JP2897917B2 - 高圧ガス自動充填方法及びその装置 - Google Patents

高圧ガス自動充填方法及びその装置

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JP2897917B2
JP2897917B2 JP9072640A JP7264097A JP2897917B2 JP 2897917 B2 JP2897917 B2 JP 2897917B2 JP 9072640 A JP9072640 A JP 9072640A JP 7264097 A JP7264097 A JP 7264097A JP 2897917 B2 JP2897917 B2 JP 2897917B2
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    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液化プロパ
ンガス等の高圧ガスをボンベ内に充填するのに用いて好
適な高圧ガス自動充填方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭用や業務用の燃料となる高
圧の液化ガスを充填するため、上端側に充填口部を開閉
するバルブが設けられたボンベと、該ボンベを充填ステ
ーションに向けて搬入する搬入コンベアと、充填ステー
ションの回転テーブル上に複数個設けられ、該搬入コン
ベアで搬入されてくる各ボンベに液化ガスを充填する充
填機と、該各充填機の支持枠等にそれぞれ設けられ、前
記ボンベの充填口部を各充填機の充填ノズルの位置に配
向させるため前記回転テーブル上でボンベを回転させる
複数の方向修正機構と、前記各充填機により液化ガスが
充填された各ボンベを充填ステーションから搬出する搬
出コンベア等とからなる高圧ガス充填装置は、例えば特
開平6−201095号公報(特公平7−99238号
公報)等で知られている。
【0003】そして、この種の従来技術では、搬入コン
ベアによって空のボンベ(実際には残ガスがある)が充
填ステーションに搬入されてくると、まず、ボンベの充
填口部が充填機の充填ノズルと一致した位置となるよう
に前記方向修正機構により回転テーブル上でボンベを回
転させ、該ボンベの充填口部を充填機の充填ノズルの位
置に向けて配向させる。次に、この状態で充填機の充填
ノズルをボンベの充填口部に嵌着させると共に、該ボン
ベのバルブをバルブハンドル等を介して開,閉すること
により、このボンベ内に充填ノズルを介して高圧の液化
ガスを充填し、充填後の各ボンベは搬出コンベアによっ
て出荷ヤード等に向けて搬出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、充填ステーションの回転テーブル上に複数
の充填機を設けると共に、これらの各充填機に対応させ
て複数の方向修正機構を設け、充填ステーションの回転
テーブル上にボンベが搬入されてくると、ボンベの充填
口部が充填機の充填ノズルと一致した方向となるよう
に、方向修正機構により回転テーブル上でボンベ自体を
回転させる構成とし、この方向修正機構を、ボンベの方
向を検出する方向検出器と、該方向検出器からの検出信
号に基づいて前記ボンベの外周側をクランプしつつ、該
ボンベをローラ等で強制的に回転させるローラ付きクラ
ンプ等とから構成している。
【0005】このため、従来技術では、方向修正機構の
構成が方向検出器およびローラ付きクランプ等によって
複雑化する上に、このローラ付きクランプはボンベの外
周側をクランプしつつ該ボンベを強制的に回転させる構
成であるから、全体の設備が大型化してしまうという問
題がある。
【0006】また、他の従来技術として、充填機の充填
ノズル側等にクランプ機構を設け、該クランプ機構でボ
ンベのバルブ外周側を左,右両側から挟持することによ
り、充填機全体をボンベのバルブ方向に回転させ、ボン
ベの充填口部と充填機の充填ノズルの方向とを一致させ
るようにしたものも知られている。
【0007】しかし、この場合には、ボンベのバルブ外
周側に設けたスパナ掛け部等をクランプ機構で挟持する
構成であるから、クランプ機構の作動に伴って充填機全
体を回転させることにより、ボンベの充填口部に対する
充填ノズルの方向修正は一応可能であるものの、前記ス
パナ掛け部と充填口部との間隔がバルブメーカによって
異なることがあり、この場合には充填ノズルと充填口部
との高さ位置が不一致の状態となる。
【0008】このため、充填機の充填ノズルをボンベ側
のスパナ掛け部を基準として充填口部に嵌着する場合に
は、バルブの形状や種類等に応じてクランプ機構自体を
取り替える必要が生じ、複数メーカのボンベが混在して
搬入されてくる充填工場等では、各ボンベの形状や種類
に応じてクランプ機構を交換するのに余分な労力と時間
を費してしまい、高圧ガス充填時の作業性が悪くなると
いう問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はボンベの充填口部を基準として
充填ノズルの位置合わせを行うことにより、充填口部に
対する充填ノズルの方向と高さとを確実に一致させるこ
とができ、高圧ガス充填時の作業性や生産性を大幅に向
上できるようにした高圧ガス自動充填方法及びその装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、充填用ボンベの上方に昇降
可能に配設され該ボンベのバルブハンドルを開,閉する
バルブ開閉ヘッドが設けられたヘッドケーシングと、該
ヘッドケーシングに支持アームを介して接近、離間可能
に設けられ前記バルブ開閉ヘッドよりも下側で前記ボン
ベの充填口部に嵌着される充填ノズルとからなる高圧ガ
スの充填機を用いて前記ボンベ内に高圧ガスを自動充填
する高圧ガス自動充填方法に適用される。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する充填方
法の特徴は、前記ヘッドケーシング内のバルブ開閉ヘッ
ドを前記ボンベのバルブハンドルに係合させるため、前
記ヘッドケーシングをボンベのバルブハンドルに向けて
上方から下降させる下降工程と、前記バルブ開閉ヘッド
をバルブハンドルに係合させた状態で、前記ヘッドケー
シングをボンベに対し前記充填口部の外周を基準として
相対回転させることにより、前記充填ノズルを充填口部
に対して位置合わせする位置合わせ工程と、前記充填ノ
ズルをボンベの充填口部に位置合わせした状態で、前記
支持アームをヘッドケーシング側に接近させることによ
り、前記充填ノズルをボンベの充填口部に嵌着させるノ
ズル嵌着工程と、前記充填ノズルをボンベの充填口部に
嵌着した状態で、前記バルブ開閉ヘッドにより前記ボン
ベのバルブハンドルを開,閉するバルブ開閉工程とを備
えている。
【0012】上記の充填方法によれば、ヘッドケーシン
グをボンベのバルブハンドルに向けて上方から下降させ
る下降工程でバルブ開閉ヘッドをバルブハンドルに係合
させた後に、この状態で前記ヘッドケーシングを含めて
充填機全体をボンベに対し前記充填口部の外周を基準と
して相対回転させることにより、前記充填ノズルを充填
口部に対して自動的に位置合わせすることができる。そ
して、次なるノズル嵌着行程では、前記充填ノズルをボ
ンベの充填口部に位置合わせした状態で支持アームをヘ
ッドケーシング側に接近させ、前記充填ノズルをボンベ
の充填口部に自動的に嵌着できると共に、次なるバルブ
開閉工程では前記バルブ開閉ヘッドを回転させることに
より前記ボンベのバルブハンドルを自動的に開,閉でき
る。
【0013】また、請求項2の発明にあっては、前記位
置合わせ工程で、前記ヘッドケーシング側に設けた一対
の挟持アーム間で前記充填口部の下部外周側を挟持する
ことにより前記充填機全体をボンベに対して相対回転さ
せた後、前記各挟持アームを充填口部の下部外周側に押
付けるため前記充填機に上向きの力を付与するようにし
ている。
【0014】これにより、位置合わせ工程では、ヘッド
ケーシング側に設けた一対の挟持アームを作動させたと
きに、各挟持アーム間で充填口部の下部外周側を挟持す
ることができ、このときの挟持力で前記充填機全体をボ
ンベに対して相対回転させつつ、充填機の充填ノズルを
充填口部の方向へと自動的に配向できる。そして、充填
ノズルと充填口部との方向を一致させた状態で充填機に
対して上向きの力を付与することにより、前記各挟持ア
ームを充填口部の下部外周側に押付けることができ、充
填口部の外周側を基準として充填ノズルの高さ位置と方
向とを充填口部に一致させることができる。
【0015】一方、請求項3の高圧ガス自動充填装置の
発明は、充填用ボンベの上方に昇降可能に配設され、該
ボンベのバルブハンドルを開,閉するバルブ開閉ヘッド
が設けられたヘッドケーシングと、該ヘッドケーシング
に接近、離間可能に取付けられ、該ヘッドケーシングの
径方向外側を該ヘッドケーシングに沿って下向きに延び
る支持アームと、該支持アームの下端側に設けられ、前
記バルブ開閉ヘッドよりも下側で前記ボンベの充填口部
に嵌着される充填ノズルと、該充填ノズルを前記ボンベ
の充填口部に嵌着させるために前記ヘッドケーシングと
支持アームとの間に配設され、該支持アームをヘッドケ
ーシングに対して接近、離間させるアクチュエータと、
前記充填ノズルとは反対側の位置で前記ヘッドケーシン
グに設けられ、前記ボンベのバルブ背面側から前記充填
口部の外周側を挟持することにより、該充填口部に対し
て前記充填ノズルを位置合わせする位置合わせ手段とか
らなる構成を採用している。
【0016】上記構成によれば、ヘッドケーシングを充
填ノズル等と共にボンベのバルブハンドルに向けて下降
させることにより、バルブ開閉ヘッドをバルブハンドル
へと自動的に係合させることができ、この状態で位置合
わせ手段を作動させ、ボンベのバルブ背面側から充填口
部の外周側を挟持することにより、ヘッドケーシングと
共に充填ノズルをボンベに対し充填口部の外周を基準と
して相対回転させ、充填ノズルを充填口部に対して自動
的に位置合わせすることができる。そして、この状態で
アクチュエータを作動させ、支持アームを充填ノズルと
共にヘッドケーシング側に接近させることにより、充填
ノズルをボンベの充填口部に自動的に嵌着できる。次
に、この状態でバルブ開閉ヘッドを回転させることによ
り前記ボンベのバルブハンドルを自動的に開きつつ、前
記充填ノズル側から充填口部を介してボンベ内に高圧ガ
スを自動充填できる。
【0017】また、請求項4の発明は、充填用ボンベの
上方に昇降可能に配設され、該ボンベのバルブハンドル
を開,閉するバルブ開閉ヘッドが設けられたヘッドケー
シングと、該ヘッドケーシングに接近、離間可能に取付
けられ、該ヘッドケーシングの径方向外側を該ヘッドケ
ーシングに沿って下向きに延びる支持アームと、該支持
アームの下端側に設けられ、前記バルブ開閉ヘッドより
も下側で前記ボンベの充填口部に嵌着される充填ノズル
と、前記ヘッドケーシングを該充填ノズルと共に常時上
向きに吊上げるバランスウエイトと、外部から流体圧が
供給されることにより該バランスウエイトに抗して前記
ヘッドケーシングを充填ノズルと共に下降させるシリン
ダ機構と、該シリンダ機構と圧力源との間に配設され該
シリンダ機構に対する流体圧の給排を制御する制御弁
と、前記充填ノズルをボンベの充填口部に嵌着させるた
めに前記ヘッドケーシングと支持アームとの間に配設さ
れ、該支持アームをヘッドケーシングに対して接近、離
間させるアクチュエータと、前記充填ノズルとは反対側
の位置で前記ヘッドケーシングに設けられ、前記ボンベ
のバルブ背面側から前記充填口部の下部外周側を挟持す
ることにより、該充填口部に対して前記充填ノズルを位
置合わせする位置合わせ手段とからなる構成を採用して
いる。
【0018】上記構成によれば、制御弁でシリンダ機構
に流体圧を給排すると、該シリンダ機構が作動すること
により、ヘッドケーシングを充填ノズルと共にバランス
ウエイトに抗して下降させ、バルブ開閉ヘッドをバルブ
ハンドルへと自動的に係合できる。そして、この状態で
位置合わせ手段を作動させることにより、ボンベのバル
ブ背面側から充填口部の下部外周側を挟持でき、このと
きの挟持力で前記充填ノズルと共にヘッドケーシングを
ボンベに対して相対回転させつつ、充填ノズルを充填口
部の方向へと自動的に配向できる。また、充填ノズルと
充填口部との方向を一致させた状態で前記制御弁を中立
位置に戻し、シリンダ機構をフリーな状態に設定すれ
ば、前記バランスウエイトによりヘッドケーシング等に
上向きの力を付与することができ、前記位置合わせ手段
を充填口部の下部外周側に押付けた状態で、充填口部の
外周側を基準として充填ノズルの高さ位置と方向とを充
填口部に一致させることができる。かくして、前記請求
項3の発明と同様に前記充填ノズル側から充填口部を介
してボンベ内に高圧ガスを自動充填できる。
【0019】さらに、請求項5の発明では、前記位置合
わせ手段を、前記支持アームとは反対側で前記ヘッドケ
ーシングの外周側に回動可能に設けられ該ヘッドケーシ
ングに沿って下向きに延びた一対の回動軸と、基端側が
該各回動軸の下端側に固着され先端側が前記充填口部に
対する当接部となった一対の挟持アームと、前記各回動
軸の上端側に位置して前記ヘッドケーシングの外周側に
取付けられ前記各回動軸を回動させることにより前記各
挟持アームの当接部を互いに接近、離間させる回動アク
チュエータとから構成している。
【0020】これにより、ボンベの充填口部に対する充
