JP2897331B2 - 後2軸車両のブレーキ制御装置 - Google Patents

後2軸車両のブレーキ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は後2軸車両の制動時、車輪ロツクを抑え、車
両のスキツドを防止するブレーキ制御装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第3図に示すように、従来の後2軸車両のブレーキ制
御装置は、ブレーキペダル7によりブレーキ弁6を開く
と、空気槽8の加圧空気が2つの配管系統を経て油圧に
変換され、前輪ブレーキ3と後後輪ブレーキ16,16aとに
作用し、同時に前後輪ブレーキ13,13aに作用する。すな
わち、空気槽8の加圧空気はブレーキ弁6、管21、電磁
圧力制御弁5を経て倍力装置4を駆動し、管22を経て前
輪ブレーキ3へ、管24を経て後後輪ブレーキ16,16aへそ
れぞれ圧油を送る。また、空気槽8の加圧空気はブレー
キ弁6、管26、電磁圧力制御弁9,9aを経て倍力装置10,1
0aを駆動し、管28,28aを経て前後輪ブレーキ13,13aへ圧
油を送る。
電磁圧力制御弁5,9,9aは、左右の前輪2に配設した1
対の回転数センサと、左右の前後輪12に配設した1対の
回転数センサとの信号を入力とする電子制御装置の出力
信号に基づき、各倍力装置4,10,10aへ送る空気圧を加減
する。各倍力装置4,10,10aは入力空気圧に比例した出力
油圧を各車輪ブレーキへ加え、車輪ロツクを防止するよ
うに働く。前後輪12と一緒に後後輪15も駆動される後2
軸車両でも同様である。このような構成は例えば特開昭
60−215458号公報に開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来の後2軸車両のブレーキ制御装置では、
次のような問題がある。
(a) 前輪ブレーキと後後輪ブレーキが同一の配管系
統で作動されるから、後後輪ロツクが生じやすく、前輪
の回転数センサをなくし、後後輪に配設した回転数セン
サの信号に基づき電磁圧力制御弁5を制御すると、後輪
ロツクを防止できても、左右の車輪で摩擦状態が異なる
路面での車両姿勢を修正できなくなる。
(b) 全ての車輪に設けた回転数センサの信号に基づ
き電磁圧力制御弁を制御することが好ましいが、これは
製造経費が高くなる。
(c) 前輪ブレーキを駆動する配管系統と前・後後輪
を駆動する配管系統とに分けて、各配管系統の油圧を制
御すると、前・後後輪ブレーキの配管系統の失陥時必要
な制動力が得られなくなる。
本発明の目的は上述の問題に鑑み、通常の制動では安
全で大きな制動力が得られるようにし、車輪ロツクが生
じる条件で前輪ブレーキの配管系統と前・後後輪ブレー
キの配管系統とに切り換えて後輪ロツクを防止する、後
2軸車両のブレーキ制御装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成は流体圧源
の流体圧を前輪ブレーキへ送る第1の圧力制御弁の出口
を左右の後後輪ブレーキに各別に接続する第1の位置
と、流体圧源の流体圧を左右の前後輪ブレーキへ各別へ
送る第2の圧力制御弁の出口を左右の後後輪ブレーキへ
各別に接続する第2の位置とに切り換わる1対の電磁切
換弁と、後後輪と前後輪の内の1つが車輪ロツクを生じ
る条件で前記電磁切換弁を第2の位置とする電子制御装
置とを備えたことを特徴とする。
[作用] 通常の状態では、第1の配管系統は前輪ブレーキと後
後輪ブレーキに接続し、第2の配管系統は駆動輪である
前後輪ブレーキに接続するので、全体として大きな制動
力が得られ、一方の配管系統に欠陥が生じても、制動力
が極端に小さくならない。
一方、滑りやすい路面を走行するとか、急制動により
車輪ロツクが生じる条件では、電磁切換弁により第1の
配管系統が前輪ブレーキに接続し、第2の配管系統が前
・後後輪ブレーキに接続し、荷重の前方移動による後輪
ロツクを防止するように、第2の配管系統の流体圧が圧
力制御弁により加減される。
