JP2901770B2 - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents
レーザダイオード駆動回路Info
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- JP2901770B2 JP2901770B2 JP2178391A JP2178391A JP2901770B2 JP 2901770 B2 JP2901770 B2 JP 2901770B2 JP 2178391 A JP2178391 A JP 2178391A JP 2178391 A JP2178391 A JP 2178391A JP 2901770 B2 JP2901770 B2 JP 2901770B2
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- laser diode
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- diode
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気エネルギの入力
によってレーザ光を出力するレーザダイオードの駆動回
路に関する。
によってレーザ光を出力するレーザダイオードの駆動回
路に関する。
【0002】レーザダイオードを光通信の光信号源など
に用いる場合、レーザダイオードからできるだけ大きな
出力振幅の光パルスを得られることが望ましい。
に用いる場合、レーザダイオードからできるだけ大きな
出力振幅の光パルスを得られることが望ましい。
【0003】
【従来の技術】一般に、レーザダイオード駆動回路とし
ては、図5に示されるように、レーザダイオード51と
2段のダイオード52,53とを負荷とした差動増幅回
路が用いられている。54,55及び56は電界効果ト
ランジスタ(FET)である。ここで2段のダイオード
52,53が用いられるのは、レーザダイオード51の
有する負荷と同等の負荷がこれによって得られるからで
ある。
ては、図5に示されるように、レーザダイオード51と
2段のダイオード52,53とを負荷とした差動増幅回
路が用いられている。54,55及び56は電界効果ト
ランジスタ(FET)である。ここで2段のダイオード
52,53が用いられるのは、レーザダイオード51の
有する負荷と同等の負荷がこれによって得られるからで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レーザダイオード51
から出力される光パルスの出力振幅は、図6に示される
ように、ダイオード52,53における降下電圧Vd1 ,
Vd2 と電流Ioとで決まる。しかし、ここで用いられるダ
イオード52,53はレーザダイオード51の特性に合
わせて選択されたものであり、変えるわけにいかない
(と考えられていた)ので、出力波形の振幅を大きくす
るためには電流値Ioを大きくしなければならない。
から出力される光パルスの出力振幅は、図6に示される
ように、ダイオード52,53における降下電圧Vd1 ,
Vd2 と電流Ioとで決まる。しかし、ここで用いられるダ
イオード52,53はレーザダイオード51の特性に合
わせて選択されたものであり、変えるわけにいかない
(と考えられていた)ので、出力波形の振幅を大きくす
るためには電流値Ioを大きくしなければならない。
【0005】しかし現実には、各デバイスの定格電流を
超えるような電流を流すわけにはいかないので、光出力
振幅を大きくすることは非常に困難であった。
超えるような電流を流すわけにはいかないので、光出力
振幅を大きくすることは非常に困難であった。
【0006】この発明は、そのような従来の欠点を解消
し、レーザダイオードからの光出力振幅を容易に大きく
することができるレーザダイオード駆動回路を提供する
ことを目的とする。
し、レーザダイオードからの光出力振幅を容易に大きく
することができるレーザダイオード駆動回路を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のレーザダイオード駆動回路は、実施例を説
明するための図1及び図3に示されるように、レーザダ
イオード1に対して直列に接続された第1の増幅素子1
1と、上記第1の増幅素子11と同特性を有し上記第1
の増幅素子11に対して並列接続された第2の増幅素子
12と、上記レーザダイオード1の有する負荷と同等の
負荷となるように上記第2の増幅素子12に直列に接続
されたダイオード21,22と、上記ダイオード21,
22にさらに直列に接続された付加ダイオード23〜2
7又は付加抵抗器28とを有することを特徴とする。
め、本発明のレーザダイオード駆動回路は、実施例を説
明するための図1及び図3に示されるように、レーザダ
イオード1に対して直列に接続された第1の増幅素子1
1と、上記第1の増幅素子11と同特性を有し上記第1
の増幅素子11に対して並列接続された第2の増幅素子
12と、上記レーザダイオード1の有する負荷と同等の
負荷となるように上記第2の増幅素子12に直列に接続
されたダイオード21,22と、上記ダイオード21,
22にさらに直列に接続された付加ダイオード23〜2
7又は付加抵抗器28とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】レーザダイオード1の出力振幅の大きさは、ダ
イオード21,22による降下電圧分にさらに付加ダイ
オード23〜27又は付加抵抗器28による降下電圧分
が加えられたものとなる。
イオード21,22による降下電圧分にさらに付加ダイ
オード23〜27又は付加抵抗器28による降下電圧分
が加えられたものとなる。
【0009】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例を示してお
り、1は、電気エネルギの入力によって所定波長のレー
ザ光を出力するレーザダイオード(LD)である。
り、1は、電気エネルギの入力によって所定波長のレー
ザ光を出力するレーザダイオード(LD)である。
【0011】駆動回路10には、同特性の第1と第2の
電界効果トランジスタ(以下「FET」という)11,
12が並列に接続されており、各FET11,12のゲ
ートGに対して、外部からパルス信号が入力される。
電界効果トランジスタ(以下「FET」という)11,
12が並列に接続されており、各FET11,12のゲ
ートGに対して、外部からパルス信号が入力される。
【0012】第1と第2のFET11,12は、ソース
Sどうしが接続されていて、そこに第3のFET13の
ドレーンDが接続されている。第3のFET13はゲー
トGとソースSとが短絡されていて、負の電源端子に接
続されている。これによって、第3のFET13のドレ
ーンDとソースS間に定電流Ioが流れる。
Sどうしが接続されていて、そこに第3のFET13の
ドレーンDが接続されている。第3のFET13はゲー
トGとソースSとが短絡されていて、負の電源端子に接
続されている。これによって、第3のFET13のドレ
ーンDとソースS間に定電流Ioが流れる。
【0013】第1のFET11にはレーザダイオード1
が直列に接続されていて、レーザダイオード1のアノー
ドはアースに、カソードは第1のFET11のドレーン
Dに接続されている。
が直列に接続されていて、レーザダイオード1のアノー
ドはアースに、カソードは第1のFET11のドレーン
Dに接続されている。
【0014】第2のFET12には、2個でレーザダイ
オード1の負荷と同程度の負荷となる第1と第2のダイ
オード21,22が直列に接続され、さらに、一つ又は
複数(例えば5個)のダイオード(付加ダイオード)2
3〜27が、アース側から第2のFET12のドレーン
の方向に電流が流れるように直列に接続されている。
オード1の負荷と同程度の負荷となる第1と第2のダイ
オード21,22が直列に接続され、さらに、一つ又は
複数(例えば5個)のダイオード(付加ダイオード)2
3〜27が、アース側から第2のFET12のドレーン
の方向に電流が流れるように直列に接続されている。
【0015】このように構成された第1の実施例におい
て、第1及び第2のFET11,12のゲートにパルス
信号(電圧)が入力されると、それに対応する定電流Io
が流れて、レーザダイオード1が駆動され、レーザ光パ
ルスが出力される。
て、第1及び第2のFET11,12のゲートにパルス
信号(電圧)が入力されると、それに対応する定電流Io
が流れて、レーザダイオード1が駆動され、レーザ光パ
ルスが出力される。
【0016】このとき、レーザダイオード1における降
下電圧は、第2のFET12に直列接続されたすべての
ダイオード21〜27による降下電圧(Vd1+Vd2+…+Vd
7)に等しくなる。したがって、図2に示されるよう
に、電流値Ioを変えることなく、7個のダイオード21
〜27の電圧降下の大きさにみあう大きな出力振幅が、
レーザダイオード1からのレーザ光出力パルスに得られ
る。
下電圧は、第2のFET12に直列接続されたすべての
ダイオード21〜27による降下電圧(Vd1+Vd2+…+Vd
7)に等しくなる。したがって、図2に示されるよう
に、電流値Ioを変えることなく、7個のダイオード21
〜27の電圧降下の大きさにみあう大きな出力振幅が、
レーザダイオード1からのレーザ光出力パルスに得られ
る。
【0017】図3は本発明の第2の実施例を示したもの
であり、上述の第1の実施例の付加ダイオード23〜2
7に代えて、付加抵抗器28を接続したものである。こ
の場合にも、図4に示されるように、電流値Ioを変える
ことなく、2個のダイオード21,22による電圧降下
( Vd1+Vd2 )に付加抵抗器28による電圧降下Vrを加
えた大きさにみあう大きな出力振幅が、レーザダイオー
ド1からのレーザ光出力パルスに得られる。
であり、上述の第1の実施例の付加ダイオード23〜2
7に代えて、付加抵抗器28を接続したものである。こ
の場合にも、図4に示されるように、電流値Ioを変える
ことなく、2個のダイオード21,22による電圧降下
( Vd1+Vd2 )に付加抵抗器28による電圧降下Vrを加
えた大きさにみあう大きな出力振幅が、レーザダイオー
ド1からのレーザ光出力パルスに得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明のレーザダイオード駆動回路によ
れば、電流値を大きくすることなく、レーザダイオード
から出力される光出力パルスの出力振幅を極めて容易に
大きくすることができ、低コストで高レベルのレーザ光
パルスを出力させることができる優れた効果を有する。
れば、電流値を大きくすることなく、レーザダイオード
から出力される光出力パルスの出力振幅を極めて容易に
大きくすることができ、低コストで高レベルのレーザ光
パルスを出力させることができる優れた効果を有する。
【図1】第1の実施例の回路図である。
【図2】第1の実施例の出力波形図である。
【図3】第2の実施例の回路図である。
【図4】第2の実施例の出力波形図である。
【図5】従来例の回路図である。
【図6】従来例の出力波形図である。
1 レーザダイオード 11 FET(第1の増幅素子) 12 FET(第2の増幅素子) 21,22 ダイオード 23〜27 付加ダイオード 28 付加抵抗器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−271518(JP,A) 特開 昭52−144289(JP,A) 特開 昭62−264688(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 H01S 3/096
Claims (1)
- 【請求項1】レーザダイオード(1)に対して直列に接
続された第1の増幅素子(11)と、上記第1の増幅素
子(11)と同特性を有し上記第1の増幅素子(11)
に対して並列接続された第2の増幅素子(12)と、上
記レーザダイオード(1)の有する負荷と同等の負荷と
なるように上記第2の増幅素子(12)に直列に接続さ
れたダイオード(21,22)と、上記ダイオード(2
1,22)にさらに直列に接続された付加ダイオード
(23〜27)又は付加抵抗器(28)とを有すること
を特徴とするレーザダイオード駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2178391A JP2901770B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | レーザダイオード駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2178391A JP2901770B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | レーザダイオード駆動回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04260382A JPH04260382A (ja) | 1992-09-16 |
| JP2901770B2 true JP2901770B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=12064663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2178391A Expired - Fee Related JP2901770B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | レーザダイオード駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2901770B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3708767B2 (ja) | 1999-06-25 | 2005-10-19 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路とこれを含む光ピックアップ光学系ユニット及び光ピックアップ装置 |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP2178391A patent/JP2901770B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04260382A (ja) | 1992-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990309 |
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