JP2896087B2 - 手 摺 - Google Patents
手 摺Info
- Publication number
- JP2896087B2 JP2896087B2 JP6232089A JP23208994A JP2896087B2 JP 2896087 B2 JP2896087 B2 JP 2896087B2 JP 6232089 A JP6232089 A JP 6232089A JP 23208994 A JP23208994 A JP 23208994A JP 2896087 B2 JP2896087 B2 JP 2896087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- pair
- rotating shaft
- movable member
- spherical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、階段等に設けられる
手摺であって、特に屈折部分に用いられる手摺に関す
る。
手摺であって、特に屈折部分に用いられる手摺に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば階段が途中で折れ曲がった
形状の場合、その階段の側面に手摺を取り付ける際、手
摺もその階段に沿って取り付ける必要があるため、複数
の直線状の手摺をそれぞれ独立させて取り付けるか、或
いは、図5に示すような階段の屈曲角度に合わせた中間
連結部材23を介してその両側に直線状の手摺材21を
取り付けていた。
形状の場合、その階段の側面に手摺を取り付ける際、手
摺もその階段に沿って取り付ける必要があるため、複数
の直線状の手摺をそれぞれ独立させて取り付けるか、或
いは、図5に示すような階段の屈曲角度に合わせた中間
連結部材23を介してその両側に直線状の手摺材21を
取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、固定箇所が増え、手摺の部品数も増加し取り付
け工数が増加してしまうものであった。また、上記従来
の技術の後者の場合、中間部材23を用いてその両側に
二本の手摺材21を接続するには、その階段の角度等に
応じて、手摺材21の接続角度が変わるため、その階段
毎に取り付け角度に応じた中間部材23を用意せねばな
らなかった。従って、手摺の製作コストがかかり、部品
点数も増加し、取付コストが高くなるもでのあった。
の場合、固定箇所が増え、手摺の部品数も増加し取り付
け工数が増加してしまうものであった。また、上記従来
の技術の後者の場合、中間部材23を用いてその両側に
二本の手摺材21を接続するには、その階段の角度等に
応じて、手摺材21の接続角度が変わるため、その階段
毎に取り付け角度に応じた中間部材23を用意せねばな
らなかった。従って、手摺の製作コストがかかり、部品
点数も増加し、取付コストが高くなるもでのあった。
【0004】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、いかなる階段の屈曲状態に対して
も、取り付け現場で簡単に屈曲角度を調整可能な手摺を
提供することを目的とする。
みてなされたもので、いかなる階段の屈曲状態に対して
も、取り付け現場で簡単に屈曲角度を調整可能な手摺を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、棒状の取付
部とリング状の回転軸部とが一体に設けられた一対の可
動部材を設け、この可動部材の回転軸部を互いに同軸に
回動可能にそれぞれ重ねて前記一対の可動部材を互いに
接続し、さらに、この可動部材の各回転軸部の軸方向か
ら前記各回転軸部を被う中空状の一対の半球を有し、こ
の半球により前記一対の回転軸部を覆った状態で、前記
可動部材に球状部が形成され、この球状部から突出した
各取付部を、前記球状部とほぼ同一の球面状凹部を端面
に有する一対の手摺材に各々嵌合してなる手摺である。
部とリング状の回転軸部とが一体に設けられた一対の可
動部材を設け、この可動部材の回転軸部を互いに同軸に
回動可能にそれぞれ重ねて前記一対の可動部材を互いに
接続し、さらに、この可動部材の各回転軸部の軸方向か
ら前記各回転軸部を被う中空状の一対の半球を有し、こ
の半球により前記一対の回転軸部を覆った状態で、前記
可動部材に球状部が形成され、この球状部から突出した
各取付部を、前記球状部とほぼ同一の球面状凹部を端面
に有する一対の手摺材に各々嵌合してなる手摺である。
【0006】
【作用】この発明の手摺は、上記一対の可動部材が、そ
の回転軸部によって互いに相対的に回動可能であり、こ
の回動に際して、上記球状部が球状を維持したまま各半
球が各可動部材とともに回動し、この可動部材に取り付
けられた手摺材が、相対的に前記可動部材の可動範囲内
で任意の角度に屈折することができるものである。
の回転軸部によって互いに相対的に回動可能であり、こ
の回動に際して、上記球状部が球状を維持したまま各半
球が各可動部材とともに回動し、この可動部材に取り付
けられた手摺材が、相対的に前記可動部材の可動範囲内
で任意の角度に屈折することができるものである。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。この実施例の手摺は、図1に示すように、棒
状の取付部2とリング状の回転軸部3とから成る一対の
可動部材1を有し、この可動部材1の回転軸部3が互い
に重ね合わせられて取り付けられている。この重ね合わ
せられたた一対の回転軸部3の中には、回転軸としての
軸管5が挿通されている。また、この軸管5は、その挿
入後に、図3に示すように、この軸管5の両端部6が、
回転軸部3の内径よりも広げられている。これによっ
て、一対の回転軸部3が回動自在に連結され、一対の可
動部材1が互いに接続される。回転軸部3の中にある軸
管5は二つの可動部材の片方にのみ固着されており、他
方の可動部材1の回転軸部3の中では隙間ばめとなって
いる。
説明する。この実施例の手摺は、図1に示すように、棒
状の取付部2とリング状の回転軸部3とから成る一対の
可動部材1を有し、この可動部材1の回転軸部3が互い
に重ね合わせられて取り付けられている。この重ね合わ
せられたた一対の回転軸部3の中には、回転軸としての
軸管5が挿通されている。また、この軸管5は、その挿
入後に、図3に示すように、この軸管5の両端部6が、
回転軸部3の内径よりも広げられている。これによっ
て、一対の回転軸部3が回動自在に連結され、一対の可
動部材1が互いに接続される。回転軸部3の中にある軸
管5は二つの可動部材の片方にのみ固着されており、他
方の可動部材1の回転軸部3の中では隙間ばめとなって
いる。
【0008】また、この実施例の手摺は、接続された可
動部材1の各回転軸部3の軸方向からの各回転軸部3を
被う中空状の一対の半球7を有している。この半球7に
より一対の回転軸部3を覆った状態で、可動部材1に球
状部8が形成されている。球状部8を形成した各半球7
は、互いに固着されていないので、可動部材1の回転に
よってそれぞれが各回転軸部3とともに連動し得る。ま
た、取付部2の回転軸部3側には、切欠き部4が形成さ
れ、半球7の一端には、取付部2の外径に対応した切り
欠き部7aが形成されている。これらの切欠き部4,7
aによって、半球7が各回転軸部3を覆った状態で、可
動部材1の取付部2が外方に突出し、互いに回動可能可
能な構造になっている。
動部材1の各回転軸部3の軸方向からの各回転軸部3を
被う中空状の一対の半球7を有している。この半球7に
より一対の回転軸部3を覆った状態で、可動部材1に球
状部8が形成されている。球状部8を形成した各半球7
は、互いに固着されていないので、可動部材1の回転に
よってそれぞれが各回転軸部3とともに連動し得る。ま
た、取付部2の回転軸部3側には、切欠き部4が形成さ
れ、半球7の一端には、取付部2の外径に対応した切り
欠き部7aが形成されている。これらの切欠き部4,7
aによって、半球7が各回転軸部3を覆った状態で、可
動部材1の取付部2が外方に突出し、互いに回動可能可
能な構造になっている。
【0009】また、図2に示すように、この実施例の手
摺を構成する手摺材11の一方の端面には、半球7によ
る球状部8とほぼ同様の球面を有した球面状凹部13が
形成されている。これにより半球7による球状部8は、
取付部2が手摺材11に取り付けられた状態で、この球
面状凹部13に一部が潜り込んだ状態となる。そして、
この球面状凹部13の中央には手摺材11の長手方向に
穴15が形成されており、可動部材1の取付部2が、こ
の穴15に嵌合される。ここで、図2に示すように、取
付部2の端部9には、溝部9aが形成され、手摺材11
に取付部2を嵌合した状態で、手摺材11の側面からそ
の内部に向けて固定ねじ17をねじ込み、可動部材1を
手摺材11に固定可能に設けられている。なお、この可
動部材の取付構造は、上記実施例以外に、取付部2に逆
目状の突起を形成し、手摺材11の穴15に押し込むよ
うにし、引き抜く方向の力に対しては、逆目状の突起が
穴15の側壁に引っ掛かり抜けないようにしたものでも
良い。
摺を構成する手摺材11の一方の端面には、半球7によ
る球状部8とほぼ同様の球面を有した球面状凹部13が
形成されている。これにより半球7による球状部8は、
取付部2が手摺材11に取り付けられた状態で、この球
面状凹部13に一部が潜り込んだ状態となる。そして、
この球面状凹部13の中央には手摺材11の長手方向に
穴15が形成されており、可動部材1の取付部2が、こ
の穴15に嵌合される。ここで、図2に示すように、取
付部2の端部9には、溝部9aが形成され、手摺材11
に取付部2を嵌合した状態で、手摺材11の側面からそ
の内部に向けて固定ねじ17をねじ込み、可動部材1を
手摺材11に固定可能に設けられている。なお、この可
動部材の取付構造は、上記実施例以外に、取付部2に逆
目状の突起を形成し、手摺材11の穴15に押し込むよ
うにし、引き抜く方向の力に対しては、逆目状の突起が
穴15の側壁に引っ掛かり抜けないようにしたものでも
良い。
【0010】ここで、それぞれの部材は、可動部材1が
例えば鋳物により形成され、手摺材11は硬質の木材等
により形成されているが、これらが合成樹脂でも良く、
手摺材については、金属パイプでも良く、材質について
は、適宜選択可能なものである。
例えば鋳物により形成され、手摺材11は硬質の木材等
により形成されているが、これらが合成樹脂でも良く、
手摺材については、金属パイプでも良く、材質について
は、適宜選択可能なものである。
【0011】次に、この発明の手摺の取り付け方法を説
明する。この手摺は、階段20の形状に沿って、所定の
高さに取り付けられるが、例えば、階段の両端が壁にな
っている場合は、図4に示すような固定部材19を用い
て手摺を固定する。ここで、階段20の屈曲部22で、
手摺も屈曲させるために、この部分に半球7による球状
部8が位置するように手摺材11の長さを調節して取り
付ける。取り付ける際には、階段20の屈曲した角度に
合わせて、球状部8の両側の手摺材11を相対的に回動
させて、両側の手摺材11を所望の角度に調節する。
明する。この手摺は、階段20の形状に沿って、所定の
高さに取り付けられるが、例えば、階段の両端が壁にな
っている場合は、図4に示すような固定部材19を用い
て手摺を固定する。ここで、階段20の屈曲部22で、
手摺も屈曲させるために、この部分に半球7による球状
部8が位置するように手摺材11の長さを調節して取り
付ける。取り付ける際には、階段20の屈曲した角度に
合わせて、球状部8の両側の手摺材11を相対的に回動
させて、両側の手摺材11を所望の角度に調節する。
【0012】この実施例の手摺によれば、階段20の屈
曲部に合わせて手摺材11の接続部を、施工現場で容易
に任意の角度に設定することができ、個別の部品を必要
とせず、部品点数及び施工工数の削減が可能となり、コ
ストダウンも可能となる。また、この実施例の可動部材
1や半球7、及び手摺材11等は、互いに等しい形状の
部材を接続して一対の部材として用いることができ、部
品の種類も少なく、部品コストや管理工数もかからない
ものである。
曲部に合わせて手摺材11の接続部を、施工現場で容易
に任意の角度に設定することができ、個別の部品を必要
とせず、部品点数及び施工工数の削減が可能となり、コ
ストダウンも可能となる。また、この実施例の可動部材
1や半球7、及び手摺材11等は、互いに等しい形状の
部材を接続して一対の部材として用いることができ、部
品の種類も少なく、部品コストや管理工数もかからない
ものである。
【0013】なお、回転部材の取付部は、棒状以外の形
状でも良く、回転軸部の連結も、軸管を用いずに、大小
の回転軸部を形成して互いに嵌合するようにしても良
く、これらの形状は適宜設定可能である。
状でも良く、回転軸部の連結も、軸管を用いずに、大小
の回転軸部を形成して互いに嵌合するようにしても良
く、これらの形状は適宜設定可能である。
【0014】
【発明の効果】この手摺は、手摺材同士の接続部に球状
部を有した可動部材を用いているので、個々の階段に応
じて施工現場で簡単に手摺の接続部分の角度を、適切に
設定することができる。そのため、多種の中間材を予め
用意しておく必要がないものである。また、可動部材の
球状部は、どの角度においても、常に球に被われている
ため、見た目にも美しいものである。
部を有した可動部材を用いているので、個々の階段に応
じて施工現場で簡単に手摺の接続部分の角度を、適切に
設定することができる。そのため、多種の中間材を予め
用意しておく必要がないものである。また、可動部材の
球状部は、どの角度においても、常に球に被われている
ため、見た目にも美しいものである。
【図1】この発明の手摺の一実施例の可動部材の分解斜
視図である。
視図である。
【図2】この実施例の手摺の部分破断正面図である。
【図3】この実施例の手摺の可動部材の部分破断側面図
である。
である。
【図4】この実施例の手摺の使用状態を示す側面図であ
る。
る。
【図5】従来の技術の手摺である。
1 可動部材 2 取付部 3 回転軸部 7 半球 8 球状部 11 手摺材 13 球面状凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 取付部と回転軸部とが一体に設けられた
一対の可動部材を設け、この可動部材の回転軸部を互い
に同軸に回動可能にそれぞれ重ねて前記一対の可動部材
を互いに接続し、この可動部材の各回転軸部の軸方向か
ら前記各回転軸部を被う中空状の一対の半球を有し、こ
の半球により前記一対の回転軸部を覆った状態で、前記
可動部材に球状部が形成され、この球状部から突出した
各取付部を、前記球状部とほぼ同一の球面状凹部を端面
に有する一対の手摺材に各々嵌合してなる手摺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6232089A JP2896087B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 手 摺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6232089A JP2896087B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 手 摺 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14048298A Division JP3389099B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 手 摺 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874397A JPH0874397A (ja) | 1996-03-19 |
JP2896087B2 true JP2896087B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16933833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6232089A Expired - Fee Related JP2896087B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 手 摺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896087B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52152318U (ja) * | 1976-05-15 | 1977-11-18 | ||
JP2810530B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1998-10-15 | 松下電工株式会社 | 階段の手摺りの支持構造 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6232089A patent/JP2896087B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0874397A (ja) | 1996-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4403767A (en) | Variable rack stair rail assembly | |
US6030270A (en) | Toy building element with rotatably configured coupling means | |
US10480195B2 (en) | Tubular structure connecting assembly | |
JPS6410237B2 (ja) | ||
JPS60223562A (ja) | 手すり及び手すり子の組立体及び手すり子のピボットの形成方法 | |
JPH0439423U (ja) | ||
JP2896087B2 (ja) | 手 摺 | |
JP3389099B2 (ja) | 手 摺 | |
JP3501419B2 (ja) | 手 摺 | |
JP3160760B2 (ja) | 手摺の連結構造 | |
KR200281771Y1 (ko) | 난간봉의 각도조절이 가능한 계단 난간 | |
JP3084551B2 (ja) | 手摺の連結構造 | |
JP2005120599A (ja) | 手摺用自在継手 | |
JPH0996075A (ja) | 手摺の連結構造 | |
JP3043617B2 (ja) | 手 摺 | |
JPH0416834Y2 (ja) | ||
JP3096847U (ja) | 手摺用自在継手 | |
JP3192124B2 (ja) | コイルスプリング連結構造 | |
JP3142807B2 (ja) | 継ぎ手構造 | |
JP2001200621A (ja) | 階段手摺の継手 | |
JP2005188114A (ja) | 手摺用継手 | |
JPH0613519U (ja) | バンドの構造 | |
JPH0226324Y2 (ja) | ||
JPH0798095A (ja) | 骨組み構造 | |
JP3913905B2 (ja) | 手摺用ジョイント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |