JP2895092B2 - たい肥を置き換えるための装置 - Google Patents

たい肥を置き換えるための装置

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JP2895092B2 JP1132899A JP13289989A JP2895092B2 JP 2895092 B2 JP2895092 B2 JP 2895092B2 JP 1132899 A JP1132899 A JP 1132899A JP 13289989 A JP13289989 A JP 13289989A JP 2895092 B2 JP2895092 B2 JP 2895092B2
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    • Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、定置の貯蔵場所においてたい肥に熟成す
る、有機的な廃物の堆積物を置き換えるための可動の装
置であって、堆積物を貫いて装置を送るための走行装置
と、貫通走行時に受容されて装置の後ろで混和され再び
堆積される廃物を混合するための装置とが設けられてい
る形成のものに関する。
従来の技術 有機物な廃物からは自然な浸漬過程によってたい肥を
製造することができる。しかしながらまた、十分な量の
有機的な廃物が準備される場合には、工業的な規模でた
い肥化を行うことも可能である。工業的な規模でたい肥
を製造するためには、大量の廃物を定置の貯蔵場所にお
いて堆積させることが公知である。この場合廃物は貯蔵
場所の床面において完全な層を形成していてもよいし、
又は堤の列を形成する堤状の山を成していてもよい。
廃物はたい肥化過程中に規則的に、例えば５〜20日毎
に、集中的に混和されて通気されることが望ましいの
で、そのために大量の廃物を置き換えるためには相応な
装置を使用することが必要である。この装置は貯蔵場所
を走行することができ、その際に廃物を連続的に受容
し、混和しかつ再び放出する。この場合新鮮に混和され
た廃物は、次の置換え過程までさらに熟成するために、
装置の後ろで再び堆積される。
牽引機によって引っ張られる装置も、自動車として構
成された装置も既に公知である。
公知の装置は、送りのために必要な牽引力を底にもた
らすために、走行路を必要とする。走行路は従来、堆積
した廃物中に苦労して手によって付けられ、スコップに
よって形成された。走行路はまた、堤状の堆積物の個々
の列の間に前以て形成しておくことも可能ではあるが、
しかしながらこの場合には本来利用できる貯蔵面積のう
ちのかなりの部分を有効利用することができず、このこ
とはたい肥のような安価な物質においては著しく不経済
である。
従来手で行われていたことであるが、清潔な走行路を
形成することは、前以て開けられている走行路の掃除同
様、衛生上疑わしい廃物を置き換えるための装置の通過
の前にその都度必要であり、さもないと、走行路の範囲
に位置しているまだ十分に熟成していない廃物によるた
い肥の再感染を阻止することができない。
発明の課題 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を改
良して、その都度の装置通過前における面倒な走行路の
形成作業を省くことができる装置を提供することであ
る。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の構成では、装置の
前面において、走行装置の各走行路の前の範囲に除去装
置が配置されており、各除去装置が、混合装置の入口の
前において側部に配置されたガイドシールドを有してい
て、該ガイドシールドのガイド面に、能動的に作動する
除去工具が設けられており、各除去装置が、鉛直な軸を
中心にして旋回可能に外側角隅の範囲に枢着されてい
る。
発明の効果 装置の前面に除去装置を配置することによって、装置
はその走行運動時に走行装置の前に固有の走行路を形成
し、走行装置の路幅によって制限された範囲に位置する
廃物は受容され、混和されて装置の後ろで再び堆積され
る。堤状に貯蔵された廃物ではこの結果、個々の堤が互
いに堤の基部範囲において接触していてもよいし、堤列
の間隔を比較的小さく保つこともできる。なぜならば装
置はその走行路を堤の間において形成するからである。
これによって、たい肥に熟成する廃物が堆積されている
貯蔵場所の面積を、出来に比べて著しく有効に使用する
ことができる。
形成された走行路を介して走行装置は、全牽引力を底
にもたらすことができ、この結果十分な送り力が生ぜし
められるので、置き換えるべき廃物を通しての装置の連
続移動を行うことが可能になる。
また各除去装置が、混合装置の入口の前において側部
に配置されたガイドシールドを有していて、該ガイドシ
ールドのガイド面に、能動的に作動する除去工具が設け
られていると、装置の能力をさらに高めることができ
る。
つまり、装置の作業範囲ないし引込み範囲を制限する
ガイドシールドを備えた除去装置の構成には、次のよう
な利点、すなわち、装置の走行路を形成するために走行
装置の走行路の範囲から除去された廃物は、同時に装置
の前面における混合装置の引込み範囲に供給されるとい
う利点がある。これによって、不都合にたい肥の再感染
を引き起こす虞れのある残留廃物がそのまま残されるこ
とは確実に回避される。各ガイドシールドに設けられた
能動的な除去工具は、堆積した廃物中における装置の貫
通走行を容易にする。能動的な除去工具に基づいてま
た、面状に貯蔵された廃物を装置によって貫通し、置き
換得え、そして装置の後ろで例えば堤状の山として再び
堆積させることも可能である。
さらにまた、除去装置が、鉛直な軸を中心にして旋回
可能に外側角隅の範囲に枢着されていると、除去装置を
収納旋回させた場合に装置の寸法を、例えば床の低い小
型トラックで道路搬送できる程度に減じることが可能で
ある。これによって装置はまた問題なく搬送することが
できるので、互いに空間的に離れて位置する定置の貯蔵
場所において装置を使用することが可能である。
有利には各除去工具が、駆動機構と連結されていてガ
イド面の前で回転する回転板であり、該回転板が、溝を
掘る突出部を備えている。このような回転板は極めて簡
単な形式で回転させることができる。回転板によって有
利な形式で大きな面積を捕えて排除することができ、こ
の場合突出部は溝掘り工具又はフライス工具として働
く。
各突出部は例えば、回転板に対して半径方向に延びて
いて回転板平面から突出している条片として構成されて
いる。これらの条片は、案内機能をも果すように、つま
り捕えた廃物を、装置前面における混合装置の入口範囲
に案内するように配置されている。
各除去工具は、恣意の適当な駆動機構を介して駆動す
ることが可能であるが、各除去工具のための駆動機構と
してハイドロモータが設けられていると有利である。こ
の場合駆動機構は装置の走行運転のために、必要な圧力
媒体搬送流を供給することができる。
さらに各除去装置が鉛直方向で昇降可能であると有利
である。このように構成されていると、除去装置の下縁
と、装置の走行装置が走る床との間の間隔を調節するこ
とができる。そしてこの場合昇降を可能にする構成部材
の配置が次のように、つまり除去装置が例えば、定置の
貯蔵場所における走行装置を用いた装置の走行時に作業
シリンダを用いて持ち上げられていて、混和運転が始ま
るやいなや、降下されるようになっていると有利であ
る。昇降を生ぜしめる作業シリンダが装置の混和運転中
にアイドリング位置ないし浮遊位置にもたらされるよう
になっていると有利であり、このようになっていると、
除去装置は床の凹凸の上を問題なく滑ることができる。
除去作用を改善するため、特にそのままの廃物による
再感染を回避するために、本発明の別の構成では、各ガ
イド面の下縁にスクレーパ条片が配置されている。スク
レーパ条片のための材料は例えばゴムである。スクレー
パ条片は装置の前進時に定置の貯蔵場所の床の上を掻き
削り、これによって、除去装置によって形成された、走
行装置の前の走行路から残留廃物が除去される。
さらに別の本発明の構成では、ガイド面の前方の自由
な縁部が、ガイド面に対して直角に折り曲げられていて
運転中に装置長手方向軸線に対してほぼ平行に方向付け
られたガイドプレートによって延長されている。ガイド
プレートは装置の側部における作業範囲を制限してい
る。ガイドプレートは、装置が置き換えるべき廃物に突
入するやいなや、堆積した廃物にすきべらのように刺さ
る。さらにガイドプレートは、装置の作業範囲外の側方
に位置する廃物が後で滑り込むことを阻止するので、ガ
イドプレートは防御体の働きをも果す。
除去装置は装置による置換え運転中にその下縁で可能
な限り、定置の貯蔵場所の床と接触していること、ひい
てはきさげのようにこの床に沿って案内されることが望
ましいので、除去装置に追従する走行装置のために必要
な走行路を申し分なく形成するために、本発明の別の有
利な構成では、各ガイドプレートの下縁に摩耗条片が配
置されている。摩耗条片で除去装置のガイドプレートは
定置の貯蔵場所の床を掻き取り、この場合各除去装置は
その自重を摩耗条片を介して床に支持する。各摩耗条片
のための材料は有利には鋼であり、この場合各摩耗条片
は容易に交換可能に、所属のガイドプレートに保持され
ている。これによって摩耗した摩耗条片を簡単に交換す
ることができる。
実施例 次に図面につき本発明の実施例を説明する。
第１図には、定置の貯蔵場所に堆積されたたい肥に熟
成する有機的な廃物を置き換えるための装置が側面図で
示されている。装置は汎用の走行装置１、ここでは無限
起動走行装置を備えており、さらに、堆積した廃物の貫
通走行時に受容される堆積物を混合するための図示され
ていない装置を有しており、この場合堆積物は装置の背
面２において混和され、通気され、再び放出されて堆積
される。装置は図示されていない駆動ユニットを有し、
運転台３を備え、従って操縦可能な自走車として構成さ
れている。装置の前面４には、走行装置の前における該
走行装置の各走行路の範囲に、除去装置５が設けられて
いる。各除去装置は、混合装置の入口の前で側部に配置
されたガイドシールド６を有しており、このガイドシー
ルドのガイド面７には、能動的に作動する除去工具８が
設けられている。
第２図には第１図に示された装置が平面図で示されて
おり、この第２図には側部に配置された除去装置5,5a
が、ガイド面7,7aを備えたガイドシールド6,6a及び能動
的に作動する除去工具８と共に示されている。
各除去装置は、外側角隅10,10aの範囲における鉛直な
軸9,9aを中心にして旋回可能に装置に枢着されている。
従って各除去装置５は旋回可能であり、第２図には除去
装置５が破線によって旋回位置で示されている。
能動的に作動する各除去装置8,8aは、駆動機構11,11a
と連結されていてガイド面7,7aの前で回転する回転板1
2,12aから成っており、回転板には、溝を掘る突出部が
設けられている。各突出部は、回転板12,12aに対して半
径方向に延びていて回転板平面から突出している条片1
3,13aとして構成されている。駆動機構11,11aとしては
ハイドロモータが設けられている。
能動的な除去工具の構成はさらに第３図にも示されて
おり、この場合第２図の矢印IIIの方向から見た除去装
置5aが示されている。第２図及び第３図からさらにわか
るように、条片13,13aはＬ字形の成形体であり、これに
よって、条片は能動的に作動する除去工具の回転時に切
断ないし切削する除去作用を行うのみならず、投射部材
としても働く。
各除去装置5,5aの各ガイド面7,7aの下縁14には、ゴム
製のスクレーパ条片15が配置されている。さらに、各ガ
イド面7,7aの前方の自由な縁部は、ガイド面に対して直
角に折り曲げられていて運転中に装置縦軸線に対してほ
ぼ平行に方向付けられたガイドプレート16,16aによって
延長されている。各ガイドプレート16,16aの下縁には鋼
製の摩耗条片17が配置されている。
最後に第１図からさらにわかるように、各除去装置5,
5aは鉛直な軸9,9aを中心にして旋回可能で、かつ軸に沿
って昇降可能である。第１図に示された軸９は装置のビ
ーム18,19に長手方向摺動可能に保持されており、この
場合長手方向の摺動運動を生ぜしめるために作業シリン
ダ20が設けられている。各除去装置５は支承体21で軸９
に回転可能に保持されている。作業シリンダ20のピスト
ン棒22の引込み時に軸９は上方に向かって引っ張られ、
この場合除去装置は一緒に持ち上げられる支承体21によ
って同様に持ち上げられる。運転中、作業シリンダ20は
浮遊位置に切り換えられ、この結果除去装置はまた自動
的に、例えば底の凹凸を克服するために上昇することが
でき、この場合支承体21は軸9,9aに沿って案内される。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明による装置を示す側面図、第２図は第１
図に示された装置の平面図、第３図は第２図の矢印III
の方向から見た除去装置のガイドシールドのガイド面を
示す図である。 １……走行装置、２……背面、３……運転台、４……前
面、5,5a……除去装置、6,6a……ガイドシールド、7,7a
……ガイド面、8,8a……除去工具、9,9a……軸、10,10a
……外側角隅、11,11a……駆動機構、12,12a……回転
板、13,13a……条片、14……下縁、15……スクレーパ条
片、16,16a……ガイドプレート、17……摩耗条片、18,1
9……ビーム、20……作業シリンダ、21……支承体、22
……ピストン棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許3881707（ＵＳ，Ａ) 米国特許2093758（ＵＳ，Ａ) 米国特許4475480（ＵＳ，Ａ) 欧州公開97217（ＥＰ，Ａ１) 西独国特許公開3518487（ＤＥ，Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C05F 1/00 - 17/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】定置の貯蔵場所においてたい肥に熟成す
    る、有機的な廃物の堆積物を置き換えるための可動の装
    置であって、堆積物を貫いて装置を送るための走行装置
    と、貫通走行時に受容されて装置の後ろで混和され再び
    堆積される廃物を混合するための装置とが設けられてい
    る形式のものにおいて、装置の前面（４）において、走
    行装置（１）の各走行路の前の範囲に除去装置（5,5a）
    が配置されており、各除去装置（5,5a）が、混合装置の
    入口の前において側部に配置されたダイドシールド（6,
    6a）を有していて、該ガイドシールドのガイド面（7,7
    a）に、能動的に作動する除去工具（８、8a）が設けら
    れており、各除去装置（5,5a）が、鉛直な軸（9,9a）を
    中心にして旋回可能に外側角隅（10,10a）の範囲に枢着
    されていることを特徴とする、たい肥を置き換えるため
    の装置。
  2. 【請求項２】各除去工具（8,8a）が、駆動機構（11,11
    a）と連結されていてガイド面（7,7a）の前で回転する
    回転板（12,12a）であり、該回転板が、溝を掘る突出部
    を備えている、請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】突出部が、回転板（12,12a）に対して半径
    方向に延びていて回転板平面から突出している条片（1
    3,13a）として構成されている、請求項２記載の装置。
  4. 【請求項４】各除去工具（8,8a）のための駆動機構（1
    1,11a）としてハイドロモータが設けられている、請求
    項１から３までのいずれか１項記載の装置。
  5. 【請求項５】各除去装置（5,5a）が鉛直方向で昇降可能
    である、請求項１から４までのいずれか１項記載の装
    置。
  6. 【請求項６】各ガイド面（7,7a）の下縁（14）にスクレ
    ーパ条片（15）が配置されている、請求項１から７まで
    のいずれか１項記載の装置。
  7. 【請求項７】スクレーバ条片（15）のための材料がゴム
    である、請求項６記載の装置。
  8. 【請求項８】ガイド面（7,7a）の前方の自由な縁部が、
    ガイド面に対して直角に折り曲げられていて運転中に装
    置長手方向軸線に対してほぼ平行に方向付けられたガイ
    ドプレート（16,16a）によって延長されている、請求項
    １から７までのいずれか１項記載の装置。
  9. 【請求項９】各ガイドプレート（16,16a）の下縁に摩耗
    条片（17）が配置されている、請求項８記載の装置。
  10. 【請求項１０】摩耗条片（17）のための材料が鋼であ
    る、請求項８記載の装置。
JP1132899A 1988-05-28 1989-05-29 たい肥を置き換えるための装置 Expired - Lifetime JP2895092B2 (ja)

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