填ノズルの位置合わせを行うときには、回動アクチュエ
ータで各回動軸を回動させると、各挟持アームの当接部
が互いに接近する方向に駆動され、充填口部の下部外周
側を挟持するようになり、このときの挟持力で充填ノズ
ル等をボンベに対して相対回転させつつ、充填ノズルの
方向を充填口部の方向へと位置合わせすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0022】ここで、図1ないし図12は本発明の実施
例による高圧ガス自動充填装置で高圧の液化ガスを充填
する場合を例に挙げて示したものである。
【0023】図において、1はサイフォン管と称される
液化ガスの充填用ボンベ(以下、ボンベ1という)で、
該ボンベ1は図2に示すように、高強度の金属材料によ
り筒状の密閉容器として形成されたボンベ本体2と、該
ボンベ本体2の上端側中央部に設けられた充填用のバル
ブとしてのバルブボディ3および取出し用のバルブボデ
ィ(図示せず)とから大略構成されている。
【0024】そして、ボンベ1のバルブボディ3には、
ボンベ本体2内に液化ガスを充填させるため、径方向に
突出して外部に開口した充填口部4と、該充填口部4を
ボンベ本体2内に対して開閉すべく、バルブボディ3内
に可動に配設されたバルブとしての弁体(図示せず)
と、この弁体を開閉操作すべく弁軸5を介して弁体に連
結されたバルブハンドル6とが設けられている。
【0025】また、バルブボディ3の外周側には充填口
部4の近傍で、該充填口部4よりも下側の位置に従来技
術でも述べたスパナ掛け部3A等が一体形成されてい
る。さらに、バルブボディ3には充填口部4の背面側に
キャップ7が被着され、該キャップ7はボンベ1内の圧
力が過剰に高くなると、充填口部4の背面側から離脱す
る安全弁を構成している。
【0026】8はボンベ1の転倒時等にバルブボディ3
およびバルブハンドル6を保護するプロテクタを示し、
該プロテクタ8は金属パイプをリング状に湾曲させるこ
とにより、例えば直径が25〜30cm程度の円環状リ
ングとして形成されている。そして、プロテクタ8はボ
ンベ本体2の上端側に円弧状に湾曲した支持板9を介し
て取付けられ、バルブハンドル6よりも所定寸法高い位
置で支持板9と共にバルブボディ3の周囲を取囲んでい
る。
【0027】また、支持板9には充填口部4と対応する
位置に開口部9Aが形成され、この開口部9A側でプロ
テクタ8は、充填口部4との間隔が図2に示すように寸
法Lに設定されている。そして、後述する充填機11の
充填バルブ34をボンベ1の充填口部4側に図1に示す
ように進退させるときには、充填バルブ34が寸法Lの
間隔を介して充填口部4側へと昇降されるものである。
【0028】次に、10はボンベ1内に高圧の液化ガス
を充填するための充填装置で、該充填装置10は、充填
工場の充填ステーションに設けた回転テーブル(図示せ
ず)上等に一定間隔をもって配設される複数の充填機1
1(1本のみ図示)と、該各充填機11を液化ガス充填
用のボンベ1に向けて上,下に昇降させる後述の昇降機
構12と、昇降機構12の下部側に配設され各ボンベ1
を予め決められた位置にセンタリング状態で位置決めす
る位置決め機構(図示せず)等とから大略構成されてい
る。そして、各充填機11は後述のヘッドケーシング2
1、担持アーム27および充填バルブ34等からなり、
前記充填ステーションの回転テーブル上に搬入された各
ボンベ1に対し充填バルブ34等を介して液化ガスの充
填を行う構成となっている。
【0029】12は充填機11を上,下に昇降させる昇
降機構で、該昇降機構12は図3に示す如く、中空の角
筒状に形成され前記回転テーブル上に立設された一対の
支柱13,13と、該各支柱13に取付けられ、支柱1
3に沿って上下方向に伸長した一対のガイドロッド1
4,14と、該各ガイドロッド14に摺動可能に設けら
れ、上,下に昇降される一対の昇降ブラケット15,1
5と、基端側が該各昇降ブラケット15にピン結合さ
れ、先端側が後述の支承体23にピン結合された一対の
連結アーム16,16と、後述のバランスウエイト18
およびエアシリンダ20等とから構成されている。
【0030】17,17は各支柱13の上端側に設けら
れた一対のスプロケット、18は各支柱13内に上,下
に昇降可能に収納されたバランスウエイト(一方のみ図
示)で、該各バランスウエイト18は各チェーン19を
介して各昇降ブラケット15に連結され、各チェーン1
9はその途中部分が各スプロケット17に巻回されてい
る。そして、各バランスウエイト18は合計の重量が充
填機11(各昇降ブラケット15等を含む)よりも僅か
に大きくなるように形成され、エアシリンダ20をフリ
ーな状態に設定したときには、充填機11を自動的に最
上昇位置まで各チェーン19を介して吊上げる構成とな
っている。
【0031】20は支柱13に取付けられたシリンダ機
構としてのエアシリンダで、該エアシリンダ20は図1
2に示す如く、チューブ20Aと、該チューブ20A内
に摺動可能に挿嵌され、チューブ20A内を上,下のエ
ア室20B,20Cに画成したピストン20Dと、一端
側が該ピストン20Dに固着され、他端側がチューブ2
0A外に突出したロッド20E等とから所謂ロッドレス
シリンダとして構成されている。
【0032】また、ロッド20Eの先端側には図3に示
すように掛止めプレート20Fが取付けられ、該掛止め
プレート20Fは昇降ブラケット15の上面側に当接ま
たは係合している。そして、エアシリンダ20は後述の
圧気源52からエア室20B,20C内にエア圧が給排
されることによりロッド20Eを上,下に変位させ、ロ
ッド20Eがチューブ20Aに対して下向きに変位する
ときには、各昇降ブラケット15等と共に充填機11全
体を各バランスウエイト18に抗して下降させる。
【0033】21はボンベ1の上方に昇降可能に配設さ
れる充填機11のヘッドケーシングで、該ヘッドケーシ
ング21は図4に示す如く、大径の減速機ケース21A
と、該減速機ケース21Aの上,下に設けられた上側ヘ
ッド部21Bおよび下側ヘッド部21Cとから大略構成
され、減速機ケース21Aと下側ヘッド部21Cとの間
には筒状のホルダ部21Dが設けられている。そして、
該ヘッドケーシング21の下側ヘッド部21Cはホルダ
部21Dに螺合して取付けられ、下側ヘッド部21Cの
下端側内周にはバルブハンドル6に係合するバルブ開閉
ヘッド22が正,逆回転可能に設けられている。
【0034】23は上側ヘッド部21Bの上端側に取付
けられた支承体で、該支承体23は図3に示す如く、中
央の取付環23Aから左,右の腕部23B,23BがL
字状に延設され、各腕部23Bの先端側が昇降機構12
の各連結アーム16にピン結合されている。また、支承
体23の取付環23Aにはヘッドケーシング21の上側
ヘッド部21Bが回動可能に装着され、これにより充填
機11全体が図4中の中心軸O−Oの周囲で適宜に回動
される構成となっている。そして、ヘッドケーシング2
1を含む充填機11全体は支承体23を介して昇降機構
12に連結されることにより、昇降機構12のバランス
ウエイト18とエアシリンダ20とで上,下に昇降され
るものである。
【0035】24はヘッドケーシング21の減速機ケー
ス21A上に設けられた回転源となるエアモータで、該
エアモータ24は減速機ケース21A内等に設けた動力
伝達機構(図示せず)を介してバルブ開閉ヘッド22に
連結され、該バルブ開閉ヘッド22を正,逆方向に回転
駆動するものである。
【0036】25はヘッドケーシング21内に回転可能
に配設された回転軸で、該回転軸25は図4中に示す如
く中心軸O−Oに沿って上下方向に伸長し、その下端側
はバルブ開閉ヘッド22に一体的に連結されている。ま
た、ヘッドケーシング21の上側ヘッド部21Bから上
向きに突出する回転軸25の上端側には、バルブ回転確
認用のカム26が設けられ、該カム26はバルブ開閉ヘ
ッド22と一体的に回転する。そして、カム26の近傍
には後述の回転センサ48等が配設され、この回転セン
サ48はバルブ開閉ヘッド22でボンベ1のバルブハン
ドル6を開閉するときに、バルブ開閉ヘッド22の回転
をカム26を介して検出し、例えば液化ガス充填作業の
前,後でバルブハンドル6が全開されたか、全閉された
か否かを確認できるようになっている。
【0037】27はヘッドケーシング21の径方向外側
を上下方向に延びる支持アームとしての担持アームで、
該担持アーム27には図5に示す如く、上端側(基端
側)に左,右一対の取付部27A,27Aが設けられ、
該各取付部27Aにはヘッドケーシング21との間で後
述の各エアシリンダ29が取付けられている。そして、
担持アーム27は各エアシリンダ29を伸縮させること
により、ヘッドケーシング21に対して図4中の矢示
A,B方向へと接近,離間される。
【0038】また、担持アーム27の下端側(先端側)
はアームヘッド27Bとなり、該アームヘッド27Bに
は充填バルブ34が一体的に設けられている。さらに、
担持アーム27の長さ方向中間部には、後述の操作弁3
1が固定される台座部27Cが設けられ、担持アーム2
7内には充填バルブ34側に向けて延びるように液化ガ
ス充填用の配管28が取付けられている。
【0039】29,29はヘッドケーシング21と担持
アーム27との間に配設されたアクチュエータとしての
左,右一対のエアシリンダで、該各エアシリンダ29は
ヘッドケーシング21のホルダ部21D外周側に位置
し、該ホルダ部21Dと担持アーム27の各取付部27
Aとの間を略水平方向に延びている。そして、各エアシ
リンダ29は外部からエア圧が給排されることによりロ
ッド29Aを図6中の矢示A,B方向に伸縮させ、後述
の充填ノズル36をボンベ1の充填口部4に向けて進退
させるものである。
【0040】30,30は担持アーム27の各取付部2
7Aと各エアシリンダ29のロッド側端部との間に配設
された一対のスプリングで、該各スプリング30は担持
アーム27を各取付部27Aを介して矢示B方向に常時
付勢し、エアシリンダ29のロッド29Aが縮小すると
きには、担持アーム27が矢示B方向に移動するのを許
す。そして、担持アーム27が矢示A方向に駆動される
ときには、充填ノズル36がエアシリンダ29によりボ
ンベ1の充填口部4内に強く嵌着される。
【0041】31は担持アーム27の台座部27Cに設
けられた操作弁を示し、該操作弁31はスプール32を
ノブ32A等を介して軸方向に摺動変位させたときに、
後述の圧気源52等からのエア圧を各エアシリンダ29
に供給し、該各エアシリンダ29を伸縮動作させる構成
となっている。33は操作弁31に一体的に設けられた
略L字形状の把手を示している。
【0042】34は担持アーム27のアームヘッド27
B先端に設けられた液化ガス充填用の充填バルブで、該
充填バルブ34は図4に示す如く弁ケーシング35と充
填ノズル36等によって構成され、該充填ノズル36が
弁ケーシング35から弁ばね(図示せず)等を介して伸
縮することにより、充填バルブ34は弁ケーシング35
内の弁体(図示せず)が開閉される。
【0043】ここで、充填バルブ34は液化ガスの充填
時に充填ノズル36をボンベ1の充填口部4内に嵌着す
べく、ヘッドケーシング21の下側ヘッド部21Cより
も下方に配設され、充填ノズル36は弁ケーシング35
から担持アーム27の各取付部27Aと略平行に突出し
ている。そして、液化ガスの充填時には図4に示すよう
に、充填ノズル36がボンベ1の充填口部4内に嵌着さ
れることにより弁ケーシング35内へと前記弁ばねに抗
して縮小され、弁ケーシング35内の弁体を強制的に開
弁させる構成となっている。
【0044】37はボンベ1の充填口部4に対する充填
ノズル36の位置合わせを行う位置合わせ手段としての
バックアップ機構で、該バックアップ機構37は図7な
いし図11に示す如く、ヘッドケーシング21の減速機
ケース21Aから下側ヘッド部21Cに沿って下向きに
延設され、図10に示す如く左,右に離間して一対の軸
挿通穴38A,38Aが穿設されたブラケット体38
と、該ブラケット体38の各軸挿通穴38A内に回動可
能に挿嵌され、上下方向に予め決められた長さをもって
伸長した一対の回動軸39,39と、後述の各挟持アー
ム42等によって構成されている。
【0045】40は各回動軸39の下端側に設けられた
ガイドブロックで、該ガイドブロック40はボルト41
等を介して各回動軸39の下端側を回動可能に支持し、
各挟持アーム42が各回動軸39と共に図9中の矢示C
方向に回動されるのをブラケット体38の下端側との間
で許す構成となっている。また、ガイドブロック40は
バルブボディ3のキャップ7に背面側に隙間をもって対
向し、この対向面は液化ガスの充填時にキャップ7の背
面側に当接可能となるように凹湾曲面として形成されて
いる。そして、充填ノズル36をバルブボディ3の充填
口部4に嵌着させるときには、バックアップ機構37の
ガイドブロック40がバルブボディ3の背面側からキャ
ップ7に当接し、充填ノズル36との間でバルブボディ
3を挟持することにより、充填ノズル36がバルブボデ
ィ3の充填口部4に強く嵌着されるのを補償する。
【0046】42,42はブラケット体38の下端側に
各回動軸39を介して回動可能に配設された挟持アーム
で、該各挟持アーム42は図8ないし図11に示す如
く、基端側が各回動軸39にキー等を介して一体回転す
るように連結され、先端側が下方に向けて略L字状に屈
曲したアーム部42Aと、該アーム部42Aの下端側か
ら充填ノズル36側に向けて前方へと水平に延びた延設
