JP2896238B2 - 返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版の製造法 - Google Patents
返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版の製造法Info
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- JP2896238B2 JP2896238B2 JP41652890A JP41652890A JP2896238B2 JP 2896238 B2 JP2896238 B2 JP 2896238B2 JP 41652890 A JP41652890 A JP 41652890A JP 41652890 A JP41652890 A JP 41652890A JP 2896238 B2 JP2896238 B2 JP 2896238B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リブ付き半製品外壁Ｐ
ｃａ版の製造法に関する。
ｃａ版の製造法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内壁未形成で窓や出入口等の開口
部を有する半製品外壁Ｐｃａ版（プレキャストコンクリ
ート版）は、既によく知られている。
部を有する半製品外壁Ｐｃａ版（プレキャストコンクリ
ート版）は、既によく知られている。
【０００３】この半製品外壁Ｐｃａ版は、通常、工場生
産されて、工事現場へと搬入され、クレーン等を用いて
建て込まれる。そして、その内側に内壁形成用型枠が組
まれ、該型枠内に配筋が施され、コンクリートが打設さ
れて、内壁が形成され、もって、躯体外周壁が構築され
る。
産されて、工事現場へと搬入され、クレーン等を用いて
建て込まれる。そして、その内側に内壁形成用型枠が組
まれ、該型枠内に配筋が施され、コンクリートが打設さ
れて、内壁が形成され、もって、躯体外周壁が構築され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半製品
外壁Ｐｃａ版の場合、出窓を設けるときは現場施工を要
し、建て込み後の型枠作業において、出窓用型枠とその
配筋が必要となるため、未だかなりの手間がかかり、精
度の確保も容易でない。また、タイル面を有する半製品
外壁Ｐｃａ版の場合には、出窓の形成に型枠形状が複雑
になるため、コスト高を招いている。
外壁Ｐｃａ版の場合、出窓を設けるときは現場施工を要
し、建て込み後の型枠作業において、出窓用型枠とその
配筋が必要となるため、未だかなりの手間がかかり、精
度の確保も容易でない。また、タイル面を有する半製品
外壁Ｐｃａ版の場合には、出窓の形成に型枠形状が複雑
になるため、コスト高を招いている。
【０００５】本発明は、かかる従来の問題点を解決しよ
うとするものであり、その半製品外壁Ｐｃａ版を容易に
製作できるようにしようとするものである。
うとするものであり、その半製品外壁Ｐｃａ版を容易に
製作できるようにしようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、所要の出窓を有する返りリブ付き半製品外壁Ｐ
ｃａ版Ａの大きさに適合する大きさの水平なベッド９を
設け、該ベッドの上に平板１１を水平に配し、該平板上
に上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａの周縁部、出窓用開口部２
及び該開口部内縁の返りリブ３を形成する立上り型枠１
３，１４，１５を設け、また、上記ベッド９には上記開
口部２における出窓に対応させて上記ベッド９の一部を
凹没させるとともに、該凹没部分で上記平板１１を切り
落して凹設部１８を形成し、該凹設部にあらかじめ形成
した出窓Ｐｃａ部材６を配置し、更に、その平板１１上
に所要の配筋を施してコンクリート１７を打設し、もっ
て、開口部２内縁に最終壁厚さに見合った返りリブ３を
有しかつ開口部外縁に出窓Ｐｃａ部材６を一体的に連設
した内壁未完成の上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａを倒伏姿勢
にて製作することを特徴とする。
発明は、所要の出窓を有する返りリブ付き半製品外壁Ｐ
ｃａ版Ａの大きさに適合する大きさの水平なベッド９を
設け、該ベッドの上に平板１１を水平に配し、該平板上
に上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａの周縁部、出窓用開口部２
及び該開口部内縁の返りリブ３を形成する立上り型枠１
３，１４，１５を設け、また、上記ベッド９には上記開
口部２における出窓に対応させて上記ベッド９の一部を
凹没させるとともに、該凹没部分で上記平板１１を切り
落して凹設部１８を形成し、該凹設部にあらかじめ形成
した出窓Ｐｃａ部材６を配置し、更に、その平板１１上
に所要の配筋を施してコンクリート１７を打設し、もっ
て、開口部２内縁に最終壁厚さに見合った返りリブ３を
有しかつ開口部外縁に出窓Ｐｃａ部材６を一体的に連設
した内壁未完成の上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａを倒伏姿勢
にて製作することを特徴とする。
【０００７】
【作用】この製造法による上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａ
は、出窓Ｐｃａ部材６を一体的に連設するので、出窓型
枠及びその配筋を不要にする。而して、上記半製品外壁
Ｐｃａ版Ａは、工事現場において、従来同様に、クレー
ン等を用いて建て込み、その内側に内壁形成用型枠８を
組み、該型枠内に鉄筋７を配筋し、コンクリートを打設
して、内壁を形成し、躯体外周壁を構築するが、その
際、開口部２内縁の返りリブ３が内壁小口型枠を兼ね
る。
は、出窓Ｐｃａ部材６を一体的に連設するので、出窓型
枠及びその配筋を不要にする。而して、上記半製品外壁
Ｐｃａ版Ａは、工事現場において、従来同様に、クレー
ン等を用いて建て込み、その内側に内壁形成用型枠８を
組み、該型枠内に鉄筋７を配筋し、コンクリートを打設
して、内壁を形成し、躯体外周壁を構築するが、その
際、開口部２内縁の返りリブ３が内壁小口型枠を兼ね
る。
【０００８】
【実施例】図面は、本発明の実施例を示している。本発
明に係る出窓を有する返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版
Ａは、図１に示すように、内壁未形成の本体１の適所に
出窓用の開口部２を有し、該開口部内縁に、最終壁厚さ
に見合った返りリブ３を形成し、本体１の内壁側にオム
ニア筋４を突設し、表面にタイル５を付設している。ま
た、上記開口部２の外縁に出窓Ｐｃａ部材６を一体的に
連設している。この出窓を有する返りリブ付き半製品外
壁Ｐｃａ版Ａは、工事現場にてクレーン等により建て込
み、次いで、図１に示すように、その内側に内壁形成用
型枠８を組み、かつ、該型枠内に鉄筋７を配筋し、コン
クリートを打設して、内壁を形成し、躯体外周壁を構築
する。この際、返りリブ３が内堅小口型枠を兼ねるの
で、内壁小口型枠は不要である。
明に係る出窓を有する返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版
Ａは、図１に示すように、内壁未形成の本体１の適所に
出窓用の開口部２を有し、該開口部内縁に、最終壁厚さ
に見合った返りリブ３を形成し、本体１の内壁側にオム
ニア筋４を突設し、表面にタイル５を付設している。ま
た、上記開口部２の外縁に出窓Ｐｃａ部材６を一体的に
連設している。この出窓を有する返りリブ付き半製品外
壁Ｐｃａ版Ａは、工事現場にてクレーン等により建て込
み、次いで、図１に示すように、その内側に内壁形成用
型枠８を組み、かつ、該型枠内に鉄筋７を配筋し、コン
クリートを打設して、内壁を形成し、躯体外周壁を構築
する。この際、返りリブ３が内堅小口型枠を兼ねるの
で、内壁小口型枠は不要である。
【０００９】この出窓を有する返りリブ付き半製品外壁
Ｐｃａ版Ａは、工場生産して工事現場へと搬入すればよ
いが、好ましくは、現場サイトで製作するとよい。ま
た、倒伏姿勢で製作するとよい。その具体的手段は、次
の通りである。
Ｐｃａ版Ａは、工場生産して工事現場へと搬入すればよ
いが、好ましくは、現場サイトで製作するとよい。ま
た、倒伏姿勢で製作するとよい。その具体的手段は、次
の通りである。
【００１０】図２に示すように、製作する出窓を有する
返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版Ａの大きさに適合する
適宜大きさの水平なコンクリート製のベッド９を設け、
該ベッドの上に下地材１０を介して合板による平板１１
を水平に配する。また、出窓に対応させて上記ベッド９
の一部を凹没させるとともに、該凹没部分で上記平板１
１を切り落して凹設部１８を形成する。
返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版Ａの大きさに適合する
適宜大きさの水平なコンクリート製のベッド９を設け、
該ベッドの上に下地材１０を介して合板による平板１１
を水平に配する。また、出窓に対応させて上記ベッド９
の一部を凹没させるとともに、該凹没部分で上記平板１
１を切り落して凹設部１８を形成する。
【００１１】而して、あらかじめ形成した出窓Ｐｃａ部
材６を、上記凹設部１８内にセットし、また、平板１１
上に、外面にて合成樹脂フィルム１２に離脱可能に付設
されかつ本体１に見合わせて配列された多数のタイル５
を、合成樹脂フィルム１２を下にして敷き並べ、上記本
体１の周縁部、上記開口部２及び上記返りリブ３を形成
するそれぞれの立上り型枠１３，１４，１５を組み、型
枠内に所要の埋め込み用の鉄筋１６を配筋し、かつ、該
鉄筋に連ねて本体１の内壁側に突出するオムニア筋４を
配して、型枠内にコンクリート１７を打設する。その
後、打設コンクリート１７に所定強度が発現したところ
で、脱型し、更に養生硬化させる。なお、合成樹脂フィ
ルム１２は、建て込みの段で引き剥がせばよい。
材６を、上記凹設部１８内にセットし、また、平板１１
上に、外面にて合成樹脂フィルム１２に離脱可能に付設
されかつ本体１に見合わせて配列された多数のタイル５
を、合成樹脂フィルム１２を下にして敷き並べ、上記本
体１の周縁部、上記開口部２及び上記返りリブ３を形成
するそれぞれの立上り型枠１３，１４，１５を組み、型
枠内に所要の埋め込み用の鉄筋１６を配筋し、かつ、該
鉄筋に連ねて本体１の内壁側に突出するオムニア筋４を
配して、型枠内にコンクリート１７を打設する。その
後、打設コンクリート１７に所定強度が発現したところ
で、脱型し、更に養生硬化させる。なお、合成樹脂フィ
ルム１２は、建て込みの段で引き剥がせばよい。
【００１２】出窓Ｐｃａ材６は、図３に示すように、上
下左右の各片ごとに銅製型枠１９にて形成し、結合す
