JP2903217B2 - ペースト式鉛蓄電池用極板の製造法 - Google Patents
ペースト式鉛蓄電池用極板の製造法Info
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- JP2903217B2 JP2903217B2 JP63093786A JP9378688A JP2903217B2 JP 2903217 B2 JP2903217 B2 JP 2903217B2 JP 63093786 A JP63093786 A JP 63093786A JP 9378688 A JP9378688 A JP 9378688A JP 2903217 B2 JP2903217 B2 JP 2903217B2
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- Japan
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- electrode plate
- ridge
- manufacturing
- acid battery
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/14—Electrodes for lead-acid accumulators
- H01M4/16—Processes of manufacture
- H01M4/20—Processes of manufacture of pasted electrodes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はペースト式鉛蓄電池用極板の製造法の改良に
関するものである。
関するものである。
従来の技術 ペースト式鉛蓄電池用極板は第６図（イ）に示すよう
な充填機６を用いて、鉛合金より成る極板格子体１の上
面からペースト２を充填し、しかる後、プレス７を通過
させる製造方法が一般的である。
な充填機６を用いて、鉛合金より成る極板格子体１の上
面からペースト２を充填し、しかる後、プレス７を通過
させる製造方法が一般的である。
この充填機はホッパー内で回転する２本のローラー8
a,8bによりペーストを下方の格子体に充填する機構とな
っているが、ローラーの表面には第６図（ロ）に示すよ
うなペーストがスリップしない程度の凹凸が設けられて
いるだけで、充填機の下方への押し込み力は甚だ弱く、
極板格子体の裏面までペーストを十分に押し込むことは
出来ない。また、ホッパー内のペースト量の多少により
充填量の変動が大きく、コントロールが難しいうえ、得
られた極板のペースト量および厚さはバラツキが大きい
等の欠点があった。
a,8bによりペーストを下方の格子体に充填する機構とな
っているが、ローラーの表面には第６図（ロ）に示すよ
うなペーストがスリップしない程度の凹凸が設けられて
いるだけで、充填機の下方への押し込み力は甚だ弱く、
極板格子体の裏面までペーストを十分に押し込むことは
出来ない。また、ホッパー内のペースト量の多少により
充填量の変動が大きく、コントロールが難しいうえ、得
られた極板のペースト量および厚さはバラツキが大きい
等の欠点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は従来のペースト充填機の有する欠点を解消し
たもので、円筒の外周表面に断面が水平面に対して２辺
の角度が異なる三角形状の突条を螺旋状あるいは傾斜し
た円輪状に連続あるいは断続して形成したエキスパンド
ローラーにより活物質ペーストを前記突条の傾斜面に発
生する圧力により極板格子体の裏面まで十分に押し込む
と共に、充填面を突条の稜線で平面状に展延して平滑化
し、厚さを均一化することを特徴とするものである。
たもので、円筒の外周表面に断面が水平面に対して２辺
の角度が異なる三角形状の突条を螺旋状あるいは傾斜し
た円輪状に連続あるいは断続して形成したエキスパンド
ローラーにより活物質ペーストを前記突条の傾斜面に発
生する圧力により極板格子体の裏面まで十分に押し込む
と共に、充填面を突条の稜線で平面状に展延して平滑化
し、厚さを均一化することを特徴とするものである。
実施例 以下、本発明の製造法を実施例により説明する。
第１図において、１は鉛合金よりなる極板格子体、２
は格子体に充填するペースト、３はペースト２を充填し
た極板、４は極板を搬送するためのベルト、５はエキス
パンドローラー、６は充填機である。
は格子体に充填するペースト、３はペースト２を充填し
た極板、４は極板を搬送するためのベルト、５はエキス
パンドローラー、６は充填機である。
このエキスパンドローラー５はゴム，合成樹脂、鉄な
どよりなる円筒の表面に断面が三角形状を有する突条5a
を螺旋状に形成したもので、前記突条の斜面の角度は後
述の基準にしたがって任意に設定すればよい。
どよりなる円筒の表面に断面が三角形状を有する突条5a
を螺旋状に形成したもので、前記突条の斜面の角度は後
述の基準にしたがって任意に設定すればよい。
使用目的にあった面角度に設計したエキスパンドロー
ラー５を、第１図（ロ）に示すように、従来形の充填機
でペーストを充填した格子体上面に接触させ、矢印Xaあ
るいはXbの方向に回転させると、第２図において、ある
面角度θ１またはθ２をもったコテがペーストの上を連
続的に矢印YaまたはYbの方向へ移動するのと同様に突起
