JP2896102B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP2896102B2
JP2896102B2 JP9450995A JP9450995A JP2896102B2 JP 2896102 B2 JP2896102 B2 JP 2896102B2 JP 9450995 A JP9450995 A JP 9450995A JP 9450995 A JP9450995 A JP 9450995A JP 2896102 B2 JP2896102 B2 JP 2896102B2
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料組成物及びその用途
に関する。
【0002】
【従来の技術】塗膜の硬度を向上させて塗膜表面へのキ
ズを生じ難くした塗料としては従来より、シリコーン
系、アクリル系などからなる塗料が知られている。しか
しながら、これらのハードコーティング塗料は、10μ
m以下の薄膜でないと造膜性に劣るため使用出来ないと
いう欠点を有していた。更に、これら従来のコーティン
グ用樹脂組成物は、塗膜の伸縮性に乏しいものであった
ため基材の収縮に追随出来ず、そのため被塗物を室内に
放置するだけでも短期間のうちに塗膜にチェッキングを
生じ剥落するという欠点を有していた。
【0003】一方、長期間の使用に耐える重防食塗料と
しては、エポキシ系、塩化ビニル樹脂系、塩化ゴム系、
アクリル変性シリコーン系、変性フッ素樹脂系等各種の
ものが知られている。しかしながら、エポキシ系樹脂は
屋外における耐候性が不十分であるという欠点を有して
おり、塩化ビニル樹脂や塩化ゴム系の樹脂は長期防食性
が不十分であるという欠点を有している。また、アクリ
ル変性シリコーン系及び変性フッ素系樹脂は膜硬度が低
いためキズがつき易いこと、耐汚染性及び耐溶剤性に欠
けるため用途面に制約がある等の欠点を有していた。ま
た、これらの塗料を混合して相互の特徴を生かした塗料
とすることも検討されている。しかしながらこれら従来
の塗料のいずれも未だ十分満足出来るものとは言えなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コー
ティングにより簡便にコンクリートの防食を可能にする
塗料組成物を提供することにある。本発明の他の目的
は、長期間にわたってコンクリートの防食効果を維持出
来る塗料組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は(A)水酸基含
有ポリエステル変性ポリジメチルシロキサンと(B)ダ
イマー酸変性エポキシ樹脂を重量比で10〜80:90
〜20の割合で混合してなる結合剤100重量部に対し
て更に(C)無黄変タイプのポリイソシアネート50〜
500重量部を配合してなる塗料組成物及びその用途に
係る。
【0006】本発明で用いる(A)水酸基含有ポリエス
テル変性ポリジメチルシロキサンとしては、少なくとも
一方の末端に水酸基及び/又はアルコキシ基を有するポ
リジメチルシロキサンの末端水酸基及び/又はアルコキ
シ基の少なくとも一方が水酸基含有飽和ポリエステルで
置換されてなるポリエステル変性ポリジメチルシロキサ
ン及び/又は側鎖の一部が水酸基含有飽和ポリエステル
で置換されてなるポリエステル変性ポリジメチルシロキ
サン等を挙げることができ、単独で又は2種以上のもの
を混合して用いることができる。
【0007】具体例としては、下記〔化1〕で示される
ような少なくとも一方の末端に水酸基及び/又はアルコ
キシ基を有するポリジメチルシロキサン(1)と下記
〔化2〕で示されるようなポリオール末端を有するシラ
ノール化合物(2)とを脱水もしくは脱アルコール反応
により重縮合させた後、両末端に水酸基を有する飽和ポ
リエステルを更に反応させて得られるものや、少なくと
も一方の末端に水酸基及び/又はアルコキシ基を有する
ポリジメチルシロキサン(1)とアルキレンジオール及