部42Bと、該延設部42Bの先端側に一体形成され、
充填口部4の下部外周側に向けL字形状をなして延びた
当接部42Cとから構成されている。
【0047】ここで、各挟持アーム42の当接部42C
には充填口部4の外径に対応した円弧面42Dが形成さ
れ、該各円弧面42Dは図10および図11に示す如く
充填口部4の下部外周面に面接触状態で当接する構成と
なっている。また、各挟持アーム42の延設部42Bは
ボンベ1のバルブボディ3にほぼ対応する長さをもって
バルブボディ3の下部外周側に当接可能に形成されてい
る。
【0048】そして、ボンベ1がバルブボディ3等と共
に図9中に示す角度α分だけ偏向しているような場合で
も、各挟持アーム42は矢示C,C方向に回動されると
きに各延設部42Bと当接部42Cとがバルブボディ3
(充填口部4)の外周側に押付けられることにより、充
填機11全体を中心軸Oの周囲で角度α分だけ相対回転
させる。この結果、充填ノズル36はヘッドケーシング
21等と共にバルブボディ3の方向に追従して相対回転
し、充填口部4と対向するように同一の方向に配向され
る。
【0049】43,43は各回動軸39の上端側に固着
された一対の歯車で、該各歯車43は互いに噛合し、後
述のエアシリンダ46で駆動されることにより互いに逆
方向に回転されるものである。
【0050】44はブラケット体38の上端側に設けら
れた可動枠で、該可動枠44は図9に示す如くコ字形状
をなし、各歯車43を左,右両側から挟むように一対の
腕部44A,44Aが一体に形成されている。そして、
各腕部44Aにはそれぞれラック45,45が固着さ
れ、該各ラック45は左,右両側から各歯車43に噛合
している。
【0051】46は可動枠44とは反対側でブラケット
体38の上端側に取付けられた小型のエアシリンダで、
該エアシリンダ46は可動枠44および各歯車43等と
共に回動アクチュエータを構成し、ロッド46Aを外部
からのエア圧で伸縮させることにより可動枠44を図9
中の矢示E,F方向(水平方向)に駆動しつつ、各歯車
43を各ラック45を介して回動させるものである。こ
れにより、バックアップ機構37の各回動軸39は各歯
車43と一体に回動され、各挟持アーム42が図10中
の矢示C,C方向または矢示D,D方向に回動される。
【0052】47はブラケット体38の上部側に取付け
られる検出スイッチで、該検出スイッチ47は図9に示
す如く可動枠44の腕部44A近傍に配設され、可動枠
44がエアシリンダ46により矢示E方向へと一定寸法
分だけ駆動されたときに、可動枠44の腕部44Aで押
圧されることにより後述の制御弁53に向けた切換信号
を出力する。即ち、検出スイッチ47は、バックアップ
機構37の各挟持アーム42間で図10に示す如くバル
ブボディ3を左,右両側から強く挟持したときに前記切
換信号を出力するものである。
【0053】48はバルブハンドル6の開,閉を検出す
る回転センサで、該回転センサ48は図5および図6に
示すように、ヘッドケーシング21の支承体23上にブ
ラケット板49を介して取付けられ、カム26の外周面
に接触するように配設されている。そして、回転センサ
48はバルブ開閉ヘッド22でボンベ1のバルブハンド
ル6を開閉するときに、バルブ開閉ヘッド22の回転を
カム26を介して検出し、例えば液化ガス充填作業の
前,後でバルブハンドル6が全開されたか、全閉された
か否かを確認できるようになっている。
【0054】50は回転センサ48とは反対側で支承体
23上にブラケット板51を介して取付けられた他の検
出スイッチで、該検出スイッチ50は図5に示すように
カム26の上面側に当接可能に配設されている。そし
て、図3および図12に示すエアシリンダ20により充
填機11全体を各バランスウエイト18に抗して下降さ
せ、バルブ開閉ヘッド22がバルブハンドル6に係合し
たときには、回転軸25がカム26と共に図5に示す如
く、ヘッドケーシング21に対して上向きに相対変位
し、カム26の上面側で検出スイッチ50を押圧する。
【0055】これにより、検出スイッチ50はバルブ開
閉ヘッド22がバルブハンドル6に係合する下降位置ま
で充填機11全体が下降されたことを検出し、検出信号
を充填工場の制御装置(図示せず)等に出力する。そし
て、この制御装置は検出スイッチ50からの検出信号に
基づいてバックアップ機構37のエアシリンダ46を作
動させ、各挟持アーム42間でバルブボディ3を挟持す
べく各挟持アーム42を図9中の矢示C,C方向に回動
させるものである。
【0056】さらに、図12に示す52はコンプレッサ
およびエアタンク等からなる圧力源としての圧気源で、
該圧気源52は制御弁53および一対のエア管路54
A,54Bを介してエアシリンダ20のエア室20B,
20C等に接続されている。また、制御弁53はパイロ
ット圧式の方向切換弁等によって構成され、一対のパイ
ロット部53A,53Bにパイロット圧が供給されるこ
とにより、中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)
に切換られる。
【0057】ここで、制御弁53は中立位置(イ)にあ
るときにエアシリンダ20のエア室20B,20C間を
エア管路54A,54Bを介して互いに連通させ、例え
ば図3に示すバランスウエイト18によりエアシリンダ
20のロッド20Eが徐々に上向きに変位されるのを許
すものである。また、制御弁53を中立位置(イ)から
切換位置(ロ)に切換えたときには、圧気源52からの
エア圧がエア室20B側に供給されることによりエアシ
リンダ20のロッド20Eは下向きに変位し、切換位置
(ハ)に切換えたときには、圧気源52からのエア圧が
エア室20C側に供給され、エアシリンダ20のロッド
20Eは上向きに変位する。
【0058】本実施例による液化ガスの充填装置10は
上述の如き構成を有するもので、次に充填装置10によ
る液化ガスの自動充填方法について説明する。
【0059】まず、ボンベ1が充填ステーションの回転
テーブル上に搬送されてくると、充填装置10の前記位
置決め機構が作動され、ボンベ1を予め決められた充填
位置にセンタリング状態で位置決めする。そして、この
状態で図12に示す制御弁53が中立位置(イ)から切
換位置(ロ)に切換えられ、エアシリンダ20のロッド
20Eが下向きに変位されることにより、充填機11の
下降工程が行われる。
【0060】即ち、この下降工程では、充填機11全体
が図1に示す上昇位置からボンベ1のバルブハンドル6
上に向けて下降され、ヘッドケーシング21のバルブ開
閉ヘッド22が図4に示す如く、バルブボディ3のバル
ブハンドル6に係合すると共に、担持アーム27の下端
側に設けた充填バルブ34の充填ノズル36がバルブボ
ディ3の充填口部4に接近した状態で配設されるように
なる。
【0061】そして、エアシリンダ20により充填機1
1全体を各バランスウエイト18に抗して下降させ、バ
ルブ開閉ヘッド22が図4に示す如くバルブハンドル6
に係合したときには、回転軸25がカム26と共にヘッ
ドケーシング21に対して上向きに相対変位し、カム2
6の上面側で検出スイッチ50を押圧するから(図5参
照)、このときに検出スイッチ50はバルブ開閉ヘッド
22がバルブハンドル6に係合する下降位置まで充填機
11全体が下降されたことを検出する。
【0062】次に、充填工場の制御装置は検出スイッチ
50からの検出信号に基づいてバックアップ機構37の
エアシリンダ46を作動させ、可動枠44を図9中の矢
示E方向に駆動しつつ、各挟持アーム42を図9中の矢
示C,C方向に回動させることにより、充填ノズル36
をボンベ1の充填口部4に対して位置合わせする位置合
わせ工程を実行する。
【0063】即ち、この位置合わせ工程では、図9中に
例示したようにボンベ1がバルブボディ3等と共に角度
α(例えば15度程度)だけ正規の方向から偏向してい
る場合でも、各挟持アーム42が矢示C,C方向に回動
されることにより、各延設部42Bと当接部42Cとが
バルブボディ3(充填口部4)の外周側に強く押付けら
れるから、充填機11全体はこの時の反力により中心軸
Oの周囲で角度α分だけ自動的に相対回転されるように
なる。
【0064】この結果、充填ノズル36はヘッドケーシ
ング21等と共にバルブボディ3の方向に追従して相対
回転し、充填口部4と対向するように同一の方向に配向
される。そして、この間は充填機11のバルブ開閉ヘッ
ド22等がバルブハンドル6上にエアシリンダ20によ
り押付けられているから、各挟持アーム42の当接部4
2Cに形成した円弧面42D等は充填口部4の下部外周
側から僅かに下方へと離間した状態となる。
【0065】そして、可動枠44がエアシリンダ46に
より矢示E方向へと一定寸法分だけ駆動されたときに
は、図9に示す検出スイッチ47が可動枠44の腕部4
4Aで押圧され、制御弁53に向けた切換信号を出力す
るため、この切換信号により制御弁53は図12に示す
切換位置(ロ)から中立位置(イ)に戻され、エアシリ
ンダ20のエア室20B,20C間がエア管路54A,
54Bを介して互いに連通される。
【0066】これにより、エアシリンダ20のロッド2
0Eには図3に示すバランスウエイト18からの上向き
の力が作用し、エアシリンダ20のロッド20Eはゆっ
くりと上向きに変位しようとするから、充填機11は各
挟持アーム42と共に上方に持上げられる。そして、各
挟持アーム42の円弧面42Dが図10および図11に
示す如く、充填口部4の下部外周面に面接触状態で当接
することにより充填機11の上方変位は規制され、各挟
持アーム42の円弧面42Dを充填口部4の下部外周側
に押付けた状態で、充填口部4の外周側を基準として充
填ノズル36の高さ位置と方向とを充填口部に一致させ
ることができる。
【0067】次に、この状態でノズル嵌着工程が行わ
れ、エアシリンダ29のロッド29Aを縮小させること
により担持アーム27をヘッドケーシング21側に向け
て図4中の矢示A方向に水平移動させると、充填バルブ
34がボンベ1の充填口部4側に向けて駆動され、充填
ノズル36が図4に示すように充填口部4内に嵌着され
る。そして、充填ノズル36の先端が充填口部4の奥所
側に当接すると、このときの反力により充填ノズル36
が弁ケーシング35内へと押込まれ、充填バルブ34の
弁体が開弁される。
【0068】また、充填ノズル36をバルブボディ3の
充填口部4に嵌着させたときには、バックアップ機構3
7のガイドブロック40が図4に示す如くバルブボディ
3の背面側からキャップ7に当接し、充填ノズル36と
の間でバルブボディ3を挟持することにより、充填ノズ
ル36がバルブボディ3の充填口部4に強く嵌着される
のを補償する。
【0069】次に、この状態でバルブ開閉工程が行わ
れ、エアモータ24を駆動してバルブ開閉ヘッド22を
正方向に回転させることにより、バルブハンドル6を介
してバルブボディ3内の弁体を開弁させる。そして、ヘ
ッドケーシング21の支承体23上にブラケット板49
を介して取付けた回転センサ48により、バルブ開閉ヘ
ッド22でボンベ1のバルブハンドル6を開弁方向にバ
ルブ開閉ヘッド22で回転させるのをカム26を介して
検出し、このときの検出信号に基づきバルブハンドル6
が全開状態になると、エアモータ24の駆動を停止させ
ると共に、充填バルブ34によりボンベ1内に液化ガス
を充填する。
【0070】一方、液化ガスの充填が完了すると、充填
ノズル36の先端側を充填口部4から離脱させる前に、
エアモータ24を再び駆動してバルブ開閉ヘッド22を
逆方向に回転させることにより、バルブハンドル6を介
してバルブボディ3内の弁体を閉弁させる。そして、こ
の状態でエアシリンダ29を図4中の矢示B方向に伸長
させ、スプリング30を介して担持アーム27を充填バ
ルブ34と共に矢示B方向に移動させることにより、充
填バルブ34の充填ノズル36をボンベ1の充填口部4
から離脱させる。
【0071】かくして、本実施例によれば、圧気源52
からのエア圧を制御弁53を介してエアシリンダ20に
給排し、該エアシリンダ20で充填機11全体をバラン
スウエイト18に抗して下降させることにより、バルブ
開閉ヘッド22をバルブハンドル6上に自動的に係合さ
せると共に、この状態でバックアップ機構37のエアシ
リンダ46を作動させ、各挟持アーム42を互いに接近
させるように回動することにより、ボンベ1のバルブボ
ディ3背面側から充填口部4の下部外周側を各挟持アー
ム42間で挟持する構成としたから、このときの挟持力
で充填ノズル36と共に充填機11全体をボンベ1に対
して相対回転させることができ、充填ノズル36を充填
口部4の方向へと自動的に配向できる。
【0072】また、このように充填ノズル36と充填口
部4との方向を一致させた状態で、制御弁53を中立位
置(イ)に戻してエアシリンダ20をフリーな状態に設
定することにより、バランスウエイト18から充填機1
1全体に上向きの力を付与する構成としたので、各挟持
アーム42の当接部42Cを円弧面42Dを介して充填
口部4の下部外周側に自動的に押付けることができ、充
填口部4の外周側を基準として充填ノズル36の高さ位
置と方向とを充填口部4に対して一致させることができ
る。
【0073】この結果、従来技術で述べたようにボンベ
1のスパナ掛け部3A等を基準として充填ノズル36の
位置合わせを行う必要がなくなり、ボンベ1の種類等に
応じてバルブボディ3の形状が異なる場合にも、充填口
部4の外周側を基準として充填ノズル36を充填口部4
に対し高い精度をもって正対させることができ、その後
に充填ノズル36を充填口部4に嵌着させるときに、充
填ノズル36が充填口部4から外れる等の不具合をなく
すことができる。
【0074】従って、本実施例によれば、ボンベ1側の
充填口部4外周側を基準として、充填機11の充填ノズ
ル36を充填口部4に位置合わせすることにより、複数
メーカのボンベ1が混在して搬入されてくる充填工場に
おいても、バルブボディ3の形状や種類に応じて各挟持
アーム42等を取り替えたりする必要をなくし、充填口
部4に対する充填ノズル36の方向と高さとを確実に一
致させることができ、高圧ガス充填時の作業性や生産性
を大幅に向上できる。
【0075】なお、前記実施例では、下端側に充填バル
ブ34が設けられる担持アーム27を、ヘッドケーシン
グ21に対してエアシリンダ29等で水平方向に移動さ
せることにより、充填バルブ34をボンベ1の充填口部
4に向けて進退させる場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限らず、本出願人が先に、例えば特開平6
−50496号公報等で提案したように、ヘッドケーシ
ングにハンガー等を介して揺動可能に取付けた支持アー
ムの下端側に充填バルブを設ける構成としてもよい。
【0076】また、前記実施例では、液化ガスの充填用
ボンベとしてサイフォン管と称されるボンベ1を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば20k
gボンベ等、種々の形状のボンベに液化ガスを自動充填
する場合にも適用できることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、ヘッドケーシングをボンベのバルブ
ハンドルに向けて上方から下降させる下降工程でバルブ
開閉ヘッドをバルブハンドルに係合させた後に、この状
態で前記ヘッドケーシングを含めて充填機全体をボンベ
に対し前記充填口部の外周を基準として相対回転させる
ことにより、前記充填ノズルを充填口部に対して自動的
に位置合わせするようにしたから、ボンベの充填口部を
基準として充填ノズルの位置合わせを行い、充填口部に
対する充填ノズルの方向と高さとを確実に一致させるこ
とができ、バルブの種類や形状が異なる場合でも充填ノ
ズルを充填口部に安定して正対させることができる。そ
して、次なるノズル嵌着行程では充填ノズルをボンベの
充填口部に自動的に嵌着できると共に、その後のバルブ
開閉工程ではバルブ開閉ヘッドを回転させることにより
前記ボンベのバルブハンドルを自動的に開,閉でき、高
圧ガス充填時の作業性や生産性を大幅に向上させること
ができる。
【0078】また、請求項2の発明では、位置合わせ工
程において、前記ヘッドケーシング側に設けた一対の挟
持アーム間で前記充填口部の下部外周側を挟持すること
により前記充填機全体をボンベに対して相対回転させた
後、前記各挟持アームを充填口部の下部外周側に押付け
るため前記充填機に上向きの力を付与するようにしたか
ら、各挟持アーム間で充填口部の下部外周側を挟持した
ときの挟持力により、充填機全体をボンベに対して相対
回転させつつ、充填機の充填ノズルを充填口部の方向へ
と自動的に配向できると共に、この状態で充填機に対し
て上向きの力を付与することにより、前記各挟持アーム
を充填口部の下部外周側に押付けることができ、充填口
部の外周側を基準として充填ノズルの高さ位置と方向と
を充填口部に安定して一致させることができる。
【0079】一方、請求項3の発明では、ヘッドケーシ
ングを充填ノズル等と共にボンベのバルブハンドルに向
けて下降させることにより、バルブ開閉ヘッドをバルブ
ハンドルへと自動的に係合でき、この状態で位置合わせ
手段を作動させ、ボンベのバルブ背面側から充填口部の
外周側を挟持することにより、ヘッドケーシングと共に
充填ノズルをボンベに対し充填口部の外周を基準として
相対回転させ、充填ノズルを充填口部に対して自動的に
位置合わせできる。そして、この状態でアクチュエータ
を作動させ、支持アームを充填ノズルと共にヘッドケー
シング側に接近させることにより、充填ノズルをボンベ
の充填口部に自動的に嵌着できると共に、この状態でバ
ルブ開閉ヘッドを回転させることにより前記ボンベのバ
ルブハンドルを自動的に開きつつ、前記充填ノズル側か
ら充填口部を介してボンベ内に高圧ガスを自動充填で
き、高圧ガス充填時の作業性や生産性を大幅に向上させ
ることができる。
【0080】また、請求項4の発明では、制御弁でシリ
ンダ機構に流体圧を給排して該シリンダ機構を作動させ
ることにより、ヘッドケーシングを充填ノズルと共にバ
ランスウエイトに抗して下降させ、バルブ開閉ヘッドを
バルブハンドルへと自動的に係合できると共に、この状
態で位置合わせ手段を作動させることにより、ボンベの
バルブ背面側から充填口部の下部外周側を挟持でき、こ
のときの挟持力で前記充填ノズルと共にヘッドケーシン
グをボンベに対して相対回転させつつ、充填ノズルを充
填口部の方向へと自動的に配向できる。そして、充填ノ
ズルと充填口部との方向を一致させた状態で前記制御弁
を中立位置に戻し、シリンダ機構をフリーな状態に設定
したときには、前記バランスウエイトによりヘッドケー
シング等に上向きの力を付与することができ、前記位置
合わせ手段を充填口部の下部外周側に押付けた状態で、
充填口部の外周側を基準として充填ノズルの高さ位置と
方向とを充填口部に一致させることができる。
【0081】さらに、請求項5の発明では、ボンベの充
填口部に対する充填ノズルの位置合わせを行うときに、
回動アクチュエータで各回動軸を回動させることによ
り、各挟持アームを当接部が互いに接近する方向に駆動
でき、これらの当接部間で充填口部の下部外周側を確実
に挟持できると共に、このときの挟持力で充填ノズル等
をボンベに対して相対回転させることができ、充填ノズ
ルの方向を充填口部の方向へと安定して一致させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による液化ガスの充填装置をボ
ンベに組付ける前の状態を示す一部破断の正面図であ
る。
【図2】液化ガスの充填用ボンベを示す一部破断の正面
図である。
【図3】図1中の昇降機構等を拡大して示す一部破断の
斜視図である。
【図4】図1中の充填機をボンベに組付けた状態を示す
一部破断の正面図である。
【図5】充填機等を示す図4の右側面図である。
【図6】充填機等を示す図5の拡大平面図である。
【図7】図4中のバックアップ機構をヘッドケーシング
から取外した状態で示す右側面図である。
【図8】図7中の矢示VIII−VIII方向からみたバックア
ップ機構の断面図である。
【図9】図7中の矢示IX−IX方向からみたバックアップ
機構等の拡大断面図である。
【図10】図7中の矢示X−X方向からみたバックアッ
プ機構のブロック体および各回動軸等の断面図である。
【図11】各挟持アーム等を示す図7の要部拡大図であ
る。
【図12】図3中のエアシリンダを圧気源および制御弁
等と共に示す回路図である。
【符号の説明】
1 充填用ボンベ 3 バルブボディ(バルブ) 4 充填口部 6 バルブハンドル 10 充填装置 11 充填機 12 昇降機構 13 支柱 18 バランスウエイト 19 チェーン 20 エアシリンダ(シリンダ機構) 21 ヘッドケーシング 22 バルブ開閉ヘッド 27 担持アーム(支持アーム) 29 エアシリンダ(アクチュエータ) 34 充填バルブ 36 充填ノズル 37 バックアップ機構(位置合わせ手段) 38 ブラケット体 39 回動軸 42 挟持アーム 42C 当接部 42D 円弧面 43 歯車 46 エアシリンダ(回動アクチュエータ) 52 圧気源(圧力源) 53 制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−105497(JP,A) 特開 平7−317995(JP,A) 特開 平7−305799(JP,A) 特開 平7−190298(JP,A) 特開 平3−186700(JP,A) 特開 平3−186699(JP,A) 実開 平6−53899(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F17C 5/00 - 5/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填用ボンベの上方に昇降可能に配設さ
    れ該ボンベのバルブハンドルを開,閉するバルブ開閉ヘ
    ッドが設けられたヘッドケーシングと、該ヘッドケーシ
    ングに支持アームを介して接近、離間可能に設けられ前
    記バルブ開閉ヘッドよりも下側で前記ボンベの充填口部
    に嵌着される充填ノズルとからなる高圧ガスの充填機を
    用いて前記ボンベ内に高圧ガスを自動充填する高圧ガス
    自動充填方法であって、 前記ヘッドケーシング内のバルブ開閉ヘッドを前記ボン
    ベのバルブハンドルに係合させるため、前記ヘッドケー
    シングをボンベのバルブハンドルに向けて上方から下降
    させる下降工程と、 前記バルブ開閉ヘッドをバルブハンドルに係合させた状
    態で、前記ヘッドケーシングをボンベに対し前記充填口
    部の外周を基準として相対回転させることにより、前記
    充填ノズルを充填口部に対して位置合わせする位置合わ
    せ工程と、 前記充填ノズルをボンベの充填口部に位置合わせした状
    態で、前記支持アームをヘッドケーシング側に接近させ
    ることにより、前記充填ノズルをボンベの充填口部に嵌
    着させるノズル嵌着工程と、 前記充填ノズルをボンベの充填口部に嵌着した状態で、
    前記バルブ開閉ヘッドにより前記ボンベのバルブハンド
    ルを開,閉するバルブ開閉工程とを備えてなる高圧ガス
    自動充填方法。
  2. 【請求項2】 前記位置合わせ工程では、前記ヘッドケ
    ーシング側に設けた一対の挟持アーム間で前記充填口部
    の下部外周側を挟持することにより前記充填機全体をボ
    ンベに対して相対回転させた後、前記各挟持アームを充
    填口部の下部外周側に押付けるため前記充填機に上向き
    の力を付与してなる請求項1に記載の高圧ガス自動充填
    方法。
  3. 【請求項3】 充填用ボンベの上方に昇降可能に配設さ
    れ、該ボンベのバルブハンドルを開,閉するバルブ開閉
    ヘッドが設けられたヘッドケーシングと、 該ヘッドケーシングに接近、離間可能に取付けられ、該
    ヘッドケーシングの径方向外側を該ヘッドケーシングに
    沿って下向きに延びる支持アームと、 該支持アームの下端側に設けられ、前記バルブ開閉ヘッ
    ドよりも下側で前記ボンベの充填口部に嵌着される充填
    ノズルと、 該充填ノズルを前記ボンベの充填口部に嵌着させるため
    に前記ヘッドケーシングと支持アームとの間に配設さ
    れ、該支持アームをヘッドケーシングに対して接近、離
    間させるアクチュエータと、 前記充填ノズルとは反対側の位置で前記ヘッドケーシン
    グに設けられ、前記ボンベのバルブ背面側から前記充填
    口部の外周側を挟持することにより、該充填口部に対し
    て前記充填ノズルを位置合わせする位置合わせ手段とか
    ら構成してなる高圧ガス自動充填装置。
  4. 【請求項4】 充填用ボンベの上方に昇降可能に配設さ
    れ、該ボンベのバルブハンドルを開,閉するバルブ開閉
    ヘッドが設けられたヘッドケーシングと、 該ヘッドケーシングに接近、離間可能に取付けられ、該
    ヘッドケーシングの径方向外側を該ヘッドケーシングに
    沿って下向きに延びる支持アームと、 該支持アームの下端側に設けられ、前記バルブ開閉ヘッ
    ドよりも下側で前記ボンベの充填口部に嵌着される充填
    ノズルと、 前記ヘッドケーシングを該充填ノズルと共に常時上向き
    に吊上げるバランスウエイトと、 外部から流体圧が供給されることにより該バランスウエ
    イトに抗して前記ヘッドケーシングを充填ノズルと共に
    下降させるシリンダ機構と、 該シリンダ機構と圧力源との間に配設され該シリンダ機
    構に対する流体圧の給排を制御する制御弁と、 前記充填ノズルをボンベの充填口部に嵌着させるために
    前記ヘッドケーシングと支持アームとの間に配設され、
    該支持アームをヘッドケーシングに対して接近、離間さ
    せるアクチュエータと、 前記充填ノズルとは反対側の位置で前記ヘッドケーシン
    グに設けられ、前記ボンベのバルブ背面側から前記充填
    口部の下部外周側を挟持することにより、該充填口部に
    対して前記充填ノズルを位置合わせする位置合わせ手段
    とから構成してなる高圧ガス自動充填装置。
  5. 【請求項5】 前記位置合わせ手段は、前記支持アーム
    とは反対側で前記ヘッドケーシングの外周側に回動可能
    に設けられ該ヘッドケーシングに沿って下向きに延びた
    一対の回動軸と、基端側が該各回動軸の下端側に固着さ
    れ先端側が前記充填口部に対する当接部となった一対の
    挟持アームと、前記各回動軸の上端側に位置して前記ヘ
    ッドケーシングの外周側に取付けられ前記各回動軸を回
    動させることにより前記各挟持アームの当接部を互いに
    接近、離間させる回動アクチュエータとから構成してな
    る請求項3または4に記載の高圧ガス自動充填装置。
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