[発明の実施例] 第1図は本発明による後2軸車両のブレーク制御装置
の回路図である。ブレーキペダル7により操作されるブ
レーキ弁6は、空気槽8の加圧空気を第1、第2の配管
系統へ送る。空気槽8はブレーキ弁6、管21、電磁圧力
制御5、倍力装置4、管22を経て前輪ブレーキ3へ、管
24、電磁切換弁14,14a、管29,29aを経て後後輪ブレーキ
16,16aへそれぞれ接続される。また、空気槽8はブレー
キ弁6、管26から左右に分れて管27,27a、電磁圧力制御
弁9,9a、倍力装置10,10a、管28,28aを経て左右の前後輪
ブレーキ13,13aへ接続される。このような第1,第2の配
管系統は従来のものと同様である。
本発明は制動時後輪ロツクを防止するために、管28,2
8aを電磁切換弁14,14aにより管29,29aへ接続可能とした
ものである。このため、ブレーキ弁6に制動時閉じるブ
レーキスイツチ30が、左右の前輪2に回転数センサ17,1
7aが、左右の前後輪12に回転数センサ18,18aが、管29,2
9aに圧力センサ19,19aがそれぞれ配設され、これらの信
号が電子制御装置20へ加えられる。電子制御装置20は大
きな制動力を必要とする通常の接続状態と、後輪ロツク
を防止するための接続状態とに、配管の接続を制御する
ために、電磁圧力制御弁5,9,9a、電磁切換弁14,14aへ出
力信号を送る。
次に、本発明による後2軸車両のブレーキ制御装置の
作動について説明する。通常の状態では、各電磁切換弁
14,14aはそれそれ第1図に示すように管24と管29を接続
し、管24と管29aを接続する。したがつて、制動時ブレ
ーキペダル7を踏むと、空気槽8の加圧空気がブレーキ
弁6、管21、電磁圧力制御弁5を経て倍力装置4へ送ら
れ、倍力装置4から圧油が管22を経て前輪ブレーキ3へ
送られる。同時に、倍力装置4から圧油が管24、電磁切
換弁14,14a、管29,29aを経て後後輪ブレーキ16,16aへ送
られる。また、空気槽8の加圧空気がブレーキ弁6、管
26、管27,27a、電磁圧力制御弁9,9aを経て倍力装置10,1
0aへ送られる。倍力装置10,10aから圧油が管28,28aを経
て前後輪ブレーキ13,13aへ送られる。この状態では、第
1の配管系統の制動力が前輪2と後後輪15とに加えら
れ、第2の配管系統の制動力が駆動輪である前後輪12に
加えられるから、各配管系統のブレーキ負担がほぼ均等
になり、一方の配管系統が失陥しても制動力が半分以下
にはならないので安全である。
一方、車輪ロツクが生じる条件では、電磁切換弁14,1
4aが切り換わり、管28が管29を接続し、管28aが管29aに
接続する。したがつて、空気槽8の加圧空気がブレーキ
弁6、管21、電磁圧力制御弁5、倍力装置4へ送られ、
倍力装置4から圧油が管22を経て前輪ブレーキ3だけへ
送られる。また、空気槽8の加圧空気がブレーキ弁6、
管26、管27,27a、電磁圧力制御弁9,9aを経て倍力装置1
0,10aへ送られ、倍力装置10,10aから圧油が管28,28aを
経て前後輪ブレーキ13,13aへ送られ、同時に管28,28aか
ら電磁切換弁14,14a、管29,29aを経て後後輪ブレーキ1
6,16aへ送られる。この時、電子制御装置20の出力信号
により、電磁圧力制御弁9,9aが制御され、倍力装置10,1
0aから前後輪ブレーキ13,13aと後後輪ブレーキ16,16aへ
加えられる油圧が加減され、後輪ロツクを防止するよう
に働く。
第2図は上述の制御を行う電子制御装置のプログラム
の流れ図である。図において、p11〜p19は流れ図の各ス
テツプを示す。制御プログラムは所定時間毎に繰り返し
実行される。p11でスタートし、p12でブレーキスイツチ
30によりブレーキペダル7が踏まれている否かを判別す
る。ブレーキペダル7が踏まれていない場合はp12へ戻
り、ブレーキペダル7が踏まれている場合は、p13で回
転数センサ17,17aと回転数センサ18,18aによる前輪2の
回転数nfと前後輪12の回転数nrを読み込む。p14で車輪