5aの稜線が移動し、ペーストを下方に押し込むと共に平
面状に展延する。
ラー５を、第１図（ロ）に示すように、従来形の充填機
でペーストを充填した格子体上面に接触させ、矢印Xaあ
るいはXbの方向に回転させると、第２図において、ある
面角度θ１またはθ２をもったコテがペーストの上を連
続的に矢印YaまたはYbの方向へ移動するのと同様に突起
5aの稜線が移動し、ペーストを下方に押し込むと共に平
面状に展延する。
第３図は本発明製造方法において用いられるエキスパ
ンドローラーの他の実施例を示したもので、同図（イ）
はエキスパンドローラーの突起5aを断続して形成したも
の、同図（ロ）は密接した螺旋状突起5a,5bを左右対象
に設けたもの、同図（ハ）は突起5a〜5bのパターンをロ
ーラー面上で複雑に繰り返すように形成したものであ
る。
ンドローラーの他の実施例を示したもので、同図（イ）
はエキスパンドローラーの突起5aを断続して形成したも
の、同図（ロ）は密接した螺旋状突起5a,5bを左右対象
に設けたもの、同図（ハ）は突起5a〜5bのパターンをロ
ーラー面上で複雑に繰り返すように形成したものであ
る。
尚、前記突条は必ずしも螺旋状である必要はなく、突
条の斜面でペーストを格子体に押し込むと共に、突条の
稜線部分でペーストの表面状態を整えるものであるか
ら、傾斜させた円輪状に形成してもよい。この場合、格
子体のペースト充填面全面が一度は突条の稜線と接する
ように円筒５に対する突条5aの傾斜角度および隣接する
突条とのピッチ（間隔）を適度に設定することが必要で
ある。
条の斜面でペーストを格子体に押し込むと共に、突条の
稜線部分でペーストの表面状態を整えるものであるか
ら、傾斜させた円輪状に形成してもよい。この場合、格
子体のペースト充填面全面が一度は突条の稜線と接する
ように円筒５に対する突条5aの傾斜角度および隣接する
突条とのピッチ（間隔）を適度に設定することが必要で
ある。
第４図（イ）（ロ）は突条の傾斜面角度θと押込力FV
および拡張力FHとの関係を示したものである。
および拡張力FHとの関係を示したものである。
第４図に示す如く、突条の面角度θが変化すると、押
込力FV,拡張力FHとも変化する。即ち、θ＞45°のとき
にはFH＞FV、θ＜45°のときにはFH＜FV、θ＝45°のと
きにはFH＝FVなる関係があり、ペーストをより広く広げ
たいときはθを大きく、また押込力をより強くしたいと
きにはθを小さく設計すれば良いことが分かる。即ち、
本発明ではそれぞれの目的に応じたローラを自在に作る
ことができる。
込力FV,拡張力FHとも変化する。即ち、θ＞45°のとき
にはFH＞FV、θ＜45°のときにはFH＜FV、θ＝45°のと
きにはFH＝FVなる関係があり、ペーストをより広く広げ
たいときはθを大きく、また押込力をより強くしたいと
きにはθを小さく設計すれば良いことが分かる。即ち、
本発明ではそれぞれの目的に応じたローラを自在に作る
ことができる。
使用目的にあった面角度を設計し、例えば、第２図に
示すような形状の突条を第１図（イ）の様に円筒状の外
周表面に沿って螺旋状に形成させたエキスパンドローラ
ー５を、第１図（ロ）に示すように、従来形の充填機６
でペースト２を充填した極板３上で矢印XaあるいはXbの
方向に回転させると、前述の如く、ある面角度θ１、θ
２をもったコテがペーストの上を連続的に矢印Yaまたは
Ybの方向へ移動するのと同様の作用が起こり、ペースト
を下方に押し込むと共に平面状に展延する。
示すような形状の突条を第１図（イ）の様に円筒状の外
周表面に沿って螺旋状に形成させたエキスパンドローラ
ー５を、第１図（ロ）に示すように、従来形の充填機６
でペースト２を充填した極板３上で矢印XaあるいはXbの
方向に回転させると、前述の如く、ある面角度θ１、θ
２をもったコテがペーストの上を連続的に矢印Yaまたは
Ybの方向へ移動するのと同様の作用が起こり、ペースト
を下方に押し込むと共に平面状に展延する。
本エキスパンドローラーの使用効果を第５図に示す。
従来形充填機によりペーストを充填した極板の断面は同
図（イ）の様に中央部が厚くなり、しかも格子体２の裏
側にはペーストが十分に充填されていない。しかるに上
記エキスパンドローラー５を通過させた極板は同図
（ロ）の様に、極板上面は平坦になって、厚さが均一と
なり、格子裏面にもペーストが十分に押し込まれた状態
で充填されている。
従来形充填機によりペーストを充填した極板の断面は同
図（イ）の様に中央部が厚くなり、しかも格子体２の裏
側にはペーストが十分に充填されていない。しかるに上
記エキスパンドローラー５を通過させた極板は同図
（ロ）の様に、極板上面は平坦になって、厚さが均一と
なり、格子裏面にもペーストが十分に押し込まれた状態
で充填されている。
発明の効果 以上のべた如く、本発明によれば、格子体の裏面まで
ペーストを十分に押し込むと共に、極板上を平滑に仕上
げることができるので、得られた極板のペースト量およ
び厚さは高精度となる。もちろん、本発明による極板を
用いた電池は組立て作業性が良好で、従来品に比べてバ
ラツキが少なく、高品質であることは言うまでもなく、
その工業的価値は非常に大きい。
ペーストを十分に押し込むと共に、極板上を平滑に仕上
げることができるので、得られた極板のペースト量およ
び厚さは高精度となる。もちろん、本発明による極板を
用いた電池は組立て作業性が良好で、従来品に比べてバ
ラツキが少なく、高品質であることは言うまでもなく、
その工業的価値は非常に大きい。
第１図（イ）は本発明製造法で使用するエキスパントロ
ーラーの一例を示す正面図、同図（ロ）は本発明製造法
によるペースト式極板の製造工程を示す図、第２図は本
発明におけるエキスパンドローラーと極板格子体との接
触部の状態を示す要部拡大図、第３図（イ）〜（ハ）は
本発明で使用するエキスパンドローラーの他実施例を示
す正面図、第４図は本発明の作用効果の説明図、第５図
（イ）（ロ）は本発明実施の有無による極板の断面形状
の比較例。第６図は従来のペースト式極板の製造工程を
示す図である。 １……格子体、２……ペースト ３……極板、４……ベルト ５……エキスパンドローラー 5a〜5d……突条 ６……充填機
ーラーの一例を示す正面図、同図（ロ）は本発明製造法
によるペースト式極板の製造工程を示す図、第２図は本
発明におけるエキスパンドローラーと極板格子体との接
触部の状態を示す要部拡大図、第３図（イ）〜（ハ）は
本発明で使用するエキスパンドローラーの他実施例を示
す正面図、第４図は本発明の作用効果の説明図、第５図
（イ）（ロ）は本発明実施の有無による極板の断面形状
の比較例。第６図は従来のペースト式極板の製造工程を
示す図である。 １……格子体、２……ペースト ３……極板、４……ベルト ５……エキスパンドローラー 5a〜5d……突条 ６……充填機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 功 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場 町１番地 日本電池株式会社内 (72)発明者 辻野 尚宏 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場 町１番地 日本電池株式会社内 合議体 審判長 小野 秀幸 審判官 小川 進 審判官 金澤 俊郎 (56)参考文献 実開 昭58−135867（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭37−29744（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】円筒の外周表面に断面が水平面に対して２
辺の角度が異なる三角形状の突条を螺旋状あるいは傾斜
した円輪状に連続あるいは断続して形成したエキスパン
ドローラーを用い、活物質ペーストを前記突条の傾斜面
に発生する圧力により極板格子に押し込むと共に、充填
面を突条の頂点で平滑化することを特徴とするペースト
式鉛蓄電池用極板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63093786A JP2903217B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ペースト式鉛蓄電池用極板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63093786A JP2903217B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ペースト式鉛蓄電池用極板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01265451A JPH01265451A (ja) | 1989-10-23 |
| JP2903217B2 true JP2903217B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=14092096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63093786A Expired - Lifetime JP2903217B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ペースト式鉛蓄電池用極板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2903217B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5024584B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2012-09-12 | 日立化成工業株式会社 | スムーサー装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58135867U (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-12 | 松下電器産業株式会社 | 鉛蓄電池用ペ−スト充填ロ−ラ− |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP63093786A patent/JP2903217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01265451A (ja) | 1989-10-23 |
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