JP2901126B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2901126B2
JP2901126B2 JP5250286A JP25028693A JP2901126B2 JP 2901126 B2 JP2901126 B2 JP 2901126B2 JP 5250286 A JP5250286 A JP 5250286A JP 25028693 A JP25028693 A JP 25028693A JP 2901126 B2 JP2901126 B2 JP 2901126B2
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Japan
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case
bus bar
insulating
branch circuit
busbars
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勝弘 久保田
ライト ジェラード
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Yazaki Corp
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚のブスバーによ
り分岐回路が形成された電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は実開平3−113921号公報に
記載の電気接続箱1を示す。この電気接続箱1は、下部
ケース3と、この下部ケース3の上部を閉鎖する上部ケ
ース5と、下部ケース3に設けられて分岐回路を形成す
る複数枚のブスバー7とからなる。
【0003】下部ケース3は、箱体で上面に複数のブス
バー収容溝9が形成されている。これらのブスバー収容
溝9は所定の間隔を開けて略平行に設けられている。こ
れらのブスバー収容溝9内に、複数枚のブスバー7がそ
れぞれ収容される。
【0004】ブスバー7は、長尺板状の基部7a長手方
向中間部に雄端子部11が設けられている。このブスバ
ー7は、基部7aが前記ブスバー収容溝9内に収容され
ることで、下部ケース3に、所定の間隔を開けて支持さ
れ、雄端子部11が上方に向けて突設するようになって
いる。なお、雄端子部11は、分岐回路を形成する数だ
け基部7aに一体に設けられる。この、雄端子部11
は、下部ケース3の上部が上部ケース5により閉鎖され
ると、上部ケース5を貫通して上部に突出する。
【0005】上部ケース5は、本体13の上面側に、コ
ネクタ挿着部15が設けられ、このコネクタ挿着部15
内には、ブスバー7の雄端子部11が突出する複数の端
子挿通孔15aが設けられている。コネクタ挿着部15
には、図示しない電線の端末に接続された複数個の端子
金具を収容したコネクタが装着され、端子金具とブスバ
ー7の雄端子部11とが電気的に接続されるようになっ
ている。また、本体13の内部には、図10に示すよう
に、所定の間隔を空けて複数の絶縁壁17が設けられて
いる。これらの絶縁壁17は、下部ケース5に支持され
たブスバー7間に挿入・配置されて、隣接するブスバー
7同士が接触しないように絶縁している。この場合、絶
縁壁17は、下部ケース3に支持された複数枚のブスバ
ー7が形成する分岐回路によりその形状が設定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、下部ケース
3に形成する分岐回路を変更する場合には、異なる分岐
回路に合わせたブスバーを下部ケース3に支持させた後
に、下部ケース3の上部を上部ケース5により閉鎖す
る。このため、変更した分岐回路に合わせた絶縁壁17
を有する上部ケース5が必要となり、この上部ケース5
を成形するための金型が必要となる。従って、分岐回路
の変更によるコストが高くなる。
【0007】そこで、本発明は、ブスバーによる分岐回
路を変更しても、上部ケースを新たに成形する必要がな
く、分岐回路の変更に対応することが出来る電気接続箱
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、ケースと、このケースの上部を
閉鎖するカバーと、前記ケースに収容されて分岐回路を
形成する長尺状の複数枚のブスバーと、前記複数枚のブ
スバー間に配置されて隣接するブスバーを絶縁する絶縁
手段とを備えた電気接続箱において、前記ケースの底壁
を別体に形成し、前記ブスバーの長手方向の両側部をそ
れぞれ支持するブスバー支持部を前記ケースの対向する
内壁に設け、前記ブスバー支持部に前記絶縁手段を支持
させたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、ケースと、このケ
ースの上部を閉鎖するカバーと、前記ケースに収容され
て分岐回路を形成する長尺状の複数枚のブスバーと、前
記複数枚のブスバー間に配置されて隣接するブスバーを
絶縁する絶縁手段とを備えた電気接続箱において、前記
ケースの底壁を別体に形成し、前記ブスバーの長手方向
の両側部をそれぞれ支持するブスバー支持部を前記ケー
スの対向する内壁に設け、前記絶縁手段をブスバーの表
面に貼着された絶縁シートで形成したことを特徴として
いる。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、ブスバーの長手方向
の両側部をケースの対向する内壁に設けたブスバー支持
部に支持することでブスバーをケースに支持させ、カバ
ーでケースの上部を閉鎖する。また、絶縁手段は隣接す
るブスバー間に設けられてブスバー間を絶縁する。これ
により、電気接続箱に分岐回路が形成される。
【0012】次に他の分岐回路に変更する場合には、変
更した分岐回路に応じたブスバーの長手方向の両側を、
ケースの内壁に設けたブスバー支持部に支持することで
変更した分岐回路が形成される。このとき、ブスバーの
形状変更に伴って、変更した分岐回路に応じた底壁に交
換する。また、ブスバー支持部にブスバー間の絶縁をす
る絶縁板の両側を支持する。次にカバーでケースの上部
を閉鎖する。この場合、カバーに絶縁手段としての絶縁
壁が設けられていないので、分岐回路を変更しても、ケ
ースの上部をカバーで閉鎖することが出来、分岐回路の
変更によりカバーを新たに成形する必要がない。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1の作用
に加えて、ブスバーの表面に絶縁シートを貼着すること
により、隣接するブスバー間が絶縁されると共に、ケー
スに絶縁手段を設けていないので、分岐回路の変更によ
りカバーを新たに成形する必要がない。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る電気接続箱の実施例につ
いて説明する。図1は電気接続箱21を示す分解斜視図
である。同図において、電気接続箱21は箱本体23
と、この箱本体23の上部を閉鎖する下部ケース25
と、下部ケース25の上部を閉鎖する上部ケース27と
からなる。
【0016】箱本体23は、箱体状で、コネクタを挿着
するコネクタ挿着部が設けられている。下部ケース25
は、上側に分岐回路形成部31が設けられている。分岐
回路形成部31は、矩形状の底壁33と、この底壁33
の回りに設けられた側壁35a、35b、35c、35
dとで上方が開口された箱状に形成されている。そし
て、対向する側壁35a、35cには、後述するブスバ
ー37及び絶縁板39の長手方向の両側を支持するブス
バー支持部41、43がそれぞれ形成されている。底壁
33は、図3に示すように、下部ケース25の底部から
突設されたロック爪45によりロックされて固定されて
いる。
【0017】ブスバー支持部41、43は、側壁35
a、35cに、所定の間隔で複数枚の壁部47が形成さ
れて構成されている。これらの壁部47間の間隔は、ブ
スバー37及び絶縁板39の厚さと略等しく設定されて
おり、ブスバー37及び絶縁板39の長手方向の両側が
挿入された状態では、これらのブスバー37及び絶縁板
39にがたつきが生じないようになっている。
【0018】ブスバー37は、長尺状で両側に雄端子部
49、51がそれぞれ突設されている。下側に向けて突
設された雄端子部49は、下部ケース25の底壁33に
設けられた端子挿入孔33aを挿通して、本体23のコ
ネクタ挿着部内に突出する。また、上側に向けて突設さ
れた雄端子部51は、上部ケース27のコネクタ挿着部
53内に突出する。このブスバー37は、下部ケース2
5のブスバー支持部41、43の壁部47間に複数枚支
持されて、分岐回路を形成する。また、これらの複数枚
のブスバー37間には、絶縁板39がそれぞれ配置され
て、隣接するブスバー37間が絶縁されている。絶縁板
39は、長尺板状で、中間部に凸部55が形成されてい
る。この凸部55の高さは、ブスバー間の間隔を設定し
ている。また、凸部55の端面には、突起57が突設さ
れており、ブスバー37に形成された孔59に嵌合され
て、ブスバー37が絶縁板39に固定されている。
【0019】複数枚のブスバー37と絶縁板39とは、
予め重ね合わされた状態で、下部ケース25に装着され
る。図2に示すように、絶縁板39の長手方向の両側に
半円状の切欠61、63を形成して、2本のポール6
5、67間に絶縁板39をセットする。次に、ブスバー
37をポール65、67間に位置させて、絶縁板39の
突起57をブスバー37の孔59に嵌合させて絶縁板3
9にブスバー37を固定する。次に、別の絶縁板39を
ポール65、67間にセットして、絶縁板39の突起5
7をブスバー37の孔59に嵌合する。このようにして
順次、絶縁板39とブスバー37を重ねて、分岐回路を
形成する。次に、この状態のまま、絶縁板39の長手方
向の両側を、ブスバー支持部41、43の壁間に挿入す
る。これにより、下部ケース25に分岐回路が形成され
る。そして、下部ケース25の上部を上部ケース27で
閉鎖すると、上方に突設された雄端子部51が、上部ケ
ース27のコネクタ挿着部53内に突出する。
【0020】上部ケース27は、下部ケース25の分岐
回路形成部31より若干大きく、下部ケース25の分岐
回路形成部31を全体的に閉鎖可能な大きさで、上部に
図示しないコネクタが嵌合するコネクタ挿着部53が形
成されている。そして、本体23に下部ケース25を組
み付け、下部ケース25の上部を上部ケース27により
閉鎖することで、電気接続箱21が組み付けられる。
【0021】次に下部ケース25内の分岐回路を他の回
路に変更する場合には、図3に示すように、底壁33を
取り外し、端子挿入孔33aの配置の異なる底壁と交換
する。そして、他の分岐回路が形成されるように予め2
本のポール65、67間に重ね合わせたブスバー37と
絶縁板39とをブスバー支持部41、43に支持させ
る。そして、上部ケース27により下部ケース25の上
部を閉鎖する。これにより、電気接続箱が組み付けられ
る。
【0022】次に本発明の他の実施例について図5乃至
図8を用いて説明する。
【0023】上記実施例では、ブスバー間に絶縁板39
をそれぞれ挿入・配置したが、本実施例では、ブスバー
69の表面に絶縁シート71を貼着して、ブスバー69
間の絶縁を行う例である。以下にその製造方法について
説明する。
【0024】図5に示すように、ブスバー69は、ロー
ル状に巻き取られた長尺の板材を、ブスバーの展開形状
に連続して打ち抜いて形成されている。ブスバーの展開
形状は、基部73の両側に雄端子部75、77が突設さ
れている。そして、打ち抜かれたロール状の板材は、図
6に示すように、基部73の片側表面に絶縁シート71
を重ねて、ローラ79、81間を通過させることで、基
部73の片側表面に絶縁シート71が貼着される。次
に、基部73に絶縁シート71が貼着された長尺の板材
から、図7に示すようにブスバー69の長さに切断した
後に、図8に示すように、雄端子部75、77を屈曲し
て形成する。
【0025】このようにして、ブスバー69の基部73
の片側表面に絶縁シート71が貼着されたブスバー69
の長手方向の両側を、下部ケース25の壁部47間にそ
れぞれ挿入することで、下部ケース25にブスバー69
を支持し、分岐回路を形成する。この場合、隣接するブ
スバー間は絶縁シート71により絶縁される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、他の分岐回路に変更する場合には、変更した
分岐回路に応じたブスバーの長手方向の両側を、ケース
の内壁に設けたブスバー支持部に支持し、変更した分岐
回路に応じた底壁に交換すれば、カバーを新たに成形す
る必要がなく、分岐回路の変更に容易に対応することが
できる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、ブスバーの
表面に絶縁シートを貼着することにより、隣接するブス
バー間が絶縁されると共に、ケースに絶縁手段を設けて
いないので、分岐回路の変更によりカバーを新たに成形
する必要がない。従って、分岐回路の変更に容易に対応
することができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】本発明に係る電気接続箱に用いられるブスバー
と絶縁板との関係を示す斜視図である。
【図3】下部ケースと、この下部ケースに取り付けられ
る底壁とを示す斜視図である。
【図4】下部ケースに底壁を固定するロック手段を示す
断面図である。
【図5】連鎖形ブスバーの展開状態を示す平面図であ
る。
【図6】連鎖形ブスバーに絶縁シートを貼着する方法を
示す斜視図である。
【図7】連鎖形ブスバーから所定の長さに切断したブス
バーの展開状態を示す平面図である。
【図8】絶縁シートを一面側に貼着した状態のブスバー
を示す斜視図である。
【図9】従来の下部ケースと上部ケースとの関係を示す
斜視図である。
【図10】従来の上部ケースの内側に形成された絶縁板
を示す斜視図である。
【符号の説明】
21 電気接続箱 25 下部ケース 27 上部ケース 35a、35b 側壁 37、69 ブスバー 39 絶縁板 41 ブスバー支持部 43 ブスバー支持部 71 絶縁シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースの上部を閉鎖する
    カバーと、前記ケースに収容されて分岐回路を形成する
    長尺状の複数枚のブスバーと、前記複数枚のブスバー間
    に配置されて隣接するブスバーを絶縁する絶縁手段とを
    備えた電気接続箱において、前記ケースの底壁を別体に
    形成し、前記ブスバーの長手方向の両側部をそれぞれ支
    持するブスバー支持部を前記ケースの対向する内壁に設
    け、前記ブスバー支持部に前記絶縁手段を支持させたこ
    とを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 ケースと、このケースの上部を閉鎖する
    カバーと、前記ケースに収容されて分岐回路を形成する
    長尺状の複数枚のブスバーと、前記複数枚のブスバー間
    に配置されて隣接するブスバーを絶縁する絶縁手段とを
    備えた電気接続箱において、前記ケースの底壁を別体に
    形成し、前記ブスバーの長手方向の両側部をそれぞれ支
    持するブスバー支持部を前記ケースの対向する内壁に設
    け、前記絶縁手段をブスバーの表面に貼着された絶縁シ
    ートで形成したことを特徴とする電気接続箱。
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