びジカルボン酸を反応させて得られるもの、またポリジ
メチルシロキサンと飽和ポリエステルを、必要に応じて
有機チタネート触媒の存在下もしくは加熱下にて反応さ
せ脱水縮合反応もしくは脱アルコール反応させることに
よって得られたものなどを挙げることができる。これら
に用いることのできるポリジメチルシロキサンは、本発
明の目的を損なわない範囲で側鎖のメチル基の一部が炭
素数2以上のアルキル基もしくはフェニル基等で置換さ
れたものであってもよい。
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】 (Rは同一又は異なって低級アルキル基又はフェニル基
を示す。)
【0010】本発明に用いることのできる(B)ダイマ
ー酸変性エポキシ樹脂としては、エポキシ当量200〜
600、常温における粘度が20ポイズ未満のものが好
ましい。本発明に用いられる(B)ダイマー酸変性エポ
キシ樹脂は、例えば重量平均分子量340〜30,00
0かつエポキシ当量170〜5000のビスフェノール
系のエポキシ樹脂をダイマー酸と反応させることによっ
て得られる。その原料となるビスフェノール系エポキシ
樹脂は、例えばビスフェノールAとエピクロルヒドリン
を縮合させることにより得られたものを用いることがで
きる。中でも重量平均分子量340〜500、エポキシ
当量170〜250のものが好ましい。また、ダイマー
酸としては、不飽和脂肪酸の2量体を広く用いることが
でき、また、少量の、好ましくは30重量%未満の単量
体及び/又は3量体を含むものであってもよい。かかる
不飽和脂肪酸とは、炭素数12〜24で不飽和結合を分
子中に少なくとも1個有するカルボン酸化合物である。
斯かる不飽和脂肪酸の好ましい具体例としては、オレイ
ン酸、エライジン酸、セトレイン酸、ソルビン酸、リノ
ール酸、リノレイン酸、アラキドン酸等を挙げることが
できる。本発明に用いられる(B)ダイマー酸変性エポ
キシ樹脂は、ビスフェノール系エポキシ樹脂とダイマー
酸を固形分60〜90重量%、好ましくは70〜90重
量%の割合で、アルコール性水酸基含有有機溶媒の存在
下でエステル化反応させる方法等により容易に製造する
ことが出来る。
【0011】本発明に用いることのできる(C)無黄変
タイプのポリイソシアネートとしては、脂肪族系のポリ
イソシアネート化合物を広く用いることができ、中でも
ヘキサメチレンジイソシアネートもしくはヘキサメチレ
ンジイソシアネートの誘導体を好ましく用いることがで
きる。また、イソシアネート化合物と水、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、グリセリン、イソホロンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン等の低分子量多官能化合物との反応によって
得られる化合物であってもよい。例えばヘキサメチレン
ジイソシアネートと水とを反応させて得られる式(3)
で示される化合物等を好ましく用いることができる。
【0012】
【化3】
【0013】また、イソシアネート基は極めて反応性が
高いため保存中に反応劣化を生じ易く、また本発明の各
成分を予め混合した組成物は直ちに硬化を開始するため
保存に適さないという問題点を有する。斯かる問題点は
(C)成分のみ施工の直前に混合するなど多液型の塗料
とすることで解消しうるが、更に利便性の高い方法とし
てフェノール、アミン、アルコール、ラクタム類等のブ
ロック剤でイソシアネート基をマスクし安定化させる方
法がある。斯かるブロック剤の具体例としては、低級ア
ルコール類、フェノール、クレゾール等のフェノール
類、メチルセロソルブ等の水酸基含有エーテル類、乳酸
アミル等の水酸基含有エステル類、ブチルメルカプタン
等のメルカプタン類、アセトアニリド等の酸アミド類、
ε−カプロラクタム等のラクタム類等を挙げることがで
きる。これらのブロック剤を、必要により触媒の存在下
にてイソシアネート化合物と60〜180℃程度の温度
で2〜10時間反応させることによりイソシアネート化
合物の安定化を図ることが出来る。イソシアネート基が
マスクされ安定化されたもののうち、市販品としては、
コロネート2507、コロネート2513(以上、日本
ポリウレタン工業株式会社製)、バーノックB3−86
7(大日本インキ化学工業株式会社製)等を好ましく用
いることが出来る。尚、(C)成分として、このように
イソシアネート基のマスクされたものを用いる場合は、
施工時に140℃以上に加温し、ブロック剤を解離させ
て活性イソシアネート基を再生する工程を設ける必要が
ある。
【0014】本発明の塗料組成物の配合割合としては、
(A)水酸基含有ポリエステル変性ポリジメチルシロキ
サンと(B)ダイマー酸変性エポキシ樹脂が重量比で1
0〜80:90〜20、好ましくは25〜65:75〜
35の割合とし、(A)と(B)の合計100重量部に
対して(C)無黄変タイプのポリイソシアネートを50
〜500重量部、好ましくは80〜350重量部の割合
とする。(C)無黄変タイプのポリイソシアネートの配
合割合を80〜350重量部の範囲にすると特に硬度の
高い塗膜を得ることが出来る。(A)に対する(B)の
割合が10:90を上回ると耐候性、耐熱性が低下する
ため好ましくなく、80:20を下回ると膜の強度が低
下するため好ましくない。また、(C)の割合が(A)
と(B)の合計100重量部に対して50重量部を下回
ると、塗液の粘性が低く塗布に際しての作業性が悪いの
みならず膜強度の低下などを生じるため好ましくなく、
また500重量部を超えると膜の脆弱化を引き起こすた
め好ましくない。
【0015】本発明の塗料組成物は、その独自の構成に
より高強度、Hクラス以上の高硬度、耐汚染性、特に硫
化水素ガスに対する低ガス透過性、耐屈曲性、高付着
性、耐沸騰水性、耐塩水性、耐熱性、耐寒性、耐酸性、
耐アルカリ性、耐トルエン性といった優れた性質を有す
る。これらの性質は、本発明の塗料組成物を特にコンク
リートの防食被覆用塗料として用いる際に極めて優れた
効果を発揮する。即ち、近年、下水道におけるコンクリ
ートの防食が大きな問題となってきている。下水中には
硫化水素ガスを発生させる細菌類が生息しており、該ガ
スが水分と反応して生じる硫酸により、コンクリート壁
の浸食が進むという問題を生じているためである。従
来、かような浸食を簡便な表面塗装により防ぐ手段とし
て十分優れた方法はなかった。斯かる手段がなかった理
由の一つとしては、コンクリート構造体は振動や長期に
わたるズレ等により緩やかなあるいは急激な変形を生じ
ることが多く、かような変形に従来の塗料による塗膜で
は追随出来なかったことがある。また、硫化水素ガス自
体に対しては耐久性を有する塗膜であっても、該ガスを
透過する塗膜であると塗膜を通過した硫化水素ガスがコ
ンクリート中の水分と反応して硫酸となりコンクリート
を浸食するという問題もあった。本発明の塗料組成物
は、極めて画期的な柔軟性が付与されたため基材の変形
に追随して亀裂を生じることのないものであり、またそ
の独特の緻密な三次元構造が硫化水素ガスの透過性を低
減するためコンクリートの浸食の防止に極めて優れた効
果を有するものである。
【0016】本発明の塗料組成物には、必要に応じて樹
脂組成物100重量部に対して、更に(D)平均繊維径
0.01〜5μm、平均繊維長1〜300μm、アスペク
ト比3以上の繊維状無機物2〜30重量部、好ましくは
5〜10重量部を配合することができる。(D)成分の
配合割合が30重量部を超えると塗料の粘性が著しく高
まるため作業性が低下し好ましくなく、また2重量部を
下回ると配合の効果が少ないため好ましくない。(D)
成分を配合することにより、本発明の塗料組成物による
被膜に耐ダートインパクト性を付与することが出来る。
ダートインパクトとは、小物体の衝突などによる塗装面
への急激かつ部分的な衝撃を称し、(D)成分の付加に
より斯かる衝撃に対する塗膜の強度を著しく向上せしめ
ることが出来、塗膜のひび割れの防止に大きな効果を有
する。コンクリートの防食を目的とするコンクリート表
面のコーティングにおいては、塗膜にいったんひび割れ
を生じるとその部分からコンクリートの浸食が急激に進
むため、小物体の衝突の可能性の高いコンクリート構造
体、例えば下水道設備や道路もしくは道路付帯設備、ト
ンネル内面等における(D)成分添加による実用性向上
効果は極めて大きい。
【0017】(D)成分に用いることの出来る繊維状無
機物としては、各種の繊維状物を用いることが出来る
が、具体例としてはチタン酸アルカリ金属繊維、ホウ酸
アルミニウム繊維、ホウ酸マグネシウム繊維、ケイ酸カ
ルシウム繊維、ケイ酸亜鉛繊維、ケイ酸マグネシウム繊
維、チタニアウィスカー、ガラスファイバー、カーボン
繊維、セピオライト等を好ましく用いることができる。
中でも、繊維状無機物として平均アスペクト比3以上の
一般式M2O・nTiO2(式中Mはアルカリ金属、nは
4以上の数)で表されるチタン酸アルカリ金属繊維を用
いた場合、耐ダートインパクト性向上効果が極めて高
く、また表面平滑性に優れた塗膜が得られるため好まし
い。チタン酸アルカリ金属繊維としては、6チタン酸カ
リウムウィスカー、8チタン酸カリウムウィスカー、チ
タン酸ナトリウムウィスカー、チタン酸リチウムウィス
カー等を挙げることができる。これらの繊維状物は各種
のカップリング剤であらかじめ表面処理した上配合する
ことができる。斯かるカップリング剤としては、例えば
エポキシシラン、アミノシラン、アクリルシラン等のシ
ランカップリング剤あるいはチタネート系カップリング
剤を例示できる。これらのカップリング剤は本発明で使
用する繊維状物に対し、0.3〜5重量%加えて表面処
理することができる。
【0018】更に(D)成分として屈折率Dn 1.6以
上のものを用いた場合の独特の効果として、被膜にパー
ルトーン(サテン調)を付与することができる。パール
トーンとは光があたった際に表面の乱反射により周辺物
を明るく照らすことのできる効果で、斯かる効果は本発
明の塗料組成物をトンネル内壁や道路、道路付帯設備な
どの塗装に用いた場合にトンネル内の物体や夜間の路面
等の視認性を向上させ、交通の安全に大きく寄与するこ
との出来る極めてユニークで意義ある効果である。斯か
る効果は、自動車用道路のみならず、鉄道や空港滑走
路、港湾設備、水中設備等幅広く応用可能である。加え
て本発明の塗料組成物は、極めて保色性、耐汚染性に優
れる塗料であるため、前記パールトーン付与効果が汚染
により損なわれることが少なく長期に亘ってその安全性
向上効果を享受することが出来る。斯かる効果を有する
(D)成分の具体例としては4チタン酸カリウムウィス
カー、6チタン酸カリウムウィスカー、8チタン酸カリ
ウムウィスカー等のチタン酸アルカリ金属繊維やチタニ
ア繊維等を挙げることができ、これらはいずれも1.7
〜1.8程度の屈折率を有する。
【0019】本発明の塗料組成物には、必要に応じて無
機化合物及び/又は有機化合物から選ばれる少なくとも
一種の防錆剤を配合することが出来る。斯かる防錆剤の
配合は、本発明の塗料組成物を鉄筋コンクリート構造物
の防食に用いる場合や、金属基材上に塗布して用いる場
合などに有益である。
【0020】斯かる防錆剤のうち無機化合物としては亜
鉛、アルミニウム、珪素合金粉、雲母状酸化鉄(MI
O)、ステンレスウィスカー、ガラスフレーク、リン酸
アルミニウム、ホウ酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛など、ま
た有機化合物としては、カプロン酸、カプリル酸、ラウ
リル酸、ミリスチン酸等の脂肪族一塩基酸や、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族二塩基酸、ニ
トロ安息香酸、ジニトロ安息香酸、アミノ安息香酸、ケ
イ皮酸、ニトロケイ皮酸、トルイル酸、クミン酸、ブチ
ル安息香酸等の芳香族一塩基酸、2−エチルヘキシルア
ミノプロピオン酸、シクロヘキシルアミノプロピオン
酸、アミノラウリル酸、アミノミリスチン酸、アミノカ
プリル酸、アミノパルミチン酸等のアミノカルボン酸類
を例示でき、また鉛塩、亜鉛塩、クロム塩等であっても
よい。
【0021】本発明の塗料組成物には、本発明の目的を
損なわない範囲で各種の無機質顔料、有機質着色剤、分
散湿潤剤、脱泡剤、硬化促進剤などを適宜配合して意匠
性、塗料組成物の生産性、貯蔵安定性、作業性等の向上
を図ることが出来る。本発明の塗料組成物の製造にあた
っては、特に制限はなく、各成分は同時に、あるいは任
意の順序で配合することができる。全部の成分を一時に
配合せずに、一部の成分の配合を塗装の直前とすること
もできる。斯かる配合は、通常の塗料組成物の製造方法
に従って行なうことができる。また、必須の成分に加え
て適宜各種の有機溶媒を用いてもよく、斯かる有機溶媒
の種類や量を調整することにより塗料の粘度や乾燥速度
を任意に調整することができる。
【0022】本発明の塗料組成物の目的物への施工にあ
たっては、原液のまま、もしくは必要に応じて各種の溶
媒を加えることにより希釈して、刷毛、ロール刷毛、エ
アスプレー、エアレススプレー、静電塗装、浸漬塗り等
任意の方法にて塗装することにより行なうことができ
る。本発明の塗料組成物は、通常、一回の塗り厚は10
〜80μm程度とするのが好ましい。本発明の塗料組成
物においてフィラーを高率に配合した場合にはペースト
状の組成物とすることができ、この場合には、一回の塗
り厚で数百〜2000μm程度まで塗ることができる。
本発明の塗料組成物は、目的物に塗装した後、常温もし
くは加温して乾燥させることができる。
【0023】本発明の塗料組成物は、特にコンクリー
ト、セメント基材に対して塗装する際に独自の極めてユ
ニークで有用性の高い効果を得られるものであるが、金
属、木材、樹脂、セラミックス、ガラス等各種の基材に
用いた場合にも優れた効果を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を更に詳細に説
明する。以下において単に部とあるのは重量部を示す。
尚、本発明の各成分のうち市販品で入手可能なものを以
下に紹介する。
【0025】本発明の成分(A)として用いることので
きる水酸基含有ポリエステル変性ポリジメチルシロキサ
ンのうち、市販品としては、X24−8300(水酸基
当量約5000)、X24−8301(水酸基当量約8
000)(いずれも信越化学工業株式会社製)等を用い
ることができる。本発明の成分(B)として用いること
のできるダイマー酸変性エポキシ樹脂のうち、市販品と
しては、エピコート871、エピコート872(シェル
社製 エポキシ当量600〜700)、エピコートYL
6060等を好ましく用いることができる。本発明に用
いることの出来る(C)無黄変タイプのポリイソシアネ
ート化合物のうち、市販されているものとしては、コロ
ネートHX、コロネートHK、コロネート2094、コ
ロネートN、コロネートHL(NCO含有率13.2
%)、コロネートHL−100(NCO含有率17.1
%)(以上、日本ポリウレタン工業株式会社製)、バー
ノックDN993−75X(大日本インキ化学工業株式
会社製)等を挙げることができる。またコロネートEX
(NCO含有率21.2% 日本ポリウレタン工業株式
会社製)の如き3量体も用いることが出来る。本発明の
成分(D)の無機繊維のうち、特に好ましいものとして
は、ティスモD(8チタン酸カリウム繊維 大塚化学株
式会社製)を挙げることができる。
【0026】実施例1 表1〜2記載の成分及びこれに溶剤、触媒、分散剤、消
泡剤、ゲル化剤、紫外線安定剤を配合し、実施例の塗料
組成物を作製した。表中のA、B及びC成分の割合は固
形分換算重量部を示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】*1 信越化学工業株式会社製 *2 油化シエルエポキシ株式会社製 *3 日本ポリウレタン工業株式会社製 *4 大日本インキ化学工業株式会社製 *5 大塚化学株式会社製 チタン酸カリ繊維 *6 テイカ株式会社製 *7 東洋アルミニウム株式会社製 *8 白石工業株式会社製 *9 白石工業株式会社製 *10 土屋カオリン工業株式会社製 *11 日本黒鉛工業株式会社製
【0030】実施例の上塗用1においては、コロネート
EX以外の各成分をポリビーカーに採取し小型デイスパ
ーで約10分間撹拌、次いでコロネートEXを加えて、
引き続き小型デイスパーで、更に5分間撹拌することに
より調製した。同様にして実施例2,3,10及び11
を調製した。実施例の加温乾燥型の場合には、成膜のた
めのイソシアネートとしてブロック型を使用するので長
期貯蔵にも耐えるが、常温乾燥型の場合には長期貯蔵で
きない。従って両者をイソシアネート(架橋剤)と主剤
(他の混合物)の二つに分けて貯蔵し、使用の際所定の
割合で混合する必要がある。実施例4においては、コロ
ネート以外の各成分を容量1000mlの磁製ポットに採
取、投入して約8時間分散して調製し主剤とした。使用
の際コロネートEXと所定の割合で混合した。実施例7
及び12も実施例4に準じて調製した。実施例5は実施
例上塗用1に準じ全成分をポリビーカーに採取し、小型
ディスパーで約30分間分散し、調製した。
【0031】実施例6はステンレスフレークとコロネー
ト以外の全成分を1000mlの磁製ポットに採取、投入
し、約8時間分散を行った後、ステンレスフレークとコ
ロネートを磁製ポットに入れ更に10分間分散して調製
した。実施例下塗用1は実施例6に準じて調製した。即
ちアルミペーストとコロネート以外の全成分を1000
mlの磁製ポットに配合し、約8時間分散させた後、アル
ミペーストとコロネートを加え、更に10分間分散させ
て試料を得た。実施例下塗用2は実施例下塗用1に準じ
て調製した。合金粉RZA及びバーノックは後添により
分散させた。実施例21はアルミペーストのみ後添、分
散させ実施例下塗用1に準じて調製した。実施例22は
合金粉RZAのみ後添、分散させ、実施例下塗用1に準
じて調製した。
【0032】比較例1 表3〜4に示す配合からなる比較例の各試料は、実施例
に記載の調製方法に準じて調製し、実施例と物性比較を
行った。なお検体はトルエン洗浄した0.3×150×
50mmのブリキ板(JIS K5410−2 )の片面
にハケで2回塗布し作製、常温乾燥型にあっては、室内
で15日間養生してから試験を行った。また加熱乾燥型
にあっては、180℃、30分間加熱処理後供試した。
その結果を表5〜8に示す。尚、試験方法は下記によっ
て行った。 塗膜の外観;JIS K5400,6.1 乾燥性:JIS K5400,6.5 膜厚:マイクロメーターを使用し、測定 耐屈曲性:JIS K 5400,8.1 硬度:JIS K 5400,8.4.2 付着性:JIS K 5400,8.5.2 耐トルエン性:20℃のトルエン中に10分間浸漬。 耐沸騰水性:パネルに基板面まで届く切り傷を入れて、
沸騰水中に2時間浸漬。 耐熱性:180±5℃に保った熱風循環式加熱炉中で3
時間加熱後、塗膜の黄変度を肉眼で観察、さらにJIS
K5400,8.1の屈曲試験を行った。 耐促進曝露性:デューサイクル W.O.M. 1000
時間照射。塗膜の劣化状態を肉眼で観察、評価した。 耐汚染性:市販事務用マジックインキ黒及び赤、水性マ
ジックペン赤でマーキングし、約15分間経過後
(A)、約24時間経過後(B)、トルエンで拭き取
り、復元状態を観察した。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】*1:信越化学工業株式会社製 アクリル
変性シリコーン樹脂 *2:東都化成株式会社製 エポキシ樹脂 *3:油化シェルエポキシ株式会社製 エポキシ樹脂 *4:ダウケミカル株式会社製 エポキシ樹脂
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】比較例2としては下記品種について市販さ
