モードを解除する位置とに切換可能な第2の弁体と、 駆動電流が与えられている時のみ上記第2の弁体を極ソ
    フトモードの位置に駆動する第2のアクチュエータと、 上記第1および第2のアクチュエータを制御するコント
    ローラと、 上記第2のアクチュエータに設けられかつ上記第2の弁
    体を極ソフトモード解除方向に常時付勢していて上記第
    2のアクチュエータに対する駆動電流が断たれた時に上
    記第2の弁体を機械的に極ソフトモード解除方向に戻す
    復帰手段と、 を具備したことを特徴とする減衰力可変ショックアブソ
    ーバ。
  2. 【請求項2】内部に作動流体が収容されたシリンダと、
    上記シリンダに対し軸線方向に移動可能に挿入された中
    空のロッドと、上記作動流体の流通を制御する可変オリ
    フィス機構とを有する減衰力可変ショックアブソーバに
    おいて、 上記可変オリフィス機構は、 上記中空ロッドの内部に回転自在に収容されかつ減衰力
    をハードモードおよびソフトモードに切換可能な第1の
    弁体と、 上記中空ロッドの内部を通る第1の操作軸を介して上記
    第1の弁体に連結されかつ上記第1の弁体をハードモー
    ドおよびソフトモードに切換える回転式の第1のアクチ
    ュエータと、 上記中空ロッドの内部にて上記第1の弁体を囲むように
    して第1の弁体の外側に相対回転自在に設けられかつオ
    リフィスを極ソフトモードに設定する位置と極ソフトモ
    ードを解除する位置とに切換可能な第2の弁体と、 上記中空ロッドの内部を通る第2の操作軸を介して上記
    第2の弁体に連結されかつ駆動電流が与えられている時
    のみ上記第2の弁体を極ソフトモードの位置に駆動する
    回転式の第2のアクチュエータと、 上記第1および第2のアクチュエータを制御するコント
    ローラと、 上記第2のアクチュエータに設けられかつ上記第2の弁
    体を極ソフトモード解除方向に常時付勢していて上記第
    2のアクチュエータに対する駆動電流が断たれた時に上
    記第2の弁体を機械的に極ソフトモード解除方向に戻す
    復帰手段と、 を具備したことを特徴とする減衰力可変ショックアブソ
    ーバ。
  3. 【請求項3】内部に作動流体が収容されたシリンダと、
    上記シリンダに対し軸線方向に移動可能に挿入された中
    空のロッドと、上記作動流体の流通を制御する可変オリ
    フィス機構とを有する減衰力可変ショックアブソーバに
    おいて、 上記可変オリフィス機構は、 上記中空ロッドの内部に回転自在に設けられかつ減衰力
    をハードモードおよびソフトモードに切換可能な第1の
    弁体と、 上記中空ロッドの内部を通る第1の操作軸を介して上記
    第1の弁体に連結されかつ上記第1の弁体をハードモー
    ドおよびソフトモードに切換える回転式の第1のアクチ
    ュエータと、 上記中空ロッドの内部にて上記第1の弁体の内側に上下
    動自在に設けられかつオリフィスを極ソフトモードに設
    定する位置と極ソフトモードを解除する位置とに切換可
    能な第2の弁体と、 上記中空ロッドの内部を通る第2の操作軸を介して上記
    第2の弁体に連結されかつ駆動電流が与えられている時
    のみ上記第2の弁体を極ソフトモードの位置に駆動する
    直線運動式の第2のアクチュエータと、 上記第1および第2のアクチュエータを制御するコント
    ローラと、 上記第2のアクチュエータに設けられかつ上記第2の弁
    体を極ソフトモード解除方向に常時付勢していて上記第
    2のアクチュエータに対する駆動電流が断たれた時に上
    記第2の弁体を機械的に極ソフトモード解除方向に戻す
    復帰手段と、 を具備したことを特徴とする減衰力可変ショックアブソ
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JP6342136B2 (ja) 2013-10-15 2018-06-13 三菱重工業株式会社 レーダ装置

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