JP2896893B1 - 二つ折り型電報用台紙 - Google Patents

Abstract

【要約】 【課題】電文を記載した電報用紙を貼付するほかに、相
手に対しお祝いまたはお悔やみの気持ちを示すような所
要の物品を収納できるようにし、これによって、発信者
側は受信者側に対しお祝いまたはお悔やみの気持ちを二
重に表現伝達することができるとともに、受信者側すな
わち相手側では、電報の保管とともに当該物品の収納保
管にも利用できるようにする。 【構成】本発明二つ折り型電報用台紙は、表表紙１、背
表紙２および裏表紙３により形成された表紙体ａの裏表
紙３の内面に、浅底器体ｂを重合固定し、表表紙１の内
面に電報用紙ｃを貼付し、浅底器体ｂに袱紗ｄ等適宜の
物品を収納できるようにしてなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、お祝い電報やお悔
やみ電報のために使用する二つ折り型電報用台紙に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】二つ折り型電報用台紙は、電文を記載し
た電報用紙を内面に貼付して使用するものであり、表表
紙の表面に刺繍模様を施したものや、開いたときに内装
発声装置がメッセージを発声するとかメロディーを奏で
るとかするもの、さらに、写真立てとして使用できるよ
うにしたもの等が提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
二つ折り型電報用台紙を、さらに有効利用できるように
工夫し、電文を記載した当該電報用紙を貼付するほか
に、相手に対しお祝いまたはお悔やみの気持ちを示すよ
うな所要の物品を収納できるようにし、これによって、
発信者側は受信者側に対しお祝いまたはお悔やみの気持
ちを二重に表現伝達することができるとともに、受信者
側すなわち相手側では、受信の後、当該電報の保管とと
もに当該物品の収納保管にも利用できるようにしようと
するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明二つ折り型電報用
台紙は、表表紙１、背表紙２および裏表紙３により形成
された表紙体ａの裏表紙３の内面に、浅底器体ｂを重合
固定し、表表紙１の内面に電報用紙ｃを貼付し、浅底器
体ｂに袱紗ｄ等適宜の物品を収納できるようにしてな
る。

【０００５】上記において、表表紙１、背表紙２および
裏表紙３により形成された表紙体ａは、外装紙４と内装
紙５との間に基板６，７，８を介在させた一連のものと
して作成するのが適当である。また、浅底器体ｂは、裏
表紙３より一回り小さい底板９の周囲に背表紙２の幅員
とほぼ同じ高さの側板１０を起立し、その底板９を裏表
紙３の内面に接着固定しておくのが適当である。

【０００６】さらに、浅底器体ｂに袱紗ｄを収納するに
は、芯板１１を内包させて折り畳んで透明な包装用袋１
３に封入し、かつ、その包装用袋１３を両面接着テープ
１４で浅底器体ｂの底板９に仮止めするのが好適であ
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下図示の実施形態の一例につい
て詳しく説明する。ａは、表表紙１、背表紙２および裏
表紙３を一連に形成してなる表紙体で、それは、外装紙
４と内装紙５との間に基板６，７，８を介在させてな
り、表表紙１と裏表紙３は、背表紙２対し蝶着状態にな
っている。

【０００８】ｂは、裏表紙３より一回り小さい底板９の
周囲に、背表紙２の幅員とほぼ同じ高さの側板１０を起
立してなる浅底器体で、底板９を裏表紙３の内面に接着
固定している。

【０００９】ｃは、表表紙１の内面に剥離自在に貼付し
た電報用紙である。

【００１０】ｄは、上記浅底器体ｂに収納する物品の一
例たる袱紗である。この袱紗ｄは、任意の一つの角部に
芯板１１を接着テープ１２で仮止めし、その芯板１１を
内包するように、たとえば図６〜９の順序で折り畳み、
その折り畳み状態の袱紗ｄを透明な包装用袋１３に予め
封入しておく。

【００１１】さらに、この袱紗ｄ入りの包装用袋１３を
上記浅底器体ｂに収納する。包装用袋１３の外面には両
面接着テープ１４を接着してあり、これによって、浅底
器体ｂの底板９に仮止めできるようにしてある。

【００１２】

【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、表表紙、背表紙および裏表紙により形成され
た表紙体の裏表紙の内面に、浅底器体を重合固定し、表
表紙の内面に電報用紙を貼付し、浅底器体に袱紗等適宜
の物品を収納するようにしてなるから、電文を記載した
当該電報用紙を貼付するほかに、相手に対しお祝いまた
はお悔やみの気持ちを示すような袱紗等の適宜の物品を
収納でき、これにより、発信者側は受信者側に対しお祝
いまたはお悔やみの気持ちを二重に表現伝達することが
できる。

【００１３】浅底器体があるので、受信者側すなわち相
手側では、電報の保管とともに当該物品の収納保管にも
利用できる。

【００１４】表紙体は、表表紙、背表紙および裏表紙に
より形成され、かつ、裏表紙の内面に浅底器体を重合固
定しているので、全体として、強度的にしっかりしたも
のでとなり、取り扱いに至便である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る二つ折り型電報用台
紙を閉じた状態で示す斜視図である。

【図２】同上の拡大断面図である。

【図３】同電報用台紙を開いた状態で示す斜視図であ
る。

【図４】同上の拡大断面図である。

【図５】袱紗の展開状態の斜視図である。

【図６】同上の折り畳み状況を示す斜視図である。

【図７】同じく折り畳み状況を示す斜視図である。

【図８】同じく折り畳み状況を示す斜視図である。

【図９】袱紗の折り畳み完了状態の斜視図である。

【図１０】袱紗を入れる包装用袋の斜視図である。

【符号の説明】

ａ 表紙体 ｂ 浅底器体 ｃ 電報用紙 ｄ 袱紗 １ 表表紙 ２ 背表紙 ３ 裏表紙 ４ 外装紙 ５ 内装紙 ６〜８ 基板 ９ 底板 １０ 側板 １１ 芯板 １２ 接着テープ １３ 包装用袋 １４ 両面接着テープ

Claims (8)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表表紙、背表紙および裏表紙により形成さ
   れた表紙体の裏表紙の内面に、浅底器体を重合固定し、
   表表紙の内面に電報用紙を貼付し、浅底器体に袱紗等適
   宜の物品を収納できるようにしてなることを特徴とする
   二つ折り型電報用台紙。
2. 【請求項２】表表紙、背表紙および裏表紙により形成さ
   れた表紙体が、外装紙と内装紙との間に基板を介在させ
   た一連のものであることを特徴とする請求項１記載の二
   つ折り型電報用台紙。
3. 【請求項３】浅底器体が、裏表紙より一回り小さい底板
   の周囲に背表紙の幅員とほぼ同じ高さの側板を起立して
   なり、その底板を裏表紙の内面に接着固定していること
   を特徴とする請求項１または２記載の二つ折り型電報用
   台紙。
4. 【請求項４】電報用紙が、表表紙の内面に剥離自在に貼
   付していることを特徴とする請求項１，２または３記載
   の二つ折り型電報用台紙。
5. 【請求項５】浅底器体に袱紗を収納してなることを特徴
   とする請求項１，２，３または４記載の二つ折り型電報
   用台紙。
6. 【請求項６】袱紗が透明な包装用袋に封入されているこ
   とを特徴とする請求項５記載の二つ折り型電報用台紙。
7. 【請求項７】袱紗が、芯板を内包して折り畳まれた状態
   で包装用袋に封入されていることを特徴とする請求項６
   記載の二つ折り型電報用台紙。
8. 【請求項８】包装用袋が、両面接着テープによって、浅
   底器体の底板に仮止めされていることを特徴とする請求
   項６または７記載の二つ折り型電報用台紙。