ロツクが生じる条件にあるか否か、例えば前輪2の回転
数nfと前後輪12の回転数nrとの差が所定値dよりも大き
いか否かを判別する。前輪2の回転数nfと前後輪12の回
転数nrとの差が所定値dよりも小さい場合はp16へ進
む。
p14で前輪2の回転数nfと前後輪12の回転数nrとの差
が所定値dよりも大きい場合は、p15で圧力センサ19,19
aにより検出した管29,29aの油圧が所定値eよりも大き
いか否か(配管系統が圧力失陥していないか否か)を判
別する。管29,29aの油圧が所定値eよりも小さい場合
は、p16で電磁切換弁14,14aを第1の位置とし、p19へ進
む。p15で管29,29aの油圧が所定値eよりも大きい場合
は、p17へ電磁切換弁14,14aを切り換えて第2の位置と
する。p18で電磁圧力制御弁9,9aを制御して倍力装置10,
10aへの空気圧を減じ、p19で終了する。
上述した実施例では、空気槽8の加圧空気がブレーキ
弁7、圧力制御弁9,9aを経て倍力装置10,10aへ送られ、
倍力装置10,10aから所望の油圧が車輪ブレーキ13,13a,1
6,16aへ送られる形式のブレーキ制御装置について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、空気
槽8の加圧空気がブレーキ弁7、圧力制御弁9,9aを経て
車輪ブレーキ13,13a,16,16aへ送られる形式のブレーキ
制御装置にも適用できる。また、本発明は前2軸・後2
軸車両のブレーキ制御装置にも適用できる。
[発明の効果] 本発明は上述のように、流体圧源の流体圧を前輪ブレ
ーキへ送る第1の圧力制御弁の出口を左右の後後輪ブレ
ーキに各別に接続する第1の位置と、流体圧源の流体圧
を左右の前後輪ブレーキへ各別に送る第2の圧力制御弁
の出口を左右の後後輪ブレーキへ各別に接続する第2の
位置とに切り換わる1対の電磁切換弁と、後後輪と前後
輪の内の1つが車輪ロツクを生じる条件で前記電磁切換
弁を第2の位置とする電子制御装置とを備えたから、後
輪ロツクが生じる条件で第1の配管系統が前輪ブレーキ
に、第2の配管系統が前・後後輪ブレーキにそれぞれ接
続されるので、急制動などによる荷重の前方移動に対し
ほぼ同じ条件となる前・後後輪ブレーキの流体圧が減じ
られ、後輪ロツクが防止される。したがつて、制動距離
の短縮と車体姿勢の安定が維持される。
通常の状態では、第1の配管系統が前輪ブレーキと後
後輪ブレーキに、第2の配管系統が前後輪ブレーキにそ
れぞれ接続されるので、各配管系統のブレーキ負担がほ
ぼ等しく大きな制動力が得られ、一方の配管系統が失陥
しても、制動能力が半分以下に減じることがなく安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る後2軸車両のブレーキ制御装置の
回路図、第2図は同制御プログラムの流れ図、第3図は
従来の後2軸車両のブレーキ制御装置の回路図である。 3:前輪ブレーキ、4,10,10a:倍力装置、5,9,9a:電磁圧力
制御弁、8:空気槽、13:電後輪ブレーキ、14,14a:電磁切
換弁、16,16a:後後輪ブレーキ,17,17a,18,18a:回転数セ
ンサ、19,19a:圧力センサ、20:電子制御装置、30:ブレ
ーキスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体圧源の流体圧を前輪ブレーキへ送る第
    1の圧力制御弁の出口を左右の後後輪ブレーキに各別に
    接続する第1の位置と、流体圧源の流体圧を左右の前後
    輪ブレーキへ各別に送る第2の圧力制御弁の出口を左右
    の後後輪ブレーキへ各別に接続する第2の位置とに切り
    換わる1対の電磁切換弁と、後後輪と前後輪の内の1つ
    が車輪ロツクを生じる条件で前記電磁切換弁を第2の位
    置とする電子制御装置とを備えたことを特徴とする後2
    軸車両のブレーキ制御装置。
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