れている塗料メーカー品を選定、入手の上、供試した。 a:1液型ウレタン透明塗料 b−1:アクリルウレタン透明塗料 b−2:アクリルウレタン塗料白 c−1:アクリル変性シリコーン透明塗料 c−2:アクリル変性シリコーン塗料白 d−1:変性フツ素樹脂透明塗料 d−2:変性フツ素樹脂塗料白 e:塩化ゴム系塗料白 f:ピュアエポキシ系耐薬品塗料白 g:タール変性エポキシ塗料黒(JIS K 5664
2、3種相当品)
【0041】試験例1 実施例および比較例のコーティング剤のうち常温乾燥型
透明塗料においてはラワン材(70×150×10mm)
をサンドペーパー#240で空研ぎ、清浄にした後、刷
毛で3回塗付し試験体とした。次いで加温乾燥型透明塗
料においては、70×150×0.5mmのアルミ板にエ
アスプレーで塗付、不透明塗料については、サンドペー
パー#240で研磨、トルエンにより洗滌した70×1
50×0.8mmの鋼板(JIS G3141SPCC−
D)に刷毛で塗装し、常温乾燥型にあっては室内で15
日間養生してから、この特性を測定した。また加温硬化
型の場合には所定の条件で加温処理して試験体を作製し
た。その結果を表9〜13に示す。尚、試験方法は下記
によって行った。
【0042】乾燥性:JIS K5400,6.5 膜厚:鋼板の場合はエルコメーターで、またラワン材、
アルミニウム板及びフレキシブル石綿板の場合はマイク
ロメーターで測定した。 耐屈曲性:JIS K 5400,8.1 硬度:JIS K 5400,8.4.2 付着性:JIS K 5400,8.5.2 耐沸騰水性:パネルに基板面まで届く×印の切り込みを
入れ沸騰水中に24時間浸漬。 耐塩水噴霧性:JIS K 5400,9.1 500時
間噴霧。 耐促進曝露性:デューサイクル W.O.M. 3000
時間照射。 耐熱性:100及び130℃、300時間加熱後10mm
φ屈曲テスト。 耐寒性:−30℃で300時間放置、取り出し常温下で
24時間放置後、10mmφ屈曲テスト。 摩耗試験:JIS K 5400,8.9、摩耗輪CS−
17,荷重500g×2,回転数1000回転、落砂式
2.8mmカットワイヤー使用 400g×30回。 耐トルエン性:20℃のトルエン中に120時間浸漬。 耐汚染性:市販マジックインキ黒及び赤、水性マジック
ペン赤でマーキングし、約15分間及び24時間後トル
エンで拭き取り、復元状態を観察する。
【0043】
【表9】
【0044】
【表10】
【0045】常温乾燥型不透明塗料の場合にはサンドペ
ーパー#180で研磨、トルエンで洗滌した70×15
0×0.8mmの鋼板(JIS G3141SPCC−D)
に実施例及び比較例のコーティング剤を塗装した検体を
作製して室内で15日間養生してから比較試験を行っ
た。
【0046】
【表11】
【0047】
【表12】 (注)比較例の下塗用プライマーはメーカー指定品を所
定の塗り回数塗装した。
【0048】
【表13】 (注)比較例の下塗用プライマーはメーカー指定品を所
定の塗り回数、塗装し、所定の条件で加温処理し、検体
とした。
【0049】試験例2 サンドペーパー#240で研磨、清浄にしたラワン材
(70×150×10mm)に実施例1及び3について各
々3回塗装(裏面塗装せず)、3日間室内で養生後屋外
での曝露試験を行った結果を表14に示す。
【0050】
【表14】
【0051】2年間の屋外曝露に対しても塗膜の劣化は
殆ど認められず、木材の保護能力を維持している。セル
フクリーニング性は曝露1年で減退するが、石鹸水で洗
えば簡単にクリーニングできる。
【0052】試験例3 サンドペーパー#240で研磨、トルエン洗滌した70
×150×0.8mmの鋼板(JIS G3141SPCC
−D)に実施例の下塗用1(*1)を2回、上塗用4
(*2)を2回塗装した検体−1とウエス拭きによって
清浄にした70×150×3mmのフレキシブル石綿板に
上記上塗用4を3回塗装した検体−2を、いずれも7日
間常温で養生した後、性能試験を行った結果を表15に
示す。
【0053】 注、*1,*2の可使時間、乾燥時間及び塗り重ね時間 実施例下塗用1 実施例上塗用4 備考 可使時間(時間) 3 2 温度20℃、 関係湿度75% 乾燥時間(時間) 5 8 塗り重ね時間(時間) 24以内 24以内
【0054】
【表15】
【0055】尚、実施例の上塗用4については上記試験
以外に遮塩性、ガス(炭酸、酸素及び水蒸気)透過性、
透水性試験においても好成績が得られており、また日本
水道協会規格JWWA K135にも合格している。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば高硬度で可撓性および防
食性に優れ、耐久性も良好なコーティング剤であること
から、現用されているアクリル変性シリコーンおよび変
性フッ素樹脂コーティングのレベルを越えたロングライ
フコーティングとしてセメント製材、鉄、アルミニウ
ム、亜鉛鍍金、ステンレス製材、木材およびFRP製材
などへの幅広い需要に応えることが可能で、耐汚染性を
必要としているトンネル内壁、ガードレール、防音壁な
どへの耐久性コーティング剤としても充分用途展開が可
能である。また、本発明の塗料は、フッ素樹脂等を用い
る従来の塗料に比べてVOC(揮発性有機化合物)の使
用量が少ないのでより環境に優しい塗料である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−102260(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 175/04 C09D 5/00 C08L 75/04 C08G 18/61,18/42,18/58

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水酸基含有ポリエステル変性ポリ
    ジメチルシロキサンと(B)ダイマー酸変性エポキシ樹
    脂を重量比で10〜80:90〜20の割合で混合して
    なる結合剤100重量部に対して更に(C)無黄変タイ
    プのポリイソシアネート50〜500重量部を配合して
    なる塗料組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂組成物100重量部
    に対して更に(D)平均繊維径0.01〜5μm、平均繊
    維長1〜300μm、アスペクト比3以上の繊維状無機
    物2〜30重量部を加えてなる塗料組成物。
  3. 【請求項3】 (D)繊維状無機物が平均アスペクト比
    3以上のチタン酸アルカリ金属繊維である請求項2記載
    の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の塗料組成物の被膜
    をコンクリート基材の表面に形成させることを特徴とす
    るコンクリートの防食方法。
  5. 【請求項5】 コンクリート基材の表面を請求項1〜3
    に記載の塗料組成物で被覆してなる高耐久性コンクリー
    ト基材。
  6. 【請求項6】 (D)繊維状無機物が屈折率Dn 1.6
    以上の繊維状無機物である請求項2記載の塗料組成物。
  7. 【請求項7】 下水道設備、道路、鉄道、空港滑走路、
    港湾設備、水中設備、もしくはこれらの付帯設備又はト
    ンネル内面に用いられるコンクリート製もしくはコンク
    リート製でない構造物に請求項2記載の塗料組成物を被
    覆することを特徴とする構造物に耐ダートインパクト性
    を付与する方法。
  8. 【請求項8】 道路、鉄道、空港滑走路、港湾設備、水
    中設備、もしくはこれらの付帯設備又はトンネル内面に
    用いられるコンクリート製もしくはコンクリート製でな
    い構造物に請求項6記載の塗料組成物を被覆することを
    特徴とする道路、鉄道、空港滑走路、港湾設備、水中設
    備、もしくはこれらの付帯設備の夜間の又はトンネル内
    面の視認性を向上させる方法。
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