JP2902035B2 - ダンパ方式電気集じん装置の省エネ運転方法 - Google Patents

ダンパ方式電気集じん装置の省エネ運転方法

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JP2902035B2 JP5722290A JP5722290A JP2902035B2 JP 2902035 B2 JP2902035 B2 JP 2902035B2 JP 5722290 A JP5722290 A JP 5722290A JP 5722290 A JP5722290 A JP 5722290A JP 2902035 B2 JP2902035 B2 JP 2902035B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダンパ方式電気集じん装置を間欠荷電により
省エネ運転する場合に、ダンパ連動槌打時の性能低下を
防止し得るようにしたダンパ方式電気集じん装置の省エ
ネ運転方法に関するものである。
[従来の技術] 従来から、電気集じん装置(通常、EPと称している)
の集じん極槌打時におけるダスト再飛散を防止すること
を目的として、集じん室を複数区分に分割し、出口また
は入口の少なくともいずれか一方にダンパを設け、槌打
しようとする集じん室のダンパを閉止して槌打を行なう
ダンパ方式電気集じん装置が用いられている。
第2図は、油焚ボイラ排ガス処理に使用されているこ
の種のダンパ方式電気集じん装置の構成例を示す図であ
る。第2図において、電気集じん装置は、1基の電気集
じん装置ケーシング1内が、内部仕切板2によって第1
室〜第4室までの4区分に分割して仕切られ、入口ダン
パ3および出口ダンパ4は各々4区分に分けられ、それ
ぞれ独立して各区分毎に開閉可能となっている。
一方、ガスの流れ方向は2セクションに分割されてお
り、各室各セクション毎に直流高圧電源装置(通常、PP
と称している)5から荷電されているが、第1セクショ
ンは電動高圧接地開閉器6により、また第2セクション
は各々独立した直流高圧電源装置により、各区分毎に荷
電入、切が可能となっている。
第2図は、第1室を槌打している状態を示し、第1室
の入口、出口ダンパは閉止され、荷電も切離され、図示
しない各区独立した集じん極槌打装置により、無荷電槌
打が行なわれている状態を示している。本電気集じん装
置の槌打運用は、1日1回2時間かけて4区分のダンパ
連動無荷電槌打を行ない、残り22時間はダンパ全開、無
槌打運転を行なっている。
この場合の性能特性は第3図に示すようになってお
り、1/4ダンパ閉による槌打中は、有効な電気集じん装
置容量が3/4に減ること、およびガス流速が速くなる影
響により、ダンパ全開無槌打時に比べて集じん率が低下
している。この第3図に示す特性に対し、本電気集じん
装置の所要効率が80%とすると、槌打時の性能をベース
として、荷電率1/2に設定して運用することができ、連
続荷電時に比べて消費電力は約1/2に低減されており、
それなりの省エネ効果は得られている。なお、荷電率の
定義、および荷電率と消費電力との関係は、第4図およ
び第5図に示す通りとなっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述したようなダンパ方式電気集じん装置
の場合には、第3図に示すように槌打時の性能が低いた
め、槌打時の性能をベースとした荷電率設定が行なわれ
ており、この例では荷電率1/2に設定されている。ま
た、第6図に示すように槌打時の効率に余裕のない場合
には、間欠荷電運用を行なうことはできず、連続荷電運
転が行なわれていた。これら2つの例とも、無槌打時の
性能には大きな余裕が存在していた。
本発明の目的は、無槌打時の性能に余裕がある点を考
慮し、ダンパ連動槌打時の性能低下を防止し、より大き
な省エネ効果を実現することが可能なダンパ方式電気集
じん装置の省エネ運転方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明では、集じん室を
ガス流れ方向に沿っておよびガス流れ方向に垂直にそれ
ぞれ複数区分に分割し、出口または入口の少なくともい
ずれか一方にダンパを設け、槌打しようとする集じん室
のダンパを閉止して槌打を行なうダンパ方式電気集じん
装置の省エネ運転方法において、間欠荷電運転を行なう
場合に、槌打時ダンパ連動槌打セクション以外の荷電率
を、無槌打時の荷電率よりも高く設定するようにしてい
る。
[作用] 従って、本発明によるダンパ方式電気集じん装置の省
エネ運転方法においては、無槌打時と槌打時の荷電率を
任意に設定変更することにより、より大きな省エネ効果
を実現することができる。
[実施例] まず、本発明の考え方について述べる。
通常、直流高圧電源装置と荷電率設定器は直流高圧電
源装置制御盤内に設置されており、例えば荷電率1/1,2/
3,1/2,1/3,1/4,1/5,1/10…というように、段階的に変化
させることが可能であるが、従来ではこの荷電率設定器
と槌打操作回路には特に関連を持たせておらず、第6図
に示すようなケースでは、予め荷電率1/2に設定して運
転を行なっている。
これに対して本発明では、荷電率設定器に槌打中の信
号を与え、無槌打時と槌打時の荷電率を任意に設定変更
しようとするものである。すなわち、第3図の例で説明
すると、従来は荷電率1/2に設定して運用していたた
め、無槌打時はc点、槌打時はd点で運転していたが、
本発明の方法を適用することにより、無槌打時はe点、
すなわち荷電率1/3まで下げて運転することができる。
また、第6図に示す例では、従来は連続荷電(荷電率1/
1)で運用し、無槌打時はa点、槌打時はb点で運転し
ていたものを、本発明の方法を適用することにより、無
槌打時はc点、すなわち荷電率1/3で運転することがで
きる。
以下、上記のような考え方に基づく本発明の一実施例
について、図面を参照して説明する。
第1図は、本発明によるダンパ方式電気集じん装置の
省エネ運転方法を実現するためのハードウェア構成例を
示す図である。なおここでは、具体的な実施例として、
第2図に示すダンパ方式電気集じん装置において第3図
に示すような性能特性が確認された場合の具体的な運転
方法について述べる。
第1図において、11は荷電率変更制御装置、12は制御
電源変圧器、13は制御電源開閉器、14は主電源、15は主
開閉器、16は電力調整素子、17は高圧変圧電源装置、18
は位相制御回路、19は電気集じん装置、20は補機制御
盤、21は槌打信号、22は荷電率指令信号をそれぞれ示す
ものである。
本実施例によるダンパ方式電気集じん装置の省エネ運
転は、次のようにして行なう。
まず、第2図における入口ダンパ3,出口ダンパ4が全
開で無槌打状態では、全ての直流高圧電源装置5は荷電
率1/3で運転を行なう。次に、第1室の無荷電槌打を行
なう場合には、直流高圧電源装置5を一旦全て荷電率1/
2に変更し、その後入口ダンパ3,出口ダンパ4のうち、
第1室用の部分をゆっくり閉止する。そして、第1室の
入口ダンパ3,出口ダンパ4が完全に閉止されたら、次に
第1室第1セクションの荷電を電動高圧接地開閉器6に
より切離すと共に、第2セクションの当該直流高圧電源
装置5をスイッチ7により切離すことにより、第1室は
全て無荷電でかつガス流のない状態となるため、第1室
の槌打装置を作動させてダストを払い落す。この間、他
のガス流のある第2〜4点は荷電率1/2で運転されてい
るため、必要な性能は維持されている。
次に、このようにして第1室の槌打が完了したら、前
述した場合と逆に第1室の荷電入、ダンパ開となり、第
1室のダンパ連動無荷電槌打が完了するため、次に第2
室,第3室,第4室と進み、全室の槌打が完了すると、
再び全ての直流高圧電源装置5とも荷電率1/3に戻すこ
とになる。これらの操作は、第1図に示すようなハード
ウェアにより自動的に操作することができる。
上述したように本実施例では、集じん室をガス流れ方
向に沿っておよびガス流れ方向に垂直にそれぞれ複数区
分に分割し、入口および出口にダンパ3,4を設け、槌打
しようとする集じん室のダンパを閉止して槌打を行なう
ダンパ方式電気集じん装置の省エネ運転方法において、
省エネを目的として間欠荷電運転を行なう場合に、槌打
時ダンパ連動槌打セクション以外の荷電率を、無槌打時
の荷電率よりも高く設定するようにしたものである。
従って、無槌打時と槌打時の荷電率を任意に設定変更
できることにより、ダンパ連動槌打時の性能低下を防止
し、より大きな省エネ効果を実現することが可能とな
る。
第3図、第6図に示した例について、1日当りの消費
電力を計算すると、下表のようになる。なお、荷電率と
消費電力とは第5図に示すようにほぼ比例することか
ら、荷電率=連続荷電時の消費電力比として計算した。
なお、ダンパ開で連続荷電を24時間運転した場合の消
費電力を100%とする。
以上の計算結果から、第3図の例では48.96%から33.
69%へ、また第6図の例では91.73%から36.81%へと、
いずれの場合にも大幅な省エネを図ることが可能とな
る。
尚、本発明は前述した例の場合はもとより、ダンパ方
式の区分数の違い、電気集じん装置基数の違いがあって
も、同様に適用することができる。また、間欠荷電を採
用していない場合にも、前述した荷電率を直流高圧電源
装置の設定電流に置き換えることにより、同様の効果を
奏することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ダンパ連動槌打
時の性能低下を防止し、より大きな省エネ効果を実現す
ることが可能なダンパ方式電気集じん装置の省エネ運転
方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるダンパ方式電気集じん装置の省エ
ネ運転方法を実現するためのハードウェア構成例を示す
図、第2図はダンパ方式電気集じん装置の構成例を示す
図、第3図は荷電率と集じん率との関係例を示す図、第
4図は間欠荷電の荷電率の定義を示す図、第5図は荷電
率と消費電力との関係を示す図、第6図は荷電率と集じ
ん率との関係例を示す図である。 1……電気集じん装置ケーシング、2……内部仕切板、
3……入口ダンパ、4……出口ダンパ、5……直流高圧
電源装置、6……電動高圧接地開閉器、11……荷電率変
更制御装置、12……制御電源変圧器、13……制御電源開
閉器、14……主電源、15……主開閉器、16……電力調整
素子、17……高圧変圧電源装置、18……位相制御回路、
19……電気集じん装置、20……補機制御盤、21……槌打
信号、22……荷電率指令信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集じん室をガス流れ方向に沿っておよびガ
    ス流れ方向に垂直にそれぞれ複数区分に分割し、出口ま
    たは入口の少なくともいずれか一方にダンパを設け、槌
    打しようとする集じん室のダンパを閉止して槌打を行な
    うダンパ方式電気集じん装置の省エネ運転方法におい
    て、 間欠荷電運転を行なう場合に、槌打時ダンパ連動槌打セ
    クション以外の荷電率を、無槌打時の荷電率よりも高く
    設定するようにしたことを特徴とするダンパ方式電気集
    じん装置の省エネ運転方法。
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