る。２０は、配筋した鉄筋、２１は、打設コンクリート
である。
下左右の各片ごとに銅製型枠１９にて形成し、結合す
る。２０は、配筋した鉄筋、２１は、打設コンクリート
である。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、既述構成であるから、
凹設部１８にあらかじめ形成した出窓Ｐｃａ部材６をセ
ットすることで、極めて容易に、迅速に、かつ、高精度
に、出窓を有する半製品外壁Ｐｃａ版Ａを製造すること
ができ、勿論、タイル面を有するものであっても大差な
く製造することができ、しかも、返りリブ付きとするこ
とができて、この出窓を有する返りリブ付き半製品外壁
Ｐｃａ版Ａを躯体構築に使用することにより、現場での
型枠作業及び配筋作業を大幅に省略化、簡略化でき、ま
た、施工精度を格段に向上させることができ、したがっ
て、躯体構築の工期を短縮でき、コストを低減でき、品
質を向上させることができる。
凹設部１８にあらかじめ形成した出窓Ｐｃａ部材６をセ
ットすることで、極めて容易に、迅速に、かつ、高精度
に、出窓を有する半製品外壁Ｐｃａ版Ａを製造すること
ができ、勿論、タイル面を有するものであっても大差な
く製造することができ、しかも、返りリブ付きとするこ
とができて、この出窓を有する返りリブ付き半製品外壁
Ｐｃａ版Ａを躯体構築に使用することにより、現場での
型枠作業及び配筋作業を大幅に省略化、簡略化でき、ま
た、施工精度を格段に向上させることができ、したがっ
て、躯体構築の工期を短縮でき、コストを低減でき、品
質を向上させることができる。
【図１】 本発明に係る出窓を有する返りリブ付き半製
品外壁Ｐｃａ版を示す截断側面図である。
品外壁Ｐｃａ版を示す截断側面図である。
【図２】 本発明に係る出窓を有する返りリブ付き半製
品外壁Ｐｃａ版の製造法の実施例を示す截断側面図であ
る。
品外壁Ｐｃａ版の製造法の実施例を示す截断側面図であ
る。
【図３】 本発明の実施例における出窓Ｐｃａ材の製造
を示す截断側面図である。
を示す截断側面図である。
Ａ…出窓を有する返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版 １…本体 ２…開口部 ３…返りリブ ４…オムニア筋 ５…タイル ６…出窓Ｐｃａ部材 ７…鉄筋 ８…内壁形成用型枠 ９…ベッド １０…下地材 １１…平板 １２…合成樹脂フィ
ルム １３，１４，１５…立上り型枠 １６…鉄筋 １７…コンクリート １８…凹設部 １９…鋼製型枠 ２０…鉄筋 ２１…打設コンクリート
ルム １３，１４，１５…立上り型枠 １６…鉄筋 １７…コンクリート １８…凹設部 １９…鋼製型枠 ２０…鉄筋 ２１…打設コンクリート
Claims (1)
- 【請求項１】 所要の出窓を有する返りリブ付き半製品
外壁Ｐｃａ版Ａの大きさに適合する大きさの水平なベッ
ド９を設け、該ベッドの上に平板１１を水平に配し、該
平板上に上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａの周縁部、出窓用開
口部２及び該開口部内縁の返りリブ３を形成する立上り
型枠１３，１４，１５を設け、また、上記ベッド９には
上記開口部２における出窓に対応させて上記ベッド９の
一部を凹没させるとともに、該凹没部分で上記平板１１
を切り落して凹設部１８を形成し、該凹設部にあらかじ
め形成した出窓Ｐｃａ部材６を配置し、更に、その平板
１１上に所要の配筋を施してコンクリート１７を打設
し、もって、開口部２内縁に最終壁厚さに見合った返り
リブ３を有しかつ開口部外縁に出窓Ｐｃａ部材６を一体
的に連設した内壁未完成の上記半製品外壁Ｐｃａ版Ａを
倒伏姿勢にて製作することを特徴とする返りリブ付き半
製品外壁Ｐｃａ版の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41652890A JP2896238B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41652890A JP2896238B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04231535A JPH04231535A (ja) | 1992-08-20 |
| JP2896238B2 true JP2896238B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=18524749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41652890A Expired - Fee Related JP2896238B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 返りリブ付き半製品外壁Ｐｃａ版の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2896238B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41652890A patent/JP2896238B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04231535A (ja) | 1992-08-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |